JP4480690B2 - 耐タンパー装置 - Google Patents

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本発明は、主として装置内部に保有されている個人情報を含む所定の情報における盗難防止を図るために分解手順が誤手順である場合に所定の情報を削除する耐タンパー機能を働かせる耐タンパー方法及びそれを適用した耐タンパー装置、並びに耐タンパー装置用制御プログラムに関する。
従来、この種の耐タンパー機能に関連する周知技術としては、例えば保守・点検(メンテナンス)や修理時に予め定めた分解順序に従って分解した場合は記憶部に格納されている特定情報は消去せず、予め定めた分解順序と違った分解順序で分解した場合は記憶部に格納されている特定情報を消去することにより、メンテナンス性と耐タンパー性の両性能を確保できる耐タンパー装置(特許文献1)等が挙げられる。
特開2003−186752号公報(要約)
上述した特許文献1に係る耐タンパー装置の場合、装置内部において盗難防止を目的として分解順序と違った分解順序で分解したときに記憶部に格納されている特定情報を消去する耐タンパー機能を備えているが、例えば特定情報に個人情報が含まれている場合を想定すると、作業員が保守・点検や修理時に情報処理制御部等の部品交換を行うとき、誤った手順で装置を分解して部品交換しようとすると即座に個人情報が失われてしまう危険性が高いため、作業員にとって分解作業上における取り扱いが困難になっているという不便さの問題がある。
本発明は、このような問題点を解決すべくなされたもので、その技術的課題は、装置内部に保有する個人情報を含む所定の情報が直ちに損なわれることなく、作業員の分解作業の取り扱い上における便宜を図り得る耐タンパー方法及びそれを適用した耐タンパー装置、並びに耐タンパー装置用制御プログラムを提供することにある。
本発明によれば、個人情報を含む所定の情報を保有する装置における保守・点検並びに修理時に該装置内部で分解手順を検出した結果として誤手順が発覚した場合に該所定の情報を削除する耐タンパー機能を働かせる耐タンパー方法において、分解手順の検出結果に応じて誤手順の最初の発覚時に警告を認知させる警告認知段階と、警告認知段階での警告を認知させた後に引き続く誤手順の更なる発覚時に所定の情報を削除する耐タンパー実行段階とを有する耐タンパー方法が得られる。
又、本発明によれば、上記耐タンパー方法において、警告認知段階と耐タンパー実行段階とにおける分解手順の検出を別個な検出手段により行う耐タンパー方法が得られる。
更に、本発明によれば、上記耐タンパー方法において、警告認知段階と耐タンパー実行段階とで別個な検出手段により分解手順を検出する前に耐タンパー機能の解除設定を行わせる耐タンパー解除設定段階を有する耐タンパー方法が得られる。
一方、本発明によれば、個人情報を含む所定の情報を保有した情報保有手段,保守・点検並びに修理時に分解手順を検出するセンサ部,及び該センサ部による該分解手順の検出結果として誤手順が発覚した場合に該情報保有手段における該所定の情報を削除する耐タンパー機能を担う情報処理制御部を筐体内部に備えた耐タンパー装置において、誤手順の発覚時に警告を認知させる警告認知手段を備え、センサ部は、分解手順を別個に検出するための第1のセンサ部,第2のセンサ部を備え、情報処理制御部は、第1のセンサ部からの分解手順の検出結果に応じて誤手順の最初の発覚時に警告認知手段により警告を認知させると共に、該警告を認知させた後に引き続く第2のセンサ部からの該分解手順の検出結果に応じて該誤手順の更なる発覚時に情報保有手段における所定の情報を削除して耐タンパー機能を働かせる耐タンパー装置が得られる。
又、本発明によれば、上記耐タンパー装置において、耐タンパー機能の解除設定を入力操作設定するためのタッチパネル式ディスプレイ部を備え、情報処理制御部は、第1のセンサ部と第2のセンサ部とにより分解手順を検出する前にそれぞれタッチパネル式ディスプレイ部に対して耐タンパー機能の解除設定を行わせるための入力操作設定画面を表示する耐タンパー装置が得られる。
更に、本発明によれば、上記耐タンパー装置において、警告認知手段は、筐体内部に配備されると共に、情報処理制御部により動作制御されると共に、誤手順の最初の発覚時に警告として警告音を発声する警告発声部である耐タンパー装置、或いは警告認知手段は、誤手順の最初の発覚時に情報処理制御部により生成されると共に、警告としてタッチパネル式ディスプレイ部に画像表示される警告メッセ−ジを含む耐タンパー装置が得られる。
加えて、本発明によれば、上記何れか一つの耐タンパー装置において、情報処理制御部を筐体内部に対して組み付けるために介在される組み付け片を備え、第1のセンサ部は、情報処理制御部及び組み付け片を相互に締結固定するためのネジの先端に接触係合される撓み片の撓み変位移動量に応じて通電がオン,オフされて切り替えられると共に、該ネジの先端が所定の締結位置となったときに該通電がオンとなるスイッチと、一端側が情報処理制御部の信号供給端子に接続されると共に、他端側がスイッチ内における一対の電気接触片に接続される一対のリード線とから成る耐タンパー装置が得られる。この耐タンパー装置において、第2のセンサ部は、筐体内部で組み付け片の局部に設けられた突起により遮光される光センサと、一端側が情報処理制御部の信号入力端子に接続されると共に、他端側が光センサにおける一対の信号出力端子に接続される一対のリード線とから成ることが好ましい。
他方、本発明によれば、耐タンパー装置の情報処理制御部に保有されると共に、装置内部に保持される個人情報を含む所定の情報を保守・点検並びに修理時に分解手順を検出した結果として誤手順が発覚した場合に削除する耐タンパー機能を実行するための耐タンパー装置用制御プログラムであって、保守・点検並びに修理時に初期的に耐タンパー機能の解除設定を行わせるための操作入力設定画面をタッチパネル式ディスプレイ部に表示して操作入力に供する第1の耐タンパー機能解除設定段階と、分解手順を検出した第1のセンサ部からの該分解手順の検出結果に応じて誤手順の最初の発覚時に警告認知手段を制御して警告を認知させる警告認知段階と、警告認知後に後続して耐タンパー機能の解除設定を行わせるための操作入力設定画面をタッチパネル式ディスプレイ部に表示して操作入力に供する第2の耐タンパー機能解除設定段階と、第2の耐タンパー機能解除設定段階の後に分解手順を検出した第2のセンサ部からの該分解手順の検出結果に応じて誤手順の更なる発覚時に情報保有手段における所定の情報を削除して耐タンパー機能を働かせる耐タンパー実行段階とを有する耐タンパー装置用制御プログラムが得られる。
本発明によれば、分解手順を検出した結果に応じて誤手順の最初の発覚時に警告を認知させた上、この警告認知後に引き続く次の誤手順が発覚した時に安全性が要求される重要な個人情報を含む所定の情報を削除するようにしているため、作業員が初期的に装置の分解(取り外し)手順を間違えても、特許文献1のように個人情報(情報保有手段に保有される)が即座に損失されてしまうことを有効に防止することができ、結果として作業員に対する分解作業の取り扱い上における便宜を図ることができるようになる。
本発明の最良の形態に係る耐タンパー方法は、個人情報を含む所定の情報を保有する装置における保守・点検(メンテナンス)並びに修理時に装置内部で分解手順を検出した結果として誤手順が発覚した場合に所定の情報を削除する耐タンパー機能を働かせるものにおいて、分解手順の検出結果に応じて誤手順の最初の発覚時に警告を認知させる警告認知段階と、警告認知段階での警告を認知させた後に引き続く誤手順の更なる発覚時に所定の情報を削除して耐タンパー機能を働かせる耐タンパー実行段階とを有するものである。
但し、この耐タンパー方法において、警告認知段階と耐タンパー段階とにおける分解手順の検出を別個な検出手段により行うようにし、更に、警告認知段階と耐タンパー段階とで別個な検出手段により分解手順を検出する前に耐タンパー機能の解除設定を行わせる耐タンパー解除設定段階を有することが好ましい。
即ち、この耐タンパー方法に従えば、先ず耐タンパー機能の解除設定を行わせ、これに従うか否かで正常な分解(取り外し)手順であるか否かを判定するようにし、耐タンパー機能の解除設定が行われていれば正常な分解(取り外し)を行わせるようにするが、耐タンパー機能の解除設定が行われずに分解手順の検出結果で誤手順の最初の発覚時に警告を発して認知させるようにした上、この警告認知後に続いて耐タンパー機能の解除設定を行わせるようにした結果、それにも拘らず耐タンパー機能の解除設定が行われずに次の誤手順が発覚した時に所定の情報(通常装置内部では情報保有手段に保有される)を削除するように耐タンパー機能を働かせることができる。これにより、作業員が保守・点検並びに修理時に初期的に耐タンパー機能の解除設定に従わずに装置の分解手順を間違えてしまっても、この場合には警告を認知させるだけに止め、再度の耐タンパー機能の解除設定に注意を払わせてこれに従わせるようにし、それにも拘らずこれを無視して更に誤手順を強行して発覚したときに所定の情報を削除するように耐タンパー機能を働かせることができるため、所定の情報が即座に損失されてしまうことを有効に防止することができる。
以下は、この耐タンパー方法を適用した耐タンパー装置、並びにこの耐タンパー装置の情報処理制御部に備えられる耐タンパー装置用制御プログラムについて、具体的な実施例を挙げ、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る耐タンパー装置としての壁掛け式端末装置1の基本構成を正面側から示した外観斜視図である。又、図2はこの壁掛け式端末装置1内に配備される第1のセンサ部の基本構造を正面側のフロントパネル3aを取り外して内部を露呈して部分的に示した外観斜視図であり、図3はこの壁掛け式端末装置1の基本構成を裏面側から示した外観斜視図である。更に、図4はこの壁掛け式端末装置1における裏面側の壁掛け用板金部7を取り外して第2のセンサ部に対する取り付け構造を示した外観斜視図であり、図5はこの壁掛け式端末装置1における裏面側の壁掛け用板金部7を取り外して内部を露呈して示した外観斜視図(局部の情報格納媒体9の拡大図を含む)である。
各図を参照すれば、この壁掛け式端末装置1は、重要な個人情報を含む所定の情報を保有した情報保有手段としてのSDカード等の情報格納媒体9,保守・点検並びに修理時に分解手順を検出するセンサ部,及びセンサ部による分解手順の検出結果として誤手順が発覚した場合に情報格納媒体9における所定の情報を削除する耐タンパー機能を担う情報処理制御部としての端末本体部4を装置内部、即ち、筐体(フロントパネル3a,枠状筐体3b,及び壁掛け用板金部7の組み合わせを示す)内部に備えた基本構造を有する。
このうち、センサ部は、分解手順を別個に検出するための図2に示されるような第1のセンサ部と図4に示されるような第2のセンサ部とを備えて構成されている。
第1のセンサ部については、図2を参照すれば、端末本体部4とこれを筐体内部に対して組み付けるために介在される組み付け片としての壁掛け用板金部7とを相互に締結固定するための部材間締結用ネジ5の先端に接触係合される撓み片の撓み変位移動量に応じて通電がオン,オフされて切り替えられると共に、部材間締結用ネジ5の先端が所定の締結位置となったときに通電がオンとなるスイッチ6と、一端側が端末本体部4の図示されない信号供給端子に接続されると共に、他端側がスイッチ6内における図示されない一対の電気接触片に接続される一対のリード線とから成る。
即ち、この第1のセンサ部の場合、部材間締結用ネジ5が所定の締結位置にある装置の組み付け状態では通電がオンとなっており、その各電気接触片と端末本体部4の各信号供給端子とに各リード線が接続されて端末本体部4から信号供給される構成のループ回路を成しており、部材間締結用ネジ5の締結が緩められてオフとなって通電が途切れた状態を端末本体部4側で検出できる仕組みとなっている。尚、ここでの第1のセンサ部は、部材間締結用ネジ5の締結が緩められた状態を検出可能な機能を持つものであれば、他の構造のものに代えても良い。又、この第1のセンサ部は、以下に説明する第2のセンサ部による分解手順を検出するまでの前段階での繋ぎとして同様な分解手順の検出機能を持つものであれば、必ずしも部材間締結用ネジ5を対象としなくても他の部分を対象にした別の形態とすることも可能である。
第2のセンサ部については、図4を参照すれば、筐体内部で壁掛け用板金部7の局部に設けられた光センサ用突起7bにより遮光される略コ字状の光センサ8と、一端側が端末本体部4の信号入力端子に接続されると共に、他端側が光センサ8における一対の信号出力端子に接続される図示されない一対のリード線とから成る。
即ち、この第2のセンサ部の場合、装置の組み付け状態で壁掛け用板金部7の光センサ用突起7bが略コ字状の光センサ8の中空凹部に入り込んだ遮光状態で正常状態を認識し、且つ光センサ用突起7bが取り外された光伝播状態で異常状態を認識するもので、図3中では領域Eの箇所が該当するものとなっている。尚、壁掛け用板金部7の上部側中央に形成された矩形状の切り欠き部は、装置を壁の所定位置に取り付けるためのもので、底部側に折り曲げられて形成されたネジ止め用片7aは、部材間締結用ネジ5に対する取り付け穴(ネジ溝が設けられたもの)を有する。この取り付け穴に対して部材間締結用ネジ5を締結したとき、上述したように端末本体部4及び壁掛け用板金部7が相互に締結固定されるようになっている。
又、この壁掛け式端末装置1の場合、フロントパネル3aには耐タンパー機能の解除設定を入力操作設定するためのタッチパネル式ディスプレイ部2を備えており、端末本体部4は、第1のセンサ部と第2のセンサ部とにより分解手順を検出する前にそれぞれタッチパネル式ディスプレイ部2に対して耐タンパー機能の解除設定を行わせるための入力操作設定画面を表示する機能を有している。
このため、端末本体部4は、作業員による保守・点検並びに修理時に際して、最初にタッチパネル式ディスプレイ部2上で耐タンパー機能の解除設定を行わせるようにし、設定されれば正常な分解(取り外し)手順とみなすが、設定されなければ異常な分解(取り外し)手順とみなした上、第1のセンサ部からの分解手順の検出結果に応じて誤手順の最初の発覚時に警告認知手段として筐体内部に配備されるスピーカ等の警告発声部(端末本体部4により動作制御される)で警告音を発声して警告を認知させ、更に警告認知に引き続いて再度タッチパネル式ディスプレイ部2上で耐タンパー機能の解除設定を行わせるようにした後、設定されれば正常な分解(取り外し)手順とみなして許容するが、警告音による警告にも拘らず設定されなければ、第2のセンサ部からの分解手順の検出結果に応じて誤手順の更なる発覚時に情報格納媒体9における所定の情報を削除して耐タンパー機能を働かせる機能を持つ。
因みに、ここでの警告認知手段は、誤手順の最初の発覚時に警告として警告音を発声するスピーカ等の警告発声部を用いるものとしたが、これに代えて端末本体部4により生成されると共に、警告としてタッチパネル式ディスプレイ部2上に画像表示される警告メッセ−ジとしたり、或いはこれらを併用して警告音の発声及び警告メッセ−ジの画像表示の両方を行う構成にしても良い。
図6は、上述した端末本体部4における装置取り外し動作処理を示したフローチャートである。
実施例に係る壁掛け式端末装置1における正常な取り外し順序(分解手順)は、先ずフロントパネル3a側のタッチパネル式ディスプレイ部2上の表示画面上に表示される入力操作設定画面に対して入力指定操作を行い、耐タンパー機能を解除するための耐タンパー解除操作の設定処理を行ってから部材間締結用ネジ5を取り外し、次に壁掛け用板金部7から端末本体部4を取り外す順番が厳守されるものとなっている。
そこで、端末本体部4では、装置取り外し開始作業に際して、最初に耐タンパー解除操作の設定が行われたか否かの判定(ステップS1)処理を行う。尚、耐タンパー解除操作は、タッチパネル式ディスプレイ部2上に表示されるキーにより「耐タンパー解除モード」を選択し、予め定められた複数桁のパスワードを操作入力する場合を例示できる。この結果、耐タンパー解除操作の設定が行われていれば、正常な取り外し手順(分解手順)とみなし、手順通りのネジの取り外し(ステップS2)に移行して該当する部材間締結用ネジ5を取り外した後、手順通りの装置の取り外し(ステップS3)に移行して壁掛け用板金部7から端末本体部4を取り外すことにより、正常取り外しの完了となる。
これに対し、耐タンパー解除操作の設定が行われていなければ、異常な取り外し手順(分解手順)とみなし、誤手順のネジの取り外し(ステップS4)に移行して部材間締結用ネジ5の取り外しが行われると、第1のセンサ部でこれを検出できるため、引き続いて端末本体部4では警告発声部により警告音を発声して警告音を鳴らす(ステップS5)処理に移行する。ここでの端末本体部4は、タッチパネル式ディスプレイ部2上で耐タンパー解除操作の設定が行われずに部材間締結用ネジ5の取り外しが行われて第1のセンサ部のスイッチ6がオフとなって通電が遮断された場合に警告発声部を動作制御して警告音を発声するように予め機能設定されている。
この後、再度耐タンパー解除操作の設定が行われたか否かの判定(ステップS6)処理を行う。この結果、耐タンパー解除操作の設定が行われていれば正常な取り外し手順(分解手順)になったとみなし、手順通りのネジの取り外し(ステップS2)に移行して部材間締結用ネジ5を取り外した後、手順通りの装置の取り外し(ステップS3)に移行して壁掛け用板金部7から端末本体部4を取り外すことにより、正常取り外しの完了となるが、警告音による警告にも拘らず2回目の耐タンパー解除操作の設定が行われずに誤手順の装置の取り外し(ステップS7)に移行して壁掛け用板金部7から端末本体部4が取り外されると、これを第2のセンサ部で検出できるため、引き続いて端末本体部4では情報格納媒体9における所定の情報(個人情報)を削除して個人情報の流失を防ぐようにし、個人情報消去の完了となる。
ところで、このような端末本体部4による装置取り外し開始作業に伴う動作制御は、予め壁掛け式端末装置(耐タンパー装置)1の端末本体部(情報処理制御部)4に保持されると共に、装置内部に保有される個人情報を含む所定の情報を保守・点検並びに修理時に分解手順を検出した結果として誤手順が発覚した場合に削除する耐タンパー機能を実行するための耐タンパー装置用制御プログラムとして提供することが可能なものである。
この耐タンパー装置用制御プログラムは、少なくとも保守・点検並びに修理時に初期的に耐タンパー機能の解除設定を行わせるための操作入力設定画面をタッチパネル式ディスプレイ部に表示して操作入力に供する第1の耐タンパー機能解除設定段階と、分解手順を検出した第1のセンサ部からの分解手順の検出結果に応じて誤手順の最初の発覚時に警告認知手段を制御して警告を認知させる警告認知段階と、警告認知後に続いて耐タンパー機能の解除設定を行わせるための操作入力設定画面をタッチパネル式ディスプレイ部に表示して操作入力に供する第2の耐タンパー機能解除設定段階と、第2の耐タンパー機能解除設定段階の後に分解手順を検出した第2のセンサ部からの分解手順の検出結果に応じて誤手順の更なる発覚時に情報保有手段における所定の情報を削除して耐タンパー機能を働かせる耐タンパー実行段階とを有するものとなる。
何れにしても、上述した実施例に係る壁掛け式端末装置(耐タンパー装置)1によれば、作業員が保守・点検並びに修理時にあって、初期的に耐タンパー機能の解除操作の設定に従わずに装置の分解手順を間違えてしまっても、この場合には警告を発して認知させるだけに止め、再度の耐タンパー機能の解除操作の設定に注意させてこれに従わせるようにし、これを無視して更に誤手順を強行したときに所定の情報(個人情報)を削除するようにして耐タンパー機能を働かせるため、所定の情報(個人情報)が直ちに損失されてしまうことを有効に防止することができる。
尚、本発明の耐タンパー装置は、所定の情報として特に安全性を要求される個人情報を装置内部に保有する一般的な端末装置においても適用可能であるため、上述した実施例で説明した壁掛け式端末装置1の形態に限定されない。
本発明の実施例1に係る耐タンパー装置としての壁掛け式端末装置の基本構成を正面側から示した外観斜視図である。 図1に示す壁掛け式端末装置内に配備される第1のセンサ部の基本構造を正面側のフロントパネルを取り外して内部を露呈して部分的に示した外観斜視図である。 図1に示す壁掛け式端末装置の基本構成を裏面側から示した外観斜視図である。 図3に示す壁掛け式端末装置における裏面側の壁掛け用板金部を取り外して第2のセンサ部に対する取り付け構造を示した外観斜視図である。 図3に示す壁掛け式端末装置における裏面側の壁掛け用板金部を取り外して内部を露呈して示した外観斜視図(局部の拡大図を含む)である。 図2,図3,図5に示される情報処理制御部における装置取り外し動作処理を示したフローチャートである。
符号の説明
1 壁掛け式端末装置
2 タッチパネル式ディスプレイ部
3a フロントパネル
3b 枠状筐体
4 端末本体部
5 部材間締結用ネジ
6 スイッチ
7 壁掛け用板金部
7a ネジ止め用片
7b 光センサ用突起
8 光センサ
9 情報格納媒体

Claims (6)

  1. 個人情報を含む所定の情報を保有した情報保有手段,保守・点検並びに修理時に分解手順を検出する第1及び第2のセンサ部,及び前記第1及び前記第2のセンサ部による該分解手順の検出結果として第1及び第2の誤手順が発覚した場合に該情報保有手段における該所定の情報を削除する耐タンパー機能を担う情報処理制御部を備えた耐タンパー装置において、
    前記第1のセンサ部は、前記分解手順の初期の段階を検出するものであり、前記第2のセンサ部は、前記第1のセンサ部で検出する段階よりも後の段階を検出するものであり、
    前記情報処理制御部は、
    前記装置を分解する前に前記耐タンパー機能の解除操作が行われると、前記耐タンパー機能の解除設定を行う第1の耐タンパー機能解除設定手段と、
    前記装置を分解する前に前記耐タンパー機能の解除操作が行われずに、前記装置の分解が開始され、前記第1のセンサ部による前記分解手順の検出結果として前記第1の誤手順が最初に発覚すると、警告を認知させる警告認知手段と、
    前記警告認知手段での前記警告を認知させた後であって、前記第2のセンサ部により前記分解手順を検出する前に、前記耐タンパー機能の解除操作が行われると、前記耐タンパー機能の解除設定を行う第2の耐タンパー機能解除設定手段とを有し、
    前記警告を認知させた後に引き続く前記第2のセンサ部による前記分解手順の検出結果として前記第2の誤手順が更に発覚すると、前記耐タンパー機能により前記情報保有手段における前記所定の情報を削除することを特徴とする耐タンパー装置。
  2. 請求項記載の耐タンパー装置において、前記耐タンパー機能の解除設定を入力操作設定するためのタッチパネル式ディスプレイ部を備え、前記情報処理制御部は、前記第1のセンサ部と前記第2のセンサ部とにより前記分解手順を検出する前にそれぞれ前記タッチパネル式ディスプレイ部に対して前記耐タンパー機能の解除設定を行わせるための入力操作設定画面を表示することを特徴とする耐タンパー装置。
  3. 請求項記載の耐タンパー装置において、前記警告認知手段は、前記筐体内部に配備されると共に、前記第1の誤手順の発覚時に前記警告として警告音を発声する警告発声部を有することを特徴とする耐タンパー装置。
  4. 請求項又は記載の耐タンパー装置において、前記警告認知手段は、前記第1の誤手順の発覚時に、前記警告として前記タッチパネル式ディスプレイ部に画像表示される警告メッセ−ジを含むことを特徴とする耐タンパー装置。
  5. 請求項の何れか一つに記載の耐タンパー装置において、前記情報処理制御部を前記筐体内部に対して組み付けるために介在される組み付け片を備え、前記第1のセンサ部は、前記情報処理制御部及び前記組み付け片を相互に締結固定するためのネジの先端に接触係合される撓み片の撓み変位移動量に応じて通電がオン,オフされて切り替えられると共に、該ネジの先端が所定の締結位置となったときに該通電がオンとなるスイッチと、一端側が前記情報処理制御部の信号供給端子に接続されると共に、他端側が前記スイッチ内における一対の電気接触片に接続される一対のリード線とから成ることを特徴とする耐タンパー装置。
  6. 請求項記載の耐タンパー装置において、前記第2のセンサ部は、前記筐体内部で前記組み付け片の局部に設けられた突起により遮光される光センサと、一端側が前記情報処理制御部の信号入力端子に接続されると共に、他端側が前記光センサにおける一対の信号出力端子に接続される一対のリード線とから成ることを特徴とする耐タンパー装置。
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