JP2009282264A - レンズユニット及びカメラモジュール - Google Patents

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弘之 平田
Haruo Arai
治夫 荒井
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Masahiro Suzuki
雅博 鈴木
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Abstract

【課題】レンズの調芯を簡素な構成で実現させること。
【解決手段】レンズユニット50は、入射した光束を複数のレンズ10〜40を介して出射する。レンズユニット50は、レンズ部及び当該レンズ部を囲むフランジ部を有する複数のレンズ10〜40と、光軸に沿って順次配置された複数のレンズ20〜40を保持する保持体60と、を備え、保持体60は、光軸に交差する方向に移動可能な状態でレンズ10を受け入れ、保持体60に受け入れられたレンズ10のフランジ部12は、少なくとも部分的に保持体60から光入射側又は光出射側に張り出している。保持体60に受け入れられたレンズ10のフランジ部12は、少なくとも部分的に保持体60から光入射側又は光出射側に張り出している。この部分に対して治具を当接させてレンズ10を移動させることでレンズを簡易に調芯することができる。
【選択図】図2B

Description

本発明は、レンズユニット及びカメラモジュールに関する。
近年、携帯電話、ノート型パソコン等といった様々な電子機器にはカメラモジュールが組み込まれることが一般的になっている。電子機器にカメラモジュールを組み込み、電子機器に撮像機能を付加することによって、電子機器の更なる高付加価値化を図ることができる。
このようなカメラモジュールにおいては、性能向上、小型化、及び低価格化等といったように様々な開発目標がある。
例えば、特許文献1には、カメラモジュールに含まれるレンズユニットの小型化を図る技術が開示されている。特許文献1では、レンズと鏡筒の双方に形成させた凹部同士を互いに連結させることで、レンズと鏡筒を接着させるための接着剤の保持溝を形成させている。これによって従来必要であったレンズ押さえという別の部材を設ける必要性を排除し、レンズユニットの小型化を図っている。
特開2007−333999号公報
ところで、カメラモジュールの解像度を高めるためには、調芯によってレンズの配置位置を調整することが求められる場合がある。この調芯工程では、移動対象としたレンズを固定されたレンズに対して移動させ、MTF(Modulation Transfer Function)特性(解像度)が最大となった位置でそのレンズを位置決めし、この場所でレンズを接着剤により固定する。
特許文献1の場合は、レンズの外形(上面視形状)を基準としてレンズを鏡筒に嵌め込んでいる。レンズは、鏡筒に押圧された状態で、鏡筒により保持される。
レンズは金型成形によって大量生産される部品であり、金型の製造誤差、金型嵌合部分の隙間による偏り、金型の磨耗等に起因して、実際に製造される個々のレンズの形状(特に、レンズの上面視形状)には個々のレンズ間でばらつきが生じる場合がある。従って、圧力をかけてレンズを鏡筒に押し込み、レンズを鏡筒に保持させるだけでは、レンズを意図したように位置決めさせることは難しい。
積層されるレンズを調芯する場合、次の手順を採用しても良い。まず、レンズを積層させてレンズ同士を位置決めさせる。次に、このレンズ積層体上に新たなレンズ(例えば、最も物体側に位置するレンズ)を載置し、載置したレンズを光軸に交差する方向に移動させて、MTF特性が最大となる位置でこのレンズを固定させる。その後、積層されたレンズに対して鏡筒を取り付ける。
しかしながら、このように調芯する場合、レンズの積み上げ作業に所定の時間が必要になり、簡易に調芯を行い得ない。このように、レンズの調芯を簡素な手順で実現することが強く求められている。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、レンズの調芯を簡素な構成で実現させることを目的とする。
本発明のかかるレンズユニットは、入射した光束を複数のレンズを介して出射するレンズユニットであって、レンズ部及び当該レンズ部を囲むフランジ部を有する複数のレンズと、光軸に沿って順次配置された複数の前記レンズを保持する保持体と、を備え、前記保持体は、前記光軸に交差する方向に移動可能な状態で少なくとも1つの前記レンズを受け入れ、前記保持体に受け入れられた前記レンズの前記フランジ部は、少なくとも部分的に前記保持体から光入射側又は光出射側に張り出している。
保持体に受け入れられたレンズのフランジ部は、少なくとも部分的に保持体から光入射側又は光出射側に張り出している。この部分に対して治具を当接させて光軸に交差する方向にレンズを移動させることでレンズを簡易に調芯することができる。
前記保持体に受け入れられた前記レンズの前記フランジ部の光入射側又は光出射側の外周縁は、前記保持体よりも光入射側又は光出射側に位置する、と良い。
前記保持体に受け入れられた前記レンズは、前記保持体に保持された他の前記レンズ上に配置される、と良い。
前記保持体は、前記光軸に沿う前記フランジ部の側面を押圧することで1つ以上の前記レンズを保持する、と良い。
前記保持体に受け入れられた前記レンズは最も物体側に位置する、と良い。
前記保持体は、前記光軸から離間する方向に窪んだ複数の凹部を有し、少なくとも1つの前記凹部には、前記保持体に受け入れられた前記レンズを固定させるための接着剤が注入される、と良い。
前記保持体上に配置され、前記光軸に対応する位置に光学的な開口を有する蓋体を更に備え、当該蓋体の前記保持体側の面には、前記保持体の前記凹部に嵌め合わされる複数の凸部が形成されている、と良い。
前記凸部が嵌め合わされた前記凹部には前記接着剤が注入されていない、と良い。
前記蓋体の前記保持体側の面には、前記光軸を囲む壁部が形成されており、複数の前記凸部は前記壁部によって連結されている、と良い。
前記凹部の上面視形状は円弧状である、と良い。
本発明にかかるカメラモジュールは、レンズ部及び当該レンズ部を囲むフランジ部を有する複数のレンズと、光軸に沿って順次配置された複数の前記レンズを保持する保持体と、複数の前記レンズを介して結像された像を撮像する撮像素子と、を備え、前記保持体は、前記光軸に交差する方向に移動可能な状態で少なくとも1つの前記レンズを受け入れ、前記保持体に受け入れられた前記レンズの前記フランジ部は、少なくとも部分的に前記保持体から物体側又は撮像素子側に張り出している。
本発明によれば、レンズの調芯を簡素な構成で実現させることができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。なお、各実施の形態は、説明の便宜上、簡略化されている。図面は簡略的なものであるから、図面の記載を根拠として本発明の技術的範囲を狭く解釈してはならない。図面は、もっぱら技術的事項の説明のためのものであり、図面に示された要素の正確な大きさ等は反映していない。同一の要素には、同一の符号を付し、重複する説明は省略するものとする。上下左右といった方向を示す言葉は、図面を正面視した場合を前提として用いるものとする。
〔第1の実施形態〕
以下、図1乃至図8を参照して本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、カメラモジュール100の概略的な構成を示す分解斜視図である。図2A及びBは、レンズユニット50の概略的な端面図である。図3は、蓋部の概略的な前面斜視図及び前面図である。図4は、蓋部の概略的な背面斜視図及び背面図である。図5は、筒部60の概略的な斜視図及び上面図である。図6A及びBは、レンズユニット50の組み立て手順を示す説明図である。図7は、参考例に係るレンズユニット200の概略的な断面構成を示す模式図である。図8A及びBは、レンズユニット200の製造手順を示す説明図である。
まず、図1を参照して、カメラモジュールの構成及び機能について説明する。図1に示すように、カメラモジュール100は、レンズユニット50、ホルダー51、撮像素子52、配線基板53、信号処理回路54、フレキシブル配線55、及びコネクタ56を有する。
カメラモジュール100は、携帯電話又はノートパソコンといった小型電子機器に組み込まれる。カメラモジュール100は、撮像素子52で撮像した像をコネクタ56から電気信号として出力する。
レンズユニット50は、鏡筒にレンズが取り付けられた光学部品である。レンズユニット50の外周面にはネジ溝が形成されている。
ホルダー51は、レンズユニット50が取り付けられる台座部品である。ホルダー51は、筒部51a及び基部51bを有する。筒部51aの内周面にはネジ溝が形成されている。なお、レンズユニット50内のレンズの光軸に対応する開口がホルダー51には形成されている。
ホルダー51に形成されたネジ溝に対してレンズユニット50に形成されたネジ溝を噛み合わせた状態で、レンズユニット50を回転させることで、レンズユニット50はホルダー51に取り付けられる。
撮像素子52は、CCD(Charge Coupled Device)、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)といった一般的な撮像素子である。撮像素子52の撮像面(主面)には複数の画素がマトリクス状に形成されている。撮像素子52は、ホルダー51の基部51bに設けられた収納空間に収納される。
配線基板53は、単層又は複層の配線層を有する板状部材である。貫通電極等を介して上下面の配線は互いに接続される。
信号処理回路54は、撮像素子52を制御する半導体集積回路である。例えば、信号処理回路54は、撮像素子52に対して信号の蓄積を指示したり、撮像素子52に蓄積された信号を出力させたりする。また、信号処理回路54は、撮像素子52から出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換して出力する。
フレキシブル配線55は、可撓性を有する配線基板である。フレキシブル配線55の一端には上述の信号処理回路54が接続され、フレキシブル配線55の他端にはコネクタ56が取り付けられる。フレキシブル配線55は、信号の伝送路として機能する。
コネクタ56は、カメラモジュール100を他の電子部品(マザーボード又はドーターボード等)に接続させる。
なお、フレキシブル配線55上には、信号処理回路54、配線基板53、撮像素子52、ホルダー51、及びレンズユニット50がこの順で積層される。また、撮像素子52、配線基板53、信号処理回路54、フレキシブル配線55、及びコネクタは、この順で電気的に接続されている。カメラモジュール100の具体的な組み立て手順は任意である。
カメラモジュール100は、次のように動作する。物体側から入射する光は、レンズユニット50のレンズを介して撮像素子52に入射する。撮像素子52は、入射した像を電気信号に変換する。信号処理回路54は、撮像素子52からの電気信号に対して信号処理(A/D変換、画像補正処理等)を実行する。信号処理回路54から出力される電気信号は、フレキシブル配線55及びコネクタ56を介して外部の電子機器に接続される。
図2乃至5を参照してレンズユニット50の構成について説明する。なお、図2Aは、図2Bが示す端面とは異なる端面を示す。
図2A及びBに示すように、レンズユニット50は、レンズ10、レンズ20、レンズ30、レンズ40、筒部(保持体)60、蓋部(蓋体)70、遮光シート98、遮光シート99、及び押え部材110を有する。レンズユニット50は、前方(物体側)から入射した光束を複数のレンズを介して後方(撮像素子側)に出射する。
レンズ10〜40は、物体側から入射した光束を撮像素子52の撮像面に結像させる。各レンズ10〜40は、レンズ部及びフランジ部を有する。レンズ部は光学的に機能する部分であり、フランジ部はレンズを機械的に固定するための部分である。フランジ部はレンズ部の周りを囲む。
レンズ10は、接着剤80を介してレンズ20、または筒部60とレンズ20の双方に固着されている(図2B参照)。レンズ10は調芯を必要としている。レンズ20〜40のフランジ部は、筒部60により押圧され、筒部60により保持される。レンズ20〜40は調芯を必要としていない。すなわち、筒部60に挿入(圧入)するだけで良い。
レンズ10のレンズ幅(レンズを上面視したときのレンズの幅)W50、レンズ20のレンズ幅W51、レンズ30のレンズ幅W52、及びレンズ40のレンズ幅W53は、W50<W51≦W52≦W53の関係を満足する。
なお、レンズ10の前面側のレンズ面は凸状であり、背面側のレンズ面は凸状である。レンズ20の前面側のレンズ面は凸状であり、背面側のレンズ面は凹状である。レンズ30の前面側のレンズ面は凹状であり、背面側のレンズ面は凸状である。レンズ40の前面側のレンズ面は凸状であり、背面側のレンズ面は凹状の中央部を有する凸状である。これは、撮像時の収差を小さくするために決定されたもので、本発明を逸脱しない範囲で任意に設定できる。
蓋部70は、平板状の部材である。蓋部70の上面視形状は円状である。蓋部70は黒色であり、蓋部70に形成された開口によって、蓋部70は光学的に絞りとして機能する。蓋部70は、通常の固着手段によって筒部60に固着される。
蓋部70は、平板部71および枠部72を有する。平板部71は、XZ平面内で平坦な板状部分である。枠部72は、光軸AXに沿って延在する枠状部分である。枠部72によってレンズ10を部分的に受け入れる空間(受け部)が蓋部70に形成される。平板部71には、光軸AXに対応して開口が形成される。開口を規定する平板部71の縁は、光軸AXに向かって先細りになっている。
蓋部70は、厚みW20〜W24の部分を有する。
図2Aに示す端面では、蓋部70は、光軸AXから離間する順に、厚みW20、W21、W22、W23へと肉厚が変わる。なお、W20<W21、W20<W22<W21、及びW23<W22の関係を満足する。肉厚W20〜肉厚W22の設定によって、後述の壁部72a(図4参照)が形成される。肉厚W22〜W23の設定によって、後述の係合部73(図3参照)が形成される。
図2Bに示す端面では、蓋部70は、光軸AXから離間する順に、厚みW20、W24、W23へと肉厚が変わる。なお、W20<W24、W23<W24の関係を満足する。肉厚W20〜23の設定によって、後述の突起72b(図4参照)が形成される。
図3及び4を参照して蓋部70の構成について更に説明する。図3(a)は、蓋部70の概略的な上面斜視図である。図3(b)は、蓋部70の概略的な上面図である。図4(a)は、蓋部70の概略的な背面斜視図である。図4(b)は、蓋部70の概略的な背面図である。
図3に示すように、蓋部70の前面には、回転工具(例えば、ハンドルレンチ)に係合する係合部73が形成される。係合部73は、前方に向かって突出する凸状部分である。係合部73の上面視形状は矩形状である。係合部73にハンドルレンチを嵌め合わせた状態でハンドルレンチを回転させることで蓋部70を回転させることができる。
図4に示すように、蓋部70の背面には、壁部72a、突起72b、窪み72c、島部72dが形成されている。
壁部72aは、光軸AXを囲む輪状の部分である。壁部72aによって蓋部70と筒部60間の隙間を介してレンズユニット50内にゴミが入りこむことを効果的に抑制することができる。
突起72bは、光軸AXに沿って延在する部分である。突起72bは、筒部60に形成された凸部62間の空間SP1に嵌め込まれる(図5参照)。突起72bの空間SP1への嵌め込みによって、回転治具から蓋部70が受けた力は筒部60に伝達される。これによって、蓋部70に対して回転力を加えることで、レンズユニット50をホルダー51に螺入させることができる。なお、複数の突起72bは、上述の壁部72aによって互いに連結される。
窪み72cは、壁部72aよりも外周側に形成される。窪み72c内には島部72dが形成される。窪み72cは、光軸AXに沿って蓋部70の背面が部分的に光入射側に窪んだ部分である。
島部72dは、光軸AXに沿って光出射側に延出する凸状部分である。島部72dの上面視形状は円状である。なお、島部72dは、窪み72cが形成された面から突出していない。島部72dの全体は、窪み72c内に完全に収納されている。
蓋部70は、固定金型(下型)及び可動金型(上型)によって形成された空間に樹脂を注入し、これを硬化させることで形成される。成形された蓋部70を金型から外すとき、予め金型に形成した突き出しピンで蓋部70を押し出すことで金型から蓋部70を外す。
上述の島部72dは、突き出しピンが配置された部分である。上述の窪み72cは、突き出しピンが形成される周りを囲む部分である。窪み72c内に島部72dを形成することによって、島部72dと窪み72cの境界にバリが生じることによって筒部60の上面に載置される蓋部70の載置面72eが非平坦、すなわち載置面72eからバリや島部72dが飛び出さないようにしている。島部72dは、ここでは窪み72cから飛び出しているが、窪んでいても良い。
再び図2A及びBに戻って説明する。
筒部60は、光軸に沿って延在する筒状部材である。筒部60は、レンズ10を受け入れる受け部及びレンズ20〜40を受け入れる受け部を有する。筒部60は、受け部に受け入れられたレンズ10を移動可能な状態で保持する。また、筒部60は、受け部に圧入されたレンズ20〜40を押圧した状態で保持する。
レンズ10〜40のレンズ幅に応じて、筒部60の開口幅は、筒部60の下端に向かって順に幅広になる。筒部60の開口幅をレンズ10のレンズ幅に対応させることで、レンズ10を受け入れる受け部が筒部60に形成される。筒部60の開口幅をレンズ20〜40のレンズ幅に対応させることで、レンズ20〜40を受け入れる受け部が筒部60に形成される。
レンズ10を受け入れる筒部60の受け部の開口幅は、レンズ10のレンズ幅W50よりも50μm程度広い(尚、レンズ10を受け入れる筒部60の受け部の開口幅は、レンズ10のレンズ幅W50よりも20〜60μm程度広いと良い)。他方、レンズ20を保持する筒部60の受け部の開口幅は、レンズ20のレンズ幅W51よりも10μm程度狭い(尚、レンズ20を保持する筒部60の受け部の開口幅は、レンズ20のレンズ幅W51よりも0〜15μm(但し、0を除く)程度狭いと良い)。レンズ30を保持する筒部60の受け部の開口幅は、レンズ30のレンズ幅W52よりも10μm程度狭い(上述の場合と同様に、0〜15μm(但し、0を除く)の範囲であれば良い)。レンズ40を保持する筒部60の受け部の開口幅は、レンズ40のレンズ幅W53よりも10μm程度狭い(上述の場合と同様に、0〜15μm(但し、0を除く)の範囲であれば良い)。
レンズ10は、筒部60上に載置されたとき、XZ平面にて可動である。従って、レンズ10を筒部60上に載置し、レンズ10をXZ平面にて動かしてMTF特性が最大となる位置を探し、MTF特性が最大となる位置にレンズ10を固定することで調芯することができる。
本実施形態では、調芯が必要なレンズ10を移動可能な状態で筒部60に受け入れさせる。レンズ10がレンズ20上に載置されたとき、レンズ10のフランジ部12の物体側の外周縁13は、筒部60の前面(先端面)61よりも物体側に位置する。これによって、レンズ10のフランジ部12の側面(光軸AXに沿って延在する面)に対して直接的に治具を当接させることができる。
小さな部品を他の場所に移動させる技術としては、その部品を吸引して移動させる方法がある。しかしながら、レンズ10は非常に小さな光学部品であり、レンズ10を好適に吸引させることは難しい場合がある。ここでは、レンズ10が小型である点を考慮して、レンズ10のフランジ部12の側面に対して治具を当接させる。これによれば、レンズ10を確実に把持した状態でレンズ10を移動させることができる。そして、レンズ10の位置決め工程に要する時間を効果的に短縮することができる。
また、本実施形態では、調芯が必要なレンズ10を移動可能な状態で筒部60の受け部に受け入れさせ、調芯が不必要なレンズ20〜40を筒部の受け部に圧力をかけて嵌め込む。鏡筒に取り付ける前にレンズ10〜40を積層させる必要はないため、レンズユニットの組み立ての簡素化を図ることができる。調芯の必要がないレンズ20〜40は、予め筒部60に押圧された状態で保持されているため、レンズ20上にレンズ10を載置して、レンズ10をXZ方向に安定して動かすことができる。レンズ20〜40は、筒部60に圧力をかけて嵌め込むのみであり、レンズユニット50の組み立ては非常に簡易である。また、レンズ10と筒部60間には十分な接着空間も確保されているため、レンズ10を筒部60に確実に固着させることができる。
図2Aに示すように、筒部60の上端部分には、レンズ10に向かって突出する凸部62が形成される。凸部62は、厚肉部62a、及び薄肉部62bを有する。光軸AXに沿う厚肉部62aの厚み(幅)は、光軸AXに沿う薄肉部62bの厚み(幅)よりも厚い。
凸部62は、レンズ10の移動範囲を規制する規制部として機能する。筒部60に規制部を設けることによって、レンズ10を微動させるだけで調芯することができるようになる。また、凸部62を形成させることで十分な接着空間(空間SP1)を確保することができる。
図5を参照して、レンズ10〜40を受け入れる筒部60の構成について説明する。なお、図5(a)は、筒部60の概略的な斜視図である。図5(b)は、筒部60(接着剤80でレンズ10が固定された状態)の概略的な上面図である。
図5に示すように、凸部62は、光軸AXを中心として円を描くように順次配置される。互いに隣り合う凸部62の間には凹部が形成される。
互いに隣り合う凸部62間に形成された凹部の上面視形状は円弧状である。凹部の上面視形状を円弧状にすることによって、筒部60の機械的な強度を効果的に高めることができる。そしてレンズ20〜40及び押え部材110を十分な力をかけて筒部60に入れ込むことができる。
凸部62によって形成された3箇所の空間SP1には、レンズ10を筒部60に直接的又は間接的に固定させるための接着剤が塗布される。空間SP1に接着剤を塗布することによって、レンズ10は強固にレンズ20、または筒部60とレンズ20の双方に固着される。
他の3箇所の空間SP1には、蓋部70の背面に形成された突起72b(図4参照)が挿入される。上述のように、突起72bの空間SP1への嵌め込みによって、蓋部70が受けた力は筒部60に効果的に伝達される。蓋部70に対して回転力を加えることで、レンズユニット50をホルダー51に螺入させることができる。
本実施形態では、6箇所の空間SP1のうち、3つを接着剤の受け入れ空間とし、他の3つを突起72bの受け入れ空間とする。互いに目的が異なる空間を同一平面内に配置することによって、筒部60の薄型化を図ることができる。
レンズユニット50に含まれる各要素の配置関係は次のとおりである。レンズ10〜40は、光軸AXに沿って積層されている。レンズ20とレンズ30の間には遮光シート98が配置される。レンズ30とレンズ40の間には遮光シート99が配置される。筒部60は、レンズ10〜40を収納する。蓋部70は、筒部60の前面上に固定される。
各遮光シート98、99は、レンズの光軸AXに対応する位置に開口を有する。遮光シート98、99の上面視形状は円状である。遮光シート98のX軸に沿う幅は、遮光シート99のX軸に沿う幅よりも狭い。なお、各遮光シート98、99に形成された開口は円状の開口である。
レンズ10〜40は、樹脂(例えば、シクロオレフィンポリマー樹脂)が金型で成形されることで製造される。筒部60及び蓋部70は、樹脂(例えば、ポリカーボネート樹脂)が金型で成形されることで製造される。なお、筒部60と蓋部70を同一材料とすることによって、相互の接着性あるいは密着性を高めることができる。
調芯後、レンズ10は、通常の固定化手段(接着剤80の塗布等)によって筒部60に固着される。その後、蓋部70は、通常の固定化手段(接着剤の塗布等)によって、筒部60上に固定される(尚、蓋部70は、筒部60及びレンズ10の一方又は双方に対して固着させても良い)。なお、ここでは、接着剤を外部から塗布することができるため、レンズ10及び蓋部70を簡易に筒部60に対して固着させることができる。
各レンズの形状について図2Bを参照して補足的に説明する。図2Bに示すように、レンズ10は、レンズ部11及びフランジ部12を有する。レンズ部11は、レンズ面11a及びレンズ面11bを有する。フランジ部12は、肉厚W1の外周部12a、肉厚W2の中間部12b、及び肉厚W3の内周部12cを有する。W1<W2の関係を満足する。W3≦W2の関係を満足する。肉厚W3は、光軸AXへ向かって次第に肉厚が薄くなる。
外周部12aと中間部12bの境界部分は、外周部12a用の金型(第1金型)と中間部12b用の金型(第2金型)の境界部分に対応する。外周部12aの肉厚と中間部12bの肉厚を上述のように設定することによって、金型の境界部分に生じやすいバリ等の影響によってレンズの配置位置が所望の位置からずれることを効果的に抑制することができる。
レンズ20も、レンズ10と同様に、レンズ部21及びフランジ部22を有する。フランジ部22は、肉厚W4の外周部22a及び肉厚W5の内周部22bを有する。W4<W5の関係を満足する。外周部22aと内周部22bの境界部分は、外周部22a用の金型と内周部22b用の金型の境界部分に対応する。外周部12aの肉厚と内周部12bの肉厚を上述のように設定することによって、金型の境界部分に生じやすいバリ等の影響によってレンズ20の配置位置が所望の位置からずれることを効果的に抑制することができる。
レンズ30も、レンズ10と同様に、レンズ部31及びフランジ部32を有する。フランジ部32は、肉厚W6の外周部32a及び肉厚W7の内周部32bを有する。W6<W7の関係を満足する。外周部32aと内周部32bの境界部分は、外周部32a用の金型と内周部32b用の金型の境界部分に対応する。外周部32aの肉厚と内周部32bの肉厚を上述のように設定することによって、金型の境界部分に生じやすいバリ等の影響によってレンズ30の配置位置が所望の位置からずれることを効果的に抑制することができる。
なお、図2Bに示すように、筒部60の内側面には、スロープ65、スロープ66、及びスロープ67が形成される。スロープ65は、遮光シート98及びレンズ30の配置位置を規制する。スロープ66は、遮光シート99及びレンズ40の配置位置を規制する。スロープ67は、押え部材110の配置位置を規制する。
図6A及びBを参照して、レンズユニット50の組み立てについて説明する。
まず、図6A(a)に示すように、レンズ20、レンズ30、レンズ40の順で、これらを順次筒部60の受け部に圧力をかけて嵌め込む。なお、レンズ20とレンズ30間には遮光シート98を配置する。レンズ30とレンズ40間には遮光シート99を配置する。そして、押え部材110で、圧力をかけてレンズ20〜レンズ40の積層体を筒部60内に嵌め入れる。次に、押え部材110を筒部60内に嵌めいれ、接着剤等の通常の固着手段によって筒部60に固着させる。ここでは、紫外線硬化樹脂を押え部材110に形成した接着剤樹脂溜部110aと筒部60間に塗布し、これに紫外線を照射して、紫外線硬化樹脂を硬化させる。
次に、図6A(b)に示すように、レンズ20〜40を保持した状態の筒部60を反転させる。
次に、図6B(c)に示すように、レンズ10をレンズ20上に載置する。そして、レンズ10のフランジ部12の外周角部に治具199を当接させて、治具199でレンズ10を把持した状態で、レンズ10をXZ平面内で移動させて、MTF特性が最大となる位置でレンズ10を位置決めする。そして、レンズ10と筒部60間の空間SP1に紫外線硬化接着剤を塗布し、その後、紫外線を照射する。このようにして、レンズ10は調芯された状態で、接着剤を介して筒部60に直接的又は間接的に確実に固着される(尚、レンズ10は、筒部60及びレンズ20の一方又は双方に対して固着させても良い)。ここで、紫外線硬化接着剤は、レンズ10を載置する前に塗布し、レンズ10の調芯後に紫外線を照射させる順でも良い。
次に、図6B(d)に示すように、蓋部70をレンズ10上に配置する。そして、蓋部70と筒部60の間の隙間に紫外線硬化接着剤を塗布し、その後、紫外線を照射する。このようにして蓋部70は、接着剤を介して筒部60に固着される。蓋部70と筒部60の接着剤は、熱硬化型・自然硬化型のいずれでも良い。
ここで、図7及び図8の参考例ついて説明する。図7に参考例に係るレンズユニット200の断面構成を示す概略的な模式図を示す。図8に参考例に係るレンズユニット200の製造手順を説明するための模式図を示す。
図7に示すように、レンズユニット200は、筒部201、レンズ202、レンズ203、レンズ204、レンズ205、押さえ部材206、遮光シート300、遮光シート301、及び遮光シート302を有する。
筒部201内には、レンズ202〜205が積層された状態で収納される。押え部材206内によってレンズ202〜205は筒部201内に固定される。尚、押さえ部材206は、接着剤によって筒部201に固着されている。また、レンズ202とレンズ203間には遮光シート300が配置される。同様に、レンズ203とレンズ204間には遮光シート301が配置される。同様に、レンズ204とレンズ205間には遮光シート302が配置される。
レンズ204は、レンズ205上に固定されている。レンズ204の突出部204bは、レンズ205の突出部205aによって光軸AXと交差する方向に押圧されている。
同様に、レンズ203は、レンズ204上に固定されている。レンズ203の突出部203bは、レンズ204の突出部204aによって光軸AXと交差する方向に押圧されている。
レンズ202は、レンズ203上に平面方向に移動可能な状態で配置されている。レンズ202の突出部202aは、レンズ203の突出部203aによって光軸AXと交差する方向に押圧されていない。レンズ202は、レンズ203上で、XZ平面内にて移動可能である。
この場合、レンズ203〜レンズ205を積層させた状態で、レンズ202を調芯する。レンズ203〜レンズ205は機械的に十分に固定されている状態ではない。従って、レンズ202をレンズ203〜レンズ205の積層体上に載置するためには高度な慎重さが要求される。従って、レンズ202の配置時間に要する時間が長くなる。また、同様の理由によって、レンズ202を動かして調芯することに要する時間が長くなる。また、位置決め後、小径のレンズ間に接着剤を塗布する必要があるため、十分な接着スペースを確保することができない。
図8A及びBを参照して、レンズユニット200の組み立て手順について説明する。
まず、図8A(a)に示すように、台座400上に、レンズ205、遮光シート302、レンズ204、遮光シート301、レンズ203、遮光シート300を順次配置する。なお、上述の嵌合構造によって、レンズ204はレンズ205上に固定される。同様に、レンズ203はレンズ204上に固定される。
次に、図8A(b)に示すように、レンズ202を配置する。そして、レンズ202を移動させて調芯する。調芯後、通常の固定化手段(紫外線硬化樹脂等)により、レンズ202をレンズ203上で固定させる。
次に、図8B(c)に示すように、筒部201にレンズ積層体を収納させる。
次に、図8B(d)に示すように、押え部材206で筒部201内にレンズ積層体を固定させる。押え部材206は、通常の固定化手段(紫外線硬化樹脂等)によって、筒部201に固着される。
レンズユニット200の場合、レンズ203〜レンズ205を積層させた状態で、レンズ202を調芯する。レンズ203〜レンズ205は構造的に十分に安定している状態ではない。従って、レンズ202をレンズ203〜レンズ205の積層体上に載置するためには高度な慎重さが要求される。従って、レンズ202の配置時間に要する時間が長くなる。また、同様の理由によって、レンズ202を動かして調芯することに要する時間が長くなる。また、位置決め後、小径のレンズ間に接着剤を塗布する必要があるため、十分な接着スペースを確保することができない。
本実施形態では、調芯が必要なレンズ10を移動可能な状態で筒部60に受け入れさせる。レンズ10がレンズ20上に載置されたとき、レンズ10のフランジ部12の物体側の外周縁13は、筒部60の前面(先端面)61よりも物体側に位置する。これによって、レンズ10のフランジ部12の側面(光軸AXに沿って延在する面)に対して直接的に治具を当接させることができる。これによって、レンズ10を確実に把持した状態でレンズ10を移動させることができる。そして、レンズ10の位置決め工程に要する時間を効果的に短縮することができる。
また、本実施形態では、調芯が必要なレンズ10を筒部60上に載置し、この状態でレンズ10をXZ平面にて動かし、MTF特性が最大となる位置でレンズ10を位置決めし、この位置で紫外線硬化樹脂等によって筒部60に対してレンズ10を固定させる。従って、レンズユニット200の場合のような問題(作業性の悪さ、接着スペースが狭い等)は効果的に解消される。また、参考例のレンズと比較して、1つ1つのレンズのフランジ部が凹凸を有することなく複雑ではないため、レンズを簡易に成形することができる。
〔第2の実施形態〕
以下、図9、10を参照して、本発明の第2の実施形態について説明する。図9は、レンズユニット50の斜視図である。図10は、レンズユニット50の断面構成を示す斜視図である。
本実施形態では、第1の実施形態と比較して、レンズ10、筒部60、及び蓋部70の具体的な形状が異なる。このような場合であっても第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
図9に示すように、蓋部70には4つの凹部(係合部)81が形成されている。凹部81に回転治具を嵌めこんで蓋部70を回転させる。
図9及び10に示すように、蓋部70の側面には、ゲート部70gが形成されている。ゲート部70gは、樹脂の注入通路に残存した樹脂が硬化した部分であり、かつゲートの切断時にとり残された部分である。なお、ゲートを根元から完全に切り落とせば、完成品の蓋部70にはゲート部70gは残存しない。
筒部60の側面には、ゲート部60gが形成されている。ゲート部60gは、樹脂の注入通路に残存した樹脂が硬化した部分であり、ゲートの切断時に取り残された部分である。
レンズ10の側面には、ゲート部10gが形成されている。ゲート部10gは、樹脂の注入通路に残存した樹脂が硬化した部分であり、ゲートの切断時に取り残された部分である。
〔第3の実施形態〕
以下、図11を参照して、本発明の第3の実施形態について説明する。図11は、筒部60の上面構成のバリエーションを説明するための模式図である。
図11に示す場合、筒部60は、4つの凸部62を有する。この場合も第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。なお、凸部62の数を増加させ、接着剤を注入する箇所を増加させることで、直接又は間接的に筒部60に対してレンズ10をより強固に固着させることができる。
本発明の技術的範囲は、上述の実施形態に限定されない。レンズ、蓋部、筒部の具体的な形状は任意である。レンズユニット及びカメラモジュールは、様々な電子機器に組み込むことができる。レンズユニット及びカメラモジュールの組み立て手順は任意である。
本発明の第1の実施形態にかかるカメラモジュール100の概略的な構成を示す分解斜視図である 本発明の第1の実施形態にかかるレンズユニット50の概略的な端面図である。 本発明の第1の実施形態にかかるレンズユニット50の概略的な端面図である。 本発明の第1の実施形態にかかる蓋部の概略的な前面斜視図及び前面図である。 本発明の第1の実施形態にかかる蓋部の概略的な背面斜視図及び背面図である。 本発明の第1の実施形態にかかる筒部60の概略的な斜視図及び上面図である。 本発明の第1の実施形態にかかるレンズユニット50の組み立て手順を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態にかかるレンズユニット50の組み立て手順を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態の参考例に係るレンズユニット200の概略的な断面構成を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態の参考例に係るレンズユニット200の製造手順を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態の参考例に係るレンズユニット200の製造手順を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態にかかるレンズユニット50の斜視図である。 本発明の第2の実施形態にかかるレンズユニット50の断面構成を示す斜視図である。 本発明の第3の実施形態にかかる筒部60の上面構成のバリエーションを説明するための模式図である。
符号の説明
100 カメラモジュール
50 レンズユニット
10-40 レンズ
13 外周縁
60 筒部
70 蓋部
61 筒部60の前面

72a 壁部
72b 突起
72d 島部
72c 窪み
72e 載置面

62 凸部
62a 厚肉部
62b 薄肉部

51 ホルダー
52 撮像素子
53 配線基板
54 信号処理回路
55 フレキシブル配線
56 コネクタ

Claims (11)

  1. 入射した光束を複数のレンズを介して出射するレンズユニットであって、
    レンズ部及び当該レンズ部を囲むフランジ部を有する複数のレンズと、
    光軸に沿って順次配置された複数の前記レンズを保持する保持体と、
    を備え、
    前記保持体は、前記光軸に交差する方向に移動可能な状態で少なくとも1つの前記レンズを受け入れ、
    前記保持体に受け入れられた前記レンズの前記フランジ部は、少なくとも部分的に前記保持体から光入射側又は光出射側に張り出している、レンズユニット。
  2. 前記保持体に受け入れられた前記レンズの前記フランジ部の光入射側又は光出射側の外周縁は、前記保持体よりも光入射側又は光出射側に位置することを特徴とする請求項1に記載のレンズユニット。
  3. 前記保持体に受け入れられた前記レンズは、前記保持体に保持された他の前記レンズ上に配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズユニット。
  4. 前記保持体は、前記光軸に沿う前記フランジ部の側面を押圧することで1つ以上の前記レンズを保持することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のレンズユニット。
  5. 前記保持体に受け入れられた前記レンズは最も物体側に位置することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のレンズユニット。
  6. 前記保持体は、前記光軸から離間する方向に窪んだ複数の凹部を有し、
    少なくとも1つの前記凹部には、前記保持体に受け入れられた前記レンズを固定させるための接着剤が注入されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のレンズユニット。
  7. 前記保持体上に配置され、前記光軸に対応する位置に光学的な開口を有する蓋体を更に備え、
    当該蓋体の前記保持体側の面には、前記保持体の前記凹部に嵌め合わされる複数の凸部が形成されていることを特徴とする請求項6に記載のレンズユニット。
  8. 前記凸部が嵌め合わされた前記凹部には前記接着剤が注入されていないことを特徴とする請求項7に記載のレンズユニット。
  9. 前記蓋体の前記保持体側の面には、前記光軸を囲む壁部が形成されており、複数の前記凸部は前記壁部によって連結されていることを特徴とする請求項7又は8に記載のレンズユニット。
  10. 前記凹部の上面視形状は円弧状であることを特徴とする請求項6乃至9のいずれか一項に記載のレンズユニット。
  11. レンズ部及び当該レンズ部を囲むフランジ部を有する複数のレンズと、
    光軸に沿って順次配置された複数の前記レンズを保持する保持体と、
    複数の前記レンズを介して結像された像を撮像する撮像素子と、
    を備え、
    前記保持体は、前記光軸に交差する方向に移動可能な状態で少なくとも1つの前記レンズを受け入れ、
    前記保持体に受け入れられた前記レンズの前記フランジ部は、少なくとも部分的に前記保持体から物体側又は撮像素子側に張り出している、カメラモジュール。
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