JP4479702B2 - 電線のマーキング方法及び装置 - Google Patents
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Description
この文字列等2は、文字や記号や図形等を組み合わせたもので、被覆電線の外径に応じて、印刷する文字等の大きさLが設定される。
この装置4は、長手方向に搬送される被覆電線1を上下方向から挟持する下側のマーキングローラ5と、上側の押さえローラ7とを備えている。マーキングローラ5の表面には、その周方向に間欠的に凹部9が並設され、マーキングローラ5の下半部がインク収納容器11内のインク13に浸されている。押さえローラ7は、図示略の保持部材により上記電線1の表面に圧接する位置に保持されており、この押さえローラ7により電線1がマーキングローラ5の外周面に押付けられながら電線1がその長手方向に搬送されることにより、この電線1と連動して両ローラ5,7が互いに逆向きに回転するようになっている。
しかし、従来のインクジェット方式やレーザ方式によるマーキング方法では、被覆電線の走行速度は40m/min程度であり、それ以上の速度向上は、文字のかすれや、欠けといった印字欠陥を招く虞があった。
American Wire Gage(以下、AWGと呼ぶ)の規格No.28の太さの電線は直径が0.8mm程度の細径であるが、電線の走行方向と直交する方向にローラがずれると、印字する文字が乱れたり、文字が欠けたりすることがあり、このため、マーキング不良による欠陥品となってしまい、製品歩留まりを低下させる原因となった。
本発明の目的は、従来のマーキングローラ方式によるマーキング装置と比較して、従前通り特性上の問題を全く生じることなく、電線の走行速度を大幅に向上させて生産性の向上を図ることができ、しかも、マーキング不良の発生を抑止して、製品歩留まりの向上を図ることができる電線のマーキング方法及び装置を提供することにある。
インク掻き上げローラでインク壷に貯留したインクを掻き上げて、掻き上げたインクを、前記マーキングローラの周囲に摺接する多孔質弾性体に含浸させて供給することを特徴とする。
前記インク供給手段は、インク壷に貯留したインクを掻き上げるインク掻き上げローラと、前記インク掻き上げローラの掻き上げたインクを含浸して前記マーキングローラの周囲に摺接する多孔質弾性体とを備えることを特徴とする。
また、マーキングローラの周囲に摺接する多孔質弾性体は、例えば、スポンジ状のもので、多孔質の構造によりインク掻き上げローラの掻き上げたインクを含浸し、含浸したインクをマーキングローラに供給するが、スタンプ部に付着した余分なインクは、マーキングローラと多孔質弾性体との相互の摺接により掻き落とされる。このため、安定したインク量の供給を実現することができる。
更に、押さえローラの軸方向のブレを抑止することで、このブレに起因したマーキング不良の発生を防止して、製品歩留まりを向上させることができる。
図1は本発明に係る電線のマーキング方法を実施するマーキング装置の一実施形態の正面図、図2は図1に示したマーキング装置の側面図、図3は図1に示したマーキング装置のマーキングローラと押さえローラとの位置関係を示した拡大図、図4は図3に示したマーキングローラと押さえローラの縦断面図、図5は図4のB部の拡大図、図6は押さえローラの外周部の面取り構造を示す拡大図、図7は図1に示したインク供給手段の構成の説明図である。
一対の転がり軸受33,34は、その外輪が、装置枠体29に固定されたスリーブ36に圧入されて支持されている。
本実施形態の場合、押さえローラ28には、マーキングローラ25の場合と同様に、その中心に支持軸41が一体的に設けられている。
一対の転がり軸受43,44は、その外輪が、ローラ間隔調整機構45を介して装置枠体29に連結されたスリーブ46に圧入されて支持されている。
即ち、本実施形態のインク供給手段31は、インク掻き上げローラ62がインク壺61から掻き上げたインク60を、多孔質弾性体64を介してマーキングローラ25のスタンプ部に塗布する。
本実施形態のインク塗布量調整手段66は、マーキングローラ25に対するナイフ66aの位置を微調整する調整機構66b(図1参照)を具備していて、ナイフ66aの位置調整により、スタンプ部に供給されるインク液を高精度に調整することができる。
なお、本実施形態では、インク塗布量調整手段66を設ける構成とした。しかし、マーキングローラ25のスタンプ部に付着した余分なインクは、マーキングローラ25とこのマーキングローラ25の周囲に摺接する多孔質弾性体64との相互の摺接により掻き落とされる。このため、インク塗布量調整手段66は省略することもできる。但し、本実施形態のように、インク塗布量調整手段66を設けることで、スタンプ部に付着する余分なインクを確実に掻き落とすことができる。
従って、従来のマーキングローラ方式によるマーキング装置と比較して、電線の走行速度を更に大幅に向上させて生産性の向上を図ることができ、しかも、マーキング不良の発生を抑止して、製品歩留まりの向上を図ることができる。
25 マーキングローラ
26 被覆電線
28 押さえローラ
31 インク供給手段
33,34 転がり軸受
43,44 転がり軸受
60 インク
61 インク壺
62 インク掻き上げローラ
63 モータ
64 多孔質弾性体
66 インク塗布量調整手段
91 タンク
Claims (2)
- マーキングローラの外周面に設けられたスタンプ部にインクを供給し、前記スタンプ部と押さえローラとで電線を押圧して、前記マーキングローラが回転して前記電線に連続的にマーキングする電線のマーキング方法であって、
インク掻き上げローラでインク壷に貯留したインクを掻き上げて、掻き上げたインクを、前記マーキングローラの周囲に摺接する多孔質弾性体に含浸させて供給することを特徴とする電線のマーキング方法。 - 外周面にマーキング用のスタンプ部が設けられて回転するマーキングローラと、前記スタンプ部に電線を押圧する押さえローラと、インクを前記マーキングローラのスタンプ部に塗布するインク供給手段とを備え、前記マーキングローラを回転して前記電線の外周に連続的にマーキングを実施する電線のマーキング装置であって、
前記インク供給手段は、インク壷に貯留したインクを掻き上げるインク掻き上げローラと、前記インク掻き上げローラの掻き上げたインクを含浸して前記マーキングローラの周囲に摺接する多孔質弾性体とを備えることを特徴とする電線のマーキング装置。
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JP2006217484A JP4479702B2 (ja) | 2006-08-09 | 2006-08-09 | 電線のマーキング方法及び装置 |
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