JP4477066B2 - 情報通信装置 - Google Patents

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Description

この発明は、音声/映像/データ等のマルチメディア情報の通信を行うテレビ電話/テレビ会議端末等の情報通信装置に関するものである。
近年、テレビ電話機能を備えた携帯電話端末が普及しつつある。同携帯電話端末間のテレビ電話通信では、従来の音声電話間の接続処理に加えて、映像/音声/データ等のマルチメディア情報を相互にやりとりするためのテレビ電話通信固有の各種設定を行う接続処理が必要である。
テレビ電話通信を実現する技術としては、ITU−T勧告H.324 (以下、H.324)が代表的である。以下、H.324における、テレビ電話通信等のマルチメディア通信開始時の接続処理について説明する。H.324準拠のテレビ電話端末間でのテレビ電話通信を開始する場合には、「呼接続手順」、「ITU−T勧告H.223(以下、H.223)に準拠した伝送情報の多重化方法の設定手順」、「制御チャネルでのITU−T勧告H.245(以下、H.245)に準拠した制御メッセージ授受による通信モード等の設定手順」、の3段階の手順を踏む必要がある。
H.324準拠の情報通信端末装置では、端末装置間の接続時において、最初にモデムのネゴシエーションを開始し、ディジタルデータの通信リンクを確立する。これによりこのディジタルデータ通信リンク上にてH.223で規定された多重化フレーム(以下、H.223多重化フレーム)の送受信が可能となる。H.223フレームには、制御、音声、映像等の複数のメディア情報が多重化される。H.324に準拠する情報通信端末装置間の制御情報のやり取りは、このH.223フレームで提供される論理通信チャネルである制御チャネル上で行われる。
次に、この制御チャネル上でH.245に基づく制御手順に従い、情報通信端末装置の能力交換、マスタ/スレーブ決定の順に処理を行う。マスタ/スレーブ決定以降、音声/映像通信を行うための典型的な処理手段として、先ずH.245の論理チャネル開設手順に従い、音声チャネルの開設と映像チャネルの開設を行う。この際、先の能力交換の結果に基づいて、使用される音声モード/映像モードが決定される。次に、この2つのチャネルをどのようにH.223で規定されるフレームにマッピングするか記述する多重化テーブルを、H.245の多重化テーブルエントリ送信手順に従い、両端末装置間で交換する。
以上で、音声/映像通信を行うための接続処理が完了し、実際に映像/音声等のマルチメディア通信フレーズに移っていく。
テレビ電話固有の接続処理では、制御チャネル上で多数の制御メッセージの送受信が必要であるが、制御メッセージ送受信のための伝送プロトコル(伝送手順)が逐次転送方式(相手側の受信を確認しながら1つずつ送信する方式)であることに加え、通信網の遅延によりメッセージの往復に時間を要するため、通信接続開始からにテレビ電話通信開始までに長時間を要するとともに、呼接続完了後の課金開始からテレビ電話接続開始までに遅れが生じるという問題がある。
上記の問題点を解決するために、H.324準拠のマルチメディア端末間の接続処理において、H.245と異なる独自方式の制御手順を追加した情報通信方法及び情報通信端末装置が提供されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1記載の情報通信方法及び情報通信端末装置では、H.324準拠の端末との接続性を損なうことなく、同方式を採用する端末間での接続処理に要する時間を短縮することを目的としている。
具体的には、H.324に準拠する端末構成に、新たに空帯域送受信部、独自方式フレーミング部、独自方式制御手順部を付加することで、端末接続時に、通常のH.245に準拠する制御手順を行うのと同時に、独自方式の制御手順を行う。これにより、特許文献1記載の端末間での接続処理では、独自方式の制御手順が完了した時点で、通常のH.245の制御手順の完了を待つことなく、実際の通信フェーズへ移行できる。即ち、H.324の制御手順を一部省略することになる。
特開2000−174842号公報
従来の情報通信装置は以上のように構成されていたので、H.245と異なる独自方式の制御手順を使用し、標準規格H.324に準拠した制御手順を一部省略している。その結果、H.245の通信パラメータと独自方式のパラメータとのネゴシエーションが不可能であり、独自方式のパラメータでしか動作ができないという課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、通信パラメータ設定のために独自方式の制御手順を用いることなく、通信パラメータのネゴシエーションを標準規格H.324の枠組みに沿った伝送手順で実行すると共に、通信開始までの時間短縮が可能な情報通信装置を提供することを目的とする。
この発明に係る情報通信装置は、特定の制御手順を行う制御プロトコル処理部と、前記制御手順を実行する制御メッセージを伝送するための複数の伝送手順を有する制御メッセージ伝送処理部とを備え、前記複数の伝送手順に基づく複数種類の伝送フレームを用いて前記制御メッセージを送信するように構成したものである。
この発明に係る情報通信装置によれば、新たに独自方式の制御手順を用いることなく、特定の制御手順を実行する制御メッセージを伝送するために複数の伝送手順を備えているので、通信網遅延等の影響を受けることなく制御メッセージを確実に伝送することができる。その結果、通信開始までの時間短縮が可能になる。
この発明の実施の形態1に係る情報通信装置の概略構成を示すブロック図である。 図1の制御メッセージ伝送処理部109における伝送手順切り換え方法の一例を示した図である。 図2と異なる他の一例を示した図である。 図1の制御メッセージ伝送処理部109における伝送手順切り換え方法において、xSRPをサポートしない端末との相互接続方法の一例を示した図である。 複数種類の伝送フレームを受信した場合に、受信側でサポートしない種類の伝送フレームについては確実に廃棄されるようにする方法の一例を示した図である。 制御メッセージ用の伝送フレームを種類毎に異なる論理チャネルを用いて伝送することにより、未サポートの伝送フレームを確実に廃棄する方法の一例を示した図である。 制御メッセージ用の伝送フレームを種類毎にそれぞれ異なる論理チャネルを用いて伝送することにより、未サポートの伝送フレームを確実に廃棄する方法の、図6と異なる一例を示した図である。 図1の制御メッセージ伝送処理部109における制御メッセージ伝送プロトコルの選択処理フローの一例を示したフローチャートである。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための最良の形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
以下、実施の形態1について説明する。図1は、この発明の実施の形態1に係る情報通信装置の概略構成を示すブロック図である。本構成は、H.324で規定される端末構成に従った、マルチメディア通信端末装置を示している。各機能ブロックを以下に説明する。
図1において、映像入出力部101は、カメラと表示装置を備えている。映像符復号部102は、映像信号を符号化/復号する。
音声入出力部103は、マイクおよびスピーカ等を備えている。音声符復号部104は、音声信号を符号化/復号する。
データ入出力部105は、データユーザアプリケーションから構成される。データ符復号部106は、データ信号を符号化/復号する。
制御プロトコル処理部(H.245)108は、H.245に基づく制御手順を行う。
制御メッセージ伝送処理部109は、制御プロトコル処理部108に対して、再送に基づく信頼性のある送受信チャネルを提供する。
多重分離部(H.223)110は、映像符復号部102、音声符復号部104、データ符復号部106、制御メッセージ伝送処理部109に接続され、H.223に基づいて、それぞれのメディアデータの多重化/分割化を行う。
回線接続部111は、本マルチメディア通信端末装置を回線112に接続する。
システム制御部107は、制御メッセージ伝送処理部109を通じて相手端末装置との間で授受される制御メッセージを制御プロトコル処理部(H.245)108で処理した結果に基づいて、端末動作を決定する。なお、典型的な端末の構成としては、図1には図示していない端末全体の制御を行う手段が、システム制御部107での端末動作決定結果に基づいて、前述の各機能ブロックを制御することになる。
次に、動作について説明する。先ず、送信処理について説明する。映像入出力部101、音声入出力部103、データ入出力部105で作成された各メディアデータは、それぞれ、映像符復号部102、音声符復号部104、データ符復号部106で符号化される。
多重分離部(H.223)110は、映像符復号部102、音声符復号部104、データ符復号部106、制御メッセージ伝送処理部109から入力される情報を多重化し、H.223で規定されるH.223フレームを生成し、ここにフラグシーケンスを付加した形で回線接続部111を介して回線112に送信する。
次に、受信処理について説明する。回線接続部111は、回線112から受信データストリームを受信する。
多重分離部(H.223)110は、受信データストリームからフラグシーケンスを検出することでH.223フレームを抽出する。そして、抽出したH.223フレームからヘッダで示される多重化テーブルエントリを参照し、H.223フレームの情報フィールドに含まれる多重化データの分割化を行う。更に、分割化して得られた各メディアデータを、対応する処理ブロック、即ち、映像符復号部102、音声符復号部104、データ符復号部106、制御メッセージ伝送処理部109に出力する。
各メディアデータは、映像符復号部102、音声符復号部104、データ符復号部106で復号された後、それぞれ、映像入出力部101、音声入出力部103、データ入出力部105で表示、再生等の出力をされる。
次に、制御メッセージ伝送処理部109の動作について説明する。図2は、図1の制御メッセージ伝送処理部109における伝送手順切り換え方法の一例を示した図である。図2は、制御メッセージ送受信用の伝送フレームを複数種類、相手端末に送信し、応答が得られた伝送フレームの中から送信側端末が所望の伝送フレームを選択する例を示している。なお、便宜上、自端末を送信側端末とし、相手端末を受信側端末とする。
図2において、SRPは、H.324において、H.245制御メッセージの伝送フレームとして既に規定されている簡易再送プロトコル(伝送手順)である。また、xSRPは、H.324に枠組みでH.245制御メッセージの伝送フレームとして使用するための、SRPとは異なる新プロトコルである。図2では、送信側端末Aと受信側端末Bは、SRPとxSRPの双方をサポートしているものとする。
図2において、送信側端末Aから受信側端末Bに対して、SRPフレームと、xSRPフレームの2種類の伝送フレーム(図2中のSRP、xSRP)が送信されている(ステップST201、ST202)。
受信側端末Bは、SRPフレームとxSRPフレームの双方の伝送フレームを解釈可能であるため、双方の伝送フレームに対する送達確認応答フレーム(以下、応答フレーム:図2中のSRPRes、xSRPRes)を送信側端末Aに返信している(ステップST203、ST204)。
応答フレームSRPRes、xSRPResを受信した送信側端末Aでは、受信側端末BがSRPフレームとxSRPフレームの双方を解釈可能であることを判定する。そして、使用する伝送フレームとしてxSRPフレームを選択して、これ以降のH.245制御メッセージをxSRPフレームに格納して送信する(ステップST205)。
以上のように、制御メッセージ送受信用の伝送フレームを複数種類、相手端末に送信することにより、応答が得られた伝送フレームの中から送信側端末が所望の伝送フレームを選択することができるため、通信網遅延等の状況に応じて適切な制御メッセージ送受信用の伝送フレームを選択することができる。
図3は、図2と異なる他の一例を示した図である。図3も図2と同様に、送信側端末Aから受信側端末Bに対して、SRPフレームとxSRPフレームの2種類の伝送フレームが送信されている。また、受信側端末BはSRPとxSRPの双方をサポートしているものとする。
図3において、送信側端末Aが使用を希望しているxSRPフレームを先に送信している(ステップST301)。この場合、現時点でxSRPフレームがSRPフレームより適切であり、優先されるものとする。
その後にSRPフレームを送信している(ステップST302)。
受信側端末Bは、SRPフレームとxSRPフレームの双方の伝送フレームを解釈可能であるため、双方の伝送フレームに対して応答フレームxSRPRes、SRPResを送信側端末Aに対して返信している。この時、xSRPフレームを先に受信しているため、応答フレームxSRPResを先に返信している(ステップST303)。
応答フレームxSRPResを受信した送信側端末Aでは、受信側端末BがxSRPフレームを解釈可能であると判定する。そして、使用する伝送フレームとしてxSRPフレームを選択し、これ以降のH.245制御メッセージはxSRPフレームに格納して送信する(ステップST304)。
なお、送信側端末Aは、使用を希望しているxSRPフレームを選択した後に、受信側端末Bからの応答フレームSRPResを受信している(ステップST305)ので、ステップST305の応答フレームSRPResは無視する。
以上のように、制御メッセージ送受信用の伝送フレームを複数種類、かつ自端末が使用を希望する伝送フレームから先に相手端末に送信することにより、応答が得られた時点で該伝送フレームによる制御メッセージ送受信を開始することができるため、通信網遅延等の状況に応じて適切な制御メッセージ送受信用の伝送フレームを迅速に選択することができる。
図4は、図1の制御メッセージ伝送処理部109における伝送手順切り換え方法において、xSRPをサポートしない端末との相互接続方法の一例を示した図である。図4において、受信側端末BはSRPのみサポートしているものとする。
図4において、送信側端末Aから受信側端末Bに対して、SRPフレームとxSRPフレームの2種類の伝送フレームが送信されている(ステップST401、ST402)。
受信側端末Bは、SRPフレームについては解釈可能であるが、xSRPフレームについては解釈できないため、SRPフレームに対してのみ、応答フレームSRPResを送信側端末Aに対して返信している(ステップST403)。
応答フレームSRPResのみを受信した送信側端末Aでは、受信側端末B側がSRPフレームのみを解釈可能であると判定する。そして、使用する伝送フレームとしてSRPを選択し、これ以降のH.245制御メッセージは、SRPフレームに格納して送信する(ステップST404)。
なお、ステップST405は、ステップST404で送信側端末Aから送信されたSRPフレームに対する、受信側端末Bから返信された応答フレームSRPResを示す。
以上のように、制御メッセージ送受信用の伝送フレームを複数種類、相手端末に送信することにより、相手端末はサポートしない伝送フレームについては応答を返さず、サポートするもののみ応答を返すため、相互接続性の確保が可能である。
図5は、複数種類の伝送フレームを受信した場合に、受信側でサポートしない種類の伝送フレームについては確実に廃棄されるようにする方法の一例を示した図である。図5は、送信側端末で誤り訂正符号を付加後に、送信する伝送フレームをサポートする端末のみが解釈可能な演算処理を施すことにより、誤り検出等の手段によりエラー廃棄する方法を示している。なお、図5中の送信側は送信側端末の処理を示し、受信側は受信側端末の処理を示すものとする。
図5において、先ず、送信側で送信すべき制御メッセージ501にヘッダ502、シーケンス番号503を付加する。
次に、誤り訂正符号(以下、CRC)504を計算して付加する。
次に、ヘッダ502を削除(例えば、ヘッダ502全てを0にする)した伝送フレームとして受信側に送信する。
受信側では、送信側端末からの伝送フレームを受信する。
次に、受信した伝送フレームをサポートしている場合には、削除されたヘッダ502を復元する。
最後に、誤り訂正チェック(CRC 504のチェック)を行い、制御メッセージ501を取得する。
一方、受信側が、受信した伝送フレームをサポートしていない場合には、削除されたヘッダ502を復元することができないため、復元前のヘッダ(例えば、ヘッダ502全てが0)のまま誤り訂正チェックを行い、エラー廃棄することになる。
以上のように、送信側でCRC 504を付加後に、送信する伝送フレームをサポートする端末のみが解釈可能な演算処理(付加情報)を施すことにより、受信側がサポートしない種類の伝送フレームについては、確実に廃棄することができる。
また、図5の変更例として、送信側では伝送情報本体(制御メッセージ)にヘッダ、誤り訂正情報、等を付加して伝送情報フォーマットを作成後、伝送情報フォーマットの全部または一部の領域と所定値との演算(例えば、排他的論理和等のビット演算等)を施したものを送信する方法も考えられる。
複数種類の伝送フレームを受信した場合にサポートしない種類の伝送フレームについては確実に廃棄されるようにするための他の方法としては、制御メッセージ用の伝送フレームの伝送に使用する論理チャネルを伝送フレームの種類毎に使い分ける方法が考えられる。
H.324準拠の既存の情報通信端末においては、制御メッセージ用の伝送フレーム(例えば、前述のSRPフレーム)の伝送に論理チャネル0を用いる。論理チャネル0以外のチャネルにおいては、ビデオや音声等のメディア情報が伝送される。従って、論理チャネル0以外のチャネルを用いて新たな種類の制御メッセージ用の伝送フレーム(例えば、前述のxSRPフレーム)を送信することにより、既存端末において新規の伝送フレームを確実に廃棄することができる。
なお、論理チャネル0以外のチャネルで制御メッセージ用の伝送フレームを送信するために、H.245準拠の多重化テーブルエントリ送信手順に基づいて、ビデオや音声等のメディア情報をH.223で規定される多重化パターンにマッピングする方法を記述する多重化テーブルを両端末装置間で交換するが、その際に、新たな種類の制御メッセージ用の伝送フレームの伝送に使用する論理チャネルをビデオや音声等のメディア情報の伝送に用いないように設定する。以下、図6、図7を用いて具体例を説明する。
図6は、制御メッセージ用の伝送フレームを種類に応じて異なる論理チャネルを用いて伝送することにより、未サポートの伝送フレームを確実に廃棄する方法の一例を示した図である。図6は、タイプ1の伝送フレームについては論理チャネル0を用いて伝送し、タイプ1以外の伝送フレームであるタイプ2及びタイプ3の伝送フレームについては全て論理チャネル0とは異なる論理チャネルXを用いて伝送する例を示している。
以上のように、制御メッセージ用の伝送フレームを伝送するための論理チャネルを、伝送フレームの種類に応じて既存の論理チャネル0とそれ以外の論理チャネルXに分けることにより、論理チャネル0での制御メッセージ伝送のみをサポートしている既存端末において、参照しない論理チャネルXで伝送される未サポートのタイプ2及びタイプ3の伝送フレームを確実に廃棄することができる。
また、図6において、論理チャネルXでの伝送フレームをサポートする端末の間で、タイプ2とタイプ3の伝送フレームを識別するには、前述の図5に示したような誤り検出等の手段によりエラー廃棄する方法を用いることができる。
図7は、制御メッセージ用の伝送フレームを種類毎にそれぞれ異なる論理チャネルを用いて伝送することにより、未サポートの伝送フレームを確実に廃棄する方法の、図6と異なる一例を示した図である。図7は、タイプ1の伝送フレームについては論理チャネル0を、タイプ2の伝送フレームについては論理チャネルXを、タイプ3の伝送フレームについては論理チャネルYをそれぞれ用いて伝送する例を示している。
以上のように、制御メッセージ用の伝送フレームを伝送するための論理チャネルとして、伝送フレームの種類毎にそれぞれ異なる論理チャネルを割り当てることにより、サポートしている伝送フレームの伝送に用いられている論理チャネルのみを参照する一方、未サポートの伝送フレームの伝送に用いられている論理チャネルを参照しないので、受信側で未サポートの伝送フレームを確実に廃棄することができる。
また、図7において、制御メッセージ用の伝送フレームを伝送するための論理チャネルとして、伝送フレームの種類毎にそれぞれ異なる論理チャネルを用いるので、図6のように論理チャネルXでタイプ2とタイプ3の伝送フレームとを識別する必要がない。従って、図5に示したような誤り検出等の手段によりエラー廃棄する方法を用いることなく、未サポートの伝送フレームを廃棄することができる。
図8は、図1中の制御メッセージ伝送処理部109における制御メッセージ伝送プロトコルの選択処理フローの一例を示したフローチャートである。図8は、制御メッセージ用の伝送フレームとして、既存端末もサポートしているSRPフレームと、新規端末のみがサポートしているxSRPフレームとの2種類を想定した場合の、伝送プロトコル選択のためのフローチャートの一例を示している。
なお、図8においては、SRP及びxSRPの伝送フレームを相手端末へ送信済みであることとし、相手端末からの受信伝送フレーム(応答フレーム)に応じて制御メッセージ送信のための伝送プロトコルを選択する場合を示す。
先ず、自端末の制御メッセージ伝送処理部109は、相手端末から制御メッセージ用の伝送フレームを受信すると(ステップST801)、受信した伝送フレームのタイプをチェックする(ステップST802)。
次に、ステップST802のチェック結果から、受信した伝送フレームのタイプがSRPであるかどうかを判定し(ステップST803)、SRPであればCRCチェックを行って伝送フレームが回線エラー等によって誤りが生じていないかどうかをチェックする(ステップST804)。
一方、受信した伝送フレームのタイプがSRPではない場合には、後述するステップST807へ移行する。
ステップST804のCRCチェック結果がOK(誤りがない)かどうかを判定し(ステップST805)、OKの場合には相手端末に対して受信確認のためのSRP応答フレームを送信する(ステップST806)。
一方、CRCチェック結果がOKでない場合には、受信した伝送フレームを廃棄する(ステップST823)。
ステップST803において、受信した伝送フレームのタイプがSRPでないと判定された場合には、xSRPフレームの復元演算を行う(ステップST807)。そして、xSRPフレームの復元演算の後に伝送フレームタイプのチェックを行う(ステップST808)。
次に、ステップST808のチェック結果から、受信した伝送フレームのタイプがxSRPであるかどうかを判定し(ステップST809)、xSRPであればCRCチェックを行う(ステップST810)。
一方、受信した伝送フレームのタイプがxSRPではない場合には、後述するステップST814へ移行する。
ステップST810のCRCチェック結果がOKかどうかを判定し(ステップST811)、OKの場合には相手端末に対して受信確認のためのxSRP応答フレームを送信する(ステップST812)。
一方、CRCチェック結果がOKでない場合には、受信した伝送フレームを廃棄する(ステップST823)。
ステップST801〜ST812までの処理で、相手端末から受信した伝送フレームのタイプがxSRPであり、相手端末がxSRPをサポートしていると判定できるため、xSRPの使用を選択する(ステップST813)。
以降、自端末から相手端末へは、xSRPを用いて制御メッセージを送信する。
ステップST809において、受信した伝送フレームのタイプがxSRPではないと判定された場合には、再びフレームタイプのチェックを行う(ステップST814)。
次に、ステップST814のチェック結果から、受信した伝送フレームのタイプがxSRP応答であるかどうかを判定し(ステップST815)、xSRP応答であればCRCチェックを行う(ステップST816)。
一方、受信した伝送フレームのタイプがxSRP応答ではない場合には、後述するステップST819へ移行する。
ステップST816のCRCチェック結果がOKかどうかを判定し(ステップST817)、OKの場合には相手端末に対して受信確認のためのxSRP応答フレームを送信する(ステップST818)。
一方、CRCチェック結果がOKでない場合には、受信した伝送フレームを廃棄する(ステップST823)。
ステップST815において、受信した伝送フレームのタイプがxSRPではないと判定された場合には、フレームタイプがSRP応答かどうかを判定し(ステップST819)、SRP応答であればCRCチェックを行う(ステップST820)。
一方、SRP応答でない場合には、受信した伝送フレームを廃棄する(ステップST823)。
ステップST820のCRCチェック結果がOKかどうかを判定し(ステップST821)、OKの場合にはSRPの使用を継続して制御メッセージの送信を行う(ステップST822)。
一方、CRCチェック結果がOKでない場合には、受信した伝送フレームを廃棄する(ステップST823)。
以上のように、この実施の形態1によれば、制御メッセージ送受信用の伝送フレームを複数種類、相手端末に送信し、応答が得られた伝送フレームの中から送信側端末が所望の伝送フレームを選択することができるため、通信網遅延等の状況に応じて適切な制御メッセージ送受信用の伝送フレームを選択することができる。
更に、サポートしない種類の伝送フレームについては確実に廃棄されるため、既存端末との相互接続性の確保も可能である。
以上のように、この発明に係る情報通信装置は、テレビ電話機能を備えた携帯電話端末等に適用することができる。

Claims (7)

  1. 特定の制御手順を行う制御プロトコル処理部と、
    前記制御手順を実行する制御メッセージを伝送するための複数の伝送手順を有する制御メッセージ伝送処理部とを備え、
    前記複数の伝送手順に基づく複数種類の伝送フレームを用いて前記制御メッセージを送信することを特徴とする情報通信装置。
  2. 相手端末に対して前記複数種類の伝送フレームを送信し、
    前記相手端末からの前記複数種類の伝送フレームに対する応答フレームを受信し、
    前記制御メッセージ伝送処理部は、前記受信した応答フレームと同一種類の伝送フレームを前記制御メッセージ用の伝送フレームとして選択することを特徴とする請求項1記載の情報通信装置。
  3. 前記相手端末に対して、前記複数種類の伝送フレームを順次切替えて送信することを特徴とする請求項2記載の情報通信装置。
  4. 前記複数種類の伝送フレームを、優先する種類の伝送フレームから順次切り換えて送信することを特徴とする請求項3記載の情報通信装置。
  5. 前記制御メッセージ用の伝送フレームは、
    前記制御メッセージと、
    前記相手端末が前記伝送フレームをサポートしている場合のみ復元可能な付加情報と、
    前記相手端末が誤り検出を行うための誤り訂正符号とを有し、
    前記相手端末が前記伝送フレームをサポートしていない場合に、前記誤り検出を行い前記伝送フレームを廃棄することを特徴とする請求項2記載の情報通信装置。
  6. 前記複数種類の伝送フレームを複数の論理チャネルを用いて伝送することを特徴とする請求項2記載の情報通信装置。
  7. 前記複数の論理チャネルの各論理チャネルを、前記複数種類の伝送フレームの種類毎に割り当てることを特徴とする請求項6記載の情報通信装置。
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