JP4480437B2 - レンズ調芯装置及び方法 - Google Patents
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Description
また、3枚のレンズのうち簡単に行える最も被写体寄りの一つのレンズのみを調芯する手法では、解像力が改善される部位が限られ、例えば、7割像高の解像力は改善されても、3割像高の解像力が劣化したままの場合があり、全体として総合的に解像力が改善されるものではなかった。
この構成によれば、中間レンズを基準として、その両外側から保持機構で前側レンズ及び後側レンズを保持し、撮像機構の撮像素子で調芯用の被写体を撮像して画像表示手段により表示することで、作業者は、表示画像を確認しながら、所定状態(画像のピントが合う状態、又は、像ボケが均等になる状態)となるまで、駆動機構を作動させて保持機構を適宜移動させ、前側レンズ及び後側レンズを調整することができる。このように、両外側に配置されるレンズを調整することで、3枚のレンズ相互の調芯作業を容易にかつ高精度に行うことができる。
この構成によれば、第1駆動機構で第1レンズホルダーを適宜(二次元的にあるいは三次元的に)移動させることで、前側レンズを中間レンズに対して調芯でき、第2駆動機構で第2レンズホルダーを適宜(二次元的にあるいは三次元的に)移動させることで、後側レンズを中間レンズに対して調芯できる。このように、中間レンズを基準にして、前側レンズと後側レンズとを別々に調整できるため、各々のレンズに支配される解像力を改善でき、全体としての総合的な解像力を向上させることができる。
この構成によれば、中間レンズを固着したレンズユニットを保持する保持部材を基準にして、第1レンズホルダー及び第2レンズホルダーが相対的に移動させられることで、調芯作業が容易にかつ高精度に行われる。
この構成によれば、撮像素子は、進退機構により、第2レンズホルダーを通して、後側レンズの後方の所定位置に位置決めされるため、第2レンズホルダーで後側レンズが保持された状態にも拘わらず、撮像素子を容易に位置付けることができる。
この構成によれば、手動操作部(例えば、回転調整で、二次元方向の位置を高精度に調整できるマイクロヘッド)を適宜調整することで、平面内におけるレンズの位置を高精度に調整することができる。
この構成によれば、中間レンズを基準として、その両外側に配置される前側レンズ及び後側レンズが微調整されて調芯されるため、3枚のレンズ相互の調芯作業を容易にかつ高精度に行うことができる。
この構成によれば、各々のレンズに支配される解像力をそれぞれ改善することができ、その結果、レンズ全体としての総合的な解像力を向上させることができる。
この構成によれば、7割像高の解像力に支配される前側レンズと、3割像高の解像力に支配される後側レンズとを備える3枚のレンズにおいて、総合的に解像力を向上させることができる。
この構成によれば、調芯完了と同時に、紫外線を照射して接着剤を硬化させることで、調芯の終ったレンズを、その調芯位置に確実に固着することができる。
図1ないし図7は、本発明に係るレンズ調芯装置及び方法の一実施形態を示すものであり、図1は装置の概略構成図、図2及び図3はこの装置により調芯されるデジタルカメラユニットを示す正面図及び断面図、図4ないし図6は装置の概略構成を示す側面図及び拡大部である。
3つのガイド孔100cには、後述するレンズ枠101の突出部101eが挿通され、保持部100bには、端子配線105aをもつCCD105が保持されている。
環状部21は、鉛直方向Zの下向きに、すなわち、調芯される前側レンズG1の外縁領域に当接される円錐状の当接面21aをもつように形成されている。
X軸ステージ31は、図4ないし図6に示すように、第1レンズホルダー20を直接保持してX軸方向の所望の位置に位置決めするものである。そして、X軸ステージ31は、作業者が手動にて、X軸方向の移動を微調整できるように、手動操作部としてのマイクロヘッド31aを備えている。これにより、前側レンズG1のX軸方向の位置を高精度に調整することができる。
X軸ステージ51は、図4ないし図6に示すように、第2レンズホルダー40を直接保持してX軸方向の所望の位置に位置決めするものである。そして、X軸ステージ51は、作業者が手動にて、X軸方向の移動を微調整できるように、手動操作部としてのマイクロヘッド51aを備えている。これにより、後側レンズG3のX軸方向の位置を高精度に調整することができる。
保持アーム72の一部及びCCD71は、図5に示すように、第2レンズホルダー40の下方から環状部41の内側を通り抜けて進入し、環状部41により保持された後側レンズG3の下方(後方)の所定位置に位置決めされ、又、その所定位置から下方に後退し得るように形成されている。すなわち、保持アーム72及び駆動機構73により、第2レンズホルダー40(環状部41)を通して、CCD71を後側レンズG3の後方の所定位置に対して進退させる進退機構が形成されている。
続いて、中間レンズG2の前方(上方)に、紫外線硬化型の接着剤を塗布した前側レンズG1を載せる。続いて、第1駆動機構30のZ軸ステージ33を駆動して、第1レンズホルダー20を下方に移動させ、その当接面21aを前側レンズG1の外周縁領域に当接させる。これにより、前側レンズG1は、仕切り板101b(中間レンズG2)に押し付けられると共に、水平面(XY面)方向に摺動可能に保持される。尚、仕切り板101bが無い場合は、中間レンズG2に直接押し付けられる。
続いて、必要に応じて照明光を照射しつつ、CCD71で撮影チャート60を撮影し、この撮影画像を、画像表示回路ユニット81、制御ユニット82を経て、モニター83に表示させる。
上記のように、調芯作業のための段取りが容易に行えるため、デジタルカメラユニットの組付けライン等において、このレンズ調芯装置を設置することで、全体の組付け作業に要する時間の短縮化が図れ、生産性を向上させることができる。
上記実施形態においては、3つのレンズを調芯する対象として、デジタルカメラユニットとを示したが、これに限定されるものではなく、3つのレンズを含むものであれば、その他のレンズ光学系において、本発明の調芯装置及び方法を適用することができる。
L1 前側レンズの光軸
L2 中間レンズの光軸
L3 後側レンズの光軸
100 ユニットケース
G1 前側レンズ
G2 中間レンズ
G3 後側レンズ
101 レンズ枠
101b,101c 仕切り板
10 ベース
11 テーブル(保持部材)
11a 載置部
20 第1レンズホルダー(保持機構)
21 環状部
21a 当接面
22 連結部
30 第1駆動機構
31 X軸ステージ
31a マイクロヘッド(手動操作部)
32 Y軸ステージ
32a マイクロヘッド(手動操作部)
33 Z軸ステージ
33a マイクロヘッド(手動操作部)
40 第2レンズホルダー(保持機構)
41 環状部
41a 当接面
42 連結部
50 第1駆動機構
51 X軸ステージ
51a マイクロヘッド(手動操作部)
52 Y軸ステージ
52a マイクロヘッド(手動操作部)
53 Z軸ステージ
53a マイクロヘッド(手動操作部)
60 撮影チャート(調芯用の被写体)
70 撮影機構
71 CCD(撮像素子)
72 保持アーム(進退機構)
73 駆動機構(進退機構)
80 画像表示手段
81 画像表示回路ユニット
82 制御ユニット
83 モニター
Claims (9)
- 光軸方向に順次に配列される前側レンズ,中間レンズ,後側レンズを含む3枚のレンズの後方に撮像素子が配置されるユニットケースにおいて、レンズ同士を調芯するレンズ調芯装置であって、
前記ユニットケースに予め固着された前記中間レンズに対して、前記前側レンズ及び後側レンズをそれぞれ両外側から押圧して保持する保持機構と、
前記保持機構を少なくとも二次元的に移動させる駆動機構と、
前記前側レンズの前方に配置され得る調芯用の被写体と、
前記後側レンズの後方の所定位置に対して進退自在に支持され前記被写体を撮影し得る撮像素子を保持した撮影機構と、
前記撮像素子により撮影された画像を表示する画像表示手段と、
を有する、ことを特徴とするレンズ調芯装置。 - 前記保持機構は、前記前側レンズを前記中間レンズの前方から押圧しつつ保持する第1レンズホルダーと、前記後側レンズを前記中間レンズの後方から押圧しつつ保持する第2レンズホルダーと、を含み、
前記駆動機構は、前記第1レンズホルダーを駆動する第1駆動機構と、前記第2レンズホルダーを駆動する第2駆動機構と、を含む、
ことを特徴とする請求項1記載のレンズ調芯装置。 - 前記レンズユニットを所定位置に保持する保持部材を有し、
前記第1駆動機構及び第2駆動機構は、前記保持部材に対して、前記第1レンズホルダー及び第2レンズホルダーを相対的に移動させる、
ことを特徴とする請求項2記載のレンズ調芯装置。 - 前記撮影機構は、前記第2レンズホルダーを通して、前記撮像素子を前記後側レンズの後方の所定位置に対して進退させる進退機構を含む、
ことを特徴とする請求項2又は3に記載のレンズ調芯装置。 - 前記第1駆動機構及び第2駆動機構は、少なくとも二次元方向において、手動により微調整可能な手動操作部を有する、
ことを特徴とする請求項2ないし4いずれかに記載のレンズ調芯装置。 - 光軸方向に順次に配列される前側レンズ,中間レンズ,後側レンズを含む3枚のレンズの後方に撮像素子が配置されるユニットケースにおいて、レンズ同士を調芯するレンズ調芯方法であって、
前記ユニットケースに予め固着された前記中間レンズに対して、両外側から前記前側レンズ及び後側レンズをそれぞれ押圧して保持し、
前記前側レンズの前方に配置した被写体を、前記後側レンズの後方に配置した撮像素子により撮像してモニターに表示し、
モニターに表示された画像を確認しつつ、その画像が所定状態になるまで、前記前側レンズ及び後側レンズを移動させて微調整する、
ことを特徴とするレンズ調芯方法。 - 前記前側レンズ及び後側レンズは、モニターに表示された画像上で個々に設定された所定割合の像高について調芯される、
ことを特徴とする請求項6記載のレンズ調芯方法。 - 前記前側レンズは、モニターに表示された画像の7割像高について調芯され、前記後側レンズは、モニターに表示された画像の3割像高について調芯される、
ことを特徴とする請求項7記載のレンズ調芯方法。 - 前記前側レンズ及び後側レンズには、予め紫外線硬化型の接着剤を塗布し、
前記モニター上に表示された画像が、前記所定状態になった後に、前記接着剤に対して紫外線を照射する、
ことを特徴とする請求項6ないし8いずれかに記載のレンズ調芯方法。
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