JP2003230605A - マットレス - Google Patents

マットレス

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JP2003230605A
JP2003230605A JP2002273417A JP2002273417A JP2003230605A JP 2003230605 A JP2003230605 A JP 2003230605A JP 2002273417 A JP2002273417 A JP 2002273417A JP 2002273417 A JP2002273417 A JP 2002273417A JP 2003230605 A JP2003230605 A JP 2003230605A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 芯材のクッション性の動きにあわせ、マット
レス芯材表面に積層した合成樹脂フィルムがスムーズに
追従し得ると共に、マットレスの内部に汗や排出物、血
液等の体液が浸透することなく、簡便に消毒が可能であ
るマットレス、特に、病院用あるいは施設用として使用
されるマットレスの提供。 【解決手段】 マットレス芯材の全表面に、少なくとも
ウレタンフィルムからなる表皮材が積層されており、ウ
レタンフィルムの50%モジュラスが2〜5Nであるマ
ットレスであり、好ましくは、ウレタンフィルムがポリ
カーボネート系ウレタンフィルムであり、さらに表皮材
が、ポリカーボネート系ウレタンフィルムとウレタンフ
ォームシートの積層体であるマットレス。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマットレスに係り、
特に病院用あるいは施設用として使用されるマットレス
に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】 特開2000−342390号公報
【特許文献2】 特開2000−5244号公報近年の
急激な高齢化社会化に伴い、医療機関あるいは福祉施
設、さらには家庭内における介護を要する要介護者の問
題が急増してきている。これらの人達の多くは、ベッド
上での生活を余儀なくされているのが現状であり、その
ようなベッドとして、従来からポリエステル硬綿製また
は合成樹脂発泡体(合成樹脂フォーム)をマットレス芯
材とし、その表面を繊維製布で被覆したマットレスが使
用されてきている。
【0003】しかしながら、このようなマットレスを病
院用あるいは福祉施設用として医療機関あるいは福祉施
設等で使用する場合には、汗や排出物、血液等の体液に
よりマットレス表面が汚れるばかりでなく、マットレス
内部にまで浸透し、この汚れが細菌繁殖の温床となり院
内感染等の原因の一つにもなっている。このような院内
感染等を防止するためには、マットレスを直接洗濯でき
るようにするか、消毒ができるようにする必要がある。
【0004】洗濯し得るようなマットレスとしては、例
えばマットレス芯材をウレタンの無膜フォームやハニカ
ム構造を有する繊維基材を使用して、水切りを良くし、
すばやく乾燥できるようにしたものが提案されている。
また、消毒可能なマットレスとしては、ウレタンフォー
ム等のマットレス芯材の表面に合成樹脂フィルム(特に
ウレタンフィルム)を配し、体液等の汚れが芯材内部ま
で到達しないようにすると共に、表面の合成樹脂フィル
ムを消毒し得るように構成したものが提案されている
(特許文献1、特許文献2)。
【0005】しかしながら、従来のこのようなマットレ
スは、芯材のクッション性に充分追従し得るものとはな
っていないのが現状である。特に、マットレスを使用し
たベッド上での生活における最大の問題は、患者の褥瘡
(床擦れ)の発生とこれによる苦痛であり、褥瘡の発生
を極力回避し、ベッド上での生活を快適に行い得るため
には、身体の動きに伴う芯材のクッション性の動きにあ
わせ、マットレス表面に積層した合成樹脂フィルムがマ
ットレス芯材のクッション性を阻害しないことが重要な
ものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明は、
上記の諸要求を満足すること、すなわち、芯材のクッシ
ョン性の動きにあわせ、マットレス表面に積層した合成
樹脂フィルムがスムーズに追従し得ると共に、マットレ
スの内部に汗や排出物、血液等の体液が浸透することな
く、簡便に消毒が可能であるマットレス、特に医療用あ
るいは施設用として使用されるマットレスを提供するこ
とを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めの請求項1に記載の本発明は、マットレス芯材の全表
面に、少なくともウレタンフィルムからなる表皮材が積
層されており、ウレタンフィルムの50%モジュラスが
2〜5Nであることを特徴としたマットレスである。
【0008】すなわち、本発明は、低荷重での伸びが良
好である50%モジュラス値が2〜5Nと低いウレタン
フィルムを使用し、かかるウレタンフィルムによりマッ
トレス全体の表面を被覆することで、マットレスの表面
部の動きを芯材のクッション性の動きと追従させ、マッ
トレスのクッション効果を十分に発揮させることを特徴
とする。
【0009】本発明では、50%モジュラスが2〜5N
のウレタンフィルムを使用する。50%モジュラスが2
N未満だと、フィルムは柔らかいが、非常に伸びやす
く、マットレスを運んだり、動かしたり、消毒作業や汚
れを拭き取る作業等でのマットレスの取り扱いが行いに
くくなるとともに、寝返りをうった場合に、一部の表皮
が伸びた分、他の部分にしわができて、寝心地が悪くな
る傾向がある。50%モジュラスが5Nを超えると、体
圧分散性の高いマットレス芯材を使用しても、マットレ
スの沈み込みに伴いウレタンフィルムが引っ張られるこ
とによる応力が大きく、体圧分散性の高いマットレス芯
材の効果を十分に発揮できず、褥瘡予防効果が薄れてし
まう。
【0010】また、請求項2に記載の本発明は、請求項
1に記載の発明において、表皮材に使用するウレタンフ
ィルムがポリカーボネート系ウレタンフィルムであるこ
とを特徴とするマットレスである。
【0011】ポリカーボネート系ウレタンフィルムは、
他のポリエステル系ウレタンフィルムやポリエーテル系
ウレタンフィルムに比較して耐加水分解性に優れると共
に、耐汗性が高く、皮脂に含まれる高級脂肪酸による劣
化が起こりにくいという特徴を有する。したがって、請
求項2に記載の本発明では、このポリカーボネート系ウ
レタンフィルムの特性により、マット表面には引裂傷の
発生が少なくなり、体液等がマットレス芯材内部に浸透
する事態の発生を防止し得る特徴を有する。さらに表面
を消毒用アルコール等の消毒液で清拭するという簡便な
手段で、マットレスを消毒し得る利点を有する。
【0012】さらに、請求項3に記載の本発明は、請求
項1に記載の発明において、表皮材として、ウレタンフ
ィルムとウレタンフォームシートの積層体を使用するこ
とを特徴とするマットレスである。
【0013】さらにまた請求項4に記載の本発明は、請
求項3記載の発明において、ウレタンフォームシートに
は、難燃剤が添加されていることを特徴とするものであ
る。
【0014】本発明が提供するマットレスは、医療機関
あるいは福祉施設等で、特に要介護者のベッドとして使
用されることが多いことより、ベッドにおける喫煙等に
よる火災事故を極力回避するものであることが要求され
る。その点で、ベッドの表皮材として使用されるウレタ
ンフォームを難燃性のウレタンフォームとすることは、
火災事故等の発生を予防し得る利点を有する。
【0015】請求項5に記載の本発明は、マットレス芯
材が、低硬度ウレタンフォーム/低反発弾性ウレタンフ
ォーム/高反発弾性ウレタンフォームの順に積層された
ウレタンフォーム積層体、または低硬度ウレタンフォー
ム/低反発弾性ウレタンフォーム/高反発弾性ウレタン
フォーム/低反発弾性ウレタンフォーム/低硬度ウレタ
ンフォームの順に積層されたウレタンフォーム積層体で
あることを特徴とするマットレスである。
【0016】低硬度ウレタンフォームとしては、硬さが
40〜80Nであるウレタンフォームが好ましく、さら
に好ましくは硬さが40〜70Nで、かつ繰返圧縮残留
歪が4%以下であるウレタンフォームである。硬さが4
0N未満では、製造が非常に難しく、特殊原料を使用す
るためにコストが非常に高くなる。また硬さが70Nを
超えるとソフト感が出にくい傾向がある。さらに繰返圧
縮残留歪を4%以下とすることによって、ソフト感を長
期に亘って維持することができると共に、マットレス芯
材のヘタリを抑制することができる。繰返圧縮残留歪が
4%を超える場合は、マットレス芯材のヘタリの原因と
なる場合があり、褥瘡予防効果が長期間維持できない場
合がある。
【0017】低反発弾性フォームとしては、反発弾性率
が2〜20%であるウレタンフォームが好ましい。さら
に好ましくは反発弾性率が2〜20%であり、かつ密度
が40〜90kg/mのウレタンフォームである。反
発弾性率が2%未満のウレタンフォームは、製造が難し
く、コストが高くなる傾向がある。また、反発弾性率が
20%を超えると、褥瘡予防効果が少なくなる傾向があ
る。密度が40kg/m未満では、体の沈み込みが速
く寝心地が悪くなる場合がある。密度が70kg/m
を超えると、体の沈み込みが遅く、寝姿勢が安定するま
でに時間がかかる傾向がある。
【0018】高反発弾性フォームとしては、反発弾性率
が50〜75%であるウレタンフォームが好ましい。反
発弾性率が50%未満では、マットレスへの体の沈み込
みが大きくなりすぎて、寝心地が悪くなる傾向がある。
反発弾性率が75%以上では、フィット感がなく寝心地
が悪くなる傾向がある。
【0019】本発明に使用されるマットレス芯材として
は、単層でも複数層の積層体でもよいが、特に芯材の一
番下には、高反発弾性のフォームを使用し、芯材の中間
層として低反発弾性フォームを使用し、芯材の一番上の
部分に硬さの軟らかい低硬度フォームを使用することに
よりベッド上の体圧を分散し得ることとなり、特に長期
に亘る要介護者にあっては褥瘡(床擦れ)の発生を予防
し得る利点を有する。
【0020】前述した硬さ、繰返圧縮残留歪、反発弾性
率、50%モジュラスは、それぞれJIS K 640
1、JIS K 6400、JIS K 6400のA
法、JIS K 7113に準拠した方法で測定してい
る。具体的には、硬さは、5N荷重時の厚みを元厚とし
て、75%圧縮後、再度元厚の25%まで圧縮し、20
秒後の荷重を測定した。繰返圧縮残留歪は、60±1回
/分の速度で、元厚の50%を8万回連続して圧縮し、
開放30分後の厚さを測定し、回復できなかった厚さは
元厚の何%であるかを算出した。反発弾性率は、試験片
上460mmの距離から鋼球を落下し、最高反発距離を
測定し、最高反発距離が落下距離(460mm)の何%
であるかを算出した。50%モジュラスは、2号試験片
において、50mm/min±10%の速度で引っ張
り、50%伸びたときの応力を測定した。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明が提供するマットレスは、
特に病院用あるいは施設用として医療機関あるいは福祉
施設等で使用し得るマットレスであり、マットレス芯材
の全表面に、50%モジュラスが2〜5Nを有するウレ
タンフィルムを積層することを特徴とするマットレスで
ある。そのなかでも、50%モジュラス値が2〜5Nを
有するウレタンフィルムとして、特にポリカーボネート
系ウレタンフィルムを使用する点に特徴を有する。ここ
で、マットレス芯材の全表面とは、マットレスの正面や
背面、平面、底面、側面等の全ての面の全面積を示す。
【0022】このようなポリカーボネート系ウレタン
は、ポリウレタン成分を構成する高分子ポリオール成分
としてポリカーボネートポリオールを使用し、かかるポ
リオール成分とイソシアネート成分との反応によって得
ることができる。
【0023】ポリカーボネートポリオールを合成する際
に用いる低分子量グリコールとしては、エチレングリコ
ール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、1,3−プロパンジオー
ル、2−メチル−1,3−プロパンジオール、2,2−
ジエチル−1,3−プロパンジオール、2−メチル−
1,3−プロパンジオール、1,3−ブチレングリコー
ル、1,4−ブタンジオール、2−メチル−1,4−ヘ
キサメチレングリコール、3−メチル−1,5−ペンタ
ンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,8−オク
タンジオール、2−メチル−1,8−オクタンジオー
ル、2,7−ジメチル−1,8−オクタンジオール、
1,9−ノナンジオール、2,8−ジメチル−1,9−
ノナンジオール、1,10−デカンジオールなどの炭素
数2〜15程度の脂肪酸ジオール;1,4−シクロヘキ
サンジオール、シクロヘキサンジメタノール、ジメチル
シクロオクタンジオールなどの脂環式ジオール;1,4
−ビス(β−ヒドロキシエトキシ)ベンゼンなどの芳香
族二価アルコールなどを挙げることができる。
【0024】これらのジオールは単独で使用してもよ
く、また2種以上併用してもよい。さらにこれらのジオ
ールと共に3官能以上の水酸基を有するポリオール化合
物を使用してもよく、そのようなポリオール化合物とし
ては、例えば、グリセリン、トリメチロールエタン、ト
リメチロールプロパン、トリメチロールブタン、ブタン
トリオール、ヘキサントリオール、ペンタエリスルトリ
オールなどを挙げることができる。これらのポリオール
化合物は、単独で使用してもよいし、2種以上を併用し
てもよい。
【0025】一方、イソシアネート化合物としては、特
に制限されるものではなく、従来からポリウレタンの製
造に使用されている分子中にイソシアネート基を有する
公知の脂肪族、脂環族、芳香族有機ジイソシアネートの
いずれであっても使用することができる。そのようなイ
ソシアネート化合物としては、例えば、トルエンジ
シアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネ
ート、イソホロンジイソシアネート、トリレンジイソシ
アネート、p−フェニレンジイソシアネート、1,5−
ナフタレンジイソシアネート、キシレンジイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネート、4,4’−ジシ
クロヘキシルメタンジイソシアネート、3,3’−ジク
ロロ−4,4'−ジフェニルメタンジイソシアネート、
水素化キシリレンジイソシアネートなどが挙げられる。
これらの有機イソシアネート化合物は、単独で使用して
もよく、また2種以上併用してもよい。
【0026】上記のポリカーボネート系ウレタンにあっ
ては、必要に応じてさらに他の添加剤を配合することも
でき、そのような添加剤としては、通常のポリウレタン
の製造に使用されているイソシアネート基と反応し得る
水素原子を有する鎖伸長剤、例えば、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、
1,6−ヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジ
オール、ビス(β−ヒドロキシエチル)テレフタレー
ト、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、シクロヘ
キサンジオール、キシリレングリコール、1,4−ビス
(ヒドロキシエトキシ)ベンゼン、ネオペンチルグリコ
ールなどのジオール、ヒドラジン、エチレンジアミン、
プロピレンジアミン、キシリレンジアミン、イソホロン
ジアミン、ピペラジンおよびその誘導体、フェニレンジ
アミン、トリレンジアミン、キシレンジアミン、アジピ
ン酸ジヒドラジド、イソフタル酸ジヒドラジド、ヘキサ
メチレンジアミン、4,4’−ジアミノフェニルメタ
ン、4,4’−シシクロヘキシルメタンジアミンなどの
ジアミン、ジエチレントリアミンなどのトリアミン、ア
ミノエチルアルコール、アミノプロピルアルコールなど
のアミノアルコール類が挙げられる。これらの化合物
は、単独で使用してもよく、また2種以上併用してもよ
い。
【0027】さらに、添加しうる添加剤としては、例え
ば、光安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、界面活性
剤、増粘剤、防黴剤、抗菌剤、消臭剤、ポリビニルアル
コール、カルボキシメチルセルロースなどの水溶性高分
子化合物、染料、顔料、充填剤などを配合することがで
きる。抗菌剤としては、銀等の無機系抗菌剤、リン酸エ
ステル等の有機系抗菌剤があげられるが、中でも銀等の
無機系抗菌剤が好ましい。
【0028】本発明で使用するポリカーボネート系ウレ
タンフィルムの製造は、例えば離型性シートに、上記の
ポリカーボネートポリオールとイソシアネート化合物と
の反応で得られたウレタン溶液を、ナイフコーターによ
り塗布した後、乾燥することにより溶媒を揮発させ、厚
さ30〜100μm程度のフィルムとして形成させこと
により製造することができる。この場合におけるナイフ
コーターでの塗布にあっては、ナイフコーターによる2
回の塗布及び乾燥によりフィルム状に形成するのがよ
い。1回のナイフコーターによるフィルム形成では、得
られたフィルムからエアの巻き込み等によるピンホール
の形成が観察されることより、かかるピンホールの形成
を防止するためである。
【0029】以上のようにして製造された本発明で使用
するポリカーボネート系ウレタンフィルムは、特に耐加
水分解特性および耐汗性に優れ、またその50%モジュ
ラスがポリエーテル系ウレタンフィルムやポリエステル
系ウレタンフィルムよりも低い。従来のウレタンフィル
ムの50%モジュラスは10N以上であることを考慮す
ると、本発明の目的においてポリカーボネート系ウレタ
ンフィルムは、通常のウレタンフィルムよりもウレタン
フォームのマットレス芯材に有利な性質を有しており、
そのため、マットの芯材のクッション性に充分追従し得
る特徴を有するのである。
【0030】上記で製造されたポリカーボネート系ウレ
タンフィルムは、次いで厚さ3〜10mm程度、好まし
くは5mm程度厚のウレタンフォームシートを接着剤ラ
ミネートまたはフレームラミネート等により貼り合わ
せ、本発明のマットレスにおける芯材の全表面に積層さ
れる表皮材とされる。この場合のポリカーボネート系ウ
レタンフィルムの下にウレタンフォームシートを積層す
る場合は、一般的なウレタンフォームシートが使用でき
るが、特に難燃性のウレタンフォームを使用するのが好
ましい。ウレタンフィルムに、ウレタンフォームシート
を積層させて、表皮材とすることにより、ウレタンフィ
ルム単層の場合よりも、マットレス芯材への積層が容易
になる。また、ウレタンフォームシートに難燃剤等の添
加剤を添加することにより、種々の機能を追加すること
ができる。
【0031】一方、マットレス芯材としては、単層のウ
レタンフォームやフォーム積層体が使用できるが、いわ
ゆる体圧分散型のマットレスとしての積層体が好まし
い。そのような芯材としての積層体は、低硬度フォーム
/低反発弾性フォーム/高反発弾性フォームからなる積
層体であるか、または低硬度フォーム/低反発弾性フォ
ーム/高反発弾性フォーム/低反発弾性フォーム/低硬
度フォームからなる積層体が使用される。
【0032】より具体的には、例えば、低硬度フォーム
/低反発弾性フォーム/高反発弾性フォームからなる積
層体の場合には、芯材の一番上には、硬度の低い低硬度
フォーム(スーパーソフトタイプのフォーム)を使用
し、その下の中間層として反発弾性率が低い低反発弾性
フォームを積層し、さらに芯材の一番下には、反発弾性
率の高い高反発弾性のフォームを使用する。かかる各特
性を有するフォームを積層することにより、マットレス
上の患者が欲する望ましい寝姿勢に追従するとともに、
体圧分散を維持させることが可能となり、特に長期に亘
って寝たきりとなる要介護度の高い患者にあっては褥瘡
(床擦れ)の発生を予防し得るのである。
【0033】芯材としての積層体は、その基本的積層構
造は上記した低硬度フォーム/低反発弾性フォーム/高
反発弾性フォームからなる積層体の構造を有するもので
あるが、さらに低硬度フォーム/低反発弾性フォーム/
高反発弾性フォーム/低反発弾性フォーム/低硬度フォ
ームからなる積層体とすることにより、芯材としての表
裏面をなくすることも可能である。なお、各フォームの
積層方法および表皮材の積層方法としては、接着剤ラミ
ネートやフレームラミネート、熱ラミネート等が使用で
きるが、接着剤を用いた接着剤ラミネートが好ましく、
特に環境および安全性の面より、水性エマルジョン系接
着剤を用いることが好ましい。
【0034】本発明が提供するマットレスは、上記の芯
材の全表面に、前記で製造された表皮材を接着剤により
積層し、さらに芯材の側面部分に前記で得たアクリル系
等の粘着剤を塗布したポリカーボネート系ウレタンフィ
ルムを熱圧着することにより製造される。この場合の熱
圧着は、例えば60〜130℃にて60〜120秒程度
の熱圧着により行うことができる。
【0035】かくして製造された本発明が提供するマッ
トレスは、マットレスの表裏面に50%モジュラス値が
2〜5Nであるポリカーボネート系ウレタンフィルムお
よび難燃性のウレタンフォームシートの積層体からなる
表皮材を積層させたことにより、マットレスの表皮材が
芯材のクッション性に追従し、患者の体位を安定的かつ
持続的に体圧分散を確保でき、褥瘡等の発生の予防が確
保し得る。また特にポリカーボネート系ウレタンフィル
ムをマットレスの表面に使用したことにより、例えば患
者から発生する汗、あるいは血液等の体液、皮脂等がマ
ットレスの芯材内部にまで浸透することを防止でき、ま
た表面を清拭するだけで簡便な消毒操作を行い得る。
【0036】さらに、ポリカーボネート系ウレタンフィ
ルムは耐加水分解性に優れ、引裂強度が強く、マットレ
ス表面の傷の発生を防止できる。さらに耐汗性が高く、
皮脂に含まれる高級脂肪酸による劣化が起こりにくいも
のである。
【0037】また、マットレスの芯材をウレタンフィル
ムで完全に密封せずに、マットレス芯材と外気との間に
空気が行き来できる部分を形成するのが好ましい。この
ような部分を形成することによって、マットレスを畳ん
だり、陰干ししたりする場合にもウレタンフィルムに膨
れや破れが発生することがない。マットレス芯材と外気
の間を空気が行き来できる部分の構造としては、ウレタ
ンフィルムに単に穴や隙間を設けることによって行い得
るし、また、ウレタンフィルムの一部分をメッシュ状の
シートや、微細孔を有するフィルム、通気性の良い布地
等の通気性のある部材で置換することによっても行い得
る。
【0038】ウレタンフィルムに穴をあける場合には、
略直方体のマットレスの角に設けることが、外観的にも
マットレスの美観を損なうものではなく好ましい。ま
た、隙間を設ける場合にも、略直方体のマットレスの角
や辺に隙間を設けることが、外観的にもマットレスの美
観を損なうものではなく好ましいものである。
【0039】ウレタンフィルムの一部を置換する通気性
のある部材が有する穴の大きさとしては、200μm以
下のものが好ましい。特に100μm以下の穴の大きさ
にすれば、家ダニ等の微小生物のマットレス内への侵入
を防ぐことができる。
【0040】なお、ウレタンフィルムの一部を置換する
ための通気性のある部材として、微細孔を有するフィル
ムを使用する場合のフィルムの素材としては特に限定さ
れないが、ポリエステル、ポリプロピレン等のウレタン
フィルムよりも引裂強度が高いフィルムを使用するのが
好ましい。
【0041】また、ウレタンフィルムに穴を開けたり、
ウレタンフィルムの一部を通気性のある部材で置換した
りする場合には、マットレス芯材に抗菌剤や防虫剤を配
合しておくか、穴の存在する部分の芯材表面に、抗菌剤
や防虫剤を塗布または含浸させておくことによって細菌
や微小生物の侵入を防止することができる。
【0042】
【実施例】以下に、本発明を図面に基づく具体的実施例
によりさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施
例に限定されるものではない。
【0043】実施例1:芯材として単層のウレタンフォ
ームを使用し、表皮材で被覆したマットレス 図1に、本実施例に基づくマットレスの一部断面拡大図
を示した。図中において(1)は本発明に係るマットレ
スであり、該マットレス(1)は、マットレス芯材
(4)の表裏面に50%モジュラス値が3Nのポリカー
ボネート系ウレタンフィルム(2)と難燃性ウレタンフ
ォーム(3)の積層体からなる表皮材(5)がマットレ
ス芯材(4)に積層されている。この芯材(4)は、比
較的硬めのウレタンフォームの単層で構成される。かか
るマットレス(1)は、一般病棟用のマットレスとして
使用されるのに好適なものである。
【0044】そのようなマットレス芯材を構成している
ウレタンフォームは、比較的硬めのウレタンフォームを
使用するのが好ましく、そのような硬さとしては100
〜180Nが好ましい。100N未満の柔らかなウレタ
ンフォームを使用すると、人体の重さにより芯材が過剰
に変形し、マットレス上での動きがとりにくい傾向があ
る。また、180Nを越える硬さになると、マットレス
としてのクッション性が確保できなくなる傾向がある。
本実施例にあっては、例えば、硬さ130Nを有するウ
レタンフォーム(単層)を使用している。
【0045】一方、表皮材(5)は、50%モジュラス
値が2〜5Nのポリカーボネート系ウレタンフィルム
(2)と難燃性ウレタンフォームシート(3)の積層体
である。本実施例においては、かかるポリカーボネート
系ウレタンフィルムとしては、ポリカーボネートポリオ
ール成分として3−メチル−1,5−ペンタンジオール
を用い、イソシアネート化合物として4,4’−ジシク
ロヘキシルメタンジイソシアネート、鎖伸長剤として
1,4−ブタンジオールをN,N−ジメチルホルムアミ
ド中で反応させて得たウレタン溶液を、離型性シート上
でナイフコーターにより2回塗工し、溶媒を揮発させて
得た厚さ50μmを有する抗菌仕様のポリカーボネート
系ウレタンフィルム(2)である。
【0046】かくして製造されたポリカーボネート系ウ
レタンフィルム(2)と、厚さ5mmを有する難燃性の
ウレタンフォームシート(3)を接着剤ラミネート法に
より貼り合わせ、表皮材(5)が形成される。本実施例
においては、難燃性のウレタンフォームシート(3)と
しては、例えば、硬さ:100N;密度:23kg/m
;引張強度:60kpa;伸び:120%;反発弾性
:35%;圧縮残留歪み:4%以下;繰返圧縮残留歪
み:3.5%を有し、難燃剤としてリン酸エステルを添
加した難燃性のウレタンフォームシートを使用してい
る。
【0047】本発明が提供するマットレス(1)にあっ
ては、芯材(4)の表裏面に上記で製造された表皮材
(5)が積層されるが、この場合の積層にあっては、好
ましくはエマルジョン系接着剤、例えば、ウレタン樹脂
エマルジョンやアクリル樹脂エマルジョンを使用し接着
させる。さらに、マットレスの側面に、先に得たポリカ
ーボネート系ウレタンフィルムにアクリル系粘着剤を塗
布したフィルムを、例えば、60〜130℃/60〜1
20秒の条件により熱圧着して、貼り合わせ、目的とす
るマットレス(1)が製造される。
【0048】実施例2:芯材として体圧分散性を有する
積層体を使用し、表皮材で被覆したマットレス(その
1) 図2に、本実施例に基づくマットレスの一部断面拡大図
を示した。図中において(11)は本発明に係るマット
レスであり、該マットレス(11)は、マットレス芯材
(14)として体圧分散性を有するフォーム積層体を使
用し、その表裏面に50%モジュラス値が2.5Nのポ
リカーボネート系ウレタンフィルム(12)と難燃性ウ
レタンフォーム(13)の積層体からなる表皮材(1
5)が、体圧分散性を有するフォーム積層体の芯材(1
4)に積層されている。かかるマットレス(11)は、
芯材(14)として体圧分散性を有するフォーム積層体
を使用することにより、褥瘡(床擦れ)予防のマットレ
スとして使用されるのに好適なものである。
【0049】この体圧分散性を有するフォーム積層体と
しての芯材(14)は、本実施例においては低硬度フォ
ーム(21)/低反発弾性フォーム(22)/高反発弾
性フォーム(23)からなるフォーム積層体として構成
されている。すなわち、かかるフォーム積層体を芯材
(14)として使用することにより、例えば芯材の一番
下には、反発弾性率の大きい高反発弾性のフォーム(2
3)を使用し、芯材の中間層として反発弾性率が低い低
反発弾性フォーム(22)を使用し、芯材の一番上の部
分に硬さの軟らかい低硬度フォーム(21)を使用した
ことにより体圧分散効果を得ることとなり、褥瘡(床擦
れ)の発生を予防し得る。
【0050】本実施例におけるフォーム積層体からなる
芯材(14)において、芯材の一番下に積層される高反
発弾性フォーム(23)の物性としては、例えば、密
度:50kg/m、反発弾性率:62%の高反発弾性
フォームが使用されている。
【0051】かかる高反発弾性フォームの上に積層され
る中間層としての低反発弾性フォーム(22)の物性と
しては、例えば、密度:50.0kg/m;反発弾性
率:8%を有する低反発弾性フォームが使用されてい
る。
【0052】さらに、芯材(14)の一番上に積層され
る低硬度フォーム(21)としては、スーパーソフト型
のフォームであり、その物性として例えば、硬さ:60
N;繰返圧縮残留歪み:2.5%を有する低硬度フォー
ム(規格品)が使用されている。
【0053】なおこれらの各フォーム(21)、(2
2)および(23)の積層は、例えばウレタン系エマル
ジョン接着剤により行われ、本実施例で使用する芯材
(14)が形成される。以上により得られたフォーム積
層体からなる芯材(14)の表裏面には、50%モジュ
ラスが2.5Nを有するポリカーボネート系ウレタンフ
ィルム(12)および難燃性ウレタンフォーム(13)
の積層体からなる表皮材(15)が積層される。
【0054】この場合の50%モジュラスが2.5Nを
有するポリカーボネート系ウレタンフィルム(12)お
よび難燃性ウレタンフォームシート(13)の積層体か
らなる表皮材(15)の構成は、上記の実施例1で得ら
れた表皮材(5)と同様の表皮材が使用され、同様の方
法により芯材(14)の表裏面に積層され、さらにマッ
トレス(11)の側面部に施例1と同様にして、50
%モジュラスが2.5Nを有するポリカーボネート系ウ
レタンフィルム(12)を熱圧着させ、目的とする体圧
分散性を有するマットレス(11)が製造される。
【0055】実施例3:芯材として体圧分散性を有する
積層体を使用し、表皮材で被覆したマットレス(その
2) マット芯材として体圧分散型の積層体を使用した。該積
層体は、図2に示した実施例2の芯材(14)の積層構
造をベースとし、低硬度フォーム(21)/低反発弾性
フォーム(22)/高反発弾性フォーム(23)/低反
発弾性フォーム(22)/低硬度フォーム(21)の5
層からなるフォーム積層体として構成した。用いた各弾
性フォームの物性は実施例2と同様のものである。次い
で,この積層体に実施例2と同様に50%モジュラスが
2.5Nを有するポリカーボネート系ウレタンフィルム
(12)および難燃性ウレタンフォームシート(13)
の積層体からなる表皮材(15)を積層させ、本発明の
体圧分散性を有するマットレスを得た。
【0056】実施例4:実施例2で製造した体圧分散性
を有するマットレスの芯材(14)の直方体の8つの角
に抗菌剤を塗布し、実施例2と同様にしてポリカーボネ
ート系ウレタンフィルムで被覆し、マットレス(11)
の直方体の8つの角に穴を開け、本発明の体圧分散性を
有するマットレスを得た。得られたマットレスは、折り
畳んでもウレタンフィルムが膨れることがなく、マット
レスを折り畳んで押入れに収納することができた。
【0057】実施例5:実施例2で製造した体圧分散性
を有するマットレスの芯材(14)を用い、実施例2と
同様にしてポリカーボネート系ウレタンフィルムで被覆
した。得られたマットレスの短辺両サイドの厚み部分
で、その略中央部のウレタンフィルムの一部を切り取
り、ウレタンフィルムを切り取った部分の芯材該当部に
抗菌剤を塗布した後、開口部に多数の微細孔(孔径50
μm)を有するポリエステルフィルムを被覆して、本発
明の体圧分散性を有するマットレスを得た。得られたマ
ットレスは、折り畳んでもウレタンフィルムが膨れるこ
とがなく、マットレスを折り畳んで押入れに収納するこ
とができた。
【0058】
【発明の効果】本発明が提供するマットレスは、マット
レスの全表面を少なくとも50%モジュラス値が2〜5
Nを有するウレタンフィルムで積層してあることより、
マット表面部がマットレス芯材のクッション性に良好に
追従する共に、フィルムが非透水性のフィルムであり、
高級脂肪酸による劣化が起きにくいことより、汗、排出
物、血液等の体液をマットレス内部に浸透させることが
ない。さらに、細菌、バクテリア、ダニ等の微細な有害
微生物がマットレス内部に侵入することが防止でき、細
菌繁殖の温床にならず、院内感染等を予防し得る利点を
有する。
【0059】また、汗、排泄物、血液等の体液、あるい
は嘔吐物によりマットレス表面が汚染された場合にあっ
ても、これらの体液等に含まれている液体がマットレス
内部まで浸透することがない。さらにこれら汚物等は、
マットレス表面を拭うことにより簡単に拭い取ることが
できると共に、アルコール等の消毒液により消毒が簡便
に行い得るものであり、特に医療施設、福祉施設での看
護人の労力の軽減を図ることができる。
【0060】さらにまた、マットレス表裏面を特にポリ
カーボネート系ポリウレタンフィルムで被覆したものに
あっては、耐加水分解性および耐汗性に優れたマットレ
スが提供され、特にマットレス表面に発生する亀裂等に
よる内部の汚染を防止し、常にマットレスを清潔に保つ
ことができるため、院内感染の原因となっているベッド
マットの汚染を防止し得ることより、医療施設、福祉施
設等での寝具として特に好適なものである。
【0061】さらに、マットレスの表皮材としてポリカ
ーボネート系ポリウレタンフィルムに難燃性ポリウレタ
ンシートを積層させたことより、使用者の事故や不注意
による火災の発生を防止し得るものでもある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に基づくマットレスの一部断
面拡大図である。
【図2】本発明の他の実施例に基づくマットレスの一部
断面拡大図である。
【符号の説明】 1,11・・・マットレス 2,12・・・ウレタンフィルム 3,13・・・ウレタンフォームシート 4,14・・・マットレス芯材 5,15・・・表皮材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マットレス芯材の全表面に、少なくとも
    ウレタンフィルムからなる表皮材が積層されており、ウ
    レタンフィルムの50%モジュラスが2〜5Nであるマ
    ットレス。
  2. 【請求項2】 ウレタンフィルムがポリカーボネート系
    ウレタンフィルムである請求項1記載のマットレス。
  3. 【請求項3】 表皮材が、ポリカーボネート系ウレタン
    フィルムとウレタンフォームシートの積層体である請求
    項1または2記載のマットレス。
  4. 【請求項4】 ウレタンフォームシートに、難燃剤が添
    加されている請求項3記載のマットレス。
  5. 【請求項5】 マットレス芯材が、低硬度ウレタンフォ
    ーム/低反発弾性ウレタンフォーム/高反発弾性ウレタ
    ンフォームの順に積層されたウレタンフォーム積層体、
    または低硬度ウレタンフォーム/低反発弾性ウレタンフ
    ォーム/高反発弾性ウレタンフォーム/低反発弾性ウレ
    タンフォーム/低硬度ウレタンフォームの順に積層され
    たウレタンフォーム積層体である請求項1〜4のいずれ
    か1項記載のマットレス。
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