JP4495452B2 - 電子内視鏡及び電子内視鏡装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自家蛍光のスペクトル分析可能な電子内視鏡、及びこの電子内視鏡を備えた電子内視鏡装置に関する。
近年、体腔内の生体組織に紫外光等の特定の波長の光(励起光)を照射した際に、励起光が照射された生体組織が正常な状態であれば励起光の強さに対応した蛍光を発し、癌細胞などの病変部であれば正常な状態に比べて減弱した蛍光を発するという特性を利用する蛍光観察(自家蛍光観察)が広く知られている。
また、可視光より波長の短い自家蛍光は、生体の状態によって色(即ち波長)が変化することが知られており、自家蛍光をスペクトル分析することによって、より詳細な診断が可能となる。このような診断装置としては、例えば特許文献1によるものがある。特許文献1の診断装置は、光ファイババンドルの近位端にスペクトル分析の為の励起光を入射させ、診断対象となる生体の近辺に配置された光ファイババンドルの遠位端から放射させ、生体を照射する。照射によって発生した蛍光は光ファイババンドルの遠位端に入射し、近位端から放射される。光ファイババンドルの近位端から放射される蛍光はスペクトル分析器に入力されて分析が行われる。
特開昭61−257638号公報
上述の特許文献1の装置は、スペクトル分析のみを行うものであり、分析対象となる生体を視認するための内視鏡を別途用意する必要がある。体腔内に診断装置と内視鏡の両者を挿置するのは、患者にとって大きな負担となる。また、生体の視認とスペクトル分析を同時に行うためには、内視鏡の観察領域と診断装置の診断領域とを同一にしなければならないため、術者の操作が煩雑なものとなっていた。
そこで、本発明は上記の事情に鑑み、内視鏡観察とスペクトル分析を同時に行う電子内視鏡、およびこの電子内視鏡を備えた電子内視鏡装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決する本発明の一態様に係る電子内視鏡は、第1の撮像エリアと第2の撮像エリアとを有し、第1および第2の撮像エリアに入射した光を電気信号に変換して内視鏡用プロセッサに映像信号として転送可能な撮像手段と、体腔内の撮像対象の像を第1および第2の撮像エリアに形成する対物光学系と、自家蛍光のみが第2の撮像エリアに入射するよう構成された蛍光観察用フィルタであって、第2の撮像エリアを構成する複数のサブエリア毎に異なる波長帯の自家蛍光を透過させるものと、を有する。
本発明によれば、各サブエリアからの信号出力は、それぞれ異なる波長帯の蛍光の強度を反映したものとなる。従って、各サブエリアからの信号出力を集計することによって、蛍光観察用フィルタに入射した光のスペクトルを求めることができる。すなわち、1つの撮像手段によって、生体の視認とスペクトル分析とを同時に行うことが可能である。
また、蛍光観察用フィルタと対物光学系との間に配置され、対物光学系からの光を波長的に略均一に前記第2の撮像エリアに入射させる拡散フィルタを、電子内視鏡が有する構成としてもよい。
このような構成とすると、拡散フィルタに入射した蛍光光はフィルタ内で混合され、フィルタから蛍光観察用フィルタに入射する蛍光光の波長分布は、蛍光観察用フィルタ内の位置に関わらず、略等しいものとなる。従って、本発明によれば、観察対象となる生体が発する蛍光の波長分布にむらがある場合であっても、観察対象全体のスペクトル分布と等価なスペクトル分析結果が得られる。
また、撮像手段がCCD(固体撮像素子)を有し、前記第1及び第2の撮像エリアは前記CCDの受光面上に形成され、第1及び第2の撮像エリアは第1の方向に並列に配置されており、CCDは、第1の方向が内視鏡挿入管の軸方向に平行となるように内視鏡挿入管内に設置されている構成としてもよい。
このような構成とすると、CCDの長手方向が内視鏡先端部の軸方向となるため、部品設置スペースの限られた内視鏡先端部内に効率よくCCDを配置することができる。すなわち、内視鏡先端部を大型化することなく内視鏡観察とスペクトル分析の双方が可能な電子内視鏡が実現できる。
また、対物光学系は、第1の撮像エリアと第2の撮像エリアとが光学的に略等価に位置するように、撮像対象側からの光束を第1の撮像エリアと第2の撮像エリアとに向けて分離する光束分離手段をさらに備えている。
このような構成とすると、第2の撮像エリアからの信号から算出されるスペクトル分析結果は、内視鏡観察の観察対象となる部位のスペクトル分布を示すものとなる。電子内視鏡の術者は、内視鏡観察を行いながら、その観察の観察対象となる部位のスペクトル分布を得ることができる。
以上のように、本発明によれば、一台の電子内視鏡にて内視鏡観察とスペクトル分析とを同時に行うことができ、且つ、内視鏡観察の観察対象となる部位のスペクトル分布を得ることができる。
図1は、本発明の第1の実施形態の電子内視鏡100を備えている電子内視鏡装置500の構成を示したブロック図である。この電子内視鏡装置500は、患者の体腔内の画像情報を出力する電子内視鏡100と、電子内視鏡100に出力された画像情報に所定の処理を施し映像信号に変換する画像処理装置に加えて観察像を得るための光束を電子内視鏡100に供給する光源装置を備えたプロセッサ200と、プロセッサ200から出力された映像信号を表示するモニタ300から構成されている。以下に、この図1を用いて、この電子内視鏡装置500の構成と作用を説明する。
プロセッサ200は、本実施形態での観察対象である生体組織400を照明する照明光を射出する光源部210を備えている。この光源部210が射出する照明光は可視光の波長帯域の光と紫外線の波長帯域の光とを含んだものである。本実施形態の電子内視鏡装置500では電子内視鏡100先端部の細径化を達成するために面順次方式の撮像システムを採用している。そのため、この照明光の光路中には後述の光学特性を有するRGBUV回転フィルタ220が配置されている。
図2は、本実施形態に用いられるRGBUV回転フィルタ220の構成を示した正面図である。また、図3は、RGBUV回転フィルタ220が有している各フィルタの特性と、CCD150の各受光部のフィルタ特性を示したグラフである。このグラフの縦軸は透過率を示しており横軸は波長を示している。以下に、この図2及び図3を用いて、RGBUV回転フィルタ220について説明する。
このRGBUV回転フィルタ220は、中心軸220aを中心として周方向に開口部と遮光部とを有している。さらに説明を加えるとこのRGBUV回転フィルタ220は、開口部を4つ、遮光部を4つ有しており、これら4つの開口部に異なった光透過特性を有した光学的なフィルタを具備している。ここでいうそれぞれ異なった光透過特性を有したフィルタとは、図3に示すR特性を有したフィルタ、G特性を有したフィルタ、B特性を有したフィルタ、及びUV特性を有したフィルタである。
本実施形態において、R特性を有したフィルタとは、光源部210から射出される光束のうち、可視光であるR光(レッド)及び波長λeを有する励起光のみを含む帯域の光を透過するカラーフィルタ220Rを示す。また、G特性を有したフィルタとは、可視光であるG光(グリーン)及び励起光のみを含む帯域の光を含む紫外線波長帯域の光とを透過するカラーフィルタ220Gを示す。また、B特性を有したフィルタとは、可視光であるB光(ブルー)及び励起光のみを含む帯域の光を含む紫外線波長帯域の光とを透過するカラーフィルタ220Bを示す。また、UV特性を有したフィルタとは、励起光を含む紫外線波長帯域のみの光を透過するカラーフィルタ220UVを示す。なお、説明を分かり易くするために、各フィルタは、図3で比較的高い透過率を有した波長帯域のみの光をそれぞれ透過するものとする。
このRGBUV回転フィルタ220は、その周方向に、順に、カラーフィルタ220R、遮光部220M、カラーフィルタ220G、遮光部220M、カラーフィルタ220B、遮光部220M、カラーフィルタ220UV、遮光部220Mを有している。なお、それぞれのカラーフィルタを具備した開口部は、周方向にそれぞれ同一の角度を有した扇状の開口からなる。以下に、このRGBUV回転フィルタ220を用いた面順次方式によるカラー画像の生成のプロセスを説明する。
まず、タイミングジェネレータ230(図1)は、図示しないモータドライバに駆動信号を送信する。このモータドライバはこの受信した駆動信号に基づいてモータ222を駆動させる。このモータ222の回転軸は、RGBUV回転フィルタ220を中心軸220aで回転自在に支持している。従って、モータ222(図1)の駆動に伴いRGBUV回転フィルタ220は、中心軸220aを中心に回転する。RGBUV回転フィルタ220が回転することにより光源部210から射出された照明光は、カラーフィルタ220R、カラーフィルタ220G、カラーフィルタ220B、カラーフィルタ220UVの各のフィルタが、この順番で連続して各色の光及び励起光を透過する。また、各カラーフィルタの間は、遮光部220Mにより遮られる。
プロセッサ200はコネクタ280を介して電子内視鏡100と接続されている。RGBUV回転フィルタ220の各色のフィルタを透過した照明光の各々は、この光路中に配置されている集光レンズ224を介して電子内視鏡100が備えるライトガイド110に入射する。そしてこの照明光は、ライトガイド110により電子内視鏡100の先端部に導光される。このライトガイド110に導光された照明光は、電子内視鏡100の先端部の前面に備えられた照明窓120を介して生体組織400を照明する。
生体組織400を照明した照明光のうちR光、G光、及びB光はこの生体組織400により反射され、観察光として対物光学系130に入射する。この対物光学系130に入射した観察光は、光路偏向部140により対物光学系130の光軸と直交する方向、言い換えると電子内視鏡100の長手方向と直交する方向に折り曲げられる。
なお、生体組織400により反射された照明光のうちR光、G光、及びB光は、波長を変化させることなく対物光学系130に入射する。
また、カラーフィルタ220UVを透過した紫外線波長帯域の波長λeを有する励起光が生体組織400に照射されたとき、励起光はこの生体組織400に吸収される。そしてこの生体組織400は、基底状態から励起状態に変化、すなわちエネルギー準位を上げる。エネルギー準位が上がった生体組織400は元の基底状態に戻る際に、波長λeの励起光より長い波長を有した蛍光を発する。この蛍光は、対物光学系130に入射する。また、生体組織の発する蛍光の波長帯は、生体組織400の状態によって変化し、従って、蛍光のスペクトル分布は、生体組織の状態(正常部であるか病変部であるか、或いはどのような病態の病変部であるか)によって変化する。
本実施形態の電子内視鏡100では、生体組織400からの観察光を受光して光電変換を行い画像信号を生成する機能を有するCCD150は、電子内視鏡100の長手方向にその受光面が位置するよう配置されている。
上述した光路偏向部140により折り曲げられた観察光は、このCCD150の受光面で結像して、この受光面が有しているマトリクス状に配置された複数の受光素子の各々に受光される。なお、生体組織400は上述したようにRGBUV回転フィルタ220の各フィルタを順に透過した照明光により照明されているため、CCD150の受光面は、各フィルタに応じた観察光を順次受光する。
プロセッサ200が備えているドライバ240は、タイミングジェネレータ230から送信されてくる駆動制御信号によりCCD150を駆動している。さらに詳しく説明すると、このドライバ240はタイミングジェネレータ230から送信されてくる駆動制御信号に基づいて、CCD150が蛍光、R光、G光、B光のいずれかの観察光とを受光している期間はその観察光を各受光素子にて光電変換して電荷として蓄積するようCCD150を駆動し、RGBUV回転フィルタ220の遮光部220MによりCCD150が蛍光、R光、G光、B光のいずれも受光しない期間は各受光素子に蓄積されている電荷を転送して画像信号として出力させるようCCD150を駆動することができる。
CCD150から出力された画像信号は、プロセッサ200に送信されて、後述する画像処理を施される。このプロセッサ200に画像処理を施された信号は、外部機器に表示可能な種々のビデオ信号に変換されてモニタ300に出力され、このモニタ300上でカラーの観察画像として表示される。以下に、プロセッサ200で行われる画像処理のプロセスを説明する。
CCD150によって得られた体腔内の生体組織400の画像信号は、プロセッサ200に備えられている初段映像信号処理部250に送信される。この初段映像信号処理部250は、送信された画像信号を増幅させ、サンプリング、ホールド等の処理を行う。そして、この画像信号をデジタル信号に変換させる。変換されたデジタル信号は、さらに、初段映像信号処理部250が有している図示しないマルチプレクサによってCCD150の駆動と同期して切り替えられ、R、G、Bの各色の画像信号、さらには蛍光の画像信号であるF信号に分離されて、RGBFメモリ260が有している各メモリに出力される。
RGBFメモリ260はR、G、Bの各色に対応した3つのフレームメモリである図示しないRメモリ、Gメモリ、Bメモリに加えてさらに、F信号用のフレームメモリである図示しないFメモリを備えている。初段映像信号処理部250に分離された各色の画像信号及びF信号は、それぞれ対応するフレームメモリに格納される。
タイミングジェネレータ230は、RGBFメモリ260の各フレームメモリに格納されている画像信号を同時に読み出すためのタイミング信号を送信する。このタイミング信号は、例えば、1秒当たり30フレームから構成される動画がモニタ上において表示できるタイミングで送信される。すなわち、このタイミングジェネレータ230は、RGBFメモリ260の各フレームメモリに格納されている画像信号をのうち、Fメモリ以外のものについて、1秒当たり30フレーム、同時に読み出すタイミング信号を送信する。このタイミング信号に基づき、RGB各色の画像信号は同時に読み出されて、後段信号処理部270に出力される。
後段信号処理部270は、この信号をアナログ信号に変換させ、さらにこのアナログ信号をモニタ300に表示させるためのコンポジットビデオ信号や、Y/C信号、RGBビデオ信号に変換する。そして、これらのビデオ信号がモニタ300に出力されると、モニタ300上に生体組織400の観察画像がカラー画像で表示される。
図4は、本発明の実施形態の電子内視鏡100の先端部の内部構造を模式的に示した側断面図である。この図4では電子内視鏡100の先端部の内部構造を図1より詳細に示したものである。以下に、この図4を用いて、この電子内視鏡100の先端部の構成と作用をより詳細に説明する。
上述したように、対物光学系130に入射した生体組織400の観察光は、光路偏向部140により電子内視鏡100の長手方向と直交する方向に折り曲げられる。この光路偏向部140は、第1のプリズム142と第2のプリズム144とを貼り合わせることにより形成されている。また、これらのプリズムは、電子内視鏡100の長手方向に、対物光学系130側から第1のプリズム142、第2のプリズム144の順に並んで配置されている。
第1のプリズム142は、生体組織400から得られた観察光の光路中に、光を分割する機能を有するビームスプリッタ142aを有している。このビームスプリッタ142aは、対物光学系130の光軸と一致する生体組織400の観察光の光路に対して45度傾いた状態で配置している。別の言い方をすると、このビームスプリッタ142aは、電子内視鏡100の長手方向に対して45度傾いた状態で配置している。そのため、このビームスプリッタ142aに入射した生体組織400の観察光は、その一部が90度折り曲げられて電子内視鏡100の長手方向と直交する方向、すなわちCCD150に向かって進行し、その一部が透過して第2のプリズム144内を電子内視鏡100の長手方向に沿って進行していく。
さらに説明すると、このビームスプリッタ142aは、折り曲げられる光と透過する光との強度比が1:1、若しくは折り曲げられる光の強度が透過する光に比べて高くなるように、生体組織400の観察光を分割する機能を有している。
第2のプリズム144は、ビームスプリッタ142aを透過した観察光の光路中に、光を全反射する機能を有する全反射ミラー144aを有している。この全反射ミラー144aは、対物光学系130の光軸と一致するビームスプリッタ142aを透過した観察光の光路に対して45度傾いた状態で配置している。別の言い方をすると、この全反射ミラー144aは、電子内視鏡100の長手方向に対して45度傾いた状態で配置している。従って、ビームスプリッタ142aを透過した観察光は、この全反射ミラー144aにより90度折り曲げられて、電子内視鏡100の長手方向と直交する方向、すなわちCCD150に向かって進行する。
図5は、本発明の実施形態の電子内視鏡100の先端部内に備えられているCCD150の構成を模式的に示した上面図である。このCCD150は、半導体基板上に、複数の受光素子がマトリクス状に配置されている撮像エリア152を備えたものである。以下に、この図5を用いて、このCCD150の構成と作用を説明する。なお、このCCD150の基台である半導体基板の撮像エリア152を備えている面すなわち受光面は、図5に示す矢印Y方向の辺が矢印X方向の辺より長い長方形の形状を有している。
CCD150は、受光部152と、水平転送部154と、アンプ156とを備えている。上述したようにこの電子内視鏡装置500は面順次方式によりカラー画像を生成しているため、このCCD150はモノクロCCDである。また、電子内視鏡100の細径化を達成するため、このCCD150は蓄積部を備えないフルフレーム型CCDである。
受光部152は、受光部152aと受光部152bの2つのイメージエリアを有している。この受光部152aは、ビームスプリッタ142aで折り曲げられた観察光のイメージエリアであって、この観察光の結像面と一致するよう配置されている。また、受光部152bは、全反射ミラー144aで折り曲げられた観察光のイメージエリアであって、この観察光の結像面と一致するよう配置されている。すなわち、受光部152aと受光部152は電子内視鏡100の長手方向に沿って並んで配置されている。
受光部152aと受光部152bは、矢印Y方向と矢印X方向のそれぞれに等しい長さの辺を有しており、また、同一形状及び同一面積を有している。
受光部152aと受光部152bの前面にはそれぞれ光透過特性の異なった光学的なフィルタが配置されている。受光部152aの前面に配置されているフィルタ161aは、自家蛍光の波長帯の光のみを透過するものである。さらに、フィルタ161aが透過させる蛍光の波長帯はフィルタ161aの位置によって異なる(後述)。
また、受光部152bの前面に配置されているフィルタ161bは、図3において点線で示された紫外光を除く波長帯域の光を透過するRGB特性を有したものである。このRGB特性は、カラーフィルタ220B、カラーフィルタ220G、及びカラーフィルタ220Rを透過する光の帯域を全て包含するものである。
従って、受光部152aは蛍光を含んだ波長帯域の光のみを受光することができる。また、受光部152bは可視光を含んだ波長帯域の光を受光することができる。
また上述したように、このCCD150はフルフレーム型CCDであるため、この受光部152は複数の電荷結合素子151a、151bの各々に蓄積された電荷を、図5の矢印X方向に転送する垂直転送部の機能を兼ね備えている。なお、CCD150は微少サイズのチップであるため、受光部152aと受光部152bとは光学的に略等価に配置されている。従って、これら2つの受光部に入射する光は実質的に同一の観察像に相当するものである。
また、受光部152aの前面に配置されたフィルタ161aの第1のプリズム142に対向する面(すなわち光入射面)は、拡散板162に覆われている。この拡散板162は、半透明の樹脂部材であり、入射した光を混合して、均一な(即ち、位置に応じて波長分布が変化しない)光として透過する。即ち、フィルタ161aに入射する光は、フィルタ161aの位置に関わらず略等しい波長分布を有する光である。
水平転送部154は、受光部152が備えている複数の受光素子の各々に蓄積された電荷が最終的に転送されてくる部位であって、半導体基板の長手方向に一列に整列した電荷結合素子から構成されている。この水平転送部154は、受光部152aが有している受光素子に蓄積された電荷が転送されてくる水平転送部154aと、受光部152bが有している受光素子に蓄積された電荷が転送されてくる水平転送部154bを含んでいる。
水平転送部154を構成している電荷結合素子の各々は、矢印Y方向に関して、受光部152の受光素子と同ピッチで配置されている。水平転送部154に含まれている水平転送部154aは、受光部152aの受光素子各々と矢印Y方向に一致して配置している電荷結合素子から構成されている。また、水平転送部154に含まれている水平転送部154bは、受光部152bの受光素子各々と矢印Y方向に一致して配置している電荷結合素子から構成されている。
水平転送部154aには、受光部152aが有している電荷結合素子の各々に蓄積された電荷が、矢印X方向に直交する矢印Y方向の受光素子1ライン毎に順次転送されてくる。また、水平転送部154bには、受光部152bが有している受光素子の各々に蓄積された電荷が、矢印X方向に直交する矢印Y方向の受光素子1ライン毎に順次転送されてくる。そしてこの水平転送部154は、受光部152aと受光部152bから転送されたそれぞれ1ラインずつの電荷をアンプ156に出力する。アンプ156は、この出力された電荷を増幅してプロセッサ200が備えている初段映像信号処理部250に向けて出力する。
受光部152aの前面に配置されたフィルタ161aの光透過特性に付き、以下説明する。図6は、フィルタ161aの光透過特性を示したものである。フィルタ161aは、受光部152aを構成する各受光素子毎に自家蛍光の波長帯域の中で更に異なる波長帯の光のみを入射させるようになっている。即ち、図5中右下隅の受光素子には350nm±2.5nmの蛍光のみが入射するようになっており、その左隣の受光素子には355nm±2.5nmの蛍光のみが入射するようになっている。本実施形態においては、受光部152aは25個の受光素子から構成されており、各受光素子には、347.5nm〜472.5nmまでの波長帯の蛍光を5nm刻みで分割した波長帯の光のいずれかが入射する。従って、各受光素子に蓄積された電荷の量から、蛍光の周波数分布を得ることができる。なお、図5では、分割された各波長帯の中心波長の数値のみを表した。
図7は、CCD150の撮像及び転送の動作タイミングと、各照明光の照射タイミング(即ち、CCD150に入射してくる各観察光の受光タイミング)とを示したタイミングチャートである。図7(a)は、CCD150の撮像及び転送を行うためのタイミングチャートであって、電荷を蓄積する蓄積期間と、蓄積した各色に対応した電荷を転送する転送期間と、電荷の蓄積も転送も行わない休止期間とを繰り返したものとなっている。また、図7(b)は、CCD150に入射してくる観察光の周期を示したタイミングチャートであって、蛍光及び各色の光の観察光が入射してくる期間と、蛍光のみが入射してくる期間と、観察光が遮光されている期間とを繰り返したものとなっている。以下に、この図7に示したタイミングチャートの詳細を説明する。
カラーフィルタ220Rを介して照明された生体組織400の観察光が受光部152aに入射している期間、CCD150は、受光部152bの電荷結合素子の各々に、この観察光による電荷を蓄積している。さらに説明すると、受光部152aに向かった観察光はフィルタ161aを透過しないので受光部152aには電荷は蓄積されず、また受光部152bは生体組織400から反射した可視光(R光)を光電変換して電荷として蓄積する。
152bに一定期間R光の観察光が入射するとRGBUV回転フィルタ220の遮光部220Mにより照明光が照射されなくなり、受光部152bへの観察光による電荷蓄積は一定期間途絶える。この期間、CCD150は、受光部152bの受光素子の各々に蓄積されたR光の観察光による電荷の各々を、水平転送部154bに順次転送する。水平転送部154bに転送された受光部152bの電荷は、生体組織400のR光の画像情報としてアンプ156から順次出力され、初段映像信号処理部250に送信される。またこのとき、CCD150は、受光部152aの受光素子の各々に蓄積された蛍光の観察光による電荷の各々を、水平転送部154aに転送しない。
次いで、CCD150は、同じ要領でカラーフィルタ220Gを介して照明された生体組織400のG光の観察光による電荷を受光部152bに蓄積する。152bに一定期間G光の観察光が入射するとRGBUV回転フィルタ220の遮光部220Mにより照明光が照射されなくなり、受光部152bへの観察光による電荷蓄積は一定期間途絶える。この期間、受光部152bに蓄積したG光の観察光による電荷のみを水平転送部154bに転送する。水平転送部154bに転送されたこの電荷は、G光の画像情報としてアンプ156から順次出力され、初段映像信号処理部250に送信される。
次いで、CCD150は、同じ要領でカラーフィルタ220Bを介して照明された生体組織400のB光の観察光による電荷を蓄積する。152bに一定期間B光の観察光が入射するとRGBUV回転フィルタ220の遮光部220Mにより照明光が照射されなくなり、受光部152bへの観察光による電荷蓄積は一定期間途絶える。この期間、受光部152bに蓄積したB光の観察光による電荷のみを水平転送部154bに転送する。水平転送部154bに転送されたこれら電荷は、B光の画像情報としてアンプ156から順次出力され、初段映像信号処理部250に送信される。
次いで、CCD150は、カラーフィルタ220UVを介して励起光が照射された生体組織400から発せられる蛍光による電荷を蓄積する。生体組織400からの蛍光が受光部152aに入射している期間、CCD150は、受光部152aの受光素子の各々に、この蛍光による電荷を蓄積している。さらに説明すると、受光部152bに向かった蛍光はフィルタ161bを透過しないので受光部152bには電荷は蓄積されず、また受光部152aは生体組織400からの蛍光を光電変換して電荷として蓄積する。
受光部152aに一定期間蛍光が入射するとRGBUV回転フィルタ220の遮光部220Mにより照明光が照明されなくなり、受光部152aへの蛍光による電荷蓄積は一定期間途絶える。この期間、受光部152aに蓄積した光による電荷のみを水平転送部154aに転送する。水平転送部154aに転送されたこれら電荷は、蛍光の画像情報としてアンプ156から順次出力され、初段映像信号処理部250に送信される。
このように、アンプ156から出力されたR光、G光、B光をプロセッサ200で処理することにより1画面のカラー画像が形成される。また、この作業を繰り返すことによりモニタ300上に生体組織400の画像が動画として表示される。
また、図7(c)は、垂直同期信号に対応してCCD150に入力されるリセットパルスRPの入力タイミングを示すチャートである。図7(c)のように、電荷の初段映像信号処理部250への転送が終了する度に、リセットパルスが入力されるようになっている。リセットパルスRPが入力されると、受光部152a、受光部152bに蓄積された電荷がリセットされる。通常、自家蛍光の波長は450nm〜550nm程度であり、これはB光の波長帯と一部重なる。従って、B光、およびUV光が照射されているときは受光部152aと受光部152bの両方に電荷が蓄積される。従って、RGB光による画像情報のみ、または蛍光の画像情報のみが初段映像信号処理部250に送信されるようにするため、転送終了時に受光部のリセットを行っている。
図8は、図7の期間Tdにおける転送動作を詳細に示したタイミングチャートである。この期間Tdは、受光部152bに蓄積した観察光による電荷のみが水平転送部154に転送されるようタイミングジェネレータ230によって制御されているときの、B光の観察光により蓄積した受光部152bの電荷のみを水平転送部154bに順次転送してB光の画像情報としてアンプ156から出力する期間を示している。以下に、この図8に示したタイミングチャートで電荷の転送動作を説明する。
図8(a)は、受光部152aの受光素子各々に蓄積された電荷を、矢印Y方向1ラインの受光素子毎に水平転送部154aに向けて矢印X方向に順次転送させるV1信号のパルスを示したタイミングチャートである。また、図8(b)は、受光部152bの受光素子各々に蓄積された電荷を、矢印Y方向1ラインの受光素子毎に水平転送部154bに向けて矢印X方向に順次転送させるV2信号のパルスを示したタイミングチャートである。また、図9(c)は、水平転送部154に転送された電荷を、水平転送部154の水平方向、すなわち矢印Y方向に転送するH信号のパルスを示したタイミングチャートである。
期間TdはB光の画像情報のみを転送する期間であって、上述したように受光部152aに蓄積された電荷は転送されないため、V1信号は入力されずV2信号のみが入力される。V2信号の1パルスが受光部152bに入力されると、受光部152bの受光素子各々に蓄積されている全ての電荷は、矢印X方向に一段シフトする。その結果、水平転送部154bの最も近くに配置している1ラインの受光素子に蓄積されている電荷の各々は、矢印X方向にシフトして水平転送部154bの矢印Y方向に一致する電荷結合素子の各々に転送される。
V2信号の1パルスにより受光部152bから水平転送部154bに電荷が転送されると、次に、H信号が水平転送部154に入力され、水平転送部154bに転送された上記電荷を矢印Y方向に順次転送する。すなわち、水平転送部154bに転送された上記電荷は、アンプ156に順次掃き出されて増幅し初段映像信号処理部250に送信される。
上述した期間Tdにおける一連の動作は、受光部152bに蓄積されている全ラインの受光素子の電荷を初段映像信号処理部250に送信するまで繰り返される。全ラインの電荷がアンプ156から出力されると期間Tdの転送動作は終了する。
図9は、図7の期間Teにおける転送動作を詳細に示したタイミングチャートである。この期間Teは、受光部152aに蓄積した蛍光の観察光による電荷が水平転送部154aに転送されるようタイミングジェネレータ230によって制御されているときの、蛍光の観察光により蓄積した受光部152aの電荷、及びB光の観察光により蓄積した受光部152bの電荷を水平転送部154に転送して蛍光の画像情報及びB光の画像情報としてアンプ156から出力する期間を示している。以下に、この図10に示したタイミングチャートで電荷の転送動作を説明する。
図9(a)は、図8(a)と同様に、受光部152aの受光素子各々に蓄積された電荷を、矢印Y方向1ラインの受光素子毎に水平転送部154aに向けて矢印X方向に順次転送させるV1信号のパルスを示したタイミングチャートである。また、図9(b)は、図8(b)と同様に、受光部152bの受光素子各々に蓄積された電荷を、矢印Y方向1ラインの受光素子毎に水平転送部154bに向けて矢印X方向に順次転送させるV2信号のパルスを示したタイミングチャートである。また、図9(c)は、図8(c)と同様に、水平転送部154に転送された電荷を、水平転送部154の水平方向、すなわち矢印Y方向に転送するH信号のパルスを示したタイミングチャートである。
期間Teは蛍光の画像情報のみを転送する期間であるため、V2信号は入力されずV1信号のみが入力される。V1信号の1パルスが受光部152aに入力されると、受光部152aの受光素子各々に蓄積されている全ての電荷は、矢印X方向に一段シフトする。その結果、水平転送部154aの最も近くに配置している1ラインの受光素子に蓄積されている電荷の各々は、矢印X方向にシフトして水平転送部154aの矢印Y方向に一致する電荷結合素子の各々に転送される。
V1信号の1パルスにより受光部152aから水平転送部154aに電荷が転送されると、次に、H信号が水平転送部154に入力され、水平転送部154に転送された上記各電荷を矢印Y方向に順次転送する。すなわち、水平転送部154aに転送された上記各電荷は、アンプ156に順次掃き出されて増幅し初段映像信号処理部250に送信される。
なお、上述したように、本実施形態のCCD150は、2つのイメージエリアである受光部152aと受光部152bとが電子内視鏡100の先端部の長手方向に沿って並んで配置されている。また、本実施形態のCCD150では、受光部152aと受光部152bの電荷の転送路が1ラインの電荷結合素子である水平転送部154で形成されている。さらに、この水平転送部154は、電子内視鏡100の先端部の長手方向に沿って配列されている。従って、本実施形態のCCD150を備えることにより、電子内視鏡の径を太くすることなく、可視光による画像情報と蛍光による画像情報とを得ることができる。
なお、光路偏向部140、CCD150の受光部152aと受光部152bと水平転送部154とを上記配置構成としたことにより、CCD150から得られる可視光による画像情報と蛍光による画像情報は、そのままでは正像にはならないが、RGBFメモリ260に展開したときに正像となるよう書き込み処理を行うか、或いは、RGBFメモリ260に可視光による画像情報と蛍光による画像情報をそのまま展開し、読み出すときに正像となるよう読み出しアドレスを生成する等の処理を行えば、モニタ300上に正像の画像を表示することができる。
本実施形態による、蛍光のスペクトル分析手順を以下に説明する。前述のように、受光部152aに蓄積した電荷は、RGBFメモリ260のFメモリに随時記録されている。Fメモリに記憶された内容は、受光部152aの各電荷結合素子151aに蓄積した電荷の量である。フィルタ161aによって、各電荷結合素子151aにはそれぞれ異なる波長帯の蛍光のみが入力されるようになっているため、CCD150の受光部152aのそれぞれの電荷結合素子151aから読み出されてFメモリに記憶された内容(信号レベル)は、347.5nm〜472.5nmの蛍光の、5nm刻みのスペクトル分布となる。
図1に示されているように、プロセッサ200には、トリガボタン290が備えられている。電子内視鏡100の術者は、このトリガボタン290を押すことによって、観察対象である生体400の蛍光スペクトル分析結果をモニタ300上に表示させることができる。
トリガボタン290が押されると、トリガ信号TSが後段信号処理回路270に入力される。後段信号処理回路は、このトリガ信号TSを受信すると、RGBFメモリ260のFメモリからデータを読みだし、このデータからスペクトル分布グラフを生成する。スペクトル分布グラフとは、受光部152aの電荷結合素子151aに蓄積した電荷の量を、フィルタ161aの透過波長帯の短い電荷結合素子151aのものから順にプロットした折れ線グラフである。すなわち、この折れ線グラフは、350nm±2.5nm、355nm±2.5nm、360nm±2.5nm、・・・、470nm±2.5nmの各周波数帯毎の蛍光の強度(自家蛍光の波長分布)を示したものとなる。
後段信号処理回路270によって生成されたスペクトル分布グラフは、モニタ300上に表示される。なお、スペクトル分布グラフを内視鏡観察画像の上、または隣にオーバーレイ表示させてもよい。
本発明の実施形態の電子内視鏡を備えている電子内視鏡装置の構成を示したブロック図である。 本発明の実施形態に用いられるRGBUV回転フィルタの構成を示した正面図である。 RGBUV回転フィルタが有している各フィルタの特性と、CCDの通常観察用の受光部のフィルタ特性を示したグラフである。 本発明の実施形態の電子内視鏡の先端部の内部構造を模式的に示した側断面図である。 本発明の実施形態の電子内視鏡の先端部内に備えられているCCDの構成を模式的に示した上面図である。 CCDのスペクトル分析用の受光部のフィルタ特性を示したものである。 本発明の実施形態における、固体撮像素子の撮像及び転送の動作タイミングと、固体撮像素子に入射してくる各観察光の受光タイミングとを示したタイミングチャートである。 図7の期間Tdにおける転送動作を詳細に示したタイミングチャートである。 図7の期間Teにおける転送動作を詳細に示したタイミングチャートである。
符号の説明
100 電子内視鏡
140 光路偏向部
150 CCD
152a、152b 受光部
154a、154b 水平転送部
200 プロセッサ
220 光源部
230 タイミングジェネレータ
270 後段信号処理回路
290 トリガボタン
500 電子内視鏡装置

Claims (7)

  1. 第1の撮像エリアと第2の撮像エリアとを有し、第1および第2の撮像エリアに入射した光を電気信号に変換して内視鏡用プロセッサに映像信号として転送可能な撮像手段と、
    体腔内の撮像対象の像を第1および第2の撮像エリアに形成する対物光学系と、
    自家蛍光のみが前記第2の撮像エリアに入射するよう構成された蛍光観察用フィルタであって、前記第2の撮像エリアを構成する複数のサブエリア毎に異なる波長帯の自家蛍光を透過させるものと、
    前記蛍光観察用フィルタと前記対物光学系との間に配置され、前記対物光学系からの光を波長的に略均一に前記第2の撮像エリアに入射させる拡散フィルタと
    を有する電子内視鏡。
  2. 前記撮像手段がCCDを有し、前記第1及び第2の撮像エリアは前記CCDの受光面上に形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の電子内視鏡。
  3. 前記第1及び第2の撮像エリアは第1の方向に並列に配置されており、前記CCDは、前記第1の方向が内視鏡挿入管の軸方向に平行となるように内視鏡挿入管内に設置されていることを特徴とする、請求項に記載の電子内視鏡。
  4. 前記CCDの水平転送CCDは、前記CCDの前記第1の方向に平行な一辺上に配置されていることを特徴とする、請求項に記載の側視鏡。
  5. 前記第1の撮像エリアに蓄積された電荷は第1の垂直転送パルスによって、また、前記第2の撮像エリアに蓄積された電荷は第2の垂直転送パルスによって、それぞれ別箇に移動することを特徴とする、請求項から請求項のいずれか一項に記載の電子内視鏡。
  6. 前記対物光学系は、前記第1の撮像エリアと前記第2の撮像エリアとが光学的に略等価に位置するように、撮像対象側からの光束を、前記第1の撮像エリアと前記第2の撮像エリアとに向けて分離する光束分離手段をさらに備えていること、を特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載の電子内視鏡。
  7. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の電子内視鏡と、
    前記第2の撮像エリアに入射した光を電気信号に変換して得られた映像信号を用いて、前記蛍光観察用フィルタを通して前記サブエリアの各々に入射した光の強度を、前記サブエリア毎に算出する蛍光強度算出手段と、
    前記サブエリア毎の前記蛍光観察用フィルタの光透過特性と、前記蛍光強度算出手段の算出結果を用いて、前記第2の撮像エリアに入射した自家蛍光の波長分布を算出する、波長分布算出手段と、
    を有する、電子内視鏡装置。
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