JP4477092B1 - コンクリート構造物の支柱孔型崩れ防止のための残置用補強部材、その使用方法 - Google Patents
コンクリート構造物の支柱孔型崩れ防止のための残置用補強部材、その使用方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】コンクリート構造物の支柱孔に埋設する残置用補強部材10であって、コイル状線材10aと線材に間隔を空けて固着されたスペーサ11aとを有し、スペーサはコイル状の線材に挿通するために貫通孔11cを有する。残置用補強部材は、線材を円形状に形成しその一部を切断除去して除去部13aを形成したものをリングとし、このリングを複数個、その除去部が同一方向を向くようにして、支柱13bに高さ方向に間隔を空けて固着し、リング上に間隔を空けて固着されたスペーサを有することを特徴とすることもできる。線材をコイル状に形成し、スペーサの代わりとして線材をコイル内側に山形状に折曲させ形成した折曲部14aを有することを特徴とすることもできる。
【選択図】図1
Description
また、残置用補強部材の内側に装入される抜取用ボイドの外枠が大きい場合でも、補強部材の内径を拡張して適用可能なコンクリート構造物の支柱孔型崩れ防止のための残置用補強部材を提供することを別の目的とする。
コンクリート構造物の支柱孔に埋設されて残置される補強部材において、
1条のコイル状の線材と、
該コイル状の線材に間隔を空けて固着されたスペーサとを有するコンクリート構造物の支柱孔型崩れ防止のための残置用補強部材であって、
該スペーサが背中面から下方に4本足を垂下させた椅子形状のものであり、
該スペーサの足で該線材を挟むようにして挿入した後、
該スペーサを、その背中をコイル内部側に倒すように回転させて足をコイル外方に向け、
該スペーサの背中を抜取用ボイドの外側に接するようするとともに該スペーサの足を型枠の内側に当接するように、
型枠内に位置させてなることを特徴とする。
前記残置用補強部材は、1条のコイル状にしたものを、抜取用ボイドの高さに合わせて所定寸法に切断したものであることを特徴とする。
コンクリート構造物の支柱孔に埋設されて残置される補強部材の使用方法において、
1条のコイル状の線材と、
該コイル状の線材に間隔を空けて固着されたスペーサとを有するコンクリート構造物の支柱孔型崩れ防止のための残置用補強部材の使用方法であって、
該スペーサが背中面から下方に4本足を垂下させた椅子形状のものであり、
該スペーサの足で該線材を挟むように挿入した後、
該スペーサを、その背中をコイル内部側に倒すように回転させて足をコイル外方に向け、
該スペーサの背中を抜取用ボイドの外側に接するようするとともに該スペーサの足を型枠の内側に当接するように、
型枠内に位置させることを特徴とする。
前記残置用補強部材は、1条のコイル状にしたものを、抜取用ボイドの高さに合わせて所定寸法に切断したものであることを特徴とする。
しかし、本発明においては、コイル1周につき配置するスペーサの数は、3個に限定するものではなく、4個以上でもよい。
図8のスペーサ11hは、図1のスペーサの変形例であり、残置用補強部材10の上方からコイル状の線材10aを挟むようにして上部(外方)から挿入して、スペーサの背中(挿入時の上側)をコイル内部側に倒すように回転させスペーサ11hの4本足をコイル外方に向けて固着するようにする。図8(a)では、スペーサ11hは、残置用補強部材10の上方及び下方のそれぞれ左右2箇所に固着されている状態を示している。
このようにして、スペーサ11hを固着した残置用補強部材10のスペーサ11hの背中を抜取用ボイドの外側に接するようにして嵌装した後、図8(b)に示すように、スペーサ11hの足側を型枠25の内側壁に当接して、残置用補強部材10が型枠の中心部に位置させる。
図8の残置用補強部材10は、型枠25内側の中心に位置させることができるので、図6に示すような支持軸部15のような装置は不要となる。
また、残置用補強部材の内側に装入される抜取用ボイドの外径が大きい場合でも、残置用補強部材の内径を拡張できるため適用可能である。さらに、補強筋としての役割を果たす残置用補強部材が、抜取用ボイドを除去しても、支柱下部を支え、支柱に強い力が加わっても支柱が抜けてしまうことを防止する。
10a 線材
11、11a、11b、11c、11h スペーサ
11d、11e 貫通孔
11f 開口部
11g 円筒管
12 抜取用ボイド
13 残置用補強部材(リング状)
13a 除去部
13b 支柱
14 残置用補強部材
14a 折曲部
15 支持軸部
15a 円盤状受部
16 粘着テープ(上蓋部、下蓋部)
17 ボイド型枠把持部
18 支持台
19 コンクリート構造物の支柱孔形成装置
21 支柱孔
22 フェンス用支柱
23 コンクリート切除部材
Claims (4)
- コンクリート構造物の支柱孔に埋設されて残置される補強部材において、
1条のコイル状の線材と、
該コイル状の線材に間隔を空けて固着されたスペーサとを有するコンクリート構造物の支柱孔型崩れ防止のための残置用補強部材であって、
該スペーサが背中面から下方に4本足を垂下させた椅子形状のものであり、
該スペーサの足で該線材を挟むようにして挿入した後、
該スペーサを、その背中をコイル内部側に倒すように回転させて足をコイル外方に向け、
該スペーサの背中を抜取用ボイドの外側に接するようするとともに該スペーサの足を型枠の内側に当接するように、
型枠内に位置させてなることを特徴とするコンクリート構造物の支柱孔型崩れ防止のための残置用補強部材。 - (旧請求項4)
前記残置用補強部材は、1条のコイル状にしたものを、抜取用ボイドの高さに合わせて所定寸法に切断したものであることを特徴とする、請求項1に記載のコンクリート構造物の支柱孔型崩れ防止のための残置用補強部材。 - (新設)
コンクリート構造物の支柱孔に埋設されて残置される補強部材の使用方法において、
1条のコイル状の線材と、
該コイル状の線材に間隔を空けて固着されたスペーサとを有するコンクリート構造物の支柱孔型崩れ防止のための残置用補強部材の使用方法であって、
該スペーサが背中面から下方に4本足を垂下させた椅子形状のものであり、
該スペーサの足で該線材を挟むように挿入した後、
該スペーサを、その背中をコイル内部側に倒すように回転させて足をコイル外方に向け、
該スペーサの背中を抜取用ボイドの外側に接するようするとともに該スペーサの足を型枠の内側に当接するように、
型枠内に位置させることを特徴とするコンクリート構造物の支柱孔型崩れ防止のための残置用補強部材の使用方法。 - (新設)
前記残置用補強部材は、1条のコイル状にしたものを、抜取用ボイドの高さに合わせて所定寸法に切断したものであることを特徴とする、請求項3に記載のコンクリート構造物の支柱孔型崩れ防止のための残置用補強部材の使用方法。
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JP2006274726A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-10-12 | Kajima Corp | スペーサ |
-
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