JP4490348B2 - コール対応処理方法及びコール管理システム - Google Patents
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Description
と、着信したコールに基づいてコール待ちデータを前記コール待ちデータ記憶部に記録する記録段階と、前記通知時刻から所定時間内に、前記コール待ちデータの電話番号から推奨電話番号にコールがあった場合には、このコールに関する依頼を優先して処理する優先処理段階とを実行することにより、前記推奨電話番号を介して前記電話端末機からの依頼処理を行なうことを要旨とする。
ンピュータが、前記コールバックにより前記特定した推奨電話番号を前記電話端末機に通知することを要旨とする。
請求項1又は5に記載の発明によれば、電話発信地域又は通信キャリア種別毎に適したアクセスポイントの推奨電話番号を利用してサービスを提供することができる。例えば、利用者の電話発信地域から最も近いアクセスポイントの電話番号を推奨電話番号データ記憶部に記録しておくことにより、通話料金を抑制することができる。更に、速やかにコールし直してきた利用者に、円滑に対応することができる。
以下、本発明を具体化した第1実施形態を、図1〜図3に従って説明する。本実施形態では、利用者が、利用者自身の電話端末機10を用いて、銀行が提供するテレホンバンキングサービスを利用する場合のコール対応処理について説明する。
ている。更に、銀行は、利用者にサービスを提供するために複数の電話番号(アクセスポイント)を保有する。このアクセスポイントには、地域毎に分散されたアクセスポイントや、通信事業者毎に分散されたアクセスポイントがある。
地域データ領域やキャリアデータ領域には、番号分類により特定される地域名やキャリア名に関するデータが記録される。
まず、利用者は、電話端末機10を用いて、銀行において着信課金サービスの設定された電話番号にコールを行なう。管理コンピュータ21は、利用者の電話端末機10からのコールを受けると、その電話端末機10の発信者番号を取得できたか否かを判断する(ステップS1−1)。具体的には、管理コンピュータ21は、コール時に電話端末機10の電話番号が通知されたかどうかを判断する。
「070」から始まる11桁の番号である。そこで、管理コンピュータ21は、取得した発信者番号の先頭領域の番号から、市外局番、事業者識別番号又は電話機種別を特定し、その発信者の地域やキャリア等を特定する。そして、この番号に応じた推奨電話番号を、推奨電話番号データ記憶部22から検索する。
(1) コール先番号が推奨電話番号と一致していない場合には、管理コンピュータ21は、現在のコールを切断して(ステップS1−7)、ステップS1−4において特定した推奨電話番号を用いてサービス処理を行なう(ステップS1−10)。従って、管理コンピュータ21は、推奨電話番号以外のコールは切断して、この通話ではサービス処理を行なわず、推奨電話番号のアクセスポイントAPを介してサービス処理を行なう。このため、利用者の通信環境に応じた適切な通信回線を用いてサービスを提供することができる。
次に、本発明を具体化した第2実施形態について、図4を用いて説明する。以下の実施形態においては、上記第1実施形態と同様な部分については、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
(4) 本実施形態においては、推奨電話番号を用いてコールバックを行なう(ステッ
プS2−7)。管理コンピュータ21は、最適なアクセスポイントAP(推奨電話番号)を利用して利用者の電話端末機10にコールを行なう。この場合、利用者がオフフックを行なう前(例えば、呼出音が1回鳴ったとき)に、このコールを切断する。これにより、管理コンピュータ21は、利用者に対して着信履歴を用いて推奨電話番号を通知することができる。従って、利用者が、コールバックを行なう場合にも、例えば安価な回線を利用してバンキングサービスを受けることができる。更に、利用者がオフフックを行なう前にコールを切断するため、通話料金の削減を図ることができる。
次に、本発明を具体化した第3実施形態について、図5〜図7を用いて説明する。以下の実施形態においては、上記第1実施形態と同様な部分については、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。本実施形態においては、利用者が初めてコールをしてきた場合の処理と、コール管理システム20から通知された推奨電話番号にコールし直してきた場合の処理とが異なる。
通知時刻データ領域には、利用者からのコールに対してコールバックにより、管理コンピュータ21が電話端末機10に推奨電話番号を通知した時刻に関するデータが記録される。
なお、管理コンピュータ21は、定期的にコール待ちデータ230の経過時間を確認し、通知時刻から所定時間(例えば10分)を経過したコール待ちデータ230をコール待ちデータ記憶部23から削除する。
まず、コール管理システム20に利用者が初めてコールをしてきた場合の処理について説明する。本実施形態においても、上記第1、第2実施形態と同様に、電話端末機10からのコールを受けると、管理コンピュータ21は、発信者番号が取得できたかどうかを判断する(ステップS1−1)。そして、発信者番号が取得できない場合(ステップS1−1において「NO」の場合)には、発信者番号の入力指示を行ない(ステップS1−2)、電話端末機10からの信号により発信者番号を取得する(ステップS1−3)。
してサービスを提供するための処理である。ここでは、利用者は、コール管理システム20に初めてコールを行なっている場合を想定しているので、このコールに関するコール待ちデータ230が記録されていない(ステップS3−1において「NO」)。そこで、管理コンピュータ21は、図5に示すコール対応処理(ステップS1−4)を継続する。すなわち、管理コンピュータ21は、上記第1、第2実施形態と同様に、発信者番号に基づいて推奨電話番号を特定する(ステップS1−4)。
<推奨電話番号を用いてのコール対応処理>
次に、推奨電話番号の通知を受けた利用者がコールバックを行なった場合の処理を説明する。この場合も、管理コンピュータ21は、図5に示すステップS1−1〜S1−3により発信者番号を取得する。そして、管理コンピュータ21は、このコールについてコール待ちの登録があるかどうかを確認する(ステップS3−1)。具体的には、このコールの発信者番号と、このコールが着信したコール先番号とを含むコール待ちデータ230がコール待ちデータ記憶部23に記録されているかどうかを確認する。
ここでは、コール待ちデータ記憶部23に記録されていないコールよりも対応順番を早くして、そのコールについてのサービス処理を行なう。具体的には、管理コンピュータ21は、コールの早い順にサービス提供順番待ちデータを所定のデータ記憶部(図示せず)に記録する。そして、管理コンピュータ21は、優先サービス処理を行なう電話端末機10を、サービス提供順番待ちの電話端末機10より優先的に依頼処理を行なう。以上によりコール対応処理を終了する。
(5) 本実施形態においては、管理コンピュータ21は、推奨電話番号を使ってコールバックを行った後(ステップS2−7)、コール待ちデータ230をコール待ちデータ記憶部23に登録する(ステップS3−2)。このコール待ちデータ230は、発信者番号、通知時刻及び推奨電話番号に関するデータを含んで構成される。その後、管理コンピュータ21が、利用者からコールバックを受けた場合、コール待ちデータ記憶部23における登録を確認し、通知時刻から所定時間以内の場合には、優先サービス処理を行なう(ステップS4−4)。このため、推奨電話番号を通知された利用者が、推奨電話番号にかけ直してきた場合には、その利用者の処理を優先して実行することができる。従って、利用者は円滑にサービスを受けることができる。
・ 上記第1実施形態では、管理コンピュータ21は、利用者からのコールが推奨電話番号でなかった場合には、コール切断をした後、推奨電話番号を用いてコールバックを行なう。このコールバックは、コール切断後直ちに行なっても良いし、所定の時間経過後に行なっても良い。例えば、コールセンタ15が混雑している場合には、利用者に対するサービス提供が可能になってからコールバックを行なうようにしてもよい。具体的には、管理コンピュータ21は、コール切断時に、発信者番号とそのコール切断時刻とを所定のデータ記憶部に記録する。そして、利用者のサービス処理が完了するたびに、管理コンピュータ21は、コール切断時刻の早い発信者番号を特定し、この順番にコールバックを行なう。これにより、推奨電話番号でコールセンタ15の状況を勘案しながらサービス処理を行なうことができる。
Claims (8)
- 電話発信地域又は通信キャリア種別毎に適したアクセスポイントの推奨電話番号を記録した推奨電話番号データ記憶部と、電話端末機の発信者番号、前記電話端末機に通知した推奨電話番号及びコールバックを行なった通知時刻に関するデータを含むコール待ちデータを記録するコール待ちデータ記憶部と、管理コンピュータとを備えたコール管理システムを用いて利用者の電話端末機からのコールに対応する方法であって、
前記管理コンピュータが、
コールを受けた電話端末機の発信者番号を取得し、この発信者番号に基づいて、その電話端末機の電話発信地域又は通信キャリアを特定し、これに対応する前記推奨電話番号を、前記推奨電話番号データ記憶部から特定する特定段階と、
前記コールを切断する通話切断段階と、
前記発信者番号に対して、前記特定した推奨電話番号を用いてコールバックを行なうコールバック段階と、
着信したコールに基づいてコール待ちデータを前記コール待ちデータ記憶部に記録する記録段階と、
前記通知時刻から所定時間内に、前記コール待ちデータの電話番号から推奨電話番号にコールがあった場合には、このコールに関する依頼を優先して処理する優先処理段階と
を実行することにより、前記推奨電話番号を介して前記電話端末機からの依頼処理を行なうことを特徴とするコール対応処理方法。 - 前記管理コンピュータが、前記コールバックにより前記特定した推奨電話番号を前記電話端末機に通知することを特徴とする請求項1に記載のコール対応処理方法。
- 前記管理コンピュータが前記コールバックにおいて短時間のリンギングを行なうことにより、前記推奨電話番号を前記電話端末機に通知することを特徴とする請求項2に記載のコール対応処理方法。
- 前記電話端末機からのコールが着信したコール先番号を特定し、
前記コール先番号が特定された推奨電話番号である場合には、前記コールを維持して、前記電話端末機からの依頼に基づく処理を実行し、
前記コール先番号が前記特定した推奨電話番号と異なる場合のみに、コールバックを行なうことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のコール対応処理方法。 - 電話発信地域又は通信キャリア種別毎に適したアクセスポイントの推奨電話番号を記録した推奨電話番号データ記憶部と、電話端末機の発信者番号、前記電話端末機に通知した推奨電話番号及びコールバックを行なった通知時刻に関するデータを含むコール待ちデータを記録するコール待ちデータ記憶部と、管理コンピュータとを備え、利用者の電話端末機からのコールに対応するコール管理システムであって、
前記管理コンピュータが、
コールを受けた電話端末機の発信者番号を取得し、この発信者番号に基づいて、その電話端末機の電話発信地域又は通信キャリアを特定し、これに対応する前記推奨電話番号を、前記推奨電話番号データ記憶部から特定する特定手段と、
前記コールを切断する通話切断手段と、
前記発信者番号に対して、前記特定した推奨電話番号を用いてコールバックを行なうコールバック手段と、
着信したコールに基づいてコール待ちデータを前記コール待ちデータ記憶部に記録する記録手段と、
前記通知時刻から所定時間内に、前記コール待ちデータの電話番号から推奨電話番号にコールがあった場合には、このコールに関する依頼を優先して処理する優先処理手段
として機能させることにより、前記推奨電話番号を介して前記電話端末機からの依頼処理を行なうことを特徴とするコール管理システム。 - 前記管理コンピュータが、前記コールバックにより前記特定した推奨電話番号を前記電話端末機に通知することを特徴とする請求項5に記載のコール管理システム。
- 前記管理コンピュータが前記コールバックにおいて短時間のリンギングを行なうことにより、前記推奨電話番号を前記電話端末機に通知することを特徴とする請求項6に記載のコール管理システム。
- 前記電話端末機からのコールが着信したコール先番号を特定し、
前記コール先番号が特定された推奨電話番号である場合には、前記コールを維持して、前記電話端末機からの依頼に基づく処理を実行し、
前記コール先番号が前記特定した推奨電話番号と異なる場合のみに、コールバックを行なうことを特徴とする請求項5〜7のいずれか1つに記載のコール管理システム。
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