JP4493223B2 - 粘着組成物の回収装置 - Google Patents

粘着組成物の回収装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4493223B2
JP4493223B2 JP2001051752A JP2001051752A JP4493223B2 JP 4493223 B2 JP4493223 B2 JP 4493223B2 JP 2001051752 A JP2001051752 A JP 2001051752A JP 2001051752 A JP2001051752 A JP 2001051752A JP 4493223 B2 JP4493223 B2 JP 4493223B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carrier film
sheet body
adhesive composition
film
cover film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2001051752A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002248624A (ja
Inventor
忠男 佐野
春美 広瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kasei E Materials Corp
Original Assignee
Asahi Kasei E Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kasei E Materials Corp filed Critical Asahi Kasei E Materials Corp
Priority to JP2001051752A priority Critical patent/JP4493223B2/ja
Publication of JP2002248624A publication Critical patent/JP2002248624A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4493223B2 publication Critical patent/JP4493223B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

Landscapes

  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、粘着組成物の回収装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、粘着組成物として、例えば、電子回路用プリント基板に使用されるDFR(ドライフィルムレジスト)等のフォトレジストフィルムが存在する。フォトレジストフィルムは製造段階で、粘着組成物であるフォトレジストがPET(ポリエチレンテレフタレート;ポリエステル)等のキャリアフィルムに担持され、更に防塵や粘着組成物の取り扱いを容易にするためのLDPE(低密度ポリエチレン)等のカバーフィルムがフォトレジストが有する粘着力により貼着されて3層構造からなるシート体として長尺状に巻回され、用途に応じて必要な長さに切断して用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、フォトレジストフィルムが傷や他の原因で検査不合格になったり、長期間在庫になって品質保証期間を超過した場合等はフォトレジスト、キャリアフィルム、カバーフィルムを回収して再利用することが経済的であり、地球環境の保全にも寄与するが、フォトレジストが粘着組成物であることからフォトレジストからキャリアフィルムやカバーフィルムを分離して回収することが困難であり、通常は、焼却廃棄するのが一般であった。
【0004】
また、PET(ポリエチレンテレフタレート;ポリエステル)等のキャリアフィルムが貼着されたフォトレジスト等の粘着組成物から該キャリアフィルムを剥離する際に静電気が発生して静電吸着現象が生じ、静電気によって異物が粘着組成物、キャリアフィルムの回収物に混入した場合には、該回収物の再利用が不能になる虞が有り、静電気によってキャリアフィルムと粘着組成物とが安定的に剥離出来ないという問題がある。
【0005】
また、フォトレジスト等の粘着組成物、キャリアフィルム、カバーフィルムは、粘着組成物自身が有する弾性や吸着性によって皺が出来易く、皺が出来ると、回収後の後処理が困難になるという問題がある。
【0006】
本発明は前記課題を解決するものであり、その目的とするところは、粘着組成物を中心にキャリアフィルムとカバーフィルムとが貼着された3層構造からなるシート体から粘着組成物を容易に分離回収することが出来る粘着組成物の回収装置を提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための本発明に係る粘着組成物の回収装置は、粘着組成物を中心にキャリアフィルムとカバーフィルムとが貼着された3層構造からなるシート体から粘着組成物を回収する装置であって、前記シート体から前記カバーフィルムを剥離して該カバーフィルムを一方の方向へ搬送する第1の搬送手段と、前記カバーフィルムが剥離された残りのシート体を該カバーフィルムの搬送方向とは異なる方向に搬送する第2の搬送手段と、前記残りのシート体から前記キャリアフィルムを剥離して該キャリアフィルムを一方の方向へ搬送する第3の搬送手段と、前記キャリアフィルムが剥離された粘着組成物を該キャリアフィルムの搬送方向とは異なる方向に搬送する第4の搬送手段と、前記粘着組成物、前記キャリアフィルム、前記カバーフィルムのうちの少なくとも1つ或いはこれ等が貼着された組合せのうちの少なくとも1つの搬送経路上に配置され、該粘着組成物、キャリアフィルム、カバーフィルムのうちの少なくとも1つ或いはこれ等が貼着された組合せのうちの少なくとも1つを幅方向に拡張する拡張手段とを有することを特徴とする。
【0008】
上記構成によれば、第1の搬送手段によりシート体からカバーフィルムを剥離して該カバーフィルムを一方の方向へ搬送すると共に、第2の搬送手段によりシート体からカバーフィルムを剥離した残りのシート体を第1の搬送手段により搬送されるカバーフィルムの搬送方向とは異なる方向に搬送することで粘着組成物の粘着力に抗してカバーフィルムと残りのシート体とを容易に分離することが出来る。
【0009】
更に第3の搬送手段によりシート体からカバーフィルムを剥離した残りのシート体からキャリアフィルムを剥離して該キャリアフィルムを一方の方向へ搬送すると共に、第4の搬送手段によりキャリアフィルムが剥離された粘着組成物を第3の搬送手段により搬送されるキャリアフィルムの搬送方向とは異なる方向に搬送することで粘着組成物の粘着力に抗してキャリアフィルムと粘着組成物とを容易に分離することが出来る。
【0010】
また、粘着組成物、キャリアフィルム、カバーフィルムのうちの少なくとも1つ或いはこれ等が貼着された組合せのうちの少なくとも1つの搬送経路上に配置された拡張手段により粘着組成物、キャリアフィルム、カバーフィルムのうちの少なくとも1つ或いはこれ等が貼着された組合せのうちの少なくとも1つを幅方向に拡張することで、粘着組成物、キャリアフィルム、カバーフィルムの皺伸ばしを行うことが出来、巻き取りによる回収や回収後の後処理を容易にすることが出来る。
【0011】
また、本発明に係る粘着組成物の回収装置の他の構成は、粘着組成物を中心にキャリアフィルムとカバーフィルムとが貼着された3層構造からなるシート体から粘着組成物を回収する装置であって、前記シート体から前記カバーフィルムを剥離して該カバーフィルムを一方の方向へ搬送する第1の搬送手段と、前記カバーフィルムが剥離された残りのシート体を該カバーフィルムの搬送方向とは異なる方向に搬送する第2の搬送手段と、前記残りのシート体から前記キャリアフィルムを剥離して該キャリアフィルムを一方の方向へ搬送する第3の搬送手段と、前記キャリアフィルムが剥離された粘着組成物を該キャリアフィルムの搬送方向とは異なる方向に搬送する第4の搬送手段と、前記シート体から前記カバーフィルムが剥離された残りのシート体から前記キャリアフィルムが剥離される位置近傍に熱風を吹き付ける熱風発生手段とを有することを特徴とする。
【0012】
上記構成によれば、熱風発生手段によりシート体からカバーフィルムが剥離された残りのシート体からキャリアフィルムが剥離される位置近傍に所定の温度に制御された熱風を吹き付けることで、剥離部付近の雰囲気温度を安定化することが出来、これにより粘着組成物とキャリアフィルムとの剥離動作を安定化することが出来る。
【0013】
また、本発明に係る粘着組成物の回収装置の他の構成は、粘着組成物を中心にキャリアフィルムとカバーフィルムとが貼着された3層構造からなるシート体から粘着組成物を回収する装置であって、前記シート体から前記カバーフィルムを剥離して該カバーフィルムを一方の方向へ搬送する第1の搬送手段と、前記カバーフィルムが剥離された残りのシート体を該カバーフィルムの搬送方向とは異なる方向に搬送する第2の搬送手段と、前記残りのシート体から前記キャリアフィルムを剥離して該キャリアフィルムを一方の方向へ搬送する第3の搬送手段と、前記キャリアフィルムが剥離された粘着組成物を該キャリアフィルムの搬送方向とは異なる方向に搬送する第4の搬送手段と、前記シート体から前記カバーフィルムが剥離された残りのシート体から前記キャリアフィルムが剥離される位置近傍に霧状の水分を吹き付ける霧状水分発生手段とを有することを特徴とする。
【0014】
上記構成によれば、霧状水分発生手段によりシート体からカバーフィルムが剥離された残りのシート体からキャリアフィルムが剥離される位置近傍に霧状の水分を吹き付けることで、剥離による粘着組成物及びキャリアフィルムの帯電を防止して静電吸着の発生を防ぎ、粘着組成物とキャリアフィルムとの剥離動作を安定化することが出来る。
【0015】
また、本発明に係る粘着組成物の回収装置の他の構成は、粘着組成物を中心にキャリアフィルムとカバーフィルムとが貼着された3層構造からなるシート体から粘着組成物を回収する装置であって、前記シート体から前記カバーフィルムを剥離して該カバーフィルムを一方の方向へ搬送する第1の搬送手段と、前記カバーフィルムが剥離された残りのシート体を該カバーフィルムの搬送方向とは異なる方向に搬送する第2の搬送手段と、前記残りのシート体から前記キャリアフィルムを剥離して該キャリアフィルムを一方の方向へ搬送する第3の搬送手段と、前記キャリアフィルムが剥離された粘着組成物を該キャリアフィルムの搬送方向とは異なる方向に搬送する第4の搬送手段と、前記シート体から前記カバーフィルムが剥離された残りのシート体から前記キャリアフィルムが剥離される位置近傍に剥離により発生した静電気を打ち消す電荷を付与する電荷除去手段とを有することを特徴とする。
【0016】
上記構成によれば、電荷除去手段によりシート体からカバーフィルムが剥離された残りのシート体からキャリアフィルムが剥離される位置近傍に剥離により発生した静電気を打ち消す電荷を付与することで、粘着組成物及びキャリアフィルムの帯電電荷を中和除電して静電吸着の発生を防止し、粘着組成物とキャリアフィルムとの剥離動作を安定化することが出来る。また、静電気による周囲の粉塵等の異物の付着を防止することが出来る。
【0017】
【発明の実施の形態】
図により本発明に係る粘着組成物の回収装置の一例として、例えば、電子回路用プリント基板に使用されるDFR(ドライフィルムレジスト)等のフォトレジストの回収に適用した場合の一実施形態を具体的に説明する。
【0018】
図1は本発明に係る粘着組成物の回収装置の構成を示す断面説明図、図2(a)はシート体からカバーフィルムを剥離して分離する様子を示す部分拡大図、図2(b)はシート体からカバーフィルムを剥離した残りのシート体からキャリアフィルムと粘着組成物を剥離して分離する様子を示す部分拡大図である。
【0019】
また、図3(a)は拡張手段により粘着組成物を幅方向に拡張する様子を示す平面模式図、図3(b)は図3(a)の側面説明図である。
【0020】
図1及び図2において、1は、例えば、電子回路用プリント基板に使用されるDFR(ドライフィルムレジスト)等のフォトレジストフィルムからなるシート体であり、粘着組成物であるフォトレジスト2がそれ自身が有する粘着力によりPET(ポリエチレンテレフタレート;ポリエステル)等のキャリアフィルム3に担持され、更に防塵や粘着組成物の取り扱いを容易にするためのLDPE(低密度ポリエチレン)等のカバーフィルム4がフォトレジスト2が有する粘着力により貼着されて、フォトレジスト2を中心にキャリアフィルム3とカバーフィルム4とが貼着された3層構造からなるシート体1として長尺状に巻回されたものである。
【0021】
長尺状に巻回されたシート体1は支軸1aにより回転自在に軸支されており、図示しない摩擦板等を利用した回転制動手段により回転速度が抑制され、シート体1の張力を一定に維持しつつ従動回転する。
【0022】
5はシート体1からカバーフィルム4が剥離される位置の搬送方向上流側近傍に設けられた駆動ローラであり、該駆動ローラ5には従動ローラ6が圧接されている。搬送回転体対を構成する駆動ローラ5及び従動ローラ6はゴムローラ等で形成されている。
【0023】
従動ローラ6は支軸6aを中心に回動自在に取り付けられたフレーム6bに回転自在に軸支されており、一定の追従圧をかけたエアシリンダ等を有する図示しない付勢手段により駆動ローラ5側に所定の加圧力で圧接されている。
【0024】
付勢手段としてバネの張力等を利用した場合には、駆動ローラ5と従動ローラ6とのニップ部を通過するシート体1の厚さの変化に応じて加圧力が変化するが、一定の追従圧をかけたエアシリンダを利用した付勢手段によれば、シート体1の厚さの変化に関わらず加圧力を一定に維持することが出来る。
【0025】
そして、駆動源となる駆動モータ7から図示しない駆動伝達手段により回転駆動力が伝達されて駆動ローラ5が図の反時計回り方向に回転駆動されると、該駆動ローラ5に圧接された従動ローラ6がシート体1を挟持して図の時計回り方向に従動回転する。これにより駆動ローラ5と従動ローラ6からなる搬送回転体対によりシート体1が図の矢印方向に挟持搬送される。
【0026】
駆動ローラ5よりも搬送方向上流側にはシート体1の有無を検知する材料検知手段となる発光部8aと受光部8bとを有する光センサ8が配置されており、発光部8aと受光部8bとの間の光路をシート体1が遮ることでシート体1が存在することが検知され、発光部8aから受光部8bに光が到達した時にシート体1が無いことが検知される。
【0027】
従って、支軸1aにセットされたシート体1の分離処理が終了した時に、シート体1により光路が遮断されていた光センサ8がONになってシート体1が無くなったことを検知し、装置の分離処理動作を自動的に停止することが出来るようになっている。
【0028】
9はシート体1からカバーフィルム4を剥離して該カバーフィルム4を一方の方向へ搬送する第1の搬送手段であって、該カバーフィルム4を巻回して回収する巻取手段を兼ねるカバーフィルム巻取軸であり、該カバーフィルム巻取軸9は駆動モータ7から図示しない駆動伝達手段により回転駆動力が伝達されて駆動ローラ5と同期して図の反時計回り方向に回転駆動される。
【0029】
ここで、粘着組成物であるフォトレジスト2のキャリアフィルム3に対する粘着力は、該フォトレジスト2のカバーフィルム4に対する粘着力よりも2倍から4倍程度大きくなるように設定されており、シート体1から先ずカバーフィルム4が剥離し易い構成になっている。
【0030】
10はカバーフィルム4が剥離されたフォトレジスト2とキャリアフィルム3からなる残りのシート体を、カバーフィルム4の搬送方向とは異なる方向に搬送する第2の搬送手段であって、且つ粘着組成物であるフォトレジスト2を巻回して回収する巻取手段を兼ね、更にはキャリアフィルム3が剥離された粘着組成物であるフォトレジスト2を該キャリアフィルム3の搬送方向とは異なる方向に搬送する第4の搬送手段を兼ねるフォトレジスト巻取軸である。
【0031】
フォトレジスト巻取軸10に対向する位置には支軸11aを中心に回動自在に取り付けられたガイドローラフレーム11が設けられており、該ガイドローラフレーム11はそれ自身の自重や図示しない付勢手段により支軸11aを中心に図1の反時計回り方向に付勢されている。
【0032】
ガイドローラフレーム11にはフォトレジスト巻取軸10に巻回されたフォトレジスト2に圧接される押さえローラ11bが回転自在に設けられており、更にガイドローラフレーム11には拡張手段となるガイドローラ11c,11dが回転自在に取り付けられている。押さえローラ11b及びガイドローラ11c,11dはゴムローラ等により形成されている。
【0033】
押さえローラ11bは、駆動モータ7から図示しない駆動伝達手段により回転駆動力が伝達されて駆動ローラ5及びカバーフィルム巻取軸9と同期して図の反時計回り方向に回転駆動されるフォトレジスト巻取軸10に巻回されたフォトレジスト2に圧接され、該フォトレジスト巻取軸10の回転に従動して回転する。
【0034】
そして、フォトレジスト巻取軸10と押さえローラ11bとによりシート体1からカバーフィルム4が剥離されたフォトレジスト2とキャリアフィルム3からなる残りのシート体から該キャリアフィルム3が剥離される位置の搬送方向上流側近傍に該残りのシート体を挟持搬送する搬送回転体対を構成している
【0035】
拡張手段となるガイドローラ11c,11dは支軸11aを中心にガイドローラフレーム11と一体的に回動することで駆動ローラ5及び従動ローラ6のニップ部を通過してカバーフィルム4が剥離されたキャリアフィルム3とフォトレジスト2の張力を一定に調整することが出来る。
【0036】
そして、ガイドローラ11c,11dによりフォトレジスト2とキャリアフィルム3からなる残りのシート体がガイドされて適当な張力が付与され、フォトレジスト巻取軸10と押さえローラ11bとのニップ部に適正に搬送される。
【0037】
拡張手段となるガイドローラ11c,11dは、図3に示すように、シート体の搬送方向上流側方向(図3(a)の右側方向)に曲率中心が設定された曲がった固定軸の外側で、弾性を有するゴムローラ等の外筒だけが固定軸上で回転自在に構成されたエキスパンダローラにより構成されており、外筒はそれ自身の弾性により曲がった固定軸に沿って曲がりの外側では軸方向に伸ばされ、曲がりの内側では軸方向に縮められ、シート体に接触しつつ固定軸を中心に該シート体の搬送動作に従動して回転する。
【0038】
そして、図3(a)に示すように、シート体1からカバーフィルム4が剥離されたフォトレジスト2とキャリアフィルム3からなる残りのシート体が先ず、ガイドローラ11dに接触して該ガイドローラ11dの外筒の回転による弾性変形に伴ってフォトレジスト2とキャリアフィルム3が幅方向に拡張され、次にガイドローラ11cに接触して該ガイドローラ11cの外筒の回転による弾性変形に伴ってフォトレジスト2とキャリアフィルム3が更に幅方向に拡張され、これによってキャリアフィルム3とフォトレジスト2の皺伸ばしを行っている。
【0039】
尚、外筒はゴム製以外にも短い筒を多数連ねた金属製の外筒を曲がった固定軸に回転自在に軸支したものであっても良いし、固定軸の曲率を調節出来るものであっても良い。
【0040】
また、拡張手段としては、少なくとも粘着組成物となるフォトレジスト2を含むシート体の搬送経路上に配置され、該フォトレジスト2を幅方向に拡張する各種の手段が適用可能であり、例えば、両端の径が徐々に小さくなったクラウンロール方式や、一対の小さなニップローラをシート体の両端部で搬送方向に向かってハの字に配置し、該ニップローラによりシート材の両端部を挟持して幅方向外側に引っ張る耳張りニップローラ方式や、軸方向に斜めに複数の溝を形成した順応カバーローラ方式や、軸方向に交互に反対方向に動く複数の短冊状の張り片を有する方式等の各種の拡張手段が適用可能である。
【0041】
尚、前記実施形態では、拡張手段となるガイドローラ11c,11dをフォトレジスト2とキャリアフィルム3との貼着された部分の搬送経路上に配置した場合の一例について説明したが、これに限定される必要はなく、上述した各種の拡張手段を、粘着組成物となるフォトレジスト2、キャリアフィルム3、カバーフィルム4のうちの少なくとも1つ或いはこれ等が貼着された組合せのうちの少なくとも1つの搬送経路上に配置し、該拡張手段によりフォトレジスト2、キャリアフィルム3、カバーフィルム4のうちの少なくとも1つ或いはこれ等が貼着された組合せのうちの少なくとも1つを幅方向に拡張することで、フォトレジスト2、キャリアフィルム3、カバーフィルム4の皺伸ばしを行うことが出来、巻き取りによる回収や回収後の後処理を容易にすることが出来る。
【0042】
12はフォトレジスト2とキャリアフィルム3からなる残りのシート体からキャリアフィルム3を剥離してフォトレジスト2の搬送方向とは異なる方向に搬送する第3の搬送手段であって、キャリアフィルム3を巻回して回収する巻取手段を兼ねるキャリアフィルム巻取軸である。
【0043】
キャリアフィルム巻取軸12は支軸13aを中心に回転自在に設けられたフレーム13に回転可能に取り付けられており、図示しない付勢手段によりフォトレジスト巻取軸10に巻回されたフォトレジスト2に対してキャリアフィルム巻取軸12に巻回されたキャリアフィルム3が圧接するように構成されている。
【0044】
また、キャリアフィルム巻取軸12は駆動モータ7から図示しない駆動伝達手段により回転駆動力が伝達されて駆動ローラ5、カバーフィルム巻取軸9及びフォトレジスト巻取軸10と同期して図の時計回り方向に回転駆動される。
【0045】
上記構成において、回転位置が固定されたフォトレジスト巻取軸10側に押さえローラ11b及びキャリアフィルム巻取軸12が付勢され、該フォトレジスト巻取軸10に巻回されたフォトレジスト2に対して押さえローラ11b及びキャリアフィルム巻取軸12に巻回されたキャリアフィルム3が圧接した状態で、駆動モータ7から回転駆動力が伝達されたフォトレジスト巻取軸10及びキャリアフィルム巻取軸12が夫々図の方向に同期して回転する。
【0046】
従って、図2(a)に示すように、先ず、シート体1からカバーフィルム4を剥離して該カバーフィルム4と残りのシート体であるフォトレジスト2とキャリアフィルム3とを異なる方向に搬送し、更に図2(b)に示すように、フォトレジスト2とキャリアフィルム3からなる残りのシート体からキャリアフィルム3を剥離して該キャリアフィルム3とフォトレジスト2とを異なる方向に搬送して、カバーフィルム4、キャリアフィルム3、フォトレジスト2を別々に巻回して回収することが出来る。
【0047】
また、カバーフィルム巻取軸9、フォトレジスト巻取軸10及びキャリアフィルム巻取軸12は夫々エアーシャフト(コアレスを含む)により構成されており、巻き取り時はエアーを注入してエアーシャフトの径を大きく設定した状態で巻取り、巻取り後にエアーを抜いてエアーシャフトの径を小さくして各巻取軸9,10,12から夫々のカバーフィルム4、フォトレジスト2、キャリアフィルム3を容易に抜き取ることが出来、巻回された各カバーフィルム4、フォトレジスト2、キャリアフィルム3を巻き管等が無い単体で回収出来るので後工程での再利用処理を容易にしている。
【0048】
また、カバーフィルム巻取軸9、フォトレジスト巻取軸10及びキャリアフィルム巻取軸12への駆動伝達手段の一部としてパウダクラッチが採用されれいる。パウダクラッチは励磁コイルを内蔵した駆動体と被駆動体の両回転体が軸受で同心円上に所定の間隔が出来るように組み付けられており、その隙間に鉄粉等のパウダ(粉体)が充填されている。そして、励磁することでパウダが磁化されてこの磁気的な連結力と動作面の摩擦力両者が連結されてトルクが伝達される。
【0049】
カバーフィルム巻取軸9、フォトレジスト巻取軸10及びキャリアフィルム巻取軸12への駆動伝達手段の一部としてパウダクラッチを採用したことで、励磁力を調整することで連結トルクが容易に調整出来、回転力の伝達において緩慢な開始、停止が可能であるためカバーフィルム4、フォトレジスト2、キャリアフィルム3がカバーフィルム巻取軸9、フォトレジスト巻取軸10及びキャリアフィルム巻取軸12に夫々巻回される際に無理な張力が付与されることなくカバーフィルム4、フォトレジスト2、キャリアフィルム3のジャム(搬送不良や巻取り不良等)や破損を防止することが出来る。
【0050】
図1において、14はフォトレジスト2及びキャリアフィルム3を搬送方向に切断するための切断手段となるカッターであり、該カッター14は支軸14aを中心に回動可能なホルダ14bに保持されている。
【0051】
そして、フォトレジスト2及びキャリアフィルム3を搬送方向に切断する際にはホルダ14bを支軸14aを中心に図1の反時計回り方向に回動させて保持し、フォトレジスト2及びキャリアフィルム3の搬送動作に伴って搬送方向に切断することが出来るようになっている。
【0052】
そして、長尺の支軸14aの軸方向にカッター14を保持したホルダ14bを移動可能に固定することでフォトレジスト2及びキャリアフィルム3を所望の幅に切断することが出来、また、長尺の支軸14aの軸方向にカッター14を保持したホルダ14bを複数配置することで所望の幅で所望の数だけ分断することが可能である。
【0053】
尚、切断手段はシート体1を切断する位置に配置したり、分離されたカバーフィルム4、フォトレジスト2、キャリアフィルム3を夫々切断する位置に配置しても良い。
【0054】
15はシート体1からカバーフィルム4が剥離された残りのシート体からキャリアフィルム3が剥離される位置近傍であるフォトレジスト巻取軸10に巻回されたフォトレジスト2と、キャリアフィルム巻取軸12に巻回されたキャリアフィルム3とのニップ部に向けてノズル15aから霧状の水分を吹き付ける霧状水分発生手段である。
【0055】
霧状水分発生手段15は、例えば、水を加熱して水蒸気とし、エアーブロー等により霧状の水分をフォトレジスト2とキャリアフィルム3とが剥離される位置近傍に吹き付ける。
【0056】
この霧状水分発生手段15により剥離によるフォトレジスト2及びキャリアフィルム3の帯電を防止して静電吸着の発生を防ぐと共にエアーを吹き掛けて剥離を補助し、粘着組成物であるフォトレジスト2とキャリアフィルム3との剥離動作及び巻取り動作を安定化することが出来る。
【0057】
尚、霧状水分発生手段15はフォトレジスト巻取軸10に巻回されるフォトレジスト2と、キャリアフィルム巻取軸12に巻回されるキャリアフィルム3とのニップ部の移動に伴って図示しないスライド式或いは回動式等の移動手段によりノズル15aの位置が移動してフォトレジスト2とキャリアフィルム3とが剥離される位置近傍に霧状の水分を吹き付けるように構成すれば好ましい。
【0058】
16はシート体1からカバーフィルム4が剥離された残りのシート体からキャリアフィルム3が剥離される位置近傍であるキャリアフィルム巻取軸12に巻回されたキャリアフィルム3の略上部に配置され、剥離により発生した静電気を打ち消す電荷を付与するための電荷除去手段である。
【0059】
電荷除去手段16は、例えば、コロナ放電により双極性のイオンを生成し、そのイオン群をエアー等により搬送して遠距離の除電対象物体であるフォトレジスト2やキャリアフィルム3、或いはその他の各部材に照射して各帯電物体表面に帯電している帯電電荷を中和して除電する。
【0060】
この電荷除去手段16によりシート体1からカバーフィルム4が剥離された残りのシート体からキャリアフィルム3が剥離される位置近傍に剥離により発生した静電気を打ち消す電荷を付与することで、粘着組成物であるフォトレジスト2及びキャリアフィルム3、或いはその周辺の部材の帯電電荷を中和除電して静電吸着の発生を防止し、フォトレジスト2とキャリアフィルム3との剥離動作及び巻取り動作を安定化することが出来る。また、静電気による周囲の粉塵等の異物の付着を防止することが出来る。
【0061】
これにより、搬送不良や巻取り不良等のジャムを防止し、更には、フォトレジスト2やキャリアフィルム3に対する塵埃等の異物の付着を防止することが出来る。従って、回収後の再利用工程において異物を除去するためのフィルター等を省略することも出来る。
【0062】
18はシート体1からカバーフィルム4が剥離された残りのシート体からキャリアフィルム3が剥離される位置近傍であるキャリアフィルム巻取軸12に巻回されたキャリアフィルム3とフォトレジスト巻取軸10に巻回されたフォトレジスト2に貼着したキャリアフィルム3とのニップ部に向けてノズル18aから熱風を吹き付ける熱風発生手段である。
【0063】
熱風発生手段18は、例えば、ヒータにより加熱したエアーを送風機により送風してノズル18aから噴出し、フォトレジスト2とキャリアフィルム3が剥離される位置近傍に熱風を吹き付けるようになっている。
【0064】
この熱風発生手段18によりシート体1からカバーフィルム4が剥離された残りのシート体からキャリアフィルム3が剥離される位置近傍に所定の温度に制御された熱風を吹き付けることで、剥離部付近の雰囲気温度を安定化することが出来、これにより粘着組成物であるフォトレジスト2とキャリアフィルム3との剥離動作及び巻取り動作を安定化することが出来る。
【0065】
尚、シート体1の搬送速度は、該シート体1の幅寸法やフォトレジスト2の厚さ、或いは、種類により異なるが、例えば、2m/min〜50m/minである。また、シート体1の幅寸法は、例えば50mm〜1200mmである。また、フォトレジスト2の厚さは5μm〜120μmである。
【0066】
最初のスタート時には、シート体1開放端部のカバーフィルム4側を受けバー17bにより支持された粘着ゴム17aに貼り付けた状態で該カバーフィルム4をフォトレジスト2から剥離し、カバーフィルム4をカバーフィルム巻取軸9に巻き付ける。更にキャリアフィルム3からフォトレジスト2を剥離して、該キャリアフィルム3をキャリアフィルム巻取軸12に巻き付け、フォトレジスト2をフォトレジスト巻取軸10に巻き付ける。
【0067】
【発明の効果】
本発明は、上述の如き構成と作用とを有するので、粘着組成物を中心にキャリアフィルムとカバーフィルムとが貼着された3層構造からなるシート体から粘着組成物を容易に分離回収することが出来る。
【0068】
即ち、第1の搬送手段によりシート体からカバーフィルムを剥離して該カバーフィルムを一方の方向へ搬送すると共に、第2の搬送手段によりシート体からカバーフィルムを剥離した残りのシート体を第1の搬送手段により搬送されるカバーフィルムの搬送方向とは異なる方向に搬送することで粘着組成物の粘着力に抗してカバーフィルムと残りのシート体とを容易に分離することが出来る。
【0069】
更に第3の搬送手段によりシート体からカバーフィルムを剥離した残りのシート体からキャリアフィルムを剥離して該キャリアフィルムを一方の方向へ搬送すると共に、第4の搬送手段によりキャリアフィルムが剥離された粘着組成物を第3の搬送手段により搬送されるキャリアフィルムの搬送方向とは異なる方向に搬送することで粘着組成物の粘着力に抗してキャリアフィルムと粘着組成物とを容易に分離することが出来る。
【0070】
また、粘着組成物、キャリアフィルム、カバーフィルムのうちの少なくとも1つ或いはこれ等が貼着された組合せのうちの少なくとも1つの搬送経路上に配置された拡張手段により粘着組成物、キャリアフィルム、カバーフィルムのうちの少なくとも1つ或いはこれ等が貼着された組合せのうちの少なくとも1つを幅方向に拡張することで、粘着組成物、キャリアフィルム、カバーフィルムの皺伸ばしを行うことが出来、巻き取りによる回収や回収後の後処理を容易にすることが出来る。
【0071】
また、熱風発生手段によりシート体からカバーフィルムが剥離された残りのシート体からキャリアフィルムが剥離される位置近傍に熱風を吹き付けることで、剥離部付近の雰囲気温度を安定化することが出来、これにより粘着組成物とキャリアフィルムとの剥離動作を安定化することが出来る。
【0072】
また、霧状水分発生手段によりシート体からカバーフィルムが剥離された残りのシート体からキャリアフィルムが剥離される位置近傍に霧状の水分を吹き付けることで、剥離による粘着組成物及びキャリアフィルムの帯電を防止して静電吸着の発生を防ぎ、粘着組成物とキャリアフィルムとの剥離動作を安定化することが出来る。
【0073】
また、電荷除去手段によりシート体からカバーフィルムが剥離された残りのシート体からキャリアフィルムが剥離される位置近傍に剥離により発生した静電気を打ち消す電荷を付与することで、粘着組成物及びキャリアフィルムの帯電電荷を中和除電して静電吸着の発生を防止し、粘着組成物とキャリアフィルムとの剥離動作を安定化することが出来る。また、静電気による周囲の粉塵等の異物の付着を防止することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る粘着組成物の回収装置の構成を示す断面説明図である。
【図2】 (a)はシート体からカバーフィルムを剥離して分離する様子を示す部分拡大図、(b)はシート体からカバーフィルムを剥離した残りのシート体からキャリアフィルムと粘着組成物を剥離して分離する様子を示す部分拡大図である。
【図3】 (a)は拡張手段により粘着組成物を幅方向に拡張する様子を示す平面模式図、(b)は図3(a)の側面説明図である。
【符号の説明】
1…シート体
1a…支軸
2…フォトレジスト
3…キャリアフィルム
4…カバーフィルム
5…駆動ローラ
6…従動ローラ
6a…支軸
6b…フレーム
7…駆動モータ
8…光センサ
8a…発光部
8b…受光部
9…カバーフィルム巻取軸
10…フォトレジスト巻取軸
11…ガイドローラフレーム
11a…支軸
11b…押さえローラ
11c,11d…ガイドローラ
12…キャリアフィルム巻取軸
13…フレーム
13a…支軸
14…カッター
14a…支軸
15…霧状水分発生手段
15a…ノズル
16…電荷除去手段
17a…粘着ゴム
17b…受けバー
18…熱風発生手段
18a…ノズル

Claims (4)

  1. 粘着組成物を中心にキャリアフィルムとカバーフィルムとが貼着された3層構造からなるシート体から粘着組成物を回収する装置であって、
    前記シート体から前記カバーフィルムを剥離して該カバーフィルムを一方の方向へ搬送する第1の搬送手段と、
    前記カバーフィルムが剥離された残りのシート体を該カバーフィルムの搬送方向とは異なる方向に搬送する第2の搬送手段と、
    前記残りのシート体から前記キャリアフィルムを剥離して該キャリアフィルムを一方の方向へ搬送する第3の搬送手段と、
    前記キャリアフィルムが剥離された粘着組成物を該キャリアフィルムの搬送方向とは異なる方向に搬送する第4の搬送手段と、
    前記粘着組成物、前記キャリアフィルム、前記カバーフィルムのうちの少なくとも1つ或いはこれ等が貼着された組合せのうちの少なくとも1つの搬送経路上に配置され、該粘着組成物、キャリアフィルム、カバーフィルムのうちの少なくとも1つ或いはこれ等が貼着された組合せのうちの少なくとも1つを幅方向に拡張する拡張手段と、
    を有することを特徴とする粘着組成物の回収装置。
  2. 粘着組成物を中心にキャリアフィルムとカバーフィルムとが貼着された3層構造からなるシート体から粘着組成物を回収する装置であって、
    前記シート体から前記カバーフィルムを剥離して該カバーフィルムを一方の方向へ搬送する第1の搬送手段と、
    前記カバーフィルムが剥離された残りのシート体を該カバーフィルムの搬送方向とは異なる方向に搬送する第2の搬送手段と、
    前記残りのシート体から前記キャリアフィルムを剥離して該キャリアフィルムを一方の方向へ搬送する第3の搬送手段と、
    前記キャリアフィルムが剥離された粘着組成物を該キャリアフィルムの搬送方向とは異なる方向に搬送する第4の搬送手段と、
    前記シート体から前記カバーフィルムが剥離された残りのシート体から前記キャリアフィルムが剥離される位置近傍に熱風を吹き付ける熱風発生手段と、
    を有することを特徴とする粘着組成物の回収装置。
  3. 粘着組成物を中心にキャリアフィルムとカバーフィルムとが貼着された3層構造からなるシート体から粘着組成物を回収する装置であって、
    前記シート体から前記カバーフィルムを剥離して該カバーフィルムを一方の方向へ搬送する第1の搬送手段と、
    前記カバーフィルムが剥離された残りのシート体を該カバーフィルムの搬送方向とは異なる方向に搬送する第2の搬送手段と、
    前記残りのシート体から前記キャリアフィルムを剥離して該キャリアフィルムを一方の方向へ搬送する第3の搬送手段と、
    前記キャリアフィルムが剥離された粘着組成物を該キャリアフィルムの搬送方向とは異なる方向に搬送する第4の搬送手段と、
    前記シート体から前記カバーフィルムが剥離された残りのシート体から前記キャリアフィルムが剥離される位置近傍に霧状の水分を吹き付ける霧状水分発生手段と、
    を有することを特徴とする粘着組成物の回収装置。
  4. 粘着組成物を中心にキャリアフィルムとカバーフィルムとが貼着された3層構造からなるシート体から粘着組成物を回収する装置であって、
    前記シート体から前記カバーフィルムを剥離して該カバーフィルムを一方の方向へ搬送する第1の搬送手段と、
    前記カバーフィルムが剥離された残りのシート体を該カバーフィルムの搬送方向とは異なる方向に搬送する第2の搬送手段と、
    前記残りのシート体から前記キャリアフィルムを剥離して該キャリアフィルムを一方の方向へ搬送する第3の搬送手段と、
    前記キャリアフィルムが剥離された粘着組成物を該キャリアフィルムの搬送方向とは異なる方向に搬送する第4の搬送手段と、
    前記シート体から前記カバーフィルムが剥離された残りのシート体から前記キャリアフィルムが剥離される位置近傍に剥離により発生した静電気を打ち消す電荷を付与する電荷除去手段と、
    を有することを特徴とする粘着組成物の回収装置。
JP2001051752A 2001-02-27 2001-02-27 粘着組成物の回収装置 Expired - Lifetime JP4493223B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001051752A JP4493223B2 (ja) 2001-02-27 2001-02-27 粘着組成物の回収装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001051752A JP4493223B2 (ja) 2001-02-27 2001-02-27 粘着組成物の回収装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002248624A JP2002248624A (ja) 2002-09-03
JP4493223B2 true JP4493223B2 (ja) 2010-06-30

Family

ID=18912485

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001051752A Expired - Lifetime JP4493223B2 (ja) 2001-02-27 2001-02-27 粘着組成物の回収装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4493223B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100878985B1 (ko) * 2007-10-30 2009-01-15 유영산업주식회사 다중 이질 적층 필름 분리기

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51111275A (en) * 1975-03-26 1976-10-01 Chukyo Electric Co Apparatus for separating scrap film for blister wrapping machine
JPS62115892A (ja) * 1985-09-12 1987-05-27 レ−ル・ウント・ヘ−ルマン・ゲ−・エム・ベ−・ハ− プリント回路板の露光されたフオトレジスト膜から保護フイルムを剥ぎ取る方法と装置
JPS62152707A (ja) * 1985-12-26 1987-07-07 World Kiko:Kk フイルム剥離法,その方法に用いる剥離針装置及び剥離装置
JPH02131907A (ja) * 1988-11-14 1990-05-21 Idemitsu Petrochem Co Ltd 多層プラスチックシートまたはフィルムのスクラップ回収方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51111275A (en) * 1975-03-26 1976-10-01 Chukyo Electric Co Apparatus for separating scrap film for blister wrapping machine
JPS62115892A (ja) * 1985-09-12 1987-05-27 レ−ル・ウント・ヘ−ルマン・ゲ−・エム・ベ−・ハ− プリント回路板の露光されたフオトレジスト膜から保護フイルムを剥ぎ取る方法と装置
JPS62152707A (ja) * 1985-12-26 1987-07-07 World Kiko:Kk フイルム剥離法,その方法に用いる剥離針装置及び剥離装置
JPH02131907A (ja) * 1988-11-14 1990-05-21 Idemitsu Petrochem Co Ltd 多層プラスチックシートまたはフィルムのスクラップ回収方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002248624A (ja) 2002-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007112073A (ja) フィルム貼付装置
JP2008297027A (ja) 感光性ウエブの接合構造及びその接合テープ部材
US7101033B2 (en) Cleaning medium for ink-jet hard copy apparatus
JP2005347618A (ja) 感光性ウエブユニット、感光性積層体の製造装置及び製造方法
JP2011183248A (ja) 除塵装置
JP4493223B2 (ja) 粘着組成物の回収装置
JP2009023301A (ja) 積層体フイルムの貼り付け方法
JP4302042B2 (ja) フイルム剥離装置
JP4142889B2 (ja) 台紙なし粘着ラベルのスタッカ装置
US8315546B2 (en) Transfer member and image forming apparatus including a transfer roller with a gripping member
JP6401447B2 (ja) シート供給装置および供給方法、並びにシート貼付装置および貼付方法
JP4273023B2 (ja) フィルム貼付方法とその装置
JP4480284B2 (ja) 粘着組成物の回収方法及び装置
JP2013095499A (ja) ラベル剥離機構、ラベル剥離機構の制御方法およびラベル印刷装置
JP5498336B2 (ja) シート貼付装置および貼付方法
JP2006016111A (ja) 画像形成装置
JP4610121B2 (ja) フォトレジストの再生方法
JPH04129958A (ja) 電子写真装置の排紙機構
JP6719343B2 (ja) シート製造装置および製造方法
JP2017216265A (ja) シート貼付装置および貼付方法
KR101946965B1 (ko) 포장용 필름 합지장치의 가이드롤러장치
JP2019127283A (ja) シート供給装置およびシート供給方法、並びに、シート貼付装置およびシート貼付方法
JP2003034462A (ja) 貼着物分離装置
WO2023176306A1 (ja) ラベル貼り付け装置
JP2001180629A (ja) ラベル貼付装置の吸着体

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20031217

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080123

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20080130

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20090401

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100216

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100312

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100406

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100406

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4493223

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140416

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term