JP4476102B2 - 吸収性物品の表面シート - Google Patents

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Description

本発明は、吸収性物品の表面シート及びそれを用いた吸収性物品に関する。
パンティライナーや生理用ナプキン等の吸収性物品の表面シートとして、レーヨン、コットンなどの親水性繊維を水流交絡した不織布(スパンレース不織布)がしばしば用いられている。このようなスパンレース不織布は、製法上、繊維がきつく締まると共に繊維間の水素結合を生じることにより、紙のようなパリパリ感が生じ易いという欠点がある。特に、単層のスパンレース不織布の場合、液を吸って濡れても表面破壊を起こさないような強度が必要とされることから、親水性繊維よりなる高坪量のウエブを形成し、そのウエブの繊維を強い水流で交絡させるため、シートが固く、ざらついた感触となり易い。
特許文献1には、柔軟性や滑らかさのために、溶融押出前の原料中に柔軟剤を配合して製造したスパンボンド不織布層を、吸収性物品の外面に位置させて用いることが記載されている。
特開2003−220660号公報
しかし、繊維原料中に柔軟化剤を配合した場合には、柔軟化剤の配合により、強度の低下や柔軟化剤による変色等の問題を生じやすい。
従って、本発明は、従来技術の前記問題点を解消し、柔軟性に優れた吸収性物品の表面シート及び肌当接面が柔軟で肌触りに優れた吸収性物品を提供することを目的とする。
本発明は、柔軟化剤を塗布したスパンレース不織布からなる、吸収性物品の表面シートを提供するものである。
また、本発明は、着用時に着用者の肌に当接させて用いられる吸収性物品であって、着用者の肌に当接される面が、前記の吸収性物品の表面シートにより形成されている吸収性物品を提供するものである。
本発明の吸収性物品の表面シートによれば、充分な強度を有し且つ柔軟性に優れた表面シートを提供することができる。
本発明の吸収性物品によれば、肌当接面が柔軟で肌触りに優れた吸収性物品を提供することができる。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。 図1に示すパンティライナー20は、本発明の吸収性物品の一実施形態であり、液透過性の表面シート1、液不透過性の裏面シート30及び両シート間に介在された液保持性の吸収体40とを具備する。そして、裏面シート30の外面側には、粘着剤等のずれ止め剤、及び該ズレ止め剤を使用時まで被覆保護する剥離シート(何れも図示を省略)がこの順に設けられている。
パンティライナー20の表面シート1は、本発明の吸収性物品の表面シートの一実施形態であり、図2に示すように、単層のスパンレース不織布10からなり、その不織布の形態が、主として構成繊維の交絡により維持されている。
そして、スパンレース不織布10には、柔軟化剤が塗布されている。
柔軟化剤は、スパンレース不織布10の厚さ方向の全体に行き渡るように塗布されていても良いが、着用者の肌側に向けられる面側(以下、肌当接面側という)又は着用者の肌側に向けられる面とは反対側の面側(以下、非肌当接面側という)に塗布部分が偏在していることが好ましい。
柔軟化剤を肌当接面側又は非肌当接面側の何れに偏在させた場合においても、表面シートの柔軟性を向上させることができるが、柔軟化剤が主として非肌当接面側に塗布されている場合には、柔軟化剤自身の親水性が低い場合に、肌当接面側からの液の吸い込み性の低下を防止できる。
反対に、柔軟化剤が主として肌当接面側に塗布されている場合には、肌当接面の滑らかさを向上させることができ、特に厚みのある表面シートの場合、例えば坪量が35〜100g/m2程度の場合であっても、表面の滑らかさを向上させることができるという利点がある。
本実施形態の表面シート1においては、図2に示すように、非肌当接面から所定の深さまでの部位Bに柔軟化剤が塗布されており、肌当接面側の表面近傍には、柔軟化剤が塗布されていない。尚、柔軟化剤が主として肌当接面側に塗布されている典型的な形態としては、肌当接面から所定の深さまでの部位(例えば図2中の部位A)に柔軟化剤を塗布し、非肌当接面側の表面近傍には柔軟化剤が存在しない形態を挙げることができる。
柔軟化剤を不織布の何れかの面側に偏在させる場合、スパンレース不織布の厚みは0.25mm以上、特に0.3〜1.5mmであることが、柔軟化剤を適度に浸透させ、且つ一部に未処理層を残すので好ましい。
本発明で用いる柔軟化剤は、スパンレース不織布の繊維の交絡点で、繊維同士を滑りやすくできるものであり、αオレフィンスルホン酸塩、アクリル酸塩/アクリルアミド共重合物、エステルアミド、エステルアミドの塩、パラフィンワックス等各種ワックス、各種植物オイル、各種鉱物オイル、ポリエチレングリコール、水溶性ポリエステル樹脂、シリコーンオイル、各種シリコーン誘導物等を用いることができる。
これらのなかでも、柔軟性の向上効果に特に優れていること、及び柔軟化剤を水溶液又は水系エマルジョンとして供給でき加工性に優れていること等から、シリコーン系の柔軟剤が特に好ましい。シリコーン系の柔軟化剤としては、シリコーンオイル、ポリエーテル変性シリコーン、アミドポリエーテル変性シリコーン、アミノポリエーテル変性シリコーン、オキサゾリン変性シリコーン等を用いることができ、これらの中でも、水系分散液としての自己分散性に優れる点でポリエーテル変性シリコーン、アミドポリエーテル変性シリコーン、アミノポリエーテル変性シリコーン、オキサゾリン変性シリコーンが好ましい。柔軟化剤は、一種を単独で又は二種以上を組み合わせて用いることができる。
本発明の表面シートは、透液性の阻害を防止しつつ柔軟性を向上させる観点から、柔軟化剤がパターン塗工されていることが好ましい。
図4は、柔軟化剤のパターン塗工の例を示す図であり、柔軟化剤の塗布部11を斜線を付して示してある。
図4(a)は、柔軟化剤をドットパターンで塗工した例であり、不織布製造時の機械方向(MD)及びその直交方向(CD)の両方向おいて不連続に柔軟化剤の塗布部11が形 成されている。尚、個々のドットの形状は、円形の他、楕円形、三角形、長方形、菱形等、任意の形状とすることができる。
図4(b)は、MD方向に不連続、CD方向に連続のストライプ状のパターンで塗工した例である。図4(c)は、MD方向に連続、CD方向に不連続のストライプ状のパターンで塗工した例である。ストライプの両端は、表面シートの端部まで達しても良いし達しないようにしても良い。
図4(d)は、格子パターンで塗工した例であり、MD方向に延びる帯状の塗布部とCD方向に延びる帯状の塗布部とが格子状に交差している。
柔軟化剤をパターン塗工する場合、柔軟化剤の塗布部11と非塗布部12の面積の割合は、下記式(1)で示される塗布部面積率が20〜80%、特に30〜60%であることが、優れた透液性と高い柔軟性とを両立させる観点から好ましい。
塗布部面積率(%)=塗布部11の面積/表面材全面積 ×100・・・(1)
柔軟化剤が、表面シートの全面に一様のパターンでパターン塗工されていない場合、塗布部面積率を測定するためのサンプルは、吸収性物品における、着用者の排泄部に対向配置される部位から長さ50mm×幅30mmの寸法のサンプルを採取する。
尚、パターン塗工される場合、塗布された柔軟化材は、肌当接面側又は非肌当接面側に偏在していても良いが、何れかに偏在していなくとも好適に使用可能である。
また、本発明の表面シートは、透液性の阻害を防止しつつ柔軟性を向上させる観点から、柔軟化剤が不規則に塗工(非パターン塗工)されていても好ましい。
特に表面シートの両面又は片面に、柔軟化剤が高濃度で塗布された部分と該柔軟化材が低濃度で塗布された部分とが混在していることが好ましい。ここでいう「高低」とは、一方を他方と比較した高低であり、相対的なものである。
特に好ましい形態は、柔軟化剤が高濃度で塗布されている高濃度部分と、前記高濃度部分より低濃度で塗布されている低濃度部分と、柔軟化剤が殆ど塗布されていない部分とが、モザイク状に入り混じって分布しているものである。
このように、様々な塗工濃度で、さまざまな大きさの部分がモザイク状に混在していると、柔軟な部分(塗工濃度が多い部分)の柔らかさがシート全体に及びやすく、且つ液を吸収し易い部分(柔軟剤があまり分布していない部分)が全体に分布している為、吸液と柔軟効果が両立して特に良好である。
柔軟剤の塗工方法は、通常行われるディッピングや、グラビア塗工、フレキソ塗工など幅広く利用することが可能であるが、予め規定量の液をロールで掻き揚げて不織布に片面から転着し、絞りの工程が入らないキスコート方式が適当なムラを発生させることができ最も好ましい。この場合、ロールパターンはフラットロールで行うほうがランダムなモザイク模様を形成でき有利である。
何れの場合も、効果の本質は平面的に不均一な柔軟化剤濃度分布にあり、塗工が裏面からでも表面からでも、厚み方向に均一に塗られていても未塗工層があっても構わない。また、塗布部分は肌当接面側と非肌当接面側とで偏在していなくとも好適に使用可能である。
柔軟化剤は、表面シート重量当たり0.03%〜3%、特に0.1%〜0.5%塗布されていることが、感触向上を知覚するのに十分な付着量であり、且つ低コストの観点から好ましい。
柔軟化剤の塗布量は、以下のようにして測定することができる。
(1)工程管理上は、生産するスパンレース不織布の単位面積当りの重量(坪量、g/m2)と生産速度、用いる薬液の濃度がわかれば、単位時間当りの薬液消費量から付着量を計算する事が可能である。
(2)製品(シート)上は、適用している柔軟剤の種類がわかれば、塗布量及び塗布状態の分析が可能である。例えば、シリコーン系の柔軟剤の場合、シートのSi蛍光X線分析によって、付着量と付着状態を測定できる。あるいは適当な溶媒抽出の上NMR分析する事によって、単位面積当りの平均付着量を決定する事ができる。
柔軟化剤の前記塗布量は、柔軟化剤がパターン塗工(不規則なモザイクパターンも含む)されている場合、平均的な塗工量は適当な溶剤抽出によるNMR分析などによる単位面積当りの平均濃度で、また付着量分布は、例えば蛍光X線分析によるSi-イメージングなどによって知る事ができる。
本発明の表面シートは、例えば、スパンレース不織布の製造工程において、繊維ウエブをスパンレースにより不織布化した後、柔軟化剤を塗布し、次いで乾燥することにより製造することができる。
図3は、本発明に係る表面シートの製造方法及び製造装置の好ましい例を示したものであり、この方法(装置)においては、カード機により製造したコットン繊維からなる繊維ウエブ10’に対して、サクションドラム2Aのネット上において高圧のジェット水流Wを、その片面側から作用させ、次いでサクションドラム2Bのネット上において高圧のジェット水流Wを反対側の面から作用させ、これにより得られた湿潤状態の不織布10を、ロール3,3間に挿通して圧搾することにより適当に脱水した後、その不織布10の片面に対してロールコート方式の塗工設備により、柔軟化剤を水溶液又は水系エマルジョン4として塗布している。そして、柔軟化剤が塗布された不織布を、公知の乾燥設備6で乾燥することにより、本発明に係る表面シートが得られる。
図3に示す方法(装置)においては、キスコート方式の塗工設備を用いており、単一のロール5により柔軟化剤を含む水溶液又は水系エマルジョン4を、不織布10に塗布している。本発明の表面シートは、その構成を実現し得る限り、その製造方法は何ら制限されるものではなく、例えば、キスコート方式の塗工設備に代えて、グラビアコート又はフレキソ方式等の塗工設備を用い、不織布10の厚み方向の全体に柔軟化剤が塗工された表面シートを得ることもできる。また、塗工設備の不織布に接触させる部材(上記のロール5等)の表面に所定パターンの凹凸を付与することにより、柔軟化剤のパターン塗工を実現できる。柔軟化剤の塗工方法は、スプレー塗工等であっても良い。
スパンレース不織布の構成繊維としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)繊維、ポリプロピレン(PP)繊維等の疎水性の単繊維からなるステープル、PP/ポリエチレングリコール(PEG)、PET/PEG等の分割繊維、レーヨンやキュプラ等の再生セルロース繊維、シルクやコットン等の天然繊維等を挙げることができるが、本質的に親水性の繊維、特にコットン及び/又はレーヨンを主体としている場合に本発明の効果が一層顕著である。
スパンレース不織布の構成繊維が、コットン及び/又はレーヨンを主体としている場合には、該不織布の強度を向上させたり、嵩(厚み)を高めたりする目的で、疎水性の合成繊維、例えばPET繊維、PP繊維、PET/ポリエチレン(PE)複合繊維等を、少量配合させてもよい。この目的に鑑みると、疎水性の合成繊維の配合量は、構成繊維全体の重量に対して2〜20重量%程度であることが好ましい。この場合、コットン及び/又はレーヨンの配合量は構成繊維全体の重量に対して80〜98重量%であることが好ましい。疎水性の合成繊維は、これを親水化処理して用いることが更に好ましい。
柔軟化された表面シートは、(吸収性物品としての構成にも依存するが、スパンレースとして単独で十分な強度のある30g/m2以上のシートの場合)そのバルクソフトネスが1.9〜29.4cNであることが好ましく、3.8〜14.7cNであることがより好ましい。特に、スパンレース不織布の構成繊維が、コットン又はレーヨンである場合、そのバルクソフトネスが2.9〜19.6cNであることが好ましく、4.9〜14.7cNであることがより好ましい。
ここで、バルクソフトネスは、以下のようにして測定することができる。
<バルクソフトネスの測定>
柔軟化された表面シートから、巻きだし方向(MD方向)に150mm×幅方向(CD方向)に30mmの矩形状のサンプルを5枚切り出す。各サンプルを、その長さ方向が周方向となるようにして、長さ方向両端を5mm重ねて、直径45mmの円筒を作り、両端の重ねた部分の上端(円筒軸方向の上端)及び下端の2箇所をステープル〔例えばマックス(株)製No. 10−1Mの針〕を用いて止着して、円筒形状の測定サンプルを得る。尚、針の向きは周方向と平行とする。
得られた測定サンプル(初期サンプル幅;30mm)を、テンシロン圧縮試験機(株式会社オリエンテック社製,「RTA−100」)にセットし、直径70mm以上の円形圧縮プレートにより、円筒の軸方向(サンプルの幅方向)に、10mm/分の圧縮速度で圧縮したときに示す最大荷重を測定する。5サンプルについて同様の測定を行い、それらの平均値をとる。
本発明は、前記実施形態に制限されず、本発明の趣旨に逸脱しない範囲において種々変更が可能である。
例えば、本発明における吸収性物品は、パンティライナー以外の吸収性物品であっても良く、着用時に着用者の肌に当接させて用いられる吸収性物品の他の例としては、生理用ナプキン、使い捨ておむつ、失禁パッド、母乳吸収パッド等を挙げることができる。
尚、本発明の吸収性物品の構成材料は、表面シートを除き、特に制限されるものではなく、例えば、上述したパンティライナー20における吸収体及び裏面シートそれぞれの構成材料としては、この種の物品において従来用いられているものを用いることができる。例えば、吸収体としては、パルプ繊維や熱可塑性繊維からなる繊維集合体(繊維ウエブ、不織布等)又はそれに吸水性ポリマーを層状若しくは分散状態に保持させたもの等を用いることができ、裏面シートとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ酢酸ビニル、ポリエステル等の熱可塑性樹脂のフィルムや、撥水性のスパンボンド不織、スパンボンド−メルトブロー−スパンボンドの多層構造の不織布等を用いることができる。
尚、本願では柔軟化剤の効果をスパンレース不織布に効果的に適用する発明として内容を開示した。
一層柔軟にするために、スパンレース直後、又はスパンレース後であり乾燥直後にカレンダーロールを追加し、揉み込み処理を加えてもよい。
図1は、本発明の吸収性物品の一実施形態としてのパンティライナーを示す斜視図であり、そのパンティライナーの表面シートは、本発明の吸収性物品の表面シートの一実施形態である。 図2は、図1のパンティライナーの表面シートの断面構造を拡大して示す模式断面図である。 図3は、本発明に係る表面シートの製造装置及び製造方法の一例を示す図である。 図4は、柔軟化剤をパターン塗工する場合の塗工パターンの例を示す図で、図4(a)は、柔軟化剤をドットパターンで塗工した例、図4(b)及び図4(c)はストライプ状のパターンで塗工した例、図4(d)は、格子状パターンで塗工した例を示している。
符号の説明
1 表面シート
10 スパンレース不織布
11 柔軟化剤の塗布部
12 柔軟化剤の非塗布部
20 パンティライナー(吸収性物品)

Claims (7)

  1. シリコーン系の柔軟化剤が高濃度で塗布されている高濃度部分と、高濃度部分より低濃度で柔軟化剤が塗布されている低濃度部分と、柔軟化剤が殆ど塗布されていない部分とが、モザイク状に入り混じって分布するように、柔軟化剤を不規則に非パターン塗布したスパンレース不織布からなり、
    柔軟化剤が湿潤状態のスパンレース不織布に塗布されることで、前記の各部分がモザイク状に入り混じって分布しており、
    柔軟化剤が表面シート重量当たり0.03%〜3%塗布されている、吸収性物品の表面シート。
  2. 前記柔軟化剤が、主として、着用者の肌側に向けられる面とは反対側の面側に塗布されている請求項1記載の吸収性物品の表面シート。
  3. 前記柔軟化剤が、主として、着用者の肌側に向けられる面側に塗布されている請求項1記載の吸収性物品の表面シート。
  4. 着用者の肌側に向けられる面とは反対側の面側にのみ前記柔軟化剤が塗布されて形成されたものである請求項記載の吸収性物品の表面シート。
  5. 前記スパンレース不織布の構成繊維が、コットン及び/又はレーヨンを主体としている請求項1〜の何れかに記載の吸収性物品の表面シート。
  6. 前記シリコーン系の柔軟化剤が、ポリエーテル変性シリコーン、アミドポリエーテル変性シリコーン、アミノポリエーテル変性シリコーン、オキサゾリン変性シリコーン又はこれらの混合物である請求項記載の吸収性物品の表面シート。
  7. 着用時に着用者の肌に当接させて用いられる吸収性物品であって、着用者の肌に当接される面が、請求項1記載の吸収性物品の表面シートにより形成されている吸収性物品。
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