JP4490160B2 - 有機薄膜の成膜装置 - Google Patents

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Description

本発明は成膜装置に関し、特に有機薄膜の成膜に用いられる成膜装置に関する。
従来より、有機EL(electroluminescence )膜のような有機薄膜の成膜には図6に示すような成膜装置が用いられている。この成膜装置101は、真空槽103と、真空槽103内部の天井側に配置された基板ホルダ104と、真空槽103内部の底壁側に設けられた第一、第二の容器111、121とを有しており、第一の容器111にドーパントである第一の有機材料を配置し、第二の容器121の容器121内にホストである第二の有機材料を配置した状態で、真空排気系109により真空槽103内を真空排気した後、第一、第二の加熱手段113、123に通電し、第一、第二の容器111、121を加熱すると、第一、第二の容器111、121内部に第一、第二の有機材料の蒸気が発生し、その蒸気が第一、第二の容器111、121の開口から放出される。
第一、第二の容器111、121の開口上には、第一、第二の放出口117、127を有する蒸気放出部材116、126が配置されており、開口から放出された蒸気は第一、第二の放出口117、127を通って真空槽103内部に放出される。
第一、第二の放出口117、127と基板ホルダ104との間には、マスク106が配置されており、第一、第二の有機材料の蒸気はマスク106の開口を通って基板ホルダ104に保持された基板105に到達し、基板105の表面に第一、第二の有機材料の混合物からなる有機薄膜が形成される。
有機薄膜中の第一、第二の有機材料の含有量を所望の割合にするには、第一、第二の放出口117、127から放出される第一、第二の有機材料の蒸気量を所望の割合に制御する必要がある。
放出口の径を大きくすれば、放出される蒸気量も多くなるので、第一、第二の放出口117、127の径を第一、第二の有機材料の蒸気量が所望の割合になる大きさにすれば、第一、第二の有機材料の蒸気量を大まかに制御することができる。
しかしながら、第一、第二の放出口117、127から放出される蒸気量の割合をより正確に制御するには、第一、第二の有機材料の蒸気量を測定し、その測定値に基づいて加熱温度を制御し、第一、第二の容器111、121内部に発生する第一、第二の有機材料の蒸気量を制御する必要がある。
従来の成膜装置101には真空槽103内部のマスク106近傍位置に第一、第二のセンサー130、140が設置されており、第一、第二のセンサー130、140で測定される第一、第二の有機材料の蒸気量に基づき、第一、第二の加熱手段113、123に通電する通電量を制御することで、第一、第二の容器111、121内部に発生する蒸気量を制御することができる。
しかしながら、一般に有機EL膜に含有されるドーパント(第一の有機材料)の含有量は、有機EL膜全体の0.5重量%以上2.0重量%以下と非常に小さく、拡散によって第一のセンサー130に到達する蒸気量が非常に小さくなるため、蒸気量の測定誤差が生じやすい。
第一のセンサー130を第一の放出口117に近づければ、第一の放出口117から放出された蒸気が拡散する前に第一のセンサー130に到達するため、第一のセンサー130に到達する蒸気量が多くなり、第一のセンサー130の検出精度が向上する。
しかしながら、第一のセンサー130を第一の放出口117に近づけると、第一の加熱手段113にも近くなり、輻射熱によって第一のセンサー130が加熱される。第一のセンサー130が加熱によって所定温度以上に昇温すると、熱ドリフトによって測定誤差が大きくなってしまうので、第一のセンサー130を第一の放出口117近傍に配置するのは困難であった。
特開平10−195639号公報
本発明は上記従来技術の不都合を解決するために創作されたものであり、その目的は、第一、第二の有機材料の蒸気量を正確に制御可能な成膜装置を提供することである。
上記課題を解決するために請求項1記載の発明は、真空槽と、第一の有機材料が収容されるべき第一の容器と、第二の有機材料が収容されるべき第二の容器とを有し、前記第一、第二の容器に前記第一、第二の有機材料を配置した状態で、前記第一、第二の有機材料を加熱し、前記第一、第二の有機材料の蒸気が前記第一、第二の容器の第一、第二の開口から前記真空槽内部に放出されると、前記真空槽内部に配置された基板に、前記第一、第二の有機材料の蒸気が到達し、前記基板表面に薄膜が形成されるように構成された成膜装置であって、前記第一の有機材料の蒸気が付着すると、付着量に応じて固有振動数が変化する第一センサーが、前記第一の有機材料の蒸気が到達する位置に配置され、前記第二の有機材料の蒸気が付着すると、付着量に応じて固有振動数が変化する第二のセンサーが、前記第二の有機材料の蒸気が到達する位置であって、前記第一のセンサーと前記第一の開口との間の距離よりも、前記第二のセンサーと前記第二の開口との間の距離が大きくなる位置に配置され、前記第一の開口から、前記第一の有機材料の蒸気が放出される位置の近傍の領域を取り囲む防着板を有し、前記第一のセンサーは前記防着板の外部に設置され、前記防着板に設けられた孔を通過した蒸気を検出する、成膜装置である。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の成膜装置であって、前記第一の開口上には、第一の放出口を有する第一の蒸気調整部材が、前記第一の開口上に前記第一の放出口が位置するように配置され、前記第一の放出口から放出される前記第一の有機材料の蒸気量は、前記第二の開口から放出される前記第二の有機材料の蒸気量よりも小さくなるように構成された成膜装置である。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の成膜装置であって、前記第二の開口上には、第二の放出口を有する第二の蒸気調整部材が、前記第二の開口上に前記第二の放出口が位置するように配置され、前記第二の放出口から放出される前記第二の有機材料の蒸気量は、前記第一の放出口から放出される前記第一の有機材料の蒸気量よりも大きくされた成膜装置である。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の成膜装置であって、前記第一のセンサーは、前記第一のセンサーを冷却するペルチェ素子を有する成膜装置である。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の成膜装置であって、前記第一のセンサーは冷却板に取り付けられ、前記第一のセンサーは前記冷却板に配置された熱媒体によって冷却される成膜装置である。
請求項6記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の成膜装置であって、前記第一のセンサーは冷却板に取り付けられ、前記第一のセンサーは前記第一のセンサーの熱を吸収するペルチェ素子を有し、前記ペルチェ素子が放出する熱は、前記冷却板に吸収される成膜装置である。
本発明は上記のように構成されており、第一のセンサーと第一の開口との距離は、第二のセンサーと第二の開口との距離に比べて短くされているので、第二の有機材料の蒸気に比べて、第一の開口から放出された第一の有機材料の蒸気は第一のセンサーに到達する割合が多い。
従って、第一の開口から放出される第一の有機材料の蒸気量が、第二の開口から放出される第二の有機材料の蒸気量に比べて非常に小さい場合であっても、第一のセンサーに到達する割合が多くなることで、結局到達する蒸気量は多くなるので、特別な高感度なセンサーを用いなくても、第一の有機材料の蒸気量を正確に検出することができる。
センサーの温度が低くなりすぎた場合には冷却を中止する必要があるが、熱媒体だけを用いる冷却手段では、冷却を中止するためには熱媒体をセンサーから離すか、熱媒体の温度を変える必要があり、いずれの場合も冷却を中止するのに時間がかかった。
これに対し、ペルチェ素子を用いた場合はの通電を停止するだけで冷却が中止され、これとは逆にセンサーの温度が高くなりすぎた時には通電を開始するだけで冷却が開始されるので、迅速に冷却を停止又は開始することができる。
第一、第二の放出口の上方に筒状の防着板を設けておき、防着板の開口を基板に向けておけば、第一、第二の放出口から真空槽内部に放出された第一、第二の有機材料の蒸気が、真空槽の内壁に付着するのを低減することができる。
従来の成膜装置では、マスクの近傍位置に蒸気量を検出するセンサーが設けられているのに対し、本願では第一のセンサーが防着板に取り付けられているため、従来に比べて放出口とセンサーとの距離がより短くなるだけではなく、防着板の開口から拡散される前の蒸気が検出されるため、第一のセンサーに到達する蒸気の量が多くなり、検出感度がより高くなる。
本発明によれば、第一のセンサーへ到達する蒸気量が多いので、第一の有機材料の蒸気量が小さい場合であっても、その蒸気量を感度良く検出できる。また、第一のセンサーはペルチェ素子と熱媒体のいずれか一方又は両方で冷却されるので、輻射熱による測定誤差も生じない。
図1の符号1は本発明の成膜装置の一例を示している。成膜装置1は、真空槽3と、基板ホルダ4と、第一、第二の容器11、21と、第一、第二のセンサー30、40とを有している。
基板ホルダ4は真空槽3内部の天井側に配置されており、第一、第二の容器11、21は、第一、第二の開口14、24を基板ホルダ4側に向けた状態で、真空槽11内部の底壁側に配置されている。
真空槽3には真空排気系9が接続されており、真空排気系9を起動すると、真空槽3の内部と共に、第一、第二の容器11、21の内部が真空排気されるように構成されている。
第一、第二の容器11、21の周囲には第一、第二の加熱手段13、23が配置されている。第一、第二の加熱手段13、23は真空槽3外部に配置された第一、第二の制御装置39、49に接続されており、第一、第二の制御装置39、49から第一、第二の加熱手段13、23に通電すると、第一、第二の加熱手段13、23が昇温し、第一、第二の容器11、21が加熱される。
図1は第一、第二の容器11、21に蒸着材料である第一、第二の有機材料15、25をそれぞれ収容した状態を示しており、真空排気系9により真空排気し、真空槽3の内部と、第一、第二の容器11、21の内部に所定圧力の真空雰囲気を形成し、その真空雰囲気を維持しながら、第一、第二の容器11、21を加熱すると、第一、第二の有機材料15、25が蒸発し、第一、第二の容器11、21の内部に第一、第二の有機材料15、25の蒸気が充満する。
第一、第二の開口14、24上には、第一、第二の放出口17、27を有する板状の蒸気調整部材16、26が、第一、第二の放出口17、27が第一、第二の開口14、24上に位置するように取り付けられており、第一、第二の容器11、21の内部に発生した第一、第二の有機材料の蒸気は、第一、第二の開口14、24から放出されると、第一、第二の放出口17、27を通って真空槽3の内部に放出される。
第一、第二の蒸気調整部材16、26上には、筒状の第一、第二の防着板38、48が筒の一端を基板ホルダ4側に向け、他端を第一、第二の放出口17、27に向けた状態で配置されており、第一、第二の放出口17、27から放出された第一、第二の有機材料の蒸気は、第一、第二の防着板38、48の筒の内部を通り、基板ホルダ4側に向けられた端部の開口から放出される。
第一の防着板38には孔37が設けられており、第一の防着板38の外周の孔37近傍位置には第一の冷却板19が取り付けられている。第一のセンサー30は第一の防着板38内部に流れる蒸気を妨げないように、孔37の近傍であって、第一の防着板38の外部の位置で第一の冷却板19に取り付けられている。
図2を参照し、第一のセンサー30は、容器56と、容器56底面に固定された端子31と、容器56の開口に取り付けられた蓋57と、蓋57の容器56の内面側に配置された水晶振動子35とを有している。
第一の防着板38の外壁には凹部18を有する第一の冷却板19が、凹部18の開口を孔37に向けた状態で取り付けられており、容器56は蓋57が開口に向けられらた状態で凹部18の底壁に取り付けられている。端子31の蓋57側に向けられた面には、ばね部材32が取り付けられている。
水晶振動子35は円盤状であって、蓋57側に向けられた面を検出面36、端子31側に向けられた面を電極面34とすると、ばね部材32の先端は水晶振動子35に押し付けられ、水晶振動子35はばね部材32の応力によって保持されるようになっている。
第一のセンサー30は冷却手段50と、冷却手段50を保持する保持部材58とを有している。冷却手段50は、図3に示すように貫通孔52’を有する平板形状にされている。
蓋57には水晶振動子35の検出面36が露出する貫通孔が設けられており、保持部材58は冷却手段50が配置された側の面を蓋57に向けた状態で、検出面36が露出する貫通孔と、冷却手段50の貫通孔52’とが連通するように、ネジ部材59によって第一の冷却板19に密着して固定されている。
保持部材58には冷却手段50の貫通孔52’と連通する貫通孔が設けられており、従って、蓋57の貫通孔と、冷却手段50の貫通孔52’と、保持部材58の貫通孔とは連通して一つの通路52が形成され、該通路52の内部には水晶振動子35の検出面36が露出する。
第一のセンサー30は、通路52内部に露出する検出面36が、孔37に向けられるように位置するので、第一の防着板37の筒内部を通る蒸気のうち、基板ホルダ4の方向に向かうものは筒の開口から真空槽3内部に放出されるが、筒の内壁に向かうものの一部は孔37と通路52を通過し、検出面36に到達すると、検出面36に第一の有機材料が付着する。
検出面36と電極面34には不図示の電極膜が形成されており、検出面36に第一の有機材料が付着すると、水晶振動子35の固有振動数が、付着した有機材料の質量分減少方向に変化する。
上述したばね部材32は導電性を有しており、ばね部材32は端子31内部の不図示のリードに接続されている。従って、電極面34と端子31は電気的に接続され、固有振動数の変化量が電気信号として端子31に伝達される。
端子31は真空槽3外部に配置された第一の制御装置39に接続されており、端子31に伝達された電気信号が第一の制御装置39に伝達されると、第一の制御装置39がその電気信号を第一の有機材料の蒸気量に変換する。
このとき、第一の加熱手段13からの輻射熱によって水晶振動子35が所定温度以上に昇温すると、水晶振動子35の固有振動数が変動し、検出される蒸気量に誤差が生じてしまう。
本発明では蓋57と保持部材58はステンレス鋼のように熱伝導性の高い材料で構成されており、水晶振動子35の熱は先ず蓋57に伝達される。
保持部材58と冷却手段50の間と、冷却手段50と蓋57の間には、In箔のように熱伝導性の高い軟金属フィルム53a、53bが配置されており、軟金属フィルム53a、53bは保持部材58を第一の冷却板19に取り付ける時に圧縮され、保持部材58と冷却手段50との間の隙間と、冷却手段50と蓋57との間の隙間は、軟金属フィルム53a、53bで隙間無く充填された状態になっているので、保持部材58に伝えられた熱は軟金属フィルム53を伝達して冷却手段50側に伝達される。
冷却手段50はペルチェ素子で構成されており、冷却手段50は熱を吸収する吸熱面が蓋57側に向けられ、熱を放熱する放熱面が保持部材58に向けられているので、不図示の電源によって冷却手段50に電流を流すと、蓋57側の軟金属フィルム53aの熱が吸熱面に吸収され、放熱面から保持部材58側の軟金属フィルム53bに放熱される。
上述したように、保持部材58は熱伝導性の高い材料で構成されているので、軟金属フィルム53bに伝達された熱は、更に保持部材58に伝達される。
第一の冷却板19には不図示の冷却管が設けられており、該冷却管の内部には所定温度(例えば23℃)に維持された熱媒体(例えば水)が循環しているので、保持部材58に伝達された熱は第一の冷却板19に吸収され、結果として水晶振動子35が冷却されることになる。
水晶振動子35の近傍位置には不図示の温度センサーが設置されており、温度センサーで測定される温度に基づき、水晶振動子35の温度が一定温度になるように冷却手段50に電流を流す。
例えば冷却手段50に定電流を流す場合について説明すると、温度センサーと冷却手段は不図示の制御装置に接続されており、温度センサーによって測定される温度が所定の温度範囲よりも低くなった時には制御装置が冷却手段50への通電を停止し、水晶振動子35は輻射熱によって昇温する。これとは逆に、水晶振動子35の温度が所定の温度範囲を超えた時には制御装置が冷却手段50への通電を開始し、水晶振動子35が冷却される。
このように、本発明では成膜中に水晶振動子35の温度を所定の温度範囲に維持することで、第一のセンサー30が第一の有機材料の蒸気量を正確に検出することができる。
第二のセンサー40は、上述した第一のセンサー30と同じ構造を有している。真空槽3の内壁には第二の冷却板29が取り付けられており、第一のセンサー40はその検出面46を第二の防着板48の開口に向けられた状態で、第二の防着板48の開口よりも上方位置であって、後述するマスク6の近傍位置で、第二の冷却板29に取り付けられている。
従って、第二の防着板48から放出された第二の有機材料の蒸気のうち、真空槽3の内壁に向かう蒸気の一部は第二のセンサー40の検出面46に到達する。
第二のセンサー40の端子は真空槽3外部に配置された第二の制御装置49に接続されており、検出面46に第二の有機材料が付着し、水晶振動子の固有振動数が変化すると、端子がその変化量を電気信号として第二の制御装置49に伝達し、第二の制御装置49がその電気信号から蒸気量を検出する。
本発明では、第一、第二の放出口17、27から放出される第一、第二の有機材料の蒸気量が所定の割合になるように第一、第二の放出口17、27の径を設定している。
ここでは、第一の有機材料は有機EL膜のドーパント(添加材料)で構成され、第二の有機材料は有機EL膜のホスト(主材料)で構成されており、この場合有機EL膜中の第一の有機材料の必要とされる含有量は、第一、第二の有機材料の合計量の0.5wt%以上2wt%以下と非常に小さく、従って第一の放出口17から放出される第一の有機材料の蒸気量は、第二の放出口27から放出される蒸気量よりも非常に小さくなっている。
第一のセンサー30の検出面36に到達する蒸気量が非常に小さい場合には、蒸気量の測定誤差が非常に大きくなってしまう。
本発明では第二のセンサー40は第二の防着板48の開口よりも上方に取り付けられているのに対し、第一のセンサー30は第一の防着板38の孔37近傍に配置されている。
第一のセンサー30は第二のセンサー40よりも、第一、第二の放出口17、27からの高さが低い位置に取り付けられた分、第一の放出口17との間の距離が、第二のセンサー40と第二の放出口27との間の距離よりも短くなっている。
第一、第二の放出口17、27はそれぞれ第一、第二の開口14、24に近接しており、第一、第二の放出口17、27と、各検出面36、46との間の距離を、第一、第二の開口14、24と、第一、第二のセンサー30、40の間の距離とすると、第一のセンサー30は、第一の開口14との間の距離が短い分、第一の放出口17から蒸気が拡散せずに検出面36に到達する。
従って、第一の放出口17から放出される蒸気量が非常に小さくても、検出面36に到達する蒸気量は多くなるので、結果として第一の有機材料の蒸気量を高い精度で検出することができる。
第一のセンサー30と第一の開口14との距離が短くなると、水晶振動子35に第一の加熱手段13からの輻射熱が多く伝えられるが、上述したように水晶振動子35の温度は冷却手段50によって常に所定の温度範囲にされるので、検出される蒸気量に誤差が生じない。
第一、第二の加熱手段13、23はそれぞれ第一、第二の制御装置39、49に接続されており、第一、第二の制御装置39、49は、検出される第一、第二の有機材料の蒸気量が常に一定の割合になるように、第一、第二の加熱手段13、23への通電量を制御する。
例えば、第一の有機材料の蒸気量が、第二の有機材料の蒸気量対して所定の割合以上に大きくなった時には、第一の制御装置39は第一の加熱手段13の通電量を減らし、第一の加熱手段13の加熱温度を低くして第一の有機材料の蒸発量を小さくする。従って、第一、第二の放出口17、27からは、第一、第二の有機材料の蒸気が、常に所定割合で真空槽3内部に放出されることになる。
第一、第二の放射板38、48の開口と基板ホルダ4との間にはマスク6が配置されており、第一、第二の有機材料の蒸気はマスク6の開口を通って、基板ホルダ4に保持された基板5表面に到達し、基板5表面にマスク6の開口に応じた形状の有機薄膜が成長される。
上述したように、本発明の成膜装置では第一、第二の有機材料の蒸気量の割合が、正確に所定割合に維持されるので、基板5表面には第一、第二の有機材料を所定割合で含有された有機薄膜が成長する。
以上は、保持部材58を第一の冷却板19に密着させることで、保持部材58の熱を第一の冷却板19に伝達させ、水晶振動子35の冷却を行う場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、図4の符号60は本発明に用いる第二例のセンサーを示しており、このセンサー60の保持部材58には冷却管65のような他の冷却手段が設けられている。
冷却管65の内部には水のような熱媒体が循環するようになっており、保持部材58へ伝達された熱は冷却管65に吸収されるので、このセンサー60は第一の冷却板19に取り付けなくても、水晶振動子35を冷却することができる。
また、冷却管65を有するセンサー60を上述した第一の冷却板19に取り付ければ、保持部材58に伝達された熱は、冷却管65だけでなく、第一の冷却板19にも吸収されるので、冷却効率がより高くなる。
該冷却管65の内部に冷却媒体を循環させることで、保持部材58へ伝達された水晶振動子35の熱が吸熱されるようになっている。
以上は、冷却手段50が水晶振動子35の検出面36側に配置される場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
図5の符号70は本発明に用いられる第三例のセンサーを示している。このセンサー70は、図2に示した第一のセンサー30と同じ構造の端子31と、冷却手段50と、水晶振動子35とを有している。
冷却板19には上述した第一例の成膜装置1の場合と同様に凹部18が設けられており、端子31は円柱状であって、上述した冷却手段50の貫通孔52’に挿通された状態で、板状の端子取り付け部76によって凹部18の底壁に固定されている。
このセンサー70は水晶振動子35を保持するセンサーカバー77を有している。センサーカバー77は水晶振動子35を保持する側とは反対側の面に貫通孔を有しており、端子31の先端がその貫通孔から挿通された状態で、ネジ部材79によって端子取り付け部76に固定されている。
水晶振動子35は電極面34が端子31の先端と対向する状態で、センサーカバー77に保持され、端子31の先端に設けられたばね部材32が電極面34に押し付けられている。
センサーカバー77は検出面36が露出する貫通孔72を有しており、有機材料の蒸気はこの貫通孔72を通って検出面36に到達するようになっている。
検出面36に有機材料が付着し、水晶振動子35の固有振動数が変化すると、その変化量を電気信号としてばね部材32が端子31に伝え、端子31が不図示の制御装置に伝達するようになっている。
センサーカバー77は熱伝導性の高い物質で構成されているので、水晶振動子35の熱は先ずセンサーカバー77に伝達される。
冷却手段50は放熱面が端子取り付け部76に向けられ、吸熱面がセンサーカバー77に向けられており、吸熱面とセンサーカバー77の間には、吸熱面とセンサーカバー77の両方に密着する軟金属フィルム53aが配置されているので、冷却手段50に通電すると、センサーカバー77に伝達された熱は軟金属フィルム53aを介して吸熱面に吸収され、放熱面から放熱される。
放熱面と端子取り付け部76との間には、放熱面と端子取り付け部76の両方に密着する軟金属フィルム53bが配置されているので、放熱面から放熱される熱は軟金属フィルム53bを介して端子取り付け部76に伝達される。
端子取り付け部76は熱伝導性の高い物質で構成されており、冷却板19に密着して取り付けられているので、端子取り付け部76に伝達された熱は冷却板19に速やかに吸収される。このセンサー70では、冷却手段50の放熱面が冷却板19側に向けられているので、冷却手段50の放出する熱を効率良く冷却板19に伝達することができる。
以上は熱媒体として水を用いる場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、熱媒体としてはアンモニア、ナトリウム、カリウム、フロンなど種々のものを用いることができる。
ペルチェ素子は第一のセンサーだけに設けても良いし、第一、第二のセンサーの両方に設けてもよい。
以上は、ペルチェ素子に定電流を流す場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ペルチェ素子に流す電流量を変えることも可能である。ペルチェ素子に流す電流量が多くなれば吸熱量も増えるので、例えば、温度センサーで検出される水晶振動子35の温度が所定温度よりも高くなった場合には、ペルチェ素子に流す電流量を多くして吸熱量を大きくし、水晶振動子35の温度が所定温度よりも低くなったときにはペルチェ素子に流す電流量を小さくして吸熱量を小さくすることで、水晶振動子35を所定温度に維持することもできる。
本発明に用いるペルチェ素子は特に限定されるものではない。本発明に用いることのできるペルチェ素子の一例について述べると、その特性はImax(最大電流)が4A、Vmax(最大電圧)が3.2V、Qmax(最大吸熱量)が6.9V、Δtmax(吸熱面と放熱面の最大温度差)が72℃である。
以上は、保持部材58や蓋57のような熱を伝達する部材と、ペルチェ素子50との間に軟金属フィルム53a、53bを配置せず、ペルチェ素子と熱を伝達する部材とを直接密着させてもよい。
以上は、第一、第二の開口14、24の上方に第一、第二の防着板38、48を配置する場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、第一、第二の開口14、24上に防着板を設けない場合や、第一、第二の開口14、24のいずれか一方の上だけに防着板を配置する場合も本発明には含まれる。
以上は、第一、第二の開口14、24上に第一、第二の蒸気調整部材16、26を配置し、蒸気の放出量が所望の割合になるように第一、第二の放出口17、27の径を設定する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、第一、第二の開口14、24上に蒸気調整部材16、26を配置させず、蒸気の放出量が所望の割合になるように第一、第二の開口14、24の径を設定してもよい。
以上は、第一の有機材料の蒸気量が第二の有機材料の蒸気量対して所定の割合以上に大きくなった時には、第一の加熱手段13の通電量を減らし、第一、第二の有機材料の蒸気量を一定の割合にする場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、第一の有機材料の蒸気量が第二の有機材料の蒸気量対して所定の割合以上に大きくなった時には、第二の加熱手段23への通電量を増やし、第二の有機材料の蒸発量を多くすることで、真空槽3内部に供給される第一、第二の有機材料の蒸気量を一定の割合に制御することもできる。要するに、本発明は検出される蒸気量に基づき、第一、第二の加熱手段13、23への通電量を制御することで、真空槽3内に供給される第一、第二の有機材料の蒸気量を所定の割合に制御するものである。
以上は本発明の成膜装置を用いて有機EL膜を成膜する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明の成膜装置は、2種類以上の有機材料が所定割合で含有された種々の有機薄膜を成膜することができる。
本発明の成膜装置の一例を説明する断面図 本発明に用いるセンサーの第一例を説明する断面図 本発明に用いる冷却手段の一例を説明する斜視図 本発明に用いるセンサーの第二例を説明する断面図 本発明に用いるセンサーの第三例を説明する断面図 従来技術の成膜装置を説明する断面図
符号の説明
1……成膜装置 3……真空槽 4……基板ホルダ 5……基板 11……第一の容器 13……第一の加熱手段 15……第一の有機材料 16……第一の蒸気調整部材 17……第一の放出口 19……第一の冷却板 21……第二の容器 23……第二の加熱手段 25……第二の有機材料 26……第二の蒸気調整部材 27……第二の放出口 29……第二の冷却板 30……第一のセンサー 35……水晶振動子 36……検出面 38……第一の防着板 39……第一の制御装置 40……第二のセンサー 48……第二の防着板 49……第二の制御装置 50……ペルチェ素子(冷却手段) 53a、53b……軟金属フィルム

Claims (6)

  1. 真空槽と、第一の有機材料が収容されるべき第一の容器と、第二の有機材料が収容されるべき第二の容器とを有し、
    前記第一、第二の容器に前記第一、第二の有機材料を配置した状態で、前記第一、第二の有機材料を加熱し、前記第一、第二の有機材料の蒸気が前記第一、第二の容器の第一、第二の開口から前記真空槽内部に放出されると、前記真空槽内部に配置された基板に、前記第一、第二の有機材料の蒸気が到達し、前記基板表面に薄膜が形成されるように構成された成膜装置であって、
    前記第一の有機材料の蒸気が付着すると、付着量に応じて固有振動数が変化する第一センサーが、前記第一の有機材料の蒸気が到達する位置に配置され、
    前記第二の有機材料の蒸気が付着すると、付着量に応じて固有振動数が変化する第二のセンサーが、前記第二の有機材料の蒸気が到達する位置であって、前記第一のセンサーと前記第一の開口との間の距離よりも、前記第二のセンサーと前記第二の開口との間の距離が大きくなる位置に配置され
    前記第一の開口から、前記第一の有機材料の蒸気が放出される位置の近傍の領域を取り囲む防着板を有し、
    前記第一のセンサーは前記防着板の外部に設置され、前記防着板に設けられた孔を通過した蒸気を検出する、
    成膜装置。
  2. 前記第一の開口上には、第一の放出口を有する第一の蒸気調整部材が、前記第一の開口上に前記第一の放出口が位置するように配置され、前記第一の放出口から放出される前記第一の有機材料の蒸気量は、前記第二の開口から放出される前記第二の有機材料の蒸気量よりも小さくなるように構成された請求項1記載の成膜装置。
  3. 前記第二の開口上には、第二の放出口を有する第二の蒸気調整部材が、前記第二の開口上に前記第二の放出口が位置するように配置され、前記第二の放出口から放出される前記第二の有機材料の蒸気量は、前記第一の放出口から放出される前記第一の有機材料の蒸気量よりも大きくされた請求項2記載の成膜装置。
  4. 前記第一のセンサーは、前記第一のセンサーを冷却するペルチェ素子を有する請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の成膜装置。
  5. 前記第一のセンサーは冷却板に取り付けられ、前記第一のセンサーは前記冷却板に配置された熱媒体によって冷却される請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の成膜装置。
  6. 前記第一のセンサーは冷却板に取り付けられ、
    前記第一のセンサーは前記第一のセンサーの熱を吸収するペルチェ素子を有し、
    前記ペルチェ素子が放出する熱は、前記冷却板に吸収される請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の成膜装置。
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