JP4485680B2

JP4485680B2 - 脱着可能なジョイント

Info

Publication number: JP4485680B2
Application number: JP2000517198A
Authority: JP
Inventors: リンドベルイ，スタッファン; ガーラス，スタッファン; エングルンド，トルド
Original assignee: カプマンアクティエボラーグ
Priority date: 1997-10-17
Filing date: 1998-10-14
Publication date: 2010-06-23
Anticipated expiration: 2018-10-14
Also published as: US6341918B1; ES2213918T3; EP1025369A1; JP2001521108A; SE9703791L; EP1025369B1; DE69820892D1; SE510636C2; SE9703791D0; DE69820892T2; WO1999020909A1

Description

【０００１】
〔発明の目的と特徴〕
本発明は、ベルトに固定されたホルダに鋸鞘を結合し、また、所望に応じて容易にホルダから取り外すために開発された。しかし、それは、より、広くは、任意の２つの物品の脱着可能なジョイントによる結合に使用できる。この目的のための本発明による結合手段は添付の請求の範囲に規定されている。
【０００２】
〔発明の選択した実施の形態の詳細な説明〕
図１を参照すると、鋸鞘（１）が手動鋸を受容し、ベルトで移動せしめられるようにされている。この目的のために、鞘はベルト上にフックされるようにされているＵ型の止金（clasp)を有するホルダ部（２）に結合されている。鞘とホルダは両方とも射出成形されるポリマー材料で作製することができる。
【０００３】
ホルダ（２）の下側部分は、平らな第１部材（３）を具備し、その下縁は第１部材よりも狭い平らな第２部材（４）と結合されている。第１部材（３）は詳細には周縁が円形の広い部分（６）と、長手方向に延びる狭い部分（７）から成る鍵穴形状の貫通穴（５）を備えている。実際には、円く広い部分（６）は狭い部分（７）の幅の１．５乃至２倍の直径を有する。平らな第２部材（４）の内側には穴の狭い部分（７）の下側部分に対向してペグ（８）が配設されている。実際には、ペグは円筒状とされ、平らな部材（４）に一体に形成される。
【０００４】
鞘（１）は上端に２つの平行なフランジ（９）を備えていて、それらは各々外側に馬蹄形の突起（１０）を有する。より詳細には、突起（１０）は、外側端部にカラーまたは幅広部分を有するフランジ（９）から直角に突出する内側のくびれ（１１）を備えている。くびれ（１１）とカラー（１２）は共通の横方向の開口（１３）を有し、説明中の出願においては、鞘の長手方向に直角な方向を向いている。カラー（１２）の外径は、円形の穴部分（６）の直径よりも若干小さくなければならないが、狭い穴部分（７）の幅よりは充分に大きい。くびれ（１１）の直径は狭い部分（７）よりも若干小さくなければならない。
【０００５】
結合手段の作用が図２〜５に示されている。鞘をホルダに結合しようとする時、それらは互いに直角に向けられ、馬蹄形の突起（１０）は図３において矢印んで示されるように広い穴部分（６）を通して挿入される。図４に示される次のステップでは、馬蹄形の突起は、それが平らな要素（４）の内側のペグ（８）を囲むまで、狭い穴部分（７）内に滑り降ろされる。図５による最後のステップでは、鞘は９０度回転され、ホルダから下向きに自由に吊り下がる。この位置では、それは、ホルダに対して自由に揺動することができるが、同時にホルダに係止されている、というのは、ペグ（８）は馬蹄形状の突起を突き抜け、鞘とホルダの間の縦方向の動きを防止しているからである。
【０００６】
鞘をホルダに対して９０度回し戻し、引き抜くことができる馬蹄形状の突起を幅広の穴部分（６）まで滑り上げることで鞘を意図的にホルダから外す事ができる。
【０００７】
図１に示されるように、横方向の開口（１３）が鞘（１）の開放された溝と同じ方向に配設されている。鞘がオペレータのベルトから吊り下げられて運ばれる時には、溝は前方に回される。このように、横方向の開口が前方を向いている時、鞘がホルダから意図しないで外れることは最小限に抑えられる、というのは、それは、９０度後ろ向きの１つの位置でのみしか発生しないからである。実際の使用中に意図することなく鞘がこのような位置をとる事は極めて稀であって、結合、解放は物品の意図的な配置でしか起こらない。
【０００８】
本発明は鋸鞘のベルトハンガーへの結合のみに限定されるものではない。それは、結合の解放性と組み合わされた揺動する相対運動が要求されている、２つの任意な物品の間のジョイントされた解放可能な結合に適用することが可能である。設計上の明らかな変形例があるが、例えば、馬蹄形状の突起が狭い部分（７）から移動した後の解放を容易にするためのセンタリング手段を有するカラー（１２）と幅広穴部分（６）を提供することがある。
【図面の簡単な説明】
【図１】鞘に取り外し可能に結合されたホルダー付き鋸鞘の斜視図である。
【図２】結合手段の４つの作動状態の内の１つを示す斜視図である。
【図３】結合手段の４つの作動状態の内の１つを示す斜視図である。
【図４】結合手段の４つの作動状態の内の１つを示す斜視図である。
【図５】結合手段の４つの作動状態の内の１つを示す斜視図である。

Claims

２つの物品が脱着可能な結合手段を有するジョイントであって、
第１の物品（２）であって、その一方（３）が１つの広幅部分（６）と１つの狭幅部分（７）を有する略鍵穴形状の貫通穴（５）を備え、他方（４）が狭幅部分（７）に向かい合って対向して配置されたペグ（８）を備えている、２つの異なる要素（３、４）を具備する第１の物品（２）と、
第２の物品（１）であって、外側端部でカラー（１２）を支持する内側のくびれ（１１）を有する略馬蹄形状の突起（１０）を有し、くびれ（１１）とカラー（１２）が共通の横方向の開口（１３）を有している第２の物品（１）と、
第２の物品（１）の馬蹄形状の突起（１０）が、横方向の開口（１３）をペグ（８）の方に回した状態で、第１の物品（２）の貫通穴（５）の広い部分（６）に挿入可能で、それから、突起（１０）がペグ（８）を囲むように、広い部分（６）から狭い部分（７）へ摺動可能で、最後にペグの周りを回転させることにより第１の物品（２）と第２の物品（１）を互いに係止する手段と、を具備する、
ことを特徴とする脱着可能な結合手段を有するジョイント。