JP4489240B2 - 出入管理システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、出入管理システムに関し、特に、IDカードや指紋等の生体特徴を利用して出入管理を行う出入管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般の人の出入りを制限したい場所等においてその出入りを管理するために、出入管理システムが広く利用されている。この出入管理システムは、個人識別手段として、磁気カード、非接触カードなどのIDカードや、指紋や網膜パターン等の生体特徴を利用していることが多い。かかるIDカード等のデータは、出入りの際に所定の入力手段から入力され、予め照合装置に登録されている記憶データと照合されて個人識別を行い、出入りを制限すべきか否かが判断される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の出入管理システムは、照合装置の記憶データの可能登録数は予め定まっているため、登録数が増加して照合装置の可能登録数を超えると、可能登録数の多い照合装置に換えねばならないという課題があった。
【0004】
たとえば、出入管理システムを使用する企業規模にもよるが、部署移動や途中退社・入社等の繰り返しにより、上記登録数として延べ5000程度になる場合が多いことが知られている。このような状況において、過去に一度登録されたコードは、利用者の都合により登録抹消されたとしても、セキュリティ確保の観点から、同一コードを別の利用者に割り当てることができず、結局、登録数が増加の一途をたどってしまっていた。
【0005】
また、照合装置のメモリユニットを増設することで、上記課題にある程度は対応できるものの、その増設可能量にも制限があるため、大幅な登録数の増加には対応しきれないという課題があった。
【0006】
この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、照合装置間にマスタ/スレーブ関係を作ることで照合装置の複数接続を可能にし、記憶データが増加しても、従来の装置を用いたまま可能登録数を増やすことができる出入管理システムを得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、この発明にかかる出入管理システムは、出入管理を行う出入口付近に解錠装置を有して設置され、個人識別のための照合データを入力する照合データ入力装置と、出入りを許可されている者の一または二以上の前記照合データを予め記憶データとして登録してある二以上の照合装置とを備え、前記照合データ入力装置から入力された照合データと前記照合装置の記憶データとを照合することにより個人を識別し出入管理を行う出入管理システムにおいて、前記照合装置のうち一の照合装置は、マスタ照合装置として設定され、他の照合装置は、当該マスタ照合装置の記憶容量を超えて存在する記憶データを記憶するスレーブ照合装置として設定され、前記マスタ照合装置は、前記照合データ入力装置から入力された前記照合データと前記記憶データとを照合し、当該照合データと当該記憶データとが一致したときには、当該照合データ入力装置に解錠許可信号を送信し、当該照合データと当該記憶データとが一致しなかったときには、前記スレーブ照合装置から前記照合データ入力装置に解錠許可信号が送信されていないことを確認して当該照合データ入力装置に不解錠信号を送信し、前記スレーブ照合装置は、前記照合データ入力装置から入力された前記照合データと前記記憶データとを照合し、当該照合データと当該記憶データとが一致したときには、当該照合データ入力装置に解錠許可信号を送信するようにしたものである。
【0008】
したがって、照合装置間にマスタ/スレーブ関係を作り、照合データ入力装置とバス接続(たとえば、RS−485のバス接続)することで照合装置の複数接続を可能にでき、記憶データの数が増加しても、従来の装置を用いたまま可能登録数を増やすことができる。
【0009】
また、新たにスレーブ照合装置を追加する場合も、照合データ入力装置との間をバス接続すればよく、マスタ照合装置とスレーブ照合装置間には配線を必要としないため、配線工事の煩雑さを軽減することができる。
【0010】
また、つぎの発明にかかる出入管理システムは、出入管理を行う出入口付近に解錠装置を有して設置され、個人識別のための照合データを入力する照合データ入力装置と、出入りを許可されている者の一または二以上の前記照合データを予め記憶データとして登録してある二以上の照合装置と、少なくとも警備状態と警備解除状態に切り換える警備切換手段を有する警備制御装置とを備え、前記照合データ入力装置から入力された照合データと前記照合装置の記憶データとを照合することにより個人を識別し出入管理を行う出入管理システムにおいて、前記照合装置のうち一の照合装置は、マスタ照合装置として設定され、他の照合装置は、当該マスタ照合装置の記憶容量を超えて存在する記憶データを記憶するスレーブ照合装置として設定され、前記マスタ照合装置は、前記警備制御装置が警備状態に設定されているときに前記照合データ入力装置から前記照合データが入力されると、当該照合データ入力装置に解錠不可信号を送信し、前記警備制御装置が警備状態に設定されていないときに前記照合データ入力装置から前記照合データが入力されると、当該照合データと前記記憶データとを照合し、当該照合データと当該記憶データとが一致したときには、当該照合データ入力装置に解錠許可信号を送信し、当該照合データと当該記憶データとが一致しなかったときには、前記スレーブ照合装置から前記照合データ入力装置に解錠許可信号が送信されていないことを確認して当該照合データ入力装置に不解錠信号を送信し、前記スレーブ照合装置は、前記警備制御装置が警備状態に設定されていないときに前記照合データ入力装置から前記照合データが入力されると、当該照合データと前記記憶データとを照合し、当該照合データと当該記憶データとが一致したときには、当該照合データ入力装置に解錠許可信号を送信するようにしたものである。
【0011】
これにより、マスタ照合装置およびスレーブ照合装置を警備制御装置と接続することで、警備状態に連動した出入管理を行うことが可能となり、更に確実に出入管理を行うことができる。
【0012】
また、つぎの発明にかかる出入管理システムは、照合データは、出入者の有する磁気カード、非接触カード等のIDデータと、指紋、網膜パターン等の生体特徴データのうち、一つのデータまたはこれらの任意の組合せのデータからなるものである。これにより、セキュリティレベルに応じた出入管理システムを容易に構成できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明にかかる出入管理システムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0014】
個人識別方法として磁気カードを用いた場合を例にして以下に説明する。図1は、この発明の実施の形態にかかる出入管理システムを示すブロック図、図2は、カードリーダの動作を示すフローチャート、図3は、照合装置(マスタ)の動作を示すフローチャート、図4は、照合装置(スレーブ)の動作を示すフローチャートである。
【0015】
図1に示すように、本発明は、磁気カードを読みとるカードリーダ10と、このカードリーダ10で読み取った照合データを照合する照合装置(マスタ)20と、この照合装置(マスタ)20の記憶容量を越えた照合データを照合する必要がある場合に、当該照合データを照合する照合装置(スレーブ)30と、警備状態を制御する警備制御装置40とから構成されている。
【0016】
カードリーダ10は、制御部11、送受信部12、操作部15、表示部16、錠17、タイマ18からなり、操作部15にて読み取った照合データ(カードデータ)を後述する照合装置20,30に出力するように形成されている。制御部11は、操作部15から入力したカードデータを送受信部12に出力するとともに、送受信部12から入力された照合結果を表示部16および錠17に出力するように形成されている。
【0017】
送受信部12は、RS−485のバス接続で照合装置(マスタ)20および照合装置(スレーブ)30に接続してあり、制御部11から入力した信号およびデータを出力するように形成されている。操作部15は、読み取ったカードデータを制御部11に出力するようになっている。表示部16は、制御部11から入力した情報を利用者に表示するようになっている。錠17は、制御部11から解錠許可信号を入力すると解錠するようになっている。
【0018】
照合装置(マスタ)20は、制御部21、送受信部22、照合記憶部23、送受信部24、タイマ28からなり、カードリーダ10から入力したカードデータを照合し、照合結果をカードリーダ10および警備制御装置40に出力するように形成されている。
【0019】
制御部21は、送受信部22よりカードデータを入力すると、警備状態であるか否かを判断し、警備状態である場合には、送受信部22に警備状態であるために解錠できない旨を示す解錠不可信号を出力する。一方、警備解除状態である場合には、制御部21は、入力した前記カードデータと照合記憶部23に記憶している記憶データとを比較照合し、記憶データと一致すると、送受信部22に解錠を許可する解錠許可信号を出力する。また、制御部21は、照合記憶部23に記憶されている記憶データと一致しなかった場合には、計時開始信号をタイマ28に出力する。
【0020】
また、制御部21は、照合装置(スレーブ)30からカードリーダ10に対し解錠許可信号が出力されると、計時終了信号をタイマ28に出力する。照合装置(スレーブ)30から解錠許可信号が出力されることなくタイマ28から計時終了信号が入力すると、入力データが照合記憶部23に記憶されていない旨を示す不解錠信号をカードリーダ10に出力する。
【0021】
送受信部22は、制御部21から入力した信号を、カードリーダ10の送受信部12に出力するとともに、カードリーダ10の送受信部12から入力したカードデータおよび信号を制御部21に出力するように形成されている。
【0022】
照合記憶部23は、予め入力されている記憶データを記憶しており、制御部21が入力したカードデータと記憶データとを比較照合するとき、制御部21に記憶された記憶データを出力するように形成されている。
【0023】
送受信部24は、警備制御装置40から入力した信号を制御部21に出力するとともに、制御部21から入力した信号を警備制御装置40に出力するように形成されている。
【0024】
照合装置(スレーブ)30は、制御部31、送受信部32、照合記憶部33、送受信部34からなり、カードリーダ10から入力したカードデータを照合し、照合結果をカードリーダ10および警備制御装置40に出力するように形成されている。
【0025】
制御部31は、送受信部32よりカードデータを入力すると、警備状態であるか否かを判断し、警備状態である場合には、送受信部32に警備状態であるために解錠できない旨を示す解錠不可信号を出力する。一方、警備解除状態である場合には、制御部31は、入力した前記カードデータと照合記憶部33に記憶している記憶データとを比較照合し、記憶データと一致すると、送受信部32に解錠を許可する解錠許可信号を出力する。また、制御部31は、照合記憶部33に記憶されている記憶データと一致しなかった場合には、照合を終了する。
【0026】
送受信部32は、制御部21から入力した信号を、カードリーダ10の送受信部12に出力するとともに、カードリーダ10の送受信部12から入力したカードデータおよび信号を制御部31に出力するように形成されている。
【0027】
照合記憶部33は、予め入力されている記憶データを記憶しており、制御部31が入力したカードデータと記憶データとを比較照合するとき、制御部31に記憶された記憶データを出力するように形成されている。
【0028】
送受信部34は、警備制御装置40から入力した信号を制御部31に出力するとともに、制御部31から入力した信号を警備制御装置40に出力するように形成されている。
【0029】
警備制御装置40は、警備状態を制御するために、警備状態と警備解除状態とに切り換える警備切換手段を備え、警備状態に連動した出入管理を行うために設けたものである。
【0030】
つぎにカード照合の動作について説明する。まず、警備状態にある場合について説明する。操作者がカードリーダ10の操作部15からカードデータを入力すると(ステップS101肯定)、カードデータを入力した操作部15は、制御部11に前記カードデータを出力する(ステップS102)とともに、タイマ18に計時開始信号を出力する(ステップS103)。
【0031】
操作部15よりカードデータを入力した制御部11は、送受信部12に前記カードデータを出力する。制御部11よりカードデータを入力した送受信部12は、前記カードデータを照合装置(マスタ)20の送受信部22と照合装置(スレーブ)30の送受信部32に出力する。
【0032】
カードリーダ10の送受信部12よりカードデータを入力した照合装置(マスタ)20の送受信部22は、前記カードデータを制御部21に出力する(ステップS110肯定)。カードリーダ10の送受信部12よりカードデータを入力した照合装置(スレーブ)30の送受信部32は、前記カードデータを制御部31に出力する(ステップS121肯定)。
【0033】
送受信部22よりカードデータを入力した制御部21は、警備状態であるか否かを判断する(ステップS111)。警備状態であると(ステップS111肯定)、送受信部22に解錠不可信号を出力する(ステップS112)。送受信部22よりカードデータを入力した制御部31は、警備状態であるか否かを判断する(ステップS122)。警備状態であると(ステップS122肯定)、照合を終了する(ステップS126)。
【0034】
制御部21より解錠不可信号を入力した送受信部22は、前記解錠不可信号をカードリーダ10の送受信部12に出力する。照合装置(マスタ)20の送受信部22から解錠不可信号を入力した送受信部12は、前記解錠不可信号を制御部11に出力する。
【0035】
前記解錠不可信号を入力した制御部11は、警備状態であるために解錠できない旨を示す表示データを表示部16に出力し、計時終了信号をタイマ18に出力する。表示データを入力した表示部16は、操作者に警備状態であるために解錠できない旨を表示する。また、計時終了信号を入力したタイマ18は、計時を終了する。
【0036】
ただし、制御部11が計時終了信号を入力するまでに、タイマ18が予め設定した時間を計時して制御部11に計時終了信号を出力した場合(ステップS104肯定)、計時終了信号を入力した制御部11は、送受信部12に異常信号を出力する(ステップS107)。異常信号を入力した送受信部12は、前記異常信号を照合装置(マスタ)20に出力する。
【0037】
カードリーダ10の送受信部12から異常信号を入力した照合装置(マスタ)20は、前記異常信号を警備制御装置40に出力する。異常信号を入力した警備制御装置40は、遠隔の監視センタ(図示せず)に異常信号を送信する。
【0038】
つぎに、照合装置(マスタ)20に記憶データがある場合の動作について説明する。操作者がカードリーダ10の操作部15からカードデータを入力すると(ステップS101肯定)、カードデータを入力した操作部15は、制御部11に前記カードデータを出力する(ステップS102)とともに、タイマ18に計時開始信号を出力する(ステップS103)。
【0039】
操作部15よりカードデータを入力した制御部11は、送受信部12に前記カードデータを出力する。制御部11よりカードデータを入力した送受信部12は、前記カードデータを照合装置(マスタ)20の送受信部22と照合装置(スレーブ)30の送受信部32に出力する。
【0040】
カードリーダ10の送受信部12よりカードデータを入力した照合装置(マスタ)20の送受信部22は、前記カードデータを制御部21に出力する(ステップS110肯定)。カードリーダ10の送受信部12よりカードデータを入力した照合装置(スレーブ)30の送受信部32は、前記カードデータを制御部31に出力する(ステップS121肯定)。
【0041】
送受信部22よりカードデータを入力した制御部21は、警備状態であるか否かを判断する(ステップS111)。警備状態でないと(ステップS111否定)、制御部21は、照合記憶部23に記憶されている記憶データと前記カードデータを比較照合する(ステップS113)。
【0042】
制御部21は、記憶部23に記憶されている記憶データと前記カードデータが一致すると(ステップS114肯定)、送受信部22に解錠許可信号を出力する(ステップS115)。
【0043】
また、送受信部22よりカードデータを入力した制御部31は、警備状態であるか否かを判断する(ステップS122)。警備状態でないと(ステップS122否定)、制御部31は、照合記憶部33に記憶されている記憶データと前記カードデータを比較照合する(ステップS123)。
【0044】
制御部31は、記憶部33に記憶されている記憶データと前記カードデータが一致すると(ステップS124肯定)、送受信部32に解錠許可信号を出力する(ステップS125)。また、制御部31は、記憶部33に記憶されている記憶データと前記カードデータが一致しなかった場合は(ステップS124否定)、照合を終了する(ステップS126)。
【0045】
解錠許可信号を入力した送受信部22は、前記解錠許可信号をカードリーダ10の送受信部12に出力する。照合装置(マスタ)20の送受信部22から解錠許可信号を入力した送受信部12は、前記解錠許可信号を制御部11に出力する。そして、送受信部12から解除許可信号を入力した制御部11は、錠17に解錠許可信号を出力し、タイマ18に計時終了信号を出力する。
【0046】
解錠許可信号を入力した錠17は、解錠する(ステップS106)。ただし、制御部11が計時終了信号を入力するまでに、タイマ18が予め設定した時間を計時して制御部11に計時終了信号を出力した場合には(ステップS104肯定)、計時終了信号を入力した制御部11は、送受信部12に異常信号を出力する(ステップS107)。異常信号を入力した送受信部12は、前記異常信号を照合装置(マスタ)20に出力する。
【0047】
カードリーダ10の送受信部12から異常信号を入力した照合装置(マスタ)20は、前記異常信号を警備制御装置40に出力する。異常信号を入力した警備制御装置40は、遠隔の監視センタ(図示せず)に異常信号を送信する。
【0048】
つぎに、照合装置(スレーブ)30に記憶データがある場合の動作について説明する。操作者がカードリーダ10の操作部15からカードデータを入力すると(ステップS101肯定)、カードデータを入力した操作部15は、制御部11に前記カードデータを出力する(ステップS102)とともに、タイマ18に計時開始信号を出力する(ステップS103)。
【0049】
操作部15よりカードデータを入力した制御部11は、送受信部12に前記カードデータを出力する。制御部11よりカードデータを入力した送受信部12は、前記カードデータを照合装置(マスタ)20の送受信部22と照合装置(スレーブ)30の送受信部32に出力する。
【0050】
カードリーダ10の送受信部12よりカードデータを入力した照合装置(マスタ)20の送受信部22は、前記カードデータを制御部21に出力する(ステップS110肯定)。カードリーダ10の送受信部12よりカードデータを入力した照合装置(スレーブ〉30の送受信部32は、前記カードデータを制御部31に出力する(ステップS121肯定)。
【0051】
送受信部22よりカードデータを入力した制御部21は、警備状態であるか否かを判断する(ステップS111)。警備状態でないと(ステップS111否定)、制御部21は、照合記憶部23に記憶されている記憶データと前記カードデータを比較照合する(ステップS113)。そして、制御部21は、照合記憶部23に記憶されている記憶データと前記カードデータが一致しなかった場合(ステップS114否定)、タイマ28に計時開始信号を出力する(ステップS116)。
【0052】
また、送受信部22よりカードデータを入力した制御部31は、警備状態であるか否かを判断し(ステップS122)、警備状態でないので(ステップS122否定)、照合記憶部33に記憶されている記憶データと前記カードデータを比較照合する(ステップS123)。照合記憶部33に記憶されている記憶データと前記カードデータが一致すると(ステップS124肯定)、送受信部32に解錠許可信号を出力する(ステップS125)。
【0053】
タイマ28が予め設定された時間を計時するまでに照合装置(スレーブ)30から信号が出力されていると(ステップS119肯定)、照合装置(マスタ)20の制御部21は、照合を終了する(ステップS120)。
【0054】
照合装置(スレーブ)30から信号が出力されずにタイマ28が予め設定された時間を計時すると(ステップS117肯定)、照合装置(マスタ)20の制御部21は、記憶データがなかった旨を示す不解錠信号を送受信22に出力する(ステップS118)。制御部21より不解錠信号を入力した送受信部22は、前記不解錠信号をカードリーダ10の送受信部12に出力する。
【0055】
照合装置(マスタ)20の送受信部22から不解錠信号を入力した送受信部12は、前記不解錠信号を制御部11に出力する。前記不解錠信号を入力した制御部11は、記憶データがなかった旨を示す表示データを表示部16に出力し、計時終了信号をタイマ18に出力する。表示データを入力した表示部16は、記憶データがなかった旨を表示する。また、計時終了信号を入力したタイマ18は計時を終了する(ステップS108、ステップS109)。
【0056】
ただし、制御部11が計時終了信号を入力するまでに、タイマ18が予め設定した時間を計時して制御部11に計時終了信号を出力した場合(ステップS104肯定)、計時終了信号を入力した制御部11は、送受信部12に異常信号を出力する(ステップS107)。異常信号を入力した送受信部12は、前記異常信号を照合装置(マスタ)20に出力する。
【0057】
カードリーダ10の送受信部12から異常信号を入力した照合装置(マスタ)20は、前記異常信号を警備制御装置40に出力する。異常信号を入力した警備制御装置40は、遠隔の監視センタ(図示せず)に異常信号を送信する。
【0058】
以上のように、この実施の形態にかかる出入管理システムによれば、照合装置20,30間にマスタ/スレーブ関係を作り、カードリーダ10とバス接続することで照合装置の複数接続を可能にしたため、記憶データの数が増加しても、従来の装置を用いたまま可能登録数を増やすことができる。
【0059】
また、新たに照合装置(スレーブ)30を追加する場合も、カードリーダ10との間をRS−485のバス接続すればよく、照合装置(マスタ)20と照合装置(スレーブ)30間には配線を必要としないため、配線工事の煩雑さを軽減することができる。
【0060】
また、上記照合装置20,30を警備制御装置40と接続することで、警備状態に連動した出入管理を行うことが可能となるため、更に確実に出入管理を行うことができる。
【0061】
なお、上記実施の形態においては、個人識別方法として磁気カードを用いた場合について説明したが、これに限定されず、非接触カード等のIDカードや、指紋、網膜パターン等の生体情報を用いて個人識別を行ってもよい。
【0062】
また、照合装置(スレーブ)30が1つである場合について説明したが、複数の照合装置(スレーブ)30を接続することによって、更に登録可能数を増やすことが可能である。この場合、カードリーダ10からの信号に対して、各照合装置(スレーブ)30が一斉に照合動作を行うので、膨大なメモリユニットを増設した1つの照合装置(マスタ)20で照合動作を行う場合に比較して、照合結果を迅速にカードリーダ10側に送信することができる。
【0063】
また、照合装置(スレーブ)30に対してメモリユニットの増設が可能な場合には、当該照合装置(スレーブ)30における照合時間を短縮するために、たとえば、頻繁に照合される登録コードについては、優先的に照合順を繰り上げるといった登録コードの並び替えを行ってもよい。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明にかかる出入管理システムによれば、出入管理を行う出入口付近に解錠装置を有して設置され、個人識別のための照合データを入力する照合データ入力装置と、出入りを許可されている者の一または二以上の前記照合データを予め記憶データとして登録してある二以上の照合装置とを備え、前記照合データ入力装置から入力された照合データと前記照合装置の記憶データとを照合することにより個人を識別し出入管理を行う出入管理システムにおいて、前記照合装置のうち一の照合装置は、マスタ照合装置として設定され、他の照合装置は、当該マスタ照合装置の記憶容量を超えて存在する記憶データを記憶するスレーブ照合装置として設定され、前記マスタ照合装置は、前記照合データ入力装置から入力された前記照合データと前記記憶データとを照合し、当該照合データと当該記憶データとが一致したときには、当該照合データ入力装置に解錠許可信号を送信し、当該照合データと当該記憶データとが一致しなかったときには、前記スレーブ照合装置から前記照合データ入力装置に解錠許可信号が送信されていないことを確認して当該照合データ入力装置に不解錠信号を送信し、前記スレーブ照合装置は、前記照合データ入力装置から入力された前記照合データと前記記憶データとを照合し、当該照合データと当該記憶データとが一致したときには、当該照合データ入力装置に解錠許可信号を送信するようにしたので、照合装置間にマスタ/スレーブ関係を作り、照合データ入力装置とバス接続(たとえば、RS−485のバス接続)することで照合装置の複数接続を可能にでき、記憶データの数が増加しても、従来の装置を用いたまま可能登録数を増やすことができる。
【0065】
また、新たにスレーブ照合装置を追加する場合も、照合データ入力装置との間をバス接続すればよく、マスタ照合装置とスレーブ照合装置間には配線を必要としないため、配線工事の煩雑さを軽減することができる。
【0066】
また、つぎの発明にかかる出入管理システムによれば、出入管理を行う出入口付近に解錠装置を有して設置され、個人識別のための照合データを入力する照合データ入力装置と、出入りを許可されている者の一または二以上の前記照合データを予め記憶データとして登録してある二以上の照合装置と、少なくとも警備状態と警備解除状態に切り換える警備切換手段を有する警備制御装置とを備え、前記照合データ入力装置から入力された照合データと前記照合装置の記憶データとを照合することにより個人を識別し出入管理を行う出入管理システムにおいて、前記照合装置のうち一の照合装置は、マスタ照合装置として設定され、他の照合装置は、当該マスタ照合装置の記憶容量を超えて存在する記憶データを記憶するスレーブ照合装置として設定され、前記マスタ照合装置は、前記警備制御装置が警備状態に設定されているときに前記照合データ入力装置から前記照合データが入力されると、当該照合データ入力装置に解錠不可信号を送信し、前記警備制御装置が警備状態に設定されていないときに前記照合データ入力装置から前記照合データが入力されると、当該照合データと前記記憶データとを照合し、当該照合データと当該記憶データとが一致したときには、当該照合データ入力装置に解錠許可信号を送信し、当該照合データと当該記憶データとが一致しなかったときには、前記スレーブ照合装置から前記照合データ入力装置に解錠許可信号が送信されていないことを確認して当該照合データ入力装置に不解錠信号を送信し、前記スレーブ照合装置は、前記警備制御装置が警備状態に設定されていないときに前記照合データ入力装置から前記照合データが入力されると、当該照合データと前記記憶データとを照合し、当該照合データと当該記憶データとが一致したときには、当該照合データ入力装置に解錠許可信号を送信するようにしたので、マスタ照合装置およびスレーブ照合装置を警備制御装置と接続することで、警備状態に連動した出入管理を行うことが可能となり、更に確実に出入管理を行うことができる。
【0067】
また、つぎの発明にかかる出入管理システムによれば、照合データは、出入者の有する磁気カード、非接触カード等のIDデータと、指紋、網膜パターン等の生体特徴データのうち、一つのデータまたはこれらの任意の組合せのデータからなるようにしたので、セキュリティレベルに応じた出入管理システムを容易に構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態にかかる出入管理システムを示すブロック図である。
【図2】カードリーダの動作を示すフローチャートである。
【図3】照合装置(マスタ)の動作を示すフローチャートである。
【図4】照合装置(スレーブ)の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 カードリーダ
11,21,31 制御部
12,22,24,32,34 送受信部
15 操作部
16 表示部
17 錠
18,28 タイマ
20 照合装置(マスタ)
23,33 照合記憶部
30 照合装置(スレーブ)
40 警備制御装置
Claims (3)
- 出入管理を行う出入口付近に解錠装置を有して設置され、個人識別のための照合データを入力する照合データ入力装置と、
出入りを許可されている者の一または二以上の前記照合データを予め記憶データとして登録してある二以上の照合装置と、
を備え、
前記照合データ入力装置から入力された照合データと前記照合装置の記憶データとを照合することにより個人を識別し出入管理を行う出入管理システムにおいて、
前記照合装置のうち一の照合装置は、マスタ照合装置として設定され、他の照合装置は、当該マスタ照合装置の記憶容量を超えて存在する記憶データを記憶するスレーブ照合装置として設定され、
前記マスタ照合装置は、前記照合データ入力装置から入力された前記照合データと前記記憶データとを照合し、当該照合データと当該記憶データとが一致したときには、当該照合データ入力装置に解錠許可信号を送信し、当該照合データと当該記憶データとが一致しなかったときには、前記スレーブ照合装置から前記照合データ入力装置に解錠許可信号が送信されていないことを確認して当該照合データ入力装置に不解錠信号を送信し、
前記スレーブ照合装置は、前記照合データ入力装置から入力された前記照合データと前記記憶データとを照合し、当該照合データと当該記憶データとが一致したときには、当該照合データ入力装置に解錠許可信号を送信するようにしたことを特徴とする出入管理システム。 - 出入管理を行う出入口付近に解錠装置を有して設置され、個人識別のための照合データを入力する照合データ入力装置と、
出入りを許可されている者の一または二以上の前記照合データを予め記憶データとして登録してある二以上の照合装置と、
少なくとも警備状態と警備解除状態に切り換える警備切換手段を有する警備制御装置と、
を備え、
前記照合データ入力装置から入力された照合データと前記照合装置の記憶データとを照合することにより個人を識別し出入管理を行う出入管理システムにおいて、
前記照合装置のうち一の照合装置は、マスタ照合装置として設定され、他の照合装置は、当該マスタ照合装置の記憶容量を超えて存在する記憶データを記憶するスレーブ照合装置として設定され、
前記マスタ照合装置は、前記警備制御装置が警備状態に設定されているときに前記照合データ入力装置から前記照合データが入力されると、当該照合データ入力装置に解錠不可信号を送信し、
前記警備制御装置が警備状態に設定されていないときに前記照合データ入力装置から前記照合データが入力されると、当該照合データと前記記憶データとを照合し、当該照合データと当該記憶データとが一致したときには、当該照合データ入力装置に解錠許可信号を送信し、当該照合データと当該記憶データとが一致しなかったときには、前記スレーブ照合装置から前記照合データ入力装置に解錠許可信号が送信されていないことを確認して当該照合データ入力装置に不解錠信号を送信し、
前記スレーブ照合装置は、前記警備制御装置が警備状態に設定されていないときに前記照合データ入力装置から前記照合データが入力されると、当該照合データと前記記憶データとを照合し、当該照合データと当該記憶データとが一致したときには、当該照合データ入力装置に解錠許可信号を送信するようにしたことを特徴とする出入管理システム。 - 照合データは、出入者の有する磁気カード、非接触カード等のIDデータと、指紋、網膜パターン等の生体特徴データのうち、一つのデータまたはこれらの任意の組合せのデータからなることを特徴とする請求項1または2に記載の出入管理システム。
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2000
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