JP4479206B2 - アクチュエータの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、加わった力により動作部分が変位する微細加工素子、動作部分となる被駆動部を駆動させて仕事をさせるアクチュエータ、液滴吐出ヘッド等の製造方法等に関するものである。特に動作部分と接触する部位との間の貼り付き等を防止するためのものである。そして、上記の液滴吐出ヘッドを用いて構成した、カラーフィルタや電界発光素子による表示パネル等の製造装置等に関するものである。
例えばシリコン等を加工して微小な素子等を形成する微細加工技術(MEMS:Micro Electro Mechanical Systems)が急激な進歩を遂げている。微細加工技術により形成される微細加工素子の例としては、例えばモータ、センサ、液滴吐出方式のプリンタのような記録(印刷)装置で用いられている液滴吐出ヘッド(インクジェットヘッド)、光フィルタ、振動素子等がある。
ここで、その一例として液滴吐出ヘッドに関して説明する。液滴吐出方式の記録(印刷)装置は、家庭用、工業用を問わず、あらゆる分野の印刷に利用されている。液滴吐出方式とは、例えば複数のノズルを有する液滴吐出ヘッドを対象物との間で相対移動させ、対象物の所定の位置に液滴を吐出させて印刷等の記録をするものである。この方式は、液晶(Liquid Crystal)を用いた表示装置を作製する際のカラーフィルタ、有機化合物等の電界発光(ElectroLuminescence )素子を用いた表示パネル(OLED)、DNA、タンパク質等、生体分子のマイクロアレイ等の製造にも利用されている。
液滴吐出ヘッドの中で、流路の一部に液体を溜めておく吐出室を備え、吐出室の少なくとも一面の壁(ここでは、底壁とする。この壁は他の壁とも一体形成されているが、以下、この壁のことを振動板ということにする)を撓ませて(動作させて)形状変化により吐出室内の圧力を高め、連通するノズルから液滴を吐出させる方法がある。振動板を変位させる力として、例えば駆動部となる電極と振動板との間に発生する静電力を利用している。
ここで、静電力を利用した振動板等の素子においては、変位する動作部分の表面に水分等が付着すると、水等の極性分子が帯電して静電吸引特性が低下するおそれがある。また、極性分子が相互に水素合し、動作部分(振動板)が他の部材(電極)と貼り付いてしまって、その動作が不能となることがある。もちろん静電力以外の力を利用して動作(駆動)する場合でも水分の付着は好ましくない。そこで、振動板等の動作部分表面をヘキサメチルジシラザン(HMDS)等で疎水化した静電アクチュエータ等が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開平10−181028号公報(4〜5ページ、図1)
上記のアクチュエータは、動作部分表面をヘキサメチルジシラザン(HMDS)等で疎水化を図っている。近年の微小液滴化や、印刷処理能力の向上、多様化する、アプリケーションに対して、更に効率良く疎水化処理を行い、より安定した静電吸引特性の確保に対する要求があった。また、長寿命化に対する要望も高まってきた。加えて、容量性のセンサとして応用するために、静電容量の安定化を図る必要も生じてきた。
そこで、本発明はこのような問題を解決するため、動作部分の表面の疎水化の処理を効率よく、短時間で安定して行えるような方法等を得る。また、その疎水化処理を行って製造した、疎水効果の高い液滴吐出ヘッド、アクチュエータをはじめとする微細加工素子を得る。そして、得られた液滴吐出ヘッドを用いて、記録(印刷)する記録装置、生体分子等を吐出してマイクロアレイを製造する装置等を得ることを目的とする。
本発明に係るアクチュエータの製造方法は、相対変位可能な被駆動部と、被駆動部と一定の間隔で対向配置され、被駆動部を相対変位させる駆動部とを少なくとも有するアクチュエータに対し、少なくとも被駆動部の駆動部と対向する側に形成したシリコン酸化膜をRCA洗浄する工程と、RCA洗浄した部分をイソプロピルアルコールですすぐ工程と、被駆動部と駆動部とで形成される空間に1−オクタデセンを含む気体を充填させる工程と、アクチュエータを加熱して1−オクタデセンと水酸基とをラジカル反応させる工程と、1−オクタデセンを含む気体の雰囲気中又は雰囲気から取り出した直後に空間を封止する工程とを有する。
本発明においては、アクチュエータの製造方法において、被駆動部と駆動部とで形成される空間に1−オクタデセンを含む気体を充填させ、ラジカル反応をさせて少なくとも被駆動部に疎水化処理を行った後に、気体の雰囲気中又は雰囲気から取り出した直後に空間を封止する。したがって、疎水化処理により被駆動部に水分が付着せず、被駆動部が水分に影響されないアクチュエータを製造することができる。特に被駆動部が静電力で駆動している、水に極性が発生することによる貼り付きを防止し、アクチュエータの長寿命化が図れる。また、その製造工程において、塩酸、アンモニア等の不要な生成物が発生しないので、設備及び処理の簡素化、処理時間の短縮化が図れる。また、気体で処理するので、ラジカル反応の処理から連続した状態で空間を封止することができる。更に、オレフィン系炭化水素をアクチュエータ内に適当な濃度で残留させて気密封止を行うので、駆動中に失われる疎水性を、化学平衡の作用によって、補修して維持することができ、更に、アクチュエータ又はセンサの長寿命化が図れる。
また、本発明においては、被駆動部と駆動部との間に1−オクタデセンを充填させる前に、少なくとも被駆動部の駆動部と対向する側に形成したシリコン酸化膜をRCA洗浄し、イソプロピルアルコールですすぐことで、膜に対して水素終端を行わせることができ、陽極接合時において、その結合を強固にすることができ、また、ラジカル反応前の膜を安定させることができる。
また、本発明に係るアクチュエータの製造方法は、相対変位可能な被駆動部と、被駆動部と一定の間隔で対向配置され、被駆動部を相対変位させる駆動部とを少なくとも有するアクチュエータに対し、少なくとも被駆動部の駆動部と対向する側に形成したシリコン酸化膜をRCA洗浄する工程と、RCA洗浄した部分をイソプロピルアルコールですすぐ工程と、被駆動部と駆動部とで形成される空間に1−オクタデセンを含む液体を充填させる工程と、アクチュエータを加熱し、乾燥させつつ1−オクタデセンと水酸基とをラジカル反応させる工程と、空間を封止する工程とを有する。
本発明においては、アクチュエータの製造方法において、被駆動部と駆動部とで形成される空間に1−オクタデセンを含む液体を充填し、アクチュエータを加熱し、乾燥させつつ1−オクタデセンと水酸基とをラジカル反応させ被駆動部に疎水化処理を行った後、空間を封止する。したがって、疎水化処理により被駆動部に水分が付着せず、被駆動部が水分に影響されないアクチュエータを製造することができる。特に被駆動部が静電力で駆動している、水に極性が発生することによる貼り付きを防止し、アクチュエータの長寿命化が図れる。また、その製造工程において、塩酸、アンモニア等の不要な生成物が発生しないので、設備及び処理の簡素化、処理時間の短縮化が図れる。
また、本発明においては、被駆動部と駆動部との間に1−オクタデセンを充填させる前に、少なくとも被駆動部の駆動部と対向する側に形成したシリコン酸化膜をRCA洗浄し、イソプロピルアルコールですすぐことで、膜に対して水素終端を行わせることができ、陽極接合時において、その結合を強固にすることができ、また、ラジカル反応前の膜を安定させることができる。
また、本発明に係るアクチュエータの製造方法は、洗浄工程及びすすぎ工程を行った後に、被駆動部を有する基板と駆動部を有する基板とを陽極接合する。
本発明においては、陽極接合前にRCA洗浄し、その部分をイソプロピルアルコールですすぐ。そのため、表面を水素終端させることで陽極接合が強固に行われる。
実施の形態1.
図1は本発明の第1の実施の形態に係る液滴吐出ヘッドを分解して表した図である。図1はフェイス型の液滴吐出ヘッドを表している。本実施の形態では、本発明のアクチュエータを適用した液滴吐出ヘッドについて説明する。図1において、第1の基板であるキャビティプレート1は、例えば(110)面方位のシリコン単結晶基板(この基板を含め、以下、単にシリコン基板という)を材料としている。キャビティプレート1には、吐出室5となる凹部(底壁が振動板4(厚さは約2.2μm)となる)及び各ノズル12から吐出する液体を共通に貯めておくためのリザーバ7となる凹部を形成する。これらの凹部はノズルプレート3に形成されるオリフィス6となる細溝と共に液体の流路の一部となる。凹部の形成には、例えば異方性ウェットエッチング法を用いる。リザーバ7にはタンク(図示せず)から液体供給口13を介して液体が供給される。後述するように、キャビティプレート1は厚さ約0.11μmの疎水絶縁膜14で覆われている。また、電極端子19は、キャビティプレート1と電極8との間で電位差を生じさせるために設けている。
第2の基板となる電極基板2は厚さ約1mmであり、図1で見るとキャビティプレート1の下面に接合される。本実施の形態では、電極基板2にホウ珪酸系の耐熱硬質ガラスを材料として用いる。電極基板2には、キャビティプレート1に形成される各吐出室5に合わせ、エッチングにより深さ約0.28μmの凹部9を設ける。そして、その内側に電極8、リード部10及び端子部11(以下、これらを合わせて電極部という)を設ける。本実施の形態では、電極部の材料として、酸化錫を不純物としてドープしたITO(Indium Tin Oxide:インジウム錫酸化物)を用い、例えばスパッタリング法により凹部9内に例えば約0.1μmの厚さで成膜する。したがって、疎水絶縁膜14と電極8との間で形成されるギャップ(空隙)Gは、約0.18μmとなる。ここでは電極部の材料としてITOを用いるが、例えばクロム等の金属等を材料に用いてもよい。
第3の基板となるノズルプレート3もシリコン基板で構成される。電極基板2とは反対の面(図1で見ると上面)でキャビティプレート1と接合している。ノズルプレート3には、吐出室5と連通するノズル12が形成される。後述する図2に示すように、ノズル12はテーパ状に近づけるために2段で構成しており、内側(キャビティプレート1と接合される側。以下、第1ノズルという)の径が外側の径よりも大きい。これは、液体流れの整流作用により、液体の直進性を高めるためである。また、内側の面(図1の場合には下面)にはオリフィス6となる細溝を設け、吐出室5となる凹部とリザーバ7となる凹部とを連通させる。18はダイヤフラムである。なお、ここではノズル12を有するノズルプレート3を上面とし、電極基板2を下面として説明するが、実際に用いられる場合には、ノズルプレート3の方が電極基板2よりも下面となることが多い。
図2は液滴吐出ヘッドの側面からの断面図である。ノズル12のノズル孔から吐出させる液体を吐出室5で貯めておき、吐出室5の底壁である振動板4を撓ませることにより、吐出室5内の圧力を高め、ノズル孔から液滴を吐出させる。ここで、本実施の形態の振動板4は、高濃度のボロンドープ層で構成されている。これは振動板の厚さ精度を高めるためにエッチングストップを利用して製造し、剛性を高めるためである。また、キャビティプレート1の少なくとも下面(電極基板2と対向する面)には、疎水絶縁膜14を成膜する(本実施の形態では流路となる部分についても絶縁膜を成膜しているものとする。ただし、後述するように疎水性を有さないようにしている)。これは、液滴吐出ヘッド(振動板4)を駆動させた時に、電極8と当接させる(突き当たった状態に接触させる)ことによる絶縁破壊及び短絡を防止するためである。この疎水絶縁膜14については、シリコン酸化膜(例えばSiO2 )を疎水化処理し、水酸基を直鎖アルキル基で置換した膜を用いる。
15は、ワイヤ21を介して端子部11と接続され、電極8に電荷の供給及び停止を制御する発振回路である。発振回路15は例えば20kHzで発振し、電極8に0Vと30Vのパルス電位を印加して電荷供給を行う。この発振回路15が駆動し、電極8に電荷を供給して正に帯電させると、例えば振動板4は負に帯電し、静電気力により電極8に引き寄せられて撓む。これにより吐出室5の容積は広がる。そして、電極8への電荷供給を止めると振動板5は元に戻るが、そのとき吐出室5の容積も元に戻るから、その圧力により差分の液滴16が吐出し、例えば記録対象となる記録紙17に着弾することによって記録が行われる。キャビティプレート1のシリコン基板と発振回路15とは、電極端子19を介して電気的に接続される。気密封止部材22は樹脂で形成され、電極8に異物等が混入し、振動板4の動作を邪魔させないように、また、短絡等を生じさせないようにするために設けている部材である。
通常、気密封止部材22に用いられる材料は樹脂である。樹脂の場合、大きな水滴の侵入、大きな異物混入は防げるものの、小さな水分は多少侵入する。前述したように、侵入した水分は、通常、絶縁膜として用いているシリコン酸化膜表面に付着する。そのため、そのまま駆動させ続けると、極性分子である水には、静電気力によって極性が生じ、吸引(反発)等の特性が悪くなり、最悪の場合には振動板と電極とを貼り付かせて駆動不能にしてしまう。特に振動板4を駆動(動作)させる場合、撓んだ時の吐出室5の容積を均一にするために、電極8に当接させる(突き当たった状態に接触させる)ため、振動板4と電極8とが広い面積で接触し、貼り付く可能性が非常に高い。このように液滴吐出ヘッドのような微細加工素子では、水に生じる極性でも大きく影響する。そこで、本実施の形態では、シリコン酸化膜表面の水酸基(OH)を直鎖アルキル基で置換して疎水化処理を施した膜を疎水絶縁膜14とする。本実施の形態で疎水化処理に用いるオレフィン系炭化水素(特にα−オレフィン)は小さな分子であるため、ギャップGを有する狭い空間でも均一に充填することができ、安定した疎水化処理を行うことができる。また、製造処理時に、不要な生成物を発生しないので、処理及び設備の簡素化、時間短縮等を図ることができる。
図3は第1の実施の形態に係る液滴吐出ヘッドのキャビティプレート1の作製工程を表す図である。図3に基づいてキャビティプレート1をはじめとする液滴吐出ヘッド製造例について説明する。なお、実際には、シリコンウェハにより複数個分の液滴吐出ヘッドの部材を形成することとなるが、図3ではその一部分だけを表して説明する。
まず、キャビティプレート1となるシリコン基板51の両面を研磨する。そして、シリコン基板51に付着した微小パーティクル(粒子等、大気中の浮遊物、人体からの発塵等)、金属等を除去するための洗浄を行う(図4(a))。
シリコン基板51の洗浄後、熱酸化炉に入れ、酸素及び水蒸気雰囲気中で例えば摂氏1075℃、4時間の条件で熱酸化処理を施してシリコン基板51表面に約1.2μmの酸化膜52を成膜する(図4(b))。その後、シリコン基板51膜側に、吐出室5及びリザーバ7を形成するためのレジストパターニングを施す。そして、フッ酸系エッチング液で酸化膜52のエッチングを行う。その後、レジストを剥離するとパターニングされた酸化膜52ができる(図4(c))。
次にボロンドーブ層を形成する面53(以下、面53という)に成膜されている酸化膜52を剥離する。そこで、面53の反対の面54(以下、面54という)にレジストをコーティングする。そのレジストを保護膜として、面53側の酸化膜52をフッ酸系エッチング液でエッチングする。その後、レジストを剥離する(図4(d))。
面53をB2 3 を主成分とする固体の拡散源に対向させ、石英ボードにセットする。そして、縦型炉にその石英ボートをセットし、炉内を窒素雰囲気にして温度を摂氏1050℃に上昇させて6時間保持し、ボロン(ホウ素)をシリコン基板51中に拡散させ、ボロンドーブ層55(ボロンの濃度は、1.0×1020atoms・cm-3である。)を形成する(図4(e))。
ボロンドーブ層55のシリコン基板51表面にはボロン化合物が形成される。これを酸素及び水蒸気雰囲気中において、例えば摂氏600℃の条件で約1時間30分酸化させ、B2 3 +SiO2 に化学変化させる。B2 3 +SiO2 となることにより、フッ酸水溶液でのエッチングを行うことができる。そして、裏面54に保護膜となるレジストをコーティングした後、B2 3 +SiO2 をフッ酸水溶液でエッチングして除去する。その後レジストを剥離する。
次に、ボロンドープ層55をエッチングから保護するため、プラズマCVDにより、保護膜(TEOS膜)56をボロンドープ層55表面に成膜する(図4(f))。そして、シリコン基板51を35重量パーセントの濃度の水酸化カリウム(KOH)水溶液に浸し、パターニングしていない部分の厚さが約10μmになるまでウェットエッチングを行う(図4(g))。その後、さらにシリコン基板51を3重量パーセントの濃度の水酸化カリウム水溶液に浸し、ボロンドーブ層55が現れてエッチングストップとみなすことができるまでエッチングを続ける(図4(h))。このボロンドーブ層55が、吐出室5の振動板4となる。このように2種類の濃度の異なる水酸化カリウム水溶液を用いたエッチングを行うことによって、吐出室5及び振動板4の面荒れを抑制することができる。
そして、フッ酸水溶液で酸化膜52、保護膜56をエッチングする(図4(i))。次に圧力が66.7Pa(0.5Torr)、O2 流量が1000cm3 /min(1000sccm)、高周波出力が250W、処理温度が摂氏360℃、処理時時間が1分間の条件でO2 プラズマ処理を施す。その後、プラズマCVDにより疎水絶縁膜14となる前のシリコン酸化膜57をシリコン基板51全面に成膜する。成膜時の処理温度が摂氏360℃、高周波出力が250W、圧力が66.7Pa(0.5Torr)、ガス流量が、TEOS流量100cm3 /min(100sccm)、酸素流量1000cm3 /min(1000sccm)の条件で0.1μm成膜する(図4(j))。このようにシリコン酸化膜57成膜前にO2 プラズマ処理を施すことにより、シリコン基板51表面がクリーニングされ、シリコン酸化膜56の絶縁耐圧の均一性を向上させることができる。場合によっては、その後、シリコン酸化膜56上にアニール処理を施して緻密性を上げる。
次に電極基板2の作製工程について説明する。まず、電極基板2の表面にCrの膜を0.03μm形成する。その上に、さらにAuの膜を0.07μm形成する。そして、その膜の上にキャビティプレート1の振動板4とほぼ同じ間隔、形状になるような凹部9や電極部の溝を設けるためのフォトレジストパターンを形成する。その後、ヨウ素ヨウ化カリウム等のAuエッチング液及び硝酸第2セリウムアンモニウム等のCrエッチング液でエッチングを行う。このエッチングにより露出しているAu/Crの膜は除去される。その後、フォトレジストパターンを除去し、フッ酸系エッチング液でエッチングを行うと、電極基板2のAu/Crの膜を除去した部分がエッチングされ、凹部9が形成される。その後、ヨウ素ヨウ化カリウム等のAuエッチング液及び硝酸第2セリウムアンモニウム等のCrエッチング液でエッチングを行い、Au/Crの膜を完全に除去した後、マスクを行った上でスパッタ法によるスパッタリングを行って、電極部となるITOを成膜する。そして電極部の溝内部にのみITOを残すためのフォトレジストパターンを形成し、硝酸と塩酸の混合液でITOのエッチングを行う。
次にノズルプレート3の作製処理について説明する。シリコン基板に、成膜した酸化膜にパターニングを行う。ここで、ノズル12を2段階で形成するために、ハーフエッチングを行う。そして、ICPドライエッチング又は上記のようなウェットエッチングを施すことにより、吐出室5の位置に合わせて2段のノズル12を形成し、ノズル孔を開ける。また、ノズル12形成と同時又は別のエッチング工程によってオリフィス6となる細溝及びダイヤフラム18を形成する。
このようにして作製したキャビティプレート1、電極基板2及びノズルプレート3をそれぞれ接合するが、キャビティプレート1及び電極基板2について、本実施の形態では、接合した後に絶縁膜14を含め、ギャップGを有する空間を形成する部分に対して疎水化処理を行う。まず、キャビティプレート1表面に成膜されたシリコン酸化膜に対して、シリコンの未結合手を水素で終端させるため、キャビティプレート1に対してRCA洗浄(アンモニア水と過酸化水素水の混合液によるアルカリ処理及び塩酸、フッ化水素水等による酸化性酸処理)を行い、IPA(イソプロピルアルコール)でリンスする(すすぐ)。
その後、キャビティプレート1と電極基板2とを接合する。キャビティプレート1と電極基板2との接合には、例えば陽極接合(AB接合、表面活性化接合)を用いる。直流電源のマイナス端子を電極基板2に接続するとともに、直流電源のプラス端子をキャビティプレート1に接続し、両基板を位置合わせして重ねる。そして、電極基板2を例えば約340℃に加熱しつつ、両基板間に例えば900Vの直流電圧を10分間印加する。これにより、接合界面において水酸基を介して脱水することで、シリコン(Si)と酸素(O)とが電子対を共有する共有結合が生じ、両基板が接合される。そのため、陽極接合には水酸基が必要となるので、接合前に疎水化処理をすることができない。そのため、本実施の形態では接合後に疎水化処理を行う。ただ、陽極接合のような接合を行わない場合は、以下に示すような疎水化処理を行ってから両基板を接合してもよい。
キャビティプレート1と電極基板2とを陽極接合した後(以下、キャビティプレート1と電極基板2とを接合したものを接合体という)、キャビティプレート1の振動板4と電極基板2の電極との間に形成されるギャップGを有する空間にオレフィン系炭化水素Cn 2n(分子内にひとつの二重結合を持つ鎖状炭化水素の総称)を充填した後、ラジカル反応させる。ラジカル反応とはラジカル(遊離基)がその反応に関与した反応のことをいう。
ここではオレフィン系炭化水素としてα−オレフィンを用いる。α−オレフィンとはオレフィン系炭化水素のうち二重結合がαの位置(一番端の炭素と次の炭素の間)にあるものの総称である。合成洗剤、界面活性剤等に用いられ、エチレンを重合して製造される。
α−オレフィンは例えば次の物質がある。
n=7 、C7 14、CH3(CH24CH:CH2 、1−ヘプテン
n=8 、C8 16、CH3(CH25CH:CH2 、1−オクテン
n=9 、C9 18、CH3(CH26CH:CH2 、1−ノニレン
n=10、C1020、H2C:CH(CH24CH7 、1−デセン
n=16、C1632、CH3(CH213CH:CH2、1−ヘキサデセン
n=18、C1836、CH3(CH215CH:CH2、1−オクタデセン
ここで、nが大きくなる程、沸点が高く安全性が高く、安定させることができる。逆にnが小さくなる程、ギャップGを有する空間内での反応処理時間を短くすることができ、ラジカル反応させるための温度を低くすることができる。本実施の形態では、特に安全性を重視し、1−ヘキサデセン又は1−オクタデセンのような比較的nが大きい物質を用いて処理を行うことにする(以下、1−オクタデセンに基づいて説明する。)。ただし、本発明はこれに限定するものではなく、用途、製造時間、品質等を考慮した上で用いる物質をその都度変化させるようにしてもよい。
図4はシリコン酸化膜表面に生成された直鎖アルキル基の模式図である。1−オクタデセンのラジカル反応は、以下の式(1)及び式(2)の化学反応式によって行われる。
Figure 0004479206
CH3(CH215CH・+(Si)H→CH3(CH215CH2(Si) …(2)
本実施の形態では、1−オクタデセンを含む溶液に接合体を浸漬し、ギャップGを有する空間内に溶液を充填する。振動板4と電極8のギャップGは約180nmであり、この程度の空隙の場合には毛細管現象によりギャップGを有する空間内に溶液が充填される。ここで、溶液には、ヘキサデカン等の飽和脂肪族炭化水素を溶剤として希釈したオレフィン系炭化水素の溶液を用いてもよい。本実施の形態では1−オクタデセンをヘキサデカンで約10倍に希釈した溶液を用いる。溶液充填後、窒素パージ(ギャップGを有する空間内を窒素に置き換える)による処理をパージ槽内で行いながら180℃に加熱して約1時間保持し、乾燥させる。
その後、ギャップGを有する空間内の未反応残留物を除去するため、石油エーテル内に接合体を浸漬させて空間内にベンゼン系の石油エーテルを充填した後、再度窒素パージを施して常温乾燥させる。そして、石油エーテルを除去するために接合体をIPAに浸漬した後、窒素パージ槽内で常温乾燥させる。そして、接合体を純水でリンスしてIPAを除去した後、加熱しながら乾燥させる。場合によっては、石油エーテルへの浸漬、窒素パージ、純水によるリンス等を必要に応じて複数回行う。
そして、純水を乾燥させた後、連続して窒素雰囲気中で約400hPa減圧し、15分以上、接合体を保持した後、常温、常圧状態で取り出してから3分以内に樹脂等で気密封止部材22を形成し、ギャップGを有する空間を封止する。
最後に、接合体にRCA洗浄を行う。これは、上述した疎水化処理のために吐出室5、リザーバ7となる凹部まで疎水化されているからである。これらの凹部は液体の流路の一部となるため、疎水化された状態は好ましくない。そこで、少なくとも凹部での疎水性を除くためにRCA洗浄を行う。
以上の処理を終えた接合体のキャビティプレート1側に、ノズルプレート3を接着剤等を用いて接合する。総ての基板を接合した3層の接合体をダイシングによって切断し、さらに、発信回路15と端子部11、電極端子19とをワイヤ21で電気的に接続して液滴吐出ヘッドが完成する。なお、上述の製造方法は一例であり、例えばキャビティプレート1となるシリコン基板と電極基板2とを先に接合させた上で、シリコン基板に凹部等の部材形成を行うといった工程で液滴吐出ヘッドを製造してもよい。
以上のように第1の実施の形態によれば、被駆動部である振動板4と駆動部である電極8が対向している、ギャップGを有する空間に1−オクタデセン等のαオレフィン(オレフィン系炭化水素)を充填してラジカル反応させ、振動板4に成膜しているシリコン酸化膜表面の水酸基を直鎖アルキル基に置換させて疎水化処理を行うことで、疎水絶縁膜14を成膜するようにしたので、疎水絶縁膜14に水分が付着せず、水分付着による振動板4と電極8との間の吸引特性の変化が起きないので各振動板4の動作を安定化させ、ノズル12からの吐出特性を安定させることができる。また、疎水絶縁膜14に水分が付着しないので、振動板4と電極8とが貼り付きを起こさず、長寿命化を図ることができる。そして、HMDSと比較して、さらに安定性が高い疎水絶縁膜14を成膜することができる。また、液滴吐出ヘッドの製造時において、疎水化処理の際に製造時に、例えば塩酸、アンモニア等の不要物が生成されないので、製造設備、処理過程の簡素化、製造時間の短縮を図ることができる。さらに、オレフィン炭化水素は、通常、成膜等に用いられる有機化合物等に比べて小さい分子(分子量も小さい)で構成されているので、ギャップGを有する空間のように狭くても均一した直鎖アルキル基の置換を行うことができる。
実施の形態2.
上述の実施の形態では、1−オクタデセンをヘキサデカンで約10倍に希釈した溶液に浸漬することによって、空間内にオレフィン炭化水素を充填した。本発明はこれに限定するものではなく、オレフィン炭化水素が含まれた気体をギャップGを有する空間に充填した上で加熱し、ラジカル反応させて水酸基を直鎖アルキル基に置換するようにしてもよい。オレフィン炭化水素を含む気体によるラジカル反応についても、第1の実施の形態で説明した、溶液での化学反応式と同じ反応であるので説明を省略する。そして、気体雰囲気中又はその雰囲気から取り出した直後に気密封止部材22を形成し、ギャップGを有する空間を封止する。
実施の形態3.
上述した実施の形態では、フェイス型の液滴吐出ヘッドについて説明したが、本発明ではこれに限定するものでなく、液滴吐出ヘッドの側面からの吐出を行う、いわゆるエッジ型の液滴吐出ヘッドにも適用することができる。
実施の形態4.
図5は上述の実施の形態で製造した液滴吐出ヘッドを用いた液滴吐出方式(インクジェット方式)の記録(印刷)装置の主要な構成手段を表す図である。この記録装置はいわゆるシリアル型の装置である。図5において、印刷装置は、被印刷物であるプリント紙110が支持されるドラム111と、プリント紙110に液体を吐出し、記録を行う、上述の実施の形態で説明した液滴吐出ヘッド112とで主に構成される。また、図示していないが、液滴吐出ヘッド112に液体を供給するための液体タンクがある。プリント紙110は、ドラム111の軸方向に平行に設けられた紙圧着ローラ113により、ドラム111に圧着して保持される。そして、送りネジ114がドラム111の軸方向に平行に設けられ、液滴吐出ヘッド112が保持されている。送りネジ114が回転することによって液滴吐出ヘッド112がドラム111の軸方向に移動するようになっている。
一方、ドラム111は、ベルト115等を介してモータ116により回転駆動される。また、例えば、CPU、MPU等で構成されるプリント制御手段117は、印画データ及び制御信号に基づいて送りネジ114、モータ116を駆動させ、また、ここでは図示していないが、液滴吐出ヘッド112に接続された発振回路を駆動させて振動板を振動させる制御をしながら印刷を行わせる。
以上のように第4の実施の形態によれば、上述の実施の形態1〜3で得られた液滴吐出ヘッドを用いて記録装置を構成するようにしたので、疎水絶縁膜14に水分が付着による吸着特性の変化がなく、安定した吐出特性が得られ、質の高い記録(印刷)を行うことができる。また、水分付着による振動板4と電極8との貼り付きが起きないので、装置の超寿命化を図ることができる。
実施の形態5.
上記の第4の実施の形態では、本発明の液滴吐出ヘッドを備えた印刷装置により印刷する例を示したが、本発明はこれに限定するものではなく、液滴吐出ヘッドを備え、各種液滴を吐出する液滴吐出装置に適用することができる。例えば、本発明の液滴吐出ヘッドを電界発光表示パネル製造装置に備え、有機又は無機の電界発光素子(EL素子)となる材料を含んだ液体を基板上に吐出させ、定着させることにより電界発光表示パネルを製造することができる。ここで、高分子の有機化合物の材料では、蒸着法を用いることができないので、液滴吐出による製造が特に有効である。また、生体分子を含む溶液を吐出する装置に備えることにより、DNA(Deoxyribo Nucleic Acids :デオキシリボ核酸)、タンパク質等の生体分子のマイクロアレイを製造したり、生体に関する検査をしたりするための装置を得ることができる。また、液晶等を用いた表示装置に用いられるカラーフィルタの製造装置を得ることができる。これらの装置は、業務用途として使われることが多い関係上、特に各ノズル間の吐出性能のばらつきが少ないことが要求されるが、本発明の液滴吐出ヘッドを備えたこれらの装置はその要求を満たすことができる。また、染料の吐出等、他のあらゆる工業用途、家庭用途に、上述の実施の形態の液滴吐出ヘッドを備えた装置を用いることができる。
実施の形態6.
上述の実施の形態は、アクチュエータの代表例として液滴吐出ヘッドについて説明した。本発明はこれに限定するものではなく、波長可変フィルタ、マイクロミラー駆動デバイス等、他のアクチュエータにおいても適用することができる。静電力を利用する静電アクチュエータには特に効果的であるが、他のアクチュエータにも適用することができる。また、アクチュエータでなくても、例えば外部からの力を受けた歪みに基づく静電容量の変化を利用する等して圧力検出を行う圧力センサ等、他のMEMSにより加工された素子(微細加工素子)にも適用することができる。
液滴吐出ヘッドを分解して表した図である。 液滴吐出ヘッドの側面からの断面図である。 キャビティプレート1の作製工程を表す図である。 シリコン酸化膜表面に生成された直鎖アルキル基の模式図である。 液滴吐出印刷装置の主要な構成手段を表す図である。
符号の説明
1 キャビティプレート、2 電極基板、3 ノズルプレート、4 振動板、5 吐出室、6 オリフィス、7 リザーバ、8 電極、9 凹部、10 リード部、11 端子部、12 ノズル、13 液体供給口、14 疎水絶縁膜、15 発振回路、16 液滴、17 記録紙、18 ダイヤフラム、19 電極端子、21 ワイヤ、22 気密封止部材、51:シリコン基板、52 酸化膜、53 面、54 裏面、55 ボロンドープ層、56 保護膜、57 シリコン酸化膜、110 プリント紙、111 ドラム、112 液滴吐出ヘッド、113 紙圧着ローラ、114 送りネジ、115 ベルト、116 モータ、117 プリント制御手段

Claims (3)

  1. 相対変位可能な被駆動部と、該被駆動部と一定の間隔で対向配置され、前記被駆動部を相対変位させる駆動部とを少なくとも有するアクチュエータに対し、
    少なくとも前記被駆動部の前記駆動部と対向する側に形成したシリコン酸化膜をRCA洗浄する工程と、
    前記RCA洗浄した部分をイソプロピルアルコールですすぐ工程と、
    前記被駆動部と前記駆動部とで形成される空間に1−オクタデセンを含む気体を充填させる工程と、
    前記アクチュエータを加熱して前記1−オクタデセンと水酸基とをラジカル反応させる工程と、
    前記1−オクタデセンを含む気体の雰囲気中又は雰囲気から取り出した直後に前記空間を封止する工程と
    を有することを特徴とするアクチュエータの製造方法。
  2. 相対変位可能な被駆動部と、該被駆動部と一定の間隔で対向配置され、前記被駆動部を相対変位させる駆動部とを少なくとも有するアクチュエータに対し、
    少なくとも前記被駆動部の前記駆動部と対向する側に形成したシリコン酸化膜をRCA洗浄する工程と、
    前記RCA洗浄した部分をイソプロピルアルコールですすぐ工程と、
    前記被駆動部と前記駆動部とで形成される空間に1−オクタデセンを含む液体を充填させる工程と、
    前記アクチュエータを加熱し、乾燥させつつ前記1−オクタデセンと水酸基とをラジカル反応させる工程と、
    前記空間を封止する工程と
    を有することを特徴とするアクチュエータの製造方法。
  3. 前記洗浄工程及び前記すすぎ工程を行った後、
    前記被駆動部を有する基板と前記駆動部を有する基板とを陽極接合することを特徴とする請求項1又は2記載のアクチュエータの製造方法。
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