JP4475421B2 - マイクロミラー、及び、マイクロミラーデバイス - Google Patents

マイクロミラー、及び、マイクロミラーデバイス Download PDF

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Description

この発明は、近接する各電極間に静電引力を発生させてミラーを微少に傾けるマイクロミラーに関する。またこのようなマイクロミラーを備えたマイクロミラーデバイスに関する。
近年、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術の発展に伴って様々なマイクロデバイスが開発されて実用に供されている。このようなマイクロデバイスの一つに例えばマイクロミラーが挙げられる。マイクロミラーは例えば光スキャナとして利用され、バーコードリーダやレーザプリンタ等の種々の機器に実装されている。例えば下記特許文献1にはマイクロミラーの幾つかの形態が示されている。この文献に示されているマイクロミラーは電極間で発生する静電引力を用いてミラーを微少に傾ける所謂静電駆動タイプである。
特開平11−52278号公報
例えば上記特許文献1の第1の実施形態(以下、「従来実施形態1」と略記する。当文献の他の実施形態についても同様に略記する)には、ミラーの両端に電極(可動電極)を設置し且つそれらの端部の各々において固定電極を近接配置したものが示されている。従来実施形態1によると、二つの固定電極がミラー(換言すると可動電極)よりも僅かに上方に位置するよう配置されている。
従来実施形態1においてミラーを傾けるときには、先ず、当該ミラーの一端に設置された可動電極にだけ電圧を印加する。このときその可動電極とそれに近接配置された固定電極の表面に互いに逆極性の電荷が蓄積される。これにより、これらの電極間に静電引力が発生する。このため可動電極が固定電極に引き寄せられてミラーが傾く。もう一端の可動電極に電圧を印加した場合、ミラーは上記とは逆方向に傾く。電圧を印加する可動電極を交互に切り替えることによりミラーは揺動する。
また従来実施形態5には、ミラーの一端側の固定電極が当該ミラーよりも僅かに上方に位置するよう配置され、もう一端側の固定電極がミラーよりも僅かに下方に位置するよう配置されたマイクロミラーが示されている。
従来実施形態5によると、両端側の固定電極に同時に電圧を印加させることにより、各電極間においてミラーを同じ方向に回転させようと作用する静電引力が発生する。従って、従来実施形態1のマイクロミラーと比較して二倍の静電引力に基づいた駆動力が得られる。
また従来実施形態6には、ミラーの両端側においてその上下に固定電極が配置されたマイクロミラーが示されている。従来実施形態6によると従来実施形態5と同様の電圧印加により、従来実施形態1のマイクロミラーと比較して二倍の静電引力に基づいた駆動力でミラーを傾かせることができる。また更に、正転及び逆転の両方向にミラーが回転するよう静電引力を発生させることもできる。このため従来実施形態6のマイクロミラーではミラーの傾き角を大きく確保することもできる。
従来実施形態6は、ミラーの傾き角確保及びミラーを動かす駆動力の確保の両方の観点から好適な実施形態であると言える。
マイクロミラーに関し、ミラーの傾き角確保及びミラーを動かす駆動力の確保の要求は恒常的に存在する。ここで、従来実施形態1のマイクロミラーでは正転及び逆転の両方向にミラーが傾くよう静電引力を発生させることができる。このため傾き角の確保は十分に達成される。
ところがミラー傾き時においてその一端側でしか静電引力を発生させることができない。従って大きな駆動力を発生させることができない。更に付け加えるとミラーの一端側でしか静電引力を発生させることができないため、マイクロミラーの構造体(特にトーションバー)にアンバランスな負荷が掛かる。このような負荷は上記構造体に対して本来意図しない方向に歪ませるよう作用する。これは、上記構造体の耐久性を低下させ得る。また上記負荷はエネルギーを損失させる要因であるため、静電引力からミラーの回転運動への変換効率を低減させ得る。
一方、従来実施形態5のマイクロミラーではミラーの両端側において当該ミラーを同じ方向に傾かせようと作用する静電引力が発生する。このため駆動力の確保は十分に達成される。またトーションバーを挟んで両端側で対称性のある静電引力を発生させることができるため、静電引力発生時においてマイクロミラーの構造体(特にトーションバー)に対してアンバランスな負荷が掛からない(若しくは低減する)。すなわち上記構造体を本来意図しない方向に歪ませるような作用が低減する。この結果、上記構造体の耐久性が向上すると共にエネルギー損失も低減し得る。
ところが従来実施形態5のマイクロミラーでは静電引力によりミラーを正転(又は逆転)の一方向にしか回転させることができない。従って大きな傾き角を確保することができない。
上記実施形態に対して従来実施形態6のマイクロミラーでは傾き角及び駆動力確保の両要求を十分に満たしていると言える。しかし、可動電極に対して固定電極を上下に構成・配置する必要があるため、その構造が複雑化するというデメリットを有している。マイクロミラーにおいて構造が複雑化すると、その副次的影響として例えば歩留まりが低下したりリードタイムが増加したりして生産効率が低下する可能性がある。
そこで、本発明は上記の事情に鑑みて、構成を簡略化しつつもミラーの傾き角を十分に確保すると共にミラーを動かす駆動力も十分に確保することができるマイクロミラー、及び、そのようなマイクロミラーを備えたマイクロミラーデバイスを提供することを課題としている。
上記の課題を解決する本発明の一態様に係るマイクロミラーは、固定手段に揺動可能に支持されたミラーと、固定手段に固定され、ミラーの回転軸を挟んで対向して位置する第一及第二の固定電極群と、第一及第二の固定電極群のそれぞれに近接配置され、ミラーに対して相対的に固定された第一及第二の可動電極群とを備え、近接する各電極間に静電引力を発生させてミラーを微少に傾けるものである。このマイクロミラーは、第一の可動電極群の中の少なくとも一つをそれに近接した固定電極よりも上方に配置し、第一の可動電極群の残りの少なくとも一つをそれに近接した固定電極よりも下方に配置すると共に、第二の可動電極群の中の少なくとも一つをそれに近接した固定電極よりも上方に配置し、第二の可動電極群の残りの少なくとも一つをそれに近接した固定電極よりも下方に配置したことを特徴としたものである。
このような構成によれば電極の数を低減して(又は増加させることなく)構成の簡略化を実現しつつも、正転及び逆転方向にミラーが傾くよう静電引力を発生させることが可能となるため、当該ミラーの傾き角が十分に確保される。更には、ミラーの回転軸を挟んだ両側で同一方向に作用する静電引力を発生させることが可能となるため、ミラーを動かす駆動力も十分に確保可能である。
なお上記マイクロミラーは該上方に配置された可動電極、固定電極、該下方に配置された可動電極、固定電極をそれぞれ同一数備えたものであっても良い。この場合、正転及び逆転方向において傾き特性に対称性を持たせることが可能となる。
また上記マイクロミラーにおいて可動電極が該上方に配置され、それに近接する固定電極が該下方に配置されている場合、ミラーの回転軸を挟んで対向する位置において可動電極が該下方に配置され、それに近接する固定電極が該上方に配置され得る。
また上記マイクロミラーにおいて該上方に配置された可動及び固定電極のそれぞれの高さ位置を同一にしても良く、又、該下方に配置された可動及び固定電極のそれぞれの高さ位置を同一にしても良い。この場合、マイクロミラー全体の厚みを薄型化させることが可能となる。
また上記の課題を解決する本発明の別の態様に係るマイクロミラーは、固定手段に揺動可能に支持されたミラーと、固定手段に固定され、ミラーの回転軸を挟んで対向して位置する第一及第二の固定電極群と、第一及第二の固定電極群のそれぞれに近接配置され、ミラーに対して相対的に固定された第一及第二の可動電極群とを備え、近接する各電極間に静電引力を発生させてミラーを微少に傾けるものである。このマイクロミラーは、第一又は第二の可動電極群の少なくとも一方で、近接する固定電極よりも上方又は下方の何れかに位置する二系統の可動電極を混在させるよう配置したことを特徴としたものである。
このような構成によれば電極の数を低減して(又は増加させることなく)構成の簡略化を実現しつつも、正転及び逆転方向にミラーが傾くよう静電引力を発生させることが可能となるため、当該ミラーの傾き角が十分に確保される。更には、ミラーの回転軸を挟んだ両側で同一方向に作用する静電引力を発生させることが可能となるため、ミラーを動かす駆動力も十分に確保可能である。
また上記の課題を解決する本発明の一態様に係るマイクロミラーデバイスは、上記マイクロミラーと、マイクロミラーに駆動電圧を供給する駆動電圧供給手段とを備えたものである。このマイクロミラーデバイスにおいてミラーを正転方向に回転させるとき、駆動電圧供給手段が、第一の可動電極群及び固定電極群において第一の方向に静電引力を発生させると共に、第二の可動電極群及び固定電極群において該第一の方向と逆の第二の方向に静電引力を発生させるよう所定の電極間にのみ電圧を印加することを特徴とする。
また、上記マイクロミラーデバイスにおいてミラーを逆転方向に回転させるとき、駆動電圧供給手段により、第一の可動電極群及び固定電極群において該第二の方向に静電引力が発生すると共に、第二の可動電極群及び固定電極群において該第一の方向に静電引力が発生するよう該所定の電極間以外の各電極間に電圧が印加され得る。
本発明に係るマイクロミラー及びマイクロミラーデバイスによれば、構成の簡略化が実現されると共にミラーの傾き角及びミラーを動かす駆動力も十分に確保可能である。
以下、図面を参照して、本発明の実施例のマイクロミラーの構成及び作用について説明する。
図1は、本発明の第一の実施例のマイクロミラー100の構成を示した上面図である。図2(a)は図1のA’−A’断面を示した図である。図2(b)は図1のB’−B’断面を示した図である。マイクロミラー100は、例えばバーコードリーダやレーザプリンタ等の種々の機器に実装され得るものであり、そのような機器内部の支持基板(不図示)上に支持されている。なお説明の便宜上、各図にX、Y、Z軸を付す。
マイクロミラー100はミラー1、複数の可動櫛歯2a、2b、3a、3b、トーションバー4a、4b、ジンバル部5a、5bを有している。これらの構造体は周知の半導体プロセスにより例えば導電性を有した単一のシリコン基板を基に形成されている。つまり上記構造体は一体に形成されたものである。
なお図面において一部の可動櫛歯(及び後述する一部の固定櫛歯)を斜線で示しているがこれは説明の便宜上示されたものであり、形状やサイズ、色等を特徴付けるものではない。
ミラー1表面(XY平面上の面であり、以下、この面を「反射面」と記す)には金属膜が蒸着されており、被走査物上を走査するためのビームが入射される。上記反射面に入射されたビームは実質的に減衰されることなく所定の方向に反射される。この所定の方向すなわち上記反射面で反射されたビームの進行方向はミラー1の傾き角に依存して変化する。なお図1に示されるようにミラー1の反射面は矩形状であるが、他の形状(例えば円状や楕円状等)であってもその機能は十分に果たされる。
複数の可動櫛歯2a、2b、3a、3bはミラー1のY軸沿いの側面から突出するよう形成されている。可動櫛歯2aと3aはミラー1の回転軸Oを挟んで反対側に位置している。また可動櫛歯2bと3bも回転軸Oを挟んで反対側に位置している。なお回転軸Oは、ミラー1の各側面に平行な又は直交した仮想的な直線であり、当該ミラー1の中心を通る。
上記の可動櫛歯について説明を加える。これらの可動櫛歯は所定のピッチで配列されている。また各々の形状及びサイズが全て同一である。可動櫛歯を上述の如く構成した理由として、例えば正転方向にミラー1を回転させて傾けたときにおける傾き特性と、逆転方向にミラー1を回転させて傾けたときにおける傾き特性とを実質的に同一とすることが挙げられる。なおここでいう傾き特性とは、マイクロミラー100への印加電圧量とミラー1の傾き角との関係(具体的には式やグラフ等)で表される特性である。「傾き特性が正転及び逆転方向において同一」の場合、印加電圧の周波数及び振幅が一定であるという条件下において、非印加時のミラー1の位置(すなわち図1の状態)を基準として当該ミラー1が正転及び逆転の両方向に略対称に傾く。なお傾き特性の対称性を特に必要としない場合には、各可動櫛歯間のピッチ、各可動櫛歯の形状やサイズ等をそれぞれ異なるものにしても良い。
トーションバー4a、4bはY軸沿いに長手方向を有し、ミラー1のX軸沿いの側面であって、互いに異なる側面から突出するよう形成されている。またトーションバー4a、4bは回転軸Oを中心とした丸棒の形状を有している。またトーションバー4a、4bは力の作用を受けたときに比較的容易に捻れる。トーションバー4a、4bが捻れたとき、ミラー1はXZ平面において傾く。その傾き角はトーションバー4a、4bの捻れ量(又はトーションバー4a、4bが受けた外力)に依存する。トーションバー4a、4bの他端はそれぞれ、ジンバル部5a、5bと一体に繋がっている。
ジンバル部5a、5bはX軸沿いに長手方向を有し、上記支持基板上に支持されている。ジンバル部5a、5bはミラー1を挟んで対向するよう形成されている。ミラー1、トーションバー4a、及び、4bはこれらジンバル部5a、5bを介して支持基板に支持されている。
次にマイクロミラー100が有する他の構成について説明する。
マイクロミラー100は上述した構成に加えて更に、ジンバル部11、複数の固定櫛歯11a、11bを有している。これらの構造体も周知の半導体プロセスにより例えば導電性を有した単一のシリコン基板を基に一体形成されている。またジンバル部11、複数の固定櫛歯11a、11bは、ジンバル部5a、5b等を含む上記構造体と絶縁されている。また固定櫛歯11aと11bも互いに絶縁されている。ジンバル部11はY軸沿いに長手方向を有し、上記支持基板上に支持されている。複数の固定櫛歯11a、11bはジンバル部11のY軸沿いの側面から突出するよう形成されている。これらの固定櫛歯は、近接配置された可動櫛歯(すなわち可動櫛歯2a、2b)のピッチと同一のピッチで配列されている。また各々の形状及びサイズが全て同一である。また各固定櫛歯は上面図(すなわち図1)において各固定櫛歯間で単一の可動櫛歯を挟むよう(又は隣接する一対の可動櫛歯に挟まれるよう)配列されている。結果、最も近接する可動櫛歯と固定櫛歯のエアギャップの各々は全て実質的に同一となる。またミラー1が揺動した際の可動櫛歯と固定櫛歯の対向面積も全て実質的に同一となる。
なお固定櫛歯は、可動櫛歯の場合と同一の理由で上述の如く構成されている。従って傾き特性の対称性を特に必要としない場合には、各固定櫛歯間のピッチ、各固定櫛歯の形状やサイズ等をそれぞれ異なるものにしても良い。
またマイクロミラー100はジンバル部12、固定櫛歯12a、12bも有している。これらの構造体も周知の半導体プロセスにより例えば導電性を有した単一のシリコン基板を基に一体形成されている。またジンバル部12、固定櫛歯12a、12bは、ジンバル部5a、5b等を含む上記構造体と絶縁されている。また固定櫛歯12aと12bも互いに絶縁されている。ジンバル部12はY軸沿いに長手方向を有し、ミラー1を挟んでジンバル部11と対向するよう設置されている。またジンバル部11と同様に上記支持基板上に支持されている。複数の固定櫛歯12a、12bはジンバル部12のY軸沿いの側面から突出するよう形成されている。これらの固定櫛歯も可動櫛歯の場合と同一の理由によりピッチ、形状、サイズ、位置が設定されている。従ってここでも先と同様に、最も近接する可動櫛歯と固定櫛歯との各エアギャップ及びミラー1が揺動した際の可動櫛歯と固定櫛歯の各対向面積が全て実質的に同一となる。
ここで、可動櫛歯と固定櫛歯の位置関係について説明を加える。ここでは、この位置関係に基づいてマイクロミラー100を領域AとBに便宜上区別する。図2(a)に示されるように、領域Aではジンバル部11側の各固定櫛歯(すなわち各固定櫛歯11a)がそれらに近接する各可動櫛歯2aよりも上方に位置している。またジンバル部12側の各固定櫛歯(すなわち各固定櫛歯12a)がそれらに近接する各可動櫛歯3aよりも下方に位置している。
また図2(b)に示されるように、領域Bではジンバル部11側の各固定櫛歯(すなわち各固定櫛歯11b)がそれらに近接する各可動櫛歯2bよりも下方に位置している。またジンバル部12側の各固定櫛歯(すなわち各固定櫛歯12b)がそれらに近接する各可動櫛歯3bよりも上方に位置している。近接する各固定櫛歯と各可動櫛歯は、ミラー1が揺動していない状態の側面視(図2)において、互いが重なり合わないように配置されている。
マイクロミラー100では、各可動櫛歯2b、3a、各固定櫛歯11a、12b(図において斜線で示されていない櫛歯)が全て同一平面上(すなわち同一高さ位置)に形成されている。また各可動櫛歯2a、3b、各固定櫛歯11b、12a(図において斜線で示されている櫛歯)が全て同一平面上に形成されている。これにより、ミラー1、ジンバル部5a、5b、11、12を全て同一平面上に配置してマイクロミラー100全体の厚みを薄型化させている。
またマイクロミラー100では、ミラー1及び各ジンバル部が同一の厚みのシリコン基板を基に形成されている。このため各櫛歯の高さ位置を上述の如く揃えることにより、マイクロミラー100全体の厚みとミラー1の厚みを同等とすることを可能としている。
次に、マイクロミラー100の動作について説明する。図3(a)に、ミラー1が逆転方向に傾いたときのA’−A’断面を示す。また図3(b)に、ミラー1が正転方向に傾いたときのB’−B’断面を示す。
マイクロミラー100は図示しない駆動電圧供給手段に接続されている。マイクロミラー100は駆動電圧供給手段と共に一つの回路を構成している。例えば図3(a)に示されるようにミラー1を逆転方向に傾ける場合、駆動電圧供給手段により可動櫛歯2aと固定櫛歯11aとの間に所定の電圧が印加される(例えば可動櫛歯2aがグランド、固定櫛歯11aが電圧Vとなるように印加される)。またそれと同時に可動櫛歯3aと固定櫛歯12aとの間にも同様の電圧が印加される(例えば可動櫛歯3aがグランド、固定櫛歯12aが電圧Vとなるように印加される)。これにより可動櫛歯2aと固定櫛歯11aとの間、及び、可動櫛歯3aと固定櫛歯12aとの間に静電引力が発生する。このような静電引力の作用により可動櫛歯2aは上方に位置する固定櫛歯11aに引き寄せられる。また可動櫛歯3aは下方に位置する固定櫛歯12aに引き寄せられる。すなわちミラー1はジンバル部11側では上方、ジンバル部12側では下方に動くよう作用を受ける。ここで、上述したようにミラー1はトーションバー4a、4bにより回転自在に支持されている。ミラー1が受けた上記作用はトーションバー4a、4bを捻る。トーションバー4a、4bが捻れることにより、上記作用はミラー1の回転運動に変換される。この結果、ミラー1は回転軸Oを中心にXZ平面において逆転方向に傾く。
また例えば図3(b)に示されるようにミラー1を正転方向に傾ける場合、駆動電圧供給手段により可動櫛歯2bと固定櫛歯11bとの間に所定の電圧が印加される(例えば可動櫛歯2bがグランド、固定櫛歯11bが電圧Vとなるように印加される)。またそれと同時に可動櫛歯3bと固定櫛歯12bとの間にも同様の電圧が印加される(例えば可動櫛歯3bがグランド、固定櫛歯12bが電圧Vとなるように印加される)。これにより可動櫛歯2bと固定櫛歯11bとの間、及び、可動櫛歯3bと固定櫛歯12bとの間に静電引力が発生する。このような静電引力の作用により可動櫛歯2bは下方に位置する固定櫛歯11bに引き寄せられる。また可動櫛歯3bは上方に位置する固定櫛歯12bに引き寄せられる。すなわちミラー1はジンバル部11側では下方、ジンバル部12側では上方に動くよう作用を受ける。この作用は先と同様にミラー1の回転運動に変換される。この結果、ミラー1は回転軸Oを中心にXZ平面において正転方向に傾く。
図3(a)に示された例では、ジンバル部11側でミラー1を上方に動かす静電引力と、ジンバル部12側でミラー1を下方に動かす静電引力が共に当該ミラー1を逆転方向に傾ける力として作用する。また図3(b)に示された例では、ジンバル部11側でミラー1を下方に動かす静電引力と、ジンバル部12側でミラー1を上方に動かす静電引力が共に当該ミラー1を正転方向に傾ける力として作用する。
すなわちマイクロミラー100ではミラー1の両端側において同一方向に当該ミラー1を傾ける作用が働く。このためミラー1は大きな駆動力で傾けられる。駆動力を十分に確保できたとき、ミラー1の回転動作の安定性や応答速度等が向上する。また各櫛歯間に静電引力が発生したときに、回転軸Oを挟んで対称となる箇所において対称性のあるベクトル(スカラー量が同等で且つその作用方向が互いに逆)を持つ作用が働く。このためマイクロミラー100の構造体(特にトーションバー4a、4b)に対してアンバランスな負荷が掛からない(若しくは低減する)。すなわちマイクロミラー100の構造体に対して本来意図しない方向に歪ませるような作用が低減する。この結果、マイクロミラー100の耐久性を向上させることが可能となる。またエネルギー損失も低減する。すなわち静電引力がより効率良くミラー1の回転運動に変換される。従って駆動電圧のレベルを下げて省電力化を図ることも可能となる。
また上述したように、マイクロミラー100では非印加時のミラー1の位置(すなわち図1の状態)を基準として当該ミラー1を正転及び逆転の両方向に傾けることができる。このため傾き角を十分に確保することができる。また傾き特性を正転及び逆転方向において同一とする(すなわち傾き特性に対称性を持たせる)こともできる。この場合、例えばマイクロミラー100を実装する機器に備えられる他の光学系に対する設計容易性が向上する。すなわち上記基準を境に傾き特性に対称性があるため、例えば上記基準を境界としてミラー1で反射されたビームの走査範囲に対称性を持たせるよう光学系を設計することが容易である。
次に、本発明の第二の実施例のマイクロミラーの構成及び作用について説明する。第一の実施例のマイクロミラー100はビームを一軸で走査するタイプであったが、第二の実施例のマイクロミラーはビームを二軸で走査するタイプである。図4に、第二の実施例のマイクロミラー200の上面図を示す。なお図4に示されたマイクロミラー200において第一の実施例のマイクロミラー100と同一又は同様の構成については同一又は同様の符号を付してここでの説明を省略する。
マイクロミラー200は第一の実施例のマイクロミラー100と同様に、ミラー1、複数の可動櫛歯2a、2b、3a、3b、トーションバー4a、4b、ジンバル部5a、5b、11、12、複数の固定櫛歯11a、11b、12a、12bを有している。マイクロミラー200のミラー1は第一の実施例と同様に、上記の各構成と図示しない駆動電圧供給手段によりXZ平面において回転軸O(第一の実施例の回転軸Oに相当)を中心に傾く。これらの構成及び作用により、マイクロミラー200による一軸のビーム走査が実現され得る。
マイクロミラー200は二軸のビーム走査を実現するための構成として、複数の可動櫛歯6c、6d、7c、7d、トーションバー13c、13d、ジンバル部14c、14d、21、22、複数の固定櫛歯21c、21d、22c、22dを更に有している。
複数の可動櫛歯6c、6d、7c、7dはミラー1のX軸沿いの側面から突出するよう形成されている。可動櫛歯6cと7cはミラー1の回転軸Oを挟んで反対側に位置している。また可動櫛歯6dと7dもミラー1の回転軸Oを挟んで反対側に位置している。これらの可動櫛歯は所定のピッチで配列され、各々の形状及びサイズが全て同一である。なお回転軸Oはミラー1の各側面に平行な又は直交し、当該ミラー1の中心を通る仮想的な直線であり、回転軸Oと直交する。
トーションバー13c、13dはX軸沿いに長手方向を有し、それぞれ、ジンバル部11、12のY軸沿いの側面から突出するよう形成されている。またトーションバー13c、13dは回転軸Oを中心とした丸棒の形状を有している。トーションバー13c、13dはトーションバー4a、4bと同様の性状を有し、力の作用を受けたときに比較的容易に捻れる。トーションバー13c、13dが捻れたとき、ミラー1はYZ平面において傾く。トーションバー13c、13dの他端はそれぞれ、ジンバル部14c、14dと一体に繋がっている。
ジンバル部14c、14dはY軸沿いに長手方向を有し、上記支持基板上に支持されている。ジンバル部14c、14dはミラー1を挟んで対向するよう(より正確には回転軸Oを挟んで対称に位置するよう)形成されている。ミラー1を含む各構成はこれらジンバル部14c、14dを介して支持基板に支持されている。
ジンバル部21、22はX軸沿いに長手方向を有し、上記支持基板上に支持されている。ジンバル部21、22はジンバル部14c、14d等を含む構造体と絶縁されている。また固定櫛歯21cと21dも互いに絶縁されている。また更に、固定櫛歯22cと22dも互いに絶縁されている。複数の固定櫛歯21c、21dはジンバル部21のX軸沿いの側面から突出するよう形成されている。また複数の固定櫛歯22c、22dはジンバル部22のX軸沿いの側面から突出するよう形成されている。これらの固定櫛歯は、近接配置された可動櫛歯(すなわち可動櫛歯6c、6d、7c、7d)のピッチと同一のピッチで配列されている。また各々の形状及びサイズが全て同一である。また各固定櫛歯は上面図(すなわち図4)において各固定櫛歯間で単一の可動櫛歯を挟むよう(又は隣接する一対の可動櫛歯に挟まれるよう)配列されている。従って最も近接する可動櫛歯と固定櫛歯との各エアギャップ及び各対向面積が全て実質的に同一となる。
次に、可動櫛歯と固定櫛歯の位置関係について説明を加える。第二の実施例のマイクロミラー200においても第一の実施例と同様に、隣接する可動櫛歯と固定櫛歯の高さ位置が互いに異なるよう構成されている。以下の説明において第一の実施例と同様に、上記位置関係に基づいてマイクロミラー200を領域CとDに便宜上区別する。
領域Cではジンバル部21側の各固定櫛歯(すなわち各固定櫛歯21c)がそれらに近接する各可動櫛歯6cよりも下方に位置している。またジンバル部22側の各固定櫛歯(すなわち各固定櫛歯22c)がそれらに近接する各可動櫛歯7cよりも上方に位置している。
また領域Dではジンバル部21側の各固定櫛歯(すなわち各固定櫛歯21d)がそれらに近接する各可動櫛歯6dよりも上方に位置している。またジンバル部22側の各固定櫛歯(すなわち各固定櫛歯22d)がそれらに近接する各可動櫛歯7dよりも下方に位置している。
第二の実施例のマイクロミラー200においても第一の実施例と同様に、各可動櫛歯2b、3a、各固定櫛歯11a、12bが全て同一平面上(すなわち同一高さ位置)に形成され、更に、各可動櫛歯6c、7d、各固定櫛歯21d、22c(図において斜線で示されていない櫛歯)もそれらと同一平面上に形成されている。また各可動櫛歯2a、3b、各固定櫛歯11b、12aが全て同一平面上に形成され、更に、各可動櫛歯6d、7c、各固定櫛歯21c、22d(図において斜線で示されている櫛歯)もそれらと同一平面上に形成されている。これにより、ミラー1、ジンバル部5a、5b、11、12、14c、14d、21、22を全て同一平面上に配置してマイクロミラー100全体の厚みを薄型化させている。
次に、マイクロミラー200の動作について説明する。
マイクロミラー200は図示しない駆動電圧供給手段に接続され、駆動電圧供給手段と共に一つの回路を構成している。駆動電圧供給手段により可動櫛歯2a又は2bと固定櫛歯11aとの間、及び、可動櫛歯3a又は3bと固定櫛歯12aとの間に所定の電圧が印加されると、第一の実施例と同様にミラー1がXZ平面において正転又は逆転方向に傾く。
またYZ平面においてミラー1を逆転方向に傾ける場合、駆動電圧供給手段により可動櫛歯6cと固定櫛歯21cとの間に所定の電圧が印加される。またそれと同時に可動櫛歯7cと固定櫛歯22cとの間にも同様の電圧が印加される。これにより可動櫛歯6cと固定櫛歯21cとの間、及び、可動櫛歯7cと固定櫛歯22cとの間に静電引力が発生する。このときミラー1はジンバル部21側では下方、ジンバル部22側では上方に動くよう作用を受けるため、YZ平面において逆転方向に傾く。
またYZ平面においてミラー1を正転方向に傾ける場合、駆動電圧供給手段により可動櫛歯6dと固定櫛歯21dとの間に所定の電圧が印加される。またそれと同時に可動櫛歯7dと固定櫛歯22dとの間にも同様の電圧が印加される。これにより可動櫛歯6dと固定櫛歯21dとの間、及び、可動櫛歯7dと固定櫛歯22dとの間に静電引力が発生する。このときミラー1はジンバル部21側では上方、ジンバル部22側では下方に動くよう作用を受けるため、YZ平面において正転方向に傾く。
駆動電圧供給手段により各櫛歯間に電圧が選択的に印加されることにより、ミラー1はXZ及びYZ平面の少なくとも一方において傾く。すなわちマイクロミラー200においてミラー1は二軸に傾斜可能である。このためマイクロミラー200を用いたビームの二軸走査が実現される。
以上が本発明の実施の形態である。本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではなく様々な範囲で変形が可能である。例えば各櫛歯の数は本実施例のものに限定されず、設計に応じて適宜変更可能である。
また本実施例では二又は四つの領域に区別可能に各櫛歯が配列されているが、別の実施例では各櫛歯を上記とは別の位置関係で配列することもできる。例えば領域がより細分化されるよう各櫛歯を配列することができる。この場合、ミラーを正転方向に傾けるための領域と、ミラーを逆転方向に傾けるための領域とをXY平面において一様に分布させることが可能となる。これにより、ミラー1の回転動作の安定性向上やエネルギー損失低減等が実現される。
本発明の第一の実施例のマイクロミラーの構成を示した上面図である。 図1のA’−A’断面、図1のB’−B’断面を示した図である。 ミラーが逆転方向に傾いたときのA’−A’断面、ミラーが正転方向に傾いたときのB’−B’断面を示した図である。 本発明の第二の実施例のマイクロミラーの構成を示した上面図である。
符号の説明
1 ミラー
2a、2b、3a、3b、6c、6d、7c、7d 可動櫛歯
4a、4b、13c、13d トーションバー
5a、5b、11、12、14c、14d、21、22 ジンバル部
11a、11b、12a、12b、21c、21d、22c、22d 固定櫛歯
100、200 マイクロミラー

Claims (8)

  1. 固定手段に揺動可能に支持されたミラーと、前記固定手段に固定され、前記ミラーの回転軸を挟んで対向して位置する第一及第二の固定電極群と、前記第一及第二の固定電極群のそれぞれに近接配置され、前記ミラーに対して相対的に固定された第一及第二の可動電極群と、を備え、近接する各電極間に静電引力を発生させて前記ミラーを微少に傾けるマイクロミラーにおいて、
    前記第一の可動電極群の中の少なくとも一つをそれに近接した固定電極よりも上方に配置し、前記第一の可動電極群の残りの少なくとも一つをそれに近接した固定電極よりも下方に配置すると共に、前記第二の可動電極群の中の少なくとも一つをそれに近接した固定電極よりも上方に配置し、前記第二の可動電極群の残りの少なくとも一つをそれに近接した固定電極よりも下方に配置したこと、を特徴とするマイクロミラー。
  2. 該上方に配置された可動電極、固定電極、該下方に配置された可動電極、固定電極をそれぞれ同一数備えたこと、を特徴とする請求項1に記載のマイクロミラー。
  3. 前記可動電極が該上方に配置され、それに近接する固定電極が該下方に配置されている場合、前記ミラーの回転軸を挟んで対向する位置において前記可動電極が該下方に配置され、それに近接する固定電極が該上方に配置されていること、を特徴とする請求項1又は請求項2の何れかに記載のマイクロミラー。
  4. 該上方に配置された可動及び固定電極のそれぞれの高さ位置を同一としたこと、を特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載のマイクロミラー。
  5. 該下方に配置された可動及び固定電極のそれぞれの高さ位置を同一としたこと、を特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載のマイクロミラー。
  6. 固定手段に揺動可能に支持されたミラーと、前記固定手段に固定され、前記ミラーの回転軸を挟んで対向して位置する第一及第二の固定電極群と、前記第一及第二の固定電極群のそれぞれに近接配置され、前記ミラーに対して相対的に固定された第一及第二の可動電極群と、を備え、近接する各電極間に静電引力を発生させて前記ミラーを微少に傾けるマイクロミラーにおいて、
    前記第一又は第二の可動電極群の少なくとも一方で、近接する固定電極よりも上方又は下方の何れかに位置する二系統の可動電極を混在させるよう配置したこと、を特徴とするマイクロミラー。
  7. 請求項1から請求項6の何れかに記載されたマイクロミラーと、前記マイクロミラーに駆動電圧を供給する駆動電圧供給手段と、を備えたマイクロミラーデバイスであって、
    前記ミラーを正転方向に回転させるとき、前記駆動電圧供給手段が、前記第一の可動電極群及び固定電極群において第一の方向に静電引力を発生させると共に、前記第二の可動電極群及び固定電極群において該第一の方向と逆の第二の方向に静電引力を発生させるよう所定の電極間にのみ電圧を印加すること、を特徴とするマイクロミラーデバイス。
  8. 前記ミラーを逆転方向に回転させるとき、前記駆動電圧供給手段が、前記第一の可動電極群及び固定電極群において該第二の方向に静電引力を発生させると共に、前記第二の可動電極群及び固定電極群において該第一の方向に静電引力を発生させるよう該所定の電極間以外の各電極間に電圧を印加すること、を特徴とする請求項7に記載のマイクロミラーデバイス。
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