JP4492632B2 - ディスプレイ装置およびディスプレイ装置における画像情報生成方法 - Google Patents

ディスプレイ装置およびディスプレイ装置における画像情報生成方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数の投写型画像表示装置を用いて高輝度・高解像度の画像を生成するディ
スプレイ装置およびディスプレイ装置における画像情報生成方法に関する。
近年、プロジェクタなどの投写型画像表示装置が注目されている。この投写型画像表示
装置は、その表示画面の大きさ、表示画面の明るさ、また、曲面への表示など、表示につ
いての自由度が非常に高いことが大きな特徴である。たとえば、投写型画像表示装置を複
数台用いてそれぞれの投写型画像表示装置から投写される投写画像をスクリーン上で重ね
合わせることも可能であり、それによって、より大画面でしかも高精細な画像を作り出す
ことができる。
複数の投写型画像表示装置を用いてスクリーン上で画像を重ねる手法は、大別して「タ
イリング投写」と「スタック投写」およびこれらの組み合わせの3種類に分類することが
できる。
タイリング投写は、用いる投写型画像表示装置の台数にほぼ比例して、大画面で高輝度
・高解像度の画像を作り出すことができるといった大きな特徴がある反面、つなぎ目の部
分が目立つことによる画像品質の劣化や、用いるプロジェクタの個体差に起因する色むら
、さらには、画像を高精度に時間同期して表示させることが困難であるなど幾つかの課題
もある。
また、スタック投写は、高輝度の画像を作り出すことができるといった大きな特徴があ
るが、高解像度の画像を作り出すことが困難であり、また、精密な位置制御が必要である
といった課題の他、タイリング投写と同様、画像を高精度に時間同期して表示させること
が困難であるといった課題もある。
また、タイリング投写とスタック投写の組み合わせたものも、上述したような特徴や課
題がある。このタイリングタイリング投写とスタック投写の組み合わせたものは、タイリ
ング投写のみ、スタック投写のみに比べると、それほど多くは用いられていないが、一例
を挙げるならば、特許文献1もその1つである。
図20は特許文献1の概略構成を示す図であり、個々の投写領域を受け持つ高輝度・高
解像度の複数の投写型画像表示装置PJa,PJb,PJcと画面全体を投写領域とする
低輝度・低解像度の投写型画像表示装置PJdにより構成されている。
特開2000−184317号公報
ところで、これらタイリング投写、スタック投写およびそれらの組み合わせたものも、
個々の投写型画像表示装置のスクリーン上での投写領域の形状は、原則的には長方形であ
る。これは、現在、一般的に用いられている投写型画像表示装置は、そのほとんどが長方
形の投写領域を持つためである。
このような、長方形の投写領域を持つ投写型画像表示装置の組み合わせによって1つの
画面を作る際は、投写型画像表示装置の投写領域の形状が、投写型画像表示装置の本来の
投写領域形状である長方形もしくはそれに近い状態で投写することが望ましいとされてい
る。
このため、従来のほとんどのタイリング投写やスタック投写あるいはそれらの組み合わ
せによる投写形態において、構成要素となる各投写型画像表示装置から投写される投写領
域は長方形としているのが一般的である。上述の特許文献1においても各投写型画像表示
装置のスクリーン上における投写領域は長方形である。
このように、各投写型画像表示装置から投写される投写領域を個々の投写型画像表示装
置が本来持つ投写領域形状である長方形とすることによって、各投写型画像表示装置のそ
れぞれの画素にどのような値を割り振ればよいかを計算するのが容易であるという利点が
あるが、その代償として、特に重ね合わせ部分に、モアレ(干渉縞)が発生しやすいとい
った問題がある。
このモアレは、本来の投写形状である長方形の投写領域をそのまま重ね合わせた場合、
正方格子状に並んだ画素の大きさや周期などが同じであるため、画素間での干渉により、
モアレが生じやすくなると考えられる。
本発明は、複数の投写型画像表示装置を用いてそれぞれから投写される投写画像をスク
リーン上で重ね合わせて一画面を生成する際、重ね合わせ部分にモアレを生じにくくし、
投写画像品質の向上を図ることのできるディスプレイ装置およびディスプレイ装置におけ
る画像情報生成方法を提供することを目的とする。
(1)本発明のディスプレイ装置は、複数の投写型画像表示装置を用いて1画面を表示
するディスプレイ装置であって、前記ディスプレイ装置を構成する前記複数の投写型画像
表示装置のスクリーン上での投写形状が、これら複数の投写型画像表示装置のうち、本来
の投写形状となるプロジェクタが高々1台しか存在しないように、前記複数の投写型画像
表示装置を配置することを特徴とする。
これによって、スクリーン上でそれぞれの投写型画像表示装置からの投写領域を重ねる
、いわゆるスタック投写を行うような場合、それぞれの投写型画像表示装置のスクリーン
上における画素の大きさや周期などを異ならせることができるため、画素間の干渉を生じ
にくくしてモアレの発生を抑えることができ、それによって、投写画像品質の向上を図る
ことができる。
(2)前記(1)に記載のディスプレイ装置においては、前記各投写型画像表示装置が
個々に本来持っている投写形状は長方形であって、投写形状が長方形となるプロジェクタ
が高々1台しか存在しないように、前記複数の投写型画像表示装置を配置することが好ま
しい。
このように、本来持っている長方形の投写形状をあえて歪ませて長方形とは異なる形状
とすることによって、上述したように、たとえば、スタック投写を行うような場合、それ
ぞれの投写型画像表示装置のスクリーン上における画素の大きさや周期などを異ならせる
ことができる。これにより、画素間の干渉を生じにくくしてモアレの発生を抑えることが
できる。
(3)前記(1)または(2)に記載のディスプレイ装置においては、前記各投写型画
像表示装置の前記スクリーンにおける輝度の最大値と最小値との比が所定値以上となるよ
うに前記個々の投写型画像表示装置を前記スクリーンに対して配置することが好ましい。
このように、個々の投写型画像表示装置の前記スクリーンにおける輝度の最大値と最小
値との比が所定値以上となるような配置とすることによって、画素間の干渉を生じにくく
してモアレの発生を抑える効果を得ることができる。なお、前記スクリーンにおける輝度
の最大値と最小値というのは、個々の投写型画像表示装置における表示デバイス(液晶パ
ネルなど)上のすべての画素に出力し得る最大輝度値を与えてスクリーン上に投写させた
ときの輝度分布から得られる輝度の最大値と最小値を指すものである。
(4)前記(3)に記載のディスプレイ装置においては、前記輝度の最大値と最小値と
の比は、輝度の最大値が最小値のほぼ2倍以上であることが好ましい。
これによって、画素間の干渉を生じにくくしてモアレの発生を抑える効果をより確実な
ものとすることができる。
(5)前記(1)から(4)のいずれかに記載のディスプレイ装置においては、前記各
投写型画像表示装置が有する画素の前記スクリーンにおける投写面積の最大値と最小値と
の比が所定値以上となるように前記複数の投写型画像表示装置を配置することが好ましい

このように、各投写型画像表示装置の画素の前記スクリーンにおける投写面積の最大値
と最小値との差が所定値以上となるような配置とすることによっても、画素間の干渉を生
じにくくしてモアレの発生を抑える効果を得ることができる。
(6)前記(5)に記載のディスプレイ装置においては、前記各投写型画像表示装置の
画素の前記スクリーンにおける投写面積の最大値と最小値との比は、投写面積の最大値が
最小値のほぼ2倍以上であることが好ましい。
これによっても、画素間の干渉を生じにくくしてモアレの発生を抑える効果をより確実
なものとすることができる。
(7)本発明のディスプレイ装置は、少なくとも第1および第2の投写型画像表示装置
を用いてスクリーン上で1画面を表示するディスプレイ装置であって、前記第1および第
2の投写型画像表示装置の前記スクリーン上の投写領域が重畳する重畳領域に含まれる、
特定のスクリーン座標Psの位置に対応する前記第1の投写型画像表示装置の画素をP1
、スクリーン座標Psの位置に対応する前記第2の投写型画像表示装置の画素をP2とし
、前記第1の投写型画像表示装置の画素P1と、前記画素P1に隣接する少なくとも1つ
の画素P1'とのスクリーン上での差分ベクトルΔP1=(P1'−P1)が、前記第1の
投写型画像表示装置の画素P2と、前記画素P2に隣接する画素P2'とのスクリーン上
での差分ベクトルΔP2=(P2'−P2)と異なるように、前記各投写型画像表示装置
を前記スクリーンに対して配置することを特徴とする。
これによれば、(1)に記載のディスプレイ装置と同様の効果が得られる。また、この
(7)によれば、プロジェクタの本来の投写形状がどのような形状であっても、モアレの
発生を抑制できる配置の仕方とすることができる。なお、この(7)に記載のディスプレ
イ装置においても、(3)〜(6)に記載のディスプレイ装置の特徴を有することが好ま
しい。
(8)本発明のディスプレイ装置における画像情報生成方法は、複数の投写型画像表示
装置を用いてスクリーン上で1画面を生成するディスプレイ装置を構成する各投写型画像
表示装置に与える画素情報を生成するディスプレイ装置における画像情報生成方法であっ
て、前記スクリーンを分割して複数の小領域を生成するステップと、前記分割によって得
られた各小領域ごとに、該小領域における前記各投写型画像表示装置の解像度を取得する
ステップと、前記各小領域において解像度が低いとされた投写型画像表示装置から順に、
該小領域に対応する前記各投写型画像表示装置の画素に画素値を割り振るステップとを有
することを特徴とする。
これにより、(1)に記載のディスプレイ装置を実現する上で、該ディスプレイ装置を
構成する各投写型画像表示装置の各画素に対して最適な画素値を与えることができる。
(9)前記(8)に記載のディスプレイ装置における画像情報生成方法においては、前
記画素値を割り振るステップは、前記各小領域において解像度が低いとされた投写型画像
表示装置の該小領域に対応する各画素に対しては、該小領域における前記スクリーン上の
画素のうち、表示すべき所望とする画素値のうちの最小の画素値を有する画素の画素値以
下の、ある画素値を与え、他の投写型画像表示装置の該小領域に対応する各画素に対して
は、前記解像度が低いとされた投写型画像表示装置によって与えられた画素値と前記所望
とする画素値との差の画素値を与えることが好ましい。
これにより、複数の投写型画像表示装置によってスタック投写を行うような場合、それ
ぞれの投写型画像表示装置の重ね合わせ部分の画素に対する画素値を適切に与えることが
でき、スクリーン上において表示すべき所望とする画素値を得ることができる。
(10)前記(8)または(9)に記載のディスプレイ装置における画像情報生成方法
においては、前記画素値は輝度値であることが好ましい。
これによって、各投写型画像表示装置の各画素に適切な輝度値を与えることができる。
(11)本発明のディスプレイ装置における画像情報生成方法は、複数の投写型画像表
示装置を用いてスクリーン上で1画面を生成するディスプレイ装置を構成する各投写型画
像表示装置に与える画素情報を生成するディスプレイ装置における画像情報生成方法であ
って、前記スクリーン上の各座標において前記各投写型画像表示装置の各画素ごとに個々
の画素がスクリーン上で投写し得る面積と出力し得る画素値とを取得可能なテーブルを作
成しておき、該テーブルに基づいて、表示すべき画像情報から個々の投写型画像表示装置
の各画素の画素値を取得することを特徴とする。
これによれば、各投写型画像表示装置の各画素に与えるべき適切な画素値をテーブル参
照によって取得することができるので、テーブルが作成されていれば、それぞれの投写型
画像表示装置の重ね合わせ部分の画素に対する画素値を適切にしかも高速に取得すること
ができる。これにより、多数の投写型画像表示装置によるスタック投写するような場合に
特に好適なものとなる。
(12)前記(11)に記載のディスプレイ装置における画像情報生成方法においては
、前記テーブルに基づいて、表示すべき画像情報から前記各投写型画像表示装置の各画素
の画素値を取得する処理は、前記テーブルによって得られたある投写型画像表示装置の画
素値が所望とする画素値を満足しない場合には、該テーブルからその周辺に位置する、よ
り大きな値の画素値の画素を有する投写型画像表示装置に対し、前記所望とする画素値を
満足する画素値を与えることが好ましい。
これにより、複数の投写型画像表示装置によってスタック投写を行うような場合、それ
ぞれの投写型画像表示装置の重ね合わせ部分の画素に対する画素値を適切に与えることが
でき、スクリーン上において所望とする画素値を得ることができる。
(13)前記(12)に記載のディスプレイ装置における画像情報生成方法においては
、前記より大きな値の画素値の画素を有する投写型画像表示装置に対して与える画素値は
、前記表示すべき画素値の得られなかった投写型画像表示装置によって与えられる画素値
と前記所望とする画素値との差の画素値であることが好ましい。
これにより、前記(12)のディスプレイ装置における画像情報生成方法を実現するこ
とができる。なお、(11)〜(13)のいずれかのディスプレイ装置における画像情報
生成方法においても、画素値は輝度値であることが好ましい。
以下、本発明の実施の形態について説明する。まず、本発明の概念について説明する。
図1は本発明の実施形態に係るディスプレイ装置を説明する図であり、スクリーンSC
Rに対して複数台(この図1の例では2台としている)の投写型画像表示装置PJ1,P
J2(以下ではプロジェクタPJ1,PJ2という)を所定角度で左右両側に設置した構
成となっている。
なお、これらプロジェクタPJ1,PJ2は、スクリーンSCRに正対した位置から投
写した場合は、スクリーンSCR上で長方形の投写領域を形成する一般的なプロジェクタ
であるものとし、その長方形の投写領域がこれらプロジェクタPJ1,PJ2の持つ本来
の投写領域の形状であるとする。この長方形の投写領域の形状を本発明では「本来の投写
形状」と呼ぶことにする。
このように、本来の投写形状が長方形であるプロジェクタPJ1,PJ2を図1に示す
ような位置からスクリーンSCRに投写すると、それぞれのプロジェクタPJ1,PJ2
の投写領域は歪んで長方形とは異なった形状となる。
本発明は、複数のプロジェクタをスクリーンSCR上で形成される投写領域の形状が本
来の投写形状とは異なる形状となるような配置することによって、従来、重ね合わせによ
る投写を行う際に生じていたモアレなどを生じにくくするものである。
すなわち、複数のプロジェクタを重ね合わせて投写するスタック投写などの投写形態に
おいては、前述したように、本来の投写形状である長方形の投写領域をそのまま重ね合わ
せると、それぞれプロジェクタからの投写画像において正方格子状に並んだ画素の大きさ
や周期などが同じであるため、画素間での干渉により、モアレが生じやすくなる。
これに対して、本来の投写形状を歪ませて重ねると、重ね合わせ部分における画素の大
きさや周期性が異なるため、画素間での干渉が生じにくくモアレの発生を抑制することが
できる。
図2および図3は、プロジェクタ(プロジェクタPJ1とする)をスクリーンSCRに
対して所定角度(θ=20°)に配置した場合のスクリーンSCRに対するプロジェクタ
PJ1の配置とスクリーンSCR上での輝度分布(理論値)を示す図である。これは、プ
ロジェクタPJ1における表示デバイス(液晶パネルなど)上の座標(プロジェクタ座標
という)のすべての画素に出力し得る最大輝度値を与えてスクリーンSCRに投写させた
ときの輝度分布を示すものである。
なお、プロジェクタPJ1をスクリーンSCRに正対するように配置した場合には、プ
ロジェクタPJ1の投写レンズからの光軸と直交するスクリーンSCR上における輝度値
を100%とすれば、スクリーンSCR上におけるプロジェクタPJ1の投写領域の両端
では、輝度値は約80%程度となるのが一般的である。
この図2および図3では、スクリーンSCRの横方向の幅を1mとして、スクリーンS
CRに対して、プロジェクタPJ1をθ=20°の角度となるように配置した例(図2(
a)参照)と、θ=70°の角度となるように配置した例(図3(a)参照)について説
明する。
このとき、プロジェクタPJ1(プロジェクタPJ1の投写レンズ)からスクリーンS
CRの横方向の幅の中点mまでの距離は1mに保持されてものとする。したがって、プロ
ジェクタPJ1からスクリーンSCRの中点mまでの距離は一定であるので、θが変化し
てもスクリーンSCRの中点mにおける輝度は一定である。
ここで、それぞれの角度(θ=20°およびθ=70°)において、スクリーンSCR
の中点mの輝度が最大輝度値の50%としたときに、スクリーンSCR上のその他の位置
のどのような輝度となるかを示したものが図2(b)および図3(b)である。図2(b
)および図3(b)において、縦軸は輝度の変化(1は100%を表している)、横軸は
スクリーンSCRの位置(0が中点m、1が右端、−1が左端)を表している。
これら図2(b)および図3(b)からも明らかなように、プロジェクタPJ1からス
クリーンSCRまでの距離が遠くなるほど、輝度は小さくなり、また、角度θが大きくな
るほど、スクリーンSCR上における輝度の差が大きくなる。たとえば、角度θ=70°
の場合、図3(b)からもわかるように、スクリーンSCRの両端では輝度が約50%も
異なってくる。
図4はプロジェクタPJ1をスクリーンSCRに正対する位置から所定角度ずつ(この
例では10°ずつ)スクリーンSCRに対してずらして配置させた場合(図4(a))の
スクリーンSCR上の各位置に対する輝度分布(図4(b))を示す図である。図4(a
)において、プロジェクタPJ1を破線で示す位置にまでずらすと、図4(b)の曲線C
1で示すような輝度分布となる。
この図4から明らかなように、プロジェクタPJ1のスクリーンSCRに対する角度θ
が大きくなるほど、プロジェクタPJ1の投写する投写領域のスクリーンSCRでの輝度
差が大きくなる。なお、この図4の場合も、スクリーンSCRの横方向の幅を1mとし、
プロジェクタPJ1(プロジェクタPJ1の投写レンズ)からスクリーンSCRの横方向
の幅の中点mまでの距離は1mに保持されてものとする。
本発明では、ある1台のプロジェクタの投写する投写領域のスクリーンSCRでの輝度
差がある程度の大きさを有することが望ましい。したがって、それぞれのプロジェクタは
スクリーンSCRにおいて所定の輝度差が得られるように、スクリーンSCRに対して配
置する。
本発明では、好ましくは、各プロジェクタのスクリーンSCRにおける輝度が最小値の
2倍以上(最大値と最小値の比が2対1以上)になるようにプロジェクタのスクリーンS
CRに対する角度を設定する。なお、スクリーンSCRにおける輝度の最大値と最小値と
いうのは、個々のプロジェクタにおける表示デバイス(液晶パネルなど)上のすべての画
素に対して、出力し得る最大輝度値を与えてスクリーンSCR上に投写させたときの輝度
分布から得られる輝度の最大値と最小値を指すものである。
ここで、輝度はスクリーンSCR上での各画像の面積に逆比例しているので、輝度が高
いほど解像度が高く(プロジェクタの1つの画素がスクリーンSCR上で覆う面積が狭く
)、輝度が低いほど解像度が低く(プロジェクタの1つの画素がスクリーンSCR上で覆
う面積が広く)なる。なお、ある1台のプロジェクタの持つ画素のスクリーンSCRにお
ける投写面積も、その最大値が最小値の2倍以上(最大値と最小値の比が2対1以上)と
なることが望ましい。
図5はスクリーンSCRに対して2つのプロジェクタPJ1,PJ2を所定角度で配置
(たとえば、図6のように配置)した場合のスクリーンSCRにおけるそれぞれの投写領
域を示す図である。ここで、図5(a)はプロジェクタPJ1のスクリーンSCR上での
投写領域、図5(b)はプロジェクタPJ2のスクリーンSCR上での投写領域である。
この場合、プロジェクタPJ1の投写領域はその投写領域の右側が左側に比べて高解像
度となり、プロジェクタPJ2の投写領域はその投写領域の左側が右側に比べて高解像度
となる。
図6はスクリーンSCRに対して2つのプロジェクタPJ1,PJ2を所定角度で配置
してスタック投写を行う場合のスクリーンに対するプロジェクタPJ1,PJ2の配置例
と、そのときのスクリーンSCRにおけるそれぞれの投写領域を示す図である。図6にお
いて、プロジェクタPJ1の投写領域は太線で示され、プロジェクタPJ2の投写領域は
細線で示されている。このような投写形態において、主に、両者の投写領域の共通部分が
表示すべき画像(コンテンツ)の表示領域として用いられる。
このように、それぞれのプロジェクタPJ1,PJ2をそれぞれの投写領域の形状が本
来の投写形状とは異なるようにスクリーンSCRに対して斜めから投写させることによっ
て、プロジェクタPJ1,PJ2のそれぞれの投写領域を重ね合わせる場合、重ね合わせ
部分における画素の大きさや輝度値、画素の周期性を異ならせることができる。それによ
り、画素間での干渉が生じにくくなり、モアレの発生を抑制することができる。
上述の例では2台のプロジェクタを用いてスタック投写する例について説明したが、3
台以上のプロジェクタを用いてもよい。このように、多数のプロジェクタをそれぞれの投
写領域の形状が本来の投写形状とは異なるように、スクリーンSCRに対して斜めから投
写させることによって、スクリーンSCR上では、色々な大きさの画素が色々な輝度値で
スクリーンSCR上に正方格子ではない状態で配置される。これにより、重ね合わせ部分
における画素の大きさや輝度値、画素の周期性を異ならせることができる。
次に、複数のプロジェクタからの投写領域がスクリーンSCR上で本来の投写形状と異
なる形状となるようにスクリーンSCRに対して設置されたディスプレイ装置において、
各プロジェクタに与える画素情報(画素値)の生成方法を2つの例について説明する。
なお、以下に示す2つの画像情報生成方法の一方を「画像情報生成方法その1」、他方
を「画像情報生成方法その2」という。
これら「画像情報生成方法その1」、「画像情報生成方法その2」においても、この実
施形態では、プロジェクタは2台(プロジェクタPJ1,PJ2)とし、スクリーンSC
Rに対しては、たとえば、図1に示すような配置で、スタック投写を行うものであるとす
る。また、これら画像情報生成方法その1および画像情報生成方法その2において生成さ
れる画像情報(画素値)は輝度値であるとする。
〔画像情報生成方法その1〕
画像情報生成方法その1では、スクリーンを小領域に分割して、分割された小領域ごと
に処理を行う。なお、このスクリーンを小領域に分割する処理というのは、実際には、コ
ンピュータなどのメモリ上で行われるものであり、仮想的な画面分割処理であるといえる

また、この処理を行う際の前提として、スクリーンSCR上における各画素位置を示す
座標(スクリーン座標)と各プロジェクタPJ1,PJ2の液晶パネルなどの表示デバイ
ス上における各画素位置を示す座標(プロジェクタ座標)との対応関係はわかっているも
のとする。すなわち、各プロジェクタPJ1,PJ2がスクリーンSCR上でどのような
位置でどのような解像度で投写しているかは予めわかっているものとする。これは、撮像
手段などを用いる既存の技術によって可能となる。
まず、手順(1)として、スクリーンSCRを分割して複数の小領域を得る。
図7はスクリーンSCRを小領域に分割した例を示す図である。図7において、格子状
に区切られたそれぞれ四角形が小領域を表している。このスクリーンSCRの分割によっ
て得られた小領域内では、それぞれのプロジェクタPJ1,PJ2の解像度はあまり変化
しないものとする。逆にいえば、それぞれの小領域内では解像度がほとんど変化しないよ
うな小領域分割を行う。
次に、手順(2)として、各小領域ごとに、その小領域における各プロジェクタPJ1
,PJ2の解像度(画素数)を取得する。なお、ある1つの同じ小領域において、プロジ
ェクタPJ1の解像度(画素数)とプロジェクタPJ2の解像度(画素数)の差に明らか
な違いが出るような小領域分割がなされているものとする。
各小領域ごとに各プロジェクタPJ1,PJ2の解像度(画素数)が取得された結果、
その取得された解像度が低いほど(取得された画素数が少ないほど)、その小領域におい
ては、プロジェクタの1個の画素がカバーするスクリーンSCR上の画素の数が多く、か
つ、最大輝度値も低いことがわかる。
次に、手順(3)として、その小領域において低解像度とされたプロジェクタから順に
画素情報(画素値)としての輝度値を割り振る。これをすべての小領域について行う。以
下に、各小領域において、その小領域をカバーする各プロジェクタの画素に対する輝度値
の割り振り処理について説明する。
図8はスクリーンSCR上における、ある1つの小領域Z1を示す図であり、この小領
域Z1は、図6におけるP1付近の位置に対応する領域であるとする。この図8で示す小
領域Z1は、説明をわかりやすくするため、スクリーンSCRを非常に細かく分割した場
合であり、図7で示す小領域分割例とは必ずしも一致するものではない。また、図8に示
す小領域Z1は、4画素×4画素の16個の画素から構成されている例である。なお、こ
の小領域Z1における黒い丸点は表示すべきコンテンツのスクリーンSCR上の画素を表
している。
図9は図8で示すスクリーンSCR上の1つの小領域Z1をプロジェクタPJ1の各画
素がどのようにカバーしているかを示す図である。このプロジェクタPJ1は、図6にお
けるP1に対しては遠い位置にあるので、その位置P1に対応するプロジェクタPJ1の
各画素は広い範囲をカバーする。
図9の例では、スクリーンSCR上の小領域Z1内の16個の画素は、プロジェクタP
J1のほぼ9個の画素でカバーされている。ここで、小領域Z1内の4つの画素A,B,
C,Dに注目すると、これら4つの画素A,B,C,Dは、プロジェクタPJ1のある1
つの画素(これを画素aで表し太線の枠で示す)によってカバーされている。
図10は図8で示すスクリーンSCR上の1つの小領域Z1をプロジェクタPJ2の各
画素がどのようにカバーしているかを示す図である。このプロジェクタPJ2は図6にお
けるP1に対しては近い位置にあるので、その位置P1に対応するプロジェクタPJ2の
各画素は狭い範囲をカバーする。
図10の例では、スクリーンSCR上の小領域Z1は、プロジェクタPJ2のほぼ16
個の画素でカバーされている。ここで、小領域Z1内の4つの画素A,B,C,Dに注目
すると、これら4つの画素A,B,C,Dは、プロジェクタPJ2の4つの画素(これを
画素a,b,c,dで表し太線の枠で示す)に対応している。すなわち、この図10の例
では、小領域Z1においては、スクリーンSCR上の1つ1つの画素がプロジェクタPJ
2の1つ1つの画素に対応していることとなる。
これら図9および図10に示すように、ある小領域における各プロジェクタPJ1,P
J2の解像度(画素数)を取得することができる。図9および図10の例では、小領域Z
1におけるプロジェクタPJ1の解像度(画素数)は9個であり、プロジェクタPJ2の
解像度(画素数)は16個である。これによって、小領域Z1においては、プロジェクタ
PJ2の方が解像度が高く、高輝度であることがわかる。
このようにして、解像度の取得がなされると、次に手順(3)の処理として、低解像度
のプロジェクタから順に輝度値を割り振る。この例では、小領域Z1においては、プロジ
ェクタPJ1がプロジェクタPJ2よりも低解像度であるので、プロジェクタPJ1から
輝度値の割り振りを行う。
図11は輝度値の割り振りを説明するための図である。本来は、小領域内Z1における
すべての画素に対応するプロジェクタPJ1,PJ2の各画素への輝度値の割り振りを行
うが、ここでは、説明をわかり易くするため、小領域Z1内における画素A,B,C,D
のみについて説明する。図11(a)は、画素A,B,C,Dに対して表示すべき所望と
する輝度値を示すものである。
ここで、まず、小領域内Z1における画素A,B,C,Dに対応するプロジェクタPJ
1の画素(図9に示したプロジェクタPJ1の画素a)に輝度値を割り振る。このプロジ
ェクタPJ1の画素aに対して割り振られる輝度値は、図11(b)のL1の輝度値とす
る。この輝度値L1は、その小領域において表示すべき各画素の中で最小の輝度値Lmin
以下の、ある輝度値に設定する。ただし、この実施形態では、黒浮き対策などの目的で、
最小の輝度値Lminに対してわずかなマージンをとって、輝度値Lminよりも少し小さい値
とする。
この図11の例は、小領域Z1内の画素A,B,C,Dのみに注目しているので、この
場合、画素Aが表示すべき各画素の中で最小の輝度値Lminであるとする。したがって、
プロジェクタPJ1の画素aに対して割り振る輝度値は、この実施形態では、画素Aの輝
度値Lminより少し小さい輝度値L1としている。
このようにして、対象となる小領域Z1において低解像度のプロジェクタPJ1に対す
る輝度値の割り振りが終了すると、今度は、対象となる小領域Z1に対して高解像度のプ
ロジェクタPJ2に対する輝度値の割り振りを行う。この高解像度のプロジェクタPJ2
に対する輝度値の割り振りは、低解像度のプロジェクタPJ1に対して割り振られた輝度
値と表示すべき所望とする輝度値(図11(a)参照)の残りの部分の輝度値を割り振る
図11(b)の例においては、画素A,B,C,Dの1つ1つは、プロジェクタPJ2
の画素a,b,c,dの1つ1つに対応するので、これら画素A,B,C,Dに対して個
別に画素値の割り振りを行う。なお、図11(b)において、灰色で示す部分がプロジェ
クタPJ2の各画素a,b,c,dに対して割り振られた画素値を表す。
このような輝度値の割り振り処理は、領域分割されて得られたすべての小領域について
行い、また、上述の説明では明示されていないが、各色成分(たとえば赤、緑、青)ごと
に行う。
図12は画像情報生成方法その1の処理手順をPAD(Problem Analysis Diagram)図
の形式で示すものである。なお、図12に示されている個々の処理(たとえば、画素値の
割り当てなどの処理など)についてはすでに説明したので、この図12ではそれらの詳細
な説明は省略する。
図12において、まず、仮想画面分割処理すなわちスクリーンを小領域に分割する処理
(処理S1)を行い、画面分割数(分割されて得られた小領域の数)だけ(繰り返し条件
R1)、以降の処理を行う。この処理は、まず、処理対象とする小領域(注目する小領域
という)の取得を行い(処理S11)、注目する小領域について、プロジェクタの数(繰
り返し条件R2)だけ、取得された小領域の解像度を取得し(処理S21)、取得した解
像度を記憶する(処理S22)。これをすべてのプロジェクタについて行い、すべてのプ
ロジェクタについて処理が終了したら、解像度順に並べ替えを行う(処理S31)。
そして、解像度順に並べ替えた結果に基づいて、有効プロジェクタ数(繰り返し条件R
3)について、以降の処理を行う。この処理は、注目する小領域内の画素数(繰り返し条
件R4)について、各画素に対して画素値を割り当て(処理S41)、その割り当てた画
素値を記憶する(処理S42)。この処理S41,S42は、注目する小領域内のすべて
の画素について行う。また、これを有効プロジェクタすべてについて行う。なお、ここで
の有効プロジェクタ数というのは、注目する小領域を投写しているプロジェクタを指して
いる。したがって、それ以外のプロジェクタは処理対象外とする。
そして、次の小領域について同様の処理を行い、すべての小領域について処理が終了し
たら、ディスプレイ装置を構成するプロジェクタ数(繰り返し条件R5)について、与え
られた画素値に基づいた表示を行う(処理S51)。
図13は画像情報生成方法その1において用いられる画像情報生成装置の構成を示す図
である。なお、これまで説明した画像情報生成方法その1においては、プロジェクタは2
台としているが、この図13では、2台以上設けられる可能性があることを示した構成と
している。
図13において、画像情報生成装置1は、撮像装置2によってスクリーンSCRを撮像
して得られた撮像情報に基づいて投写情報を取得する投写情報取得部11、投写情報取得
部11で取得された投写情報を記憶する投写情報記憶部12、各プロジェクタPJ1,P
J2,・・・で投写すべき投写画像を取得する投写画像取得部13、投写情報および投写
画像に基づいて各プロジェクタで投写すべき画像の投写形状や輝度に変換する投写画像変
換部14、各プロジェクタPJ1,PJ2,・・・に対して投写すべき画像を出力する投
写画像出力部15、これら投写情報生成部11、投写画像取得部12、投写情報記憶部1
3、投写画像変換部14、投写画像出力部15を制御する制御部16などを有した構成と
なっている。
投写情報記憶部13に記憶される投写情報は、各プロジェクタPJ1,PJ2,・・・
の表示デバイス上における各画素の位置を示すプロジェクタ座標、プロジェクタ座標がス
クリーンSCRのどの位置であるかを示すスクリーン座標、各プロジェクタPJ1,PJ
2,・・・の各々の画素がスクリーンSCR上でカバーする面積、その画素が出力し得る
最大輝度値などである。なお、この投写情報の一例としては、たとえば、後に説明する画
像情報生成方法その2の説明で用いられる図14(a),(b)に示すような内容である

また、投写画像変換部14が行う輝度の変換(各画素に対する輝度の割り当てなど)に
ついては前述した通りである。
以上説明した画像情報生成方法その1によれば、複数のプロジェクタからの投写領域が
スクリーンSCR上で本来の投写形状と異なる形状となるようにスクリーンSCRに対し
て設置された各プロジェクタの各画素に与える画素情報(輝度値)を高精度に生成するこ
とができる。
〔画像情報生成方法その2〕
画像情報生成方法その2は、スクリーン座標に対応する各プロジェクタのプロジェクタ
座標、そのプロジェクタ座標における画素の大きさ(スクリーンSCR上での投写可能な
面積)、出力し得る最大輝度値、プロジェクタを特定するための番号(プロジェクタ番号
)を取得できるテーブルを予め作成し、そのテーブルに基づいて、スクリーンSCR上に
おいて表示すべき画素値(輝度値)を、各プロジェクタにおけるプロジェクタ座標上の各
画素に対して設定可能とするものである。
図14は画像情報生成方法その2で用いられるテーブルの内容を示す図であり、図14
(a)はプロジェクタPJ1に関するデータの記述されたテーブル、図14(b)はプロ
ジェクタPJ2に関するデータの記述されたテーブルである。
これら各プロジェクタPJ1,PJ2に関するデータの記述されたテーブルには、各プ
ロジェクタPJ1,PJ2の表示デバイス上における各画素の位置を示すプロジェクタ座
標、プロジェクタ座標がスクリーンSCRのどの位置であるかを示すスクリーン座標、各
プロジェクタPJ1,PJ2の各々の画素がスクリーンSCR上でカバーする面積、その
画素が出力し得る最大輝度値などがデータとして記述されている。
この図14(a),(b)に示すテーブルを、スクリーン座標を基準とした1つのテー
ブルにまとめたものが図14(c)である。この図14(c)は、スクリーン座標を基準
にしたテーブルとするために、図14(a),(b)の内容をマージしてソートしたもの
であり、スクリーン座標に対応するプロジェクタ座標、そのプロジェクタ座標の画素の面
積、出力し得る最大輝度値、プロジェクタ番号を取得できるものである。
この図14(c)に示すテーブルによって、あるスクリーン座標に位置する画素をある
輝度値で表示させるには、各プロジェクタの対応する画素にどのような輝度値を与えれば
よいかを決定することができる。
具体的には、あるスクリーン座標に位置する画素をある輝度値で表示させようとした場
合、たとえば、図14(c)から、そのスクリーン座標に近い位置を持つ画素が、プロジ
ェクタPJ1のプロジェクタ座標「0000,0000」に位置する画素であったとする
と、そのプロジェクタPJ1のプロジェクタ座標「0000,0000」に位置する画素
の輝度値「80」を取得する。
ここで、この取得した輝度値「80」がスクリーンSCR上で表示すべき所望とする輝
度値に満たない値である場合には、その画素に近い位置(図14(c)のテーブル内にお
いて近い位置)の画素を有する他のプロジェクタの画素に所定の輝度値を与える。
この図14(c)の例では、プロジェクタPJ1のプロジェクタ座標「0000,00
00」に近い位置として、プロジェクタPJ2のプロジェクタ座標「0000,0000
」があり、このプロジェクタPJ2のプロジェクタ座標「0000,0000」の画素は
、より大きな輝度値「320」を有している。したがって、プロジェクタPJ1のプロジ
ェクタ座標「0000,0000」に位置する画素の輝度値と、表示すべき所望とする輝
度値との差の輝度値を、プロジェクタPJ2のプロジェクタ座標「0000,0000」
の画素に割り振る。
これにより、スクリーンSCR上で表示すべき画素は、この例の場合、プロジェクタP
J1の対応する画素によって輝度値「80」を割り振り、プロジェクタPJ2に残りの輝
度値を割り振って、2つのプロジェクタPJ1,PJ2を重ねて投写することにより、所
望とする輝度値での表示が可能となる。
なお、あるスクリーン座標に位置する画素をある輝度値で表示させようとした場合、図
14(c)から、そのスクリーン座標に近い位置を持つ、あるプロジェクタのプロジェク
タ座標に位置する画素が、表示すべき所望とする輝度値を十分満足できる輝度値を有して
いれば、そのプロジェクタの画素対して、表示に必要な輝度値を与えて、そのプロジェク
タでの表示を行う。また、以上説明したテーブル参照による各プロジェクタ対する輝度値
の設定は、各色(たとえば、赤・緑・青)ごとに行う。
図15は画像情報生成方法その2において用いられる画像情報生成装置の構成を示す図
である。この図15においても、プロジェクタは2台以上設けられる可能性があることを
示した構成としている。
図15における画像情報生成装置1は、投写情報を記憶する投写情報記憶部12、各プ
ロジェクタPJ1,PJ2,・・・で投写すべき投写画像を取得する投写画像取得部13
、投写情報および投写画像に基づいて各プロジェクタPJ1,PJ2,・・・で投写すべ
き画像の投写形状や輝度に変換する投写画像変換部14、各プロジェクタPJ1,PJ2
,・・・に対して投写すべき画像を出力する投写画像出力部15、これら投写情報記憶部
12、投写画像取得部13、投写画像変換部14、投写画像出力部15を制御する制御部
16などを有した構成となっている。
また、投写情報記憶部13に記憶される投写情報は、たとえば、図14(a),(b)
,(c)に示すような内容であり、これらのデータは、予め作成しておくことができるも
のである。そして、たとえば、ディスプレイ装置の出荷時などに、作成された投写情報を
投写情報記憶部13に記憶させることが可能である。なお、図14(a),(b)の内容
をマージしてソートした図14(c)のみを記憶させるようにしてもよい。
また、投写画像変換部14が行う輝度の変換(各画素に対する輝度の割り当てなど)に
ついては前述した通りである。
以上説明したように、画像情報生成方法その2によれば、スクリーン座標に対応する各
プロジェクタ座標、そのプロジェクタ座標における画素の大きさ(スクリーンSCR上で
の投写可能な面積)、出力し得る最大輝度値、プロジェクタを特定するための番号(プロ
ジェクタ番号)を取得できるテーブルを予め作成し、そのテーブルに基づいて、スクリー
ンSCR上において表示すべき輝度値を各プロジェクタに対して設定可能としている。
これにより、テーブルを参照するだけで、スクリーンSCR上の各画素に対し、どのプ
ロジェクタのどの画素をどのような輝度値で表示させればよいかを設定することができる
したがって、この画像情報生成方法その2によっても、複数のプロジェクタからの投写
領域がスクリーンSCR上で本来の投写形状と異なる形状となるようにスクリーンSCR
に対して設置された各プロジェクタに対して与える画素情報を高精度に設定することがで
きる。
また、この、画像情報生成方法その2は、テーブル参照によって各プロジェクタに対し
て与える画素情報を高精度に設定することができることから、図16に示すような多数の
プロジェクタを用いてのスタック投写などに好適なものとなる。
図16は多数のプロジェクタPJ1,PJ2,・・・を用いてスタック投写を行う例を
示す図であり、この図16では6台のプロジェクタPJ1〜PJ6を用いた例が示されて
いる。
このような場合、各プロジェクタPJ1〜PJ6それぞれについて、図14(a),(
b)に示すようなテーブルを各プロジェクタごとに作成する。そして、作成された各テー
ブルごとの内容に基づいて、図14(c)のようなテーブル、すなわち、スクリーン座標
に対応する各プロジェクタ座標、そのプロジェクタ座標における画素の面積、出力し得る
最大輝度値、プロジェクタを特定するための番号(プロジェクタ番号)を取得できるテー
ブルを予め作成しておく。このテーブルを参照することで、スクリーンSCR上の各画素
に対し、多数のプロジェクタのうちのどのプロジェクタのどの画素に対してどのような輝
度値で表示させればよいかを設定することができる。
なお、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない
範囲で種々変形実施可能となるものである。たとえば、本発明はリア型のディスプレイ装
置にも適用することができることは勿論である。
図17はリア型のディスプレイ装置の一例を示す図である。この図17は複数のプロジ
ェクタ(たとえば、2台のプロジェクタPJ1,PJ2)からの投写光をそれぞれ対応す
るミラーMR1,MR2によって反射させることによりスクリーンSCRに投写する例で
ある。
また、これまでの説明においては、ディスプレイ装置を構成する各プロジェクタのスク
リーン上での投写形状が、プロジェクタの本来の投写形状とは異なる形状となるように、
プロジェクタをスクリーンに対して配置する例について説明したが、すべてのプロジェク
タをこのような配置とする必要はない。すなわち、モアレを抑制するという目的で考えれ
ば、ディスプレイ装置を構成する複数のプロジェクタのうち、本来の投写形状となるプロ
ジェクタが高々1台しか存在しないように、複数のプロジェクタを配置すればよいことに
なる。
また、たとえば、多数のプロジェクタを用いてタイリング投写やスタック投写するよう
な場合は、スクリーン上で互いに重畳する投写領域を有する幾つかのプロジェクタ間のみ
において、その重畳する投写領域を有する複数のプロジェクタのうち、本来の投写形状と
なるプロジェクタが高々1台しか存在しないように、それぞれのプロジェクタを配置すれ
ばよいことになる。
また、これまでの説明では、ディスプレイ装置を構成する複数のプロジェクタのうち、
本来の投写形状となるプロジェクタが高々1台しか存在しないように、複数のプロジェク
タを配置するというものであったが、本来の投写形状が長方形とは限らないことも考慮し
て、以下に示すような考え方で、各プロジェクタを配置することも可能である。
図18は複数のプロジェクタ(ここでも、2台のプロジェクタPJ1,PJ2とする)
のスクリーンに対する配置の仕方の他の例を説明する図である。
図18において、スクリーンSCR上のある画素の座標(スクリーン座標Ps)に対応
するプロジェクタPJ1,PJ2における各表示デバイス31,32上の画素の座標(プ
ロジェクタ座標)は、プロジェクタPJ1においては、プロジェクタ座標P1、プロジェ
クタPJ2においては、プロジェクタ座標P2であるとする。なお、各プロジェクタPJ
1,PJ2の表示デバイス31,32における座標は、図示左上の隅を基点に右方向をx
、下方向をyで表すものとする。
図19はスクリーンSCRのスクリーン座標Ps付近を拡大して示すものである。図1
9(a)からもわかるように、スクリーン座標Ps部分においては、プロジェクタPJ1
,PJ2のそれぞれの画素(太線の枠で示す)に重畳部分が存在する。
ここで、プロジェクタPJ1側のプロジェクタ座標P1に位置する画素(画素P1と呼
ぶことにする)に隣接するx方向の画素(画素P1xと呼ぶことにする)とy方向の画素
(画素P1yと呼ぶことにする)のそれぞれのスクリーン上での差分ベクトル(この場合
、各画素の中心から中心までの差分ベクトルとする)と、プロジェクタPJ2側の画素P
2に隣接するx方向の画素(画素P2xと呼ぶことにする)とy方向の画素(画素P2y
と呼ぶことにする)のそれぞれのスクリーン上での差分ベクトル(同様に、各画素の中心
から中心までの差分ベクトルとする)とを考える。
図19(b)に示すように、プロジェクタPJ1におけるスクリーンSCR上でのx方
向の差分ベクトルをΔP1_xで表せば、ΔP1_xは、ΔP1_x=P1x−P1で表
すことができ、また、y方向の差分ベクトルをΔP1_yで表せば、ΔP1_yは、ΔP
1_y=P1y−P1で表すことができる。
同様に、図19(c)に示すように、プロジェクタPJ2におけるスクリーン上でのx
方向の差分ベクトルをΔP2_xで表せば、ΔP2_xは、ΔP2_x=P2x−P2で
表すことができ、また、y方向の差分ベクトルをΔP2_yで表せば、ΔP2_yは、Δ
P2_y=P2y−P2で表すことができる。
そして、プロジェクタPJ1側の画素P1に隣接するx方向の画素P1xとy方向の画
素P1yのそれぞれの差分ベクトルΔP1_x、ΔP1_yと、プロジェクタPJ2側の
画素P2に隣接するx方向の画素P2xとy方向の画素P2yのそれぞれの差分ベクトル
ΔP2_x、ΔP2_yを考えたとき、差分ベクトルΔP1_xが差分ベクトルΔP2_
xと異なるように、また、差分ベクトルΔP1_yが差分ベクトルΔP2_yと異なるよ
うに各プロジェクタPJ1,PJ2をスクリーンSCRに対して配置する。
プロジェクタPJ1,PJ2をこのような配置とすることによって、スクリーンSCR
上では、色々な大きさの画素が色々な輝度値でスクリーンSCR上に正方格子ではない状
態で配置される。これにより、重ね合わせ部分における画素の大きさや輝度値、画素の周
期性を異ならせることができる。また、プロジェクタの本来の投写形状がどのような形状
であっても、モアレの発生を抑制できる配置の仕方とすることができる。
また、この場合においても、各プロジェクタPJ1,PJ2における各画素のスクリー
ン上での最大輝度の最大値と最小値との比は、輝度の最大値が最小値のほぼ2倍以上とな
るようにすることが好ましい。また、各プロジェクタPJ1,PJ2における各画素のス
クリーン上での投写面積の最大値と最小値との比がほぼ2倍以上となるようにすることが
好ましい。
なお、差分ベクトルΔP1_xが差分ベクトルΔP2_xと異なり、かつ、差分ベクト
ルΔP1_yが差分ベクトルΔP2_yと異なるように各プロジェクタPJ1,PJ2を
スクリーンSCRに対して配置することが、より大きなモアレの抑制効果が得られるが、
差分ベクトルΔP1_xと差分ベクトルΔP2_xのみが異なるような配置の仕方であっ
てもよく、また、差分ベクトルΔP1_yが差分ベクトルΔP2_yのみが異なるような
配置の仕方であってもよい。
また、本発明は以上説明した本発明を実現するための処理プログラムを作成し、それを
フロッピィディスク、光ディスク、ハードディスクなどの記録媒体に記録させておくこと
もできる。したがって、本発明は、その処理プログラムの記録された記録媒体をも含むも
のである。また、ネットワークからその処理プログラムを得るようにしてもよい。
本発明の実施形態に係るディスプレイ装置を説明する図。 プロジェクタをスクリーンに対して所定角度(θ=20°)に配置した場合のスクリーンに対するプロジェクタの配置とスクリーン上での輝度分布を示す図。 プロジェクタをスクリーンに対して所定角度(θ=20°)に配置した場合のスクリーンに対するプロジェクタの配置とスクリーン上での輝度分布を示す図。 プロジェクタをスクリーンに正対する位置から所定角度ずつスクリーンSCRに対してずらして配置させた場合のスクリーン上の各位置に対する輝度分布を示す図。 スクリーンに対して2つのプロジェクタを所定角度で配置した場合のスクリーンにおけるそれぞれの投写領域を示す図。 スクリーンに対して2つのプロジェクタを所定角度での配置例と、そのときのスクリーンにおけるそれぞれの投写領域を示す図。 スクリーンを小領域に分割した例を示す図。 スクリーン上におけるある1つの小領域を示す図。 図8に示すスクリーン上の1つの小領域をプロジェクタPJ1の各画素がどのようにカバーしているかを示す図。 図8に示すスクリーン上の1つの小領域をプロジェクタPJ2の各画素がどのようにカバーしているかを示す図。 輝度値の割り振りを説明するための図。 画像情報生成方法その1の処理手順をPAD図の形式で示す図。 画像情報生成方法その1において用いられる画像情報生成装置の構成を示す図。 画像情報生成方法その2で用いられるテーブルの内容を示す図。 画像情報生成方法その1において用いられる画像情報生成装置の構成を示す図。 多数のプロジェクタPJ1,PJ2,・・・を用いてスタック投写を行う例を示す図。 本発明のディスプレイ装置をリア型とした一例を示す図。 複数のプロジェクタのスクリーンに対する配置の仕方の他の例を説明する図。 図18におけるスクリーン座標Ps付近を拡大して示す図である。 従来のマルチ画面ディスプレイ装置の概略構成を示す図。
符号の説明
PJ1,PJ2…プロジェクタ(投写型画像表示装置)、SCR…スクリーン、Z1…
小領域、A,B,C,D…スクリーン上における画素、a,b,c,d…プロジェクタの
画素。

Claims (6)

  1. ィスプレイ装置を構成する複数の投写型画像表示装置に出力する画像情報を生成する画像情報生成方法であって、
    前記複数の投写型画像表示装置の投写に用いられるスクリーンを仮想的に分割して得られる複数の領域に関する領域情報取得するステップと、
    前記領域情報に基づく各領域に投写する複数の投写型画像表示装置の前記各領域での解像度を取得するステップと、
    前記取得した解像度に基づいて、前記各領域に投写する前記複数の投写型画像表示装置の中で、前記各領域において解像度が低い前記投写型画像表示装置から順に、前記各領域に対応する画素に画素値を割り振るステップと、
    を有することを特徴とする画像情報生成方法。
  2. 請求項に記載の画像情報生成方法において、
    前記画素値を割り振るステップ
    前記各領域に投写する前記複数の投写型画像表示装置の中で、前記各領域において解像度が最も低い第1の投写型画像表示装置の領域に対応する画素に対しては、該領域において表示すべき画素値の中で最小の画素値以下の画素値を割り振り、前記第1の投写型画像表示装置以外の投写型画像表示装置の前記領域に対応する画素に対しては、前記第1の投射型画像表示装置の画素に割り振った画素値と前記表示すべき画素値との差に基づいて画素値を割り振ることを特徴とする画像情報生成方法。
  3. 請求項2に記載の画像情報生成方法において、
    前記第1の投写型画像表示装置の該領域に対応する画素に対しては、該領域において表示すべき画素値のうちの最小の画素値より小さい画素値を割り振る
    ことを特徴とする画像情報生成方法。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の画像情報生成方法において、
    前記画素値に輝度値を用いることを特徴とする画像情報生成方法。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の画像情報生成方法において、
    前記ディスプレイ装置を構成する複数の投写型画像表示装置のうちの少なくともいずれか一の投写型画像表示装置から前記スクリーンに投写される投写画像の画素の中での最大輝度の最大値が、前記最大輝度の最小値のほぼ2倍以上となるように、前記複数の投写型画像表示装置を配置するステップ
    を有することを特徴とする画像情報生成方法。
  6. 請求項1から4のいずれかに記載の画像情報生成方法において、
    前記ディスプレイ装置を構成する複数の投写型画像表示装置のうちの少なくともいずれか一の投写型画像表示装置から前記スクリーンに投写される投写画像の画素の中での面積の最大値が、前記面積の最小値のほぼ2倍以上となるように、前記複数の投写型画像表示装置を配置するステップ
    を有することを特徴とする画像情報生成方法。
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