JP4479588B2 - 水流噴出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、入浴しながら水流により身体のマッサージができる水流噴出装置に関するものである。
従来から浴槽に水流(浴水又は気泡入り浴水)を噴出して浴槽に入浴している人に衝突させてマッサージすることが行われている。このような従来例として例えば特許文献1が知られている。
この特許文献1に示された従来例にあっては、浴槽の複数箇所に浴槽に入浴する入浴者に向けて水流を噴出するための噴出口を設けてあるが、噴出口から噴出される水流の噴出方向が一定である。このような噴出口から噴出される水流の噴出方向が一定であると、例えば腰から背中にかけての部位に噴出口から水流を噴出する場合、腰から背中にかけての部位に存在する複数箇所のツボに同時に水流が当たるように腰から背中にかけての広い部位に水流が当たるように噴出するのが一般的である。この場合、異なる位置にある複数のツボに水流が同時に当たるので、身体の特定の一部の部位(例えばツボのある部位)を局部的に集中して効果的なマッサージができないことになり、マッサージ効果が弱いという問題がある。なお、一定方向に噴出する水流が身体のごく狭い部位に局部的に当たるように水流を絞ることが考えられ、このようにすると身体のごく一部の部位のみを集中的にマッサージできるが、該身体のごく一部の部位に水流を当てての集中的なマッサージに引き続いて、近くの別の部位に水流を当ててその部位を集中的にマッサージしようとする場合は、当該別の部位に水流が当たるように浴槽内で身体を動かす必要があり、煩わしくて入浴のリラックス感が損なわれるという問題がある。
特開2003−250854号公報
本発明は上記の点に鑑みなされたものであって、その目的とするところは、浴槽に入って入浴する入浴者が浴槽内で身体を動かすことなく、入浴者の異なる部位に順番に集中的に水流を当てながら異なる部位をそれぞれ順番に効果的にマッサージできる水流噴出装置を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明にあっては、浴槽1の底面部19又は側壁部16の下部に、入浴者Mの足先部分又は腰、背中に、入浴者Mに向けて水流を噴出させるための噴出口2を設け、該噴出口2から水流を噴出する際、噴出方向を変化させつつ噴出させるための噴出方向可変手段3を設けたものであって、噴出口2に異なる方向から水を流入して合流させる複数の流路4を設けると共に、上記複数の流路4に供給する水の流量比を変化させながら合流した水の噴出口2から噴出する方向を可変させるように構成し、上記噴出口2と、噴出口2内に水を流入させて合流させるための複数の流路4と、複数の流路4に供給する水の流量比を可変するための流量可変手段5とで上記噴出方向可変手段3を構成して成ることを特徴とするものである。
このような構成とすることで、浴槽1の底面部19又は側壁部16の下部に設けた噴出口2から浴水又は気泡入りの浴水を噴出して浴槽1に入っている入浴者Mに向けて水流を当ててマッサージするに当たり、噴出口2から噴出する水流が噴出方向を変化させつつ噴出することで、入浴者Mが身体を動かさなくても入浴者Mの身体の水流の当たる部位が連続的に変化し、これにより、水流で押し擦るようにして身体の比較的広い部位を順番にマッサージでき、このように水流により押し擦るようにしてマッサージができるので、身体の異なる部位にある複数のツボを一つずつ順番に集中的に押し擦るように水流を当ててマッサージでき、水流による効果的なマッサージ、特に効果的なツボマッサージが可能となる。また、噴出口2に異なる方向から水を流入して合流させる複数の流路4を設けると共に、上記複数の流路4に供給する水の流量比を変化させながら合流した水の噴出口2から噴出する方向を可変させるように構成し、上記噴出口2と、噴出口2内に水を流入させて合流させるための複数の流路4と、複数の流路4に供給する水の流量比を可変するための流量可変手段5とで上記噴出方向可変手段3を構成するので、複数の流路4に供給する水の流量比を可変するという簡単な構成で噴出口2から水流の噴出方向を変化させながら入浴者Mに水流を当てることができ、特に、噴出口2からの噴出方向を変化させるに当たって、浴槽1に設けた噴出口2自体は首振り等機械的に回動させる必要がないので、浴槽1への噴出口2の取付け構造も簡略化できる。
また、上記流量可変手段5を、ポンプ6から供給される水を複数の流路4に流量比を変えながら供給するための電動弁7により構成し、該電動弁7を、弁本体8に設けた孔9に嵌め込まれてモータ10により回動する回動弁体11と、回動弁体11に設けた水の供給用の弁口12と、弁本体8の孔9の壁面における弁口12の回動軌跡上の複数箇所にそれぞれ対応する位置に設けた上記複数の流路4と連通する複数の流出口13とで構成し、回動弁体11の回動により弁口12と複数の流出口13との連通状態が変化するものであることが好ましい。
このような構成とすることで、一つのポンプ6から供給する水を噴出口2に供給するに当たって回動弁体11の回動により複数の流出口13から流れる水の流量比を可変しながら供給できて、簡単な構成で流量可変手段5を構成することができると共にポンプ6が一つで良くてコストも低下できる。
本発明にあっては、浴槽の底面部又は側壁部の下部に設けた噴出口から水流を噴出して入浴者に水流を当ててマッサージする際、噴出口に異なる方向から水を流入して合流させる複数の流路に供給する水の流量比を変化させるという簡単な構成で、噴出方向を変化させつつ入浴者の身体に当てることができて、噴出浴槽に入って入浴する入浴者が浴槽内で身体を動かすことなく、入浴者の異なる部位に順番に集中的に水流を当てて押し擦するようにして異なる部位をそれぞれ順番に効果的にマッサージできる。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
図1に示すように、浴槽1は一端部側が入浴者Mの足先側が位置する足先配置部14となり、他端部側が入浴者Mの頭部側が位置する頭部配置部15となっており、ここで、本発明においては、上記足先配置部14側を後、頭部配置部15側を前と定義し、足先配置部14と頭部配置部15とを結ぶ方向を前後方向(X方向)と定義している。また、平面視において、足先配置部14と頭部配置部15とを結ぶ方向である前後方向と直交する方向を左右方向(Y方向)と定義しており、浴槽1が平面視略長方形状、あるいは平面視略楕円形状をしたものにおいては、浴槽1の長辺と平行な方向が前後方向であり、短辺と平行な方向が左右方向である。
入浴者Mが、浴槽1内の一端部側である足先配置部14側に足先側を位置させ且つ他端部側である頭部配置部15側に頭部側を位置させるという一般的な浴槽1への入浴姿勢を取って入浴した場合、図1に示すように、入浴者Mの臀部を浴槽1の底面部19の前側端部(頭部配置部15側の端部)寄りの部分に置いて背中を頭部配置部15側(前側)の側壁部16aに当接又は僅かな隙間をあけて対向させて沿わせると共に、下肢を緩やかにく字状に曲げて足先を足先配置部14側(後側)の側壁部16bの下部又は底面部19の足先配置部14側の端部付近に位置させるという入浴姿勢となるものである。この場合、両碗を身体の両側に自然に沿わせると、両碗は身体の胴部分の両側から両下肢の大腿部に沿って配置される姿勢となる。
ここで頭部配置部15側(前側)の側壁部16aは、入浴者Mが上記のような一般的な入浴姿勢を取って、入浴者Mの臀部を浴槽1の底面部19の前側端部(頭部配置部15側の端部)寄りの部分に置いた場合、背中を沿わせることができるように他の側壁部に比べて緩やかに傾斜している。
上記のような一般的な入浴姿勢で入浴した場合、底面部19は前側の端部寄りの部位が臀部置き部17となり、底面部19の後側端部と上記臀部置き部17との間の部分の上方が入浴者の下肢が位置する下肢配置部18となっている。
浴槽1の底面部19や側壁部16(前側の側壁部16a、後側の側壁部16b、左右の側壁部16c)には浴水又は気泡入り浴水を浴槽1に入って上記のような一般的な入浴姿勢をとって入浴している入浴者Mの身体の一部に向けて浴水や気泡入り浴水等の水流を噴出するための噴出口2が設けてある。
また、浴槽1の側壁部16には浴槽1内の浴水を吸い込むための吸い込み口20が設けてあり、吸い込み口20と噴出口2とが循環用水路21により連通接続してある。該循環用水路21の途中にはポンプ6が設けてあり、ポンプ6を駆動することで浴槽1内の浴水を吸い込んで噴出口2に供給し、噴出口2から浴槽1内に噴出するようになっている。
図中35は上記ポンプ6及び後述の電動弁7のモータ10の駆動を制御するための制御部である。
ここで、図1に示すように循環用水路21にエジェクター作用により先端が空気取り入れ口22となった空気供給管23から空気を吸い込んで浴水に混入して噴出口2から気泡入り浴水を噴出するようにしてもよい。
上記のように噴出口2から浴水又は気泡入りの浴水を浴槽1内に噴出して入浴者Mの身体に水流を当ててマッサージするに当たって、本発明においては、該噴出口2から噴出する水流の噴出方向を変化させつつ噴出させるようにした噴出方向可変手段3を備えている。
噴出口2は浴槽1の底面部19や側壁部16に取付けられるノズル体24に設けてある。ノズル体24には噴出口2に異なる交差する方向から水を流入させて噴出口2内で合流させてるための複数の流路4が形成してある。
図4(b)示す実施形態では噴出口2はノズル体24に断面略V字状をし且つノズル体24の前面部に開口したV字状溝2aを形成することで構成してあり、V字状溝2aよりなる噴出口2の底部の一方の片側半部の傾斜底面25a及び他の片側半部の傾斜底面25bにそれぞれ第1の開口26a、第2の開口26bが設けてある。また、ノズル体24の両側面部の後端部に第1入口27a、第2入口27bを設け、第1入口27aと噴出口2の底部の第1の開口26aとを第1の流路4aで連通させると共に第2入口27bと噴出口2の底部の第2の開口26bとを第2の流路4bで連通させてある。ここで、第1の流路4aと第2の流路4bとは流路の延長線がV字状溝2a内で互いに交差するように逆方向に傾斜した関係となっている。
循環用水路21の途中のポンプ6と噴出口2との間にはポンプ6から供給される水を複数の流路4(図4(b)の実施形態では第1の流路4aと第2の流路4b)に流量比を変えながら供給するための流量可変手段5を構成する電動弁7が設けてある。
電動弁7は図5に示すように弁本体8と、弁本体8の孔9に回動自在に嵌め込まれた回動弁体11と、回動弁体11を回動するためのモータ10とより構成してある。
回動弁体11には一端が軸方向の端部に開口した通水孔29が設けてあり、通水孔29の他端は回動弁体11の側面部に設けた弁口12に連通している。弁本体8の孔9の壁面における弁口12の回動軌跡上の複数箇所にそれぞれ対応する位置に複数の流出口13が設けてある(図5の実施形態には第1の流出口13a、第2の流出口13bを周方向に隔設して設けた例が示してある)。
弁本体8には回動弁体11の通水孔29の軸方向の一端の開口に常時連通する流入孔30が設けてあり、この流入孔30は循環用水路21の一部を構成する配管21aによりポンプ6と連通接続してある。また、循環用水路21の弁本体8とノズル体24との間の部分は複数の分岐配管21b、21cにより構成してあり、実施形態では第1の流出口13aとノズル体24の第1入口27aとが分岐配管21bにより連通接続してあり、第2の流出口13bとノズル体24の第2入口27bとが分岐配管21cにより連通接続してある。
ここで、ポンプ6をオンにした状態で回動弁体11をモータ10で回動することで図5(b)のように第1の流出口13aにのみ水が流れる状態から、第1の流出口13aと第2の流出口13bの両方に流量比を変えながら流れる状態(図5(c)には流量比が等しい段階を示す)を経て、図5(d)のように第2の流出口13bのみに水が流れる状態というように、第1の流出口13aと第2の流出口13bへの水の流れる流量比を変化させながら噴出口2に水を供給することができるようになっている。
このように、ポンプ6を運転して電動弁7を介して水を噴出口2に供給するのであるが、モータ10を駆動して回動弁体11を回転することで、第1の流出口13aと第2の流出口13bへの水の流れる流量比が変化しながら第1の開口26a、第2の開口26bから噴出口2内に供給されて噴出口2内で合流し、合流した水流が噴出口2から外部に噴出されることになる。この場合、噴出口2で合流した水は第1の流路4aの先端の第1の開口26aと第2の流路4bの先端の第2の開口26bから噴出口2内に供給される流量比が変化することでその噴出口2からの噴出する水流の噴出方向を略扇状の角度の範囲内で連続して変化させることになる。つまり、図5(b)のように第1の流出口13aにのみ水が流れる時は噴出口2からの水流の噴出方向は図4(b)の矢印イ方向となり、回動弁体11が回転していって図5(c)のように第1の流出口13a、第2の流出口13bとの流量比が同じになると図4(b)の矢印ロ方向となり、更に、回動弁体11が回転していって図5(d)のように第2の流出口13bのみに水が流れる時は噴出口2からの水流の噴出方向は図4(b)の矢印ハ方向となる。更に回動弁体11が回動すると矢印ハ方向から矢印ロ方向を経て再び矢印イ方向となる。このように噴出口2から矢印イ方向から矢印ハ方向の範囲内で水流の噴出方向を変えながら噴出するようになっており、本実施形態では噴出口2内に開口した第1の開口26aと第2の開口26bと、第1の開口26aと第2の開口26bから供給される水流の流量比を変化させるための前述の電動弁7により噴出口2から浴水又は気泡入り浴水を噴出する際、水流の噴出方向を変化させながら噴出させるための噴出方向可変手段3を構成している。
図6には上記図上記実施形態におけるポンプ6を出力一定で連続運転している際に同時に回動弁体11を一方向に連続して回転している時の第1の流路4aと第2の流路4bの流量比の変化と、噴出方向との関係を示すタイムチャートを示しており、図6において水量Sはポンプ6からの供給水量を示している。また、図6の1サイクル時間Tはモータ10の回転速度の設定により任意に設定が可能である。
上記のように浴槽1に設けた噴出口2から入浴者Mに向けて水流を噴出する際、噴出方向可変手段3により噴出口2からの水流の噴出方向を変化させつつ噴出させることで、入浴者Mが身体を動かさなくても入浴者Mの身体の水流の当たる部位が連続的に変化していき、これにより、入浴者Mの身体を水流で押しながら擦るようにして水流の当たる位置をずらしながら身体の比較的広い部位を順番にマッサージできることになる。このように水流により押し擦るようにしてマッサージができるので、身体の異なる部位にある複数のツボを一つずつ順番に集中的に押し擦るように水流を当ててツボマッサージを効果的にできる。
図7(a)には噴出方向可変手段3の他の実施形態が示してある。図7(a)に示す実施形態においては、ノズル体24にはV字状溝部39が設けてあり、該V字状溝部39内に有底筒状をしたノズル用回動体40が回動軸41により回動自在に取付け取付けてあり、該回動軸41はモータ47により回動するようになっている。V字状溝部39の側壁に円弧状をした長孔42が設けてあり、ノズル体24の側壁に設けた入口43と長孔42とを通路45が連通している。ノズル用回動体40は有底筒状をしていて先端開口が噴出口2となっており、また、ノズル用回動体40の後部側壁部には孔46が設けてあり、該孔46は長孔42と連通しており、ノズル用回動体40がモータ47の駆動により回動軸41を中心に往復回動する際、長孔42の一部が孔46と連通し、入口43から供給された水が長孔42、孔46を経て回動するノズル用回動体40内に入って先端の噴出口2から外部にその噴出方向を変えながら噴出するようになっている。したがって、本実施形態ではV字状溝部39を設けたノズル体24、V字状溝部39内に回動自在に取付けられたスイングノズルとなるノズル用回動体40、モータ47等により噴出方向可変手段3を構成している。
また、図7(b)には噴出方向可変手段3の更に他の実施形態が示してある。図7(b)に示す実施形態の噴出方向可変手段3は以下の構成となっている。すなわち、ノズル体24に凹部49が設けてあり、側壁に設けた入口43と凹部49側壁に設けた出口60とを通路61により連通しており、出口60に後端を接続した筒状をしたスイングノズルとなるフレキシブルなノズル用回動体40が凹部49内に配置してあり、該ノズル用回動体40の上部と凹部49の側壁との間に引っ張り又は圧縮用のばね材62を介在し、ばね材62により図7(b)の想像線のようにノズル用回動体40をほぼ垂直となるように保持していてこの状態で出口60からの水流の吐出する方向と筒状をしたフレキシブルなノズル用回動体40とがほぼ直交している。今、入口43から供給された水が出口60からノズル用回動体40内に流入すると、出口60から出た水流に押されてノズル用回動体40がばね材62のばね力に抗して図7(b)の想像線の状態から実線のように回動してノズル用回動体40の先端の噴出口2から噴出するのであるが、この場合、供給する水の流量を変えることでノズル用回動体40の回動角度を変化させることができる。つまり、供給する水の流量を次第に増加させていき、その後、次第に減少させていくという動作を繰り返すことで噴出方向を可変しながら噴出しつづけることができる。
また、図7(c)には噴出方向可変手段3の更に他の実施形態が示してある。図7(c)に示す実施形態の噴出方向可変手段3は流量比可変タイプの噴出方向可変手段3の実施形態であり、以下の構成となっている。すなわち、図7(c)に示す実施形態においては、ノズル体24に先端開口が噴出口2となった凹部49を設け、凹部49内に噴出方向変更板63が回動自在に内装し、ノズル体24の両側部に第1流水路64、第2流水路65が設けてあり、第1流水路64、第2流水路65は噴出方向変更板63の後端部を介して凹部49の両側壁の下部の互いに対向する位置においてそれぞれ開口している。そして、第1流水路64、第2流水路65から流れる水の流量比を変化させることで、噴出方向変更板63が緩やかに回動し、凹部49の噴出口2である先端開口からの噴出方向が変化してスイングノズルとなる。
これらの実施形態においても前述の実施形態と同様に噴出方向可変手段3により噴出口2から噴出方向を変更しながら噴出して入浴者Mが身体を動かさなくても入浴者Mの身体の水流の当たる部位が連続的に変化していき、これにより、入浴者Mの身体を水流で押しながら擦るようにして水流の当たる位置をずらしながら身体の比較的広い部位を順番にマッサージできることになる。
上記のように噴出方向を変えながら水流が噴出するようになった噴出口2を浴槽1に設けるに当たり、例えば、図1のように頭部配置部15側(前側)の側壁部16aに噴出口2を配置し、該噴出口2から噴出する水流の噴出方向が水直面内で変化するようにすると、浴槽1に通常の入浴姿勢で入浴している入浴者Mの腰から背中にかけての部位を腰側から背中側に、あるいは背中側から腰側に順番に水流を当てて腰から背中にかけての異なる部位に存在する「腎兪(添付図面で符号100で示す)」、「胃兪(添付図面で符号101で示す)」、「肝兪(添付図面で符号102で示す)」、「心兪(添付図面で符号103で示す)」というツボに順番に集中的に水流を当てながら各ツボを順番にツボマッサージができることになる。この場合、「腎兪」、「胃兪」、「肝兪」、「心兪」という各ツボは左右に1個ずつあるので、前側の側壁部16aに左右2個上記噴出口2を設けるようにする。
また、図2のように浴槽1の足先配置部14側(後側)の側壁部16bの下部の左右方向の中央位置に噴出口2を配置して該噴出口2から噴出する水流の噴出方向が水平面内で変化するよう設けると、入浴者Mが両足先を足先配置部14に配置する際に、左右の足先がそれぞれ上記噴出口2の左右両側に位置するように配置することで左右両足先の各内くるぶしの下の部分に左右順番交代に水流が当たり、左右両足先の内くるぶしの下の部分に在る「照海(添付図面で符号104で示す)」というツボをそれぞれ左右順番交代に集中的に順番ツボマッサージすることができる。
また、図3のように浴槽1の頭部配置部15側(前側)の側壁部16aに噴出口2を配置すると共に、足先配置部14側(後側)の側壁部16bの下部の左右方向の中央位置に噴出口2を配置して、上記のように腰から背中にかけての異なる部位に存在する「腎兪」、「胃兪」、「肝兪」、「心兪」というツボに順番に集中的に水流を当てながら各ツボを順番にツボマッサージをしたり、左右両足先の内くるぶしの下の部分に在る「照海」というツボをそれぞれ左右順番交代に集中的に順番ツボマッサージしたりするようにしてもよい。
もちろん、上記した例にのみ限定されず、浴槽1の側壁部16の他の位置や底面部19に噴出方向が変化しながら水流を噴出するようにした噴出口2を設けてもよく、上記以外の入浴者Mの異なる部位に在る複数のツボに順番に水流を当てて水流により複数のツボを順番に押圧して擦るようにしてツボマッサージを行わせるようにしてもよい。
また、図8には噴出方向可変手段3の更に他の実施形態が示してある。本実施形態においては、循環用水路21が2つの水路21d、21eにより構成してあり、各水路21d、21eにはそれぞれポンプ6a、6bが設けてあり、また、各水路21d、21eの一端部がそれぞれ浴槽1の側壁部16に設けた吸い込み口20に連通接続してあり、一方の水路21dの他端がノズル体24に設けた一方の流路4である第1の流路4aに連通接続してあると共に他方の水路21dの他端がノズル体24に設けた他方の流路4である第2の流路4eに連通接続してある。
この実施形態においては、2つのポンプ6a、6bによる第1の流路4a、第2の流路4bへの水の供給量をそれぞれ変化させることで、第1の流路4a、第2の流路4bから噴出口2内に異なる方向から供給されて合流する水の流量比を変化させ、これにより噴出口2から噴出する水流の噴出方向を変化させながら噴出するようにしてもよい。この場合、例えば、一方のポンプ6aからの水の供給量を最初は多く、次第に少なくなるように制御すると共に、他方のポンプ6aからの水の供給量を最初は少なく、次第に多くなるように制御することで、合流する水の噴出方向を前述の電動弁7を設けた例と同様に変化させることができる。
本発明の一実施形態を示し、(a)は側断面図であり、(b)は平面図である。 同上の他の実施形態を示し、(a)は側断面図であり、(b)は平面図である。 同上の更に他の実施形態を示し、(a)は側断面図であり、(b)は平面図である。 同上の噴出方向を連続的に変化させる噴出方向可変手段の一実施形態を示し、(a)は概略配管構成図であり、(b)は同上のノズル体の断面図である。 同上に用いる電動弁の一実施形態を示し、(a)は平面図であり、(b)(c)(d)はそれぞれ回動弁体の回動状態を示す説明図である。 同上のノズル体の第1入口から供給される水の供給量と第2入口から供給される水の供給量との関係を示すグラフである。 (a)(b)(c)はそれぞれ同上の噴出方向を連続的に変化させる噴出方向可変手段の他の実施形態を示す断面図である。 本発明の更に他の実施形態の側断面図である。
符号の説明
1 浴槽
2 噴出口
3 噴出方向可変手段
4 流路
5 流量可変手段
6 ポンプ
7 電動弁
8 弁本体
9 孔
10 モータ
11 回動弁体
12 弁口
13 流出口
M 入浴者

Claims (2)

  1. 浴槽の底面部又は側壁部の下部に、入浴者の足先部分又は腰、背中に向けて水流を噴出させるための噴出口を設け、該噴出口から水流を噴出する際、噴出方向を変化させつつ噴出させるための噴出方向可変手段を設けたものであって、噴出口に異なる方向から水を流入して合流させる複数の流路を設けると共に、上記複数の流路に供給する水の流量比を変化させながら合流した水の噴出口から噴出する方向を可変させるように構成し、上記噴出口と、噴出口内に水を流入させて合流させるための複数の流路と、複数の流路に供給する水の流量比を可変するための流量可変手段とで上記噴出方向可変手段を構成して成ることを特徴とする水流噴出装置。
  2. 上記流量可変手段を、ポンプから供給される水を複数の流路に流量比を変えながら供給するための電動弁により構成し、該電動弁を、弁本体に設けた孔に嵌め込まれてモータにより回動する回動弁体と、回動弁体に設けた水の供給用の弁口と、弁本体の孔の壁面における弁口の回動軌跡上の複数箇所にそれぞれ対応する位置に設けた上記複数の流路と連通する複数の流出口とで構成し、回動弁体の回動により弁口と複数の流出口との連通状態が変化するものであることを特徴とする請求項1記載の水流噴出装置。
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