JP4497731B2 - ウエハキャリアケース - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ウエハを収納するウエハキャリアケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5の平面図と図6に示す図中のC−C線断面図に示すように、従来のウエハキャリアケース20aは筐体1aにおける対向する一組の溝支持部2a、3aに、複数の溝4a、5aを対向する状態にかつ等間隔に形成したものである。上記各溝4a、5aのそれぞれの開口側の幅はウエハ100の厚さはおよそ6倍程度の寸法に形成されている。
【0003】
ここで更に、特開平5−229581号公報には、上記構造のウエハキャリアケースにおけるウエハキャリアケースからピンセットでウエハを取り出す際に隣接するウエハとの接触による損傷を防ぎウエハに形成されるキズによる製品の歩留まりの低下を防止する発明が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の構造の図5に示すウエハキャリアケースでは、人の手若しくは搬送装置による搬送の際に、ウエハが大きく振動ないしはウエハの傾斜方向が変化し、ウエハキャリアケースの側壁6a、7a、8a、9aと接触することによりウエハの損傷、ないしパーティクルの発生が起こり製品の歩留まりが低下する。叉、特開平5−229581号公報に記載のウエハキャリアケースの構造においては、半導体製造装置等でウエハを取り出す際、ウエハキャリアケースを真横に倒してウエハを取り出すことが有り、ウエハ係止部が存在する為に支持されていない部分とのバランスが崩れた場合にはウエハが水平ではなく、傾くこととなりロボットによる搬送トラブルが生じ得る問題が考えられる。
【0005】
本発明は、上記問題を生じること無く、ウエハをウエハキャリアケースに収納し、人の手若しくは搬送装置等により搬送する際にウエハキャリアケース内のウエハの振動を抑制することにより、ウエハの損傷及びパーティクルの発生を低減し製品の歩留まりの低下を抑制することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、筐体における対向する一組の溝支持部により支持される複数の溝を対向する状態にかつ等間隔に形成したウエハキャリアケースにおいて、前記対向する各溝のうち少なくとも一組の前記溝の一方の側壁にウエハを支持するウエハ支持部を有するようにする。
【0007】
またこの発明は、さらにウエハを支持するウエハ支持部を有する前記側壁を、一組の前記溝の対向する側壁のうち第2の側壁とする。
【0008】
またこの発明は、溝の上端部の側壁上から当該溝の中心部の当該側壁上に向けて案内溝を有し、案内溝は、溝の上端部の前記側壁上において側壁上面からの高さが低く、当該溝の中心部に近づくにつれて側壁からの高さが高くなるように設定されたウエハ支持部からなる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の形態1にかかるウエハキャリアケース10の平面図である。図2は図1中のA−A線断面である。尚、図1、2中では省略した部分を一点鎖線で示す。図1に示すように、第1の側壁6と第2の側壁7からなる溝4と第1の側壁8と第2の側壁9からなる溝4は、溝支持部2及び溝支持部3により支持されている。更に、溝支持部2及び溝支持部3と第1支持板1及び第2支持板1uにより筐体12が形成されている。ここで、上記第2の側壁7及び第2の側壁9の上面の溝4の中心部4sに位置するようにウエハ支持部11が設けられている。当該ウエハ支持部11によりウエハ100が溝4内で第1の側壁6、8に接し得る様に支持されている。ウエハ支持部11が設置されている溝の中心部4aはウエハ溝支持部が接する部分に位置している。ウエハ支持部11の形状は図中に示すように直方体であっても良いしドーム状であっても良い。ここで第1の側壁6、8からウエハ支持部11までの距離は市販されているウエハの厚さ以上である。
【0010】
以上の様に構成されたウエハキャリアケース10によれは、ウエハ100がウエハ支持部11と第1の側壁6、8によって支持される為、ウエハ100が大きく振動ないしはウエハ100の傾斜方向の変化が低減される。
【0011】
叉、半導体製造装置等でウエハを取り出す際、第2支持板1uが上方に位置するように設置される為、ウエハ支持部11にウエハ100との間にマージンがある場合にウエハ100が接触していないこととなるのでウエハは第1の側壁6、8上に水平に載置されることとなる。従って、特開平5−229581号公報に記載のウエハキャリアケースの構造に基づいて想定されるようなロボット等による搬送のトラブルが生じ得ない。
【0012】
尚、第1の側壁6、8の上面からウエハ支持部11までの距離はウエハ100をピンセット、ロボット等で出し入れする際にマージンが十分取れるように広く設定することも考えられる。
【0013】
叉、第2の側壁7、9の上面にウエハ支持部11を設置するのではなく、第1の側壁6、8の上面にウエハ支持部11を設置した場合においても、ウエハキャリアケース内のウエハの振動を抑制ないし低減することができる。
【0014】
以上のようにウエハキャリアケース10の構造を設定することにより、ウエハキャリアケース10内のウエハ10の振動を抑制ないし低減し、特に第2の側壁7、9の上面にウエハ支持部11を設置した場合にはロボット等による搬送トラブルを生じること無く、ウエハの損傷及びパーティクルの発生を低減し製品の歩留まりの低下を抑制することができる。
【0015】
図3は、実施の形態1の変形例にかかるウエハキャリアケース10の図1中のA−A線断面である。叉、図4は実施の形態1の変形例にかかるウエハキャリアケース10の図1中のB−B線断面である。図3、4中においてウエハ支持部11bの形状が異なる以外は実施の形態1と同様の構造である。図3、4において溝の上端部4tの第2の側壁9の上面から当該溝の中心部4sの当該第2の側壁9の上面に案内溝(ウエハ支持部11b)を有する。尚、図4においてはB‐B線により溝支持部3側の溝の断面図となっているが、溝支持部2においても断面図は同様の構造である。図4に示すように、ウエハ支持部11bは溝の上端部4tの第2の側壁9の上面においては、ウエハ支持部11bの第2の側壁9の上面からウエハ支持部11bの上面までの高さが低いが、当該溝の中心部4sの当該第2の側壁9の上面に近づくにつれてウエハ支持部11bの高さが高くなるように設定されている。このように設定することにより、ウエハキャリアケース10にウエハ100をスムーズに収納若しくは取り出すことができる。ここでも実施の形態1と同様にウエハ支持部11bの上面から第1の側壁の上面までの距離はウエハ100の出し入れでマージンが取れるように広く設定することも考えられる。叉、第2の側壁7、9の上面にウエハ支持部11bを設置するのではなく、第1の側壁6、8の上面にウエハ支持部11bを設置した場合においても、ウエハキャリアケース10内のウエハの振動を抑制ないし低減することができる。
【0016】
【発明の効果】
この発明によれば、ウエハをウエハキャリアケースに収納し人の手若しくは搬送装置等により搬送する際にウエハキャリアケース内のウエハの振動を抑制することにより、ウエハの損傷及びパーティクルの発生を低減し製品の歩留まりの低下を抑制することができる。
【0017】
この発明によれば、ウエハをウエハキャリアケースにロボットで収納する際に、ウエハキャリアケースの形状に基づいたウエハの傾きによる搬送トラブルを生じることがない。
さらに、この発明によれば、ウエハをウエハキャリアケースに収納する際にスムーズに収納することができ、更に人の手若しくは搬送装置等により搬送する際にウエハキャリアケース内のウエハの振動を抑制することにより、ウエハの損傷及びパーティクルの発生を低減し製品の歩留まりの低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の平面図である。
【図2】図1中のA-A線断面図である。
【図3】図1中のA-A線断面図である。
【図4】実施の形態1の変形例にかかる図1中のB-B線断面図である。
【図5】従来例の断面図である。
【図6】図5中のC-C線断面図である。
【符号の説明】
1 第1支持板
1t 第2支持板
2 溝支持部
3 溝支持部
4 溝
6 第1の側壁
7 第2の側壁
8 第1の側壁
9 第2の側壁
10 ウエハキャリアケース
11 ウエハ支持部
12 筐体
100 ウエハ
Claims (1)
- 筐体における対向する一組の溝支持部により支持される第1の側壁と第2の側壁とに間に設けられた溝を対向する状態にかつ等間隔に形成したウエハキャリアケースにおいて、
前記第1の側壁と前記第2の側壁とのいずれか一方の側壁上に設けられたウエハ支持部と、
前記ウエハ支持部と前記ウエハ支持部を設けていない他の側壁との間に前記溝の一部として前記溝に連なって形成される案内溝と、を有し、
前記ウエハ支持部は、前記ウエハキャリアケースの上部に位置する、前記溝の上端部から、前記ウエハキャリアケースの中央部に位置する、前記溝の中心部にかけて設けられ、前記上端部において高さが低く、前記中心部において高さが最も高くなるように、設定されており、前記案内溝の幅を前記上端部から前記中心部に向かって狭めるよう設けられていることを特徴とするウエハキャリアケース。
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JPH10189702A (ja) * | 1996-12-27 | 1998-07-21 | Sony Corp | ウェハキャリア |
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2001
- 2001-01-11 JP JP2001004057A patent/JP4497731B2/ja not_active Expired - Fee Related
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