JP4491995B2 - 遠隔制御装置、遠隔制御方法、及び、遠隔制御プログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
【0002】
本発明は、各種機器を遠隔操作するための遠隔制御装置、遠隔制御方法、及び、遠隔制御プログラムに関する。
【0003】
【従来の技術】
【0004】
今日においては、家庭内に配置されるTV受像機、ビデオデッキ、オーディオ機器、エアコン等の殆どの機器が対応するリモコン装置により遠隔操作が可能に構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
したがって、家庭内には配置されている機器の数に対応する数のリモコン装置が存在し、このような多数のリモコン装置の存在により、スペース的な無駄が生じたり、操作したい機器のリモコン装置が見つからず、迅速な遠隔操作を不可能にする一因となっている。無論、複数の機器を単一のリモコン装置で操作可能なシステムも出現するに至ってはいるが、このシステムでは例えば同一メーカーのアンプ、CDプレーヤー、FMチューナー、カセットデッキなどに限られたり、異なるメーカー間では関連のある機器例えはTV受像機とビデオデッキに限られ、全ての機器を統合的に遠隔操作することはできるものではない。
【0007】
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、メーカーや機器の種別に左右されることなく、全ての機器を統合的に遠隔操作することのできる遠隔制御装置、遠隔制御方法、及び、遠隔制御プログラムを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決するために請求項1記載の発明にあっては、遠隔制御信号を受信して動作する機器の画像と、当該機器の前記遠隔制御信号を生成するための遠隔制御信号情報とを対応させて複数組記憶する記憶手段と、遠隔制御信号を受信して動作する機器を撮像する撮像手段と、この撮像手段によって撮像された機器の画像と似ている機器の画像を前記記憶手段の記憶内容に基づいて判定する判定手段と、この判定手段によって似ていると判定された機器の画像に対応する遠隔制御信号を生成するための遠隔制御信号情報を前記記憶手段から読み出す読出手段と、この読出手段により読み出された遠隔制御信号情報に基づき前記遠隔制御信号を生成する制御信号生成手段と、この制御信号生成手段により生成された前記遠隔制御信号を送信する送信手段と、を備えることを特徴とする。
【0010】
また、請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明に加え、前記撮像手段により撮像された機器の画像と、当該機器の前記遠隔制御信号を生成するための遠隔制御信号情報とを対応させて前記記憶手段に記憶するよう制御する記憶制御手段を更に備えることを特徴とする。
【0011】
また、請求項3記載の発明は、上記請求項1又は2記載の発明に加え、前記記憶手段は、前記遠隔制御信号を送信する際に操作される操作子を表示するための表示情報をさらに記憶し、この表示情報に基づき前記操作子を表示する表示手段と、この表示手段に表示される操作子に対する操作を検出する検出手段と、をさらに備え、前記送信手段は、前記検出手段により検出された操作子に対応する遠隔制御信号を送信することを特徴とする。
【0012】
また、請求項4記載の発明は、上記請求項1乃至3の何れか記載の発明に加え、前記機器の表面に可視光を投光する投光手段をさらに備え、前記撮像手段は、前記機器において前記可視光が投光された部分を含む所定範囲の画像を撮像することを特徴とする。
【0013】
また、請求項5記載の発明は、上記請求項1乃至4の何れか記載の発明に加え、前記遠隔制御信号情報と表示情報の少なくとも一部を、ネットワークを介してダウンロードするダウンロード手段をさらに備え、前記記憶手段は、このダウンロード手段によりダウンロードされた前記遠隔制御信号情報と表示情報とを記憶することを特徴とする。
また、請求項6記載の発明は、上記請求項1乃至5の何れか記載の発明に加え、前記記憶手段に記憶される機器の画像とは、前記機器の特徴的な外観部分の画像であることを特徴とする。
また、請求項7記載の発明は、上記請求項1乃至6の何れか記載の発明に加え、前記撮像手段によって撮像された機器の画像と前記記憶手段に記憶された前記機器の画像との似ている程度に得点化する得点化手段をさらに備え、前記判定手段は、この得点化手段により最も高い得点を得た機器の画像を、前記似ている機器の画像と判定することを特徴とする。
【0014】
前記課題を解決するために請求項6記載の発明にあっては、撮像部に対し遠隔制御信号を受信して動作する機器を撮像させる撮像ステップと、この撮像ステップにて撮像された機器の画像と似ている機器の画像を、予め遠隔制御信号を受信して動作する機器の画像と当該機器の前記遠隔制御信号を生成するための遠隔制御信号情報とを対応させて複数組記憶する記憶部の記憶内容に基づいて判定する判定ステップと、この判定ステップにて似ていると判定された機器の画像に対応する遠隔制御信号を生成するための遠隔制御信号情報を、前記記憶部から読み出す読出ステップと、この読出ステップにて読み出された遠隔制御信号情報に基づき前記遠隔制御信号を生成する制御信号生成ステップと、この制御信号生成ステップにて生成された前記遠隔制御信号を送信部にて送信させる送信ステップと、を含むことを特徴とする。
【0015】
前記課題を解決するために請求項7記載の発明にあっては、撮像部と記憶部と送信部とを備えた遠隔制御装置が有するコンピュータを、前記撮像部に対し遠隔制御信号を受信して動作する機器を撮像させる撮像制御手段、この撮像制御手段によって撮像された機器の画像と似ている機器の画像を予め遠隔制御信号を受信して動作する機器の画像と当該機器の前記遠隔制御信号を生成するための遠隔制御信号情報とを対応させて複数組記憶する記憶部の記憶内容に基づいて判定する判定手段、この判定手段よって似ていると判定された機器の画像に対応する遠隔制御信号を生成するための遠隔制御信号情報を、前記記憶部から読み出す読出手段、この読出手段によって読み出された遠隔制御信号情報に基づき前記遠隔制御信号を生成する制御信号生成手段、この制御信号生成手段によって生成された前記遠隔制御信号を送信部にて送信させる送信制御手段、として機能させることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
【0017】
以下、本発明の実施の形態を図に従って説明する。
【0018】
(第1の実施の形態)
【0019】
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかるリモコン装置(遠隔制御装置)1を示す平面図である。このリモコン装置1は、平面視において矩形の装置本体2を有している。装置本体2の上面には、LCD表示パネルとタッチパネルとが積層されてなるLCD表示・タッチパネル3が配置され、このLCD表示・タッチパネル3の近傍には登録ボタン4と選択ボタン5と配置されている。LCD表示・タッチパネル3において、LCD表示パネルは対象機器を遠隔操作するためのボタンを表示するためのものであり、タッチパネルは表示されたボタンへのタッチを検出するものである。選択ボタン5はこのリモコン装置1で遠隔操作したい機器を指定する際に操作されるボタンであり、登録ボタン4は遠隔操作したい機器をこのリモコン装置1に登録する際に操作されるボタンである。
【0020】
また、装置本体2の先端面には、撮像部6、レーザー投光部7、及び赤外線送信部8が設けられている。レーザー投光部7は、レーザーポインタのような拡散しない可視光からなるレーザー光を投光するものである。撮像部6は、レンズユニットとCCDモジュール、若しくは、CMOSモジュールで構成された撮像ユニット等で構成され、レーザー投光部7が照射するレーザー光が当たっている箇所をその周辺を含めてカラーで撮像するものである。赤外線送信部8は、対象機器を制御するための赤外線信号を送信するものである。
【0021】
図2は、リモコン装置1の回路構成を示すブロック図である。制御部9には、前記LCD表示・タッチパネル3、撮像部6、レーザー投光部7及び赤外線送信部8が接続されているとともに、キー入力部10、ネットワーク接続部11、及びメモリー部12が接続されている。制御部9は、CPU及びプログラムを格納したROM等で構成され、プログラムに従って動作することによりLCD表示・タッチパネル3の表示状態を制御する等、各部を制御するものである。キー入力部10は、前記登録ボタン4及び選択ボタン5に対する操作に応じた信号を制御部9に入力するものである。ネットワーク接続部11は、無線により基地局を介してインターネットへ接続するためのインターフェイス等で構成され、したがって、本実施の形態にかかるリモコン装置1は何時何処でもインターネットへの接続が可能である。
【0022】
メモリー部12は、制御部9が処理のために必要とするワーク領域として使用されるとともに、図3に示すように、識別用画像情報格納部12a、LCD表示情報格納部12b、ボタン・信号対応情報格納部12c、及び赤外線フォーマット情報格納部12dが設けられている。
【0023】
以上の構成にかかる本実施の形態において、ユーザがリモコン装置1を使用する空間には、図4に例示するように、エアコン21、TV22、ビデオデッキ23、DVDビデオ再生機24、衛星放送受信器25、FMチューナ26、MD録音再生機27、CDプレーヤー28、アンプ29、及びペットロボット30が存在するものとする。また、これら各機器21〜30は、対応するリモコン装置からの赤外線信号を受信して動作するものとし、さらにそのメーカーは数社に分散しているものとする。
【0024】
この状態において、リモコン装置1に遠隔操作したい機器を登録するに際してユーザは、先ず登録ボタン4を指で押圧し続ける。すると、これに応答して制御部9がレーザー投光部7を起動し、レーザー投光部7からレーザー光が照射される。ユーザは、このレーザー光が登録したい機器の特徴的な外観部分に照射されるように、リモコン装置1の向きを調節し、レーザー光が登録したい機器の特徴的な外観部分に照射された(ポイントされた)時点で登録ボタン4の押圧を解除する。
【0025】
前記機器の特徴的な外観部分とは、当該機器を他の機器から区別することができる特徴のある形状や色を持つ部分のことである。したがって、ペットロボット30にあっては、他の機器とは全く異なる全体形状を有しているので、何処をポイントとしてもよい。エアコン21も通常他の機器とは異なる形状を有しており、また、色も白が主体なものが多く、他の機器とは区別できるので、何処をポイントとしてもよい可能性が高い。TV22も他とは明らかに異なる形状を有しているが、ブラウン管の中央部は映像が映って誤認し易いので、それ以外の部分をポイントとすることが好ましい。
【0026】
他の機器は、全体としてよく似た形状を有している場合が多いが、例えばアンプ29であれば、これ以外の機器には丸い大きなボリュームがないので、ボリューム付近をポイントすればよい。また、形状や色で区別できそうもないときには、例えば機器の前面に印刷されたり彫り込まれたりしている製造番号や製品名の近傍、機器21〜30に同一メーカーのものがない場合には、メーカーのロゴマーク付近などをポイントしてもよい。
【0027】
以上により、機器21〜30の特徴的な外観部分を特定することが可能であるが、それでも機器を外観から識別することが困難である場合には、予め特徴のある色や絵のシールを機器に貼り付けて、機器の特徴的な外観部分を作為的に強調するようにしてもよい。
【0028】
図5は、前述のようにいずれかの機器21〜30の特徴的部分をポイントした後登録ボタン4の押圧を解除した時点で、プログラムに従って制御部9により実行される登録処理の手順を示すフローチャートである。すなわち、登録ボタン4の押圧が解除されて指が離される直前の画像を撮像部6から取り込む(ステップS101)。次に、この取り込むことにより撮像部6で撮像した画像からレーザー光が当たっている箇所を中心にその周辺(予め定められた範囲)の画像を切り出し、識別用画像としてメモリー部12の識別用画像格納部12aに記録する(ステップS102)。
【0029】
次に、ネットワーク接続部11を介してインターネットに接続し、リモコンのデータダウンロードサービスのホームページにアクセスして、そのホームページ(機器選択画面)をLCD表示・タッチパネル3に表示する(ステップS103)。このステップS103での処理によりLCD表示・タッチパネル3には、図6〜図8に示す機器選択画面が順次表示され、この順次表示される選択画面から、LCD表示・タッチパネル3にて、ユーザに登録させたい機器のメーカー、機器の種類、機種番号を選択させる(ステップS104)。
【0030】
すなわち、先ず図6に示すメーカー選択画面が表示されるので、ユーザはこのメーカー選択画面において、前記識別用画像としてメモリー部12の識別用画像格納部12aに記録した機器のメーカー名を押圧することにより、メーカーを選択する。これによりメーカー選択が終了すると、図7に示す機器の種類選択画面が表示されるので、ユーザはこの機器の種類選択画面において、前記識別用画像としてメモリー部12の識別用画像格納部12aに記録した機器の種類を押圧することにより、機器の種類を選択する。これにより機器の種類の選択が終了すると、図8に示す機種番号選択画面が表示されるので、ユーザはこの機種番号選択画面において、前記識別用画像としてメモリー部12の識別用画像格納部12aに記録した機器の機種番号を押圧することにより、機種番号を選択する。
【0031】
これら選択されたメーカー、機器の種類、機種番号が選択されると、前記リモコンのデータダウンロードサービスのホームページから、これら選択により特定された機器のLCD表示情報、ボタン・信号対応情報、赤外線信号フォーマット情報をダウンロードし、メモリー部12に記憶する(ステップS105)。したがって、このステップS105での処理により図3に示したメモリー部12には、識別用画像情報格納部12aに格納された前記識別用画像情報に対応して、LCD表示情報格納部12bはダウンロードした当該機器のLCD表示情報が格納され、ボタン・信号対応情報格納部12cにはボタン・信号対応情報が格納され、赤外線フォーマット情報格納部12dには赤外線信号フォーマット情報が格納されることとなる。
【0032】
ここで、LCD表示情報とは、LCD表示・タッチパネル3に当該機器の操作ボタンを表示するための情報であり、つまりリモコン装置1のLCD表示・タッチパネル3の表示を当該機器に対応したものに変えるための情報である。ボタン・信号対応情報とはLCD表示・タッチパネル3に表示されたボタンとそのボタンが押圧されたときに、赤外線信号として送る制御内容との対応関係を示すデータである。赤外線信号フォーマット情報とは、各制御内容に対応する赤外線信号のフォーマットである。
【0033】
したがって、以上の処理が図4に示したエアコン21〜ペットロボット30に対して実行されることにより、メモリー部12には、各機器に対応して、識別用画像情報、LCD表示情報、ボタン・信号対応情報、赤外線フォーマット情報が記憶されることとなる。
【0034】
次に、これらリモコン装置1に登録された複数の機器の中から、遠隔操作してい機器を決定する手順について説明する。ユーザは、選択ボタン5を押圧してレーザー投光部7からレーザー光を照射し、登録時に特徴的な部分としてポイントした箇所をレーザー光でポイントし、ポイントした時点で選択ボタン5の押圧を解除する。すると、制御部9は図9に示すフローチャートに従って処理を開始し、登録ボタン4の押圧が解除されて指が離される直前の画像を撮像部6から取り込む(ステップS201)。
【0035】
次に、この取り込むことにより撮像部6で撮像した画像からレーザー光が当たっている箇所を中心にその周辺の画像を切り出し(前述した識別用の画像より大きな領域を切り出し)、登録された各機器の識別用画像情報の画像があるか検索する(ステップS202)。このステップS202での処理において、識別用の画像より大きな領域を切り出すのは、機器選択の際にレーザー光でポイントする位置が、登録時にポイントした位置とある程度ずれていても、次のステップS203で問題なく(誤りなく)機器判定を可能とするためのである。また、このステップS202での処理に際しては、それぞれの機器の識別用画像に似ている部分があるか(若しくは同一部分があるか)によって、各機器に対して得点を付けていく。そして、この得点に基づき当該機器は最も高い得点の識別用画像情報の機器であると判定し、その機器に対応するLCD表示情報を用いて、LCD表示・タッチパネル3に当該機器用の操作ボタン等を表示する(ステップS203)。
【0036】
このステップS203での処理により、エアコン21を選択した場合には、図10に例示するようにLCD表示・タッチパネル3には、メーカー名、機器名、機種番号(**はメーカー名、¥¥¥¥は機種番号)4、運転モード32、設定温度33、温度アップボタン34、温度ダウンボタン35、運転切り替えボタン36、運転/停止ボタン37が表示される。また、CDプレーヤー28を選択した場合には、図11に例示するようにLCD表示・タッチパネル3には、メーカー名、機器名、機種番号(**はメーカー名、¥¥¥¥は機種番号)41、テンキー42、<<ボタン43、>>ボタン44、STOPボタン45、PLAYボタン46が表示される。
【0037】
このように、選択したいずれかの機器に対して図9に示したフローチャートに従った処理が完了したならば、図12に示すフローチャートに従って選択した機器に対する制御処理を実行する。制御部9は、LCD表示・タッチパネル3に表示されているいずれかのボタンが押圧操作されたか否かを常時監視する(ステップS301)。いずれかのボタンが押圧操作されたならば(ステップS301;YES)、操作されたボタンを識別する(ステップS302)。さらに、当該機器のボタン・信号対応情報格納部12cに格納されているボタン・信号対応情報と、赤外線フォーマット情報格納部12dに格納されている赤外線信号フォーマット情報とに基づき、操作されたボタン応じて送信すべき赤外線信号を作成する(ステップS303)。引き続き、この作成した赤外線信号を赤外線送信部8から送信する(ステップS304)。したがって、この赤外線送信部8から送信される赤外線信号を、LCD表示・タッチパネル3にボタン表示されている対応する機器が受信することにより、当該機器が押圧操作さボタンに応じた動作を行うこととなる。
【0038】
(第1の実施の形態の変形例)
【0039】
なお、第1の実施の形態では、遠隔操作を行う対象機器を、エアコンやTV等の一般家電製品としたが、図13に示すサッカーロボットゲームにおけるロボット301、302を遠隔操作するための対象機器とすることもできる。すなわち、このサッカーロボットゲームを構成するロボットは、各々複数の味方チームロボット301と、敵チームロボット302とで構成される。各ロボット301、302は、本体303とこの本体303の両側に設けられた一対の車輪304、及び本体303の上端部に設けられた頭部305とで構成されている。
【0040】
本体303の表面は、各チーム毎に異なる色で着色されているとともに、異なる背番号が付されている。頭部305には画像センサー306と図示しない赤外線受光部とが設けられており、本体303の内部には画像センサー306からの画像に基づき車輪304を自動制御し、あるいは赤外線受光部で受信した赤外線信号に基づき車輪を自動制御する駆動・制御機構が内蔵されている。そして、一般のサッカー競技と同様に、各チームロボット301、302が相手チームのゴールにボールを押し込むことにより得点が与えられるゲームである。
【0041】
かかるロボットゲームにリモコン装置1により味方ロボット301を制御する場合、前述した図5のフローチャートにおけるステップS101で、味方ロボット301の背番号部分の画像を切り出し、識別用画像としてメモリー部12の識別用画像格納部12aに記録する。さらに、ステップS102〜S105までの処理各味方ロボット301に対して実行されることにより、メモリー部12には、各に味方ロボット301対応して、識別用画像情報、LCD表示情報、ボタン・信号対応情報、赤外線フォーマット情報が記憶されることとなる。
【0042】
そして、サッカーゲーム中において遠隔操作を行いたい味方ロボット301の背番号をレーザー光でポイントし、ポイントした時点で選択ボタン5の押圧を解除する。すると、制御部9は前述した図9のフローチャートに従って処理を行った後、図12に示すフローチャートに従って選択した味方ロボット301に対する制御処理を実行する。これにより、選択した味方ロボット301のみをリモコン装置1からの赤外線信号で制御することができる。
【0043】
なお、このロボットゲームに第1の実施の形態にかかるリモコン装置1に用いる場合、LCD表示・タッチパネル3に表示されるボタンを各味方ロボット301毎に異なる形状としてもよい。また、本実施の形態においては、図5に示したフローチャートにおいて、識別用画像情報として各機器毎に1箇所の画像を登録するようにしたが、複数箇所の画像を登録しておくようにしてもよい。これにより、リモコン装置1で対応する機器を制御する際に、機器を選択するためにポイントする箇所を複数箇所中の任意の箇所で行うことが可能となる。さらに、本実施の形態では、全ての機器のリモコン関連情報をホームページからダウンロードするようにしたが、一部の機器のリモコン関連情報あるいは全ての機器のリモコン関連情報メモリー部12に予め記憶させておくようにしてもよい。
【0044】
【発明の効果】
【0045】
以上説明したように本発明によれば、遠隔制御信号を受信して動作する機器の画像と、当該機器の前記遠隔制御信号を生成するための遠隔制御信号情報とを対応させて予め記憶させておき、撮像された機器の画像に似ていると判定された機器の画像に対応する遠隔制御信号情報を読み出して、遠隔制御信号を生成し送信するようにしたことから、メーカーや機器の種別に左右されることなく全ての機器を単一の遠隔制御装置で統合的に遠隔制御することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかるリモコン装置の平面図である。
【図2】同リモコン装置の回路ブロック図である。
【図3】第1の実施の形態におけるメモリー部の構成を示す概念図である。
【図4】リモコン装置の使用条件を示す説明図である。
【図5】第1の実施の形態における登録処理の手順を示すフローチャートである。
【図6】第1の実施の形態における登録時表示画面例を示す図である。
【図7】第1の実施の形態における登録時表示画面例を示す図である。
【図8】第1の実施の形態における登録時表示画面例を示す図である。
【図9】第1の実施の形態における機器選択処理の手順を示すフローチャートである。
【図10】エアコン選択時表示画面例を示す図である。
【図11】CDプレーヤー選択時表示画面例を示す図である。
【図12】各実施の形態に共通する機器制御処理手順を示すフローチャートである。
【図13】第1の実施の形態の変形例にかかるリモコン装置を適用し得るロボットゲームの概要を示す説明図である。
【符号の説明】
1 リモコン装置(遠隔制御装置)
2 装置本体
3 LCD表示・タッチパネル(表示手段、検出手段)
4 登録ボタン
5 選択ボタン
6 撮像部(撮像手段)
7 レーザー投光部(投光手段)
8 赤外線送信部(送信手段)
9 制御部(検索手段、制御信号生成手段)
11 ネットワーク接続部(ダウンロード手段)
12 メモリー部(記憶手段)
Claims (9)
- 遠隔制御信号を受信して動作する機器の画像と、当該機器の前記遠隔制御信号を生成するための遠隔制御信号情報とを対応させて複数組記憶する記憶手段と、
遠隔制御信号を受信して動作する機器を撮像する撮像手段と、
この撮像手段によって撮像された機器の画像と似ている機器の画像を前記記憶手段の記憶内容に基づいて判定する判定手段と、
この判定手段によって似ていると判定された機器の画像に対応する遠隔制御信号を生成するための遠隔制御信号情報を前記記憶手段から読み出す読出手段と、
この読出手段により読み出された遠隔制御信号情報に基づき前記遠隔制御信号を生成する制御信号生成手段と、
この制御信号生成手段により生成された前記遠隔制御信号を送信する送信手段と、
を備えることを特徴とする遠隔制御装置。 - 前記撮像手段により撮像された機器の画像と、当該機器の前記遠隔制御信号を生成するための遠隔制御信号情報とを対応させて前記記憶手段に記憶するよう制御する記憶制御手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の遠隔制御装置。
- 前記記憶手段は、前記遠隔制御信号を送信する際に操作される操作子を表示するための表示情報をさらに記憶し、
この表示情報に基づき前記操作子を表示する表示手段と、
この表示手段に表示される操作子に対する操作を検出する検出手段と、をさらに備え、
前記送信手段は、前記検出手段により検出された操作子に対応する遠隔制御信号を送信することを特徴とする請求項1又は2記載の遠隔制御装置。 - 前記機器の表面に可視光を投光する投光手段をさらに備え、
前記撮像手段は、前記機器において前記可視光が投光された部分を含む所定範囲の画像を撮像することを特徴とする請求項1乃至3の何れか記載の遠隔制御装置。 - 前記遠隔制御信号情報と表示情報の少なくとも一部を、ネットワークを介してダウンロードするダウンロード手段をさらに備え、
前記記憶手段は、このダウンロード手段によりダウンロードされた前記遠隔制御信号情報と表示情報とを記憶することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の遠隔制御装置。 - 前記記憶手段に記憶される機器の画像とは、前記機器の特徴的な外観部分の画像であることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の遠隔制御装置。
- 前記撮像手段によって撮像された機器の画像と前記記憶手段に記憶された前記機器の画像との似ている程度に得点化する得点化手段をさらに備え、
前記判定手段は、この得点化手段により最も高い得点を得た機器の画像を、前記似ている機器の画像と判定することを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の遠隔制御装置。 - 撮像部に対し遠隔制御信号を受信して動作する機器を撮像させる撮像ステップと、
この撮像ステップにて撮像された機器の画像と似ている機器の画像を、予め遠隔制御信号を受信して動作する機器の画像と当該機器の前記遠隔制御信号を生成するための遠隔制御信号情報とを対応させて複数組記憶する記憶部の記憶内容に基づいて判定する判定ステップと、
この判定ステップにて似ていると判定された機器の画像に対応する遠隔制御信号を生成するための遠隔制御信号情報を、前記記憶部から読み出す読出ステップと、
この読出ステップにて読み出された遠隔制御信号情報に基づき前記遠隔制御信号を生成する制御信号生成ステップと、
この制御信号生成ステップにて生成された前記遠隔制御信号を送信部にて送信させる送信ステップと、
を含むことを特徴とする遠隔制御方法。 - 撮像部と記憶部と送信部とを備えた遠隔制御装置が有するコンピュータを、
前記撮像部に対し遠隔制御信号を受信して動作する機器を撮像させる撮像制御手段、
この撮像制御手段によって撮像された機器の画像と似ている機器の画像を予め遠隔制御信号を受信して動作する機器の画像と当該機器の前記遠隔制御信号を生成するための遠隔制御信号情報とを対応させて複数組記憶する記憶部の記憶内容に基づいて判定する判定手段、
この判定手段よって似ていると判定された機器の画像に対応する遠隔制御信号を生成するための遠隔制御信号情報を、前記記憶部から読み出す読出手段、
この読出手段によって読み出された遠隔制御信号情報に基づき前記遠隔制御信号を生成する制御信号生成手段、
この制御信号生成手段によって生成された前記遠隔制御信号を送信部にて送信させる送信制御手段、
として機能させることを特徴とする遠隔制御プログラム。
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