JP2002248624A - 粘着組成物の回収装置 - Google Patents

粘着組成物の回収装置

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JP2002248624A
JP2002248624A JP2001051752A JP2001051752A JP2002248624A JP 2002248624 A JP2002248624 A JP 2002248624A JP 2001051752 A JP2001051752 A JP 2001051752A JP 2001051752 A JP2001051752 A JP 2001051752A JP 2002248624 A JP2002248624 A JP 2002248624A
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    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、粘着組成物を中心にキャリアフィ
ルムとカバーフィルムとが貼着された少なくとも3層構
造からなるシート体から粘着組成物を容易に分離回収す
ることが出来る粘着組成物の回収装置を提供することを
可能にすることを目的としている。 【解決手段】 駆動ローラ5と従動ローラ6により挟持
搬送されるシート体1からカバーフィルム4を剥離して
カバーフィルム巻取軸9に巻回回収し、更にフォトレジ
スト巻取軸10と押さえローラ11bにより挟持搬送される
残りのシート体からキャリアフィルム3を剥離してキャ
リアフィルム巻取軸12に巻回回収し、フォトレジスト2
をフォトレジスト巻取軸10に巻回回収する。フォトレジ
スト2とキャリアフィルム3の剥離位置近傍に霧状水分
発生手段15、電荷除去手段16、熱風発生手段18を配置
し、更にエキスパンダローラ等の拡張手段を設けて構成
したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粘着組成物の回収
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、粘着組成物として、例えば、電子
回路用プリント基板に使用されるDFR(ドライフィル
ムレジスト)等のフォトレジストフィルムが存在する。
フォトレジストフィルムは製造段階で、粘着組成物であ
るフォトレジストがPET(ポリエチレンテレフタレー
ト;ポリエステル)等のキャリアフィルムに担持され、
更に防塵や粘着組成物の取り扱いを容易にするためのL
DPE(低密度ポリエチレン)等のカバーフィルムがフ
ォトレジストが有する粘着力により貼着されて3層構造
からなるシート体として長尺状に巻回され、用途に応じ
て必要な長さに切断して用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フォト
レジストフィルムが傷や他の原因で検査不合格になった
り、長期間在庫になって品質保証期間を超過した場合等
はフォトレジスト、キャリアフィルム、カバーフィルム
を回収して再利用することが経済的であり、地球環境の
保全にも寄与するが、フォトレジストが粘着組成物であ
ることからフォトレジストからキャリアフィルムやカバ
ーフィルムを分離して回収することが困難であり、通常
は、焼却廃棄するのが一般であった。
【0004】また、PET(ポリエチレンテレフタレー
ト;ポリエステル)等のキャリアフィルムが貼着された
フォトレジスト等の粘着組成物から該キャリアフィルム
を剥離する際に静電気が発生して静電吸着現象が生じ、
静電気によって異物が粘着組成物、キャリアフィルムの
回収物に混入した場合には、該回収物の再利用が不能に
なる虞が有り、静電気によってキャリアフィルムと粘着
組成物とが安定的に剥離出来ないという問題がある。
【0005】また、フォトレジスト等の粘着組成物、キ
ャリアフィルム、カバーフィルムは、粘着組成物自身が
有する弾性や吸着性によって皺が出来易く、皺が出来る
と、回収後の後処理が困難になるという問題がある。
【0006】本発明は前記課題を解決するものであり、
その目的とするところは、粘着組成物を中心にキャリア
フィルムとカバーフィルムとが貼着された少なくとも3
層構造からなるシート体から粘着組成物を容易に分離回
収することが出来る粘着組成物の回収装置を提供せんと
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明に係る粘着組成物の回収装置は、粘着組成物を
中心にキャリアフィルムとカバーフィルムとが貼着され
た少なくとも3層構造からなるシート体から粘着組成物
を回収する装置であって、前記シート体から前記カバー
フィルムを剥離して該カバーフィルムを一方の方向へ搬
送する第1の搬送手段と、前記カバーフィルムが剥離さ
れた残りのシート体を該カバーフィルムの搬送方向とは
異なる方向に搬送する第2の搬送手段と、前記残りのシ
ート体から前記キャリアフィルムを剥離して該キャリア
フィルムを一方の方向へ搬送する第3の搬送手段と、前
記キャリアフィルムが剥離された粘着組成物を該キャリ
アフィルムの搬送方向とは異なる方向に搬送する第4の
搬送手段と、前記粘着組成物、前記キャリアフィルム、
前記カバーフィルムのうちの少なくとも1つ或いはこれ
等が貼着された組合せのうちの少なくとも1つの搬送経
路上に配置され、該粘着組成物、キャリアフィルム、カ
バーフィルムのうちの少なくとも1つ或いはこれ等が貼
着された組合せのうちの少なくとも1つを幅方向に拡張
する拡張手段とを有することを特徴とする。
【0008】上記構成によれば、第1の搬送手段により
シート体からカバーフィルムを剥離して該カバーフィル
ムを一方の方向へ搬送すると共に、第2の搬送手段によ
りシート体からカバーフィルムを剥離した残りのシート
体を第1の搬送手段により搬送されるカバーフィルムの
搬送方向とは異なる方向に搬送することで粘着組成物の
粘着力に抗してカバーフィルムと残りのシート体とを容
易に分離することが出来る。
【0009】更に第3の搬送手段によりシート体からカ
バーフィルムを剥離した残りのシート体からキャリアフ
ィルムを剥離して該キャリアフィルムを一方の方向へ搬
送すると共に、第4の搬送手段によりキャリアフィルム
が剥離された粘着組成物を第3の搬送手段により搬送さ
れるキャリアフィルムの搬送方向とは異なる方向に搬送
することで粘着組成物の粘着力に抗してキャリアフィル
ムと粘着組成物とを容易に分離することが出来る。
【0010】また、粘着組成物、キャリアフィルム、カ
バーフィルムのうちの少なくとも1つ或いはこれ等が貼
着された組合せのうちの少なくとも1つの搬送経路上に
配置された拡張手段により粘着組成物、キャリアフィル
ム、カバーフィルムのうちの少なくとも1つ或いはこれ
等が貼着された組合せのうちの少なくとも1つを幅方向
に拡張することで、粘着組成物、キャリアフィルム、カ
バーフィルムの皺伸ばしを行うことが出来、巻き取りに
よる回収や回収後の後処理を容易にすることが出来る。
【0011】また、本発明に係る粘着組成物の回収装置
の他の構成は、粘着組成物を中心にキャリアフィルムと
カバーフィルムとが貼着された少なくとも3層構造から
なるシート体から粘着組成物を回収する装置であって、
前記シート体から前記カバーフィルムを剥離して該カバ
ーフィルムを一方の方向へ搬送する第1の搬送手段と、
前記カバーフィルムが剥離された残りのシート体を該カ
バーフィルムの搬送方向とは異なる方向に搬送する第2
の搬送手段と、前記残りのシート体から前記キャリアフ
ィルムを剥離して該キャリアフィルムを一方の方向へ搬
送する第3の搬送手段と、前記キャリアフィルムが剥離
された粘着組成物を該キャリアフィルムの搬送方向とは
異なる方向に搬送する第4の搬送手段と、前記シート体
から前記カバーフィルムが剥離された残りのシート体か
ら前記キャリアフィルムが剥離される位置近傍に熱風を
吹き付ける熱風発生手段とを有することを特徴とする。
【0012】上記構成によれば、熱風発生手段によりシ
ート体からカバーフィルムが剥離された残りのシート体
からキャリアフィルムが剥離される位置近傍に所定の温
度に制御された熱風を吹き付けることで、剥離部付近の
雰囲気温度を安定化することが出来、これにより粘着組
成物とキャリアフィルムとの剥離動作を安定化すること
が出来る。
【0013】また、本発明に係る粘着組成物の回収装置
の他の構成は、粘着組成物を中心にキャリアフィルムと
カバーフィルムとが貼着された少なくとも3層構造から
なるシート体から粘着組成物を回収する装置であって、
前記シート体から前記カバーフィルムを剥離して該カバ
ーフィルムを一方の方向へ搬送する第1の搬送手段と、
前記カバーフィルムが剥離された残りのシート体を該カ
バーフィルムの搬送方向とは異なる方向に搬送する第2
の搬送手段と、前記残りのシート体から前記キャリアフ
ィルムを剥離して該キャリアフィルムを一方の方向へ搬
送する第3の搬送手段と、前記キャリアフィルムが剥離
された粘着組成物を該キャリアフィルムの搬送方向とは
異なる方向に搬送する第4の搬送手段と、前記シート体
から前記カバーフィルムが剥離された残りのシート体か
ら前記キャリアフィルムが剥離される位置近傍に霧状の
水分を吹き付ける霧状水分発生手段とを有することを特
徴とする。
【0014】上記構成によれば、霧状水分発生手段によ
りシート体からカバーフィルムが剥離された残りのシー
ト体からキャリアフィルムが剥離される位置近傍に霧状
の水分を吹き付けることで、剥離による粘着組成物及び
キャリアフィルムの帯電を防止して静電吸着の発生を防
ぎ、粘着組成物とキャリアフィルムとの剥離動作を安定
化することが出来る。
【0015】また、本発明に係る粘着組成物の回収装置
の他の構成は、粘着組成物を中心にキャリアフィルムと
カバーフィルムとが貼着された少なくとも3層構造から
なるシート体から粘着組成物を回収する装置であって、
前記シート体から前記カバーフィルムを剥離して該カバ
ーフィルムを一方の方向へ搬送する第1の搬送手段と、
前記カバーフィルムが剥離された残りのシート体を該カ
バーフィルムの搬送方向とは異なる方向に搬送する第2
の搬送手段と、前記残りのシート体から前記キャリアフ
ィルムを剥離して該キャリアフィルムを一方の方向へ搬
送する第3の搬送手段と、前記キャリアフィルムが剥離
された粘着組成物を該キャリアフィルムの搬送方向とは
異なる方向に搬送する第4の搬送手段と、前記シート体
から前記カバーフィルムが剥離された残りのシート体か
ら前記キャリアフィルムが剥離される位置近傍に剥離に
より発生した静電気を打ち消す電荷を付与する電荷除去
手段とを有することを特徴とする。
【0016】上記構成によれば、電荷除去手段によりシ
ート体からカバーフィルムが剥離された残りのシート体
からキャリアフィルムが剥離される位置近傍に剥離によ
り発生した静電気を打ち消す電荷を付与することで、粘
着組成物及びキャリアフィルムの帯電電荷を中和除電し
て静電吸着の発生を防止し、粘着組成物とキャリアフィ
ルムとの剥離動作を安定化することが出来る。また、静
電気による周囲の粉塵等の異物の付着を防止することが
出来る。
【0017】
【発明の実施の形態】図により本発明に係る粘着組成物
の回収装置の一例として、例えば、電子回路用プリント
基板に使用されるDFR(ドライフィルムレジスト)等
のフォトレジストの回収に適用した場合の一実施形態を
具体的に説明する。
【0018】図1は本発明に係る粘着組成物の回収装置
の構成を示す断面説明図、図2(a)はシート体からカ
バーフィルムを剥離して分離する様子を示す部分拡大
図、図2(b)はシート体からカバーフィルムを剥離し
た残りのシート体からキャリアフィルムと粘着組成物を
剥離して分離する様子を示す部分拡大図である。
【0019】また、図3(a)は拡張手段により粘着組
成物を幅方向に拡張する様子を示す平面模式図、図3
(b)は図3(a)の側面説明図である。
【0020】図1及び図2において、1は、例えば、電
子回路用プリント基板に使用されるDFR(ドライフィ
ルムレジスト)等のフォトレジストフィルムからなるシ
ート体であり、粘着組成物であるフォトレジスト2がそ
れ自身が有する粘着力によりPET(ポリエチレンテレ
フタレート;ポリエステル)等のキャリアフィルム3に
担持され、更に防塵や粘着組成物の取り扱いを容易にす
るためのLDPE(低密度ポリエチレン)等のカバーフ
ィルム4がフォトレジスト2が有する粘着力により貼着
されて、フォトレジスト2を中心にキャリアフィルム3
とカバーフィルム4とが貼着された3層構造からなるシ
ート体1として長尺状に巻回されたものである。
【0021】長尺状に巻回されたシート体1は支軸1a
により回転自在に軸支されており、図示しない摩擦板等
を利用した回転制動手段により回転速度が抑制され、シ
ート体1の張力を一定に維持しつつ従動回転する。
【0022】5はシート体1からカバーフィルム4が剥
離される位置の搬送方向上流側近傍に設けられた駆動ロ
ーラであり、該駆動ローラ5には従動ローラ6が圧接さ
れている。搬送回転体対を構成する駆動ローラ5及び従
動ローラ6はゴムローラ等で形成されている。
【0023】従動ローラ6は支軸6aを中心に回動自在
に取り付けられたフレーム6bに回転自在に軸支されて
おり、一定の追従圧をかけたエアシリンダ等を有する図
示しない付勢手段により駆動ローラ5側に所定の加圧力
で圧接されている。
【0024】付勢手段としてバネの張力等を利用した場
合には、駆動ローラ5と従動ローラ6とのニップ部を通
過するシート体1の厚さの変化に応じて加圧力が変化す
るが、一定の追従圧をかけたエアシリンダを利用した付
勢手段によれば、シート体1の厚さの変化に関わらず加
圧力を一定に維持することが出来る。
【0025】そして、駆動源となる駆動モータ7から図
示しない駆動伝達手段により回転駆動力が伝達されて駆
動ローラ5が図の反時計回り方向に回転駆動されると、
該駆動ローラ5に圧接された従動ローラ6がシート体1
を挟持して図の時計回り方向に従動回転する。これによ
り駆動ローラ5と従動ローラ6からなる搬送回転体対に
よりシート体1が図の矢印方向に挟持搬送される。
【0026】駆動ローラ5よりも搬送方向上流側にはシ
ート体1の有無を検知する材料検知手段となる発光部8
aと受光部8bとを有する光センサ8が配置されてお
り、発光部8aと受光部8bとの間の光路をシート体1
が遮ることでシート体1が存在することが検知され、発
光部8aから受光部8bに光が到達した時にシート体1
が無いことが検知される。
【0027】従って、支軸1aにセットされたシート体
1の分離処理が終了した時に、シート体1により光路が
遮断されていた光センサ8がONになってシート体1が
無くなったことを検知し、装置の分離処理動作を自動的
に停止することが出来るようになっている。
【0028】9はシート体1からカバーフィルム4を剥
離して該カバーフィルム4を一方の方向へ搬送する第1
の搬送手段であって、該カバーフィルム4を巻回して回
収する巻取手段を兼ねるカバーフィルム巻取軸であり、
該カバーフィルム巻取軸9は駆動モータ7から図示しな
い駆動伝達手段により回転駆動力が伝達されて駆動ロー
ラ5と同期して図の反時計回り方向に回転駆動される。
【0029】ここで、粘着組成物であるフォトレジスト
2のキャリアフィルム3に対する粘着力は、該フォトレ
ジスト2のカバーフィルム4に対する粘着力よりも2倍
から4倍程度大きくなるように設定されており、シート
体1から先ずカバーフィルム4が剥離し易い構成になっ
ている。
【0030】10はカバーフィルム4が剥離されたフォト
レジスト2とキャリアフィルム3からなる残りのシート
体を、カバーフィルム4の搬送方向とは異なる方向に搬
送する第2の搬送手段であって、且つ粘着組成物である
フォトレジスト2を巻回して回収する巻取手段を兼ね、
更にはキャリアフィルム3が剥離された粘着組成物であ
るフォトレジスト2を該キャリアフィルム3の搬送方向
とは異なる方向に搬送する第4の搬送手段を兼ねるフォ
トレジスト巻取軸である。
【0031】フォトレジスト巻取軸10に対向する位置に
は支軸11aを中心に回動自在に取り付けられたガイドロ
ーラフレーム11が設けられており、該ガイドローラフレ
ーム11はそれ自身の自重や図示しない付勢手段により支
軸11aを中心に図1の反時計回り方向に付勢されてい
る。
【0032】ガイドローラフレーム11にはフォトレジス
ト巻取軸10に巻回されたフォトレジスト2に圧接される
押さえローラ11bが回転自在に設けられており、更にガ
イドローラフレーム11には拡張手段となるガイドローラ
11c,11dが回転自在に取り付けられている。押さえロ
ーラ11b及びガイドローラ11c,11dはゴムローラ等に
より形成されている。
【0033】押さえローラ11bは、駆動モータ7から図
示しない駆動伝達手段により回転駆動力が伝達されて駆
動ローラ5及びカバーフィルム巻取軸9と同期して図の
反時計回り方向に回転駆動されるフォトレジスト巻取軸
10に巻回されたフォトレジスト2に圧接され、該フォト
レジスト巻取軸10の回転に従動して回転する。
【0034】そして、フォトレジスト巻取軸10と押さえ
ローラ11bとによりシート体1からカバーフィルム4が
剥離されたフォトレジスト2とキャリアフィルム3から
なる残りのシート体から該キャリアフィルム3が剥離さ
れる位置の搬送方向上流側近傍に該残りのシート体を挟
持搬送する搬送回転体対を構成している。。
【0035】拡張手段となるガイドローラ11c,11dは
支軸11aを中心にガイドローラフレーム11と一体的に回
動することで駆動ローラ5及び従動ローラ6のニップ部
を通過してカバーフィルム4が剥離されたキャリアフィ
ルム3とフォトレジスト2の張力を一定に調整すること
が出来る。
【0036】そして、ガイドローラ11c,11dによりフ
ォトレジスト2とキャリアフィルム3からなる残りのシ
ート体がガイドされて適当な張力が付与され、フォトレ
ジスト巻取軸10と押さえローラ11bとのニップ部に適正
に搬送される。
【0037】拡張手段となるガイドローラ11c,11d
は、図3に示すように、シート体の搬送方向上流側方向
(図3(a)の右側方向)に曲率中心が設定された曲が
った固定軸の外側で、弾性を有するゴムローラ等の外筒
だけが固定軸上で回転自在に構成されたエキスパンダロ
ーラにより構成されており、外筒はそれ自身の弾性によ
り曲がった固定軸に沿って曲がりの外側では軸方向に伸
ばされ、曲がりの内側では軸方向に縮められ、シート体
に接触しつつ固定軸を中心に該シート体の搬送動作に従
動して回転する。
【0038】そして、図3(a)に示すように、シート
体1からカバーフィルム4が剥離されたフォトレジスト
2とキャリアフィルム3からなる残りのシート体が先
ず、ガイドローラ11dに接触して該ガイドローラ11dの
外筒の回転による弾性変形に伴ってフォトレジスト2と
キャリアフィルム3が幅方向に拡張され、次にガイドロ
ーラ11cに接触して該ガイドローラ11cの外筒の回転に
よる弾性変形に伴ってフォトレジスト2とキャリアフィ
ルム3が更に幅方向に拡張され、これによってキャリア
フィルム3とフォトレジスト2の皺伸ばしを行ってい
る。
【0039】尚、外筒はゴム製以外にも短い筒を多数連
ねた金属製の外筒を曲がった固定軸に回転自在に軸支し
たものであっても良いし、固定軸の曲率を調節出来るも
のであっても良い。
【0040】また、拡張手段としては、少なくとも粘着
組成物となるフォトレジスト2を含むシート体の搬送経
路上に配置され、該フォトレジスト2を幅方向に拡張す
る各種の手段が適用可能であり、例えば、両端の径が徐
々に小さくなったクラウンロール方式や、一対の小さな
ニップローラをシート体の両端部で搬送方向に向かって
ハの字に配置し、該ニップローラによりシート材の両端
部を挟持して幅方向外側に引っ張る耳張りニップローラ
方式や、軸方向に斜めに複数の溝を形成した順応カバー
ローラ方式や、軸方向に交互に反対方向に動く複数の短
冊状の張り片を有する方式等の各種の拡張手段が適用可
能である。
【0041】尚、前記実施形態では、拡張手段となるガ
イドローラ11c,11dをフォトレジスト2とキャリアフ
ィルム3との貼着された部分の搬送経路上に配置した場
合の一例について説明したが、これに限定される必要は
なく、上述した各種の拡張手段を、粘着組成物となるフ
ォトレジスト2、キャリアフィルム3、カバーフィルム
4のうちの少なくとも1つ或いはこれ等が貼着された組
合せのうちの少なくとも1つの搬送経路上に配置し、該
拡張手段によりフォトレジスト2、キャリアフィルム
3、カバーフィルム4のうちの少なくとも1つ或いはこ
れ等が貼着された組合せのうちの少なくとも1つを幅方
向に拡張することで、フォトレジスト2、キャリアフィ
ルム3、カバーフィルム4の皺伸ばしを行うことが出
来、巻き取りによる回収や回収後の後処理を容易にする
ことが出来る。
【0042】12はフォトレジスト2とキャリアフィルム
3からなる残りのシート体からキャリアフィルム3を剥
離してフォトレジスト2の搬送方向とは異なる方向に搬
送する第3の搬送手段であって、キャリアフィルム3を
巻回して回収する巻取手段を兼ねるキャリアフィルム巻
取軸である。
【0043】キャリアフィルム巻取軸12は支軸13aを中
心に回転自在に設けられたフレーム13に回転可能に取り
付けられており、図示しない付勢手段によりフォトレジ
スト巻取軸10に巻回されたフォトレジスト2に対してキ
ャリアフィルム巻取軸12に巻回されたキャリアフィルム
3が圧接するように構成されている。
【0044】また、キャリアフィルム巻取軸12は駆動モ
ータ7から図示しない駆動伝達手段により回転駆動力が
伝達されて駆動ローラ5、カバーフィルム巻取軸9及び
フォトレジスト巻取軸10と同期して図の時計回り方向に
回転駆動される。
【0045】上記構成において、回転位置が固定された
フォトレジスト巻取軸10側に押さえローラ11b及びキャ
リアフィルム巻取軸12が付勢され、該フォトレジスト巻
取軸10に巻回されたフォトレジスト2に対して押さえロ
ーラ11b及びキャリアフィルム巻取軸12に巻回されたキ
ャリアフィルム3が圧接した状態で、駆動モータ7から
回転駆動力が伝達されたフォトレジスト巻取軸10及びキ
ャリアフィルム巻取軸12が夫々図の方向に同期して回転
する。
【0046】従って、図2(a)に示すように、先ず、
シート体1からカバーフィルム4を剥離して該カバーフ
ィルム4と残りのシート体であるフォトレジスト2とキ
ャリアフィルム3とを異なる方向に搬送し、更に図2
(b)に示すように、フォトレジスト2とキャリアフィ
ルム3からなる残りのシート体からキャリアフィルム3
を剥離して該キャリアフィルム3とフォトレジスト2と
を異なる方向に搬送して、カバーフィルム4、キャリア
フィルム3、フォトレジスト2を別々に巻回して回収す
ることが出来る。
【0047】また、カバーフィルム巻取軸9、フォトレ
ジスト巻取軸10及びキャリアフィルム巻取軸12は夫々エ
アーシャフト(コアレスを含む)により構成されてお
り、巻き取り時はエアーを注入してエアーシャフトの径
を大きく設定した状態で巻取り、巻取り後にエアーを抜
いてエアーシャフトの径を小さくして各巻取軸9,10,
12から夫々のカバーフィルム4、フォトレジスト2、キ
ャリアフィルム3を容易に抜き取ることが出来、巻回さ
れた各カバーフィルム4、フォトレジスト2、キャリア
フィルム3を巻き管等が無い単体で回収出来るので後工
程での再利用処理を容易にしている。
【0048】また、カバーフィルム巻取軸9、フォトレ
ジスト巻取軸10及びキャリアフィルム巻取軸12への駆動
伝達手段の一部としてパウダクラッチが採用されれい
る。パウダクラッチは励磁コイルを内蔵した駆動体と被
駆動体の両回転体が軸受で同心円上に所定の間隔が出来
るように組み付けられており、その隙間に鉄粉等のパウ
ダ(粉体)が充填されている。そして、励磁することで
パウダが磁化されてこの磁気的な連結力と動作面の摩擦
力両者が連結されてトルクが伝達される。
【0049】カバーフィルム巻取軸9、フォトレジスト
巻取軸10及びキャリアフィルム巻取軸12への駆動伝達手
段の一部としてパウダクラッチを採用したことで、励磁
力を調整することで連結トルクが容易に調整出来、回転
力の伝達において緩慢な開始、停止が可能であるためカ
バーフィルム4、フォトレジスト2、キャリアフィルム
3がカバーフィルム巻取軸9、フォトレジスト巻取軸10
及びキャリアフィルム巻取軸12に夫々巻回される際に無
理な張力が付与されることなくカバーフィルム4、フォ
トレジスト2、キャリアフィルム3のジャム(搬送不良
や巻取り不良等)や破損を防止することが出来る。
【0050】図1において、14はフォトレジスト2及び
キャリアフィルム3を搬送方向に切断するための切断手
段となるカッターであり、該カッター14は支軸14aを中
心に回動可能なホルダ14bに保持されている。
【0051】そして、フォトレジスト2及びキャリアフ
ィルム3を搬送方向に切断する際にはホルダ14bを支軸
14aを中心に図1の反時計回り方向に回動させて保持
し、フォトレジスト2及びキャリアフィルム3の搬送動
作に伴って搬送方向に切断することが出来るようになっ
ている。
【0052】そして、長尺の支軸14aの軸方向にカッタ
ー14を保持したホルダ14bを移動可能に固定することで
フォトレジスト2及びキャリアフィルム3を所望の幅に
切断することが出来、また、長尺の支軸14aの軸方向に
カッター14を保持したホルダ14bを複数配置することで
所望の幅で所望の数だけ分断することが可能である。
【0053】尚、切断手段はシート体1を切断する位置
に配置したり、分離されたカバーフィルム4、フォトレ
ジスト2、キャリアフィルム3を夫々切断する位置に配
置しても良い。
【0054】15はシート体1からカバーフィルム4が剥
離された残りのシート体からキャリアフィルム3が剥離
される位置近傍であるフォトレジスト巻取軸10に巻回さ
れたフォトレジスト2と、キャリアフィルム巻取軸12に
巻回されたキャリアフィルム3とのニップ部に向けてノ
ズル15aから霧状の水分を吹き付ける霧状水分発生手段
である。
【0055】霧状水分発生手段15は、例えば、水を加熱
して水蒸気とし、エアーブロー等により霧状の水分をフ
ォトレジスト2とキャリアフィルム3とが剥離される位
置近傍に吹き付ける。
【0056】この霧状水分発生手段15により剥離による
フォトレジスト2及びキャリアフィルム3の帯電を防止
して静電吸着の発生を防ぐと共にエアーを吹き掛けて剥
離を補助し、粘着組成物であるフォトレジスト2とキャ
リアフィルム3との剥離動作及び巻取り動作を安定化す
ることが出来る。
【0057】尚、霧状水分発生手段15はフォトレジスト
巻取軸10に巻回されるフォトレジスト2と、キャリアフ
ィルム巻取軸12に巻回されるキャリアフィルム3とのニ
ップ部の移動に伴って図示しないスライド式或いは回動
式等の移動手段によりノズル15aの位置が移動してフォ
トレジスト2とキャリアフィルム3とが剥離される位置
近傍に霧状の水分を吹き付けるように構成すれば好まし
い。
【0058】16はシート体1からカバーフィルム4が剥
離された残りのシート体からキャリアフィルム3が剥離
される位置近傍であるキャリアフィルム巻取軸12に巻回
されたキャリアフィルム3の略上部に配置され、剥離に
より発生した静電気を打ち消す電荷を付与するための電
荷除去手段である。
【0059】電荷除去手段16は、例えば、コロナ放電に
より双極性のイオンを生成し、そのイオン群をエアー等
により搬送して遠距離の除電対象物体であるフォトレジ
スト2やキャリアフィルム3、或いはその他の各部材に
照射して各帯電物体表面に帯電している帯電電荷を中和
して除電する。
【0060】この電荷除去手段16によりシート体1から
カバーフィルム4が剥離された残りのシート体からキャ
リアフィルム3が剥離される位置近傍に剥離により発生
した静電気を打ち消す電荷を付与することで、粘着組成
物であるフォトレジスト2及びキャリアフィルム3、或
いはその周辺の部材の帯電電荷を中和除電して静電吸着
の発生を防止し、フォトレジスト2とキャリアフィルム
3との剥離動作及び巻取り動作を安定化することが出来
る。また、静電気による周囲の粉塵等の異物の付着を防
止することが出来る。
【0061】これにより、搬送不良や巻取り不良等のジ
ャムを防止し、更には、フォトレジスト2やキャリアフ
ィルム3に対する塵埃等の異物の付着を防止することが
出来る。従って、回収後の再利用工程において異物を除
去するためのフィルター等を省略することも出来る。
【0062】18はシート体1からカバーフィルム4が剥
離された残りのシート体からキャリアフィルム3が剥離
される位置近傍であるキャリアフィルム巻取軸12に巻回
されたキャリアフィルム3とフォトレジスト巻取軸10に
巻回されたフォトレジスト2に貼着したキャリアフィル
ム3とのニップ部に向けてノズル18aから熱風を吹き付
ける熱風発生手段である。
【0063】熱風発生手段18は、例えば、ヒータにより
加熱したエアーを送風機により送風してノズル18aから
噴出し、フォトレジスト2とキャリアフィルム3が剥離
される位置近傍に熱風を吹き付けるようになっている。
【0064】この熱風発生手段18によりシート体1から
カバーフィルム4が剥離された残りのシート体からキャ
リアフィルム3が剥離される位置近傍に所定の温度に制
御された熱風を吹き付けることで、剥離部付近の雰囲気
温度を安定化することが出来、これにより粘着組成物で
あるフォトレジスト2とキャリアフィルム3との剥離動
作及び巻取り動作を安定化することが出来る。
【0065】尚、シート体1の搬送速度は、該シート体
1の幅寸法やフォトレジスト2の厚さ、或いは、種類に
より異なるが、例えば、2m/min〜50m/minであ
る。また、シート体1の幅寸法は、例えば50mm〜12
00mmである。また、フォトレジスト2の厚さは5μm
〜120μmである。
【0066】最初のスタート時には、シート体1開放端
部のカバーフィルム4側を受けバー17bにより支持され
た粘着ゴム17aに貼り付けた状態で該カバーフィルム4
をフォトレジスト2から剥離し、カバーフィルム4をカ
バーフィルム巻取軸9に巻き付ける。更にキャリアフィ
ルム3からフォトレジスト2を剥離して、該キャリアフ
ィルム3をキャリアフィルム巻取軸12に巻き付け、フォ
トレジスト2をフォトレジスト巻取軸10に巻き付ける。
【0067】
【発明の効果】本発明は、上述の如き構成と作用とを有
するので、粘着組成物を中心にキャリアフィルムとカバ
ーフィルムとが貼着された少なくとも3層構造からなる
シート体から粘着組成物を容易に分離回収することが出
来る。
【0068】即ち、第1の搬送手段によりシート体から
カバーフィルムを剥離して該カバーフィルムを一方の方
向へ搬送すると共に、第2の搬送手段によりシート体か
らカバーフィルムを剥離した残りのシート体を第1の搬
送手段により搬送されるカバーフィルムの搬送方向とは
異なる方向に搬送することで粘着組成物の粘着力に抗し
てカバーフィルムと残りのシート体とを容易に分離する
ことが出来る。
【0069】更に第3の搬送手段によりシート体からカ
バーフィルムを剥離した残りのシート体からキャリアフ
ィルムを剥離して該キャリアフィルムを一方の方向へ搬
送すると共に、第4の搬送手段によりキャリアフィルム
が剥離された粘着組成物を第3の搬送手段により搬送さ
れるキャリアフィルムの搬送方向とは異なる方向に搬送
することで粘着組成物の粘着力に抗してキャリアフィル
ムと粘着組成物とを容易に分離することが出来る。
【0070】また、粘着組成物、キャリアフィルム、カ
バーフィルムのうちの少なくとも1つ或いはこれ等が貼
着された組合せのうちの少なくとも1つの搬送経路上に
配置された拡張手段により粘着組成物、キャリアフィル
ム、カバーフィルムのうちの少なくとも1つ或いはこれ
等が貼着された組合せのうちの少なくとも1つを幅方向
に拡張することで、粘着組成物、キャリアフィルム、カ
バーフィルムの皺伸ばしを行うことが出来、巻き取りに
よる回収や回収後の後処理を容易にすることが出来る。
【0071】また、熱風発生手段によりシート体からカ
バーフィルムが剥離された残りのシート体からキャリア
フィルムが剥離される位置近傍に熱風を吹き付けること
で、剥離部付近の雰囲気温度を安定化することが出来、
これにより粘着組成物とキャリアフィルムとの剥離動作
を安定化することが出来る。
【0072】また、霧状水分発生手段によりシート体か
らカバーフィルムが剥離された残りのシート体からキャ
リアフィルムが剥離される位置近傍に霧状の水分を吹き
付けることで、剥離による粘着組成物及びキャリアフィ
ルムの帯電を防止して静電吸着の発生を防ぎ、粘着組成
物とキャリアフィルムとの剥離動作を安定化することが
出来る。
【0073】また、電荷除去手段によりシート体からカ
バーフィルムが剥離された残りのシート体からキャリア
フィルムが剥離される位置近傍に剥離により発生した静
電気を打ち消す電荷を付与することで、粘着組成物及び
キャリアフィルムの帯電電荷を中和除電して静電吸着の
発生を防止し、粘着組成物とキャリアフィルムとの剥離
動作を安定化することが出来る。また、静電気による周
囲の粉塵等の異物の付着を防止することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る粘着組成物の回収装置の構成を示
す断面説明図である。
【図2】(a)はシート体からカバーフィルムを剥離し
て分離する様子を示す部分拡大図、(b)はシート体か
らカバーフィルムを剥離した残りのシート体からキャリ
アフィルムと粘着組成物を剥離して分離する様子を示す
部分拡大図である。
【図3】(a)は拡張手段により粘着組成物を幅方向に
拡張する様子を示す平面模式図、(b)は図3(a)の
側面説明図である。
【符号の説明】
1…シート体 1a…支軸 2…フォトレジスト 3…キャリアフィルム 4…カバーフィルム 5…駆動ローラ 6…従動ローラ 6a…支軸 6b…フレーム 7…駆動モータ 8…光センサ 8a…発光部 8b…受光部 9…カバーフィルム巻取軸 10…フォトレジスト巻取軸 11…ガイドローラフレーム 11a…支軸 11b…押さえローラ 11c,11d…ガイドローラ 12…キャリアフィルム巻取軸 13…フレーム 13a…支軸 14…カッター 14a…支軸 15…霧状水分発生手段 15a…ノズル 16…電荷除去手段 17a…粘着ゴム 17b…受けバー 18…熱風発生手段 18a…ノズル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘着組成物を中心にキャリアフィルムと
    カバーフィルムとが貼着された少なくとも3層構造から
    なるシート体から粘着組成物を回収する装置であって、 前記シート体から前記カバーフィルムを剥離して該カバ
    ーフィルムを一方の方向へ搬送する第1の搬送手段と、 前記カバーフィルムが剥離された残りのシート体を該カ
    バーフィルムの搬送方向とは異なる方向に搬送する第2
    の搬送手段と、 前記残りのシート体から前記キャリアフィルムを剥離し
    て該キャリアフィルムを一方の方向へ搬送する第3の搬
    送手段と、 前記キャリアフィルムが剥離された粘着組成物を該キャ
    リアフィルムの搬送方向とは異なる方向に搬送する第4
    の搬送手段と、 前記粘着組成物、前記キャリアフィルム、前記カバーフ
    ィルムのうちの少なくとも1つ或いはこれ等が貼着され
    た組合せのうちの少なくとも1つの搬送経路上に配置さ
    れ、該粘着組成物、キャリアフィルム、カバーフィルム
    のうちの少なくとも1つ或いはこれ等が貼着された組合
    せのうちの少なくとも1つを幅方向に拡張する拡張手段
    と、 を有することを特徴とする粘着組成物の回収装置。
  2. 【請求項2】 粘着組成物を中心にキャリアフィルムと
    カバーフィルムとが貼着された少なくとも3層構造から
    なるシート体から粘着組成物を回収する装置であって、 前記シート体から前記カバーフィルムを剥離して該カバ
    ーフィルムを一方の方向へ搬送する第1の搬送手段と、 前記カバーフィルムが剥離された残りのシート体を該カ
    バーフィルムの搬送方向とは異なる方向に搬送する第2
    の搬送手段と、 前記残りのシート体から前記キャリアフィルムを剥離し
    て該キャリアフィルムを一方の方向へ搬送する第3の搬
    送手段と、 前記キャリアフィルムが剥離された粘着組成物を該キャ
    リアフィルムの搬送方向とは異なる方向に搬送する第4
    の搬送手段と、 前記シート体から前記カバーフィルムが剥離された残り
    のシート体から前記キャリアフィルムが剥離される位置
    近傍に熱風を吹き付ける熱風発生手段と、 を有することを特徴とする粘着組成物の回収装置。
  3. 【請求項3】 粘着組成物を中心にキャリアフィルムと
    カバーフィルムとが貼着された少なくとも3層構造から
    なるシート体から粘着組成物を回収する装置であって、 前記シート体から前記カバーフィルムを剥離して該カバ
    ーフィルムを一方の方向へ搬送する第1の搬送手段と、 前記カバーフィルムが剥離された残りのシート体を該カ
    バーフィルムの搬送方向とは異なる方向に搬送する第2
    の搬送手段と、 前記残りのシート体から前記キャリアフィルムを剥離し
    て該キャリアフィルムを一方の方向へ搬送する第3の搬
    送手段と、 前記キャリアフィルムが剥離された粘着組成物を該キャ
    リアフィルムの搬送方向とは異なる方向に搬送する第4
    の搬送手段と、 前記シート体から前記カバーフィルムが剥離された残り
    のシート体から前記キャリアフィルムが剥離される位置
    近傍に霧状の水分を吹き付ける霧状水分発生手段と、 を有することを特徴とする粘着組成物の回収装置。
  4. 【請求項4】 粘着組成物を中心にキャリアフィルムと
    カバーフィルムとが貼着された少なくとも3層構造から
    なるシート体から粘着組成物を回収する装置であって、 前記シート体から前記カバーフィルムを剥離して該カバ
    ーフィルムを一方の方向へ搬送する第1の搬送手段と、 前記カバーフィルムが剥離された残りのシート体を該カ
    バーフィルムの搬送方向とは異なる方向に搬送する第2
    の搬送手段と、 前記残りのシート体から前記キャリアフィルムを剥離し
    て該キャリアフィルムを一方の方向へ搬送する第3の搬
    送手段と、 前記キャリアフィルムが剥離された粘着組成物を該キャ
    リアフィルムの搬送方向とは異なる方向に搬送する第4
    の搬送手段と、 前記シート体から前記カバーフィルムが剥離された残り
    のシート体から前記キャリアフィルムが剥離される位置
    近傍に剥離により発生した静電気を打ち消す電荷を付与
    する電荷除去手段と、 を有することを特徴とする粘着組成物の回収装置。
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KR100878985B1 (ko) * 2007-10-30 2009-01-15 유영산업주식회사 다중 이질 적층 필름 분리기

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