JP4487390B2 - ステアリングホイール - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の操舵用のステアリングホイールに関し、特に、リング部の平面周方向で部分的に装飾部を備えた構成のステアリングホイールに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、リング部の平面周方向で、木質感を出す装飾部を備えた構成のステアリングホイールとしては、特開平11−91588号公報に示すようなものがあった。このステアリングホイールは、操舵時に把持する略円環状のリング部の芯金周囲に、芯金を被覆して軟質合成樹脂からなる芯金被覆部を備え、芯金被覆部に、リング部の平面周方向に沿うように、部分的に装飾部が配置されていた。この装飾部は、硬質材料で形成されて、断面略逆U字形状の上側装飾部と断面略U字形状の下側装飾部とを貼り合わせて形成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のこの種のステアリングホイールでは、車両搭載時にリング部における装飾部の前部側中央付近に上方から衝撃力が作用した場合、芯金が塑性変形して、リング部が側方から見て、リング部上面に沿うリング部面の前部側を下方に曲げて、略く字形状に屈曲するように変形した。
【0004】
しかし、従来のこの種のステアリングホイールでは、装飾部の端部付近において、リング部の芯金が、側方から見て、略く字形状に下方に曲げ変形されるため、上側装飾部が下側装飾部から剥離されて浮き上がる場合があった。
【0005】
なお、本発明におけるステアリングホイールの前後方向は、車両搭載時において直進時における車両の前後方向に沿うものとし、ステアリングホイールの上下方向は、ステアリングシャフトの軸方向に沿った上下方向に対応するものとする。
【0006】
また、この衝撃力の作用時、装飾部では、芯金が下方に向かって突出するように湾曲して変形するため、下側装飾部には引張力が、上側装飾部には圧縮力が作用する。そして、上側装飾部と下側装飾部とは貼り合わされているため、上側装飾部には、上記圧縮力に加えて、下側装飾部にかかる引張力の反作用が、リング部の平面周方向あるいはリング部の断面周方向から、相乗的に圧縮力として作用する。そのため、上側装飾部には、この圧縮によって生じる歪みが大きくなって、ひび割れ若しくは亀裂が生じていた。
【0007】
本発明は、上記にかんがみて、リング部における装飾部への衝撃力が作用した際の上側装飾部端部の下側装飾部からの浮き上がりや、上側装飾部におけるひび割れ若しくは亀裂の発生を抑えることが可能なステアリングホイールを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のステアリングホイールは、操舵時に把持する略円環状のリング部と、リング部の中央に配置されるボス部と、リング部とボス部とを連結するスポーク部と、を備えるとともに、リング部、ボス部、及び、スポーク部に、相互を連結するための芯金を配設させた構成とされ、
リング部の部位に配置されるリング部芯金が、断面略逆U字形状として、構成され、
リング部が、リング部芯金の外表面側を覆う装飾部と、装飾部とリング部芯金との間に介在される軟質部と、を、備え構成され、
装飾部が、軟質部より硬質の材料から形成されて、リング部の平面周方向に沿うように、前側のスポーク部間において、部分的に配置されるとともに、断面略逆U字形状の上側装飾部と断面略U字形状の下側装飾部とを貼り合わせて、軟質部の外表面側をリング部の断面周方向の全周にわたって覆うように、軟質部に貼着されて、配設されている構成のステアリングホイールであって、
装飾部が、端部と、前側のスポーク部と、の間に距離を設けるように、配設され、
リング部に運転者が干渉して、リング部における装飾部の中央付近に、リング部上方から衝撃力作用した際に、リング部芯金が、リング部の上面に沿って形成されるリング部面に対して傾斜させるように、側方から見て略く字形状に下方に曲げ変形される構成とされ、
リング部芯金に、リング部芯金の曲げ剛性を高めて補強可能に、リング部芯金における断面逆U字形状の対向壁を相互に連結するような補強リブが形成され
補強リブが、リング部芯金の曲げ変形部分を、装飾部の配置部位から外れて、衝撃力の作用時のリング部における前側に位置するスポーク部と装飾部との間に配置させ、かつ、リング部芯金の曲げ変形時に上側装飾部端部の下側装飾部からの浮き上がりを抑えるように、リング部芯金における装飾部の端部付近であって、装飾部のないスポーク部側に、配置されていることを特徴とする。
【0009】
また、下側装飾部の内周面側において、リング部の平面周方向においての少なくとも中央付近に、応力集中部位が形成される構成とすることが望ましい
【0010】
【発明の作用・効果】
本発明のステアリングホイールでは、装飾部の端部付近となる部位に、補強リブが形成されて、リング部における装飾部への衝撃力の作用時に、リング部面の一部を傾斜させる芯金の曲げ変形部分が装飾部の配置部位から外れる構成であるため、リング部における装飾部の前部側中央付近に衝撃力が作用しても、芯金が、装飾部の端部付近で曲げ変形されずに、装飾部の配置部位から外れた部位で曲げ変形されて、上側装飾部端部の下側装飾部からの浮き上がりが抑えられる。
【0011】
従って、本発明のステアリングホイールでは、リング部における装飾部への衝撃力が作用した際の上側装飾部端部の下側装飾部からの浮き上がりを抑えることができる。
【0012】
また、本発明のステアリングホイールにおいて、下側装飾部の内周面側に、リング部の平面周方向においての少なくとも中央付近に、応力集中部位を形成すれば、リング部の前部側中央付近に衝撃力が作用すると、芯金が下方に向かって突出するように湾曲して変形し、下側装飾部に引張力が作用して、応力集中部位が破断する。そのため、下側装飾部の引張力の反作用が、上側装飾部に対して圧縮力として作用せず、上側装飾部自体に作用する圧縮力だけが作用することとなって、上側装飾部の歪みが低減され、その結果、上側装飾部におけるひび割れや亀裂の発生を抑えることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0015】
実施形態のステアリングホイールW1は、図1に示すように、操舵時に把持する円環状のリング部Rと、リング部Rの中央に配置されるボス部Bと、リング部Rとボス部Bとを連結する4本のスポーク部Sと、を備えて構成されて、各部には、相互を連結するためのステアリングホイール芯金1が配設されている。
【0016】
芯金1は、図2に示すように、ボス部Bに配置されるボス部芯金3、各スポーク部Sに配置されるスポーク部芯金4、リング部Rに配置されるリング部芯金5、から構成されている。そして、芯金1は、車両のステアリングシャフトSS(図9参照)と接続されるボス部芯金3の中央のボス3aの部位が、鋼製として、その周囲のボスプレート3b、スポーク部芯金4、及び、リング部芯金5が、ダイカスト鋳造によるアルミニウム合金等のダイカスト金属から形成されている。リング部芯金5は、図2に示すように、断面略逆U字形状としている。
【0017】
そして、図1・2・4・5に示すように、リング部芯金5における後述する装飾部8Fの端部8ae付近の位置には、リング部芯金5の曲げ剛性を高めて補強するように、補強リブ6が、断面逆U字形状の対向壁を相互に連結するように形成されている。この補強リブ6は、リング部Rにおける装飾部8Fへの衝撃力の作用時に、リング部面RFの一部を傾斜させる芯金1の曲げ変形部分が、装飾部8Fの配置部位から外れ、かつ、スポーク部Sと装飾部8Fとの間となるように、装飾部8Fのないスポーク部S側に配置されるものである。なお、リング部面RFとは、リング部Rの上面に沿って形成される面である(図9参照)。
【0018】
図1に示すように、リング部Rにおける車両の前後方向の部位には、装飾部8(F・B)が貼着されて配設され、リング部Rにおける車両の左右方向の部位には、皮革11(L・R)が貼着されて配設されている。装飾部8Fは、端部8aeとスポーク部Sとの間に距離を設けるように、配設されている。そして、装飾部8(F・B)及び皮革11(L・R)とリング部芯金5との間には、射出成形(反応射出成形を含む)により形成されるウレタン等の軟質部13(F・B・L・R)が、それぞれ、介在されている。そして、リング部Rの左右に配置される軟質部13(L・R)は、リング部芯金5の周囲から各スポーク部芯金Sのリング部R側まで覆うように、配置されている。
【0019】
リング部Rの前後に配置される装飾部8(F・B)は、それぞれ、図2に示すように、上下に分割された断面略逆U字形状の上側装飾部8aと、断面略U字形状の下側装飾部8bと、を張り合せて構成されている。この上側装飾部8aと下側装飾部8bとは木目模様を備えた自然木を所定の保護コーティング層で覆って形成されている。
【0020】
下側装飾部8bの内周面側には、図3に示すように、複数本(図例では3本)の応力集中部位を形成するための凹溝9が、リング部Rの断面周方向に並んで配置されている。この各凹溝9は、図6に示すように、リング部Rの平面周方向に沿って、下側装飾部8bの略全域にわたって形成されている。
【0021】
リング部Rの左右に配置される皮革11(L・R)は、図7に示すように、縫合糸15を利用して、リング部Rの内周側のボス部B側で縫合されて、巻き付けられている。なお、各皮革11(L・R)の展開形状は、各軟質部13(L・R)の上下面を覆い可能な形状の部位相互が、リング部Rの外周側で連結されたような形状としている。そして、各皮革11L・11Rの端部11aは、図4に示すように、円環状のABS樹脂等の硬質合成樹脂からなる巻き芯17に、接着させて巻き付けるとともに、接着剤21を使用して、巻き芯17を軟質部13L・13Rの端部に接着させて配置されている。巻き芯17は、図5に示すように、断面周方向に複数(図例では2個)に分割されて構成されている。
【0022】
なお、各装飾部8F・8Bの内周側に配置されて、リング部芯金5の断面周方向の全周を覆うように配置される軟質部13F・13Bは、図4に示すように、軟質部13L・13Rの肉厚より、装飾部8F・8Bの肉厚分、薄肉とされている。
【0023】
次に、本実施形態のステアリングホイールW1の製造について述べる。まず、予め、ステアリングホイール芯金1を製造しておく。ステアリングホイール芯金1の製造は、所定のダイカスト鋳造型に、ボス3aをセットして、ダイカスト鋳造して製造する。
【0024】
そして、ステアリングホイール芯金1を、軟質部13を成形する射出成形型にセットし、型締め後、キャビティ内に所定の成形材料を注入して、図8に示すように、軟質部13(F・B・L・R)を、スポーク部芯金4のリング部芯金5側とリング部芯金5とを被覆するように形成する。
【0025】
次いで、型開きした成形型から離型させ、各軟質部13F・13Bの外周面や、上側装飾部8aと下側装飾部8bとの対向面相互に、接着剤を塗布して、各軟質部13F・13Bの外周面に、上側装飾部8aと下側装飾部8bとを貼着させる。
【0026】
その後、各軟質部13L・13Rの外周面に巻き付ける各皮革11L・11Rの端部11aを巻き芯17に接着させて巻き付け、さらに、各軟質部13L・13Rの外周面に、接着剤を塗布して、縫合糸15を使用して縫合しつつ、各皮革11L・11Rを巻き付ければ、ステアリングホイールWを製造することができる。なお、各皮革11L・11Rの端部11aを巻き付けた巻き芯17は、既述したように、接着剤21を塗布して、軟質部13L・13Rの端部に接着させて配置させる。
【0027】
そして、車両へ装着する際には、ボス部Bの下方を覆う図示しないロアカバーを組み付けて、ボス3aをステアリングシャフトSSにナット止めし、さらに、ボス部Bの上部を覆うパッドPを組み付ければ、完成したステアリングホイールW1を車両に装着することができる。
【0028】
この実施形態のステアリングホイールW1は、車両衝突等により、リング部Rにおける上側装飾部8aの前部側中央8ac付近に、上方から衝撃力Fが作用した場合、図9に示すように、リング部芯金5が変形ポイントDPで塑性変形して、側方から見て、リング部面RFの前部側が下方へ向かうように、略く字形状に屈曲して変形する。このとき、実施形態のステアリングホイールW1では、リング部芯金5における装飾部8Fの端部8ae付近の位置に、リング部芯金5の曲げ剛性を高めて補強するように、補強リブ6が、断面逆U字形状の対向壁を相互に連結するように形成されている。この補強リブ6は、リング部Rにおける装飾部8Fへの衝撃力Fの作用時に、リング部面RFの一部を傾斜させるリング部芯金5の曲げ変形部分が、装飾部8Fの配置部位から外れ、かつ、スポーク部Sと装飾部8Fとの間が変形ポイントDPとなるように、配置されるものである。そのため、リング部芯金5が装飾部8Fの端部8ae付近で曲げ変形されずに、装飾部8Fの配置部位から外れた部位で曲げ変形されて、上側装飾部8aにおける端部8aeの下側装飾部8bからの浮き上がりが抑えられる。
【0029】
なお、従来のステアリングホイールでは、リング部芯金の変形ポイントDPが装飾部の配置部位内における端部付近となるため、リング部芯金が変形すると、上側装飾部が下側装飾部から剥離されて浮き上がる場合があった。
【0030】
また、実施形態のステアリングホイールW1は、衝撃力F作用時に、図10に示すように、前方から見て、リング部芯金5が下方に向かって突出するように湾曲して変形する。このとき、装飾部8Fにおける下側装飾部8bには引張力が、上側装飾部8aには圧縮力が作用する。しかし、実施形態のステアリングホイールW1では、下側装飾部8bの内周面側に、リング部Rの平面周方向において、下側装飾部8bの略全域にわたって、応力集中部位を設けるための凹溝9が形成されている構成であり、装飾部8Fに衝撃力Fが作用すると、下側装飾部8bに引張力が作用して、凹溝9の部位に応力集中が起こり、下側装飾部8bの中央8bc付近における凹溝9の周壁に、図3において二点鎖線で示すように亀裂Cやひびが生じて、下側装飾部8bが、リング部Rの断面周方向に分離する。そのため、下側装飾部8bの引張力は、上側装飾部8aに対して圧縮力として作用せず、上側装飾部8aに作用する圧縮力だけが作用することとなって、上側装飾部8aの歪みが低減されるため、上側装飾部8aにおけるひび割れ若しくは亀裂の発生を抑えることができる。
【0031】
従って、実施形態に係るステアリングホイールW1では、リング部Rにおける装飾部8Fに衝撃力Fが作用した際の上側装飾部8aにおける端部8aeの下側装飾部8bからの浮き上がりや、上側装飾部8aにおけるひび割れ若しくは亀裂の発生を抑えることができる。
【0032】
なお、実施形態のステアリングホイールW1では、リング部芯金5における装飾部8の端部8ae付近の位置に配置される補強リブ6と、下側装飾部8bの内周面側に形成される凹溝(応力集中部位)9と、の両方を備えた構成であるが、ステアリングホイールとしては、これらの構成のうち、どちらか一方を備えた構成としてもよい。
【0033】
また、実施形態では、凹溝9は、3本形成されているが、凹溝9の形成数はこれに限られるものではなく、単数でも複数でもよい。また、実施形態では、凹溝9は、各装飾部8F・8Bにおける下側装飾部8bに、それぞれ形成されているが、車両搭載時には、通常、衝撃力Fはリング部Rにおける装飾部8Fの前部側中央8ac付近に上方から作用するため、装飾部8Fにおける下側装飾部8bにのみ形成する構成としてもよい。
【0034】
さらに、図11・12に示すように、ステアリングホイールW2として、装飾部18F・18Bにおける下側装飾部18bに、リング部Rの断面周方向にわたる凹溝19を形成した構成としてもよい。このような構成とした場合は、凹溝19の部位に亀裂やひびが生じて、下側装飾部18bは、リング部Rの平面周方向に破断する。なお、図例では、凹溝19は、下側装飾部18bに、リング部Rの中心に対して放射状に複数個配置されているが、下側装飾部18bにおけるリング部Rの平面周方向においての中央18bc付近に一個形成する構成としてもよい。下側装飾部18bの平面周方向においての中央18bcは、衝撃力作用時に最大引張力が生じやすく、この付近に凹溝19を形成すれば、衝撃力作用時に、凹溝19の周壁に、亀裂Cが生じて、下側装飾部18bがリング部Rの平面周方向に破断し、上側装飾部18aにおけるひび割れ若しくは亀裂の発生を、十分に防止できるためである。
【0035】
なお、実施形態では、凹溝9・19を配置させて応力集中部位を形成したが、凹溝でなくても、応力集中部位を形成するために、部分的に小孔状の凹部を配置させる構成としてもよい。
【0036】
また、実施形態では、装飾部8として、木目模様を備えた自然木を所定の保護コーティング層で覆って形成されてなるものを例示したが、装飾部8を、硬質合成樹脂からなる基材部と、基材部の外周面に配置されて木目模様を有した自然木からなる木質部と、の2層から形成したり、硬質合成樹脂等からなる単体で構成してもよい。
【0037】
さらに、実施形態では、軟質部13(F・B・L・R)を射出成形で形成した場合を示したが、成形型を使用して、リング部芯金5を被覆するように、軟質部13(F・B・L・R)を成形できれば、軟質部13(F・B・L・R)を、射出成形(反応射出成形を含む)に限らず、圧縮成形や注型等によって、形成してもよい。そして、装飾部8(F・B)・18(F・B)とリング部芯金5との間に、軟質層13(F・B)が配置されているため、装飾部に加わる衝撃力が大きくなければ、装飾部にひび割れ若しくは亀裂が発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるステアリングホイールの平面図である。
【図2】図1のステアリングホイールにおけるステアリングホイール芯金の底面図である。
【図3】同実施形態のリング部の断面図であり、図1のIII −III 線部位を示す。
【図4】同実施形態のリング部の断面図であり、図1のIV−IV線部位を示す。
【図5】同実施形態のリング部の断面図であり、図4のV−V線部位を示す。
【図6】図1のステアリングホイールにおける下側装飾部の平面図である。
【図7】同実施形態のリング部の断面図であり、図1のVII −VII 線部位を示す。
【図8】同実施形態のリング部芯金に、軟質部を成形した状態を示す平面図である。
【図9】図1のステアリングホイールに衝撃力が作用して変形した状態を示す側面図である。
【図10】図9の変形状態を正面側から見た図である。
【図11】他の実施形態のステアリングホイールの平面図である。
【図12】図11のXII −XII 線部位の断面図である。
【符号の説明】
5 リング部芯金
6 補強リブ
8(F・B)、18(F・B) 装飾部
8bc、18bc 応力集中部位
9、19 凹溝
11 皮革
13(F・B・L・R) 軟質部
R リング部
RF リング部面
W1・W2 ステアリングホイール

Claims (2)

  1. 操舵時に把持する略円環状のリング部と、該リング部の中央に配置されるボス部と、前記リング部と前記ボス部とを連結するスポーク部と、を備えるとともに、前記リング部、前記ボス部、及び、前記スポーク部に、相互を連結するための芯金を配設させた構成とされ、
    前記リング部の部位に配置されるリング部芯金が、断面略逆U字形状として、構成され、
    前記リング部が、前記リング部芯金の外表面側を覆う装飾部と、該装飾部と前記リング部芯金との間に介在される軟質部と、を、備え構成され、
    該装飾部が、前記軟質部より硬質の材料から形成されて、前記リング部の平面周方向に沿うように、前側のスポーク部間において、部分的に配置されるとともに、断面略逆U字形状の上側装飾部と断面略U字形状の下側装飾部とを貼り合わせて、前記軟質部の外表面側を前記リング部の断面周方向の全周にわたって覆うように、前記軟質部に貼着されて、配設されている構成のステアリングホイールであって、
    前記装飾部が、端部と、前側の前記スポーク部と、の間に距離を設けるように、配設され、
    前記リング部に運転者が干渉して、前記リング部における前記装飾部の中央付近に、前記リング部上方から衝撃力作用した際に、前記リング部芯金が、前記リング部の上面に沿って形成されるリング部面に対して傾斜させるように、側方から見て略く字形状に下方に曲げ変形される構成とされ、
    前記リング部芯金に、前記リング部芯金の曲げ剛性を高めて補強可能に、前記リング部芯金における断面逆U字形状の対向壁を相互に連結するような補強リブが形成され
    該補強リブが、前記リング部芯金の曲げ変形部分を、前記装飾部の配置部位から外れて、前記衝撃力の作用時の前記リング部における前側に位置する前記スポーク部と前記装飾部との間に配置させ、かつ、前記リング部芯金の曲げ変形時に前記上側装飾部端部の前記下側装飾部からの浮き上がりを抑えるように、前記リング部芯金における前記装飾部の端部付近であって、前記装飾部のない前記スポーク部側に、配置されていることを特徴とするステアリングホイール。
  2. 前記下側装飾部の内周面側において、前記リング部の平面周方向においての少なくとも中央付近に、応力集中部位が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のステアリングホイール。
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