JP4477212B2 - 密封包装体 - Google Patents

密封包装体 Download PDF

Info

Publication number
JP4477212B2
JP4477212B2 JP2000299887A JP2000299887A JP4477212B2 JP 4477212 B2 JP4477212 B2 JP 4477212B2 JP 2000299887 A JP2000299887 A JP 2000299887A JP 2000299887 A JP2000299887 A JP 2000299887A JP 4477212 B2 JP4477212 B2 JP 4477212B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
sealed package
olefin resin
base material
sheet wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2000299887A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002104514A (ja
Inventor
貴広 高須
真一 野元
英行 馬場
新 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd, Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2000299887A priority Critical patent/JP4477212B2/ja
Publication of JP2002104514A publication Critical patent/JP2002104514A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4477212B2 publication Critical patent/JP4477212B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Packages (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、血糖値測定用センサ等の包装に使用する包装体に関する。さらに詳しくは、開け易くて、密封が達成されていたという事実を簡単に確認できるとともに、極めて高い防湿性を有する包装体に関する。
【0002】
【従来の技術】
図1および2は、従来より知られている血糖値測定用センサの包装体1を示す平面図である。包装体1は、対向する2枚のシート壁1aおよび1bの間に、細長い平板状の血糖値測定用センサ11を、挟み込むようにして包装する平坦かつ長方形の形状をなしている。2枚のシート壁1aおよび1bは、血糖値測定用センサ11を包囲する熱接着部2によって互いに連結されている。また、熱接着部2の一部2aが包装体内方に向かって延在し、包装体1の内部空間を互いに連通する2つの小部屋に分けている。大きい方の小部屋には上記血糖値測定用センサ11が収容されており、小さい方の小部屋にはシリカゲル等の乾燥剤12が収容されている。
【0003】
血糖値測定用センサ11は、次のようにして使用する。すなわち、図1および2中の右側領域に設けた未接着部分5を手で引っ張ることで包装体1の一部を開封してセンサ11の一部を露出させ、当該センサーを測定装置(図示せず)にセットした上、そこに測定対象である血液を付着させて、血糖値を測定する。
【0004】
本出願人は、先に、上記のような包装体において、比較的小さな力で容易に開封できるとともに、確実に密封がされているか否かを容易に確認できる包装体を提案した(特願2000−70236号)。しかしながら、該包装体には、湿気による影響を受けやすい血糖値測定用センサが収納されるが、包装体自体の防湿性が十分ではないという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明が解決すべき技術的課題は、比較的小さな力で開封でき、確実に密封されていたか否かを容易に確認できるとともに、極めて高い防湿性を有する包装体を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を有効に解決するために創案されたものであって、以下の特徴を備えた包装体を提供するものである。
【0007】
すなわち、本発明の包装体は、対向する第1および第2のシート壁を、その間に密封された収容空間を設けて、互いに熱接着してなり、上記第1シート壁は、基材層の内面側にオレフィン系樹脂層を積層して構成され、上記第2シート壁は、基材層の内面側に積層されたオレフィン系樹脂層の上に易剥離層が積層されてなり、当該易剥離層は、オレフィン系樹脂とビニル単量体から構成される改質オレフィン系樹脂を含有してなる密封包装体であって、上記各基材層の内面側に積層されたオレフィン系樹脂が平均密度0.920〜0.970のポリエチレンであることを特徴とする密封包装体である。このように構成することにより、基材層の内面側に積層されたオレフィン系樹脂の断面を通しての吸湿を少なくすることができるため、防湿性の高い密封包装体とすることができる。また、易剥離層の存在により、開封時に要する力が低減されるのは勿論であるが、それに加えて、易剥離層が片方のシート壁にのみ設けられているため、当該包装体が少なくとも製造初期において確実に密封されていたことが目視で簡単に確認することができる。即ち、熱接着が達成されていた領域については、それを引き剥がすことにより、易剥離層が他方側のシート壁に転写され、逆に、熱接着領域内にもし接着不良の箇所があれば、その部分については易剥離層の転写が行われず、「他方のシート壁の基材層」と「そこに転写された易剥離層」とのコントラストによって密封を確認できる。
【0008】
本発明においては、易剥離層および基材層に使用する材料は、目視でのコントラスト観察により上記転写の有無を確認できるものでありさえすれば、特に限定されるものではないが、例示として、「白色の易剥離層」と「金属色の基材層」とを採用し、そのコントラストを利用することが好ましい。
【0009】
この場合には、上記第1シート壁を「内面側に金属薄膜層を有する基材層」と「基材層の内面側に積層された低密度ポリエチレン樹脂等の透明のオレフィン系樹脂層」で構成する。そして、第2シート壁は、上記第1シート壁と同じ構成のシート壁のオレフィン系樹脂層の内面側に白色の易剥離層を積層して構成する。この場合の易剥離層としては、オレフィン系樹脂とビニル単量体から構成される改質オレフィン系樹脂を含有してなるものが好ましく、さらに具体的には、オレフィン系樹脂55〜75重量%とスチレン単量体45〜25重量%とをグラフト重合して得られる改質オレフィン系樹脂を含有してなるものが好ましい。この改質オレフィン系樹脂を含有してなる易剥離層を採用した場合には、両シート壁を低温かつ高速で熱接着して密封包装体を製造できるというメリットがある。
【0010】
なお、上記金属薄膜層としては、「アルミニウム箔またはアルミニウム蒸着薄膜」が考えられる。
【0011】
上記構成では、易剥離層と基材層との間にオレフィン系樹脂層が存在することとなる。このオレフィン系樹脂層は、易剥離層との接着性を保つために必要となるものであるが、上述のようにこの層は透明であるため、易剥離層と基材層との間のコントラストが損なわれることはない。
【0012】
本発明の包装体では、少なくとも製造初期において包装体全周に渡って「抜け」のない完全な密封が達成されていたか否かを目視で簡単に確認できるので、密封に対する信頼性を高めるための出荷前の抜取り検査を、簡単かつ迅速に行うことができる。また、金属薄膜層とオレフィン系樹脂層とが中間樹脂層を介して積層されている構成とすることにより、包装体自体の強度や耐突き刺し性に優れた包装体とすることができ、さらに中間層の内面に金属蒸着層または金属酸化物蒸着層を形成したものとすることにより、極めて高い防湿性を有する密封包装体とすることができる。なお、本発明においては易剥離層を設けることによって開封時に要する力を低減しているが、その開封強度は、300〜800g/15mmであることが好ましい。
【0013】
また、密封包装体の熱接着された熱接着領域の外周縁に沿って狭幅の熱プレス部が形成され、熱プレス部における易剥離層の厚さが薄くされた構成とすることにより、易剥離層の断面を通しての吸湿を少なくすることができるため、さらに防湿性の高い密封包装体とすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の第1実施形態に係る包装体を添付の図面(図2〜図6)を参照して以下に詳細に説明する。図3は、本発明の包装体20を示す平面図であって、図1に対応するものである。本発明の包装体は、当該包装体を構成するシート壁の層構造に特徴を有するものであって、熱接着領域の配置位置等については特に限定されるものではない。したがって、図3は図1と変わるところはない。
【0015】
図4は、図3中における4-4線断面図であって、包装体20を構成する第1シート壁30および第2シート壁40の層構造を示すものである。図4(a)は両シート壁が熱接着された状態を、図4(b)は両シート壁を互いに引き剥がした後の状態を、それぞれ示している。図中下方側に位置する第1シート壁30は、基材層35の内面側(包装体内部に位置する側)にオレフィン系樹脂層33を積層して構成されるものである。第2シート壁40は、第1シート壁30と同じ構成のシート壁に対して易剥離層48を追加した構成となっている。オレフィン系樹脂層33自体も接着性を有するので、易剥離層48を有しない第1シート壁30同士を熱接着して包装体を構成することもできる。そのような包装体は従来より知られているが、既に説明したように、開封時に大きな力を要することとなる。本発明においては、易剥離層を設けることによって開封時に必要となる力を小さくしている。このこと自体は従来から知られているが、本発明ではそれに止まらず、この易剥離層を片方のシート壁にのみ設け、この易剥離層および基材層の材料を適切に選択することにより、目視でのコントラスト観察による密封確認を可能としている。
【0016】
第1シート壁30と第2シート壁40とは、熱接着領域21においてのみ互いに連結している。互いに連結された第1および第2のシート壁を引き剥がすと、熱接着領域21に存在する易剥離層48が凝集破壊を起こし、その一部48aが第1シート壁のオレフィン系樹脂層33上に転写される(図4(b)参照)。つまり、少なくとも初期において確実に熱接着が行われていた領域については、それを引き剥がすことにより、易剥離層48が他方側のシート壁に転写される。逆に考えると、熱接着領域21内にもし接着不良の箇所があれば、その部分については易剥離層48の転写が行われることはない。本発明は、基材層35と易剥離層48とのコントラストを利用することにより、この転写の有無を目視にて容易に確認できるようにしている。
【0017】
すなわち、第1および第2のシート壁30、40を互いに引き剥がした後においては、第1シート壁30のオレフィン系樹脂層33の表面上で、熱接着が達成されていた部分にのみ易剥離層48aが転写されることとなる。したがって、図3に示した熱接着領域21の全体に渡って上記転写が確認された場合には、包装体の密封が完全に行われていたことが確認できる。なお、易剥離層48aと基材層35との間にはオレフィン系樹脂層33が存在しているが、このオレフィン系樹脂層は透明であるため、易剥離層48aと基材層35との間のコントラストに影響を与えるものではない。このオレフィン系樹脂層33は、易剥離層48の接着性を確保するために設けられたものである。
【0018】
本発明においては、基材層と易剥離層とは、互いのコントラストを利用して易剥離層の存在を目視確認できるものであれば、その材料が特に限定されるものではない。ただ、特開平10-202810号公報(三菱化学株式会社)に開示されたような改質オレフィン系重合体が本発明において使用する易剥離層として極めて好ましいことが分かった。これらの改質オレフィン系樹脂が特に本発明に適している理由は、当該樹脂が白色を呈するため金属色に対するコントラストが明瞭である上、易剥離性(ピーラブル特性)、ヒートシール温度の変動に対するヒートシール強度の安定性等が優れているからである。
【0019】
上記改質オレフィン系樹脂を含有する易剥離層48は、「シールバーによる熱融着時の加熱温度(ヒートシール温度)の変動に対して、そのヒートシール強度の変動が僅かである」という有利な特性を備えている。図5は、この有利な特性を示すものである。図中、折線Aは易剥離層48のヒートシール特性を示すものであり、折線Bは未改質のエチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)で構成される剥離層のヒートシール特性を示している。折線Bにおいては、ヒートシール温度の上昇に伴いシール強度が急激に上昇しており、ある一定のシール強度を得るためには、シール温度を一定にする必要がある。それに対して、上記改質オレフィン系樹脂を含有する易剥離層48は、必要とされるシール強度に対応するヒートシール温度幅が広くなっており、ヒートシール温度の変動に対して、ある一定のシール強度を得ることができる。なお、このグラフの縦軸のヒートシール強度は、ヒートシール層について15mm幅のストリップ状のサンプルをとり、これを300mm/分の速度で引き剥がすのに必要な最大荷重をもって表示している。
【0020】
本発明において採用する改質オレフィン系重合体としては、オレフィン系樹脂とビニル単量体から形成されるものであって、具体的には、オレフィン系樹脂20〜80重量%、好ましくは55〜75重量%、ビニル単量体80〜20重量%、好ましくは45〜25重量%をグラフト反応条件に付して得られるものである。ビニル単量体が80重量%を超えるとシール強度が弱くなり必要なシール強度が得られなくなり、またオレフィン系樹脂が80重量%を超えるとシール強度が強くなり開封が容易なシール強度が得られず、且つ、開封時に剥離層の糸引き現象、即ち、開封の際に剥離層が糸状に引かれて破壊し見栄えが悪くなる現象が生じやすく、内容物の取出しに悪影響を及ぼす。また、改質オレフィン系重合体含有樹脂組成物中のオレフィン系樹脂含量を55〜75重量%、ビニル単量体含量を45〜25重量%とすることにより、温度依存性の少ない安定したシール強度を保持するとともに、良好な易開封性が得られる。また、この改質オレフィン系重合体を未改質のオレフィン系重合体で希釈し、ビニル単量体含有量が20重量%以上、好ましくは25重量%以上、特に好ましくは35重量%以上としたものであってもよい。
【0021】
改質ポリオレフィン系樹脂を製造するために使用されるオレフィン系樹脂としては、エチレン、プロピレン、1-ブテン、1-ヘキセン、3-メチル-1-ブテン、4-メチル-1-ペンテン、1-ヘプテン、1-オクテン等の炭素数2〜12、好ましくは2〜8程度のオレフィンの単独重合体又は2種以上の上記オレフィンの共重合体、ないしは上記オレフィンと非共役ジエン、ビニルエステル、不飽和有機酸又はその誘導体、ビニル有機シラン等との共重合体等を挙げることができる。これらの共重合体は、ランダム、ブロック、グラフトのいずれのどのような結合様式のものでもよく、樹脂状あるいはエラストマー状のものであってもかまわない。これらオレフィン系重合体は、2種以上を混合して用いることもできる。
【0022】
オレフィン系樹脂の具体例としては、高密度、中密度、低密度及び直鎖状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ1-ブテン、ポリ1-ヘキセン、ポリ(3-メチル-1-ブテン)、ポリ(4-メチル-1-ペンテン)、ポリ1-ヘプテン、ポリ1-オクテン、エチレン・プロピレン共重合体(ランダム、ブロック)、エチレン・1-ブテン共重合体、エチレン・1-ヘキセン共重合体、エチレン・1-オクテン共重合体、エチレン・プロピレン・1-ブテンランダム共重合体、エチレン・非共役ジエン共重合体、エチレン・プロピレン・非共役ジエン共重合体(非共役ジエンの具体例としては、ジシクロペンタジエン、1,4-ヘキサジエン、5-メチル-1,4-ヘキサジエン、7-メチル-1,6-オクタジエン、1,9-デカジエン等を挙げることができる。)、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・ビニルトリメトキシシラン共重合体、無水マレイン酸グラフトポリエチレン、エチレン・アクリル酸メチル共重合体、エチレン・アクリル酸エチル共重合体、エチレン・メタクリル酸メチル共重合体、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン・メタクリル酸共重合体、エチレン・アクリル酸・アクリル酸メチル共重合体、エチレン・メタクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体等が代表的なものとして挙げることができる。これらの中でも、低密度ポリエチレン等のポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン・プロピレン共重合体を使用することが熱安定性の点で好ましい。
【0023】
改質ポリオレフィン系樹脂を製造するために使用されるビニル単量体は、特に限定されるものではないが、具体的には、スチレン、2-メチルスチレン、3-メチルスチレン、4-メチルスチレン、ジメチルスチレン、クロロスチレン等の不飽和芳香族単量体;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等のビニルエステル類、メチルアクリレート、エチルアクリレート、イソプロピルアクリレート、n-ブチルアクリレート、sec-ブチルアクリレート、ドデシルアクリレート、2-エチルヘキシルアクリレート、ヘキシルアクリレート、オクチルアクリレート等のアクリル酸エステル類、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、n-ブチルメタクリレート、sec-ブチルメタクリレート、デシルメタクリレート、2-エチルヘキシルメタクリレート、グリシジルメタクリレート等のメタクリル酸エステル類;アクリル酸、メタクリル酸、無水マレイン酸、マレイン酸ジメチル、マレイン酸ジ(2-エチルヘキシル)等の不飽和有機酸;アクリロニトリル、メタクリロニトリル等の不飽和ニトリル類;塩化ビニル、塩化ビニリデン等の不飽和モノないしジハライド等が挙げられる。これらの中でも不飽和芳香族単量体、メタクリル酸エステル類を使用することが好ましく、特に好ましくは、スチレン、メチルメタクリレートを使用することが、改質が容易な点から好ましい。
【0024】
図3および図4に示した包装体の易剥離層48は、このような改質オレフィン系樹脂層を含有するものである。各シート壁30、40の層構造をさらに詳しく以下に説明する。
各シート壁30、40の内面側に積層されるオレフィン系樹脂層33、43に使用するオレフィン系樹脂としては、高密度、中密度、低密度及び直鎖状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ1-ブテン、ポリ1-ヘキセン、ポリ(3-メチル-1-ブテン)、ポリ(4-メチル-1-ペンテン)、ポリ1-ヘプテン、ポリ1-オクテン、エチレン・プロピレン共重合体(ランダム、ブロック)、エチレン・1-ブテン共重合体、エチレン・1-ヘキセン共重合体、エチレン・1-オクテン共重合体、エチレン・プロピレン・1-ブテンランダム共重合体、エチレン・非共役ジエン共重合体、エチレン・プロピレン・非共役ジエン共重合体(非共役ジエンの具体例としては、ジシクロペンタジエン、1,4-ヘキサジエン、5-メチル-1,4-ヘキサジエン、7-メチル-1,6-オクタジエン、1,9-デカジエン等を挙げることができる。)、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・ビニルトリメトキシシラン共重合体、無水マレイン酸グラフトポリエチレン、エチレン・アクリル酸メチル共重合体、エチレン・アクリル酸エチル共重合体、エチレン・メタクリル酸メチル共重合体、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン・メタクリル酸共重合体、エチレン・アクリル酸・アクリル酸メチル共重合体、エチレン・メタクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体等を挙げることができる。これらの中でも、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレンが低温でのヒートシール性が良好であり好ましい。
【0025】
なお、本発明の密封包装体には、湿気による影響を受けやすい血糖値測定用センサ等が収納されるため、包装体自体に極めて高い防湿性が要求される。そのため、本発明の密封包装体は、第1シート壁及び第2シート壁の各基材層の内面側に積層されたオレフィン系樹脂が、平均密度が0.920〜0.970のポリエチレンであることが好ましい。平均密度が0.920より小さいポリエチレンでは水蒸気バリヤー性が低下し包装体自体の防湿性が悪くなり、平均密度が0,970より大きいポリエチレンでは押し出し製膜性が悪くなるとともに、製袋時の熱接着温度が高くなるため好ましくない。具体的には、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン単独もしくはこれら樹脂を含んだ積層体である。なお、易剥離層48との低温熱接着性を考慮すると、易剥離層48と接する側には易剥離層48と接しない層よりも密度の低い樹脂を積層したものが好ましい。例えば、 LLDPE(0.915)/LLDPE(0.930)/LLDPE(0.930)、 LLDPE(0.908)/LLDPE(0.930)/LLDPE(0.930)、 LLDPE(0.915)/LLDPE(0.930)/LLDPE(0.930)などである。
【0026】
各シート壁30、40の基材層に含まれる金属薄膜層32,42としては、アルミニウム箔、二軸延伸ポリプロピレン、二軸延伸ポリエチレンテレフタレート等の二軸延伸フィルムにアルミニウムを蒸着したもの等を挙げることができる。
【0027】
この場合、第1シート壁30の基材層35は、内面に印刷が設けられたポリエチレンテレフタレート層31とアルミニウム層32とから構成する。したがって、アルミニウム層32の金属色と易剥離層48の白色との間のコントラストにより、密封を確認することができる。この実施形態では、第2シート壁40として、第1シート壁30と同じ構成のシート壁に対して易剥離層48を追加したものを採用している。すなわち、第2シート壁40は、内面に印刷が設けられたポリエチレンテレフタレート層41とアルミニウム層42とからなる基材層45の内面側にオレフィン系樹脂層43を積層し、さらにその内面側に易剥離層48を積層して構成されている。しかしながら、上述の説明から分かるように、易剥離層48とのコントラストを得るために利用されるアルミニウム層は、第1シート壁30側に設けたアルミニウム層32だけであるから、その意味においては、第2シート壁40側のアルミニウム層42は必ずしも必要ではない。
【0028】
各シート壁内のアルミニウム層はコントラストを得るためだけでなく包装体の防湿性を高める意味において重要な機能を果たしているが、少なくとも第2シート40側のアルミニウム層42は、上記理由から、同等の防湿性を確保できる他の材料で代用することも可能である。
【0029】
図6(a)および図6(b)は、コントラストを利用した上記転写の有無(熱接着の良否)の確認を説明する概略図であって、第2シート壁40から引き剥がした後の第1シート壁内表面を示している。図6(a)は熱接着が良好であったことが確認できた場合を、図6(b)は熱接着領域の一部に抜けが生じていたことが確認された場合を、それぞれ示している。
【0030】
図6中、斜線で示した領域は、透明のオレフィン系樹脂層33(図4参照)を通して観察されるアルミニウム層32である。斜線は当該アルミニウム層の金属色を表したものである。図6(a)においては、図3中の熱接着領域21に対応する全領域に白色の易剥離層48aが転写されており、これは、熱接着が完全に行われていた(密封が完全に行われていた)ことを示している。そして、「全領域に易剥離層が転写されているという事実」は、「アルミニウム層32の金属色」と「転写した白色の易剥離層48a」とのコントラストにより目視で簡単に確認できる。
【0031】
これに対して、図6(b)は、熱接着領域21の一部に抜け49が生じており、熱接着が完全でなかった場合を示している。この場合は、抜け49に対応する位置においては易剥離層の転写が行われていないので、その部分では、白色の易剥離層48aが切断され、そこには、その下方に存在する金属色のアルミニウム層32が目視で簡単に確認できる。
【0032】
このように、本発明の包装体では、少なくとも製造初期において包装体全周に渡って「抜け」のない完全な密封が達成されていたか否かを目視で簡単に確認できるので、出荷前の抜取り検査を簡単かつ迅速に行うができる。なお、既に説明したように、易剥離層48のヒートシール強度は上記改質オレフィン系樹脂層に加えるビニル単量体の割合を変えることで変更することができるが、その開封強度が300〜800g/15mmとなるように設定することが好ましい。
【0033】
本発明において採用されている易剥離層を利用したシール構造は、以上に説明したように、血糖値測定用センサに使用する密封包装体に適用するのに極めて適しているが、それ以外の用途の可能性もある。例えば、良好な易剥離層特性が要求されるものとしてカップ麺等の包装容器が考えられるが、カップ麺の包装容器において、出荷前の密封確認が必要となるような事情が生じた場合には、カップの容器本体またはシート蓋のいずれか一方の接着面に上記易剥離層を設けることによって、上記と同様に目視で簡単に密封確認を行うことができることとなる。
【0034】
なお、通常は、カップ容器の蓋材としては、裏面にアルミ箔等の金属色が位置することが一般的であるため、カップ容器本体側に上記易剥離層を設け、該易剥離層が蓋材側へと転写することによって、上記と同様に目視にて密封確認を行うこととなる。
【0035】
次に、第2実施形態に係る包装体について、図7及び図8を参照して説明する。図7は、第2実施形態の包装体を示す平面図であり、図8は、図7における8−8線断面図である。第2実施形態の包装体では、第1及び第2シート壁のオレフィン系樹脂層と基材層とを中間樹脂層を介して積層し、さらに熱接着領域21の外周縁に、熱プレスにより易剥離層48の厚みを60〜70%薄くした熱プレス部22を設けている。このように中間樹脂層を積層することにより包装体自体の強度や耐突刺し性をもたせることができ、熱接着領域21の断面を通しての吸湿は熱プレス部22を形成しない場合と比較して60〜70%の吸湿に抑えることができ、防湿性の高い包装体とすることができる。中間樹脂層としては、例えば2軸延伸ポリエチレンテレフタレート、2軸延伸ナイロン、2軸延伸ポリプロピレン等である。また、より高い防湿性が必要な場合には、それらの内面にアルミニウム等の金属からなる蒸着層、酸化珪素、酸化アルミニウム等の金属酸化物からなる蒸着層を形成すればよい。上記熱プレス部22を形成する方法としては熱接着領域21を形成した後に熱接着領域21の外周縁に沿って狭い幅の熱板によりプレスする方法や、熱接着領域21を形成するための熱板の外周を一定幅で凸状とした形状の熱板により熱シールする方法等挙げることができる。
【0036】
上記第1実施形態及び第2実施形態の包装体に用いられる、第1シート壁30としては、例えば、LLDPE(0.915)/LLDPE(0.930)/LLDPE(0.930)/ドライラミネーション(DL)/2軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)/DL/アルミニウム箔(AL)/DL/印刷/PET、LLDPE(0.908)/LLDPE(0.930)/LLDPE(0.930)/DL/酸化珪素蒸着/PET/DL/AL/DL/印刷/PET、LLDPE(0.915)/LLDPE(0.925)/LLDPE(0.925)/DL/アルミニウム蒸着/PET/DL/AL/DL/印刷/PET、LLDPE(0.915)/LLDPE(0.930)/LLDPE(0.930)/DL/酸化珪素蒸着/2軸延伸ナイロン(ON)/DL/AL/DL/印刷/PETなどであり、第2シート壁40としては、易剥離性樹脂/PE(0.933)/PET/DL/AL/DL/印刷/PET、易剥離性樹脂/PE(0.928)/アルミニウム蒸着/PET/DL/AL/DL/印刷/PET、易剥離性樹脂/PE(0.928)/酸化珪素蒸着/PET/DL/AL/DL/印刷/PETなどである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の包装体を示す平面図である。
【図2】 図1の包装体を少しだけ開けた状態を示す平面図である。
【図3】 本発明の第1実施形態に係る包装体を示す平面図であって、図1に対応するものである。
【図4】 図3中における4-4線断面図である。
【図5】 易剥離層のヒートシール特性を説明するグラフである。
【図6】 本発明における、コントラストを利用した転写の有無の確認を説明する概略図である。
【図7】 本発明の第2実施形態に係る包装体を示す平面図である。
【図8】 図7中における8−8線断面図である。
【符号の説明】
1 包装体
2 熱接着領域
1a、1b シート壁
2 熱接着領域
11 血糖値測定用センサ
12 乾燥剤
20 包装体
21 熱接着領域
22 熱プレス部
30 第1シート壁
31 ポリエチレンテレフタレート層
32 アルミニウム層
33 オレフィン系樹脂層
35 基材層
36 中間樹脂層
40 第2シート壁
41 ポリエチレンテレフタレート層
42 アルミニウム層
43 オレフィン系樹脂層
45 基材層
46 中間樹脂層
48 易剥離層
49 抜けが生じた部分

Claims (9)

  1. 対向する第1および第2のシート壁(30、40)を、その間に密封された収容空間を設けて、熱接着領域(21)にて互いに熱接着してなり、上記第1シート壁(30)は、基材層(35)の内面側にオレフィン系樹脂層(33)を積層して構成され、上記第2シート壁(40)は、基材層(45)の内面側に積層されたオレフィン系樹脂層(43)の上に易剥離層(48)が積層されてなり、当該易剥離層(48)は、オレフィン系樹脂とビニル単量体から構成される改質オレフィン系樹脂を含有してなる密封包装体であって、
    上記熱接着領域(21)に存在する易剥離層(48a)は、熱接着が達成されていたか否かによって、両シート壁(30、40)を引き剥がしたときに、
    熱接着が達成されていた箇所では第1シート壁(30)内面に転写される部分と、熱接着が達成されていない箇所では第1シート壁(30)内面に転写されない部分とをそれぞれ生じさせ、
    第1シート壁(30)の基材層(35)と転写された易剥離層(48a)とのコントラストにより、熱接着領域(21)において熱接着が達成されていたか否かが両シート壁(30、40)を引き剥がした後で目視確認でき、さらに、
    上記各基材層(35、45)の内面側に積層されたオレフィン系樹脂(33、43)が平均密度0.920〜0.970のポリエチレンであることを特徴とする、密封包装体。
  2. 上記改質オレフィン系樹脂は、オレフィン系樹脂55〜75重量%とスチレン単量体45〜25重量%とをグラフト重合して得られることを特徴とする、請求項1記載の密封包装体。
  3. 上記各基材層(35、45)の内面が金属薄膜層(32、42)で構成されていることを特徴とする、請求項1または2記載の密封包装体。
  4. 上記金属薄膜層(32、42)がアルミニウム箔またはアルミニウム蒸着薄膜からなることを特徴とする、請求項3記載の密封包装体。
  5. 上記金属薄膜層(32、42)と上記オレフィン系樹脂層(33、43)とが中間樹脂層(36、46)を介して積層されていることを特徴とする、請求項3または4記載の密封包装体。
  6. 上記中間樹脂層(36、46)が、金属蒸着層または金属酸化物蒸着層を有する樹脂であることを特徴とする、請求項5記載の密封包装体。
  7. 開封強度が300〜800g/15mmであることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1つに記載の密封包装体。
  8. 上記熱接着された熱接着領域(21)の外周縁に沿って狭幅の熱プレス部(22)が形成され、前記熱プレス部(22)における前記易剥離層(48)の厚さが薄くされたことを特徴とする、請求項1〜7のいずれか記載の密封包装体。
  9. 上記第1シート壁(30)のオレフィン系樹脂層が積層体で構成されており、易剥離層(48)と接する側には、易剥離層(48)と接しない層よりも密度の低い樹脂を積層したことを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1つに記載の密封包装体。
JP2000299887A 2000-09-29 2000-09-29 密封包装体 Expired - Lifetime JP4477212B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000299887A JP4477212B2 (ja) 2000-09-29 2000-09-29 密封包装体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000299887A JP4477212B2 (ja) 2000-09-29 2000-09-29 密封包装体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002104514A JP2002104514A (ja) 2002-04-10
JP4477212B2 true JP4477212B2 (ja) 2010-06-09

Family

ID=18781636

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000299887A Expired - Lifetime JP4477212B2 (ja) 2000-09-29 2000-09-29 密封包装体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4477212B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6497016B2 (ja) * 2013-09-30 2019-04-10 大日本印刷株式会社 吸湿性易剥離性包装体
WO2015046485A1 (ja) 2013-09-30 2015-04-02 大日本印刷株式会社 吸湿性包装体
US20160135895A1 (en) * 2014-11-07 2016-05-19 Corium International, Inc. Medical device packaging

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002104514A (ja) 2002-04-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4992176B2 (ja) 包装材料および容器
US4881649A (en) Package having inseparable seals and a modified ply-separation opening
US5407751A (en) Easy peel film structure especially for retortable lidstock
US5160767A (en) Peelable packaging and sheet materials and compositions for use therein
US4615926A (en) Film and package having strong seals and a modified ply-separation opening
CA1303522C (en) Easily-openable packaging container
US20060141241A1 (en) Peelable breakaway multi-layered structures and methods and compositions for making such structures
WO2005123515A2 (en) Lidstock material having improved sealability and peelability to wide classes of materials
JP4477212B2 (ja) 密封包装体
JP4422285B2 (ja) 密封包装体
US20210229406A1 (en) Oven Skin Packaging Film
KR101032194B1 (ko) 다층 시이트, 용기, 용이개봉성 포장체
JP4030137B2 (ja) イージーピール容器およびその製造方法
JP4161528B2 (ja) 蓋材および軟包装体
JP4443277B2 (ja) 易開封性多層容器
JP4121794B2 (ja) 易開封性シーラントフィルム及びそれを用いた包装材料及び容器
JPS6325037A (ja) 易開封性容器
JP3137320B2 (ja) 多層シート
JPS6327254A (ja) 易開封性包装体
CA1336878C (en) Peelable packaging and sheet materials and compositions for use therein
JPH1086296A (ja) 多層シート及び易開封容器
JP3642925B2 (ja) 易開封性複合フィルム
JP2590337B2 (ja) 多層容器熱成形用多層シ−ト
JP2004167774A (ja) 多層シート、容器、易開封性包装体
JP2545529B2 (ja) 容器の成形打抜き方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070904

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091111

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091117

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100209

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100311

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4477212

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140319

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250