JP5531701B2 - プロジェクター - Google Patents

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この発明は、映像処理装置に関する。
プロジェクターを用いてスクリーンなどの投写面に矩形の映像(以下、元映像ともいう)を表示させるとき、プロジェクターと投写面との相対的な位置関係によって、投写面に表示された映像(以下、投写映像ともいう)が台形、平行四辺形、それ以外の四角形等に歪む場合がある。このような台形歪み以外の射影歪みも含めて、本明細書では「台形歪み」と称する。このように投写映像に台形歪みが生じる場合には、射影変換の手法を利用して、投写映像が矩形に表示されるように補正する台形歪み補正の技術が用いられている。
液晶パネルを利用して映像を表す映像光を生成するプロジェクターでは、台形歪み補正の際に、投写面上の投写映像に対し逆方向に歪ませた映像(以下、補正後映像ともいう)を、液晶パネル上で生成する。すなわち、液晶パネル上に形成される画像は、矩形の画像を台形、平行四辺形、それ以外の四角形等に歪ませたものであるため、液晶パネル上に表示される変形後映像の元映像に対する変形率は、部分的に異なる。そのため、変形率に応じてフィルター係数を演算して設定する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−341276号公報
しかしながら、このようにフィルター係数を演算して映像を処理していると、補正後の映像の階調(濃度)が補正前の映像の階調と同じにならないという課題が見出された。
なお、このような課題は、プロジェクターに限定されず、映像を変形する処理を施すことが可能な映像処理装置に共通する課題であった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
本発明の第1の形態として、映像を投影可能なプロジェクターが提供される。このプロジェクターは、光源と、前記光源からの光を、前記映像を構成する画素毎に変調して投写する光学系と、元映像を処理して、前記光学系における前記変調に用いる画素値に変換する映像処理装置とを備える。
この映像処理装置は、元映像に対して、予め定められた規則に基づいた変形処理を施した場合の変形後映像における画素について、前記元映像に対する前記変形後映像の変形率を導出する変形率導出部と;前記元映像の画素値を用いて、画素補間により前記変形後映像の画素値を導出するためのフィルター係数を記憶する記憶部であって、所定の離散した各変形率に対して複数の前記フィルター係数を関連付けて記憶するフィルター係数記憶部と;前記変形後映像の前記画素毎の前記変形率に基づいて、前記複数のフィルター係数を選択するフィルター係数選択部であって、前記導出された変形率が前記フィルター係数記憶部に記憶されている所定の変形率と一致しない場合には、前記導出された変形率に近い複数の変形率に対応するフィルター係数を選択するフィルター係数選択部と;前記フィルター係数選択部において、複数の変形率に対応するフィルター係数が選択された場合に、前記複数の変形率に対応して選択されたフィルター係数に基づいて補間することにより前記導出された変形率に対応するフィルター係数を生成するフィルター係数補間部と;前記フィルター係数補間部において導出されたフィルター係数である補間フィルター係数が所定の条件を満たすか否かを判定する補間結果判定部と;前記補間結果判定部において、前記所定の条件を満たさないと判定された場合に、前記補間フィルター係数を調整し、調整フィルター係数を生成するフィルター係数調整部と;前記調整フィルター係数を用いて、前記画素補間により前記変形後映像の各画素の画素値を導出して出力する画素補間部と;を備える。
[適用例1] 映像処理装置であって、
元映像に対して、予め定められた規則に基づいた変形処理を施した場合の変形後映像における画素について、前記元映像に対する前記変形後映像の変形率を導出する変形率導出部と、
前記元映像の画素値を用いて、画素補間により前記変形後映像の画素値を導出するためのフィルター係数を記憶する記憶部であって、所定の離散した各変形率に対して複数の前記フィルター係数を関連付けて記憶するフィルター係数記憶部と、
前記変形後映像の前記画素毎の前記変形率に基づいて、前記複数のフィルター係数を選択するフィルター係数選択部であって、前記導出された変形率が前記フィルター係数記憶部に記憶されている所定の変形率と一致しない場合には、前記導出された変形率に近い複数の変形率に対応するフィルター係数を選択するフィルター係数選択部と、
前記フィルター係数選択部において、複数の変形率に対応するフィルター係数が選択された場合に、前記複数の変形率に対応して選択されたフィルター係数に基づいて補間することにより前記導出された変形率に対応するフィルター係数を生成するフィルター係数補間部と、
前記フィルター係数補間部において導出されたフィルター係数である補間フィルター係数が所定の条件を満たすか否かを判定する補間結果判定部と、
前記補間結果判定部において、前記所定の条件を満たさないと判定された場合に、前記補間フィルター係数を調整し、調整フィルター係数を生成するフィルター係数調整部と
前記調整フィルター係数を用いて、前記画素補間により前記変形後映像の各画素の画素値を導出して出力する画素補間部と、
を備える、映像処理装置。
この構成によれば、例えば、固定小数点演算による誤差により、フィルター係数の総和が1にならない場合であっても、調整フィルター係数を用いて画素補間が行われるため、好ましい変形後映像になるようにフィルター係数を調整することにより、好ましい変形後映像を得ることができる。
[適用例2] 適用例1記載の像処理装置において、前記変形処理は台形歪み補正処理である映像処理装置。
このようにすると、台形歪み補正処理後の映像として好ましい映像を得ることができる。
[適用例3] 適用例1または2に記載の映像処理装置において、
前記所定の条件は、
前記導出された変形率に対応する複数の前記補間フィルター係数の総和が1である映像処理装置。
フィルター係数の総和が1になるように調整フィルター係数を生成することにより、適切なフィルター係数を用いて画素補間を行うことができるため、画質の劣化を抑制することができる。
[適用例4] 適用例1ないし3のいずれか一つに記載の映像処理装置において、
前記変形率導出部は、前記変形後映像の1画素ごとに前記変形率を導出する、映像処理装置。
この構成によれば、より適切な調整フィルター係数を得ることができる。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能である。例えば、映像処理装置を備える映像表示装置、映像処理方法等の態様で実現することができる。
台形歪み補正を概念的に示す説明図である。 補正前後の液晶パネル部192に表示される映像を示す説明図である。 画素補間の方法を概念的に示す模式図である。 本発明の一実施例としてのプロジェクターの構成を概略的に示すブロック図である。 台形歪み補正部120の構成を示す機能ブロック図である。 補正後映像データ生成処理の流れを模式的に示す工程図である。 補正前後の映像の座標の変化を示す説明図である。 フィルター係数の補間を概念的に示す模式図である。
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.第1の実施例:
A−1.台形歪み補正の概要:
A−2.プロジェクターの構成:
A−3.台形歪み補正部:
A−4.台形歪み補正処理の流れ:
A−5.変形率の算出:
A−6.フィルター係数の補間:
A−7.フィルター係数の調整:
A−8.実施例の効果:
B.変形例:
A.実施例:
A−1.台形歪み補正の概要:
本発明の一実施例としてのプロジェクター100は、映像を表す映像光を投写して、スクリーンSCなどの被投写面上に映像を表示させる。プロジェクター100は、矩形の映像が入力された場合に、スクリーンSC上に表示される映像の台形歪みを補正して、矩形の映像を表示させることが可能なプロジェクターである。プロジェクター100の構成の説明に先立って、本実施例のプロジェクター100における台形歪み補正の概要について、簡単に説明する。
図1は、台形歪み補正を概念的に示す説明図である。図示するように、プロジェクター100が、スクリーンSCに対して、水平方向(左右方向)および垂直方向(上下方向)に、それぞれ傾きを有して配置された場合、液晶パネル部192に表示されている映像(補正前映像IG0)は矩形であるのに対し、スクリーンSCに投写される映像PIG0は、水平方向および垂直方向のそれぞれに台形歪みを生じる。なお、図1では、説明の便を図って、プロジェクター100内に含まれる液晶パネル部192を、プロジェクター100外に出して表示している。
そこで、射影変換の手法を利用して、スクリーンSCに投写される映像と逆方向に歪ませた映像(補正後映像IG1)を液晶パネル部192上に形成させると、スクリーンSC上に矩形の映像PIG1が表示される(図1)。このように、台形歪みを生じた映像を、矩形(本来表示されるべき映像の形状)に見せるための補正を、台形歪み補正という。本実施例における補正前映像IG0が、請求項における元映像に、補正後映像IG1が、請求項における変形後映像に、それぞれ、相当する。また、本実施例における台形歪み補正処理が、請求項における、変形処理に相当する。
図2は、補正前後の液晶パネル部192に表示される映像を示す説明図である。図2(a)は、補正前映像IG0を、図2(b)は、補正後映像IG1を示している。図2(b)における破線は、補正前映像IG0の外形を示している。補正前映像IG0は、液晶パネル部192のフレーム一杯に表示されるように映像処理を施されているため、図2(b)における破線は、すなわち、液晶パネル部192のフレームを示している。
図2(b)に示すように、補正後映像IG1において、頂点(X1,Y1)の近傍は、補正前映像IG0に対する縮小率が高く(すなわち、変形率が大きく)、頂点(X3,Y3)の近傍は、補正前映像IG0に対する縮小率が低い(すなわち、変形率が小さい)。すなわち、補正後映像IG1は、補正後映像IG1の座標によって、変形率が異なる。ここで、補正後映像IG1の座標とは、補正後映像IG1が液晶パネル部192に表示された場合の、画素座標をいう。
上記したように、補正後映像IG1は、補正後映像IG1の座標によって、変形率が異なるため、本実施例のプロジェクター100では、液晶パネル部192の画素座標ごとに、補正後映像IG1の補正前映像IG0に対する変形率を算出し、算出された変形率に基づいて、補正後映像IG1の画素値を算出して、補正後映像IG1を表す補正後映像データを生成する(後に詳述する)。以下、補正後映像IG1が表示されている場合の液晶パネル部192の画素座標を、補正後座標という。なお、液晶パネル部192の画素座標のうち、補正後映像IG1が表示されていない領域の画素座標も、補正後座標を用いて呼ぶ。補正後座標を、逆射影変換により補正前映像IG0における座標位置(液晶パネルの画素座標)に変換した座標を、補正前座標という。
補正前映像IG0と補正後映像IG1とは、整数倍の対応関係とはなっていないため、算出された補正前座標は、小数を含んでいる。そのため、補正後座標の画素値を求めるには、補正前座標の近傍の16座標の画素値を用いて、補正前座標の画素値を推定する。これを、画素補間という。すなわち、補正後映像IG1を表す補正後映像データは、補正後映像IG1を構成する全ての画素(座標)の画素値を、1画素ごとに画素補間を行うことによって作成される。
図3は、画素補間の方法を概念的に示す模式図である。図3では、上記した補正後座標P1(X,Y)を変換した補正前座標P0(x,y)の画素値を画素補間により求める方法を例示している。図中、補正前座標P0(x,y)を、ハッチングを付した丸印で示し、その周辺16座標を白丸印で示している。補正前座標P0(x,y)の画素値は画素補間によって求められるため、補正前座標P0(x,y)の画素値を「補間画素」、周辺16座標の画素値は、補正前映像データであり既知であるため「既知画素」とも称する。
図3では、既知画素である16画素の画素値を、DATA[m][n](m=0,1,2,3(x方向);n=0,1,2,3(y方向))と示している。補間画素は、この16画素の画素値とフィルター係数との畳み込み演算により求められる。本実施例において、補間画素の画素値を求める場合には、対象画素の周辺16画素を用いて、水平補間を行なった後に、垂直補間を行なうことにより、対象画素の画素値を求めている。フィルター係数は、補間画素と既知画素との距離(例えば、DATA[1][1]の既知画素と補間画素との距離は、水平方向(x方向)にdx、垂直方向(y方向)にdyである)による影響を考慮した係数であり、既知画素と補間画素との水平距離(x方向の距離)と、水平方向の変形率(以下、「水平変形率」とも称する)に基づいて、水平補間フィルター係数が定められ、既知画素と補間画素との垂直距離(y方向の距離)と、垂直方向の変形率(以下、「垂直変形率」とも称する)に基づいて、垂直補間フィルター係数が定められている。
A−2.プロジェクターの構成:
図4は、本発明の一実施例としてのプロジェクターの構成を概略的に示すブロック図である。図示するように、プロジェクター100は、映像入力部110と、IP変換部112と、解像度変換部114と、映像合成部116と、台形歪み補正部120と、液晶パネル駆動部140と、フレームバッファー150と、高速バス制御部160と、低速バス制御部162と、プロセッサー部170と、撮像部180と、センサー部182と、照明光学系190と、液晶パネル部192と、投写光学系194と、を中心に構成されている。上記した構成要素のうち、照明光学系190、液晶パネル部192、投写光学系194を除く各構成要素は、高速バス102または低速バス104を介して互いに接続されている。
映像入力部110は、図示しないDVDプレーヤーやパーソナルコンピューターなどからケーブルを介して入力された入力映像信号に対して、必要によりA/D変換を行い、デジタル映像信号をIP変換部112に供給する。
IP変換部112は、映像入力部110から供給された映像データのフォーマットを、インタレース方式からプログレッシブ方式に変換する処理を実行し、得られた映像データを解像度変換部114に供給する。
解像度変換部114は、IP変換部112から供給された映像データに対して、サイズの拡大処理または縮小処理(すなわち、解像度変換処理)を施し、得られた映像データを、映像合成部116に供給する。
映像合成部116は、解像度変換部114から供給された映像データとメニュー画面などのOSD(On Screen Display)とを合成して、フレームバッファー150に、補正前映像データとして書き込む。
フレームバッファー150は、1フレームまたは複数フレームのデータを格納できる。本実施例では、フレームバッファー150として、安価で大容量なDRAM(Dynamic Random Access Memory)を用いている。本実施例におけるフレームバッファー150が請求項におけるフレーム映像記憶部に相当する。
台形歪み補正部120は、スクリーンSCに対してプロジェクター100の投写軸を傾けた状態で投写した場合に生じる台形歪みを補正する。具体的には、フレームバッファー150に格納されている補正前映像データが表す補正前映像を、台形歪みを補償する形状で液晶パネル部192に表示させるため、補正前映像データに対して補正処理を施し、補正後映像データとして、液晶パネル駆動部140に供給する。台形歪み補正部120については、後に詳述する。
液晶パネル駆動部140は、台形歪み補正部120を経て入力されたデジタル映像信号に基づいて、液晶パネル部192を駆動する。液晶パネル部192は、複数の画素をマトリクス状に配置した透過型液晶パネルにより構成される。液晶パネル部192は、液晶パネル駆動部140によって駆動され、マトリクス状に配置された各画素における光の透過率を変化させることにより、照明光学系190から照射された照明光を、映像を表す有効な映像光へと変調するための映像を形成する。本実施例において、液晶パネル部192のモードはWUXGAであり、解像度は1920×1200ドットである。本実施例では、液晶パネル画素座標を、x=0〜1919、y=0〜1199と規定している。なお、液晶パネル部192は、本実施例と異なる解像度のものを用いてもよい。
照明光学系190は、例えば、高圧水銀ランプ、超高圧水銀ランプ等のランプ類や、その他の発光体を備えて構成される。投写光学系194は、プロジェクター100の筐体の前面に取り付けられており、液晶パネル部192によって映像光へと変調された光を拡大して、スクリーンSCに投写する。投写光学系194はズームレンズ(図示せず)を備え、液晶パネル部192を透過した光を投写する際の拡大の程度(ズーム状態)を変化させることができる。本実施例における液晶パネル駆動部140、液晶パネル部192、照明光学系190、投写光学系194が、請求項における映像表示部に相当する。
プロセッサー部170は、記憶部(図示しない)に記憶された制御プログラムを読み出して実行することにより、プロジェクター100内の各部の動作を制御する。また、撮像部180により撮像された撮影映像や、センサー部182により検出されるプロジェクター100の傾きや、ユーザからの指示に基づいて、後述する補正後座標(X0〜X3、Y0〜Y3)(図2参照)、座標変換行列の座標変換係数(後に詳述する)を算出し、台形歪み補正部120に出力する。なお、本実施例において、プロセッサー部170は、ユーザからの指示をプロジェクター100本体に設けられた操作パネル(図示しない)を通じて受け取る構成にしているが、例えば、リモコンを通じたユーザからの指示をリモコン制御部が受信して、低速バス104を介してプロセッサー部170がユーザからの指示を受信する構成にしてもよい。
撮像部180は、CCDカメラを有しており、撮影映像を生成する。撮像部180により生成された撮影映像は、図示せざる撮影映像メモリ内に格納される。なお、撮像部180は、CCDカメラの代わりに他の撮像デバイスを有することも可能である。
センサー部182は、プロジェクター100の鉛直方向からの傾きを検出することにより、撮像部180のCCD光軸が水平面となす傾き角度を検出することができる。
A−3.台形歪み補正部:
台形歪み補正部120は、上記したように、フレームバッファー150に格納されている補正前映像データが表す補正前映像を、台形歪みを補償する形状に補正した補正後映像データを生成する。図5は、台形歪み補正部120の構成を示す機能ブロック図である。台形歪み補正部120は、キャッシュブロック制御部121と、キャッシュブロック記憶部122と、キャッシュブロック用タグ情報記憶部123と、補間ブロック読み出し部124と、画素補間部125と、FIFO部126と、レジスター部127と、制御部128と、座標変換部129と、変形量算出部130と、ヒット判定部131と、フィルター係数選択部132と、フィルター係数補間部133と、補間結果判定部134と、フィルター係数調整部135と、フィルター係数記憶部136と、を中心に構成される。本実施例において、台形歪み補正部120内のフィルター係数補間部133、フィルター係数調整部135では固定小数点演算が行われる。
キャッシュブロック制御部121は、フレームバッファー150に格納されている補正前映像データを、8×8画素からなる画素ブロック単位で取得してキャッシュブロック記憶部122に格納する。なお、以下の説明では、この8×8画素からなる画素のブロックを「キャッシュブロック」と称する。また、キャッシュブロック制御部121は、キャッシュブロック用タグ情報記憶部123に格納されているタグ情報を更新する。キャッシュブロック制御部121が取得するキャッシュブロックは、後述するように、ヒット判定部131によって指定される。
キャッシュブロック記憶部122は、フレームバッファー150に格納されている1フレーム分の補正前映像データの一部のデータが、8×8画素からなるキャッシュブロック単位で格納できる。キャッシュブロック記憶部122は、1つのキャッシュブロック(8×8画素からなる映像データ)を格納できるブロック領域を、240列×4行備える。本実施例において、キャッシュブロック記憶部122は、小容量で高速なSRAM(Static Random Access Memory)で構成されている。
キャッシュブロック用タグ情報記憶部123は、キャッシュブロック記憶部122をブロック領域単位で管理する際の管理情報であるタグ情報を格納する。
補間ブロック読み出し部124は、画素補間部125における画素補間に必要な4×4画素からなる補間ブロックを、キャッシュブロック記憶部122から読み出して、画素補間部125に供給する。
画素補間部125は、補間ブロック読み出し部124から供給される補間ブロックと、フィルター係数調整部135から供給される調整後フィルター係数(後述する)とに基づいて画素補間処理を実行し、補間画素(補正後映像の画素)の値を求めて、FIFO部126を介して液晶パネル駆動部140(図4)に出力する。
レジスター部127は、プロセッサー部170から供給されるパラメーターを格納する。具体的には、レジスター部127には、補正前映像の1フレームのフレーム幅、フレーム高さ、座標変換行列の座標変換係数A〜Hなどのパラメーターや、背景色(例えば、黒、グレー、青等)に関する情報である背景色データが格納される。座標変換係数A〜Hは、プロセッサー部170において、下記の射影変換の行列式(式1)を用いて算出される。具体的には、プロセッサー部170は、補正前座標(x0〜x3、y0〜y3)(図2参照)が射影変換により、補正後座標(X0〜X3、Y0〜Y3)(図2参照)に変換されたものとして、その補正後映像IG1の4つの座標(X0〜X3、Y0〜Y3)を、行列式(式1)に入力して、座標変換係数A〜Hを導出し、レジスター部127に格納する。
Figure 0005531701
本実施例では、補正後映像データの生成処理が開始される前に、台形歪み補正前にスクリーンSCに表示されている映像PIG0を、撮像部180で撮像する。プロセッサー部170(図4)は、撮像した映像に基づいて、台形歪み補正後の補正後映像IG1における4つの頂点の座標(X0〜X3、Y0〜Y3)(図2(b))を求めている。
なお、センサー部182によって、プロジェクター100の鉛直方向からの傾きを検出して、検出された角度に基づいて、補正後座標(X0〜X3、Y0〜Y3)を求めるようにしてもよい。また、ユーザがリモコン等のキーを操作して、手動で台形歪み補正を行うようにしてもよい。そのような場合には、プロセッサー部170は、リモコン制御部を介して受け取った、ユーザからの指示に基づいて、補正後座標(X0〜X3、Y0〜Y3)を求める。
制御部128は、台形歪み補正部120全般の制御を行う。例えば、制御部128に入力される同期信号に従って、フレームの始まりを示すフレームスタート信号を座標変換部129に対して出力する。同期信号は、例えば、1秒間に60フレーム表示される場合には、1/60秒毎に入力される。
座標変換部129は、レジスター部127から供給される座標変換係数A〜Hと、以下の(式2)、(式3)を用いて、台形歪み補正を行った後の補正後映像IG1の座標値(補正後座標)を、補正前映像IG0(矩形の映像)の座標値(補正前座標)に変換して、補正前座標を変形量算出部130に供給する。補正前映像IG0と補正後映像IG1とは、整数倍の対応関係とはなっていないため、座標変換部129にて算出された補正前座標は、小数を含んでいる。
ここで、上記した補正前座標の算出方法について説明する。補正後映像IG1は、補正前映像IG0を射影変換することにより得られた映像であると考えられるため、補正前座標は、補正後座標について、下記の(式2)、(式3)に基づいて、逆射影変換することによって算出される。補正前座標(x,y)が射影変換により補正後座標(X,Y)に変換されたものとする。
Figure 0005531701
Figure 0005531701
上記(式2)、(式3)中の係数A〜Hは、レジスター部127に記憶されている。
変形量算出部130は、座標変換部129から供給された補正前座標を、整数部と小数部に分けて、整数部をヒット判定部131に供給し、小数部をフィルター係数選択部132に供給する。また、変形量算出部130は、座標変換部129から供給された補正前座標に基づいて、補正後映像IG1の補正前映像IG0に対する変形量を算出して、フィルター係数選択部132に供給する。変形量の算出方法については、後に詳述する。
フィルター係数選択部132は、変形量算出部130から供給される変形量に基づいて変形率を算出する。フィルター係数選択部132は、算出された変形率と変形量算出部130から供給された小数部に基づいて、画素補間処理を実行する際に用いられるフィルター係数を、フィルター係数テーブルより選択して、選択されたフィルター係数をフィルター係数補間部133に供給する。フィルター係数テーブルは、図3に示す補間画素と既知画素との距離と、変形率と、フィルター係数との関係を示すテーブルであり、予め算出された結果がフィルター係数記憶部136に格納されている。フィルター係数記憶部136は、固定小数点形式でフィルター係数テーブルが記憶されている。なお、本実施例では、水平フィルター係数,垂直フィルター係数それぞれについてテーブルが用意されている。水平フィルター係数、垂直フィルター係数を総称して、単に「フィルター係数」ともいう。
本実施例では、変形率を、1、0.9、0.8、0.7、0.6、0.5、0.4、0.3、0.2、0.1と、計10個に離散化している。そのため、フィルター係数選択部132にて算出された変形率が、この離散化された値に該当しない場合には、補間演算のために、算出された変形率の前後の2つの変形率に対応するフィルター係数を選択する。例えば、変形率が0.26の場合には、変形率0.2と変形率0.3に対応するフィルター係数を選択する。
本実施例では、上記したように、補間画素の周辺16画素を用いて、水平補間を行なった後に、垂直補間を行なうことにより、対象画素の画素値を求めている(図3)。したがって、まず、既知画素と補間画素との水平距離と水平変形率とに基づいて、垂直方向の位置が等しい4つの既知画素それぞれに対応する水平フィルター係数を選択する。
具体的には、DATA[0][0],DATA[1][0],DATA[2][0],DATA[3][0]に対応する水平フィルター係数を、水平変形率に基づいてそれぞれ2つずつ選択する。DATA[0][1],DATA[0][2],DATA[0][3]に対応する水平フィルター係数は、DATA[0][0]と同一、DATA[1][1],DATA[1][2],DATA[1][3]に対応する水平フィルター係数は、DATA[1][0]と同一、DATA[2][1],DATA[2][2],DATA[2][3]に対応する水平フィルター係数は、DATA[2][0]と同一、DATA[3][1],DATA[3][2],DATA[3][3]に対応する水平フィルター係数は、DATA[3][0]と同一である。
続いて、既知画素と補間画素との垂直距離と垂直変形率とに基づいて、水平方向の位置が等しい4つの既知画素それぞれに対応する垂直フィルター係数を選択する。この垂直フィルター係数は、水平補間により求められたP0(x,y)とx座標が等しい4つの画素を用いて垂直補間を行う際に用いられる。具体的には、DATA[0][0],DATA[0][1],DATA[0][2],DATA[0][3]に対応する垂直フィルター係数を、垂直変形率に基づいて、それぞれ2つずつ選択する。
フィルター係数補間部133は、フィルター係数選択部132にて選択された水平フィルター係数、垂直フィルター係数それぞれについて補間を行い、補間水平フィルター係数、補間垂直フィルター係数を算出する。補間水平フィルター係数、補間垂直フィルター係数を総称して、単に「補間フィルター係数」ともいう。本実施例では、線形補間により、フィルター係数選択部132にて算出された変形率に対応するフィルター係数を算出するが、スプライン補間、ラグランジュ補間等、他の補間方法により求めてもよい。
補間結果判定部134は、フィルター係数補間部133における補間によって得られた補間水平フィルター係数、補間垂直フィルター係数それぞれの総和が基準値になっているか否かを判定する。本実施例では、基準値=1としているが、1でなくてもよい。例えば、基準値=0.95等、1より小さい値に設定してもよい。このようにすると、補間画素の階調を下げることができる。また、基準値=1.05等の1より大きい値に設定してもよい。このようにすると、補間画素の階調を上げることができる。
フィルター係数調整部135は、補間結果判定部134において補間水平フィルター係数、補間垂直フィルター係数それぞれの総和が基準値(=1)でなかった場合に、補間水平フィルター係数、補間垂直フィルター係数それぞれの総和が基準値になるように調整する。具体的な調整方法については、後述する。
ヒット判定部131は、変形量算出部130から供給された補正前座標の整数部に基づいて、画素補間部125における画素補間に用いられる座標の画素値がキャッシュブロック記憶部122に格納されているか否かを判定する。以下、この判定を「ヒット判定」と称する。ヒット判定の結果、キャッシュブロック記憶部122に画素補間に必要な画素値が格納されていない場合には、キャッシュブロック制御部121に対して、必要なキャッシュブロックの取得要求を出す。ヒット判定の結果、キャッシュブロック記憶部122に画素補間に必要な画素値が格納されている場合には、補間ブロック読み出し部124に対してキャッシュブロック記憶部122における読み出し位置を供給する。
A−4.台形歪み補正処理の流れ:
図6は、補正後映像データ生成処理の流れを模式的に示す工程図である。本実施例における台形歪み補正部120では、制御部128(図5)からフレームスタート信号が出力され、座標変換部129(図5)に入力されると、補正後映像データ生成処理が開始される。
座標変換部129(図5)はフレームスタート信号が入力されたか否かを判断する(ステップS102)。座標変換部129は、フレームスタート信号が入力されるまでは待機して(ステップS102においてNO)、フレームスタート信号が入力されると (ステップS102においてYES)、上記したように、補正後映像の座標(補正後座標)を座標変換して補正前座標を求める(ステップS104)。
座標変換部129が算出した補正前座標が変形量算出部130(図5)に供給されると、変形量算出部130は、当該補正前座標における補正後映像の補正前映像に対する変形率を算出する(ステップS106)。
変形量算出部130から補正前座標の整数部がヒット判定部131(図5)に供給されると、ヒット判定部131はヒット判定を行い、目的のキャッシュブロックが格納されていると判定すると、補間ブロックの読み出し位置を補間ブロック読み出し部124に供給する。補間ブロックの読み出し位置が補間ブロック読み出し部124に供給されると、補間ブロック読み出し部124(図5)は、供給された読み出し位置に基づいて補間ブロックをキャッシュブロック記憶部122から読み出す(ステップS108)。
一方、フィルター係数選択部132(図5)は、変形量算出部130から供給された補正前座標の小数部と、変形量に基づいて、上記したように、フィルター係数テーブルからフィルター係数を選択する(ステップS110)。フィルター係数補間部133(図5)は、フィルター係数選択部132から、フィルター係数が供給されると、フィルター係数の補間を行い、補間により得られた補間フィルター係数を、補間結果判定部134(図5)に供給する(ステップS112)。
補間結果判定部134は、フィルター係数補間部133から供給された補間水平フィルター係数、補間垂直フィルター係数それぞれの総和が1になるか否か判定し、判定結果を補間フィルター係数と共にフィルター係数調整部135(図5)に供給する(ステップS114)。フィルター係数調整部135は、補間結果判定部134から供給された判定結果が、フィルター係数の総和が1でなかった場合には、供給されたフィルター係数に基づいてフィルター係数の調整を行い、調整フィルター係数として、画素補間部125(図5)に供給する(ステップS116)。
ヒット判定部131、キャッシュブロック制御部121、キャッシュブロック記憶部122、キャッシュブロック用タグ情報記憶部123、補間ブロック読み出し部124における補間ブロック読み出し処理と、フィルター係数選択部132、フィルター係数補間部133、補間結果判定部134、フィルター係数調整部135におけるフィルター係数算出処理とは同時に行われ、両処理が終了すると、ステップS118の処理に進む。
画素補間部125(図5)は、補間ブロック読み出し部124から補間ブロックが供給され、フィルター係数調整部135から調整フィルター係数が供給されると、供給された補間ブロックと調整フィルター係数とを用いて、畳み込み演算により、補正後座標の画素値を算出する(ステップS118)。
以上のステップS102〜ステップS118を、補正後座標(X,Y)=(0,0)〜(フレーム幅−1,フレーム高さ−1)まで繰り返して行うことにより、補正後映像データが生成される。本実施例では、フレーム幅1920、フレーム高さ1200であるため、補正後座標(X,Y)=(0,0)〜(1919,1199)まで、ステップS102〜ステップS116を繰り返して行う。なお、フレーム幅、フレーム高さが本実施例と異なる場合には、ステップS102〜ステップS116を、補正後座標(X,Y)=(0,0)〜(フレーム幅−1,フレーム高さ−1)まで繰り返して行うことにより、補正後映像データが生成される。
なお、複数の映像が連続して入力される場合(例えば、動画が入力される場合)に、1映像ごとに、上記の処理を繰り返して、画素補間を行なってもよいし、第1番目の映像について、上記の通り、各座標ごとに調整フィルター係数を算出し、算出された調整フィルター係数をレジスター部127に保存して、第2番目以降の映像について台形歪み補正をする際に、レジスター部127に保存された調整フィルター係数を用いて、画素補間を実施してもよい。前者の場合は、ハードウェアで処理するのに適している。後者の場合には、ソフトウェアで処理することにより、ハードウェアの構成を省略することができる。
A−5.変形率の算出:
変形量算出部130(図5)は、補正後映像の1座標ごとに、画素値を算出する対象座標と、その周辺8座標を、逆射影変換により補正前映像の座標に変換して、対象座標の変形量を求める。
図7は、補正前後の映像の座標の変化を示す説明図である。図7(a)は補正前映像IG0、図7(b)は補正後映像IG1を示す。図7(b)に示す、補正後映像IG1におけるある座標(a_x,a_y)と、その周囲8座標について、補正前映像IG0の座標に変換した結果である補正前座標を、図7(a)に示している。以下、変形量を求める対象座標を、「対象補正後座標」ともいう。
本実施例において、図7(b)に示すように、補正後映像IG1の対象補正後座標は、(a_x,a_y)であり、その周辺画素座標は、対象補正後座標の周囲8画素の座標(a_x−1,a_y−1)、(a_x+0,a_y−1)、(a_x+1,a_y−1)、(a_x−1,a_y+0)、(a_x+1,a_y+0)、(a_x−1,a_y+1)、(a_x+0,a_y+1)、(a_x+1,a_y+1)である。補正前座標は、上記した射影変換の逆射影変換によって算出される。
逆射影変換によって算出された補正前座標を、図7(a)に示すsrc(0,0)、src(1,0)、src(2,0)、src(0,1)、src(1,1)、src(2,1)、src(0,2)、src(1,2)、src(2,2)とする。すなわち、補正後座標(a_x−1,a_y−1)→補正前座標src(0,0)、補正後座標(a_x+0,a_y−1)→補正前座標src(1,0)、補正後座標(a_x+1,a_y−1)→補正前座標src(2,0)、補正後座標(a_x−1,a_y+0)→補正前座標src(0,1)、補正後座標(a_x,a_y)→補正前座標src(1,1)、補正後座標(a_x+1,a_y+0)→補正前座標src(2,1)、補正後座標(a_x−1,a_y+1)→補正前座標src(0,2)、補正後座標(a_x+0,a_y+1)→補正前座標src(1,2)、補正後座標(a_x+1,a_y+1)→補正前座標src(2,2)となる。
変形量算出部130は、図7(a)に示す、隣接する補正前座標の水平距離を、それぞれ算出して、最大値を求める。具体的には、src(0,0)とsrc(1,0)との水平距離、src(1,0)とsrc(2,0)との水平距離、・・・・、src(1,2)とsrc(2,2)との水平距離をそれぞれ算出し、その中の最大値を求め、その最大値を水平変形量とする。図7(b)に示すように、隣接する補正後座標の水平距離は、「1」であるため、フィルター係数選択部132は、水平変形量の逆数を水平変形率とする。なお、本実施例において、変形率を、隣接する補正前座標の水平距離の最大値を用いて算出しているが、隣接する補正前座標の水平距離の平均値を用いてもよい。
同様に、隣接する補正前座標の垂直距離を、それぞれ算出して、最大値を求め、その最大値を垂直変形量とする。フィルター係数選択部132は、垂直変形量の逆数を垂直変形率とする。
例えば、図7(b)に示す補正後映像IG1の右上の頂点付近の座標が、補正後座標(a_x,a_y)である場合、図7(a)に示すように、隣接する補正前座標の水平距離の最大値(水平変形量)=2であり、水平変形率=1/2となる。また、図7(a)に示すように、隣接する補正前座標の垂直距離の最大値(垂直変形量)=2.3であり、垂直変形率=1/(2.3)となる。
A−6.フィルター係数の補間:
図8は、フィルター係数の補間を概念的に示す模式図である。図8は、図3に示す既知画素DATA[0][0],DATA[1][0],DATA[2][0],DATA[3][0]に対応する水平フィルター係数を例示している。図中の丸および四角内に記載された数字は、既知画素DATA[x][y]のxの値であり、丸は水平変形率αの場合の水平フィルター係数、四角は水平変形率βの場合の水平フィルター係数を示す。水平変形率αの場合の補間カーネルを実線、水平変形率βの場合の補間カーネルを破線で示す。なお、以下の説明において、水平変形率を単に「変形率」、水平フィルター係数を単に「フィルター係数」と省略する。
対象補正後座標の変形率=sf(α<sf<β)の場合、変形率=α,変形率=βの場合のフィルター係数を用いて、線形補間を行うことにより、変形率=sfの場合のフィルター係数を算出することができる。例えば、変形率=sfの場合の既知画素DATA[0][0]に対応するフィルター係数(補間フィルター係数)をNewCoef[0]とすると、NewCoef[0]は以下の(式4)により求めることができる。なお、NewCoef[1],NewCoef[2],NewCoef[3]も同様に求めることができる(図8)。
NewCoef[0]=R×(変形率=βの場合のDATA[0][0]に対応するフィルター係数)+(1−R)×(変形率=αの場合のDATA[0][0]に対応するフィルター係数)・・・(式4)
ここで、R=(sf−α)/(β―α)
以下に、具体的な数値を挙げて一例を説明する。sf=0.125の場合、フィルター係数選択部132は、変形率=0.1,0.2の場合の各フィルター係数を選択する。すなわち、α=0.1,β=0.2である。変形率αの場合のフィルター係数をCoefα[x](x=0,1,2,3)とし、変形率βの場合のフィルター係数をCoefβ[x](x=0,1,2,3)とし、変形率sfの場合のフィルター係数をNewCoef[x](x=0,1,2,3)とすると、各フィルター係数の理想的な値は、以下のとおりである。
Coefα[0]=−0.220
Coefα[1]=0.682
Coefα[2]=0.838
Coefα[3]=−0.300
Coefα Total=1.000
Coefβ[0]=−0.111
Coefβ[1]=0.575
Coefβ[2]=0.713
Coefβ[3]=−0.177
Coefβ Total=1.000
NewCoef[0]=−0.19275
NewCoef[1]=0.65525
NewCoef[2]=0.80675
NewCoef[3]=−0.26925
NewCoef Total=1.000
上記したように、理想的には、α=0.1,β=0.2における各フィルター係数は、その総和が1になっており、その結果、sf=0.125におけるフィルター係数の総和も1になっている。しかしながら、フィルター係数記憶部136は固定小数点形式にてフィルター係数が記憶される。したがって、フィルター係数記憶部136に格納されるフィルター係数(例えば、α=0.1,β=0.2におけるフィルター係数)は、上記した理想の値にならないことが多い。そのため、α=0.1,β=0.2における各フィルター係数の総和は1にならないことが多い。また、フィルター係数補間部133では固定小数点演算が行われるため、フィルター係数記憶部136から選択されたフィルター係数を用いて求めたsf=0.125におけるフィルター係数の総和も1にならない場合が多い。以下に、sign 1bit,integer 1bit,fraction 6bitの場合の各フィルター係数を例示する。なお、マイナスは2の補数で表現している。
Coefα[0]=11110010(−0.218750)
Coefα[1]=00101100(0.687500)
Coefα[2]=00110110(0.843750)
Coefα[3]=11101101(−0.296875)
Coefα Total=1.015625
Coefβ[0]=11111001(−0.109375)
Coefβ[1]=00100101(0.578125)
Coefβ[2]=00101110(0.718750)
Coefβ[3]=11110101(−0.171875)
Coefβ Total=1.015625
上記各フィルター係数を用いて補間によりsf=0.125における補間フィルター係数を求めると、以下のようになる。
NewCoef[0]=11110100(−0.187500)
NewCoef[1]=00101010(0.656250)
NewCoef[2]=00110100(0.812500)
NewCoef[3]=11101111(−0.265625)
NewCoef Total=1.015625
このように、本実施例のフィルター係数記憶部136は固定小数点形式でフィルター係数テーブルが記憶されるため、フィルター係数記憶部136に格納されているフィルター係数の総和が1にはならず、フィルター係数補間部133では固定小数点演算が行われるため、演算の誤差が生じ、フィルター係数記憶部136に格納されているフィルター係数を用いて補間により算出された補間フィルター係数の総和も1にならないことが多い。そこで、本実施例では、以下に示すように、補間フィルター係数を用いて、フィルター係数の調整を行っている。
A−7.フィルター係数の調整:
補間結果判定部134(図5)において、フィルター係数補間部133から供給された補間フィルター係数の総和が1でない場合、フィルター係数調整部135(図5)はフィルター係数の総和が1になるようにフィルター係数を調整し、調整フィルター係数を算出する。具体的には、フィルター係数調整部135は、補間結果判定部134から供給された補間フィルター係数の総和と1(基準値)との差分を2で割り、NewCoef[0]とNewCoef[3]から加減算する。このようにして調整するのは、NewCoef[0]とNewCoef[3]は、NewCoef[1]とNewCoef[2]に比べて、補間画素との距離が遠いため、フィルター係数の影響が小さいからである。
上記A−6項で説明した補間フィルター係数NewCoef[0]〜NewCoef[3]を用いて、フィルター係数の調整について説明する。上記したように、NewCoef[0]〜NewCoef[3]の総和は1.015625(=01000001)である。したがって、1との差分値0.015625を、差分値を2で割り、NewCoef[0]とNewCoef[3]から減算する。調整フィルター係数をNewCoefA[0]〜NewCoefA[3]とすると、以下のようになる。
NewCoefA[0]=NewCoef[0]−(0.015625/2)
=11110100(−0.187500)−(0.015625/2)
NewCoefA[1]=NewCoef[1]
=00101010(0.656250)
NewCoefA[2]=NewCoef[2]
=00110100(0.812500)
NewCoefA[3]=NewCoef[3]−(0.015625/2)
=11101111(−0.265625)−(0.015625/2)
上記したように、本実施例において、台形歪み補正部120内の各回路では固定小数点演算が行われ、小数部は6bitで表されるため、(0.015625/2)を表すことができない。このように、差分値を2で割った結果が小数部6bitで表せない場合には、差分値をNewCoef[0]から減算する。具体的には、以下のようになる。
NewCoefA[0]=NewCoef[0]−(0.015625)
=11110100(−0.187500)−00000001(0.015625)
=11110011(−0.203125)
NewCoefA[1]=NewCoef[1]
=00101010(0.656250)
NewCoefA[2]=NewCoef[2]
=00110100(0.812500)
NewCoefA[3]=NewCoef[3]
=11101111(−0.265625)
NewCoefA Total=1.0
このように、フィルター係数調整部135では、基本的には、補間結果判定部134から供給された補間フィルター係数の総和と1(基準値)との差分を2で割って、NewCoef[0]とNewCoef[3]に加減算する。補間フィルター係数の総和と1(基準値)との差分値を2で割った結果が、小数部6bitで表現できない場合には、差分値をNewCoef[0]に加減算する。なお、NewCoef[3]に加減算してもよい。垂直フィルター係数についても同様に調整を行う。
A−8.実施例の効果:
以上説明したように、本実施例におけるプロジェクター100によれば、フィルター係数補間部133において補間によって得られた補間フィルター係数の演算誤差が、フィルター係数調整部135において修正されるため、フィルター係数の総和が1となる適切なフィルター係数(調整フィルター係数)を得ることができる。フィルター係数補間部133において算出された補間フィルター係数を用いて画素補間を行うと、固定小数点演算による演算誤差により、台形歪み補正処理後の映像の階調が、補正前映像の階調より上がったり、下がったりして、補正前映像と同等の映像を得ることができない場合がある。これに対して、本実施例におけるプロジェクター100によれば、フィルター係数の調整を行わない場合と比べて、適切な画素補間を行うことができるようになり、台形歪み補正処理後の映像の画質の劣化を抑制することができる。
また、フィルター係数補間部133、フィルター係数調整部135、フィルター係数記憶部136において固定小数点形式を用いることにより、ハードウェアのリソースを小さくすることができる。また、フィルター係数の調整を行うことにより、大きなハードウェアのリソースを要する浮動小数点演算器を備えていなくても、適切なフィルター係数により、適切な台形歪み補正処理を行うことができる。
また、固定小数点演算により演算処理を行うことにより、ハードウェアによる処理を高速化することが可能となり、1つの映像について台形歪み補正処理を行う度にフィルター係数の算出を行うことができる(すなわち、リアルタイム処理が可能)。そのため、例えば、プロジェクター100の傾きが随時変化して連続する映像を表示する場合に、プロジェクター100の傾きの変化に追従して、台形歪み補正を行うことができる。
また、フィルター係数調整部135において、フィルター係数を調整する場合に、基準値を変更することにより、階調の上げ下げ等、簡易的に映像の補正を行うことができる。
B.変形例
なお、本発明は上記した実施例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様にて実施することが可能である。
(1)上記した本実施例では、補間フィルター係数の総和と基準値(=1)との差分値を2で割って、New Coef[0]とNew Coef[3]に加減算する例を示したが、その他の方法によってフィルター係数の調整を行ってもよい。例えば、補間フィルター係数の総和と基準値(=1)との差分値を2で割って、New Coef[1]とNew Coef[2]に加減算してもよい。このように、補間画素との距離とが近い既知画素におけるフィルター係数は、画素補間に及ぼす影響が大きいため、台形歪み補正後の映像がシャープになる傾向が強い。
(2)また、補間フィルター係数の総和と基準値(=1)との差分値を4で割って、New Coef[0]〜New Coef[3]全てに対して加減算を行ってもよい。
(3)変形例(1)において、差分値を2で割った場合に小数部6bitで表現できない場合には、New Coef[1]とNew Coef[2]のいずれか一方に差分値を加減算するようにしてもよい。なお、上記した実施例および変形例(1)において、差分値を2で割った場合に小数部6bitで表現できない場合に、差分値を配分する2つの係数のうち、いずれか一方に、2で割り切れなかった余りを付与してもよい。
(4)1フレームの画素数、キャッシュブロックの画素数、および補間ブロックの画素数(画素補間に用いる画素数)は、上記実施例に限定されない。画素補間に用いる画素数が上記実施例と異なる場合には、フィルター係数の総和が基準値になるように、適切にフィルター係数の調整を行うことが好ましい。
(5)上記した実施例において、プロジェクター100は、透過型の液晶パネル部192を用いて、照明光学系190からの光を変調しているが、透過型の液晶パネル部192に限定されず、例えば、デジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD(登録商標):Digital Micro−Mirror Device)や、反射型の液晶パネル(LCOS(登録商標):Liquid Crystal on Silicon)等を用いて、照明光学系190からの光を変調する構成にしてもよい。また、小型CRT(陰極線管)上の映像を被投写面に投写するCRTプロジェクターでもよいし、有機ELを用いて映像光を生成する構成にしてもよい。
(6)上記実施例においてハードウェアで実現されている機能の一部をソフトウェアで実現してもよく、あるいは、ソフトウェアで実現されている機能の一部をハードウェアで実現してもよい。
(7)上記実施例において、台形歪み補正部120は、補正後座標の1画素(座標)ごとに、その周辺の複数の画素を用いつつ変形率を算出しているが、変形率の算出方法は、上記した実施例に限定されない。例えば、1画素(座標)と水平・垂直方向における隣の画素(座標)と変形率を個別に算出するほか、変形後映像を複数の画素(座標)ごとにブロックに分け、そのブロックごとに変形率を導出し、ブロックに含まれる全ての画素(座標)に、ブロックに対応する変形率を適用するようにしてもよい。
(8)上記した実施例において、補正後座標における変形率を導出する場合に、対象補正後座標の周囲の8座標を用いて、変形率を導出しているが、変形率の導出方法は、上記した実施例に限定されない。例えば、対象補正後座標の隣の1座標(x方向、y方向それぞれ、1座標ずつ)を用いて、変形率を導出してもよい。
(9)上記実施例において、対象画素の周辺16画素を用いて、水平補間を行なった後に、垂直補間を行なうことにより、対象画素の画素値を求める例を示したが、水平方向(x方向)と垂直方向(y方向)の補間距離の影響を考慮した2次元の補間フィルターを用いて画素補間を行なう構成にしてもよい。
(10)上記した実施例において、映像表示装置として、プロジェクターを例示したが、映像表示装置としては、投写型のプロジェクターに限定されず、液晶パネル、有機EL(Electro-Luminescence:エレクトロルミネッセンス)パネル等の映像表示部に映像を表示させる映像表示装置であってもよい。例えば、薄膜状の有機EL表示パネルを筒状にして構成された映像表示部に、矩形の映像を表示させる場合には、入力される映像に対して所定の変形処理を施す必要がある。また、例えば、元映像の縦横比と異なる縦横比の映像になるような変形処理や、平行四辺形、それ以外の四角形等、種々の形状になるような変形処理を施す場合もある。
また、例えば、液晶パネル(映像表示部)を備えるデジタルカメラ(映像表示装置)において、映像処理装置が、台形歪み補正を行うものであってもよい。この場合、映像処理装置は、カメラのセンサーが、被写体に対して平行でない場合に生じる歪み(パースペクティブの歪み)を補正して、映像表示部に出力することによって、カメラのセンサーが被写体に対して平行になるように撮影した映像が、映像表示部に表示される。このよう場合にも、変形率に基づいてフィルター係数を導出し、そのフィルター係数の総和が基準値になるように調整することにより、画質の劣化を抑制することができる。
(11)上記実施例では、固定小数点演算を行うことによる演算誤差を修正する場合を例に挙げて説明したが、本発明は、固定小数点演算を行うことによる演算誤差に限定されず、例えば、非線形補間を行うことによる誤差や、水平補間と垂直補間とで異なる補間を行う場合に生じる誤差等、種々の理由により誤差が生じるものに適用することができる。
100…プロジェクター
102…高速バス
104…低速バス
110…映像入力部
112…IP変換部
114…解像度変換部
116…映像合成部
120…台形歪み補正部
121…キャッシュブロック制御部
122…キャッシュブロック記憶部
123…キャッシュブロック用タグ情報記憶部
124…補間ブロック読み出し部
125…画素補間部
126…FIFO部
127…レジスター部
128…制御部
129…座標変換部
130…変形量算出部
131…ヒット判定部
132…フィルター係数選択部
133…フィルター係数補間部
134…補間結果判定部
135…フィルター係数調整部
136…フィルター係数記憶部
140…液晶パネル駆動部
150…フレームバッファー
160…高速バス制御部
162…低速バス制御部
170…プロセッサー部
180…撮像部
182…センサー部
190…照明光学系
192…液晶パネル部
194…投写光学系
SC…スクリーン
IG0…補正前映像
IG1…補正後映像

Claims (6)

  1. 映像を投影可能なプロジェクターであって、
    光源と、
    前記光源からの光を、前記映像を構成する画素毎に変調して投写する光学系と、
    元映像を処理して、前記光学系における前記変調に用いる画素値に変換する映像処理装置と
    を備え、
    前記映像処理装置は、
    元映像に対して、前記プロジェクターでの投影のために必要な変形処理であって、予め定められた規則に基づいた変形処理を施した場合の変形後映像における画素について、前記元映像に対する前記変形後映像の変形率を導出する変形率導出部と、
    前記元映像の画素値を用いて、画素補間により前記変形後映像の画素値を導出するためのフィルター係数を記憶する記憶部であって、所定の離散した各変形率に対して複数の前記フィルター係数を関連付けて記憶するフィルター係数記憶部と、
    前記変形後映像の前記画素毎の前記変形率に基づいて、前記複数のフィルター係数を選択するフィルター係数選択部であって、前記導出された変形率が前記フィルター係数記憶部に記憶されている所定の変形率と一致しない場合には、前記導出された変形率に近い複数の変形率に対応するフィルター係数を選択するフィルター係数選択部と、
    前記フィルター係数選択部において、複数の変形率に対応するフィルター係数が選択された場合に、前記複数の変形率に対応して選択されたフィルター係数に基づいて補間することにより前記導出された変形率に対応するフィルター係数を生成するフィルター係数補間部と、
    前記フィルター係数補間部において導出されたフィルター係数である補間フィルター係数が所定の条件を満たすか否かを判定する補間結果判定部と、
    前記補間結果判定部において、前記所定の条件を満たさないと判定された場合に、前記補間フィルター係数を調整し、調整フィルター係数を生成するフィルター係数調整部と、
    前記調整フィルター係数を用いて、前記画素補間により前記変形後映像の各画素の画素値を導出して出力する画素補間部と、
    を備える、プロジェクター
  2. 請求項1に記載のプロジェクターであつて、
    前記映像処理装置の前記変形処理は台形歪み補正処理であるプロジェクター
  3. 請求項1または請求項2に記載のプロジェクターであって、
    前記映像処理装置における前記所定の条件は、
    前記導出された変形率に対応する複数の前記補間フィルター係数の総和が所定値であるプロジェクター
  4. 前記所定値は、基準値に対して増減した値に設定可能な請求項3記載のプロジェクター。
  5. 前記基準値は、値1である請求項4記載のプロジェクター。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか一つに記載のプロジェクターであって、
    前記映像処理装置における前記変形率導出部は、前記変形後映像の1画素ごとに前記変形率を導出する、プロジェクター
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