JP4485171B2 - 樹脂被覆アルミニウム顔料 - Google Patents

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Description

本発明は、ボールミル粉砕法、スタンプミル粉砕法、蒸着解砕法などの方法により製造される樹脂被覆アルミニウム顔料に関する。さらに詳しくは、本発明は、アルミニウム顔料表面に樹脂被覆した、耐薬品性や耐電撃性、密着性に優れるアルミニウム顔料およびその製法並びにその用途に関する。また、本発明は、金属光沢塗料に配合された時には、金属光沢を損なうことなく、耐薬品性、耐電圧性、密着性などが満足される樹脂被覆アルミニウム顔料およびその製法並びにその用途に関する。
近年ラジカセ・VTR・TV・携帯電話等の家電製品のプラスチック塗装や各種印刷物さらには各種化粧品などに、より光沢度の高いメタリック塗装、印刷などが好まれ、またマニキュアなどの化粧品などが用いられるようになってきた。樹脂被覆アルミニウム顔料は、より光沢度の高い着色剤として、これら用途に用いられる塗料、インク、化粧品などに配合されている。
このような樹脂被覆アルミニウム顔料には、その用途に応じて、種々の特性が要求される。
例えば、プラスチック成形品や金属などの表面にメタリック塗装を施す場合、メタリック塗料に含まれる被覆樹脂アルミニウム顔料には耐薬品性が求められる場合がある。もし樹脂被覆アルミニウム顔料の耐薬品性が乏しいと、酸やアルカリにより被覆樹脂が侵され、さらにはアルミニウム顔料表面が変色し、塗膜の金属光沢が失われる恐れがある。また、アルミニウム顔料は水性塗料組成物や水性インキ組成物に配合された時、それらに含有される水と反応すると、水素ガスを発生して溶解する性質がある。
また、例えば、プラスチック成形品の表面にメタリック塗装を施す場合、後述する特開昭62−81460号公報(特許文献1)の「発明が解決しようとする問題点」の項等にも記載されているように、塗料中の樹脂被覆アルミニウム顔料とバインダー樹脂との親和性、密着性が求められる。もし、プラスチック成形品の表面に塗装されたメタリック塗膜の密着性が乏しいと、塗膜上にセロテープを貼り付けて急速に剥離させた場合に、金属粉がセロテープに取られ、塗膜から脱落してしまいその跡が見苦しく、また、塗膜上にシルクスクリーン印刷等で文字・数字等のマーキングを施した場合に、欠字となり、塗装物の商品価値を著しく損なう。
また、アルミニウムのような金属粉自体には、通電性がある。もし、テレビのブラウン管のマスク部分の塗装において、塗膜の絶縁性が不十分であると、ブラウン管の高電圧が漏洩し、人間が手で触れたとき電撃を受け、場合によっては死亡事故を引起す恐れがある。また、静電塗装においては、スプレーガンと被塗物との間に高電圧が掛けられるが、金属粉原料に通電性があるため、その濃度が高いと、ブリッジ現象を起し、金属粉を通して電圧がリークし、回路が遮断されてしまい、塗装できなくなる。
また、樹脂被覆アルミニウム顔料を顔料として使用する場合、金属としてのアルミニウムの化学的活性に基づく種々のトラブルを引起す恐れがある。
すなわち、塗料中に配合される他の顔料、特にイエロー系、レッド系の有機顔料と接触すると化学反応を起こし、それらの有機顔料の退色あるいは変色を引起すことがある。また、塗料中のバインダーを変質させ、ゲル化等の原因となることがある。
このように樹脂被覆アルミニウム顔料には、その用途に応じて種々の特性が求められるが、これら種々の用途に用いられる樹脂被覆アルミニウム顔料に関しては、従来より多くの技術が開示されている。
例えば、本願出願人が先に開示した特開昭62−81460号公報(特許文献1)には、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレートと少量の(メタ)アクリル酸との共重合体にて被覆された合金粉末が開示され、該公報にはその製法として、金属粉を有機溶剤中に分散させ、重合開始剤によりトリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート等のアクリル系樹脂オリゴマーおよび少量のラジカル重合性の二重結合をもった有機酸を金属粉の表面において共重合させることにより、金属粉の表面をアクリル樹脂系ポリマーで被覆する合成樹脂被覆金属粉末の製造法が開示されている。
また、特開昭62−253668号公報(特許文献2)には、ラジカル重合性不飽和カルボン酸および/またはラジカル重合性二重結合を有する燐酸モノまたはジエステルおよびラジカル重合性二重結合を3個以上有する単量体から生成した樹脂によって、表面被覆されてなる樹脂被覆金属顔料が開示されている。また、この特許文献2には、ラジカル重合性不飽和カルボン酸として、アクリル酸、メタクリル酸などが挙げられ、金属顔料100重量部に対して0.01〜10重量部の量で使用され、ラジカル重合性二重結合を有する燐酸エステル単量体として、ジフェニル-2-メタクリロイロキシエチルホスフェート、
ジフェニル-2-アクリロイロキシエチルホスフェート等が挙げられ、金属顔料100重量
部に対して0.01〜30重量部の量で使用され、1分子中に重合性二重結合を3個以上有する単量体として、トリメチロールプロパントリアクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレートなどが挙げられ、金属顔料100重量部に対して、2〜50重量部の量で使用する旨記載されている。
また、特開平2−49076号公報(特許文献3)には、(a)塗料用樹脂と、(a)に対して少量の上記特開昭62−253668号公報(特許文献2)に記載の樹脂被覆金属顔料すなわち、(b)ラジカル重合性不飽和カルボン酸および/またはラジカル重合性二重結合を有する燐酸モノまたはジエステルおよびラジカル重合性二重結合を3個以上有する単量体から生成した樹脂とによって、表面被覆されてなる樹脂被覆金属顔料、および(c)希釈シンナーからなるメタリック塗料が開示されている。また、上記特許文献2と同様の単量体を同様の量で用いる旨記載されている。
これら特許文献1〜3に記載の樹脂被覆金属粉末(顔料)を配合した塗料は、耐薬品性や密着性はある程度向上しているが、近年の光輝度・高光沢アルミニウム顔料に対する強い要求を満足することはできていない。
特に特許文献2、3で、ラジカル重合性二重結合を有する燐酸エステル単量体として、ジフェニル-2-メタクリロイロキシエチルホスフェート、ジフェニル-2-アクリロイロキシエチルホスフェートを用いる態様であっても、近年の光輝度・高光沢アルミニウム顔料に対する強い要求を満足することはできないという問題点がある。
また、特開昭58−83033号公報(特許文献4)には、金属粉を、重合性二重結合を有する化合物を反応させて得られる少量の重合物にて、表面被覆してなる金属顔料組成物を含有したプラスチック塗装用塗料組成物が開示され、上記金属顔料組成物は、金属粉存在下に、重合性二重結合を有する化合物を重合させて得られている。
また、特開2001−115061号公報(特許文献5)には、アルミニウム等の金属粒子の表面に樹脂突起物を有し、該突起物間の少なくとも一部に金属粒子面が露出してな
る金属顔料が開示され、その製法としては、金属粒子を有機溶媒中に分散させ、ラジカル重合性の有機酸,ラジカル重合性のカップリング剤の少なくとも一つと、3個以上のラジカル重合性官能基を有するモノマーを少なくとも1種含むモノマーとを、重合開始剤により、粒子の表面において共重合させる方法が開示されている。
しかしながら、これら特許文献4〜5に記載の金属顔料組成物あるいは金属顔料では、金属光沢や密着性はある程度改善されているが、耐薬品性の点ではさらなる改善の余地がある。
このように金属光沢と、耐薬品性や密着性を両立させるのは難しく、塗膜の金属光沢、耐薬品性、耐電圧性、全てにバランスよく優れた塗膜が得られるような樹脂被覆アルミニウム顔料を得ることは困難であるのが現状である。
例えば、従来の樹脂被覆アルミニウム顔料を配合したメタリック塗料をプラスチックや金属の表面に塗装すると、アルミニウムが持つ溶解性や導電性のために、要求される耐薬品性や耐電圧性が十分でなく、耐薬品性テストでは変色が大きく、また耐電圧性テストでは6KVに耐えられないという問題点がある。
また、従来の樹脂被覆アルミニウム顔料では、その樹脂被覆によりアルミニウム顔料の有する金属光沢が劣化するという問題点がある。
特開昭62−81460号公報 特開昭62−253668号公報 特開平2−49076号公報 特開昭58−83033号公報 特開2001−115061号公報
本発明は、上記のような従来技術に伴う問題点を解決しようとするものであって、上記諸特性に優れ、特に、耐薬品性、耐電圧性に優れ、かつ金属光沢に優れた樹脂被覆アルミニウム顔料を提供することを目的としている。
また本発明は、上記のような樹脂被覆アルミニウム顔料の効率的で安全な製法を提供することを目的としている。
また本発明は、上記のような特性の樹脂被覆アルミニウム顔料を含有し、金属光沢、耐薬品性、耐電圧などにバランスよく優れた塗膜が得られるような、メタリック塗料を提供することを目的としている。
また本発明は、上記のような特性の樹脂被覆アルミニウム顔料と有機溶剤とを含有し、金属光沢、耐薬品性、耐電圧などにバランスよく優れた塗膜が得られるような、メタリック塗料用のアルミニウム顔料ペーストを提供することを目的としている。
本発明に係る樹脂被覆アルミニウム顔料は、原料アルミニウム顔料(A)の表面が、
(a)重合性二重結合を3個以上有するモノマー:80〜20モル%、
(b)重合性二重結合1個とベンゼン環1個を有するモノマー:70〜5モル%および、(c)(メタ)アクリル酸:15〜0.1モル%(但し、(a)+(b)+(c)=100モル%)を
重合して得られた共重合体(B)により被覆されていることを特徴としている 。
本発明では、上記共重合体(B)の被覆量が、原料アルミニウム顔料(A)100質量部に対して5〜25質量部であることが好ましい。
本発明では、上記重合性二重結合を3個以上有するモノマー(a)のモル数(am)と
、重合性二重結合1個とベンゼン環を有するモノマー(b)中のモル数(bm)の比[(
m):(bm)]が1:1〜5であることが好ましい。
本発明では、上記重合性二重結合を3個以上有するモノマー(a)がトリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレートであることが好ましい。
本発明では、重合性二重結合1個とベンゼン環1個を有するモノマー(b)がベンジル(メタ)アクリレートであることが好ましい。
本発明では、上記(メタ)アクリル酸(c)の質量が原料アルミニウム顔料(A)100質量部に対して0.02〜1質量部であることが好ましい。
本発明に係る樹脂被覆アルミニウム顔料の製造方法は、
原料アルミニウム顔料と、
重合性二重結合を3個以上有するモノマー(a):80〜20モル%、重合性二重結合1個とベンゼン環1個を有するモノマー(b):70〜5モル%および、(メタ)アクリ
ル酸(c):15〜0.1モル%((a)+(b)+(c)=100モル%)からなる原料モノマー混合物とを、
有機溶剤中に共存させ、重合開始剤の存在下で反応させて生成した重合物をアルミニウム粒子表面に析出させることを特徴としている。
本発明の上記製法の好ましい態様においては、上記原料アルミニウム顔料100質量部当たり上記原料モノマー混合物を5〜25質量部の量で有機溶剤中に共存させることが望ましい。
本発明に係るメタリック塗料は、上記の何れかに記載の樹脂被覆アルミニウム顔料を含有することを特徴としている。
また、本発明に係る樹脂被覆アルミニウム顔料ペーストは、上記の何れかに記載の樹脂被覆アルミニウム顔料と有機溶剤とを含有することを特徴としている。
なお、本発明において(メタ)アクリル酸とはアクリル酸および/またはメタクリル酸を意味する。
本発明に係る樹脂被覆アルミニウム顔料は、アルミニウム顔料が樹脂被覆されているにも拘わらず、光沢の劣化が少なく、しかも耐薬品性と耐電圧性に優れている。
本発明に係る上記樹脂被覆アルミニウム顔料の製造方法によれば、上記のような特性の樹脂被覆アルミニウム顔料を効率よく、安全に製造し得る。
本発明に係るメタリック塗料によれば、金属光沢、耐薬品性、耐電圧などにバランスよく優れた塗膜が得られる
本発明に係る樹脂被覆アルミニウム顔料ペーストによれば、上記メタリック塗料用の顔料などとして用いることにより、上記特性の塗膜が得られる。
以下、本発明に係る樹脂被覆アルミニウム顔料について具体的に説明する。
[樹脂被覆アルミニウム顔料]
本発明に係る樹脂被覆アルミニウム顔料は、原料アルミニウム顔料(A)の表面が、以下に詳述するような特定の共重合体(B)により被覆されており、この共重合体(B)は、(a)重合性二重結合を3個以上有するモノマー:80〜20モル%、(b)重合性二重結合1個とベンゼン環1個を有するモノマー:70〜5モル%および、(c)(メタ)アクリル酸:15〜0.1モル%(但し、(a)+(b)+(c)=100モル%)を重合して得られた共重合体である。
この樹脂被覆アルミニウム顔料における被覆樹脂層の厚みは、特に限定されないが、通常、0.02〜1.0μm(厚)、好ましくは0.05〜0.5μm(厚)程度であることが特に金属光沢の強さの点から望ましく、さらに耐電圧、耐薬品性、密着性の点からも望ましい。この被覆樹脂層の厚みが上記範囲より少ないと、耐電圧、耐薬品性、密着性が悪化する傾向があり、また上記範囲より大きいと金属光沢が悪化する傾向がある。
なお、樹脂被覆される原料アルミニウム顔料については、以下に詳述する。
[樹脂被覆アルミニウム顔料の製造]
本発明に係る樹脂被覆アルミニウム顔料は、原料アルミニウム顔料と、特定の原料モノマー混合物とを、有機溶剤中に共存させ、重合開始剤の存在下で反応させて生成した重合物をアルミニウム粒子表面に析出させることにより、樹脂被覆アルミニウム顔料を製造することができる。
通常では、原料アルミニウム顔料を有機溶剤に分散させ、樹脂被膜を形成させるための原料モノマー類および熱重合開始剤を加えて、加熱してモノマー類の重合反応を行い、樹脂被膜をアルミニウム顔料表面に析出させている。
以下、用いられる原料アルミニウム顔料、原料モノマー混合物、触媒の順に詳説する。<原料アルミニウム顔料>
本発明で用いられる原料アルミニウム顔料は、従来より公知のものであって、ボールミル粉砕法やスタンプミル法、蒸着解砕法によって製造されたものである。その形状、大きさ等は特に限定されないが、金属光沢塗料用としては、その形状がフレーク状であり、平均粒子径(D50:累積重量50%粒子径)が5〜90μmであり、厚みが1μm以下で通常0.01μm程度以上であり、アスペクト比(平均粒子径/厚み)が20以上であることが望ましい。
また、原料アルミニウム顔料の樹脂被覆を行うに先立ち、本願出願人が先に提案した特開2002−88274号公報や特開2003−82259号公報に開示されているような、アルミニウム顔料に耐水性を付与する表面処理を施しておいてもよく、本発明の樹脂被膜の形成を妨げない。
原料アルミニウム顔料を分散させる有機溶剤としては、アルミニウム顔料を分散させることができ、原料モノマー類を溶解するものであれば特に限定されないが、例えば、ミネラルスピリット、ソルベントナフサ、ヘキサンなどが好適に用いられる。有機溶剤の使用量は、アルミニウム顔料の濃度が、通常、5〜20質量%になるように設定すればよい。アルミニウム顔料の濃度が上記範囲より低いと、使用する溶剤量が増えて不経済である。また、アルミニウム顔料の濃度が上記範囲より高いと、重合反応時に反応液の増粘が生じ
、アルミニウム顔料が凝集してしまうことがあるので好ましくない。
<原料モノマー混合物>
樹脂被膜を形成するのに原料モノマー類として、重合性二重結合を3個以上有するモノマー(a)と、重合性二重結合1個とベンゼン環1個を有するモノマー(b)と、(メタ)ア
クリル酸(c)とが用いられる。
これらモノマー類は、通常、モノマー混合物として用いられることが望ましい。
本発明では、原料モノマー混合物中に、この重合性二重結合を3個以上有するモノマー(a)は、通常、80〜20モル%、好ましくは70〜30モル%の量で、重合性二重結合1個とベンゼン環1個を有するモノマー(b)は、通常、70〜5モル%、好ましくは
50〜20モル%の量で、および、(メタ)アクリル酸(c)は、通常、15〜0.1モル%、好ましくは8〜1モル%の量((a)+(b)+(c)=100モル%)で用いられる。
このモノマー(a)の量が上記範囲より多いと金属光沢が悪化する傾向があり、上記範囲より少ないと耐電圧、耐薬品性、密着性が悪化する傾向がある。また、このモノマー(b)の量が上記範囲より多いと樹脂被覆がうまく行かず耐電圧や耐薬品性が悪化する傾向があり、上記範囲より少ないと耐薬品性が悪化する傾向がある。また、このモノマー(c)の量が上記範囲より多いと耐薬品性が悪化する傾向があり、上記範囲より少ないと樹脂被覆がうまく行かず耐薬品性が悪化する傾向がある。
それらの使用量の合計{(a)+(b)+(c)}は、用いられるアルミニウム顔料の種類によって異なるため一概には規定できないが、原料アルミニウム顔料100質量部に対して、好ましくは、5〜25質量部、より好ましくは8〜20質量部、さらに好ましくは10.0〜17.0質量部となるようにこれらモノマーの使用量(合計)を設定することが、金属光沢、樹脂被覆の緻密性、耐薬品性などにバランスよく優れる樹脂被覆アルミニウム顔料、塗膜などが得られるため望ましい。
なお、原料モノマー類の合計使用量が上記範囲より少ない場合は、金属光沢は特に良くなるが、アルミニウム顔料の表面に緻密な樹脂被膜が形成されなくなり、耐薬品性などが不十分となる傾向がある。また、原料モノマー類の使用量が上記範囲より多い場合には、アルミニウム顔料の表面を覆う樹脂量が多くなり耐薬品性、耐電圧は特に良くなるものの、アルミニウム顔料の表面に樹脂が付き過ぎ、金属光沢が損なわれる傾向がある。
具体的には、昭和アルミパウダー(株)製の「Sap 616FP」なるアルミニウム顔料を用いた場合、原料アルミニウム顔料100質量部に対し原料モノマー合計量で5質量部未満の量となる樹脂被膜を形成すると、耐薬品性が不十分になる傾向があり、また、アルミニウム顔料に対し25質量部を超える量の被膜を形成すると、耐薬品性、耐電圧性に優れた被膜となるがアルミニウム顔料の持つ金属光沢が損なわれる傾向がある。
本発明では、上記重合性二重結合を3個以上有するモノマー(a)のモル数(am)と
、重合性二重結合1個とベンゼン環を有するモノマー(b)のモル数(bm)の比[(am):(bm)]が1:1〜5であることが、得られる樹脂被覆アルミニウム顔料あるいは
該顔料を含んでなる塗膜の金属光沢維持と耐薬品性の観点から好ましい。
重合性二重結合を3個以上有するモノマー(a)としては、例えば、トリメチロールプロパントリアクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、などが好適に用いられる。中でも、トリメチロールプロパン
トリアクリレートが金属光沢の観点でより好ましい。
重合性二重結合1個とベンゼン環1個を有するモノマー(b)としては、例えば、式(I):
Figure 0004485171
[式(I)中、R1は、炭素数1〜5個、好ましくは炭素数1〜3個のアルキレン基、−
O−CO−(オキシカルボニル基)、エーテル結合(−O−)および、単結合の何れか、またはこれらの基あるいは結合が2種以上結合してなる基を示す。R2は、HまたはCH3を示す。]で示され、具体的には、例えば、ベンジルメタクリレート、ベンジルアクリレート、スチレン、フェノキシエチルアクリレートなどが好適に用いられる。中でも、ベンジルメタクリレートが得られる樹脂被覆アルミニウム顔料、塗膜などの金属光沢、耐薬品性の観点でより好ましい。
以上のモノマー類の中から、モノマー(a)の1種であるトリメチロールプロパントリ
アクリレートと、モノマー(b)の1種であるベンジルメタクリレートの組み合わせが、
金属光沢維持と耐薬品性の観点から特に好適に用いられる。
さらには、それらモノマーを特定の比率で組み合わせた場合に、金属光沢を損なうことなく、耐薬品性や耐電圧性に優れた塗膜などができる傾向がある。モノマー(a)のモル数と、モノマー(b)のモル数の比[(a)/(b)]、例えば、モノマー(a)の1種で
あるトリメチロールプロパントリアクリレートのモル数(at)と、例えば、モノマー(
b)の1種であるベンジルメタクリレートのモル数(bb)とのモル比[(at)/(bb)]を、好ましくは1〜5、より好ましくは1〜3とすることにより、得られる樹脂被覆アルミニウム顔料、塗膜の金属光沢と耐薬品性の観点から特に好適に用いられる。
また、(メタ)アクリル酸(c)の使用量に関しては、原料アルミニウム顔料100質量部に対して0.02〜1質量部が好ましく、さらには、0.05〜0.6質量部がより好ましい。(メタ)アクリル酸(c)の量が上記範囲よりも多いと樹脂被覆アルミニウム顔料や塗膜の耐薬品性が低下する傾向があり、また、少ない場合には、うまく樹脂被覆ができなくなることがある。
<重合開始剤>
重合開始剤としては、一般的なものが使用でき、例えば、アゾビスイソブチロニトリルなどのアゾ化合物や、過酸化ベンゾイルなどの過酸化有機化合物を用いることができる。
重合開始剤の使用量は、原料モノマーの総量((a)+(b)+(c))100質量部に対し、0.1〜8.0質量部が好ましい。また、重合反応液中の濃度で1質量%以下が好ましい。なお、その下限値は、重合反応液中の濃度で通常、0.01質量%程度である。
<重合反応条件等>
重合反応の反応温度は60℃〜120℃、より好ましくは80℃〜100℃、反応時間は、1〜8時間、より好ましくは2〜4時間が望ましい。
重合反応は、重合阻害物質である酸素を除外するために不活性ガス雰囲気下で行なうことが好ましい。
また、重合反応は撹拌下で行なうが、用いる撹拌機は一般的なものでよく、撹拌速度はアルミニウム顔料が沈降しない撹拌速度が好ましい。
得られた樹脂被覆アルミニウム顔料は濾過、溶剤洗浄、乾燥、固形分調整、混合操作等を経て、顔料あるいは顔料ペーストとすることができる。
上記の方法で得られた樹脂被覆アルミニウム顔料を高分解能走査型電子顕微鏡で観察すると、アルミニウム顔料表面には樹脂の微粒子が表面全体に析出して付き、被膜を形成しているのが確認される。被膜の厚さを正確に測定することは困難であるが、樹脂被覆アルミニウム顔料に白金を蒸着後、エポキシ樹脂で包埋し硬化させた後、ミクロトームで切断し樹脂被覆アルミニウム顔料の断面を高分解能電子顕微鏡で観察する方法に拠れば、膜厚は、20nmから1μmの範囲と推定される。
[メタリック塗料等]
本発明に係るメタリック塗料には、上記樹脂被覆アルミニウム顔料が含まれている。この他に、通常メタリック塗料に含まれるような成分である、被膜形成用の樹脂分、溶剤、各種の添加剤が配合される。このメタリック塗料中の固形分(溶剤などの揮発成分を除く成分)100質量部中に、樹脂被覆アルミニウム顔料は、通常5〜40質量部、好ましくは8〜35質量部程度の量で含まれていることが金属光沢に優れた塗膜形成の点から望ましい。
なお、樹脂分としては、特に限定されず、アクリル樹脂、アルキッド樹脂、メラミン樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ラッカー、またはこれらの混合物等が挙げられる。
このようなメタリック塗料は、所望膜厚となるように、1〜複数回、刷毛塗り、スプレ
ー塗装、静電塗装、浸漬等の常法により塗装すればよい。
また、本発明に係る樹脂被覆アルミニウム顔料ペーストには、上記樹脂被覆アルミニウム顔料と有機溶媒とが含まれている。このペースト中における樹脂被覆アルミニウム顔料の含有量については特に制限はないが、例えば、ペースト100質量部中に、樹脂被覆アルミニウム顔料は、40〜70質量部程度の量で含まれることが多く、このような樹脂被覆アルミニウム顔料濃度のペーストは、塗料等に配合して用いる場合の分散性、溶媒親和性等が良好である。
[実施例]
以下、本発明を実施例および比較例によりさらに具体的に説明するが、本発明はこれら実施例により何ら限定されるものではない。
<樹脂被覆アルミニウム顔料の調製>
昭和アルミパウダー社製アルミペースト「Sap 616FP」(アルミニウム分70質量%)をガラスビーカーに64g取り、ミネラルスピリット300gに分散させ、トリメチロールプロパントリアクリレート(TMP)4.2g[0.0141モル]、ベンジ
ルメタクリレート(BM)1.2g[0.00681モル]、アクリル酸(AA)0.05g[0.000694モル]、アゾビスイソブチロニトリル0.2gを添加した。撹拌下に加熱し、90℃で2時間撹拌を続け、反応終了後、ろ過し、ミネラルスピリットでろ過ケーキ(濾滓)を洗浄後、ミネラルスピリットで濃度調整し、アルミニウム分を48質量%含むペーストとした。
得られたペーストの一部を取り乾燥させ、王水で溶解し樹脂分をろ過、水洗し、乾燥後重量を測定して求めた樹脂被覆アルミニウム顔料の被覆樹脂量は、アルミニウム100質量部当たり、11.5質量部(樹脂収率95%)であった。
昭和アルミパウダー社製アルミペースト「Sap 616FP」(アルミニウム分70質量%)をガラスビーカーに64g取り、ミネラルスピリット400gに分散させ、トリメチロールプロパントリアクリレート(TMP)4.8g[0.0162モル]、ベンジルメタクリレート(BM)2.8g[0.0159モル]、アクリル酸0.2g[0.00277モル]、アゾビスイソブチロニトリル0.2gを添加した。撹拌下に加熱し、90℃で2時間撹拌を続け反応終了後、ろ過し、ろ過ケーキをミネラルスピリットで洗浄後、ミネラルスピリットで調整し、アルミニウム分を48質量%含むペーストとした。
また樹脂被覆アルミニウム顔料の被覆樹脂量は、アルミニウム100質量部当たり、16.5質量部(樹脂収率95%)であった。
[比較例1]
実施例1において、ベンジルメタクリレートを添加せず、トリメチロールプロパントリアクリレート(TMP)の添加量を5.4g[0.0182モル]とした以外は実施例1と同様にして、アルミニウム分を48質量%含むペーストを得た。
また樹脂被覆アルミニウム顔料の被覆樹脂量は、アルミニウム100質量部当たり、11.6質量部(樹脂収率96%)であった。
[比較例2]
実施例1において、トリメチロールプロパントリアクリレート(TMP)の添加量を1.2g[(0.00405モル]、ベンジルメタクリレート(BM)4.2g[(0.0238モル]とした以外は実施例1と同様にして、アルミニウム分を48質量%含むペーストを得た。
また樹脂被覆アルミニウム顔料の被覆樹脂量は、アルミニウム100質量部当たり、10.8質量部(樹脂収率90%)であった。
[比較例3]
実施例1において、アクリル酸を1g[0.0138モル]とした以外は実施例1と同様にして、アルミニウム分を48質量%含むペーストを得た。
また樹脂被覆アルミニウム顔料の被覆樹脂量は、アルミニウム100質量部当たり、13.5質量部(樹脂収率95%)であった。
<メタリック塗料の調製>
[実施例4〜5、比較例4〜6]
実施例1〜2および比較例1〜3で作製したアルミニウム顔料ペーストを用い、以下のようにしてメタリック塗料を作製した。
樹脂被覆アルミニウム顔料ペースト ・・・・・5.8g、
酢酸エチル ・・・・・5.8g、
を混合し分散させた後、
オリジン電気社製「プラネットSVクリア」(アクリルラッカー系クリア塗料、固形分31質量%)・・・・・37.5g、
オリジン電気社製「プラネットシンナー#175」(希釈剤)・・・・・70.0g、を加えて、5分間撹拌した。
<アルミニウム顔料の評価方法>
上記実施例1〜2や比較例1〜3の<樹脂被覆アルミニウム顔料の調製>で得られた樹脂被覆アルミニウム顔料を用いて調製したメタリック塗料を、下記の方法で評価した。
(1)メタリック塗料の塗装
実施例4〜5および比較例4〜6で作製したメタリック塗料をABS樹脂板に塗装した。即ち、関西ペイント社製の自動塗装機「レシコーター」に、イワタ社製スプレーガン「WA−100」を取り付けて、ABS樹脂板に乾燥膜厚15μmとなるようにスプレー塗装し、室温で20分間静置した後、60℃のエアーオーブン中で20分間乾燥し、試験用塗板を得た。
(2)耐薬品性テスト
(1)の方法で得られた試験用塗板の一部を、5%水酸化ナトリウム水溶液や10%硫酸水溶液に室温にて24時間浸漬した。その浸漬部と非浸漬部の色差を日本電色社製色差計で測定した。色差ΔEで、0.5を超えると目視でも確認できる変色であり、耐薬品性
は不十分である。
(3)耐電圧テスト
(1)の方法で得られた試験用塗板を用い、耐電圧測定器(多摩電測社製「TW−516」)を使用し、遮断電流0.5mA、電極間隔10mmで、電圧を1kVから6kVまで1kV刻みに上げていき、各電圧で20秒間印加して、絶縁破壊により回路が破壊されない最大の電圧を耐電圧とした。
(4)光沢
(1)の方法で得られた試験用塗板の光沢を日本電色社製光沢度計(型番:SZS−90)を用いて測定した。
上記の評価テストの結果を表1に示す。
Figure 0004485171
*1:アルミニウム100質量部に対する被覆樹脂用モノマー合計量(質量部表示)。
TMP:トリメチロールプロパントリアクリレート。
BM:ベンジルメタクリレート。
AA:アクリル酸。
[発明の効果]
本発明によれば、メタリック塗料に配合すれば、耐薬品性、耐電圧性、密着性などに優れ、かつ、金属光沢の優れた塗膜が得られる樹脂被覆アルミニウム顔料が提供される。

Claims (9)

  1. 原料アルミニウム顔料(A)の表面が、
    (a)重合性二重結合を3個以上有するモノマー:80〜20モル%、
    (b)重合性二重結合1個とベンゼン環1個を有するモノマー:70〜5モル%および、(c)(メタ)アクリル酸:15〜0.1モル%(但し、(a)+(b)+(c)=100モル%)を
    重合して得られた共重合体(B)により被覆され
    前記重合性二重結合1個とベンゼン環1個を有するモノマー(b)がベンジル(メタ)アクリレートである
    樹脂被覆アルミニウム顔料。
  2. 上記共重合体(B)の被覆量が、原料アルミニウム顔料(A)100質量部に対して5〜25質量部であることを特徴とする請求項1に記載の樹脂被覆アルミニウム顔料。
  3. 重合性二重結合を3個以上有するモノマー(a)のモル数と、重合性二重結合1個とベンゼン環を有するモノマー(b)のモル数の比[(a)/(b)]が、1〜5である請求項1または2に記載の樹脂被覆アルミニウム顔料。
  4. 重合性二重結合を3個以上有するモノマー(a)がトリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレートである請求項1〜3のいずれかに記載の樹脂被覆アルミニウム顔料。
  5. (メタ)アクリル酸(c)の質量が原料アルミニウム顔料(A)100質量部に対して0.02〜1質量部である請求項1〜4のいずれかに記載の樹脂被覆アルミニウム顔料。
  6. 原料アルミニウム顔料と、
    重合性二重結合を3個以上有するモノマー(a):80〜20モル%、重合性二重結合1個とベンゼン環1個を有するモノマー(b):70〜5モル%および、(メタ)アクリ
    ル酸(c):15〜0.1モル%((a)+(b)+(c)=100モル%)からなる原料モノマー混合物とを、有機溶剤中に共存させ、重合開始剤の存在下で反応させて生成した重合物をアルミニウム粒子表面に析出させることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の樹脂被覆アルミニウム顔料の製造方法。
  7. 上記原料アルミニウム顔料100質量部当たり上記原料モノマー混合物を5〜25質量部の量で有機溶剤中に共存させることを特徴とする請求項6に記載の樹脂被覆アルミニウム顔料の製造方法。
  8. 請求項1〜5の何れかに記載の樹脂被覆アルミニウム顔料を含有することを特徴とするメタリック塗料。
  9. 請求項1〜5の何れかに記載の樹脂被覆アルミニウム顔料と有機溶剤を含有することを特徴とする樹脂被覆アルミニウム顔料ペースト。
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