JP2008262084A - プロジェクタ - Google Patents

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Hirohisa Kitagishi
広久 北岸
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Abstract

【課題】盗難抑止効果を十分に得ることができるプロジェクタを提供する。
【解決手段】予め設定された警告時間帯でプロジェクタ10への電源供給が遮断されると、防犯ブザー19が作動させられて警告音が発せられるので、予め設定された警告時間帯において盗難抑止効果を十分に得ることができる。例えば、学校や公共施設などの部屋に据え置かれた状態で使用される場合に、プロジェクタ10が設置された部屋が空いている時間帯は常時プロジェクタ10へ電源が供給される状態としておき、その時間帯を警告時間帯として設定することで、その警告時間帯でプロジェクタ10への電源供給が遮断されたときに警告音を発することができるので、学校や公共施設などの部屋に据え置かれた状態で使用される場合に、プロジェクタ10が設置された部屋が空いている時間帯において盗難抑止効果を十分に得ることができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、プロジェクタに関する。
例えば、パソコンやビデオカメラ等から入力される映像データを基に映像を生成し、その映像を外部ディスプレイであるスクリーン等に投射表示するプロジェクタがよく知られている。例えば図6の外観斜視図に示したようなプロジェクタ1がそれである。このプロジェクタ1は、筐体2の前面に映像を投影するための投射レンズ3と、筐体2内部に備えられる光学エンジンや光源装置の冷却に使用された空気を筐体2内部から外部に排出するための吹出し口4とを有している。
こうしたプロジェクタは、例えば学校や公共施設などの部屋に据え置かれた状態で使用される場合がある。このような場合、電源キーを操作することによってシステムをパワーオンすれば誰でも使用可能な状態となり、不正使用されたり、パワーオンされて長期間放置されることでランプ等の耐久性が損なわれるなどの問題が生じる恐れがあった。
このような問題に対して、特許文献1には、電源投入時にランプ部の電源供給について認証処理を行うことによりセキュリティをもたせ、不当に長期間ランプが照射されてランプ部の耐久性が低下する等の不具合を防止することが開示されている。
また、特許文献2には、電源オン時に予め設定されたパスワードと入力されたパスワードとが一致しないときには液晶プロジェクタの動作を禁止して、不正使用を防止することが開示されている。
特開2005−338604号公報 特開2006−189888号公報
ところで、近年、プロジェクタは小型化されてきており、特に学校や公共施設などの不特定多数の人間が出入りできるような部屋に据え置かれた状態で使用される場合には、プロジェクタが盗難される可能性が増大する恐れがある。上記、特許文献1、2に示したように電源オン時に認証するなどして不正使用を防止することで盗難を抑止する効果が得られることも考えられる。しかしながら、盗難に対して直接的に抑止作用が働くわけではなく、盗難を抑止する手立てとしてはまだまだ不十分である。
また、加速度センサなどにより振動を検知して警報器を作動させることで盗難を抑止することも考えられるが、振動を検知しているため警報器を誤作動させる可能性が高くなる。
本発明は上記課題に鑑みて為されたもので、その目的とするところは、盗難抑止効果を十分に得ることができるプロジェクタを提供することにある。
上記目的を達成するための請求項1に記載の発明は、映像を外部ディスプレイに投射するプロジェクタにおいて、実時刻をカウントする時計と、警告音を発する警報器とを備え、上記プロジェクタへの電源供給が遮断されたときに上記実時刻が予め設定された警告時間帯である場合には、上記警報器を作動させることにある。
上記のように構成された本発明のプロジェクタにおいて、予め設定された警告時間帯で上記プロジェクタへの電源供給が遮断されると、上記警報器が作動させられて警告音が発せられる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のプロジェクタにおいて、上記警報器を作動させないための解除操作が行われた場合には、同警報器を作動させないことにある。
上記のように構成された請求項1に記載のプロジェクタにおいて、上記警報器を作動させないための解除操作が行われると同警報器が作動させられない。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のプロジェクタにおいて、上記解除操作は、予め設定された上記警報器を作動させないための警告解除用パスワードの入力であることにある。
上記のように構成された請求項2に記載のプロジェクタにおいて、予め設定された上記警報器を作動させないための警告解除用パスワードが入力されると同警報器が作動させられない。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のプロジェクタにおいて、上記警告時間帯および上記警告解除用パスワードを記憶する記憶装置を備え、上記記憶装置に記憶される上記警告時間帯および上記警告解除用パスワードが設定入力されるための設定入力画面を上記外部ディスプレイにOSD表示することにある。
上記のように構成された請求項3に記載のプロジェクタにおいて、上記外部ディスプレイにOSD表示された設定入力画面上で上記警告時間帯および上記警告解除用パスワードが設定入力されて記憶装置に記憶される。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4の何れかに記載のプロジェクタにおいて、上記プロジェクタへの電源供給が遮断されたときは、同プロジェクタへ外部電源(例えば商用AC電源)を供給するためのケーブルが抜かれたときであることにある。
上記のように構成された請求項1乃至4の何れかに記載のプロジェクタにおいて、上記プロジェクタへ外部電源を供給するためのケーブルが抜かれると同プロジェクタへの電源供給が遮断されたとされる。ここで、外部電源を供給するためのケーブルが抜かれるとは、例えばプロジェクタ本体に差し込まれているケーブルがそのプロジェクタから引き抜かれること、或いはまた壁などに設けられたコンセント差し込まれているケーブルのプラグがそのコンセントから引き抜かれることなどである。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5の何れかに記載のプロジェクタにおいて、上記プロジェクタへの電源供給が遮断された後に、上記警報器を作動させるための電力を供給する蓄電装置を備え、上記蓄電装置の電力により上記警報器を作動させることにある。
上記のように構成された請求項1乃至5の何れかに記載のプロジェクタにおいて、プロジェクタへの電源供給が遮断されたときに上記蓄電装置の電力により上記警報器が作動させられて警告音が発せられる。
また、前記目的を達成するための請求項7に記載の発明は、映像信号を光映像に変換してスクリーンに投射するプロジェクタにおいて、マイコンにより上記プロジェクタの各構成要素を制御する制御ブロックと、電源ケーブルを介して供給される外部電源に基づいて上記プロジェクタの各構成要素に電力を供給する一方で、同外部電源からの電源供給が遮断されると同電源供給が遮断されたことを上記マイコンに通知するための電源遮断検知信号を出力するとともに内蔵するバッテリを用いて上記プロジェクタの各構成要素に電力を供給する電源回路と、ユーザの操作を受け付ける複数の操作キーの操作に応じた操作信号を上記マイコンに出力する操作パネルと、実時刻を通知する時計回路と、警告音を発する防犯ブザーとを備えるものであり、上記制御ブロックは、上記マイコンが演算を行うための各種設定データが記録された不揮発性半導体メモリと、入力された映像信号に所定の信号処理を施す映像回路と、上記スクリーンにOSD表示する画面の画像を表すOSD信号を生成し上記映像信号に重畳するOSD回路とを有しており、上記マイコンは、ユーザにより上記操作パネルにて所定の操作キーが押し下げ操作されると、上記防犯ブザーを作動させる警告時間帯と同防犯ブザーを作動させないための警告解除用パスワードとを設定するための盗難防止設定画面を上記スクリーンにOSD表示させ、同盗難防止設定画面上にて同警告時間帯と同警告解除用パスワードとの設定入力を受け付けて上記不揮発性半導体メモリに記憶させると共に、上記電源回路から電源遮断検知信号が通知されたときに上記時計回路から通知された上記実時刻が上記警告時間帯である場合には、上記バッテリの電力により上記防犯ブザーを作動させて警告音を発する一方で、上記警告解除用パスワードが設定されているときにユーザにより上記操作パネルにて所定の操作キーが押し下げ操作されると、警告解除用パスワードを入力するための盗難防止解除操作画面を上記スクリーンにOSD表示させ、同盗難防止解除操作画面にて同警告解除用パスワードの入力を受け付けて上記不揮発性半導体メモリに記憶されている警告解除用パスワードと同入力を受け付けた警告解除用パスワードとが一致している場合には、上記電源遮断検知信号が通知されたときに上記実時刻が上記警告時間帯であったとしても上記防犯ブザーを作動させないことにある。
上記のように構成された本発明のプロジェクタにおいて、上記盗難防止設定画面上にて設定入力された上記同警告時間帯で上記電源回路から電源遮断検知信号が通知されると、上記バッテリの電力により上記防犯ブザーが作動させられて警告音が発せられる。例えば、学校や公共施設などの部屋に据え置かれた状態で使用される場合に、プロジェクタが設置された部屋が空いている時間帯は常時プロジェクタへ電源が供給される状態としておき、その時間帯を警告時間帯として設定することで、その警告時間帯でプロジェクタへの電源供給が遮断されたときに上記バッテリの電力により上記防犯ブザーを作動させて警告音を発することができる。一方で、上記盗難防止設定画面上にて設定入力された警告解除用パスワードと、上記盗難防止解除操作画面にて入力された警告解除用パスワードとが一致していることを条件に、上記盗難防止設定画面上にて設定入力された上記同警告時間帯で上記電源回路から電源遮断検知信号が通知されたとしても、上記防犯ブザーが作動させられない。
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、予め設定された警告時間帯において盗難抑止効果を十分に得ることができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、予め設定された警告時間帯であっても解除操作を行うことでプロジェクタを移動させることができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、例えばキー等の特別な解除装置を使った解除操作を行うことなしにセキュリティを確保しつつ簡単な操作で上記警報器の作動を解除することができる。
また、請求項4に記載の発明によれば、上記警告時間帯および上記警告解除用パスワードを上記外部ディスプレイにOSD表示された設定入力画面上で簡単に設定入力することができる。
また、請求項5に記載の発明によれば、ケーブルを介して常時プロジェクタへ外部電源を供給するようにしておけばプロジェクタの持ち出しを簡単に検出することができる。
また、請求項6に記載の発明によれば、プロジェクタへの電源供給が遮断された後、適切に上記警報器が作動させられて警告が発せられる。
また、請求項7に記載の発明によれば、予め設定された警告時間帯において盗難抑止効果を十分に得ることができる。例えば、学校や公共施設などの部屋に据え置かれた状態で使用される場合に、プロジェクタが設置された部屋が空いている時間帯において盗難抑止効果を十分に得ることができる。
また、予め設定された警告時間帯であっても予め設定された警告解除用パスワードの入力を行うことでプロジェクタを移動させることができる。また、警告解除用パスワードを使って解除操作を行うので、例えばキー等の特別な解除装置を使った解除操作を行うことなしにセキュリティを確保しつつ簡単な操作で防犯ブザーの作動を解除することができる。
また、上記警告時間帯および上記警告解除用パスワードを上記スクリーンにOSD表示された盗難防止設定画面上で簡単に設定入力することができる。
また、電源ケーブルを介して常時プロジェクタへ外部電源(例えば商用AC電源)を供給するようにしておけばプロジェクタの持ち出しを簡単に検出することができる。
また、プロジェクタへの電源供給が遮断された後、バッテリにより適切に上記防犯ブザーが作動させられて警告が発せられる。
以下、下記の項目に従って本発明の実施形態を図面を参照しつつ説明する。
(1)プロジェクタの構成
(2)防犯ブザーを作動させる具体的な制御
(3)まとめ
(1)プロジェクタの構成
図1は、本発明が適用されるプロジェクタ10の構成を説明するブロック図である。図1において、プロジェクタ10は、例えばコンピュータ等の外部機器から入力された映像信号を光映像に変換して外部ディスプレイとしてのスクリーン11に投射するためのものである。そのためプロジェクタ10は、外部機器と接続して映像並びに音声信号を受け付ける入出力端子12と、入出力端子12から入力された映像信号並びに音声信号に所定の信号処理を加えるとともに、各構成要素を制御する制御ブロック13と、制御ブロック13が信号処理を行った映像信号とランプからの光源を基に光映像を生成する光学系14と、ユーザからの操作を受け付けてプロジェクタ10の操作を行う操作パネル15と、上述した各要素に電源を供給する電源回路16と、音声を出力するためのスピーカ17と、実時刻をカウントする時計としての時計回路18と、警告音を発する警報器としての防犯ブザー19とを有する構成である。
プロジェクタ10の概略的な機能の説明を以下に行う。入出力端子12にパソコン等の外部機器を接続した状態でプロジェクタ10を起動させると、制御ブロック13は、入出力端子12より入力された映像信号に所定の信号処理を行う。制御ブロック13の構成としては、プロジェクタ10の制御中枢となるマイコン13aと、マイコン13aが演算を行うための各種設定データが記録された記憶装置としての不揮発性半導体メモリの一例であるEEPROM13bと、入出力端子12から入力された映像信号に所定の信号処理を施す映像回路13dと、スクリーン11にOSD(オンスクリーンディスプレイ)表示するメニュー画面等の画像を表すOSD信号を生成し映像信号に重畳するOSD回路13c、入出力端子12から入力された音声信号を基に音声を出力するための音声回路13eとを有する構成である。
特に、マイコン13aは、CPU、ROM、RAM等を備え、操作パネル15からの操作入力を受け付け、ROMに予め記憶された所定のプログラムに基づいて映像回路13dやOSD回路13c等に所定の指示を出して制御ブロック13全体を制御する。
このように構成された制御ブロック13にて信号処理を施された映像信号は、光学系14に送られRGBの光源を基に光映像に変換され、投射レンズ20から光映像としてスクリーン11に投射される。このとき操作パネル15は、スクリーン11へ投射された映像の切り替えや、スピーカ17から出力される音声の音量の調整をユーザからの操作を受付け、マイコン13aに指示を出す。
操作パネル15はユーザの操作を受け付ける複数の操作キー15aを有し、その操作キー15aの操作に応じた操作信号をマイコン13aに出力する。操作パネル15は、例えば電源キー、音量調節キー、上下左右カーソル移動キー、セットキー、およびメニューキー15a1等を備えている。
例えば、操作パネル15にてメニューキー15a1が押し下げ操作されると、対応する操作信号がマイコン13aへ出力される。そして、マイコン13aはその操作信号が入力されると、メニュー画面の調整項目全てを表す情報をROMより取得して、いずれかの位置に対応させたカーソルとともにOSD表示させるOSD信号をOSD回路13cに生成させ、映像回路13dからの映像信号にその生成したOSD信号を重畳し、OSD信号を重畳した映像信号を映像回路13dに対して供給する。すると、映像回路13dにてOSD信号を重畳した映像信号に対応するRGB信号が生成されて光学系14へと供給される。映像信号にOSD信号が重畳されると、スクリーンにはカーソルとともに調整項目の一覧が表示される。このとき、ユーザはこのメニュー画面に従って操作パネル15に配置された操作キー15aを押し下げ操作することで調整項目の選択入力を行うことができる。すると、マイコン13aは、対応するキー操作を検知して操作パネル15から操作入力を受け付ける。
電源回路16は、コンセント21から電源ケーブル22を介して供給される外部電源(例えば商用AC電源)をサイリスタにて構成される整流回路にて整流した後、プロジェクタ10を動作するために必要な交流電源を再度生成して制御ブロック13や光学系14などに供給する。
また、電源回路16は、壁などに設けられたコンセント21から電源ケーブル22のプラグ22aが引き抜かれたり、或いは電源ケーブル22がケーブル差込口22bから引き抜かれたりして外部電源からの電源供給が遮断されたことを検知するための電源遮断検知回路16aを備え、この電源遮断検知回路16aにより電源供給の遮断が検知されると、電源供給が遮断されたことマイコン13aに通知するための電源遮断検知信号を出力する。
また、電源回路16は、外部電源からの電源供給が遮断された後に、制御ブロック13や防犯ブザー19等を作動させるため電力を所定時間供給する蓄電装置としてのバッテリ16bを備えている。
時計回路18は、実時刻をマイコン13aへ逐次通知する。
(2)防犯ブザーを作動させる具体的な制御
本発明は、プロジェクタ10の盗難を防止(抑止)するために、プロジェクタ10への外部電源からの電源供給が遮断されたときに防犯ブザー19を作動させて警告音を発するものである。従って、防犯ブザーを作動させるには、プロジェクタ10へ外部電源から電源が供給されている状態が前提条件とされる。以下に、防犯ブザー19を作動させる具体的な制御を説明する。
図2は、主にマイコン13aによって制御される防犯ブザー19を作動させるための盗難防止作動を設定する制御作動を示したフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されている。図2において、先ず、ステップS10では、ユーザにより操作パネル15にてメニューキー15a1が押し下げ操作されたか否かが判断される。
上記ステップS10の判断が否定される場合は本ルーチンが終了させられるが、肯定される場合はステップS20において、図3(a)に示すようなメニュー画面がスクリーン11にOSD表示される。このメニュー画面には、例えば「盗難防止設定」、「画質」、「音質」などの調整項目がいずれかの位置に対応して表示されるカーソルとともにOSD表示される。図3(a)にはカーソルが「盗難防止設定」の位置にあわせて表示されたものを示してある。この「盗難防止設定」の項目は、盗難防止作動を作動させるために必要な各種項目を設定するためのものである。
図3(a)に示すようにカーソルが「盗難防止設定」の位置にあるときに操作パネル15の決定キー15a2が押し下げ操作されると、ステップS30において、図3(b)に示すような設定入力画面としての盗難防止設定画面がOSD表示される。この盗難防止設定画面には、「盗難防止作動」、「警告時間帯」、「警告解除用パスワード」の項目がいずれかの位置に対応して表示されるカーソルとともにOSD表示される。
上記「盗難防止作動」の項目は、プロジェクタ10の盗難を防止(抑止)するために防犯ブザー19を作動させて警告音を発する盗難防止作動を有効にするか無効にするかを設定するためのものである。
また、上記「警告時間帯」の項目は、盗難防止作動が有効である場合に、その盗難防止作動を作動させる時間を設定するためのものである。例えば、学校や公共施設などの不特定多数の人間が出入りできるような部屋にプロジェクタ10が据え置かれており、その部屋が開いている時間帯は常時プロジェクタ10へ外部電源から電源が供給されている状態使用されている場合には、この警告時間帯を少なくともその部屋が開いている時間帯をカバーするように設定することが望ましい。
また、上記「警告解除用パスワード」の項目は、盗難防止作動が有効である場合に、盗難防止作動を作動させないためのすなわち防犯ブザー19を作動させないためのパスワードである警告解除用パスワードを設定するためのものである。
そして、このステップS30において、「盗難防止作動」、「警告時間帯」、「警告解除用パスワード」の各項目の設定入力が受け付けられる。
図3(b)に示すようにカーソルが「決定」の位置にあるときに操作パネル15の決定キー15a2が押し下げ操作されると、ステップS40において、ステップS30にて入力された上記各項目の設定がEEPROM13bに記憶される。
図4は、主にマイコン13aによって制御される防犯ブザー19を作動させるための盗難防止作動を示したフローチャートであり、所定の周期で繰り返し実行されている。図4において、先ず、ステップS110では、盗難防止作動が有効であるか否かが、EEPROM13bに記憶されている盗難防止作動の設定が有効にされているか否かに基づいて判断される。
上記ステップS110の判断が否定される場合は本ルーチンが終了させられるが、肯定される場合はステップS120において、プロジェクタ10への外部電源からの電源供給が遮断されたか否かが、電源回路16により電源遮断検知信号が出力されたか否かに基づいて判断される。
上記ステップS120の判断が否定される場合はステップS130において、ユーザにより操作パネル15にてメニューキー15a1が押し下げ操作されたか否かが判断される。
上記ステップS130の判断が否定される場合は本ルーチンが終了させられるが、肯定される場合はステップS140において、図5(a)に示すようなメニュー画面がスクリーン11にOSD表示される。このメニュー画面には、例えば「盗難防止設定」、「盗難防止解除操作」、「画質」、「音質」などの調整項目がいずれかの位置に対応して表示されるカーソルとともにOSD表示される。図5(a)にはカーソルが「盗難防止解除操作」の位置にあわせて表示されたものを示してある。この「盗難防止解除操作」の項目は、盗難防止作動の設定が有効とされているときに表示されるものであって、盗難防止作動の設定が有効とされているときであっても一時的に盗難防止作動を作動させないすなわち防犯ブザーを作動ないための解除操作を行うためのものである。
図5(a)に示すようにカーソルが「盗難防止解除操作」の位置にあるときに操作パネル15の決定キー15a2が押し下げ操作されると、ステップS150において、図5(b)に示すような盗難防止解除操作画面がOSD表示される。この盗難防止解除操作画面には、「警告解除用パスワード」の項目が入力位置に対応して表示されるカーソルとともにOSD表示される。この「警告解除用パスワード」の項目は、防犯ブザーを作動させないための解除操作として警告解除用パスワードを入力するためのものである。そして、このステップS150において、「警告解除用パスワード」の入力が受け付けられる。
図5(b)に示すようにカーソルが「決定」の位置にあるときに操作パネル15の決定キー15a2が押し下げ操作されると、ステップS160において、EEPROM13bに記憶されている警告解除用パスワードと、ステップS150にて入力された警告解除用パスワードとが照合され、それらが一致している場合には警告解除用パスワードが入力されたことが所定時間だけEEPROM13bに記憶される。
一方で、上記ステップS120の判断が肯定される場合はステップS170において、時計回路18により通知された実時刻がEEPROM13bに記憶されている警告時間帯であるか否かが判断される。
上記ステップS170の判断が肯定される場合はステップS180において、警告解除用パスワードが入力されたことがEEPROM13bに記憶されているか否かが判断される。
上記ステップS180の判断が否定される場合はステップS190において、バッテリ16bの電力により可能な限り防犯ブザー19が作動させられて、すなわちバッテリ16bの電力がなくなるまで防犯ブザー19が作動させられて警告音が発せられる。
上記ステップS170の判断が否定されるか、或いは上記ステップS180の判断が肯定される場合はステップS200において、防犯ブザー19を作動させることなく、通常の電源オフの処理が実行される。
(3)まとめ
上述のように、本実施例によれば、予め設定された警告時間帯でプロジェクタ10への電源供給が遮断されると、防犯ブザー19が作動させられて警告音が発せられるので、予め設定された警告時間帯において盗難抑止効果を十分に得ることができる。例えば、学校や公共施設などの部屋に据え置かれた状態で使用される場合に、プロジェクタ10が設置された部屋が空いている時間帯は常時プロジェクタ10へ電源が供給される状態としておき、その時間帯を警告時間帯として設定することで、その警告時間帯でプロジェクタ10への電源供給が遮断されたときに警告音を発することができるので、学校や公共施設などの部屋に据え置かれた状態で使用される場合に、プロジェクタ10が設置された部屋が空いている時間帯において盗難抑止効果を十分に得ることができる。
また、本実施例によれば、防犯ブザー19を作動させないための解除操作が行われるとその防犯ブザー19が作動させられないので、予め設定された警告時間帯であっても解除操作を行うことでプロジェクタ10を移動させることができる。
また、本実施例によれば、上記解除操作は予め設定された警告解除用パスワードの入力であり、その警告解除用パスワードが入力されると防犯ブザー19が作動させられないので、例えばキー等の特別な解除装置を使った解除操作を行うことなしにセキュリティを確保しつつ簡単な操作で防犯ブザー19の作動を解除することができる。また、この警告解除用パスワードの入力は所定時間記憶されるだけであるので、よりセキュリティが向上する。
また、本実施例によれば、スクリーン11にOSD表示された盗難防止設定画面上で警告時間帯および警告解除用パスワードが設定入力されてEEPROM13bに記憶されるので、警告時間帯および警告解除用パスワードをスクリーン11にOSD表示された盗難防止設定画面上で簡単に設定入力することができる。
また、本実施例によれば、壁などに設けられたコンセント21から電源ケーブル22のプラグ22aが引き抜かれたり、或いは電源ケーブル22がケーブル差込口22bから引き抜かれたりしてプロジェクタ10へ商用AC電源を供給するための電源ケーブル22が抜かれるとプロジェクタ10への電源供給が遮断されたことが検知されるので、電源ケーブル22を介して常時プロジェクタ10へ商用AC電源を供給するようにしておけばプロジェクタ10の持ち出しを簡単に検出することができる。
また、本実施例によれば、プロジェクタ10への電源供給が遮断されたときにバッテリ16bの電力により可能な限り防犯ブザー19が作動させられて警告音が発せられるので、プロジェクタ10への電源供給が遮断された後、適切に防犯ブザー19が作動させられて警告が発せられる。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、本発明はその他の態様においても適用される。
例えば、前述の実施例における盗難防止作動に加え、警告時間帯にプロジェクタ10への外部電源からの電源供給が遮断されたことを記憶しておき、次回の電源起動時に所定のパスワード入力等の解除操作を行わない限り電源を起動できないようにしても良い。これにより一層の盗難抑止効果が期待できる。更に、この場合、防犯ブザー19の作動と共に、「次回起動時に所定のパスワード入力がなければ電源を起動できません」旨の音声をスピーカ17から出力するようにしても良い。これにより更なる盗難抑止効果が期待できる。
また、前述の実施例では、防犯ブザーを作動させないための解除操作は、警告解除用パスワードを入力するものであったが、これに限らず種々の操作により防犯ブザーの作動を解除しても良い。例えば、メニュー画面をOSD表示させることなく操作パネル15にある所定の操作キー15aを連続して所定回数押し下げることで解除するようにしても良い。
また、前述の実施例では、電源回路16は蓄電装置としてバッテリ16bを備えていたが、これに限らず、外部電源からの電源供給が遮断されたときに制御ブロック13や防犯ブザー19等を作動させるため電力を所定時間供給することができるものを備えておれば良い。例えば、コンデンサや乾電池等を備えていても良い。
なお、上述したのはあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
本発明が適用されるプロジェクタの構成を説明するブロック図である。 主にマイコンによって制御される防犯ブザーを作動させるための盗難防止作動を設定する制御作動を示したフローチャートである。 各種項目を設定するためにOSD表示される画面である。(a)は「盗難防止設定」、「画質」、「音質」などの設定したい調整項目を選択するためのメニュー画面である。(b)は盗難防止作動を作動させるために必要な各種項目を設定するための盗難防止設定画面である。 主にマイコンによって制御される防犯ブザーを作動させるための盗難防止作動を示したフローチャートである。 各種項目を設定するためにOSD表示される画面である。(a)は「盗難防止設定」、「盗難防止解除」、「画質」、「音質」などの設定したい調整項目を選択するためのメニュー画面であり、盗難防止作動の設定が有効とされているときに表示されるものである。(b)は盗難防止作動を作動ないための解除操作として警告解除用パスワードを入力するための盗難防止解除操作画面である。 従来のプロジェクタの外観斜視図である。
符号の説明
10:プロジェクタ
11:スクリーン(外部ディスプレイ)
13:制御ブロック
13a:マイコン
13b:EEPROM(不揮発性半導体、記憶装置)
13c:OSD回路
13d:映像回路
15:操作パネル
15a:複数の操作キー
16:電源回路
16b:バッテリ(蓄電装置)
18:時計回路(時計)
19:防犯ブザー(警報器)
22:電源ケーブル(ケーブル)

Claims (7)

  1. 映像を外部ディスプレイに投射するプロジェクタにおいて、
    実時刻をカウントする時計と、
    警告音を発する警報器とを備え、
    上記プロジェクタへの電源供給が遮断されたときに上記実時刻が予め設定された警告時間帯である場合には、上記警報器を作動させることを特徴とするプロジェクタ。
  2. 上記警報器を作動させないための解除操作が行われた場合には、同警報器を作動させないことを特徴とする請求項1に記載のプロジェクタ。
  3. 上記解除操作は、予め設定された上記警報器を作動させないための警告解除用パスワードの入力であることを特徴とする請求項2に記載のプロジェクタ。
  4. 上記警告時間帯および上記警告解除用パスワードを記憶する記憶装置を備え、
    上記記憶装置に記憶される上記警告時間帯および上記警告解除用パスワードが設定入力されるための設定入力画面を上記外部ディスプレイにOSD表示することを特徴とする請求項3に記載のプロジェクタ。
  5. 上記プロジェクタへの電源供給が遮断されたときは、同プロジェクタへ外部電源を供給するためのケーブルが抜かれたときであることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のプロジェクタ。
  6. 上記プロジェクタへの電源供給が遮断された後に、上記警報器を作動させるための電力を供給する蓄電装置を備え、
    上記蓄電装置の電力により上記警報器を作動させることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のプロジェクタ。
  7. 映像信号を光映像に変換してスクリーンに投射するプロジェクタにおいて、
    マイコンにより上記プロジェクタの各構成要素を制御する制御ブロックと、
    電源ケーブルを介して供給される外部電源に基づいて上記プロジェクタの各構成要素に電力を供給する一方で、同外部電源からの電源供給が遮断されると同電源供給が遮断されたことを上記マイコンに通知するための電源遮断検知信号を出力するとともに内蔵するバッテリを用いて上記プロジェクタの各構成要素に電力を供給する電源回路と、
    ユーザの操作を受け付ける複数の操作キーの操作に応じた操作信号を上記マイコンに出力する操作パネルと、
    実時刻を通知する時計回路と、
    警告音を発する防犯ブザーとを備えるものであり、
    上記制御ブロックは、
    上記マイコンが演算を行うための各種設定データが記録された不揮発性半導体メモリと、
    入力された映像信号に所定の信号処理を施す映像回路と、
    上記スクリーンにOSD表示する画面の画像を表すOSD信号を生成し上記映像信号に重畳するOSD回路とを有しており、
    上記マイコンは、
    ユーザにより上記操作パネルにて所定の操作キーが押し下げ操作されると、上記防犯ブザーを作動させる警告時間帯と同防犯ブザーを作動させないための警告解除用パスワードとを設定するための盗難防止設定画面を上記スクリーンにOSD表示させ、同盗難防止設定画面上にて同警告時間帯と同警告解除用パスワードとの設定入力を受け付けて上記不揮発性半導体メモリに記憶させると共に、
    上記電源回路から電源遮断検知信号が通知されたときに上記時計回路から通知された上記実時刻が上記警告時間帯である場合には、上記バッテリの電力により上記防犯ブザーを作動させて警告音を発する一方で、
    上記警告解除用パスワードが設定されているときにユーザにより上記操作パネルにて所定の操作キーが押し下げ操作されると、警告解除用パスワードを入力するための盗難防止解除操作画面を上記スクリーンにOSD表示させ、同盗難防止解除操作画面にて同警告解除用パスワードの入力を受け付けて上記不揮発性半導体メモリに記憶されている警告解除用パスワードと同入力を受け付けた警告解除用パスワードとが一致している場合には、上記電源遮断検知信号が通知されたときに上記実時刻が上記警告時間帯であったとしても上記防犯ブザーを作動させないことを特徴とするプロジェクタ。
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