JP4064287B2 - 通信装置、通信制御方法、通信制御プログラム、及び通信制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

通信装置、通信制御方法、通信制御プログラム、及び通信制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、少なくとも2つの通信路を利用したデータ通信が可能な通信装置、この通信装置の通信制御方法、この通信制御方法をコンピュータに実行させるための通信制御プログラム、及びこの通信制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば携帯電話通信システムのように、一方の通信端末が音声データや映像データを伝送すると、他方の通信端末において、受信したデータをリアルタイムで連続して再生する通信システムが知られている。また、このような通信システムにおいて、複数の通信路の中から利用する通信路を選択してデータを伝送できるものがある。
【0003】
このように通信路を選択できる通信機器において、ある通信路を利用してデータの伝送を開始し、途中で他の通信路に切り替える場合には、利用している通信路を一旦切断してから、新たに利用する通信路を接続し、データ伝送を再開する必要があった。この場合、伝送されてくるデータの再生は、通信路の切断にともなって一時的に中断することになる。
【0004】
ここで、従来、通信路を介してデータを伝送する際に、データの連続性等について考慮した技術としては、以下のような技術がある。
【0005】
例えば、特許文献1には、通信路を切り替えても情報が途切れることなく送受信装置間で情報の授受ができる技術が開示されている。
【0006】
この技術では、情報送受信装置間でPHS通信路を介して情報の授受を行っている場合に、通信路の通信状態が悪化し、通信路を変更する必要が生じたときに、一方の情報送受信装置から他方の情報送受信装置に対して通信路切替要求信号をPHS通信路を介して送信する。このとき、通信路切替要求信号に情報特定データと送信開始位置を示すパケット特定データを付加して送信する。この信号を受信した上記他方の情報送受信装置は、情報特定データとパケット特定データに従って送信用情報を生成し、この情報をセルラー通信路を介して上記一方の情報送受信装置に送信する。
【0007】
また、特許文献2には、固定の伝送ビットレートで伝送され受信側で受信後速やかに受信順に連続して再生することが要求される第一種のデータと、指定された時刻に指定された順序で第一種のデータに同期して連続的に再生することが要求される第二種のデータとを多重化して伝送するデータ伝送方法において、第二種のデータの伝送に起因する伝送開始から再生開始までの時間を最小にし、ネットワークの伝送ビットレートに依存しないデータ伝送および同期再生を可能とする技術が開示されている。
【0008】
この技術では、利用可能な総伝送ビットレートと、第一種のデータの伝送に必要な伝送ビットレートと、第二種のデータのデータ量とから、第一種のデータの伝送中に第二種のデータを伝送し、それだけでは受信側で第一種のデータに同期して再生すべき第二種のデータの伝送に不十分な場合には、第一種のデータの伝送に先立って第二種のデータを伝送するように、第一種のデータおよび第二種のデータのそれぞれのデータ伝送開始時刻と、第二種のデータの伝送ビットレートとを決定する。なお、この技術において、送信側では、第一種のデータについては、その種別を識別するための識別子とその伝送開始時刻情報とを付加して一時的に蓄積し、第二種のデータについては、その種別を識別するための識別子と、伝送開始時刻と、受信側での再生開始時刻および再生終了時刻とを付加して一時的に蓄積し、蓄積されたデータに付加された伝送開始時刻にそのデータの伝送を開始する。また、受信側では、受信したデータに付加された識別子によりそのデータが第一種のデータか第二種のデータかを判断し、第一種のデータについては受信と同時に再生を行い、第二種のデータについてはそのデータに付与された再生開始時刻および再生終了時刻にしたがって再生を行う。
【0009】
【特許文献1】
特開平10−313305号公報(公開日1998年11月24日)
【0010】
【特許文献2】
特開2000−228786号公報(公開日2000年8月15日)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
昨今の通信技術の発達にともない、様々な通信形態が登場しつつある。例えば、1つの携帯電話端末において、通話中に、複数の通信路から最も有利な通信路を自動的に選択できるような状況が考えられる。上記複数の通信路としては、例えば、通常の携帯電話回線による通信路、ホットスポット(登録商標)を通して通話するVoIP(Voice over IP)による通信路などが考えられる。
【0012】
上記のような状況では、通話中に通信路を切り替える際に、切り替え前に伝送された音声データと、切り替え後に伝送された音声データとの同期性が保てなくなり、再生された音声が途切れるという問題が発生しうる。つまり、音声データなどをリアルタイムで再生するには、その音声データが一定の速度(一定のビットレート)で伝送されなければならないところ、通信路の切り替えにより、音声データの伝送が一時的に中断するため、再生できない期間が生じることになる。
【0013】
上記の問題は、上記特許文献1の技術をもってしても解決困難である。なぜなら、特許文献1の技術は、通信路の切り替えの際に一連の情報の一部が欠損することを防ぐためのものであり、情報の時間的な連続性までも保証できるものではないからである。
【0014】
一方、上記の問題を解決するために、上記特許文献2の技術を応用することも考えられる。しかし、この技術では、伝送するデータに対して、再生開始時刻や再生終了時刻のような同期用のデータを付与して伝送しているため、データの転送効率が落ちるという問題を招来する。
【0015】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、受信するデータのリアルタイム再生を行いつつ通信路の切り替えを行う際に、再生が一時的に途切れることを、データの伝送効率の低下を招来することなく、防止可能な通信装置等を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明の通信装置は、少なくとも2つの通信路を利用したデータ通信が可能な通信装置であって、上記の課題を解決するために、第1通信路を利用した第1データ通信を行う第1通信部と、第2通信路を利用した第2データ通信を行う第2通信部と、前記第1通信部により受信した第1データと、前記第2通信部により受信した第2データとを記憶部に記憶させる記憶制御部と、前記記憶部に記憶されているデータを読み出して再生する再生部とを備え、前記再生部は、前記第1及び第2通信部によって同一内容のデータを並行して受信しているときに、前記記憶部に記憶されている第1及び第2データを比較することにより互いの対応関係を認識するデータ比較部と、前記データ比較部の認識結果に基づいて、データの連続性が保てるように、読み出すデータを第1及び第2データの一方から他方へ切り替える再生制御部とを備えている
【0017】
例えば、第1通信路を利用した第1データ通信中に、この第1データ通信により受信している第1データと同一内容の第2データを、第2通信路を利用した第2データ通信によっても並行して受信する場合、一般に、受信する第1データと第2データとは完全には同期しておらず、時間的ずれが生じる。したがって、受信したデータをリアルタイム再生している場合には、第1データ通信と第2データ通信とを切り替える際に、上記時間的ずれに起因して再生される音声や映像が一時的に途切れてしまう。
【0018】
これに対し、上記の構成では、受信した第1データと第2データとを、一旦、記憶部に記憶させ、記憶部からデータを読み出して再生を行う。そして、再生のために読み出すデータを第1データから第2データへ切り替える際には、まず、それぞれのデータを比較し、互いの対応関係を認識し、その認識結果に基づいて、データの連続性が保てるように、第1データから第2データへの切り替えを行う。
【0019】
このように、受信した第1データと第2データとを、一旦、記憶部に記憶させ、まず第1データを記憶部から読み出しつつ再生を行い、その途中において、データの連続性が保てるように読み出すデータを第1データから第2データへ切り替えることにより、受信の際に生じる第1データと第2データとの時間的ずれを吸収することができる。これにより、リアルタイム再生される音声や映像が途切れることを防ぐことができる。
【0020】
つまり、上記の構成では、通信路の切り替えを行う際に、一時的に第1通信路と第2通信路とにおいて同一内容のデータを並行して受信し、上述したデータ読み出しの切り替えの処理を行うことにより、リアルタイム再生される音声や映像が途切れることを防ぐことができる。
【0021】
また、上記の構成では、受信するデータに対して加工を施す必要がなく、データ量が増大するおそれがない。したがって、データの伝送効率の低下を防ぐことができる。
【0022】
本発明の通信装置は、上記の通信装置において、さらに、前記第1データ通信を行っているときに、前記第2データ通信が可能か否かを判定する通信状態判定部と、前記通信状態判定部が第2データ通信可能と判定することにより前記第2データ通信を開始するとともに、前記再生制御部によって読み出すデータが第1データから第2データへ切り替えられた後に、前記第1データ通信を切断する通信制御部とを備えることが望ましい。
【0023】
上記の構成では、第1データ通信を行っているときに、通信装置が移動して第2データ通信の通信可能エリアに入るなどして第2データ通信が可能になると、第2データ通信を開始し、上述したようにして、再生のために記憶部から読み出すデータを第1データから第2データへ切り替えた後、第1データ通信を切断する。これにより、第2データ通信が可能になると、第1データ通信から第2データ通信への切り替えを自動的に行うことができる。
【0024】
本発明の通信装置は、上記の通信装置において、前記通信制御部が、前記第1データ通信から第2データ通信への切替処理を行うか否かの条件が予め登録された切替条件情報に基づいて、前記第2データ通信の開始、及び前記第1データ通信の切断を含む切替処理を行うか否かを決定することを特徴としている
【0025】
上記の構成では、無条件で第1データ通信から第2データ通信への切り替えを行うのではなく、予め登録された切替条件に基づいて切り替えを行うか否かを決定することができる。切替条件としては、例えば、第1データ通信と第2データ通信との通信品質に基づく条件などが考えられる。これにより、所定の条件を満たした場合にのみ切り替えを自動的に行うことができるようになる。
【0026】
本発明の通信装置は、上記の通信装置において、前記通信状態判定部が、さらに、前記第2データ通信を行っているときに、前記第2データ通信の続行が困難か否かを判定し、前記通信制御部が、さらに、前記通信状態判定部が第2データ通信続行困難と判定することにより前記第1データ通信を開始するとともに、前記再生制御部によって読み出すデータが第2データから第1データへ切り替えられた後に、前記第2データ通信を切断することが望ましい。
【0027】
上記の構成では、第2データ通信を行っているときに、通信装置が移動して第2データ通信の通信可能エリアから出そうになるなどして第2データ通信の続行が困難になると、第1データ通信を開始し、上述したようにして、再生のために記憶部から読み出すデータを第2データから第1データへ切り替えた後、第2データ通信を切断する。これにより、第2データ通信の続行が困難になると、第2データ通信から第1データ通信への切り替えを自動的に行うことができる。
【0028】
本発明の通信装置は、上記の通信装置において、さらに、前記第1通信部又は第2通信部により受信したデータを前記記憶部に記憶させる前に解凍するためのコーデックを複数種類有し、第1データ通信又は第2データ通信を行う際に、そのデータ通信に適したコーデックを前記複数種類のコーデックの中から選択し、利用するコーデックとして設定するコーデック部を備えることを特徴としている
【0029】
上記の構成では、通信路の切り替えを行った際に、相手の通信装置とのデータ通信において、そのデータ通信に適したコーデックを選択して利用することができる。したがって、第1データ通信から第2データ通信へ切り替える場合などにおいて、切り替えた後のデータ通信に適したコーデックに変更することができる。これにより、例えば、音声データを受信して再生する場合では、データ通信の切り替えを行った後においても、雑音の少ないクリアな再生が可能になる。
【0030】
本発明の通信制御方法は、上記の課題を解決するために、少なくとも2つの通信路を利用したデータ通信が可能な通信装置の通信制御方法において、第1及び第2通信路によって同一内容のデータを並行して受信しつつ、前記第1通信路により受信した第1データと、前記第2通信路により受信した第2データとを記憶部に記憶させる処理と、前記記憶部に記憶されているデータを読み出して再生する処理と、前記記憶部に記憶されている第1及び第2データを比較することにより、互いの対応関係をデータ比較部が認識する処理と、前記データ比較部の認識結果に基づいて、データの連続性が保てるように、再生のために読み出すデータを第1及び第2データの一方から他方へ再生制御部が切り替える処理と、前記第1通信路を利用した第1データ通信を行っているときに、前記第2通信路を利用した第2データ通信が可能か否かを通信状態判定部が判定する処理と、前記通信状態判定部が第2データ通信可能と判定することにより前記第2データ通信を開始するとともに、前記再生制御部によって読み出すデータが第1データから第2データへ切り替えられた後に、前記第1データ通信を切断する処理とを含むことを特徴としている。
【0031】
本発明の通信制御方法は、上記の課題を解決するために、少なくとも2つの通信路を利用したデータ通信が可能な通信装置の通信制御方法において、第1及び第2通信路によって同一内容のデータを並行して受信しつつ、前記第1通信路により受信した第1データと、前記第2通信路により受信した第2データとを記憶部に記憶させる処理と、前記記憶部に記憶されているデータを読み出して再生する処理と、前記記憶部に記憶されている第1及び第2データを比較することにより、互いの対応関係をデータ比較部が認識する処理と、前記データ比較部の認識結果に基づいて、データの連続性が保てるように、再生のために読み出すデータを第1及び第2データの一方から他方へ再生制御部が切り替える処理と、前記第1データ又は第2データを前記記憶部に記憶させる前に解凍するためのコーデックを複数種類有するコーデック部が、前記第1通信路を利用した第1データ通信又は前記第2通信路を利用した第2データ通信を行う際に、そのデータ通信に適したコーデックを前記複数種類のコーデックの中から選択し、利用するコーデックとして設定する処理とを 含むことを特徴としている。
【0032】
上記の方法によっても、通信路の切り替えを行う際に、一時的に第1通信路と第2通信路とにおいて同一内容のデータを並行して受信し、上述したデータ読み出しの切り替えの処理を行うことにより、リアルタイム再生される音声や映像が途切れることを防ぐことができる。
【0033】
本発明の通信制御プログラムは、上記の通信制御方法をコンピュータに実行させるための通信制御プログラムであって、前記各処理をコンピュータに実行させることを特徴としている。また、本発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、上記の通信制御プログラムを記録していることを特徴としている。
【0034】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の一形態について図1から図5に基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0035】
本実施形態の通信装置1の構成について、図1のブロック図に基づいて説明する。通信装置1は、音声通話を行うための携帯型電話機としての通信端末装置である。なお、本実施形態では通信装置1として、音声通話を行うための携帯型電話機を想定するが、本発明は、これに限らず、例えば、ストリーミングにより、音声データや映像データを受信しながらリアルタイムで再生を行う通信装置などに好適に用いることができる。
【0036】
この通信装置1は、図1に示した通信部10、記憶部20、制御部30、スピーカ40、及びマイクロフォン50を備えているとともに、図1では図示を省略しているが、複数のキーからなる入力部や、各種情報を表示するディスプレイなどを備えている。
【0037】
通信部10は、第1通信路を利用した第1データ通信を行う第1通信部101と、第2通信路を利用した第2データ通信を行う第2通信部102とを備えている。これにより、通信装置1は2つの通信路を利用したデータ通信が可能となっている。なお、第1通信部101によって送受信するデータを第1データ、第2通信部102によって送受信するデータを第2データと称する。
【0038】
本実施形態では、第1通信部101が、携帯電話通信網における基地局を介して携帯電話通信を行う機能を有し、第2通信部102が、無線LAN(local area network)によるホットスポット(登録商標)のアクセスポイントを介してインターネット接続を行う機能を有しているものと想定する。
【0039】
制御部30は、圧縮/解凍部301、コーデック部302、記憶制御部303、再生部304、通信状態判定部305、及び通信制御部306を備えている。これらの機能ブロックについて説明する。
【0040】
圧縮/解凍部301及びコーデック部302は、相手端末との通信を行う際にネゴシエーションを行った相手端末情報から、相手端末の利用しているコーデック情報により、相手端末と同一のコーデックを使用して圧縮を行うと共に、相手端末から受信した圧縮データに対して同一のコーデックを利用して解凍を行うものである。通話時には、マイクロフォン50で生成された音声信号が、圧縮/解凍部301によって相手端末と同一のコーデックをコーデック部から抽出して圧縮を行い、送信用データが作成される。作成されたデータは通信部10から送出される。また、通信時には、通信部10で受信したデータが圧縮/解凍部301によってコーデック部302から相手端末で圧縮時に利用されたコーデックと同一のコーデックを利用して解凍を行った後、記憶制御部303に送られる。
【0041】
なお、コーデック部302は、複数種類のコーデックを備えており、相手側の通信装置との通信において、コーデック情報を互いに確認し、その通信装置との通信に最も適したコーデックを選択して利用するコーデックとして設定するものである。これにより、第1データ通信と第2データ通信との間で切り替えを行った場合において、切り替えた後のデータ通信に適したコーデックに変更することができるため、データ通信の切り替えを行った後においても、雑音の少ないクリアな再生が可能になる。
【0042】
記憶制御部303は、第1通信部101で受信した第1データと、第2通信部102で受信した第2データとを、記憶部20に記憶させる。記憶部20では、第1データを記憶する第1記憶領域201と、第2データを記憶する第2記憶領域202とが、互いに異なる領域として予め設定されている。記憶制御部303は、第1及び第2記憶領域201・202において、第1及び第2データを、それぞれ再生順序と、記憶されるアドレスの順序とが一致するように連続して記憶されるように、第1及び第2記憶領域201・202でのアドレス制御を行う。
【0043】
なお、第1及び第2データは、上述のように、記憶制御部301によって記憶部20に記憶される前に、圧縮/解凍部301により解凍されている。したがって、圧縮/解凍部301の前後のデータは互いに異なる形態のデータではあるが、ここでは特にこれらを区別せず、第1データ及び第2データと称する。
【0044】
再生部304は、記憶部20に記憶されているデータを読み出して再生する。つまり、再生部304は、記憶部20からデータを読み出し、音声信号に変換してスピーカ40に対して出力する。この音声信号はスピーカ40において音声に変換される。再生部304は、再生制御部304aとデータ比較部304bとを備えている。再生制御部304a及びデータ比較部304bの機能については後述する。
【0045】
通信状態判定部305は、通信部10における通信状態を判定する。通信部10の行う通信は無線通信であるため、電波状態によっては通信状態が悪化したり、通信不能になったりすることがある。通信状態判定部305は、このような通信状態を判定するものであり、通信可能か否かに加えて、通信状態が良好か否かも判定し、さらに、通信状態が良好ではない場合には、通信を続行可能か否かをも判定する。通信状態判定部305は、第1及び第2通信部101・102それぞれについて個別に通信状態を判定する。
【0046】
通信制御部306は、通信部10における通信を制御する。具体的には、通信制御部306は、第1通信部101による通信の開始及び終了、並びに第2通信部102による通信の開始及び終了を、それぞれ個別に制御する。
【0047】
なお、上述した制御部30の各機能ブロックは、IC(integrated circuit)などのハードウェアによって構成することができる。また、CPU(central processing unit)や、RAM(random access memory)、入出力装置、バスなどを備えるコンピュータを用い、このコンピュータ上で、上述した各機能ブロックをソフトウェアとして実現するための通信制御プログラムを実行することにより、このコンピュータを制御部30として動作させることもできる。さらに、上述した各機能ブロックの一部をハードウェアによって構成し、他の部分をソフトウェアによって構成することもできる。
【0048】
この場合、通信制御プログラムがコンピュータに読み込まれて実行されることにより、このコンピュータにおいて、図1の制御部30に含まれる各機能ブロックが実現される。また、記憶部20は、コンピュータ内部の記憶部であってもよく、コンピュータの外部記憶装置であってもよい。
【0049】
上記通信制御プログラムは、その通信制御プログラムを記録した記録媒体からコンピュータに供給されてもよく、通信ネットワーク(インターネット、イントラネット等を含む)とコンピュータとを接続可能に構成して、その通信ネットワークを介してコンピュータに供給されてもよい。
【0050】
通信制御プログラムを記録する記録媒体は、コンピュータと分離可能に構成してもよく、コンピュータに組み込むようになっていてもよい。この記録媒体は、記録したプログラムコードをコンピュータが直接読み取ることができるようにコンピュータに装着されるものであっても、外部記憶装置としてコンピュータに接続されたプログラム読み取り装置を介して読み取ることができるように装着されるものであってもよい。
【0051】
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フレキシブルディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
【0052】
記憶部20は、データの書き換えが自由、かつ、データの書込み読出し時間が速いRAMなどのメモリである。なお、記憶部20は、1つのメモリによって構成されていてもよく、複数のメモリによって構成されていてもよい。
【0053】
記憶部20には、上述したように、記憶制御部303によって第1及び第2データがそれぞれ第1及び第2記憶領域201・202に記憶され、また、記憶部20に記憶されたデータは再生部304によって読み出される。
【0054】
上記の通信装置1を利用した通信において、第1データ通信と第2データ通信との切り替えについて、図2から図4を用いて説明する。
【0055】
なお、ここでは、通信装置1と同一構成の通信装置1A及び通信装置1Bの間で通信を行うものとする。また、ここでは、通信装置1Bを送信側、通信装置1Aを受信側として説明するが、実際には、通信装置1Aと通信装置1Bとの間では双方向通信が行われている。
【0056】
また、ここでは、携帯電話通信網のサービスエリア(携帯電話サービスエリア)と、無線LANによるホットスポットとがあり、携帯電話サービスエリアは、ホットスポットを包含し、さらに広いエリアであるものとする。
【0057】
図2は、通信装置1A・1Bとも、携帯電話サービスエリア内、かつ、ホットスポット外に位置し、互いに携帯電話通信網を利用して通信を行っている場合を示している。
【0058】
この場合、通信装置1Bのマイクロフォン50に対して「あああいうえお」という音声が入力されると、その音声信号は、通信装置1Bの圧縮/解凍部301により「AAAiUeO」という第1データに変換される。
【0059】
この第1データは、通信装置1Bの第1通信部101から送信され、携帯電話通信網の基地局61を介して通信装置1Aの第1通信部101にて受信される。
【0060】
なお、携帯電話通信網にて通信を行う場合、実際には、交換機などを介することになるが、ここでは説明の簡略化のため、基地局61のみを介するものとして説明している。
【0061】
図3は、図2に示した状態から通信装置1Aが移動することにより、通信装置1Aが携帯電話サービスエリア内、かつ、ホットスポット内に位置した場合を示している。通信装置1Bは、依然として携帯電話サービスエリア内、かつ、ホットスポット外に位置している。
【0062】
図2に示したように通信装置1Aが第1データ通信を行っているときには、通信装置1Aの通信状態判定部305が第2データ通信が可能か否か、つまりアクセスポイント62との無線通信が可能か否かの判定を繰り返している。そして、図3に示すように通信装置1Aがホットスポット内に入り、通信状態判定部305が第2データ通信可能と判定すると、通信制御部306が第2データ通信を開始する。これにより、通信装置1Aと通信装置1Bとは、上記第1通信路による通信に加えて、インターネット63を介した通信を行う。
【0063】
この場合、通信装置1Bのマイクロフォン50に対して「あああいうえお」という音声が入力されると、その音声信号は、通信装置1Bの圧縮/解凍部301により「AAAiUeO」という第1データに変換される。ここで、インターネット63を介した通信は、上記「あああいうえお」の入力の途中から開始され、インターネット63を介した通信の開始後に入力されたのは「あいうえお」部分であるとする。この場合、「あいうえお」に相当する音声信号は、通信装置1Bの圧縮/解凍部301により「AiUeO」という第2データに変換される。
【0064】
この第1及び第2データは、それぞれ通信装置1Bの第1及び第2通信部101・102から送信される。このうち、第1データについては、携帯電話通信網の基地局61を介して通信装置1Aの第1通信部101にて受信される。一方、第2データについては、携帯電話通信網の基地局61を介してインターネット63に伝送され、ホットスポットのアクセスポイント62を介して通信装置1Aの第2通信部102にて受信される。
【0065】
上記の第1データが伝送される通信路、つまり、携帯電話通信網のみを利用した通信路を第1通信路とし、第2データが伝送される通信路、つまり、携帯電話通信網、インターネット63、及び無線LANを利用した通信路を第2通信路とする。
【0066】
この状態では、通信装置1Aは、第1及び第2通信部101・102によって同一内容のデータを並行して受信していることになる。そして、受信された第1及び第2データは、通信装置1Aの圧縮/解凍部301によって解凍され、記憶制御部303によって記憶部20のそれぞれ第1及び第2記憶領域201・202に記憶される。第1及び第2データが第1及び第2記憶領域201・202に記憶されている状態を図4に示す。第1及び第2記憶領域201・202では、それぞれ第1及び第2データが連続して記憶されている。
【0067】
この状態において、再生部304のデータ比較部304bは、記憶部20に記憶されている第1及び第2データを比較することにより、互いの対応関係を認識する。具体的には、再生部304は、第1データである「AAAiUeO」のうちの後半「AiUeO」と、第2データである「AiUeO」とが対応している、つまり、一連のデータの同一部分であることを認識する。
【0068】
データ比較部304bにより第1及び第2データの対応関係を認識する具体的方法の一例を挙げると次の通りである。データ比較部304bは、第2記憶領域202の最初のブロックから予め定めた数のブロックに記憶されているデータを比較対象として用い、第1記憶領域201に記憶されているデータを1ブロックずつずらしながら上記比較対象との一致/不一致を判定する。そして、最初に一致した場合に、第1及び第2データそれぞれにおいて一致したブロックに続く次のブロックについても一致/不一致を確認し、このブロックにおいても一致した場合に、これらのブロックにおいて第1及び第2データが対応していると認識する。
【0069】
さらに、再生部304は、第1データと第2データとの互いに同一の部分がそれぞれ記憶されている記憶部20のアドレスを認識する。図4においては、第1データと第2データとの互いに同一部分の先頭のアドレスである、第1記憶領域201のアドレス「xxxx」(第1アドレス)と、第2記憶領域202のアドレス「yyyy」(第2アドレス)とに、第1データと第2データとの互いに同一の部分が記憶されていると認識し、これらを関連づける。
【0070】
このようなデータ比較部304bによる処理を、「マッチング処理」と称することにする。
【0071】
そして、再生制御部304aは、データ比較部304bの認識結果に基づいて、データの連続性が保てるように、読み出すデータを第1データから第2データへ切り替える。つまり、再生制御部304aは、第1記憶領域201に記憶されている第1データをアドレス順に読み出しているときに、データ比較部304bで関連づけした第1アドレスに達すると、読み出すアドレスを、第2記憶領域202の第2アドレスに切り替え、以降、第2アドレスから順に第2データを読み出すようにする。
【0072】
このようにして再生制御部304aによって読み出すデータが第1データから第2データへ切り替えられると、通信制御部306が第1データ通信を切断し、以降、第2データ通信のみを続行する。
【0073】
第1データ通信と第2データ通信とで同一内容のデータを並行して受信する場合、一般に、受信する第1データと第2データとは完全には同期しておらず、時間的ずれが生じる。したがって、受信したデータをリアルタイム再生している場合には、第1データ通信と第2データ通信とを切り替える際に、上記時間的ずれに起因して再生される音声が一時的に途切れてしまう。
【0074】
これに対し、通信装置1では、受信した第1データと第2データとを、記憶制御部303により、一旦、記憶部20に記憶させ、再生部304により、まず第1データを記憶部20から読み出しつつ再生を行い、途中で、データの連続性が保てるように、再生制御部304aによって、読み出すデータを第1データから第2データへ切り替える。これにより、受信の際に生じる第1データと第2データとの時間的ずれを吸収することができる。したがって、リアルタイム再生される音声が途切れることを防ぐことができる。
【0075】
また、これによると、受信するデータに対して加工を施す必要がなく、データ量が増大するおそれがない。したがって、データの伝送効率の低下を防ぐことができる。
【0076】
記憶部20の第1及び第2記憶領域201・202は、上記のようにして、再生部304により読み出すデータを第1データから第2データへ切り替える処理を行うために必要十分な容量を有し、互いに重複しないアドレスを有しておればよい。第1及び第2記憶領域201・202の容量は、受信する第1データと第2データとの間に生じうる時間的ずれに相当するデータの容量に基づき、この容量分のデータを記憶できるように設定すればよい。
【0077】
第2データ通信から第1データ通信への切り替えも、上記とほぼ同様の手順にしたがって行う。すなわち、通信装置1Aが第2データ通信を行っているときに、通信装置1Aの通信状態判定部305が、第2データ通信の続行が困難か否かの判定を繰り返し、通信状態判定部305が第2データ通信続行困難と判定すると、通信制御部306が、第1データ通信を開始するとともに、再生制御部304aによって読み出すデータが第2データから第1データへ切り替えられた後に、第2データ通信を切断するようにする。
【0078】
なお、上記では、通信装置1Aがホットスポット内に入ることにより、第1データ通信から第2データ通信への切り替えを無条件に行うものとして説明した。これに限らず、所定の条件を満たした場合にのみ切り替えを行うようにしてもよい。
【0079】
そのためには、通信制御部306が、切替条件情報に基づいて切替処理を行うか否かを決定すればよい。ここで、切替条件情報とは、第1データ通信から第2データ通信への切替処理を行うか否かの条件が予め登録された情報であり、制御部30内の記憶領域や記憶部20などに予め記憶されたものである。また、切替処理とは、上記の第2データ通信の開始、及び第1データ通信の切断を含む一連の処理を指す。
【0080】
切替条件としては、様々な条件が考えられる。例えば、(1)通信装置1Aがホットスポット内に入るたびに個別にユーザに対して確認を行い、ユーザが切り替え実行の操作をした場合にのみ切り替えを行うという条件、(2)ホットスポットの通信料金に基づく条件、(3)新たなサービスが利用できるか否かに基づく条件、(4)現在利用している通信路よりも通信品質やレスポンスが良い場合にのみ切り替えを行うという条件、(5)ユーザが予め指定した優先度に基づく条件、などが考えられる。
【0081】
第2データ通信から第1データ通信への切り替えについても、同様に切替条件情報に基づいて切替処理を行うか否かを決定してもよい。
【0082】
通信装置1Aでの処理の流れを、図5のフローチャートに基づいて説明する。
【0083】
まず、通信装置1Aにおいて、通信装置1Bとの間で第1通信部101による第1データ通信を開始する(S1)。
【0084】
次に、通信状態判定部305が、第2通信部102による第2データ通信が可能な状態か否か、つまり通信装置1Aがホットスポット内に入ったか否かを判定する(S2)。通信状態判定部305が第2データ通信不可能と判断すると、後述するステップS6に移行する。
【0085】
なお、通信状態判定部305による判定方法としては、例えば、第2通信部102を介して接続可能なインターネット上のサーバに対して定期的に接続を試み、接続可能になったことにより第2データ通信可能と判定する方法が考えられる。あるいは、無線LANや有線LANでは、ネットワークI/Fにより通信可能であるかを検知することが可能であるため、その機能を利用して第2データ通信可能/不可能の判定をすることができる。
【0086】
ステップS2において通信状態判定部305が第2データ通信可能と判断すると、通信装置1が、第1データ通信により、第2データ通信の接続を行うために必要な相手情報を取得する(S3)。
【0087】
この相手情報としては、接続相手である通信装置1BのIPアドレスなどの情報である。なお、通信部10は、この相手情報を通信装置1Bから取得してもよいが、例えば、インターネット上にアドレス管理サーバなどが存在し、そのアドレス管理サーバから相手情報を取得してもよい。
【0088】
そして、第2通信部102が、通信装置1Bとの第2データ通信の接続処理を行い(S4)、接続が成功したか否かを確認する(S5)。接続に失敗した場合には、第1データ通信を続行せざるを得ないので、ステップS6に移行する。
【0089】
ステップS6では、第1通信部101が第1データ通信によるデータの受送信を行う。このとき、第1通信部101が受信した第1データは、圧縮/解凍部301により解凍され、記憶制御部303により記憶部20の第1記憶領域201に記憶される。
【0090】
続いて、受信したデータのリアルタイム再生を行う(S7)。このとき、再生部304が、第1記憶領域201に記憶されている第1データを順次読み出しつつ、音声信号に変換してスピーカ40に出力する。
【0091】
ステップS5において接続成功と判定された場合、通信制御部306は、切替条件情報に基づいて、切替処理を行うか否かを判定する(S8)。切替処理を行わないと判定した場合には、上記ステップS2に移行する。
【0092】
ステップS8において切替処理を行うと判定した場合、第2通信部102が第2データ通信を開始する(S9)。そして、第1通信部101による第1データの受送信と並行して、第2通信部102による第2データの受送信を行う(S10)。このとき、受信した第1及び第2データは、圧縮/解凍部301により解凍され、記憶制御部303により記憶部20のそれぞれ第1及び第2記憶領域201・202へ記憶される。
【0093】
そして、データ比較部304bがマッチング処理を行う(S11)。つまり、データ比較部304bは、第1及び第2記憶領域201・202にそれぞれ記憶されている第1及び第2データの対応関係を認識し、第1データと第2データとの互いに同一の部分がそれぞれ記憶されている記憶部20のアドレスを認識する。
【0094】
そして、再生制御部304aが、データ比較部304bにて認識したアドレスに基づいて、記憶部20から読み出すデータを、第1データから第2データへ切り替える(S12)。その後、通信制御部306が、第1データ通信を切断する(S13)。
【0095】
続いて、コーデック部302が、第2データ通信により通信装置1Bとのネゴシエーションを行い、現在利用中のコーデックが最適かどうかを判断し(S14)、最適である場合にはステップS16に移行する。現在利用中のコーデックが最適ではなく、他に最適なコーデックがある場合には、コーデック部302が利用するコーデックを最適なものに切り替える(S15)。
【0096】
ステップS16では、第2通信部102が第2データ通信によるデータの受送信を行う。このとき、第2通信部102が受信した第2データは、圧縮/解凍部301により解凍され、記憶制御部303により記憶部20の第2記憶領域202に記憶される。
【0097】
続いて、受信したデータのリアルタイム再生を行う(S17)。このとき、再生部304が、第2記憶領域202に記憶されている第2データを順次読み出しつつ、音声信号に変換してスピーカ40に出力する。
【0098】
そして、通信状態判定部305が、第2通信部102による第2データ通信の続行が困難な状態にあるか否かを判定する(S18)。第2データ通信の続行が困難ではないと判定されると、ステップS16へ移行する。
【0099】
一方、電波状態が悪化するなどして第2データ通信の続行が困難であると判定された場合には、第1データ通信への切替処理を行う(S19)。この処理は、上述したステップS9〜S17と同じような処理で第2データ通信から第1データ通信への切り替えを行うものであるため、詳細な説明を省略する。切替処理が完了すると、ステップS2へ移行する。
【0100】
以上のように、本実施形態の通信装置1は、少なくとも2つの通信路を利用したデータ通信が可能な通信装置であって、次のような構成を有している。すなわち、通信装置1は、第1通信路を利用した第1データ通信を行う第1通信部101と、第2通信路を利用した第2データ通信を行う第2通信部102と、第1通信部101で受信した第1データと、第2通信部102で受信した第2データとを記憶部20に記憶させる記憶制御部303と、記憶部20に記憶されているデータを読み出して再生する再生部304とを備える。
【0101】
そして、再生部304は、第1及び第2通信部101・102によって同一内容のデータを並行して受信しているときに、記憶部20に記憶されている第1及び第2データを比較することにより互いの対応関係を認識するデータ比較部304bと、データ比較部304bの認識結果に基づいて、データの連続性が保てるように、読み出すデータを第1及び第2データの一方から他方へ切り替える再生制御部304aとを備えている。
【0102】
この構成では、受信した第1データと第2データとを、一旦、記憶部20に記憶させ、記憶部20からデータを読み出して再生を行う。そして、再生のために読み出すデータを第1データから第2データへ切り替える際には、まず、それぞれのデータを比較し、互いの対応関係を認識し、その認識結果に基づいて、データの連続性が保てるように、第1データから第2データへの切り替えを行う。
【0103】
このように、受信した第1データと第2データとを、一旦、記憶部20に記憶させ、まず第1データを記憶部20から読み出しつつ再生を行い、途中で、データの連続性が保てるように読み出すデータを第1データから第2データへ切り替えることで、受信の際に生じる第1データと第2データとの時間的ずれを吸収することができる。これにより、リアルタイム再生される音声が途切れることを防ぐことができる。
【0104】
つまり、上記の構成では、通信路の切り替えを行う際に、一時的に第1通信部101と第2通信部102とで同一内容のデータを並行して受信し、上述したデータ読み出しの切り替えの処理を行うことで、リアルタイム再生される音声が途切れることを防ぐことができる。
【0105】
また、上記の構成では、受信するデータに対して加工を施す必要がなく、データ量が増大するおそれがない。したがって、データの伝送効率の低下を防ぐことができる。
【0106】
ここで、上記データ比較部304bは、第1及び第2データの対応関係として、第1及び第2データの互いに同一の部分がそれぞれ記憶されている記憶部20の第1及び第2アドレスを認識し、上記再生制御部304aは、読み出すデータを第1データから第2データへ切り替える際に、データ比較部304bの認識した第1及び第2アドレスに基づいて記憶部20からデータを読み出すアドレスを切り替えるようにすればよい。
【0107】
これにより、短時間で容易に切り替えを行うことができ、リアルタイム再生される音声が途切れることをより確実に防ぐことができる。
【0108】
また、通信装置1は、第1データ通信を行っているときに、第2データ通信が可能か否かを判定する通信状態判定部305と、この通信状態判定部305が第2データ通信可能と判定することにより第2データ通信を開始するとともに、再生制御部304aによって読み出すデータが第1データから第2データへ切り替えられた後に、第1データ通信を切断する通信制御部306とを備えることが望ましい。
【0109】
この構成では、第2データ通信が可能になると、第1データ通信から第2データ通信への切り替えを自動的に行うことができる。
【0110】
また、通信制御部306は、第1データ通信から第2データ通信への切替処理を行うか否かの条件が予め登録された切替条件情報に基づいて、第2データ通信の開始、及び第1データ通信の切断を含む切替処理を行うか否かを決定することが望ましい。
【0111】
この構成では、所定の条件を満たした場合にのみ切り替えを自動的に行うことができるようになる。
【0112】
また、通信状態判定部305は、さらに、第2データ通信を行っているときに、第2データ通信の続行が困難か否かを判定し、通信制御部306は、さらに、通信状態判定部305が第2データ通信続行困難と判定することにより第1データ通信を開始するとともに、再生制御部304aによって読み出すデータが第2データから第1データへ切り替えられた後に、第2データ通信を切断することが望ましい。
【0113】
この構成では、第2データ通信の続行が困難になると、第2データ通信から第1データ通信への切り替えを自動的に行うことができる。
【0114】
また、通信装置1は、第1通信部101又は第2通信部102で受信したデータを記憶部20に記憶させる前に解凍するためのコーデックを複数種類有し、第1データ通信又は第2データ通信を行う際に、そのデータ通信に適したコーデックを複数種類のコーデックの中から選択し、利用するコーデックとして設定するコーデック部302を備えることが望ましい。
【0115】
この構成では、データ通信の切り替えを行った後においても、雑音の少ないクリアな音声の再生が可能になる。
【0116】
なお、本実施形態において通信装置1を制御する通信制御方法は、第1及び第2通信路によって同一内容のデータを並行して受信しつつ、第1通信路で受信した第1データと、第2通信路で受信した第2データとを記憶部20に記憶させる処理と、記憶部20に記憶されているデータを読み出して再生する処理と、記憶部20に記憶されている第1及び第2データを比較することにより、互いの対応関係をデータ比較部304bが認識する処理と、データ比較部304bの認識結果に基づいて、データの連続性が保てるように、再生のために読み出すデータを第1及び第2データの一方から他方へ再生制御部304aが切り替える処理とを含むことになる。
【0117】
また、この通信制御方法をコンピュータに実行させることにより制御部30を実現してもよく、そのためには、上記の各処理をコンピュータに実行させる通信制御プログラムを用いればよい。
【0118】
なお、本実施形態では、第1通信路として、携帯電話通信網のみを利用した通信路を示し、第2通信路として、携帯電話通信網、インターネット、及び無線LANを利用した通信路を示したが、本発明で利用する通信路は、これらの通信路に限定されず、例えば、一方又は両方の通信路が有線による通信路であってもよい。
【0119】
また、本実施形態では、2つの通信路の間で切り替えを行う場合について説明したが、3つ以上の通信路の間で切り替えを行うようにしてもよい。
【0120】
以上のように、本発明の通信装置は、上記の通信装置において、前記データ比較部が、前記第1及び第2データの対応関係として、前記第1及び第2データの互いに同一の部分がそれぞれ記憶されている前記記憶部の第1及び第2アドレスを認識し、前記再生制御部が、読み出すデータを第1データから第2データへ切り替える際に、前記データ比較部の認識した第1及び第2アドレスに基づいて前記記憶部からデータを読み出すアドレスを切り替えるようにしてもよい。
【0121】
上記の構成では、記憶部に記憶した第1データと第2データを比較することにより、それぞれのデータの同一部分が記憶されているアドレスである第1アドレス及び第2アドレスを認識し、再生のためにデータを読み出す際に、第1及び第2アドレスに基づいてデータを読み出すアドレスを切り替える。
【0122】
具体的には、例えば、受信した第1データと第2データとを、それぞれ記憶部の別々の領域において、再生順序と、記憶されるアドレスの順序とが一致するように記憶しておき、第1データを読み出しつつリアルタイム再生を行い、上記認識した第1アドレスを読み出す際に、第1アドレスを読み出さずに第2アドレスを読み出し、以降、第2データを順に読み出していくようにすればよい。
【0123】
これにより、短時間で容易に切り替えを行うことができ、リアルタイム再生される音声や映像が途切れることをより確実に防ぐことができる。
【0124】
【発明の効果】
以上のように、本発明の通信装置は、第1及び第2通信部と、第1通信部により受信した第1データと、第2通信部により受信した第2データとを記憶部に記憶させる記憶制御部と、記憶部に記憶されているデータを読み出して再生する再生部とを備え、再生部は、第1及び第2通信部によって同一内容のデータを並行して受信しているときに、記憶部に記憶されている第1及び第2データを比較することにより互いの対応関係を認識するデータ比較部と、データ比較部の認識結果に基づいて、データの連続性が保てるように、読み出すデータを第1及び第2データの一方から他方へ切り替える再生制御部と、前記第1データ通信を行っているときに、前記第2データ通信が可能か否かを判定する通信状態判定部と、前記通信状態判定部が第2データ通信可能と判定することにより前記第2データ通信を開始するとともに、前記再生制御部によって読み出すデータが第1データから第2データへ切り替えられた後に、前記第1データ通信を切断する通信制御部とを備える構成である。
【0125】
本発明の通信装置は、第1及び第2通信部と、第1通信部により受信した第1データと、第2通信部により受信した第2データとを記憶部に記憶させる記憶制御部と、記憶部に記憶されているデータを読み出して再生する再生部とを備え、再生部は、第1及び第2通信部によって同一内容のデータを並行して受信しているときに、記憶部に記憶されている第1及び第2データを比較することにより互いの対応関係を認識するデータ比較部と、データ比較部の認識結果に基づいて、データの連続性が保てるように、読み出すデータを第1及び第2データの一方から他方へ切り替える再生制御部と、前記第1通信部又は第2通信部により受信したデータを前記記憶部に記憶させる前に解凍するためのコーデックを複数種類有し、前記第1データ通信又は第2データ通信を行う際に、そのデータ通信に適したコーデックを前記複数種類のコーデックの中から選択し、利用するコーデックとして設定するコーデック部とを備える構成である
【0126】
上記の構成では、通信路の切り替えを行う際に、一時的に第1通信路と第2通信路とにおいて同一内容のデータを並行して受信し、上述したデータ読み出しの切り替えの処理を行うことにより、リアルタイム再生される音声や映像が途切れることを防ぐことができる。
【0127】
また、上記の構成では、受信するデータに対して加工を施す必要がなく、データ量が増大するおそれがない。したがって、データの伝送効率の低下を防ぐことができる
【0128】
本発明の通信制御方法は、第1及び第2通信路によって同一内容のデータを並行して受信しつつ、第1通信路により受信した第1データと、第2通信路により受信した第2データとを記憶部に記憶させる処理と、記憶部に記憶されているデータを読み出して再生する処理と、記憶部に記憶されている第1及び第2データを比較することにより、互いの対応関係をデータ比較部が認識する処理と、データ比較部の認識結果に基づいて、データの連続性が保てるように、再生のために読み出すデータを第1及び第2データの一方から他方へ再生制御部が切り替える処理と、前記第1通信路を利用した第1データ通信を行っているときに、前記第2通信路を利用した第2データ通信が可能か否かを通信状態判定部が判定する処理と、前記通信状態判定部が第2データ通信可能と判定することにより前記第2データ通信を開始するとともに、前記再生制御部によって読み出すデータが第1データから第2データへ切り替えられた後に、前記第1データ通信を切断する処理とを含む方法である。
【0129】
本発明の通信制御方法は、第1及び第2通信路によって同一内容のデータを並行して受信しつつ、前記第1通信路により受信した第1データと、前記第2通信路により受信した第2データとを記憶部に記憶させる処理と、前記記憶部に記憶されているデータを読み出して再生する処理と、前記記憶部に記憶されている第1及び第2データを比較することにより、互いの対応関係をデータ比較部が認識する処理と、前記データ比較部の認識結果に基づいて、データの連続性が保てるように、再生のために読み出すデータを第1及び第2データの一方から他方へ再生制御部が切り替える処理と、前記第1データ又は第2データを前記記憶部に記憶させる前に解凍するためのコーデックを複数種類有するコーデック部が、前記第1通信路を利用した第1データ通信又は前記第2通信路を利用した第2データ通信を行う際に、そのデータ通信に適したコーデックを前記複数種類のコーデックの中から選択し、利用するコーデックとして設定する処理とを含む方法である。
【0130】
上記の方法によっても、通信路の切り替えを行う際に、一時的に第1通信路と第2通信路とにおいて同一内容のデータを並行して受信し、上述したデータ読み出しの切り替えの処理を行うことにより、リアルタイム再生される音声や映像が途切れることを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の一形態に係る通信装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1の通信装置による通信の一形態を説明するための図面である。
【図3】 図1の通信装置による通信の他の形態を説明するための図面である。
【図4】 図1の通信装置によって受信したデータが、通信装置の記憶部に記憶されている状態を示す図面である。
【図5】 図1の通信装置における、第1データ通信から第2データ通信への切り替え処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 通信装置
1A 通信装置
1B 通信装置
10 通信部
20 記憶部
30 制御部
40 スピーカ
50 マイクロフォン
61 基地局
62 アクセスポイント
63 インターネット
101 第1通信部
102 第2通信部
201 第1記憶領域
202 第2記憶領域
301 圧縮/解凍部
301 記憶制御部
302 コーデック部
303 記憶制御部
304 再生部
304a 再生制御部
304b データ比較部
305 通信状態判定部
306 通信制御部

Claims (8)

  1. 少なくとも2つの通信路を利用したデータ通信が可能な通信装置において、
    第1通信路を利用した第1データ通信を行う第1通信部と、
    第2通信路を利用した第2データ通信を行う第2通信部と、
    前記第1通信部により受信した第1データと、前記第2通信部により受信した第2データとを記憶部に記憶させる記憶制御部と、
    前記記憶部に記憶されているデータを読み出して再生する再生部とを備え、
    前記再生部は、
    前記第1及び第2通信部によって同一内容のデータを並行して受信しているときに、前記記憶部に記憶されている第1及び第2データを比較することにより互いの対応関係を認識するデータ比較部と、
    前記データ比較部の認識結果に基づいて、データの連続性が保てるように、読み出すデータを第1及び第2データの一方から他方へ切り替える再生制御部と
    前記第1データ通信を行っているときに、前記第2データ通信が可能か否かを判定する通信状態判定部と、
    前記通信状態判定部が第2データ通信可能と判定することにより前記第2データ通信を開始するとともに、前記再生制御部によって読み出すデータが第1データから第2データへ切り替えられた後に、前記第1データ通信を切断する通信制御部とを備えることを特徴とする通信装置。
  2. 前記通信制御部は、前記第1データ通信から第2データ通信への切替処理を行うか否かの条件が予め登録された切替条件情報に基づいて、前記第2データ通信の開始、及び前記第1データ通信の切断を含む切替処理を行うか否かを決定することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記通信状態判定部は、さらに、前記第2データ通信を行っているときに、前記第2データ通信の続行が困難か否かを判定し、
    前記通信制御部は、さらに、前記通信状態判定部が第2データ通信続行困難と判定することにより前記第1データ通信を開始するとともに、前記再生制御部によって読み出すデータが第2データから第1データへ切り替えられた後に、前記第2データ通信を切断することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  4. 少なくとも2つの通信路を利用したデータ通信が可能な通信装置において、
    第1通信路を利用した第1データ通信を行う第1通信部と、
    第2通信路を利用した第2データ通信を行う第2通信部と、
    前記第1通信部により受信した第1データと、前記第2通信部により受信した第2データとを記憶部に記憶させる記憶制御部と、
    前記記憶部に記憶されているデータを読み出して再生する再生部とを備え、
    前記再生部は、
    前記第1及び第2通信部によって同一内容のデータを並行して受信しているときに、前記記憶部に記憶されている第1及び第2データを比較することにより互いの対応関係を認識するデータ比較部と、
    前記データ比較部の認識結果に基づいて、データの連続性が保てるように、読み出すデータを第1及び第2データの一方から他方へ切り替える再生制御部と、
    前記第1通信部又は第2通信部により受信したデータを前記記憶部に記憶させる前に解凍するためのコーデックを複数種類有し、前記第1データ通信又は第2データ通信を行う 際に、そのデータ通信に適したコーデックを前記複数種類のコーデックの中から選択し、利用するコーデックとして設定するコーデック部とを備えることを特徴とする通信装置。
  5. 少なくとも2つの通信路を利用したデータ通信が可能な通信装置の通信制御方法において、
    第1及び第2通信路によって同一内容のデータを並行して受信しつつ、前記第1通信路により受信した第1データと、前記第2通信路により受信した第2データとを記憶部に記憶させる処理と、
    前記記憶部に記憶されているデータを読み出して再生する処理と、
    前記記憶部に記憶されている第1及び第2データを比較することにより、互いの対応関係をデータ比較部が認識する処理と、
    前記データ比較部の認識結果に基づいて、データの連続性が保てるように、再生のために読み出すデータを第1及び第2データの一方から他方へ再生制御部が切り替える処理と、
    前記第1通信路を利用した第1データ通信を行っているときに、前記第2通信路を利用した第2データ通信が可能か否かを通信状態判定部が判定する処理と、
    前記通信状態判定部が第2データ通信可能と判定することにより前記第2データ通信を開始するとともに、前記再生制御部によって読み出すデータが第1データから第2データへ切り替えられた後に、前記第1データ通信を切断する処理とを含むことを特徴とする通信制御方法。
  6. 少なくとも2つの通信路を利用したデータ通信が可能な通信装置の通信制御方法において、
    第1及び第2通信路によって同一内容のデータを並行して受信しつつ、前記第1通信路により受信した第1データと、前記第2通信路により受信した第2データとを記憶部に記憶させる処理と、
    前記記憶部に記憶されているデータを読み出して再生する処理と、
    前記記憶部に記憶されている第1及び第2データを比較することにより、互いの対応関係をデータ比較部が認識する処理と、
    前記データ比較部の認識結果に基づいて、データの連続性が保てるように、再生のために読み出すデータを第1及び第2データの一方から他方へ再生制御部が切り替える処理と、
    前記第1データ又は第2データを前記記憶部に記憶させる前に解凍するためのコーデックを複数種類有するコーデック部が、前記第1通信路を利用した第1データ通信又は前記第2通信路を利用した第2データ通信を行う際に、そのデータ通信に適したコーデックを前記複数種類のコーデックの中から選択し、利用するコーデックとして設定する処理とを含むことを特徴とする通信制御方法。
  7. 請求項5または6に記載の通信制御方法をコンピュータに実行させるための通信制御プログラムであって、前記各処理をコンピュータに実行させることを特徴とする通信制御プログラム。
  8. 請求項7に記載の通信制御プログラムを記録していることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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