JP4493762B2 - ラベルプリンタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ラベルに商品価格等の商品情報をバーコード印字するラベルプリンタに係り、特にPOSシステムにおいて商品価格を値下げ変更する場合に、商品に予め付されたバーコードを読み取って、値下げ新価格をバーコード印字するラベルプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、スーパーマーケット等の生鮮食品や日配品等の各部門におけるタイムセールス(時間帯別値引き販売)では、商品価格を値下げ変更する場合、旧価格のバーコードをスキャナ等で読み取り、値引き計算を行った新価格をバーコード化してラベルに印字するラベルプリンタが使用されている。
そして、このバーコードラベルを値引きする商品に貼付し、レジでは新価格のバーコードラベルをスキャナで読み取っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、商品に付されるバーコードには、メーカーまたは発売元において、その製造段階または出荷段階であらかじめ商品やその包装等にJANコードを印刷または貼付して店に納入されるソースマーキングと、小売店で個々の商品や商品包装にJANコードラベルを貼付して行うインストアマーキングとがある。たとえば、生鮮食品や量り売りをする食料品等はインストアマーキングとなる。
【0004】
ソースマーキングのJANコードは、そのもの自体には商品名や価格等の意味は持っておらず、POSシステム(一般にはPOSターミナル)内部のPLU(Price Look Up)テーブルから、各アイテム毎のJANコードに対応する価格、商品名、部門コード、税区分などを検索する、PLU方式を採用している。
【0005】
一方、インストアマーキングの場合はソースマーキングと異なり自社コードでよく、価格を含めてバーコード化できる。この場合、同じJANシンボルであるがNON−PLU方式となる。
【0006】
従って、同じ店内に価格情報入りのバーコード(NON−PLU)が付された商品と価格情報なしのバーコード(PLU)が付された商品が存在し、以下のように値引き作業を困難にしている。
【0007】
(i)予めPLU方式のバーコードが付された商品から値引きする場合;
レジのPOSターミナルでは、図13中の100に示す如きメーカーコード、アイテムコードのバーコード(即ち、PLU方式のバーコード)と、図13中の101に示す如くラベルに印字された値下げ新価格のバーコード(即ち、NON−PLU方式のバーコード)の2つのバーコードを光学的読み取り機等で入力しなければならず、仮に前者だけを入力すれば値引き忘れとなる。
【0008】
従って、値下げ価格のラベルを貼付する際にも、2つのバーコードが光学的に読み取りできるように、ある程度方向や間隔を考えて貼り付けなければならない。
【0009】
(ii)予めNON−PLU方式のバーコードラベルが付された商品から値引きする場合;
新価格、旧価格のいずれもバーコードラベル化されているため、レジのPOSターミナルでは確実に新価格のバーコードを読み取らなければならない。そのために、値下げ価格のラベルを貼付する際には旧価格のバーコードラベルの上に新価格のバーコードラベルを重ねて貼付している。
【0010】
以上のように、従来のラベルプリンタを用いた値引き作業では、値引きラベルを貼付する場合も、レジでバーコードラベルをスキャナ読み取りする場合も誤操作する危険性を伴い、値引き品が適正に値引かれない、というトラブルが発生していた。
【0011】
本発明は上記従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明は値引きする商品に値引きラベルを貼付する際にも、レジのPOSターミナルでバーコードラベルをスキャナ読み取りする際にも、予め商品に付されたバーコードがPLU方式かNON−PLU方式かを意識することなく、一つのバーコードラベルを扱えばよいラベルプリンタを提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明のラベルプリンタは、中央処理装置と、該中央処理装置に接続され、商品に付されたバーコードから商品の種別情報と商品の価格情報を入力するための商品情報入力手段と、該商品情報入力手段から入力された第1の価格情報を記憶するための第1の記憶手段と、前記中央処理装置に接続され前記第1の価格情報の値下げに関する変更情報を入力するための価格変更情報入力手段と、前記商品情報入力手段からの情報がPLU方式か否か判別する商品情報判定手段と、前記価格変更情報入力手段より入力された変更情報に基づき前記第1の価格情報を変更して第2の価格情報を作成する新価格作成手段と、該新価格作成手段により作成された第2の価格情報を記憶するための第2の記憶手段と、前記商品情報判定手段の判定が「YES」の場合には、前記ラベルに表示されている価格情報を操作部より入力し、前記新価格作成手段より作成した前記第2の価格情報と、前記商品に付されたバーコードから商品の種別情報と、を新商品情報としてCODE128、NON−PLU方式の単数のバーコードで作成し、「NO」の場合には、前記第2の価格情報と、前記商品に付されたバーコードから商品の種別情報と、を新商品情報としてJAN、NON−PLU方式の単数のバーコードで作成する新商品情報作成手段と、該新商品情報作成手段により作成された前記新商品情報を前記印字機構に出力する出力手段とを具備することを特徴とする。また、さらに前記第1及び第2の価格情報を伝送するための伝送手段を具備することが好ましい。
【0013】
上記構成により、請求項1の発明では、予めPLU方式のバーコードが付された商品は元売価を含まず、商品情報(メーカーコード、アイテムコード)のみであるため、商品情報判定手段から元売価の入力を促される。
次に、オペレータが入力した元売価に基づき、新価格作成手段が第2の価格情報を作成する。
そして、新商品情報作成手段は第2の価格情報と元の商品情報からなる新商品情報をCODE128方式のバーコードで作成し、印字機構からラベルに印字する。
一方、予めNON−PLU方式のバーコードが付された商品は元売価を含むので、これに基づいて新価格作成手段が第2の価格情報を作成する。
そして、新商品情報作成手段は第2の価格情報と元の商品情報からなる新商品情報をJAN、NON−PLU方式のバーコードで作成し、印字機構からラベルに印字する。
【0014】
以上のようにして発行された値下げラベルは元のラベルの商品情報と第2の新価格情報を含むので、値下げ時にはこの1枚のラベルを商品の元のバーコードの上に重ねて貼ればよく、レジでもこの1枚のラベルをスキャナ等で読み取ればよい。
請求項2の発明によれば、変更前の旧価格と変更後の新価格に関するデータを記憶して、ストアコントローラ等のホストコンピユータに伝送できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の好ましい実施の形態を図1ないし図12に基づいて説明する。
【0016】
図1は、本実施形態に係るラベルプリンタの外観斜示図を示すものである。1は、ラベルプリンタ本体で、その上部にはLCDよりなる表示部2と、キーボードよりなる操作部3とが設けられている。表示部2は、オペレータによる操作部3の入力操作によって所定の信号が後述する制御部4に送られ、制御部4の所定の指令信号によって商品コード、商品価格、オペレータへの操作指令等が表示されるものである。
【0017】
操作部3は、価格変更情報入力手段としての機能を果たすもので、図2に示されるように、数字0〜9を含み、価格データや数値データなどを置数するための数字キー5と、各種打ち込みデータの設定及び格納をするための登録キー6と、打ち込みデータの伝送モードへの移行をさせるための伝送キー7と、一連の業務処理のメニュー画面への移送を示す設定キー8と、各種の業務実行中において表示部2に前画面を呼び出すための呼出キー9と、表示部2に所定の画面を選択した場合及び数字の入力時にカーソルを左右にシフトさせるための左シフトキー10及び右シフトキー11と、ラベル23を印字することなく空送りするための紙送りキー12と、ラベル23を印字発行するための発行キー13と、表示部2における表示画面を初期化するためのクリアキー14と、その他各種のファンクションキーが配置されている。
【0018】
また、ラベルプリンタ本体1の側部には、図1に示すように、商品情報入力手段としてのスキャナ15が着脱自在に取り付けられるスキャナ取り付け部16と、図示しないホストコンピユータに所定のデータを伝送するためのケーブルが着脱自在に取り付けられるRS232Cを有する外部機器接続部17が設けられている。なお、18はラベルプリンタ本体1の前部に設けられたラベル発行口、19は電源スイッチである。
【0019】
また、ラベルプリンタ本体1の内部には、印字機構20が設けられており、この印字機構20を、図3に基づき説明する。まず、21は、帯状台紙22に所定の大きさのラベル23を剥離可能に連成してなるロール状ラベル連続体であり、このロール状ラベル連続体21は、ラベルプリンタ本体1の所定位置に回転可能に保持されていると共に、その先端部は、サーマルヘッド24とプラテン25間、剥離ピン26、一対の回転ローラ27を介して巻き取り部(図示せず)に巻取られる様になっている。そして、図示しない駆動モータの駆動によりラベル連続体が矢印方向に移送され、この移送に伴いサーマルヘッド24とプラテン25間でラベル23に所望のバーコード印字が施され、この印字の施されたラベル23は剥離ピン26にて帯状台紙22より剥離されて、前記ラベルプリンタ本体1の前部に設けたラベル発行口18より一枚ずつラベル発行されるようになっている。
【0020】
次に、図4は、本発明の要部をなすラベルプリンタの制御部4を示すブロック図である。同図において、28は制御部4本体を構成する中央処理装置(CPU)であって、このCPU28は、バスライン29を介して表示部2、操作部3、ROM30(リードオンリーメモリ)、RAM31(ランダムアクセスメモリ)、スキャナ制御部32、伝送制御部33、印字機構制御部34にそれぞれ接続されて、各表示部2、操作部3、ROM30、RAM31、スキャナ制御部32、伝送制御部33、印字機構制御部34をそれぞれ制御するようになっている。なお、前記スキャナ制御部32には、ラベルのバーコードを読み取るためのスキャナ15が前記スキャナ取り付け部16を介して着脱自在に取り付けられている。
【0021】
また、前記伝送制御部33には、前記外部機器接続部17が接続されており、前記印字機構制御部34には、前記印字機構20が接続されている。
【0022】
前記ROM30は、各部を制御するためのメイン処理プログラムが格納されたメイン処理プログラムメモリ35と、前記スキャナ15より読み取ったバーコードデータを解析処理するための読み取りプログラムの格納された読み取りプログラムメモリ36と、印字機構制御部34を介して印字機構20の印字動作を制御するための印字制御プログラムの格納された印字制御プログラムメモリ37と、アップロード用の伝送データを基に所定の伝送データを作成すると共に伝送制御を行う通信プログラムの格納された通信プログラムメモリ38と、から構成されている。
【0023】
前記RAM31には、表示部2に表示されるデータを格納するための表示メモリ39と、スキャナ15より読み取ったバーコードデータを格納するための読み取りメモリ40と、スキャナ15より読み取ったバーコードデータにおける商品の旧価格データを格納するための旧価格メモリ41と、操作部3より入力された値下げ処理区分に関するデータを格納するための値下げ区分メモリ42と、操作部3から入力された商品の値下げ処理区分に関する演算論理式を記憶するための演算論理レジスタ47と、前記旧価格メモリ41の旧価格データと値下げ区分メモリ42の値下げ処理区分に関するデータとに基づき演算処理を行い商品の新価格を算出するために使用される演算ワークメモリ43と、演算結果メモリ44における演算結果、即ち商品の新価格を格納するための演算結果メモリ44と、演算結果メモリ44の新価格データが転送されて新価格を有する商品情報のバーコードデータが生成されるバーコード生成メモリ45と、バーコード生成メモリ45中の新価格商品情報を有するバーコードデータを印字機構制御部34に転送する際に、前記新価格商品情報を有するバーコードデータを一時的に記憶する印字データバッファ48と、ストアコントローラ、ワークステーション等のホストコンピユータに伝送するデータを格納するための伝送データメモリ46と、が設けられている。
【0024】
図5は、値下処理をされる前の商品に貼付されたラベル23aを示すものであり、このラベル23aにはJAN、NON−PLUの13桁で表示された商品コード、商品価格等の商品データがバーコードで表示されると共に、その商品の価格が800円である旨の表示が人間に可読な文字で表示されている(なお、図示はしないが、以下の説明中では値下処理前の商品ラベル23aがJAN、PLUの場合も発生する)。
【0025】
図6は本実施形態のラベルプリンタにより発行された値下処理後のラベル23bを示し、このラベル23bにはJAN、NON−PLUの13桁で表示された商品コード、新商品価格等の商品データがバーコードで表示されると共に、その商品の新価格が720円である旨の表示が人間に可読な文字で表示されている。図7は本実施形態のラベルプリンタにより発行された値下処理後のラベル23cを示し、このラベル23cにはCODE128で表示された商品コード、新商品価格等の商品データがバーコードで表示されると共に、その商品の新価格が720円である旨の表示が人間に可読な文字で表示されている。このCODE128ラベル23cは、後述するように値引き前の商品に付されたバーコードがPLUの場合に発行されるもので、そのバーコード構成は図12に示すように、元の商品に付されたバーコード▲1▼に値下げ価格等を含ませたものである。
【0026】
次に、本実施形態にかかるラベルプリンタの値下げラベル発行処理操作について図8、9に基づき説明する。なお、図8は値下げラベル発行処理に関わる装置のブロック図、図9は操作に関わるフロー図である。
【0027】
まず、プリンタ本体1の電源を投入すると、CPU28がROM30のメイン処理プログラムに従い処理を行なうと共に、ステップ1(図9)で表示メモリ39に値下げ処理区分に関するデータが格納されて表示部2に表示される。
【0028】
オペレータは、ステップ2で操作部3におけるキー入力操作により所望の値下げ処理区分業務の選択を行う。値下げ処理区分業務としては、旧価格より一定の金額を値下げする定額値下げ、旧価格より一定の率を値下げする%値下げ、旧価格に対し新たな値下げ価格を設定する新価格値下げ等がある。なお、商品の値下げ処理そのものではないが、商品を廃棄処分する場合があり、この商品廃棄も本発明でいう商品の値下げ処理区分業務に含まれるものとする。なお、本実施例では、オペレータが定額値下げを選択したものとして以下説明をする。この定額値下げを選択すると、そのデータはRAM31の値下げ区分メモリ42に格納されると共にデータの解析処理がなされてデータ伝送メモリ46に転送される。
【0029】
次に、ステップ3で操作部3の数字キー5等を操作して、所望の定額値下げ金額、本実施の形態では80円を入力すると、このデータは、定額値下げの演算式として演算論理レジスタ47に格納される。
【0030】
次いで、ステップ4でスキャナ15を用いて図5に示されるラベル23aのバーコードをスキャンすると、スキャナ15で読み取られたバーコードデータは、ROM30の読み取りデータプログラムに従い解析され、RAM31の読み取りメモリ40に格納される。
前記解析処理では、バーコードがPLU方式か否かを判定する(例えば、JAN、PLU方式では先頭が国コードであるから、日本の国コード45,49であるか否かを判定する;ステップ5)。そして、「YES」の場合は表示部2にメッセージを表示する等してオペレータに元売価の入力を促す。
ステップ6でオペレータが元売価を操作部3の数字キー5等を操作して入力する。
この元売価は、前記読み取りメモリ40のバーコードデータにおける商品の旧価格データとしてRAM31の旧価格メモリ41に格納される。
【0031】
次いで、この旧価格データは、演算ワークメモリ43において、演算論理レジスタ47の定額値下げ演算式と共に演算処理されて値下げした新価格データが作成される(ステップ7)。本実施の形態では、旧価格800円より80円値下げした720円の新価格データである。
【0032】
この新価格データは、ステップ8で演算結果メモリ44に格納されると共にバーコード生成メモリ45に転送され、このバーコード生成メモリ45にて商品コードデータ等が付されて新価格商品のバーコードデータがCODE128で生成される(ステップ8)。
【0033】
この新価格商品のバーコードデータは、印字データバッファ48に転送され、オペレータが所定の印字発行枚数を指定した上で(ステップ9)、操作部3の発行キー13を押し下げると、発行枚数のデータが印字データバッファ48にセットされると共に、この印字データバッファ48のデータは、ROM30の印字制御プログラムに従い印字制御部を介して印字機構20に出力され、ラベルへ23のバーコード印字が行われて、図7に示す様な、値下げされた新価格720円を表示するラベル23cが所定枚数発行される(ステップ10)。
こうして発行されたバーコードラベルは、CODE128の特性として、最も大量の文字数字を記号化できるバーコードであるため、元のPLUコードに含まれた商品情報と、値引き新価格情報を共に含ませることができる(図12中の”Cセット”を参照)。
一方、前記ステップ5の処理で、バーコードがPLU方式でない(「NO」)の場合は、スキャナ15で読み取られたバーコードデータは、商品の旧価格データとしてRAM31の旧価格メモリ41に格納される。
【0034】
次いで、この旧価格データは、演算ワークメモリ43において、演算論理レジスタ47の定額値下げ演算式と共に演算処理されて値下げした新価格データが作成される(ステップ11)。
【0035】
この新価格データは、演算結果メモリ44に格納されると共にバーコード生成メモリ45に転送され、このバーコード生成メモリ45にて商品コードデータ等が付されて新価格商品のバーコードデータがJAN、NON−PLU方式で生成される(ステップ12)。
この新価格商品のバーコードデータは、印字データバッファ48に転送され、前述のステップ9に合流する。
但し、この場合に印字発行されるのは図6、23bに示す如きJAN、NON−PLU方式のバーコードラベルである。
【0036】
以上のステップ5〜12、9、10を経て発行されたバーコードラベルは、元のバーコードラベルと比較して価格が変更されているだけなのでJAN、NON−PLU方式の桁数で十分である。
そして、前述のCODE128の場合も、JAN、NON−PLU方式の場合も、元のバーコード中に存在した値引き後にも必要な情報を含んでいるので、新しいラベルは元のラベルの上に重ねて貼れば良く、レジでも新しいラベルのみをスキャナ読み取りすればよい。
【0037】
次に、前記演算結果メモリ44の新価格データは、伝送データメモリ46に転送される。この伝送データメモリ46では、旧価格メモリ41より転送される旧価格データと、バー種別解析処理を介して読み取りメモリ40より転送される読み取りバーコードデータと、印字データバッファ48より転送される印字発行枚数に関するデータと、値下げ区分メモリ42より転送される値下げ区分データとに基づき、ROM30の通信プログラムに従ってSTX、ETX,BCCが付加されてアップロード用の伝送データが作成される。
なお、図10は、値下げ処理1件分の伝送データの構成を示す概念図である。
【0038】
図10における値下げ区分の欄には定額値下げ、%値下げ、新価格値下げ等を区別するためのデータが、バー種別の欄にはインストア02、インストア20、JAN13桁、JAN8桁等のバーコードの種類を区別するためのデータが、読み取りバーコードの欄にはスキャナ15より読み取った旧価格の商品のバーコードのデータが、旧価格の欄には旧価格メモリ41より転送された旧価格に関するデータが、新価格の欄には、演算結果メモリ44より転送された新価格に関するデータが、発行枚数の欄には印字データバッファ48を介して転送されたラベル発行枚数に関するデータが、それぞれ所定の形式で記載されている。
【0039】
なお、STXの欄は、STARTOFTEXT、ETXの欄は、ENDOFTEXT、BCCの欄は、BLOCKCHECKCHARACTERを示し、更にダミーの欄には、STXからBCCまでの桁数を所定の桁数にするためのデータが記載されている。
【0040】
次に、前記ラベルプリンタにおける、データの伝送操作について図11に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0041】
まず、オペレータが電源を投入すると(ステップ21)、CPU28はRAM31の伝送データメモリ46をチェツクして、伝送データメモリ46中に伝送すべきデータ、即ち電源投入前に値下げ処理をしたデータが格納されているか否かを判断する(ステップ22)。ステップ22において、伝送データが格納されている場合には、ステップ23に移り、CPU28は表示部2に「伝送して下さい」というメッセージを表示して、オペレータに伝送すべき伝送データが格納されていることを知らせ、スッテプ24の処理に移る。
【0042】
ステップ24では、前記伝送データをホストコンピユータに伝送するか否かの確認メッセージが表示部2に表示され、オペレータが「伝送する」を選択すると、スッテプ25において伝送データメモリ46中の所定の伝送データが伝送制御部33を介してホストコンピユータに伝送される。
【0043】
また、前記ステップ22において、CPU28が伝送データメモリ46に伝送データが格納されていないと判断した場合には、ステップ26に移る。ステップ26では、上述した値下げラベル発行処理業務が行われる。そして、値下げラベル発行業務の終了後、オペレータがステップ27で伝送キー7を押し下げると、スッテプ23の処理に移行し、次いでステップ24、スッテプ25を順次介して伝送データメモリ46中のデータの伝送が行われる。
【0044】
なお、スッテプ24において、オペレータがデータを「伝送しない」旨を選択すると、ステップ26の値下げラベル発行処理業務に移る。
【0045】
以上により、電源投入時にデータ伝送メモリに伝送データが格納されていた場合及び電源投入時にデータ伝送メモリに伝送データが格納されておらず、その後ラベルプリンタの値下げラベル発行処理によって伝送データが伝送データメモリ46に格納された場合のホストコンピユータに対するデータ伝送が実現できる。
【0046】
なお、前記実施形態におけるスキャナ15は、ペンスキャナであっても良く、またタッチスキャナであっても良く、更にその他のバーコード読み取り装置であっても良く、本発明の商品情報入力手段としては、バーコード印字された商品情報を入力できる手段であれば何でも良い。
【0047】
また、価格変更情報として定額値下げを開示したが、本発明はこれに限られることなく、旧価格より一定の率を値下げする%値下げ、旧価格に対し新たな値下げ価格を設定する新価格値下げであっても良く、更に、商品を廃棄処分する場合があり、この商品廃棄も本発明でいう価格変更情報に含まれるものとする。
【0048】
さらに、ラベル23への印字機構20として剥離ピン26の位置にて帯状台紙22よりラベル23が一枚ずつ剥離されるよう構成したが本発明はこれに限ることなく、ラベルが帯状台紙22より剥離されることなく帯状台紙22と共に連続してラベル発行口18より発行されるように構成しても良く、その他の構成についても本発明の要旨を逸脱する事なく種々変更可能である。
【0049】
【発明の効果】
以上詳述したとおり、本発明のラベルプリンタによれば、値下げ前の旧価格を示す為のバーコードがソースマーキングのPLUかインストアマーキングのNON−PLUかに関わらず、商品に付されたバーコードを商品情報入力手段により入力し、値下げされた商品に関する新商品情報を一枚のラベルにバーコード印字し得るから、値下げ現場では単に旧価格に係るバーコード上に新価格のバーコードラベルを重ねて貼れば良く、レジにおいては光学的読み取り機を使用して上記ラベルより新価格情報を読み取ることができ、従来の如く、レジにて光学読み取りすべきバーコードが単数、複数混在することがなくなり、入力作業に伴う値引き忘れがなくなると共に新価格商品の入力作業を迅速に行い得て、レジにおける混雑が解消される。
【0050】
また、本発明によれば、商品の旧価格としての第1の価格情報と値下げ価格としての第2の価格情報とを記憶させておくことができると共に伝送可能としたから、第1及び第2の価格情報をホストコンピュータに伝送してデータ処理を行うことにより、スーパーマーケットのバックヤード等における売価変更伝票の処理作業が不要となり、伝票への値下げ金額の記入、集計作業や記入、集計ミス、が解消され、作業の簡素化を図ることができ、更に、商品の値下げ予算をどの様に消化しているか各担当者が迅速且つ確実に把握することができ、不要な在庫の残らない、きめ細かい商品管理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るラベルプリンタの外観斜視図である。
【図2】操作部の正面図である。
【図3】印字機構の概略図である。
【図4】制御部のブロック図である。
【図5】旧価格の表示されたラベルの正面図である。
【図6】新価格の表示されたラベルの正面図である。
【図7】新価格の表示されたラベルの正面図である。
【図8】値下げラベル発行処理に関わる装置部分のブロック図である。
【図9】値下げラベル発行処理の操作に係るフローチャートである。
【図10】値下げ処理1件分の伝送データの構成を示す概念図である。
【図11】伝送操作を示すフローチャートである。
【図12】CODE128のバーコード構成を示す説明図である。
【図13】PLUのソースマーキングと値引きのインストアマーキングが付された商品を示す説明図である。
【符号の説明】
3 操作部
15 スキャナ
28 CPU
30 ROM
31 RAM
40 読み取りメモリ
41 旧価格メモリ
42 値下げ区分メモリ
43 演算ワークメモリ
44 演算結果メモリ
45 バーコード生成メモリ
46 伝送データメモリ
Claims (2)
- ラベルに、商品価格等に関する商品情報を印字機構を介してバーコード印字するラベルプリンタにおいて、中央処理装置と、該中央処理装置に接続され、商品に付されたバーコードから商品の種別情報と商品の価格情報を入力するための商品情報入力手段と、該商品情報入力手段から入力された第1の価格情報を記憶するための第1の記憶手段と、前記中央処理装置に接続され前記第1の価格情報の値下げに関する変更情報を入力するための価格変更情報入力手段と、前記商品情報入力手段からの情報がPLU方式か否か判別する商品情報判定手段と、前記価格変更情報入力手段より入力された変更情報に基づき前記第1の価格情報を変更して第2の価格情報を作成する新価格作成手段と、該新価格作成手段により作成された第2の価格情報を記憶するための第2の記憶手段と、前記商品情報判定手段の判定が「YES」の場合には、前記ラベルに表示されている価格情報を操作部より入力し、前記新価格作成手段より作成した前記第2の価格情報と、前記商品に付されたバーコードから商品の種別情報と、を新商品情報としてCODE128、NON−PLU方式の単数のバーコードで作成し、「NO」の場合には、前記第2の価格情報と、前記商品に付されたバーコードから商品の種別情報と、を新商品情報としてJAN、NON−PLU方式の単数のバーコードで作成する新商品情報作成手段と、該新商品情報作成手段により作成された前記新商品情報を前記印字機構に出力する出力手段とを具備することを特徴とするラベルプリンタ。
- さらに、前記第1及び第2の価格情報を伝送するための伝送手段を具備することを特徴とする請求項1に記載のラベルプリンタ。
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