JP4493262B2 - マットレス - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はマットレスに係り、特に病院用あるいは施設用として使用されるマットレスに関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
特開2000−342390号公報
【特許文献2】
特開2000−5244号公報
近年の急激な高齢化社会化に伴い、医療機関あるいは福祉施設、さらには家庭内における介護を要する要介護者の問題が急増してきている。これらの人達の多くは、ベッド上での生活を余儀なくされているのが現状であり、そのようなベッドとして、従来からポリエステル硬綿製または合成樹脂発泡体(合成樹脂フォーム)をマットレス芯材とし、その表面を繊維製布で被覆したマットレスが使用されてきている。
【0003】
しかしながら、このようなマットレスを病院用あるいは福祉施設用として医療機関あるいは福祉施設等で使用する場合には、汗や排出物、血液等の体液によりマットレス表面が汚れるばかりでなく、マットレス内部にまで浸透し、この汚れが細菌繁殖の温床となり院内感染等の原因の一つにもなっている。このような院内感染等を防止するためには、マットレスを直接洗濯できるようにするか、消毒ができるようにする必要がある。
【0004】
洗濯し得るようなマットレスとしては、例えばマットレス芯材をウレタンの無膜フォームやハニカム構造を有する繊維基材を使用して、水切りを良くし、すばやく乾燥できるようにしたものが提案されている。また、消毒可能なマットレスとしては、ウレタンフォーム等のマットレス芯材の表面に合成樹脂フィルム(特にウレタンフィルム)を配し、体液等の汚れが芯材内部まで到達しないようにすると共に、表面の合成樹脂フィルムを消毒し得るように構成したものが提案されている(特許文献1、特許文献2)。
【0005】
しかしながら、従来のこのようなマットレスは、芯材のクッション性に充分追従し得るものとはなっていないのが現状である。特に、マットレスを使用したベッド上での生活における最大の問題は、患者の褥瘡(床擦れ)の発生とこれによる苦痛であり、褥瘡の発生を極力回避し、ベッド上での生活を快適に行い得るためには、身体の動きに伴う芯材のクッション性の動きにあわせ、マットレス表面に積層した合成樹脂フィルムがマットレス芯材のクッション性を阻害しないことが重要なものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
したがって本発明は、上記の諸要求を満足すること、すなわち、芯材のクッション性の動きにあわせ、マットレス表面に積層した合成樹脂フィルムがスムーズに追従し得ると共に、マットレスの内部に汗や排出物、血液等の体液が浸透することなく、簡便に消毒が可能であるマットレス、特に医療用あるいは施設用として使用されるマットレスを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するための本発明は、マットレス芯材の全表面に、少なくともポリカーボネート系ウレタンフィルムからなる表皮材が積層されており、ウレタンフィルムの50%モジュラスが2〜5N/mmあり、略直方体のマットレスの角又は辺において、ウレタンフィルムに穴を設けるか、またはウレタンフィルムを通気性のある部材により一部置換したことを特徴とするマットレスである。
【0008】
すなわち、本発明は、低荷重での伸びが良好である50%モジュラス値が2〜5N/mm と低いウレタンフィルムを使用し、かかるウレタンフィルムによりマットレス全体の表面を被覆することで、マットレスの表面部の動きを芯材のクッション性の動きと追従させ、マットレスのクッション効果を十分に発揮させることを特徴とする。
【0009】
本発明では、50%モジュラスが2〜5N/mm のウレタンフィルムを使用する。50%モジュラスが2N/mm 未満だと、フィルムは柔らかいが、非常に伸びやすく、マットレスを運んだり、動かしたり、消毒作業や汚れを拭き取る作業等でのマットレスの取り扱いが行いにくくなるとともに、寝返りをうった場合に、一部の表皮が伸びた分、他の部分にしわができて、寝心地が悪くなる傾向がある。50%モジュラスが5N/mm を超えると、体圧分散性の高いマットレス芯材を使用しても、マットレスの沈み込みに伴いウレタンフィルムが引っ張られることによる応力が大きく、体圧分散性の高いマットレス芯材の効果を十分に発揮できず、褥瘡予防効果が薄れてしまう。
【0011】
ポリカーボネート系ウレタンフィルムは、他のポリエステル系ウレタンフィルムやポリエーテル系ウレタンフィルムに比較して耐加水分解性に優れると共に、耐汗性が高く、皮脂に含まれる高級脂肪酸による劣化が起こりにくいという特徴を有する。したがって、本発明では、このポリカーボネート系ウレタンフィルムの特性により、マット表面には引裂傷の発生が少なくなり、体液等がマットレス芯材内部に浸透する事態の発生を防止し得る特徴を有する。さらに表面を消毒用アルコール等の消毒液で清拭するという簡便な手段で、マットレスを消毒し得る利点を有する。
【0012】
さらに、本発明は、表皮材として、ウレタンフィルムとウレタンフォームシートの積層体を使用することが好ましい
【0013】
さらにまた本発明は、ウレタンフォームシートには、難燃剤が添加されていることが好ましい
【0014】
本発明が提供するマットレスは、医療機関あるいは福祉施設等で、特に要介護者のベッドとして使用されることが多いことより、ベッドにおける喫煙等による火災事故を極力回避するものであることが要求される。その点で、ベッドの表皮材として使用されるウレタンフォームを難燃性のウレタンフォームとすることは、火災事故等の発生を予防し得る利点を有する。
【0015】
さらにまた本発明は、マットレス芯材が、低硬度ウレタンフォーム/低反発弾性ウレタンフォーム/高反発弾性ウレタンフォームの順に積層されたウレタンフォーム積層体、または低硬度ウレタンフォーム/低反発弾性ウレタンフォーム/高反発弾性ウレタンフォーム/低反発弾性ウレタンフォーム/低硬度ウレタンフォームの順に積層されたウレタンフォーム積層体であることが好ましい
【0016】
低硬度ウレタンフォームとしては、硬さが40〜80Nであるウレタンフォームが好ましく、さらに好ましくは硬さが40〜70Nで、かつ繰返圧縮残留歪が4%以下であるウレタンフォームである。
硬さが40N未満では、製造が非常に難しく、特殊原料を使用するためにコストが非常に高くなる。また硬さが70Nを超えるとソフト感が出にくい傾向がある。
さらに繰返圧縮残留歪を4%以下とすることによって、ソフト感を長期に亘って維持することができると共に、マットレス芯材のヘタリを抑制することができる。繰返圧縮残留歪が4%を超える場合は、マットレス芯材のヘタリの原因となる場合があり、褥瘡予防効果が長期間維持できない場合がある。
【0017】
低反発弾性フォームとしては、反発弾性率が2〜20%であるウレタンフォームが好ましい。さらに好ましくは反発弾性率が2〜20%であり、かつ密度が40〜90kg/mのウレタンフォームである。反発弾性率が2%未満のウレタンフォームは、製造が難しく、コストが高くなる傾向がある。また、反発弾性率が20%を超えると、褥瘡予防効果が少なくなる傾向がある。密度が40kg/m未満では、体の沈み込みが速く寝心地が悪くなる場合がある。密度が70kg/mを超えると、体の沈み込みが遅く、寝姿勢が安定するまでに時間がかかる傾向がある。
【0018】
高反発弾性フォームとしては、反発弾性率が50〜75%であるウレタンフォームが好ましい。反発弾性率が50%未満では、マットレスへの体の沈み込みが大きくなりすぎて、寝心地が悪くなる傾向がある。反発弾性率が75%以上では、フィット感がなく寝心地が悪くなる傾向がある。
【0019】
本発明に使用されるマットレス芯材としては、単層でも複数層の積層体でもよいが、特に芯材の一番下には、高反発弾性のフォームを使用し、芯材の中間層として低反発弾性フォームを使用し、芯材の一番上の部分に硬さの軟らかい低硬度フォームを使用することによりベッド上の体圧を分散し得ることとなり、特に長期に亘る要介護者にあっては褥瘡(床擦れ)の発生を予防し得る利点を有する。
【0020】
前述した硬さ、繰返圧縮残留歪、反発弾性率、50%モジュラスは、それぞれJIS K 6401、JIS K 6400、JIS K 6400のA法、JIS K 7113に準拠した方法で測定している。
具体的には、硬さは、5N荷重時の厚みを元厚として、75%圧縮後、再度元厚の25%まで圧縮し、20秒後の荷重を測定した。
繰返圧縮残留歪は、60±1回/分の速度で、元厚の50%を8万回連続して圧縮し、開放30分後の厚さを測定し、回復できなかった厚さは元厚の何%であるかを算出した。
反発弾性率は、試験片上460mmの距離から鋼球を落下し、最高反発距離を測定し、最高反発距離が落下距離(460mm)の何%であるかを算出した。
50%モジュラスは、2号試験片において、50mm/min±10%の速度で引っ張り、50%伸びたときの応力を測定した。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明が提供するマットレスは、特に病院用あるいは施設用として医療機関あるいは福祉施設等で使用し得るマットレスであり、マットレス芯材の全表面に、50%モジュラスが2〜5N/mm を有するウレタンフィルムを積層することを特徴とするマットレスである。そのなかでも、50%モジュラス値が2〜5N/mm を有するウレタンフィルムとして、特にポリカーボネート系ウレタンフィルムを使用する点に特徴を有する。
ここで、マットレス芯材の全表面とは、マットレスの正面や背面、平面、底面、側面等の全ての面の全面積を示す。
【0022】
このようなポリカーボネート系ウレタンは、ポリウレタン成分を構成する高分子ポリオール成分としてポリカーボネートポリオールを使用し、かかるポリオール成分とイソシアネート成分との反応によって得ることができる。
【0023】
ポリカーボネートポリオールを合成する際に用いる低分子量グリコールとしては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、2,2−ジエチル−1,3−プロパンジオール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、1,3−ブチレングリコール、1,4−ブタンジオール、2−メチル−1,4−ヘキサメチレングリコール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,8−オクタンジオール、2−メチル−1,8−オクタンジオール、2,7−ジメチル−1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、2,8−ジメチル−1,9−ノナンジオール、1,10−デカンジオールなどの炭素数2〜15程度の脂肪酸ジオール;1,4−シクロヘキサンジオール、シクロヘキサンジメタノール、ジメチルシクロオクタンジオールなどの脂環式ジオール;1,4−ビス(β−ヒドロキシエトキシ)ベンゼンなどの芳香族二価アルコールなどを挙げることができる。
【0024】
これらのジオールは単独で使用してもよく、また2種以上併用してもよい。さらにこれらのジオールと共に3官能以上の水酸基を有するポリオール化合物を使用してもよく、そのようなポリオール化合物としては、例えば、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、トリメチロールブタン、ブタントリオール、ヘキサントリオール、ペンタエリスルトリオールなどを挙げることができる。これらのポリオール化合物は、単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
【0025】
一方、イソシアネート化合物としては、特に制限されるものではなく、従来からポリウレタンの製造に使用されている分子中にイソシアネート基を有する公知の脂肪族、脂環族、芳香族有機ジイソシアネートのいずれであっても使用することができる。そのようなイソシアネート化合物としては、例えば、トルエンジソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、p−フェニレンジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシアネート、キシレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、3,3’−ジクロロ−4,4'−ジフェニルメタンジイソシアネート、水素化キシリレンジイソシアネートなどが挙げられる。これらの有機イソシアネート化合物は、単独で使用してもよく、また2種以上併用してもよい。
【0026】
上記のポリカーボネート系ウレタンにあっては、必要に応じてさらに他の添加剤を配合することもでき、そのような添加剤としては、通常のポリウレタンの製造に使用されているイソシアネート基と反応し得る水素原子を有する鎖伸長剤、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジオール、ビス(β−ヒドロキシエチル)テレフタレート、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、シクロヘキサンジオール、キシリレングリコール、1,4−ビス(ヒドロキシエトキシ)ベンゼン、ネオペンチルグリコールなどのジオール、ヒドラジン、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、キシリレンジアミン、イソホロンジアミン、ピペラジンおよびその誘導体、フェニレンジアミン、トリレンジアミン、キシレンジアミン、アジピン酸ジヒドラジド、イソフタル酸ジヒドラジド、ヘキサメチレンジアミン、4,4’−ジアミノフェニルメタン、4,4’−シシクロヘキシルメタンジアミンなどのジアミン、ジエチレントリアミンなどのトリアミン、アミノエチルアルコール、アミノプロピルアルコールなどのアミノアルコール類が挙げられる。これらの化合物は、単独で使用してもよく、また2種以上併用してもよい。
【0027】
さらに、添加しうる添加剤としては、例えば、光安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、界面活性剤、増粘剤、防黴剤、抗菌剤、消臭剤、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロースなどの水溶性高分子化合物、染料、顔料、充填剤などを配合することができる。
抗菌剤としては、銀等の無機系抗菌剤、リン酸エステル等の有機系抗菌剤があげられるが、中でも銀等の無機系抗菌剤が好ましい。
【0028】
本発明で使用するポリカーボネート系ウレタンフィルムの製造は、例えば離型性シートに、上記のポリカーボネートポリオールとイソシアネート化合物との反応で得られたウレタン溶液を、ナイフコーターにより塗布した後、乾燥することにより溶媒を揮発させ、厚さ30〜100μm程度のフィルムとして形成させことにより製造することができる。この場合におけるナイフコーターでの塗布にあっては、ナイフコーターによる2回の塗布及び乾燥によりフィルム状に形成するのがよい。1回のナイフコーターによるフィルム形成では、得られたフィルムからエアの巻き込み等によるピンホールの形成が観察されることより、かかるピンホールの形成を防止するためである。
【0029】
以上のようにして製造された本発明で使用するポリカーボネート系ウレタンフィルムは、特に耐加水分解特性および耐汗性に優れ、またその50%モジュラスがポリエーテル系ウレタンフィルムやポリエステル系ウレタンフィルムよりも低い。従来のウレタンフィルムの50%モジュラスは10N/mm 以上であることを考慮すると、本発明の目的においてポリカーボネート系ウレタンフィルムは、通常のウレタンフィルムよりもウレタンフォームのマットレス芯材に有利な性質を有しており、そのため、マットの芯材のクッション性に充分追従し得る特徴を有するのである。
【0030】
上記で製造されたポリカーボネート系ウレタンフィルムは、次いで厚さ3〜10mm程度、好ましくは5mm程度厚のウレタンフォームシートを接着剤ラミネートまたはフレームラミネート等により貼り合わせ、本発明のマットレスにおける芯材の全表面に積層される表皮材とされる。この場合のポリカーボネート系ウレタンフィルムの下にウレタンフォームシートを積層する場合は、一般的なウレタンフォームシートが使用できるが、特に難燃性のウレタンフォームを使用するのが好ましい。
ウレタンフィルムに、ウレタンフォームシートを積層させて、表皮材とすることにより、ウレタンフィルム単層の場合よりも、マットレス芯材への積層が容易になる。また、ウレタンフォームシートに難燃剤等の添加剤を添加することにより、種々の機能を追加することができる。
【0031】
一方、マットレス芯材としては、単層のウレタンフォームやフォーム積層体が使用できるが、いわゆる体圧分散型のマットレスとしての積層体が好ましい。そのような芯材としての積層体は、低硬度フォーム/低反発弾性フォーム/高反発弾性フォームからなる積層体であるか、または低硬度フォーム/低反発弾性フォーム/高反発弾性フォーム/低反発弾性フォーム/低硬度フォームからなる積層体が使用される。
【0032】
より具体的には、例えば、低硬度フォーム/低反発弾性フォーム/高反発弾性フォームからなる積層体の場合には、芯材の一番上には、硬度の低い低硬度フォーム(スーパーソフトタイプのフォーム)を使用し、その下の中間層として反発弾性率が低い低反発弾性フォームを積層し、さらに芯材の一番下には、反発弾性率の高い高反発弾性のフォームを使用する。かかる各特性を有するフォームを積層することにより、マットレス上の患者が欲する望ましい寝姿勢に追従するとともに、体圧分散を維持させることが可能となり、特に長期に亘って寝たきりとなる要介護度の高い患者にあっては褥瘡(床擦れ)の発生を予防し得るのである。
【0033】
芯材としての積層体は、その基本的積層構造は上記した低硬度フォーム/低反発弾性フォーム/高反発弾性フォームからなる積層体の構造を有するものであるが、さらに低硬度フォーム/低反発弾性フォーム/高反発弾性フォーム/低反発弾性フォーム/低硬度フォームからなる積層体とすることにより、芯材としての表裏面をなくすることも可能である。
なお、各フォームの積層方法および表皮材の積層方法としては、接着剤ラミネートやフレームラミネート、熱ラミネート等が使用できるが、接着剤を用いた接着剤ラミネートが好ましく、特に環境および安全性の面より、水性エマルジョン系接着剤を用いることが好ましい。
【0034】
本発明が提供するマットレスは、上記の芯材の全表面に、前記で製造された表皮材を接着剤により積層し、さらに芯材の側面部分に前記で得たアクリル系等の粘着剤を塗布したポリカーボネート系ウレタンフィルムを熱圧着することにより製造される。この場合の熱圧着は、例えば60〜130℃にて60〜120秒程度の熱圧着により行うことができる。
【0035】
かくして製造された本発明が提供するマットレスは、マットレスの表裏面に50%モジュラス値が2〜5N/mm であるポリカーボネート系ウレタンフィルムおよび難燃性のウレタンフォームシートの積層体からなる表皮材を積層させたことにより、マットレスの表皮材が芯材のクッション性に追従し、患者の体位を安定的かつ持続的に体圧分散を確保でき、褥瘡等の発生の予防が確保し得る。また特にポリカーボネート系ウレタンフィルムをマットレスの表面に使用したことにより、例えば患者から発生する汗、あるいは血液等の体液、皮脂等がマットレスの芯材内部にまで浸透することを防止でき、また表面を清拭するだけで簡便な消毒操作を行い得る。
【0036】
さらに、ポリカーボネート系ウレタンフィルムは耐加水分解性に優れ、引裂強度が強く、マットレス表面の傷の発生を防止できる。さらに耐汗性が高く、皮脂に含まれる高級脂肪酸による劣化が起こりにくいものである。
【0037】
また、マットレスの芯材をウレタンフィルムで完全に密封せずに、マットレス芯材と外気との間に空気が行き来できる部分を形成するのが好ましい。このような部分を形成することによって、マットレスを畳んだり、陰干ししたりする場合にもウレタンフィルムに膨れや破れが発生することがない。
マットレス芯材と外気の間を空気が行き来できる部分の構造としては、ウレタンフィルムに単に穴や隙間を設けることによって行い得るし、また、ウレタンフィルムの一部分をメッシュ状のシートや、微細孔を有するフィルム、通気性の良い布地等の通気性のある部材で置換することによっても行い得る。
【0038】
ウレタンフィルムに穴をあける場合には、略直方体のマットレスの角に設けることが、外観的にもマットレスの美観を損なうものではなく好ましい。また、隙間を設ける場合にも、略直方体のマットレスの角や辺に隙間を設けることが、外観的にもマットレスの美観を損なうものではなく好ましいものである。
【0039】
ウレタンフィルムの一部を置換する通気性のある部材が有する穴の大きさとしては、200μm以下のものが好ましい。特に100μm以下の穴の大きさにすれば、家ダニ等の微小生物のマットレス内への侵入を防ぐことができる。
【0040】
なお、ウレタンフィルムの一部を置換するための通気性のある部材として、微細孔を有するフィルムを使用する場合のフィルムの素材としては特に限定されないが、ポリエステル、ポリプロピレン等のウレタンフィルムよりも引裂強度が高いフィルムを使用するのが好ましい。
【0041】
また、ウレタンフィルムに穴を開けたり、ウレタンフィルムの一部を通気性のある部材で置換したりする場合には、マットレス芯材に抗菌剤や防虫剤を配合しておくか、穴の存在する部分の芯材表面に、抗菌剤や防虫剤を塗布または含浸させておくことによって細菌や微小生物の侵入を防止することができる。
【0042】
【実施例】
以下に、本発明を図面に基づく具体的実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0043】
実施例1:芯材として単層のウレタンフォームを使用し、表皮材で被覆したマットレス
図1に、本実施例に基づくマットレスの一部断面拡大図を示した。図中において(1)は本発明に係るマットレスであり、該マットレス(1)は、マットレス芯材(4)の表裏面に50%モジュラス値が3N/mm のポリカーボネート系ウレタンフィルム(2)と難燃性ウレタンフォーム(3)の積層体からなる表皮材(5)がマットレス芯材(4)に積層されている。この芯材(4)は、比較的硬めのウレタンフォームの単層で構成される。
かかるマットレス(1)は、一般病棟用のマットレスとして使用されるのに好適なものである。
【0044】
そのようなマットレス芯材を構成しているウレタンフォームは、比較的硬めのウレタンフォームを使用するのが好ましく、そのような硬さとしては100〜180Nが好ましい。100N未満の柔らかなウレタンフォームを使用すると、人体の重さにより芯材が過剰に変形し、マットレス上での動きがとりにくい傾向がある。また、180Nを越える硬さになると、マットレスとしてのクッション性が確保できなくなる傾向がある。本実施例にあっては、例えば、硬さ130Nを有するウレタンフォーム(単層)を使用している。
【0045】
一方、表皮材(5)は、50%モジュラス値が2〜5N/mm のポリカーボネート系ウレタンフィルム(2)と難燃性ウレタンフォームシート(3)の積層体である。本実施例においては、かかるポリカーボネート系ウレタンフィルムとしては、ポリカーボネートポリオール成分として3−メチル−1,5−ペンタンジオールを用い、イソシアネート化合物として4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、鎖伸長剤として1,4−ブタンジオールをN,N−ジメチルホルムアミド中で反応させて得たウレタン溶液を、離型性シート上でナイフコーターにより2回塗工し、溶媒を揮発させて得た厚さ50μmを有する抗菌仕様のポリカーボネート系ウレタンフィルム(2)である。
【0046】
かくして製造されたポリカーボネート系ウレタンフィルム(2)と、厚さ5mmを有する難燃性のウレタンフォームシート(3)を接着剤ラミネート法により貼り合わせ、表皮材(5)が形成される。本実施例においては、難燃性のウレタンフォームシート(3)としては、例えば、硬さ:100N;密度:23kg/m;引張強度:60kpa;伸び:120%;反発弾性:35%;圧縮残留歪み:4%以下;繰返圧縮残留歪み:3.5%を有し、難燃剤としてリン酸エステルを添加した難燃性のウレタンフォームシートを使用している。
【0047】
本発明が提供するマットレス(1)にあっては、芯材(4)の表裏面に上記で製造された表皮材(5)が積層されるが、この場合の積層にあっては、好ましくはエマルジョン系接着剤、例えば、ウレタン樹脂エマルジョンやアクリル樹脂エマルジョンを使用し接着させる。さらに、マットレスの側面に、先に得たポリカーボネート系ウレタンフィルムにアクリル系粘着剤を塗布したフィルムを、例えば、60〜130℃/60〜120秒の条件により熱圧着して、貼り合わせ、目的とするマットレス(1)が製造される。
【0048】
実施例2:芯材として体圧分散性を有する積層体を使用し、表皮材で被覆したマットレス(その1)
図2に、本実施例に基づくマットレスの一部断面拡大図を示した。図中において(11)は本発明に係るマットレスであり、該マットレス(11)は、マットレス芯材(14)として体圧分散性を有するフォーム積層体を使用し、その表裏面に50%モジュラス値が2.5N/mm のポリカーボネート系ウレタンフィルム(12)と難燃性ウレタンフォーム(13)の積層体からなる表皮材(15)が、体圧分散性を有するフォーム積層体の芯材(14)に積層されている。
かかるマットレス(11)は、芯材(14)として体圧分散性を有するフォーム積層体を使用することにより、褥瘡(床擦れ)予防のマットレスとして使用されるのに好適なものである。
【0049】
この体圧分散性を有するフォーム積層体としての芯材(14)は、本実施例においては低硬度フォーム(21)/低反発弾性フォーム(22)/高反発弾性フォーム(23)からなるフォーム積層体として構成されている。すなわち、かかるフォーム積層体を芯材(14)として使用することにより、例えば芯材の一番下には、反発弾性率の大きい高反発弾性のフォーム(23)を使用し、芯材の中間層として反発弾性率が低い低反発弾性フォーム(22)を使用し、芯材の一番上の部分に硬さの軟らかい低硬度フォーム(21)を使用したことにより体圧分散効果を得ることとなり、褥瘡(床擦れ)の発生を予防し得る。
【0050】
本実施例におけるフォーム積層体からなる芯材(14)において、芯材の一番下に積層される高反発弾性フォーム(23)の物性としては、例えば、密度:50kg/m、反発弾性率:62%の高反発弾性フォームが使用されている。
【0051】
かかる高反発弾性フォームの上に積層される中間層としての低反発弾性フォーム(22)の物性としては、例えば、密度:50.0kg/m;反発弾性率:8%を有する低反発弾性フォームが使用されている。
【0052】
さらに、芯材(14)の一番上に積層される低硬度フォーム(21)としては、スーパーソフト型のフォームであり、その物性として例えば、硬さ:60N;繰返圧縮残留歪み:2.5%を有する低硬度フォーム(規格品)が使用されている。
【0053】
なおこれらの各フォーム(21)、(22)および(23)の積層は、例えばウレタン系エマルジョン接着剤により行われ、本実施例で使用する芯材(14)が形成される。
以上により得られたフォーム積層体からなる芯材(14)の表裏面には、50%モジュラスが2.5N/mm を有するポリカーボネート系ウレタンフィルム(12)および難燃性ウレタンフォーム(13)の積層体からなる表皮材(15)が積層される。
【0054】
この場合の50%モジュラスが2.5N/mm を有するポリカーボネート系ウレタンフィルム(12)および難燃性ウレタンフォームシート(13)の積層体からなる表皮材(15)の構成は、上記の実施例1で得られた表皮材(5)と同様の表皮材が使用され、同様の方法により芯材(14)の表裏面に積層され、さらにマットレス(11)の側面部に施例1と同様にして、50%モジュラスが2.5N/mm を有するポリカーボネート系ウレタンフィルム(12)を熱圧着させ、目的とする体圧分散性を有するマットレス(11)が製造される。
【0055】
実施例3:芯材として体圧分散性を有する積層体を使用し、表皮材で被覆したマットレス(その2)
マット芯材として体圧分散型の積層体を使用した。該積層体は、図2に示した実施例2の芯材(14)の積層構造をベースとし、低硬度フォーム(21)/低反発弾性フォーム(22)/高反発弾性フォーム(23)/低反発弾性フォーム(22)/低硬度フォーム(21)の5層からなるフォーム積層体として構成した。用いた各弾性フォームの物性は実施例2と同様のものである。
次いで,この積層体に実施例2と同様に50%モジュラスが2.5N/mm を有するポリカーボネート系ウレタンフィルム(12)および難燃性ウレタンフォームシート(13)の積層体からなる表皮材(15)を積層させ、本発明の体圧分散性を有するマットレスを得た。
【0056】
実施例4:
実施例2で製造した体圧分散性を有するマットレスの芯材(14)の直方体の8つの角に抗菌剤を塗布し、実施例2と同様にしてポリカーボネート系ウレタンフィルムで被覆し、マットレス(11)の直方体の8つの角に穴を開け、本発明の体圧分散性を有するマットレスを得た。得られたマットレスは、折り畳んでもウレタンフィルムが膨れることがなく、マットレスを折り畳んで押入れに収納することができた。
【0057】
実施例5:
実施例2で製造した体圧分散性を有するマットレスの芯材(14)を用い、実施例2と同様にしてポリカーボネート系ウレタンフィルムで被覆した。得られたマットレスの短辺両サイドの厚み部分で、その略中央部のウレタンフィルムの一部を切り取り、ウレタンフィルムを切り取った部分の芯材該当部に抗菌剤を塗布した後、開口部に多数の微細孔(孔径50μm)を有するポリエステルフィルムを被覆して、本発明の体圧分散性を有するマットレスを得た。得られたマットレスは、折り畳んでもウレタンフィルムが膨れることがなく、マットレスを折り畳んで押入れに収納することができた。
【0058】
【発明の効果】
本発明が提供するマットレスは、マットレスの全表面を少なくとも50%モジュラス値が2〜5N/mm を有するウレタンフィルムで積層してあることより、マット表面部がマットレス芯材のクッション性に良好に追従する共に、フィルムが非透水性のフィルムであり、高級脂肪酸による劣化が起きにくいことより、汗、排出物、血液等の体液をマットレス内部に浸透させることがない。さらに、細菌、バクテリア、ダニ等の微細な有害微生物がマットレス内部に侵入することが防止でき、細菌繁殖の温床にならず、院内感染等を予防し得る利点を有する。
【0059】
また、汗、排泄物、血液等の体液、あるいは嘔吐物によりマットレス表面が汚染された場合にあっても、これらの体液等に含まれている液体がマットレス内部まで浸透することがない。さらにこれら汚物等は、マットレス表面を拭うことにより簡単に拭い取ることができると共に、アルコール等の消毒液により消毒が簡便に行い得るものであり、特に医療施設、福祉施設での看護人の労力の軽減を図ることができる。
【0060】
さらにまた、マットレス表裏面がポリカーボネート系ポリウレタンフィルムで被覆されているため、耐加水分解性および耐汗性に優れたマットレスが提供され、特にマットレス表面に発生する亀裂等による内部の汚染を防止し、常にマットレスを清潔に保つことができるため、院内感染の原因となっているベッドマットの汚染を防止し得ることより、医療施設、福祉施設等での寝具として特に好適なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に基づくマットレスの一部断面拡大図である。
【図2】本発明の他の実施例に基づくマットレスの一部断面拡大図である。
【符号の説明】
1,11・・・マットレス
2,12・・・ウレタンフィルム
3,13・・・ウレタンフォームシート
4,14・・・マットレス芯材
5,15・・・表皮材

Claims (3)

  1. マットレスの芯材の全表面に、少なくともポリカーボネート系ウレタンフィルムからなる表皮材が積層されており、ウレタンフィルムの50%モジュラスが2〜5N/mmあり、略直方体のマットレスの角又は辺において、ウレタンフィルムに穴を設けるか、またはウレタンフィルムを通気性のある部材により一部置換したことを特徴とするマットレス。
  2. 表皮材が、ポリカーボネート系ウレタンフィルムとウレタンフォームシートの積層体である請求項1記載のマットレス。
  3. マットレス芯材が、低硬度ウレタンフォーム/低反発弾性ウレタンフォーム/高反発弾性ウレタンフォームの順に積層されたウレタンフォーム積層体、または低硬度ウレタンフォーム/低反発弾性ウレタンフォーム/高反発弾性ウレタンフォーム/低反発弾性ウレタンフォーム/低硬度ウレタンフォームの順に積層されたウレタンフォーム積層体である請求項1または2に記載のマットレス。
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