JP4489245B2 - 画像処理装置とその制御方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ディジタルカメラ等の電子的撮像装置に用いられる画像処理装置、特に複数の色成分をもつディジタル画像データに対し、異なる空間的な画像処理を並列に実行する画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像データを複数段直列に接続された空間的な画像処理によって、パイプライン的に処理する画像処理装置は、先に本件発明者等が特願平11−120920号で提案している。
【0003】
次に、上記先に提案した画像処理装置において、複数の色成分画像、例えばY,Cb ,Cr の各画像を、それぞれ演算に必要なデータ数の異なる処理ブロックで並列に処理する例について説明する。図14は、フレームメモリ101 から読み出した Bayer画像データを、YC生成ブロック102 によりY,Cb ,Cr の各成分の画像信号に分離し、Y信号に対しては Cubic補間処理と称する16点補間処理ブロック103 により、Cb 及びCr 信号に対しては4点補間処理ブロック104 ,105 により画像信号の補間処理を行い、RGBマトリクス変換ブロック106 によりRGBの各信号に変換するデータフロー処理を行う画像処理回路を示している。ここで、 Cubic補間処理は、図15に示すように、A〜Rの周囲16点の画像データからZ位置の画像データを補間する処理であり、4点補間処理は図16に示すように、A〜Dの周囲4点の画像データからZ位置の画像データを補間する処理である。フレームメモリ101 から、YC生成ブロック102 へ入力される画像データは、図17,図18に示すように、行方向もしくは列方向にある一定の長さのデータを単位として読み出され、この単位でパイプライン処理されるようになっている。
【0004】
次に、 Cubic補間処理及び4点補間処理について詳細に説明する。図19は Cubic補間処理ブロック103 の構成の従来例を示すブロック図である。 Cubic補間処理には、図15に示すように4ライン分の原画像データが必要であるため、補間処理時に読み出す4ラインと処理中に前段ブロック(YC生成ブロック)からの入力データをバッファリングするための1ラインの、計5ライン分の入力バッファ103-1と演算部103-2をもつ構成になっており、これによりライン単位でのパイプライン処理を行う。図20は4点補間処理ブロック104 ,105 の構成の従来例を示しており、この補間処理ブロックは3ライン分の入力バッファ104-1と演算部104-2をもつ構成となっている。
【0005】
このような構成の補間処理ブロックで処理を行った場合、図21に示すようなタイミングで処理が行われる。図21において、Rは入力バッファからのデータ読み出し、Wはデータ書き込みを表している。また破線間の時間は、1ラインのデータが入力される時間である。 Cubic補間処理に関しては、入力バッファ103-1の1〜4ライン目までに順次入力データが書き込まれ、5ライン目を書き込むと同時に、1〜4ライン目のデータを読み出して演算を行い出力する。一方、4点補間処理に関しては、入力バッファ104-1の1,2ライン目に順次入力データが書き込まれ、3ライン目を書き込むと同時に、1,2ライン目のデータを読み出して演算を行い出力する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のように Bayer画像データをYC生成ブロック102 によりY,Cb ,Cr の各成分の画像信号に分離し、Y信号に対して Cubic補間処理、Cb,Cr 信号に対して4点補間処理を行った場合、図21に示すように、 Cubic補間処理と4点補間処理とで出力のタイミングがずれるため、後段のRGBマトリクス変換ブロック106 に対して、そのままデータを入力することはできず、4点補間処理の出力を遅延させる必要がある。また、図22の(A),(B)に示すように、 Cubic補間処理と4点補間処理の出力は、厳密には座標が一致しない。よって、4点補間処理の出力を1ライン遅延させるための装置を設けるなどして、出力のタイミングを合わせる必要がある。また、その場合においても、 Cubic補間処理出力の1ライン目、すなわち図22の(B)に示す4点補間画像におけるハッチングを施したデータ列の座標位置に相当するラインは、実際にはデータが出力されないため、RGBマトリクス変換ブロックからの出力は1ライン目は正しい出力とはならない。したがって、RGBマトリクス変換ブロックからの出力を1ライン分マスキングするための装置が必要である。
【0007】
このように、処理に必要なデータ数の異なる処理ブロックによる並列処理においては、データを同期させるための機構が必要となる。しかしながら、従来提案の画像処理装置には、処理に必要なデータ数の異なる画像処理ブロック間の出力を時間的空間的に同期させる構成に関して考慮がなされていない。
【0008】
本発明は、先に提案した画像処理装置における上記問題点を解消するためになされたもので、請求項1に係る発明は、処理に必要なデータ数の異なる、複数の画像処理ブロックが並列動作するものにおいて、各画像処理ブロック間の出力を同期させるかどうかを容易に且つ柔軟に切り換えられるようにした画像処理装置を提供することを目的とする。請求項2に係る発明は、請求項1に係る画像処理装置における画像処理回路を構成するバッファ回路の全容量を見かけ上増やして、バッファ回路を無駄なく使用することができるようにすることを目的とする。請求項3に係る発明は、請求項2に係る画像処理装置において、画像処理回路を構成するバッファ回路から読み出す画像データの開始位置を変更し、画像処理回路が出力する画像データの空間的な位置を変更できるようにすることを目的とする。請求項4に係る発明は、並列動作の画像処理回路間の時間的並びに空間的同期をとることが可能な画像処理装置を提供することを目的とする。請求項5に係る発明は、並列動作の画像処理回路間の時間的並びに空間的同期をとらせる画像処理装置の制御方法を提供することを目的とする。
【0009】
また請求項6に係る発明は、請求項4に係る画像処理装置において、装置の規模や消費電力を抑えるように構成することを目的とする。請求項7に係る発明は、請求項6に係る画像処理装置において、補間処理性能の向上と消費電力の低減のいずれを優先させるかを選択できるように構成することを目的とする。請求項8に係る発明は、請求項7に係る画像処理装置において、Y,Cb ,Cr 信号の補間処理を各補間処理ブロックで並列処理して、TIFF画像とJPEG画像とを選択的に出力できるように構成することを目的とする。請求項9に係る発明は、請求項8に係る画像処理装置の制御方法において、Y信号を Cubic補間処理ブロック又は4点補間処理ブロックで補間処理する場合でも、その切り換え並びにCb ,Cr 信号補間処理ブロックとの同期を容易に行え、TIFF画像を出力させることが可能な制御方法を提供することを目的とする。請求項10に係る発明は、請求項8に係る画像処理装置の制御方法において、Y信号を Cubic補間処理ブロック又は4点補間処理ブロックで補間処理してJPEG画像を出力する際に、最速のタイミングで画像データを出力させることが可能な制御方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するため、請求項1に係る発明は、周期的にデータの区切りを表すマーカ信号が付加された画像データ信号が自己の入力部に供給されるようになされ、該入力部に供給される上記画像データ信号を所定のアドレス順に一定量一時的に蓄積し、該蓄積された画像データ信号を自己の出力部から順次出力するようになされたバッファ回路と、上記バッファ回路に供給される上記画像データ信号を自己の第1の入力部で受け且つ外部から別途に供給されるデータ量初期値設定信号を自己の第2の入力部で受け、上記第1の入力部及び第2の入力部で受けた各信号に依拠して、上記バッファ回路に蓄積されるデータ量に対して上記第2の入力部で受けた当該データ量初期値に応じた一定の対応関係を有するデータ量検出信号を出力するようになされたデータ量検出手段と、該データ量検出手段から出力されるデータ量検出信号に応じて、上記バッファ回路に蓄積された上記画像データ信号を、所定のアドレスから順次読み出すための指令信号を該バッファ回路に供給する制御手段とを有する遅延回路要素を含んでなる画像処理回路を備えた画像処理装置であって、上記データ量検出手段の第2の入力部に供給するデータ量初期値設定信号の値を選択することによって、上記バッファ回路の入力部に供給される当該画像データ信号が出力部から出力されるに至る伝達特性に関して所望の遅延が得られるように構成されていることを特徴とするものである。
【0011】
上記構成の画像処理装置における、周期的にデータの区切りを表すマーカ信号が付加された画像データ信号には、図2に示した実施の形態におけるデータ有効信号の重畳された画像データが対応する。またバッファ回路には図3に示した実施の形態における入力バッファが対応し、データ量検出手段にはデータ量計数器が対応し、制御手段には入力バッファコントローラが対応する。
【0012】
そして、上記構成の画像処理装置においては、データ量検出手段は、データの区切りを表すマーカ信号を用いてバッファ回路内のデータ量を検出してデータ量検出信号を発生し、このデータ量検出信号値に応じて、バッファ回路から蓄積された画像データが読み出される。すなわち、データ量検出信号値がある範囲の値をとるとき、バッファ回路から画像データ信号が読み出される。そして、データ量初期値を変更することで、このデータ量検出信号の値に至るまでの時間を変更することができ、その結果、バッファ回路の入出力の伝達特性に関して所望の遅延を得ることが可能となる。したがって、複数の画像処理回路を用いて並列動作させる際に、各画像処理回路間の出力を同期させるか否かを容易に且つ柔軟に切り換えられるようにした画像処理装置を実現することが可能となる。
【0013】
請求項2に係る発明は、請求項1に係る画像処理装置において、上記画像処理回路は、上記バッファ回路に供給される上記画像データ信号を自己の第1の入力部で受け且つ外部から別途に供給される残容量初期値設定信号を自己の第2の入力部で受け、上記第1の入力部及び第2の入力部で受けた各信号に依拠して、上記バッファ回路に蓄積可能な残容量に対して上記第2の入力部で受けた当該残容量初期値に応じた一定の対応関係を有する残容量信号を出力するようになされた残容量検出手段を更に備え、上記制御手段は、上記データ量検出手段からのデータ量検出信号及び上記残容量検出手段からの残容量信号に基づいて、上記バッファ回路に蓄積された上記画像データ信号を所定のアドレスから順次読み出すための指令信号と、上記バッファ回路に上記画像データ信号を所定のアドレス順に蓄積するための指令信号とを、該バッファ回路に供給するように構成されていることを特徴とするものである。
【0014】
上記構成の画像処理回路における残容量検出手段には、図3に示した実施の形態における空き容量計数器が対応する。そして、上記のように構成された画像処理装置においては、残容量検出手段は、データの区切りを表すマーカ信号を用いてバッファ回路内の残容量を検出して残容量検出信号を発生し、この残容量検出信号値に応じて、バッファ回路への画像データ信号の書き込みが行われる。すなわち、残容量があれば、バッファ回路に画像データ信号が書き込まれる。そして、残容量初期値を変更することで、バッファ回路の全容量を見かけ上増やすことができる。バッファ回路の容量を見かけ上増やした場合、一度蓄積された画像データ信号の上に更に画像データ信号を上書きすることが可能となるので、入力されるものの処理に不必要なデータを上書きさせることで、バッファ回路を無駄なく使用することができる。
【0015】
請求項3に係る発明は、請求項2に係る画像処理装置において、上記制御手段は、更に上記バッファ回路に対し読み出し開始アドレスを指定する読み出し位置指定信号を受けて、上記データ量検出信号及び上記残容量検出信号並びに前記読み出し位置指定信号に基づいて、上記バッファ回路に蓄積された上記画像データ信号を、所定のアドレスから順次読み出すための指令信号を該バッファ回路に供給するように構成されていることを特徴とするものである。
【0016】
上記構成の画像処理装置における読み出し位置指定信号には、図3に示した実施の形態における入力バッファコントローラに入力されている読み出し初期位置指定信号が相当する。そして、上記のように構成された画像処理装置においては、読み出し位置指定信号は、バッファ回路の読み出し開始アドレスを指定しており、この読み出し位置指定信号を変更することで、バッファ回路から読み出す画像データの開始位置を変更することができる。これにより、実際の処理に使用される画像の開始位置を変更して、当該画像処理回路が出力する画像データの空間的な位置を変更できる。
【0017】
請求項4に係る発明は、複数段直列に接続された空間的画像処理を行う処理ブロックにより、パイプライン的に画像データを処理する画像処理装置であって、上記処理ブロックのうち少なくとも1つは前記請求項1に係る画像処理回路を複数並列に動作するように配設したもので構成されていることを特徴とするものである。
【0018】
この構成の画像処理装置には、図1及び図4に示す実施の形態が対応する。そして、複数段直列に接続された空間的画像処理を行う処理ブロックには、図1における第1処理ブロック、第(2−1)処理ブロック〜第(2−3)処理ブロック,第(3−1)処理ブロック〜第(3−3)処理ブロック、第(n−1)処理ブロック〜第(n−3)処理ブロックが対応し、また図4においては、YC生成処理ブロックや、 Cubic補間処理ブロック、4点補間処理ブロック、JPEG圧縮処理ブロック、RGBマトリクス変換ブロックが対応する。また、複数並列に動作する画像処理回路は、図1においては第(2−1)〜(2−3)処理ブロックや第(3−1)〜(3−3)処理ブロックや第(n−1)〜(n−3)処理ブロックの組であり、図4においては Cubic補間処理ブロックと4点補間処理ブロックからなる補間処理ブロックである。
【0019】
請求項5に係る発明は、上記請求項4に係る画像処理装置の制御方法において、上記複数並列に動作するように配設された画像処理回路に供給される上記データ量初期値設定信号と上記残容量初期値設定信号と上記読み出し位置指定信号の設定により、上記複数並列に動作するように配設された画像処理回路が出力する画像データ信号を時間的空間的に同期するように制御することを特徴とするものである。
【0020】
この請求項5に係る制御方法には、図5及び図7に示す動作モードにおけるデータ量、空き容量、読み出し位置の各初期値の設定方法が対応し、また図11及び図13のタイミングチャートで示す各初期値を設定する方法が対応する。
【0021】
そして、上記請求項4に係る画像処理装置及び請求項5に係るその制御方法によれば、データ量初期値と残容量初期値を適当に設定することにより、バッファ回路からのデータの読み出しと書き込みのタイミングを変更して、並列に動作している各画像処理回路間の時間的同期をとることが可能となる。また、読み出し位置の初期値を設定することで、空間的同期をとることが可能となる。
【0022】
請求項6に係る発明は、請求項4に係る画像処理装置において、上記複数段直列に接続された空間的画像処理を行う処理ブロックとして、少なくともYC生成処理ブロック、補間処理ブロック、RGBマトリクス変換ブロック、JPEG処理ブロックを備え、上記補間処理ブロックは、少なくともそれぞれ1つ以上の Cubic補間処理ブロックと4点補間処理ブロックを含み、それらが並列に動作するように構成されていることを特徴とするものである。また請求項7に係る発明は、請求項6に係る画像処理装置において、上記補間処理ブロックは、1つの Cubic補間処理ブロックと3つの4点補間処理ブロックをもち、 Cubic補間処理ブロックと4点補間処理ブロックを選択的に用いて輝度信号(Y信号)を補間処理し、4点補間処理ブロックを用いて色信号(Cb ,Cr 信号)を補間処理するように構成されていることを特徴とするものである。
【0023】
これらの請求項6,7に係る画像処理装置には、図4に示す実施の形態が対応し、上記構成により、Cb ,Cr 信号を4点補間処理することで、全てを Cubic補間処理することに比べて装置の規模や消費電力を押さえることができる。また、Y信号に関しては Cubic補間処理と4点補間処理を選択でき、これにより性能と消費電力のどちらを優先させた処理を行うか選択することが可能となる。
【0024】
請求項8に係る発明は、請求項7に係る画像処理装置において、少なくともTIFF画像出力モードとJPEG画像出力モードを選択できるように構成され、TIFF画像出力モード選択時においては、YC生成処理ブロックでY,Cb ,Cr 信号に分離し、Y信号は Cubic補間処理ブロック又は4点補間処理ブロックで、Cb ,Cr 信号は4点補間処理ブロックでそれぞれ並列に処理し、この補間処理出力をRGBマトリクス変換ブロックで原色(RGB)画像に変換し、JPEG画像出力モード選択時においては、YC生成処理ブロックでY,Cb ,Cr信号に分離し、Y信号は Cubic補間処理ブロック又は4点補間処理ブロックで、Cb ,Cr 信号は4点補間処理ブロックでそれぞれ並列に処理し、この補間処理出力をJPEG処理ブロックでJPEG画像に変換するように構成されていることを特徴とするものである。
【0025】
また請求項9に係る発明は、上記請求項8に係る画像処理装置の制御方法において、Y信号を Cubic補間で処理してTIFF画像を出力する場合には、前記請求項5記載の複数並列に動作するように配設された画像処理回路が出力する画像データ信号を時間的空間的に同期させる制御方法で Cubic補間処理ブロックと2つの4点補間処理ブロックとの同期をとり、Y信号を4点補間で処理してTIFF画像を出力する場合には、前記請求項5記載の同期制御方法で3つの4点補間処理ブロックの同期をとることを特徴とするものである。
【0026】
上記請求項8に係る画像処理装置の構成には、図4に示した実施の形態において、図5,図6,図7及び図8に示す動作モードで動作させる場合の構成に対応し、請求項9に係る画像処理装置の制御方法には、図5及び図7に示す各動作モードにおいて、図11及び図13のタイミングチャートの各初期値を設定する制御方法が対応する。
【0027】
上記のように構成された画像処理装置及びその制御方法においては、データ量初期値、残容量初期値、読み出し位置初期値を適宜設定することで、 Cubic補間処理と4点補間処理の出力を時間的空間的に同期させることができる。補間処理ブロックの処理が Cubic補間処理と4点補間処理の組み合わせから、全て4点補間処理の組み合わせになっても、上記データ量、残容量、読み出し位置の各初期値を設定変更することで、同期をとることが可能であり、特殊な装置を必要とすることもなく容易に切り換えが可能である。
【0028】
請求項10に係る発明は、上記請求項8に係る画像処理装置の制御方法において、Y信号を Cubic補間で処理してJPEG画像を出力する場合には、 Cubic補間処理ブロックと2つの4点補間処理ブロックの同期をとらず、Y信号を4点補間で処理してJPEG画像を出力する場合には、3つの4点補間処理ブロックの同期をとらないで出力制御することを特徴とするものである。この請求項に係る画像処理装置の制御方法には、図6及び図8に示す動作モードにおける、上記データ量、残容量、読み出し位置の各初期値設定方法が対応する。図6の動作モードにおける上記各初期値の設定は、図12に示すタイミングチャートが対応する。
【0029】
上記構成の画像処理装置の制御方法においては、最終処理がJPEG処理で、 Cubic補間処理と4点補間処理の同期が必要ない場合においても、上記各初期値の設定を変更するだけで、 Cubic補間処理と4点補間処理の同期を考慮せずに、各ブロックから最速のタイミングで画像データを出力させるように制御することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
次に、実施の形態について説明する。まず、本発明に係る画像処理装置の概念的な実施の形態を図1に基づいて説明する。本発明に係る画像処理装置においては、バス6に接続された各部の制御を行うCPU5の制御により、CCD撮像素子1からの撮像信号をプリプロセス回路2で処理した信号を、バス6を介してフレームメモリ3へ一旦記憶し、次いでフレームメモリ3から読み出した画像データをバス6を介して、第1処理ブロック11へ入力し空間的な画像処理がなされ、3つの画像成分に分離して出力される。これらの画像データは、以後加えたい画像処理の種類に応じて、接続切り換えブロック17を介して接続された、第(2−1)処理ブロック12-1乃至第(n−3)処理ブロック14-3のうちの幾つかのブロックで、空間的な画像処理がなされ、最終的にはJPEG圧縮ブロック15もしくはRGBマトリクス変換ブロック16により処理され、バス6を介してフレームメモリ3もしくはメモリカード4へ書き込まれるようになっている。
【0031】
接続切り換えブロック17による画像データ信号経路の変更は、処理モードの設定に応じてCPU5の制御により、接続切り換えブロック17内の接続を変更することによりなされる。また、図1に示した画像処理装置に入力し、処理される画像データの形式は、従来例と同様に図17,図18に示すように、行方向もしくは列方向に一定の長さのデータを単位とするようになされる。各画像処理ブロックに入力される画像データは、図2に示すように、1ラインのデータ有効期間を表すデータ有効信号と重畳されて、1ラインずつ順次入力される。
【0032】
ここで、JPEG圧縮処理及びRGBマトリクス変換処理を行う各ブロック15,16は、共に3成分の信号を入力し処理を行う。このとき、JPEG圧縮ブロック15では各入力が同期する必要はないが、RGBマトリクス変換ブロック16では全ての入力が同期している必要がある。
【0033】
次に、第(2−1)処理ブロック12-1〜第(n−3)処理ブロック14-3の各画像処理ブロックの詳細な構成を、図3を用いて説明する。各画像処理ブロックは、前段ブロックからの入力データを蓄積するための入力バッファ21,入力バッファ21から読み出されたデータに空間的画像処理を施す演算部22,入力バッファ21内のデータ量を計数するデータ量計数器23,入力バッファ21の空き容量を計数する空き容量計数器24,入力バッファコントローラ25により構成されている。
【0034】
入力バッファ21は、当該処理ブロックが処理に必要となるデータのライン数以上の容量を備えており、ライン1から順にデータが書き込まれ、ラインnまで書き込まれた後は、またライン1から順にデータが書き込まれる。データ量計数器23は、データに重畳されて入力されるデータ有効信号によりインクリメントされ、入力バッファ21から演算部22へデータが移送されると、その際消費され無効データとなったデータライン数が減算されるアップダウンカウンタである。空き容量計数器24は、前記データ有効信号によりデクリメントされ、入力バッファ21から演算部22へデータが移送されると、その際消費され無効データとなったデータライン数が加算されるアップダウンカウンタである。
【0035】
入力バッファコントローラ25は、上記2つの計数器23,24から出力されるデータ量、空き容量、及び入力バッファ21からの読み出し開始位置の情報を基に、入力バッファ21のアクセスをコントロールするようになっている。データ量が当該処理ブロックの処理必要ライン数以上の場合、入力バッファ21からデータを読み出し演算部22へ移送する。また、空き容量が0以下の場合、前段処理ブロックからの書き込みを禁止する。入力バッファ21からのデータ読み出しアドレスは、読み出し開始位置に基づいて発行される。該読み出し開始位置は、入力バッファ21中の何番目のラインからデータを読み出すか、及び各ラインの先頭から何番目のデータから読み出すかに関する情報を表し、入力バッファ21からデータを読み出す毎に、次に読み出す位置を指すように入力バッファコントローラ25の内部で更新される。
【0036】
前記2つの計数器23,24と読み出し開始位置には、それぞれ初期値を設定できるようになっており、これらを変更することにより、出力のタイミング、座標位置を変更することができる。したがって、並列に動作している画像処理ブロック間で、これらの初期値を適当に設定することにより、出力を同期させることが可能となる。なお、これらの各初期値は、CPU5により各画像処理ブロックに対し設定されるようになっている。
【0037】
次に、本発明に係る画像処理装置の具体的な実施の形態を図4に基づいて説明する。なお、この図4に示す具体的な実施の形態において、図1の概念図に示した画像処理装置と同一の構成要素には同一の符号を付して示している。この具体的な実施の形態では、画像処理ブロックとして、YC生成処理ブロック31, Cubic補間処理ブロック32,3つの4点補間処理ブロック33,34,35で構成しているものを示している。
【0038】
次に、このように構成した具体的な画像処理装置の動作について説明する。この実施の形態の画像処理装置は、いくつかの動作モードを備えており、その内の一つは、図5に示したデータフローで表される画像データ処理態様、すなわち、 Cubic補間処理ブロックと2つの4点補間処理ブロック33,34を用い、Y画像信号を Cubic補間により、Cb ,Cr 画像信号を4点補間により補間処理した後、RGBマトリクス変換処理を行うモードである。図6に示すデータフローは、図5に示したデータフローにおける補間処理後のデータを、RGBマトリクス変換ブロック16で処理する代わりに、JPEG圧縮ブロック15で処理するモードである。図7に示すデータフローは、補間処理をY,Cb ,Cr 全ての画像信号について4点補間処理ブロック33,34,35で行った後、RGBマトリクス変換ブロック16で処理を行うモードである。図8のデータフローは、補間処理をY,Cb ,Cr 全てについて4点補間処理ブロック33,34,35で行った後、JPEG圧縮ブロック15で処理を行うモードである。
【0039】
これらの動作モードのうち、図5及び図7に示す動作モードにおいては、補間処理の出力データは同期して出力される。それ以外の図6及び図8に示す動作モードにおいては、補間処理の出力は各補間処理ブロックにおいて補間処理が可能になった時点、すなわち最も速いタイミングで出力される。
【0040】
次に、 Cubic補間処理ブロック及び4点補間処理ブロックの構成について説明する。 Cubic補間処理ブロックは、従来例と同じで、図19に示すように5ライン分の入力バッファをもつ構成となっており、一方、4点補間処理ブロック40は、図9に示すように4ライン分の入力バッファ41と演算部42とをもつ構成であり、図20に示した従来例のものよりも1ライン分多い入力バッファを用いて構成している。
【0041】
これにより、 Cubic補間処理と4点補間処理を同期させる場合、4点補間の処理を1ライン期間遅らせることが可能となる。なお、図19,図9においては、演算部と入力バッファのみを示し、補間処理ブロックを構成する他の構成要素は図3に示した構成に準じており、図示を省略する。
【0042】
次に、図5に示した動作モードにおける、 Cubic補間処理及び4点補間処理におけるデータ量、空き容量及びバッファ読み出し開始位置の初期値設定と同期出力の動作について説明する。以下の説明では、読み出し開始位置を次のように定義する。読み出し開始位置が(m,n)のとき、入力バッファのmライン目から処理の必要ライン数分のバッファのデータを読み出す。このとき、各ラインの先頭からn番目以降のデータを読み出す。入力バッファが図10に示される構成で、処理の必要ライン数が3の場合を例にとり詳しく説明する。
【0043】
図10に示す入力バッファに対して、読み出し位置(2,3)から読み出す場合、
L23,L33,L43
L24,L34,L44
・・・・・・
L2m,L3m,L4m
のようにデータを読み出す。また、入力バッファにはデータが循環して記憶されていくので、読み出し開始位置が(n,1)の場合、
Ln1,L11,L21
Ln2,L12,L22
・・・・・・
Lnm,L1m,L2m
のようにデータが読み出されることになる。
【0044】
さて、本実施の形態に係る画像処理装置において、 Cubic補間処理と4点補間処理の出力を同期させる場合、データ量、空き容量及び読み出し位置の各初期値を次のように設定する。
(1)(処理に必要なライン数−データ量初期値)が Cubic補間処理と4点補間処理とで等しくなるように、データ量初期値を設定する。
(2) Cubic補間処理と4点補間処理で同じ空間座標の画像から出力されるように、読み出し初期位置を設定する。
(3)(入力バッファの全ライン数+実際に入力されるデータラインのうち使用しないラインの数)を空き容量初期値に設定する。
【0045】
そして、 Cubic補間処理を基準に4点補間処理の初期値を決定する。 Cubic補間処理の初期値は、以下のようになる。
データ量初期値=0、読み出し初期位置=(1,1)、空き容量初期値=5
ここで、処理に必要なライン数−データ量初期値=4−0=4から、4点補間処理のデータ量初期値xは、処理に必要なライン数−データ量初期値=2−x=4より、x=−2と求まる。
【0046】
更に、図22に示したように、 Cubic補間処理と4点補間処理では入力画像に対して補間処理を開始できる位置が異なる。入力画像左上の座標を(0,0)とすると、 Cubic補間処理の開始可能位置は(1,1)、4点補間処理の開始可能位置は(0,0)となる。したがって、4点補間処理は水平垂直方向共に1画素ずれた場所から補間処理を開始するために、2,3ライン目のバッファの、先頭から2番目のデータから読み出しを開始できるように、読み出し初期位置=(2,2)と設定する。また、2,3ライン目のバッファからデータを読み出すことから、1ライン目のバッファに格納されたデータは使用されない。したがって、(入力バッファの全ライン数+実際に入力されるデータラインのうち使用しないラインの数)=4+1=5より、空き容量の初期値は5と設定する。
【0047】
以上の設定における、 Cubic補間処理及び4点補間処理の初期動作タイミングを図11に示す。各処理ブロックにおいては、入力バッファに1ライン分のデータを書き込むたびにデータ量がインクリメントされ、 Cubic補間処理ではデータ量=4で、4点補間処理ではデータ量=2で処理を開始する。どちらの処理においても、処理開始までに4ライン分のデータを入力する。したがって、出力のタイミングが同時になり、同期した出力がなされる。また、4点補間処理では入力バッファの2,3ライン目から処理が行われ、 Cubic補間処理と同じ座標位置のデータが出力される。
【0048】
次に、図6に示す動作モードにおける、 Cubic補間処理及び4点補間処理のデータ量、空き容量及びバッファ読み出し開始位置の初期値設定と、同期出力の動作について説明する。このモードは最終処理がJPEG圧縮処理であるため、 Cubic補間処理と4点補間処理の出力が同期する必要はない。 Cubic補間処理及び4点補間処理の各初期値は、
Cubic補間 データ量初期値=0、読み出し初期位置=(1,1)、
空き容量初期値=5
4点補間 データ量初期値=−1、読み出し初期位置=(2,2)、
空き容量初期値=5
のように設定する。
【0049】
以上の設定における、 Cubic補間処理及び4点補間処理の初期動作タイミングを図12に示す。このとき、4点補間処理では1ライン目のデータは使用されず、 Cubic補間処理と同じ座標のデータを出力するが、タイミングは同期しない。
【0050】
以上のように、データ量、空き容量、読み出し位置の各初期値の設定を変更するだけで、 Cubic補間処理ブロックの出力と4点補間処理処理ブロックの出力を、同期させるかどうかを切り換えることが可能である。
【0051】
次に、図7に示す動作モードにおける、 Cubic補間処理及び4点補間処理のデータ量、空き容量及びバッファ読み出し開始位置の初期値設定と、同期出力の動作について説明する。このモードではY画像信号に対して Cubic補間処理の代わりに4点補間処理を用いるモードである。全ての4点補間処理の設定は同じとなり、
データ量初期値=0、読み出し初期位置=(1,1)、空き容量初期値=4
のように設定する。
【0052】
以上の設定における4点補間処理の初期動作タイミングを図13に示す。同図において、4点補間(Y)はY画像信号の補間処理、4点補間(C)はCb ,Cr画像信号の補間処理のタイミングを表す。このとき、全ての4点補間処理は同期してデータを出力する。図6に示すモード時のように、1ライン目のデータを捨てることなく、可能な位置から補間処理を開始する。
【0053】
このように、並列に動作する処理ブロックの組み合わせが、 Cubic補間処理と4点補間処理の組み合わせから、全て4点補間処理の組み合わせに切り換わった場合にも、データ量、空き容量、読み出し位置の各初期値の変更のみで、出力タイミングを合わせることが可能である。
【0054】
なお、図8に示す動作モード時も図7に示す動作モード時と同様に各初期値を設定することにより、図13と同様のタイミングで動作させることができる。
【0055】
【発明の効果】
以上実施の形態に基づいて説明したように、請求項1に係る発明によれば、データ量初期値設定信号の値を選択することによって、画像処理回路のバッファ回路から出力される画像データ信号の伝達特性に関して所望の遅延が得られるように構成しているので、複数の画像処理回路を用いて並列動作させる際に、各画像処理回路間の出力を同期させるか否かを容易に且つ柔軟に切り換えられるようにした画像処理装置を実現することが可能となる。請求項2に係る発明によれば、請求項1に係る画像処理装置において、残容量初期値を変更することによりバッファ回路の全容量を見かけ上増やすことができ、バッファ回路を無駄なく使用することが可能となる。請求項3に係る発明によれば、請求項2に係る画像処理装置において、画像処理回路を構成するバッファ回路から読み出す画像データの開始位置を変更し、画像処理回路から出力する画像データの空間的な位置を変更することができる。請求項4に係る発明によれば、並列動作の画像処理回路間の時間的並びに空間的同期をとることが可能な画像処理装置を実現することができる。請求項5に係る発明によれば、並列動作の画像処理回路間の時間的並びに空間的同期をとらせる画像処理装置の制御方法を提供することができる。
【0056】
また請求項6に係る発明によれば、請求項4に係る画像処理装置において、装置の規模や消費電力を抑えることが可能となる。請求項7に係る発明によれば、請求項6に係る画像処理装置において、補間処理性能の向上と消費電力の低減のいずれを優先させるかを選択することが可能となる。請求項8に係る発明によれば、請求項7に係る画像処理装置において、Y,Cb ,Cr 信号の補間処理を各補間処理ブロックで並列処理して、TIFF画像とJPEG画像とを選択的に出力することができる。請求項9に係る発明によれば、請求項8に係る画像処理装置の制御方法において、Y信号の補間処理ブロックの切り換え動作並びにCb ,Cr 信号の補間処理ブロックとの同期動作を容易に行え、TIFF画像を容易に出力させるように制御することができる。請求項10に係る発明によれば、請求項8に係る画像処理装置の制御方法において、Y,Cb ,Cr 信号を補間処理してJPEG画像を出力する際に、最速のタイミングで画像データを出力させることが可能な制御方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像処理装置の概念的な実施の形態を示すブロック構成図である。
【図2】各画像処理ブロックに入力される画像データの構成を示す図である。
【図3】各画像処理ブロックの構成を示すブロック構成図である。
【図4】本発明に係る画像処理装置の具体的な実施の形態を示すブロック構成図である。
【図5】図4に示した実施の形態における画像処理動作モードの一例をデータフローで示す図である。
【図6】画像処理動作モードの他の例をデータフローで示す図である。
【図7】画像処理動作モードの更に他の例をデータフローで示す図である。
【図8】画像処理動作モードの更に他の例をデータフローで示す図である。
【図9】図4に示した実施の形態における4点補間処理ブロックの一部省略して示すブロック構成図である。
【図10】入力バッファの構成を模式的に示す図である。
【図11】図5に示した動作モードにおける Cubic補間処理及び4点補間処理の初期動作タイミングを示す図である。
【図12】図6に示した動作モードにおける Cubic補間処理及び4点補間処理の初期動作タイミングを示す図である。
【図13】図7に示した動作モードにおける Cubic補間処理及び4点補間処理の初期動作タイミングを示す図である。
【図14】先に提案した画像処理装置の構成を示すブロック構成図である。
【図15】 Cubic補間処理態様を示す説明図である。
【図16】4点補間処理態様を示す説明図である。
【図17】行方向にある一定の長さのデータを単位として画像データを読み出す態様を示す図である。
【図18】列方向にある一定の長さのデータを単位として画像データを読み出す態様を示す図である。
【図19】従来の Cubic補間処理ブロックの構成を示す図である。
【図20】従来の4点補間処理ブロックの構成を示す図である。
【図21】従来の Cubic補間処理ブロック及び4点補間処理ブロックによる処理動作のタイミングを示す図である。
【図22】 Cubic補間処理の出力態様及び4点補間処理の出力態様を示す図である。
【符号の説明】
1 CCD撮像素子
2 プリプロセス回路
3 フレームメモリ
4 メモリカード
5 CPU
6 バス
11 第1処理ブロック
12-1 第(2−1)処理ブロック
12-2 第(2−2)処理ブロック
12-3 第(2−3)処理ブロック
13-1 第(3−1)処理ブロック
13-2 第(3−2)処理ブロック
13-3 第(3−3)処理ブロック
14-1 第(n−1)処理ブロック
14-2 第(n−1)処理ブロック
14-3 第(n−1)処理ブロック
15 JPEG圧縮ブロック
16 RGBマトリクス変換ブロック
17 接続切り換えブロック
21 入力バッファ
22 演算部
23 データ量計数器
24 空き容量計数器
25 入力バッファコントローラ
31 YC生成処理ブロック
32 Cubic補間処理ブロック
33,34,35 4点補間処理ブロック
40 4点補間処理ブロック
41 入力バッファ
42 演算部

Claims (10)

  1. 周期的にデータの区切りを表すマーカ信号が付加された画像データ信号が自己の入力部に供給されるようになされ、該入力部に供給される上記画像データ信号を所定のアドレス順に一定量一時的に蓄積し、該蓄積された画像データ信号を自己の出力部から順次出力するようになされたバッファ回路と、上記バッファ回路に供給される上記画像データ信号を自己の第1の入力部で受け且つ外部から別途に供給されるデータ量初期値設定信号を自己の第2の入力部で受け、上記第1の入力部及び第2の入力部で受けた各信号に依拠して、上記バッファ回路に蓄積されるデータ量に対して上記第2の入力部で受けた当該データ量初期値に応じた一定の対応関係を有するデータ量検出信号を出力するようになされたデータ量検出手段と、該データ量検出手段から出力されるデータ量検出信号に応じて、上記バッファ回路に蓄積された上記画像データ信号を、所定のアドレスから順次読み出すための指令信号を該バッファ回路に供給する制御手段とを有する遅延回路要素を含んでなる画像処理回路を備えた画像処理装置であって、上記データ量検出手段の第2の入力部に供給するデータ量初期値設定信号の値を選択することによって、上記バッファ回路の入力部に供給される当該画像データ信号が出力部から出力されるに至る伝達特性に関して所望の遅延が得られるように構成されていることを特徴とする画像処理装置。
  2. 上記画像処理回路は、上記バッファ回路に供給される上記画像データ信号を自己の第1の入力部で受け且つ外部から別途に供給される残容量初期値設定信号を自己の第2の入力部で受け、上記第1の入力部及び第2の入力部で受けた各信号に依拠して、上記バッファ回路に蓄積可能な残容量に対して上記第2の入力部で受けた当該残容量初期値に応じた一定の対応関係を有する残容量信号を出力するようになされた残容量検出手段を更に備え、上記制御手段は、上記データ量検出手段からのデータ量検出信号及び上記残容量検出手段からの残容量信号に基づいて、上記バッファ回路に蓄積された上記画像データ信号を所定のアドレスから順次読み出すための指令信号と、上記バッファ回路に上記画像データ信号を所定のアドレス順に蓄積するための指令信号とを、該バッファ回路に供給するように構成されていることを特徴とする請求項1に係る画像処理装置。
  3. 上記制御手段は、更に上記バッファ回路に対し読み出し開始アドレスを指定する読み出し位置指定信号を受けて、上記データ量検出信号及び上記残容量検出信号並びに前記読み出し位置指定信号に基づいて、上記バッファ回路に蓄積された上記画像データ信号を、所定のアドレスから順次読み出すための指令信号を該バッファ回路に供給するように構成されていることを特徴とする請求項2に係る画像処理装置。
  4. 複数段直列に接続された空間的画像処理を行う処理ブロックにより、パイプライン的に画像データを処理する画像処理装置であって、上記処理ブロックのうち少なくとも1つは前記請求項1に係る画像処理回路を複数並列に動作するように配設したもので構成されていることを特徴とする画像処理装置。
  5. 上記請求項4に係る画像処理装置の制御方法において、上記複数並列に動作するように配設された画像処理回路に供給される上記データ量初期値設定信号と上記残容量初期値設定信号と上記読み出し位置指定信号の設定により、上記複数並列に動作するように配設された画像処理回路が出力する画像データ信号を時間的空間的に同期するように制御することを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  6. 上記複数段直列に接続された空間的画像処理を行う処理ブロックとして、少なくともYC生成処理ブロック、補間処理ブロック、RGBマトリクス変換ブロック、JPEG処理ブロックを備え、上記補間処理ブロックは、少なくともそれぞれ1つ以上の Cubic補間処理ブロックと4点補間処理ブロックを含み、それらが並列に動作するように構成されていることを特徴とする請求項4に係る画像処理装置。
  7. 上記補間処理ブロックは、1つの Cubic補間処理ブロックと3つの4点補間処理ブロックをもち、 Cubic補間処理ブロックと4点補間処理ブロックを選択的に用いて輝度信号(Y信号)を補間処理し、4点補間処理ブロックを用いて色信号(Cb ,Cr 信号)を補間処理するように構成されていることを特徴とする請求項6に係る画像処理装置。
  8. 少なくともTIFF画像出力モードとJPEG画像出力モードを選択できるように構成され、TIFF画像出力モード選択時においては、YC生成処理ブロックでY,Cb ,Cr 信号に分離し、Y信号は Cubic補間処理ブロック又は4点補間処理ブロックで、Cb ,Cr 信号は4点補間処理ブロックでそれぞれ並列に処理し、この補間処理出力をRGBマトリクス変換ブロックで原色(RGB)画像に変換し、JPEG画像出力モード選択時においては、YC生成処理ブロックでY,Cb ,Cr 信号に分離し、Y信号は Cubic補間処理ブロック又は4点補間処理ブロックで、Cb ,Cr 信号は4点補間処理ブロックでそれぞれ並列に処理し、この補間処理出力をJPEG処理ブロックでJPEG画像に変換するように構成されていることを特徴とする請求項7に係る画像処理装置。
  9. 上記請求項8に係る画像処理装置の制御方法において、Y信号を Cubic補間で処理してTIFF画像を出力する場合には、前記請求項5に係る複数並列に動作するように配設された画像処理回路が出力する画像データ信号を時間的空間的に同期させる制御方法で Cubic補間処理ブロックと2つの4点補間処理ブロックとの同期をとり、Y信号を4点補間で処理してTIFF画像を出力する場合には、前記請求項5に係る同期制御方法で3つの4点補間処理ブロックの同期をとることを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  10. 上記請求項8に係る画像処理装置の制御方法において、Y信号を Cubic補間で処理してJPEG画像を出力する場合には、 Cubic補間処理ブロックと2つの4点補間処理ブロックの同期をとらず、Y信号を4点補間で処理してJPEG画像を出力する場合には、3つの4点補間処理ブロックの同期をとらないで出力制御することを特徴とする画像処理装置の制御方法。
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