JP4487819B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式の複写機やプリンタ等に利用できる画像形成装置に関する。
画像形成装置は種々のタイプのもの知られているが、その中に、駆動ローラとこれに対向する対向ローラに巻き掛け張設された無端の転写ベルトに沿って複数の画像形成部が順次配列され、該各画像形成部は、該画像形成部に割り当てられた色のトナー像を像担持体上に形成し、該像担持体上のトナー像を1次転写ローラで該転写ベルトに1次転写するものであり、該転写ベルト上に1次転写されたトナー像は2次転写ローラにより記録媒体に2次転写される画像形成装置がある。
この種の画像形成装置として、タンデム型画像形成装置が知られている。図9にタンデム型画像形成装置の例を示す。図9の画像形成装置は、駆動ローラ31とこれに対向するローラ32に巻き掛けられた無端転写ベルト4’を有している。転写ベルト4’は図示省略の駆動手段により回転駆動される駆動ローラ31により図中反時計方向(図中矢印方向)に回転駆動される。対向ローラ32には転写ベルト4上の2次転写残トナー等を清掃するクリーナCLが臨んでおり、駆動ローラ31には2次転写ローラ5が臨んでいる。2次転写ローラ5の上方には定着装置6が設置されている。
ローラ31、32の間には転写ベルト4に沿って、ローラ32から31に向けて、イエロー画像形成部Y、マゼンタ画像形成部M、シアン画像形成部C及びブラック画像形成部Kがこの順序で配置されている。
各画像形成部は、静電潜像担持体としてドラム型の感光体11を備えており、該感光体の周囲に帯電装置12、画像露光装置13’、現像装置14、1次転写ローラ2及び感光体上の1次転写残トナー等を除去するクリーナ15がこの順序で配置されている。1次転写ローラ2は転写ベルト4’を間にして感光体1に対向している。
各画像形成部における現像装置14は、例えば、負帯電性トナーを採用するもので、感光体11上に形成される静電潜像を反転現像する。
この画像形成装置によると、次のように画像形成がなされる。
先ず、最終的に形成されるべき画像に応じて、画像形成部Y、M、C及びKのうち少なくとも一つにおいて画像形成される。
画像形成部Y、M、C及びKのすべてを用いてフルカラー画像を形成する場合を例にとると、先ず、イエロー画像形成部Yにおいてイエロートナー像が形成され、これが転写ベルト4’に1次転写される。
すなわち、イエロー画像形成部Yにおいて、感光体11が図中時計方向に回転駆動され、帯電装置12にて感光体11表面が一様に所定電位に帯電せしめられ、該帯電域に画像露光装置13’からイエロー画像用の画像露光が施され、感光体11上にイエロー用静電潜像が形成される。この静電潜像はイエロートナーを有する現像装置14の現像バイアスが印加された現像ローラ141にて現像されて可視イエロートナー像となり、該トナー像が1次転写ローラ2にて転写ベルト4’上に転写される。
同様にして、マゼンタ画像形成部Mにおいてマゼンタトナー像が形成されて転写ベルト4’に転写され、シアン画像形成部Cにおいてシアントナー像が形成されて転写ベルト4’に転写され、ブラック画像形成部Kにおいてブラックトナー像が形成されて転写ベルト4’に転写される。
イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像はこれらが中間転写ベルト4’上に重ねて転写されるタイミングで形成される。
かくして転写ベルト4’上に形成された多重トナー像は転写ベルト4’の回動により2次転写ローラ5へ向け移動する。
一方、記録媒体S(一般的には記録紙)が図示省略の記録媒体供給部から引き出され、引き続きタイミングローラ対71、72により、ベルト4’上の多重トナー像と同期をとって転写ベルト4’と2次転写ローラ5との間に供給され、2次転写ローラ5にて該多重トナー像が記録媒体S上に2次転写される。その後記録媒体Sは定着装置6に通され、そこで多重トナー像が加熱加圧下に記録媒体Sに定着されて所定のカラー画像が記録媒体S上に形成される。さらにその後、記録媒体Sは機外へ排出される。
各画像形成部において1次転写後感光体11上に残留する1次転写残トナー等はクリーナ15により清掃除去される。また、2次転写後、転写ベルト4’上に残留する2次転写残トナー等はクリーナCLにより清掃、回収される。
なお、カラー画像形成装置としては、タンデム型画像形成装置の他に、いわゆる4サイクル型のカラー画像形成装置も知られている。すなわち、感光体等の静電潜像担持体に回転可能のラックに支持された複数の画像形成部のうち所定のものが順次臨み、各画像形成部が、該画像形成部に割り当てられた色のトナー像を該静電潜像担持体上に現像形成でき、各画像形成部により静電潜像担持体上に現像形成されるトナー像を1次転写部材で順次中間転写体に1次転写し、該中間転写体上に1次転写されたトナー像を2次転写部材により記録媒体に2次転写するタイプの画像形成装置である。
タンデム型画像形成装置は4サイクル型画像形成装置と比べると、高速で画像形成できる、各画像形成部の現像装置に保持できるトナー量が多い等の利点がある。
しかし、タンデム型画像形成装置は、図9からも分かるように、転写ベルトが長く延在し、また、各色トナーごとに感光体、1次転写ローラ、画像露光装置等が要求され、転写ベルト内側領域には駆動ローラ、これに対向する対向ローラ及び感光体の数だけの1次転写ローラが必要であり、少なくとも6本のローラを要し、これらにより、装置が大型化する。
この点、特開2002−189331号公報は、転写ベルトを駆動ローラとこれに対向するローラに巻き掛けて縦長に配置し、感光体を該ベルトを間にして対向させて左右に配置するとともに、1次転写ローラとして、左右に対向する対感光体ごとに共通の1次転写ローラを採用し、且つ、これをベルトで囲まれた領域内に配置する画像形成装置を開示している。
特開2002−189331号公報
しかしながら、特開2002−189331号公報に開示された画像形成装置においては、転写ベルトを巻き掛けるローラとして、駆動ローラとこれに対向する対向ローラが採用され、且つ、対向ローラは、1次転写ローラとは独立して、左右に対向する感光体が配置された領域より上方配置され、それだけ転写ベルトはなお長く、画像形成装置の小型化、低コスト化の点で未だ十分とは言いがたい。
そこで本発明は、駆動ローラとこれに対向する対向ローラに巻き掛け張設された無端の転写ベルトに沿って複数の画像形成部が順次配列されており、該各画像形成部は、該画像形成部に割り当てられた色のトナー像を像担持体上に形成し、該像担持体上のトナー像を1次転写ローラで該転写ベルトに1次転写するものであり、該転写ベルト上に1次転写されたトナー像は2次転写ローラにより記録媒体に2次転写される画像形成装置であって、従来のタンデム型画像形成装置と同様の高速画像形成の利点が得られ、且つ、従来に比べると一層の小型化、低コスト化が可能である画像形成装置を提供することを課題とする。
本発明はかかる課題を解決するため、
駆動ローラとこれに対向する対向ローラに巻き掛け張設された無端の転写ベルトに沿って複数の画像形成部が順次配列されており、該各画像形成部は、該画像形成部に割り当てられた色のトナー像を像担持体上に形成し、該像担持体上のトナー像を1次転写ローラで該転写ベルトに1次転写するものであり、該転写ベルト上に1次転写されたトナー像は2次転写ローラにより記録媒体に2次転写される画像形成装置であり、前記複数の画像形成部として二つ一組の画像形成部を二組採用し、該各組の画像形成部は、前記1次転写ローラとして該組の画像形成部に共通の1次転写ローラを採用しており、該共通の1次転写ローラは前記無端転写ベルトの内側領域に配置されているとともに、一方の画像形成部の像担持体が前記転写ベルトの前記駆動ローラから離れていく方向に走行するベルト部分を間にして該共通の1次転写ローラに臨むとともに他方の画像形成部の像担持体が前記駆動ローラへ向かう方向に走行するベルト部分を間にして該共通の1次転写ローラに臨むように配置されており、該二組の画像形成部のうち、前記駆動ローラから遠い方の組の画像形成部における共通の1次転写ローラが前記対向ローラを兼ねている画像形成装置を提供する。
本発明に係る画像形成装置によると、従来のタンデム型画像形成装置と同様に、複数の画像形成部が、無端転写ベルトに沿って順次配列されているから、従来のタンデム型画像形成装置と同様に高速画像形成が可能である。
また、本発明に係る画像形成装置によると、転写ベルトは駆動ローラとこれに対向する対向ローラに巻き掛け張設されているが、該対向ローラは、二組の画像形成部のうち、駆動ローラから遠い方の組の画像形成部における共通の1次転写ローラがこれを兼ねている。すなわち、本発明に係る画像形成装置では、転写ベルトを張設するための独立したテンションローラは設けられておらず、必要ではなく、転写ベルト内側領域のローラ本数は、ベルト駆動ローラと、2本の、共通1次転写ローラの合計3本で済み、それだけ、部品点数が少なく小型化が可能であるとともに低コスト化が可能である。
さらに、駆動ローラから遠い方の組の画像形成部における共通の1次転写ローラが、転写ベルトを巻き掛け張設するための駆動ローラに対向する対向ローラを兼ねているので、ベルト周長はそれだけ短く済むとともに、駆動ローラと対向ローラを結ぶ方向のベルト長さも短く済み、この点でも、小型化、低コスト化が可能である。
一般的に言えば、駆動ローラとこれに対向する対向ローラに巻き掛け張設された無端の転写ベルトに沿って複数の画像形成部が順次配列されており、該各画像形成部は、該画像形成部に割り当てられた色のトナー像を像担持体上に形成し、該像担持体上のトナー像を1次転写ローラで該転写ベルトに1次転写するものであり、該転写ベルト上に1次転写されたトナー像は2次転写ローラにより記録媒体に2次転写される画像形成装置であり、前記複数の画像形成部として二つ一組の画像形成部を二組採用し、該各組の画像形成部は、前記1次転写ローラとして該組の画像形成部に共通の1次転写ローラを採用しており、該共通の1次転写ローラは前記無端転写ベルトの内側領域に配置されているとともに、一方の画像形成部の像担持体が前記転写ベルトの前記駆動ローラから離れていく方向に走行するベルト部分を間にして該共通の1次転写ローラに臨むとともに他方の画像形成部の像担持体が前記駆動ローラへ向かう方向に走行するベルト部分を間にして該共通の1次転写ローラに臨むように配置されており、該二組の画像形成部のうち、前記駆動ローラから遠い方の組の画像形成部における共通の1次転写ローラが前記対向ローラを兼ねている画像形成装置は、転写ベルトにテンションを加えるために、例えば次の(1)〜(4)のいずれかの画像形成装置とすることができる。
(1)前記二組の画像形成部のうち前記駆動ローラから遠い方の組の画像形成部における共通の1次転写ローラが前記対向ローラを兼ねているとともにベルトテンションローラを兼ねており、該1次転写ローラを前記転写ベルトを張設する方向に駆動するテンション装置を備えている画像形成装置。
(2)前記二組の画像形成部のうち前記駆動ローラから遠い方の組の画像形成部における共通の1次転写ローラが前記対向ローラを兼ねているとともにベルトテンションローラを兼ねており、該二組の画像形成部における合計2本の1次転写ローラを共に前記転写ベルトを張設する方向に連動駆動するテンション装置を備えている画像形成装置。
(3)前記二組の画像形成部のうち前記駆動ローラから遠い方の組の画像形成部における共通の1次転写ローラが前記対向ローラを兼ねているとともにベルトテンションローラを兼ねており、該二組の画像形成部を前記転写ベルトを張設する方向に連動駆動するテンション装置を備えている画像形成装置。
(4)前記駆動ローラがベルトテンションローラを兼ねており、該くど日ローラを前記転写ベルトを張設する方向に駆動するテンション装置を備えた加増形成装置。
いずれにしても本発明に係る画像形成装置では、テンション装置として、前記駆動ローラから遠い方の組の画像形成部における共通の1次転写ローラに前記対向ローラを兼ねさせるとともにベルトテンションローラを兼ねさせ、該二組の画像形成部における合計2本の1次転写ローラを、ベルトテンションローラを兼ねる1次転写ローラで前記転写ベルトを張設する方向に共に連動駆動する装置を採用する。
以上説明したように本発明によると、駆動ローラとこれに対向する対向ローラに巻き掛け張設された無端の転写ベルトに沿って複数の画像形成部が順次配列されており、該各画像形成部は、該画像形成部に割り当てられた色のトナー像を像担持体上に形成し、該像担持体上のトナー像を1次転写ローラで該転写ベルトに1次転写するものであり、該転写ベルト上に1次転写されたトナー像は2次転写ローラにより記録媒体に2次転写される画像形成装置であって、従来のタンデム型画像形成装置と同様の高速画像形成の利点が得られ、且つ、従来に比べると一層の小型化、低コスト化が可能である画像形成装置を提供することができる。
図1は本発明に係る電子写真方式の画像形成装置の1例を示している。
図1に示す画像形成装置は、無端転写ベルト4を備えており、該ベルトは駆動ローラ31とこれに対向する対向ローラ21とに巻き掛け張設されている。ベルト4の内側領域には、駆動ローラ31と対向ローラ21との間にもう一本のローラ22が配置されている。ローラ21、22はいずれも、後述する画像形成部の1次転写ローラでもある。さらに言えば、1次転写ローラ21は、ベルト4を巻き掛け張設するための、駆動ローラ31に対向する対向ローラを兼ねている。
転写ベルト4は駆動ローラ31により図中半時計方向(矢印方向)に回転駆動される。対向ローラ21及びローラ22(換言すれば、1次転写ローラ21、22)は、本例では、ベルトの回動に従動回転する。駆動ローラ31には転写ベルト4上の2次転写残トナー等を清掃するクリーナCLが臨んでおり、さらに、2次転写ローラ5が臨んでいる。
2次転写ローラ5の上方には定着装置6が設置されており、下方にはタイミングローラ対71、72が配置されている。タイミングローラ対71、72のうちローラ71は記録媒体Sを案内するガイド部81に設けられており、タイミングローラ対71、72のうちローラ72及び2次転写ローラ5は、ガイド部81に対し、ジャム処理等のために開閉可能である扉部82に設けられている。
転写ベルト4に沿って四つの画像形成部、すなわち、イエロー画像形成部Y、マゼンタ画像形成部M、シアン画像形成部C及びブラック画像形成部Kが順次配列されている。イエロー画像形成部Y及びマゼンタ画像形成部Mは、駆動ローラ31から離れる方向に走行するベルト部分に対し設置されており、シアン画像形成部C及びブラック画像形成部Kは駆動ローラ31へ向かう方向に走行するベルト部分に対し設置されている。
各画像形成部は、静電潜像担持体としてドラム型の感光体11を備えており、該感光体の周囲に帯電装置12、画像露光装置13、現像装置14、1次転写ローラ21(又は22)及び感光体上の1次転写残トナー等を除去するクリーナ15がこの順序で配置されている。1次転写ローラ21(22)は転写ベルト4を間にして感光体11に対向している。
さらに説明すると、1次転写ローラ21は、画像形成部MとCに共通の1次転写ローラであり、1次転写ローラ22は画像形成部YとKに共通の1次転写ローラである。
画像形成部Mの感光体11はベルト4の駆動ローラ31から離れる方向に走行する部分を間にして共通の1次転写ローラ21に臨んでおり、画像形成部Cの感光体11はベルト4の駆動ローラ31へ向かう方向に走行する部分を間にして共通の1次転写ローラ21に臨んでいる。
また、画像形成部Yの感光体11はベルト4の駆動ローラ31から離れる方向に走行する部分を間にして共通の1次転写ローラ22に臨んでおり、画像形成部Kの感光体11はベルト4の駆動ローラ31へ向かう方向に走行する部分を間にして共通の1次転写ローラ22に臨んでいる。
図1の画像形成装置によると、次のように画像形成がなされる。
先ず、最終的に形成されるべき画像に応じて、画像形成部Y、M、C及びKのうち少なくとも一つにおいて画像形成される。
画像形成部Y、M、C及びKのすべてを用いてフルカラー画像を形成する場合を例にとると、先ず、イエロー画像形成部Yにおいてイエロートナー像が形成され、これが転写ベルト4に1次転写される。
すなわち、イエロー画像形成部Yにおいて、感光体11が図中時計方向に回転駆動され、帯電装置12にて感光体11表面が一様に所定電位に帯電せしめられ、該帯電域に画像露光装置13からイエロー画像用の画像露光が施され、感光体11上にイエロー用静電潜像が形成される。この静電潜像はイエロートナーを有する現像装置14の現像バイアスが印加された現像ローラ141にて現像されて可視イエロートナー像となり、該トナー像が転写バイアスが印加された1次転写ローラ22にて転写ベルト4上に転写される。
同様にして、マゼンタ画像形成部Mにおいてマゼンタトナー像が形成されて転写バイアスが印加された1次転写ローラ21により転写ベルト4に転写され、シアン画像形成部Cにおいてシアントナー像が形成されて同じ1次転写ローラ21にて転写ベルト4に転写され、ブラック画像形成部Kにおいてブラックトナー像が形成されて前記転写バイアスが印加された1次転写ローラ22にて転写ベルト4に転写される。
イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像はこれらが中間転写ベルト4上に重ねて転写されるタイミング形成される。
かくして転写ベルト4上に形成された多重トナー像は転写ベルト4の回動により2次転写ローラ5へ向け移動する。
一方、記録媒体S(ここでは記録紙S)が図示省略の記録紙供給部から引き出され、引き続きタイミングローラ対71、72により、ベルト4上の多重トナー像と同期をとって転写ベルト4と2次転写ローラ5との間に供給され、転写バイアスが印加された2次転写ローラ5にて該多重トナー像が記録紙S上に2次転写される。その後記録紙Sは定着装置6に通され、そこで多重トナー像が加熱加圧下に記録紙Sに定着されて所定のカラー画像が記録紙S上に形成される。さらにその後、記録紙Sは機外へ排出される。
各画像形成部において1次転写後感光体11上に残留する1次転写残トナー等はクリーナ15により清掃除去される。また、2次転写後、転写ベルト4上に残留する2次転写残トナー等はクリーナCLにより清掃、回収される。
図1の画像形成装置によると、従来のタンデム型画像形成装置と同様に、複数の画像形成部が、無端転写ベルトに沿って順次配列されているから、従来のタンデム型画像形成装置と同様に高速画像形成が可能である。
また、この画像形成装置によると、転写ベルト4は駆動ローラ31とこれに対向する対向ローラ21に巻き掛け張設されているが、対向ローラ21は、画像形成部のうち、駆動ローラ31から遠い方の画像形成部M、Cにおける共通の1次転写ローラ21がこれを兼ねている。すなわち、転写ベルト4を張設するための独立したテンションローラは設けられておらず、必要ではなく、転写ベルト内側領域のローラ本数は、ベルト駆動ローラ31と、2本の、共通1次転写ローラ21、22の合計3本で済み(図9の従来装置では少なくとも6本要する)、それだけ、部品点数が少なく小型化が可能であるとともに低コスト化が可能である。
さらに、駆動ローラ31から遠い方の画像形成部M、Cにおける共通の1次転写ローラ21が、転写ベルト4を巻き掛け張設するための駆動ローラ31に対向する対向ローラ21を兼ねているので、ベルト周長はそれだけ短く済むとともに、駆動ローラ21と対向ローラ22を結ぶ方向のベルト長さも短く済み、この点でも、小型化、低コスト化が可能である。図9の従来画像形成装置と比較した場合、転写ベルト4の長さを31%程度短くすることが可能である。
また、図1の画像形成装置では、画像形成部Y、Mと画像形成部C、Kが転写ベルト4を間にして対向するごとく配置されているので、画像形成装置全体の小型化を達成しつつ、隣り合う画像形成部間隔を広くでき、それにより、各画像形成部の画像露光装置13は、図9に示す従来のタンデム型画像形成装置における画像形成部の画像露光装置13’と比べると、図中、上下方向に短く、左右に大きく形成でき、この点も、画像形成装置全体の小型化に貢献する。図9の従来画像形成装置と比較した場合、転写ベルト4、現像装置14及び画像露光装置13の占める断面積を24%程度低減させることができる。
図1の画像形成装置は、図1では記載を省略しているが、転写ベルト4にテンションを付与するために、1次転写ローラ21にテンションローラを兼ねさせて、該ローラ21を駆動ローラ31から離れる方向(ベルト4を張設する方向)αに動かすテンション装置を備えている。
図2、図3、図4はテンション装置の例を示している。なお、図2のテンション装置T1は参考例である。
図2に示すテンション装置T1は、1次転写ローラ21を支持してローラ21と駆動ローラ31とを結ぶ方向に可動のフレームF1と、フレームF1を駆動ローラ31から離れる方向αに押す押圧バネ等からなる駆動部D1とを含んでいる。
図3のテンション装置T2は、1次転写ローラ21だけでなく1次転写ローラ22も支持してローラ21と駆動ローラ31とを結ぶ方向に可動のフレームF2と、該フレームF2を駆動ローラ31から離れる方向αに押す押圧バネ等からなる駆動部D2とを含んでいる。
このテンション装置T2によると、1次転写ローラ21、22は連動する。そのため、1次転写時におけるトナー像の色ずれが、それだけ抑制される。
図4のテンション装置T3は、1次転写ローラ21、22を含め、画像形成部Y、M、C及びKを全部を支持してローラ21と駆動ローラ31とを結ぶ方向に可動のフレームF3と、フレームF3を駆動ローラ31から離れる方向に押す押圧バネ等からなる駆動部D3とを含んでいる。このテンション装置T2によると、画像形成部Y、M、C及びKは連動するので、各画像形成部の感光体11から転写ベルト4へのトナー像の1次転写ポイントが一定となり、一層色ずれが抑制される。
図5はテンション装置の他の参考例を示している。図5のテンション装置T4は、転写ベルト4にテンションを付与するために、駆動ローラ31にテンションローラを兼ねさせて、該ローラ31をベルト4を張設する方向βに動かすテンション装置である。
テンション装置T4は、駆動ローラ31を支持して1次転写ローラ21と駆動ローラ31とを結ぶ方向に可動のフレームF4と、フレームF4を転写ローラ21、22から離れる方向βに押す押圧バネ等からなる駆動部D4とを含んでいる。
テンション装置T4は、テンション装置T3に比べると簡単な構成でありながら、1次転写時のトナー像の色ずれが抑制される状態でベルト4にテンションを付与できる。
図6は、図1の画像形成装置において、扉部82を図上、右方向に回動させてジャム処理する様子を示している。既述の特開2002−189331号公報記載の画像形成装置では、転写ベルトが縦長に配置されているが、図1の画像形成装置では、転写ベルト4が横長に配置されているため、記録媒体Sへのトナー像の2次転写部がベルト4の横に位置することになり、図6に示すように、装置側面の扉部82を開閉可能とすることで、ジャム処理が容易となっている。
図7は、図1の画像形成装置において、画像形成部Y、Mの画像露光装置をこれら画像形成部に共通化した画像露光装置130とするとともに、画像形成部C、Kの画像露光装置もこれら画像形成部に共通化した装置130とした場合を示している。これによると、画像露光装置に係る部品点数が低減するとともに、左右に隣り合う画像形成部を近づけることができ、それだけ、転写ベルト4をさらに短くでき、装置小型化に貢献できる。
図8は、図1の画像形成装置において、画像形成部Y、M、C及びKの画像露光装置をこれら画像形成部に共通化した一つの画像露光装置1300とした場合を示している。これによると、画像露光装置に係る部品点数がさらに低減できる。
本発明は、転写ベルトに沿って複数の画像形成部を備えた画像形成装置を小型化、低コスト化することに利用できる。
本発明に係る画像形成装置の1例の構成の概略を示す図である。 テンション装置の参考例を示す図である。 本発明に係る画像形成装置におけるテンション装置の1例を示す図である。 本発明に係る画像形成装置におけるテンション装置の他の例を示す図である。 テンション装置の他の参考例を示す図である。 図1の画像形成装置においてジャム処理する様子を示す図である。 図1の画像形成装置において画像露光装置の他の例を採用した画像形成装置を示す図である。 図1の画像形成装置において画像露光装置のさらに他の例を採用した画像形成装置を示す図である。 従来のタンデム型画像形成装置例を示す図である。
符号の説明
Y イエロー画像形成部
M マゼンタ画像形成部
C シアン画像形成部
K ブラック画像形成部
11 感光体
12 帯電装置
13、130、1300、13’ 画像露光装置
14 現像装置
141 現像ローラ
15 クリーナ
21 対向ローラ及びテンションローラを兼ねる共通の1次転写ローラ
22 共通の1次転写ローラ
31 駆動ローラ
4、4’ 転写ベルト
5 2次転写ローラ
6 定着装置
71、72 タイミングローラ対
S 記録媒体
T1〜T4 テンション装置
F1〜F4 フレーム
D1〜D4 駆動部

Claims (4)

  1. 駆動ローラとこれに対向する対向ローラに巻き掛け張設された無端の転写ベルトに沿って複数の画像形成部が順次配列されており、該各画像形成部は、該画像形成部に割り当てられた色のトナー像を像担持体上に形成し、該像担持体上のトナー像を1次転写ローラで該転写ベルトに1次転写するものであり、該転写ベルト上に1次転写されたトナー像は2次転写ローラにより記録媒体に2次転写される電子写真方式の画像形成装置であり、前記複数の画像形成部として二つ一組の画像形成部を二組採用し、該各組の画像形成部は、前記1次転写ローラとして該組の画像形成部に共通の1次転写ローラを採用しており、該共通の1次転写ローラは前記無端転写ベルトの内側領域に配置されているとともに、一方の画像形成部の像担持体が前記転写ベルトの前記駆動ローラから離れていく方向に走行するベルト部分を間にして該共通の1次転写ローラに臨むとともに他方の画像形成部の像担持体が前記駆動ローラへ向かう方向に走行するベルト部分を間にして該共通の1次転写ローラに臨むように配置されており、該二組の画像形成部のうち、前記駆動ローラから遠い方の組の画像形成部における共通の1次転写ローラが前記対向ローラを兼ねているとともにベルトテンションローラを兼ねており、該二組の画像形成部における合計2本の1次転写ローラを、ベルトテンションローラを兼ねる1次転写ローラで前記転写ベルトを張設する方向に共に連動駆動するテンション装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記テンション装置は、前記二組の画像形成部における合計2本の1次転写ローラを支持する可動フレームと、該可動フレームをベルトテンションローラを兼ねる1次転写ローラで前記転写ベルトを張設する方向に駆動可能の駆動部とを含んでいる請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記テンション装置は、前記二組の画像形成部における合計2本の1次転写ローラを含め該二組の画像形成部全体をベルトテンションローラを兼ねる1次転写ローラで前記転写ベルトを張設する方向に連動駆動可能のテンション装置である請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記テンション装置は、前記二組の画像形成部における合計2本の1次転写ローラを含め該二組の画像形成部全体を支持する可動フレームと、該可動フレームをベルトテンションローラを兼ねる1次転写ローラで前記転写ベルトを張設する方向に駆動可能の駆動部とを含んでいる請求項3記載の画像形成装置。
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