JP4478962B2 - 胸部固定ベルト - Google Patents

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Description

本発明は、自らの身体を支えることが困難な着席者であっても安全に着座した状態を確保することを可能とする胸部固定ベルトに関する。
着席者が特に身体障害者や高齢者等であり自らの身体を支えることが困難である場合、身体が左右方向に傾いたりずれたりすることによって、着席感の悪化、安定した着席の阻害が生じ得る。従来、このような事態の発生を回避するためには傾きやずれを同乗者が修正する必要があった。
そのため、図4に示すように、通常のシートベルトBに加え、着席者Pの着座状態を確保するための胸部固定ベルト10が使用される場合がある。この胸部固定ベルト10はシートバック23における着席者の胸部高さに備えられ、胸部固定ベルト10をシートバック23に固定するための環状ベルト10aと、面ファスナー等により互いに係合可能な右ベルト10b及び左ベルト10cとからなる胸部固定ベルトであって、装着時は図5に示すように右ベルト10b及び左ベルト10cを着席者Pの胸部前方に横一文字に回してから互いに係合させて接続することで、着席者Pをシートバック23に確実に保持するものである。
しかし、上述した従来の胸部固定ベルト10では、シートバック23の側面部にあるサイドエアバッグ22の展開位置と干渉してしまうため、サイドエアバッグ22の展開動作を妨げてしまうという問題があった。
特許文献1には、サイドエアバッグの展開位置と干渉しない、子供用ベルトが開示されている。また、特許文献2には、ヘッドレストのポールを利用してシートバックに胴体保持板を装着し、この胴体保持板に備えられたベルトを着席者の胸部前方に横一文字に巻回することで着席者を着座状態に保持するベルトが開示されている。
特開2004−268893号公報 特開2003−010003号公報
しかしながら、特許文献1及び2のベルトはいずれも、着席者を保持するための保持板を要し、部品点数が増えると共に、着席者が搭乗していない状態では外部から目立ってしまい、好ましくない。また、健常者などが特許文献1及び2のベルトを使用せず、通常のシートベルトのみを使用して搭乗する際には、上述した保持板が邪魔になるため、その都度これらを取り外す必要がある。さらに、特許文献2のベルトは、着席者の胸部前方に横一文字に巻回するものであるから、着席者の胸部への圧迫が集中する。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、サイドエアバッグの展開を妨げることがなく、着席者の胸部への圧迫が少なく、また着席者が搭乗していない状態であっても外部から目立たない、胸部固定ベルトを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、シートクッションと、シートクッション上に備えられ、側面にサイドエアバッグが格納されたシートバックと、左右のポールを介してシートバック上に装着されるヘッドレストとを備えた車両用シートに設けられ、着席者を着座状態に保持する胸部固定ベルトであって、一端が左右のポールのうち一方に接続される第一のベルトと、一端が左右のポールのうち他方に接続される第二のベルトと、一端が左右のポールのうち一方に接続され、他端が第一のベルトまたは第二のベルトの他端と係合する第一のベルト受けと、一端が左右のポールのうち他方に接続され、他端が第一のベルトまたは第二のベルトの他端と係合する第二のベルト受けとを有することを特徴とする。
第一及び第二のベルトが他端にタングプレートを備え、第一及び第二のベルト受けが他端にタングプレートと係合するバックルを備えてもよい。
本発明の胸部固定ベルトによれば、第一及び第二のベルトの一端がヘッドレストのポールに接続され、他端が第一及び第二のベルト受けに接続されるから、ベルトはシートバックの前方に位置することになり、すなわちシートバックの側方に位置することはないから、サイドエアバッグの展開を妨げることがない。また、第一及び第二のベルトの一端付近が着席者の肩部に当接し、中間部が着席者の背中側で交差しつつ背中に当接することで、胸部へ圧迫が集中せず、着席者を確実に保持することができる。
第一及び第二のベルトが他端にタングプレートを備え、第一及び第二のベルト受けが他端にタングプレートと係合するバックルを備えれば、確実に着席者を保持し得る。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の実施形態に係る胸部固定ベルト1を示し、図2はその使用状態を示す。
胸部固定ベルト1は、シートクッション21と、シートクッション21上に備えられ、側面にサイドエアバッグ22が格納されたシートバック23と、右のポール24a,左のポール24bを介してシートバック23上に装着されるヘッドレスト25とを備えた車両用シート2に設けられ、着席者Pを着座状態に保持するものである。
胸部固定ベルト1は、第一のベルト11aと、第二のベルト11bと、第一のベルト受け14aと、第二のベルト受け14bとを備える。
第一のベルト11aは、一端が右のポール24aに接続される。また、第二のベルト11bは、一端が左のポール24bに接続される。第一のベルト11a及び第二のベルト11bはそれぞれ、他端にタングプレート12a及び12bを備える。さらに、中間部には長さ調節のためのアジャスタ13a及び13bを備える。第一のベルト11aと第二のベルト11bとは、使用時に装着者の背中側で交差するよう中間部で両者は交差しており、互いのクロス部位が縫着されて交差部11cが構成されている。
第一のベルト受け14aは一端が右のポール24aに接続され、第二のベルト受け14bは一端が左のポール24bに接続される。第一のベルト受け14a及び第二のベルト受け14bはそれぞれ、その先端にバックル15a及び15bを備える。バックル15a及び15bはそれぞれ、タングプレート12b及び12aを受け入れ、係合可能である。
このような胸部固定ベルト1を使用する方法について説明する。
まず、図1のように第一のベルト11aと第二のベルト11bとの交差部11cをシートバック面に置き、続いて着席者がシートクッション21に着座する。この状態で、第一のベルト11aを左脇の下から着席者の前方に引き出す。ここで、第一のベルト11aは一端が右のポール24aに接続されているが、他端に備えられたタングプレート12aは自由になっている。そこで、このタングプレート12aを第二のベルト受け14bのバックル15bに係合させる。同様に、第二のベルト11bを右脇の下から着席者の前方に引き出し、そのタングプレート12bを第一のベルト受け14aのバックル15aに係合させる。ここで、適宜アジャスタ13a及び13bにより長さを調節する。その後、通常のシートベルトBを着用する。
このように装着することで、第一及び第二のベルト11a,11bは着席者Pの背後でたすき掛け状になり、着席者Pの前面においてはその中間付近が肩部付近に当接するから、着席者Pを確実に着座状態に保持することができると共に、着席者Pの胸部への圧迫が集中することもなく、外部からも目立たない。また、第一及び第二のベルト11a,11bはシートバック23の前方に位置し、シートバック23の側方に位置することはないから、サイドエアバッグ22の展開を妨げることはない。また、簡素な構成であり、後付け対応が容易に可能である。
以上説明したように、本発明の胸部固定ベルトは、側面にサイドエアバッグが格納されたシートバックを備えたシートに設置され、ヘッドレストの左右のポールとシートクッションと上記シートバックとの接合部付近との間にベルトを交差して架け渡すことにより着席者を着座状態に保持するものであり、その主旨を逸脱しない範囲内において様々な形態で実施することができる。
例えば、バックルとタングプレートとの位置関係は逆であってもよいし、バックル及びタングプレートの代わりに面ファスナーを使用し、そのループ面とフック面との係合により着席者を保持してもよい。この場合は、着席者自身が容易に胸部固定ベルトを着用することができる。また、各ベルト及びベルト受け部の長さは適宜設計可能であるし、巻取り機構により収納可能に構成してもよい。
また、バックルとタングプレートとの係合構造の代わりに、図3に示すように、第一のベルト11aの他端に設けられ左のポール24bに係止する第一の係止部材30aと、第二のベルト11bの他端に設けられ右のポール24aに係止する第二の係止部材30bとで構成することもできる。この場合、第一及び第二の係止部材30a,30bとして、フックやカラビナなどを利用することができる。
さらに、装着方法に関し、第一のベルト11aと第二のベルト11bとを着席者Pの背後で交差させず、それぞれ第一のベルト受け14aと第二のベルト受け14bとに係合させてもよい。
なお、上述のように胸部固定ベルトは通常のシートベルトと併用する。具体的には、胸部固定ベルトを着用した状態でその上から通常のシートベルトを装着する。
第一実施形態に係る胸部固定ベルトを示す斜視図である。 図1の胸部固定ベルトの装着状態を示す斜視図である。 本発明の他の構成例に係る胸部固定ベルトを示す斜視図である。 従来の胸部固定ベルトを示す斜視図である。 図4の胸部固定ベルトの装着状態を示す斜視図である。
符号の説明
1,10 胸部固定ベルト
2 車両用シート
10a 環状ベルト
10b 右ベルト
10c 左ベルト
11a 第一のベルト
11b 第二のベルト
12a タングプレート
12b タングプレート
13a,13b アジャスタ
14a 第一のベルト受け
14b 第二のベルト受け
15a,15b バックル
21 シートクッション
22 サイドエアバッグ
23 シートバック
24a 右のポール
24b 左のポール
25 ヘッドレスト
B シートベルト
P 着席者

Claims (3)

  1. シートクッションと、上記シートクッション上に備えられ側面にサイドエアバッグが格納されたシートバックと、左右のポールを介して上記シートバック上部に装着されるヘッドレストと、を備えた車両用シートに設けられ、着席者を着座状態に保持する胸部固定ベルトであって、
    一端が上記左右のポールのうち一方に接続される第一のベルトと、
    一端が上記左右のポールのうち他方に接続される第二のベルトと、
    一端が上記左右のポールのうち一方に接続され他端が上記第一のベルトまたは上記第二のベルトの他端と係合する第一のベルト受けと、
    一端が上記左右のポールのうち他方に接続され他端が上記第一のベルトまたは上記第二のベルトの他端と係合する第二のベルト受けと、を有することを特徴とする、胸部固定ベルト。
  2. 前記第一及び第二のベルトは他端にタングプレートを備え、前記第一及び第二のベルト受けは他端に上記タングプレートと係合するバックルを備えたことを特徴とする、請求項1に記載の胸部固定ベルト。
  3. シートクッションと、上記シートクッション上に備えられ側面にサイドエアバッグが格納されたシートバックと、左右のポールを介して上記シートバック上部に装着されるヘッドレストと、を備えた車両用シートに設けられ、着席者を着座状態に保持する胸部固定ベルトであって、
    一端が上記左右のポールのうち一方に接続される第一のベルトと、
    一端が上記左右のポールのうち他方に接続される第二のベルトと、
    上記第一のベルトの他端に設けられ上記左右のポールのうち他方に係止する第一の係止部材と、
    上記第二のベルトの他端に設けられ上記左右のポールのうち一方に係止する第二の係止部材と、を有することを特徴とする、胸部固定ベルト。
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