JP4475266B2 - 制駆動力制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、制駆動力制御装置に関し、特に、動力源(エンジン又はモータジェネレータを含む)のトルク又は回転数を制御することにより、出力トルクを変化させる制駆動力制御装置に関する。
動力源(エンジン又はモータジェネレータを含む)のトルク又は回転数を制御することにより、出力トルクを変化させる制駆動力制御装置が知られている。
例えば、発明協会公技番号2004−500501の公開技報には、有段のマニュアルモードと自動変速モードが選択可能な自動変速機を備え、自動変速モードからアニュアルモードに切り換えてダウシフト操作を行なった場合に、路面勾配、前車との車間距離、操舵角、路面状況などにより、通常のマニュアルモード時1回操作時の変速比以上の変速比を与える構成が開示されている。
発明協会公技番号2004−500501
上記非特許文献1の技術では、変速機が無いようなギヤトレーンの場合のマニュアルダウンシフトについて減速感を向上させる制御について考慮されていない。また、上記非特許文献1には、上記変速点制御によるダウンシフト時の制動力の向上については、何ら開示されていない。
従来一般のハイブリッドシステムでは、無段変速機らしさ(スムースさ)を出すために、マニュアルシフトが行われたときであっても、目標ペラトルクの変化勾配が緩い値に設定されている(緩変化処理)。そのため、駆動力の変化が遅く十分な減速感を得ることが困難である。また、従来一般のハイブリッドシステムでは、ダウンシフト時には、イナーシャトルクの補正が行なわれていることから、運転者は、駆動力変化を感じ難い。上記非特許文献1では、これらの問題点に対する解決策が何ら開示されていない。
本発明の目的は、変速機を持たないタイプの車両において、例えば、運転者による意識的なシフト操作以外の走行環境による走行規制制御が行われるときに、十分な減速感を得ることを可能とする制駆動力制御装置を提供することである。
本発明の制駆動力制御装置は、動力源のトルク又は回転数を制御することにより出力トルクを変化させる制駆動力制御装置であって、走行環境に基づいて現在の出力トルクよりも小さい目標トルクを設定し、前記目標トルクとなるように出力トルクを減少させる出力トルク低減出段と、前記走行環境に基づいて前記出力トルクを減少させる制御の開始時に、前記走行環境以外の要因により出力トルクを減少させるときに比べて、トルク変化の勾配を大きく設定する過渡出力トルク低減手段とを備えている。
本発明の制駆動力制御装置において、前記過渡出力トルク低減手段は、前記走行環境に基づいて前記出力トルクを減少させる制御の開始時に、前記目標トルクよりも小さい過渡目標トルクを設定し、前記過渡目標トルクとなるように出力トルクを減少させた後に前記目標トルクとなるように出力トルクを制御する。
本発明の制駆動力制御装置において、前記出力トルクを出力するギアトレーンは、ハイブリッドシステムであり、エンジン及びモータジェネレータのトルク又は回転数を制御することにより前記出力トルクを変化させる。
本発明の制駆動力制御装置において、エンジン回転数の下限ガードが設けられ、前記走行環境に基づいて前記出力トルクを減少させる制御の開始時には、前記走行環境以外の要因により出力トルクを減少させるときに比べて、前記エンジン回転数の下限ガードが大きな値に設定される。
本発明によれば、変速機を持たないタイプの車両において、例えば、運転者による意識的なシフト操作以外の走行環境による走行規制制御が行われるときに、十分な減速感を得ることが可能となる。
以下、本発明の一実施形態につき図面を参照しつつ詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1から図14を参照して、本発明の制駆動力制御装置の第1実施形態について説明する。
本実施形態は、アクセル開度と車速(ペラシャフト回転数)から決まるドライバー要求ペラシャフトトルク(ドライズシャフトトルク)または駆動力を実現するように、エンジン回転数、エンジントルク、MG1回転数、MG1トルク、MG2トルク等を決定するハイブリッドシステム制御装置(駆動力ディマンドでのパワートレーン制御装置)において、例えば登降坂制御、コーナー制御、車間距離制御等の、運転者による意識的なシフト操作以外の走行環境に応じて変速点(制駆動力)を変更する制御(変速点制御)により、ドライバー要求ペラシャフトトルク、エンジン回転数下限ガードを変更する場合、以下の制御を行なう。
アクセル全閉時のドライバー要求ペラシャフトトルクを通常時(変速点制御が行われない場合)よりも制動力が出る側に変更する制御の開始時に、上記変更後のドライバー要求ペラシャフトトルクよりも更に負側に大きいペラシャフトを設定し、通常時よりも大きなドライバー要求ペラシャフトトルクの変化勾配と、通常時よりも高いエンジン回転数を短時間設定する。
ハイブリッドシステムでは、ダウンシフト時にはイナーシャ補正を行なっている(後述する図1のステップS008で行なっている)ため、駆動力変化が感じ難い。また、ドライバー要求ペラシャフトトルクの変化勾配が緩いため、駆動力の変化が遅いという問題があった。これに対して、本実施形態では、ドライバー要求ペラシャフトトルクの変更直後に減速感が得られる。
本実施形態では、より具体的には、以下の動作(1)〜(3)が行なわれる。
(1)ドライバー要求ペラシャフトトルクから決まる目標エンジン回転数と、車速(ペラシャフト回転数)からドライバー要求目標変速段(目標変速比)を決定する。または、アクセル開度、車速(ペラシャフト回転数)、ドライバー要求ペラシャフトトルクから目標変速段を決定する。または、ドライバー要求エンジン回転数とペラシャフト回転数から変速比を算出し、目標変速段を決定する。その目標変速段(目標変速比)に、例えば登降坂制御、コーナー制御、車間距離制御等の、運転者による意識的なシフト操作以外の走行環境による走行規制制御(変速点制御)の変速段規制(変速比規制)を反映させる。
(2)目標変速段(目標変速比)毎にペラシャフトトルク(ドライブシャフトトルク)または駆動力とエンジン回転数下限ガードを設定し、走行環境による走行規制制御の変速段規制(変速比規制)が反映される場合には、目標ペラシャフトトルク、目標エンジン回転数を変更し、目標エンジントルク、目標MG1回転数、目標MG1トルク、目標MG2トルクを算出する。
(3)変速段毎に、ドライバー要求ペラシャフトトルクTp*が変更されても、減速感が十分に得られないことがある。従来より、ハイブリッドシステムでは、トルクが変更される場合には、トルクの緩変化処理が行なわれ、トルクの急な変化が抑制されてしまうためである。そこで、本実施形態では、ドライバー要求ペラシャフトトルクTp*が変更された場合に、運転者が減速感を十分に得られるように、従来の緩変化処理に比べて、トルク変化の勾配を大きくするようにしている。この場合、更に、トルクが変化する初期の段階では、上記変更されたドライバー要求ペラシャフトトルクTp*に比べて、負トルクの絶対量を大きくすることにより、運転者は、更に減速感を感じることができる。
図9は、本発明の一実施形態としての制駆動力制御装置を搭載したハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。本実施形態に係るハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、エンジン22の出力軸としてのクランクシャフト26にダンパ28を介して接続された3軸式の動力分配統合機構30と、動力分配統合機構30に接続された発電可能なモータMG1と、動力分配統合機構30に接続された駆動軸としてのリングギヤ軸32aに取り付けられた減速ギヤ35と、この減速ギヤ35に接続されたモータMG2と、制駆動力制御装置全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット70とを備える。
エンジン22は、ガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力する内燃機関であり、エンジン22の運転状態を検出する各種センサから信号を入力するエンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24により燃料噴射制御や点火制御,吸入空気量調節制御などの運転制御を受けている。エンジンECU24は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によりエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
動力分配統合機構30は、外歯歯車のサンギヤ31と、このサンギヤ31と同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ32と、サンギヤ31に噛合すると共にリングギヤ32に噛合する複数のピニオンギヤ33と、複数のピニオンギヤ33を自転かつ公転自在に保持するキャリア34とを備え、サンギヤ31とリングギヤ32とキャリア34とを回転要素として差動作用を行なう遊星歯車機構として構成されている。
動力分配統合機構30は、キャリア34にはエンジン22のクランクシャフト26が、サンギヤ31にはモータMG1が、リングギヤ32にはリングギヤ軸32aを介して減速ギヤ35がそれぞれ連結されており、モータMG1が発電機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力をサンギヤ31側とリングギヤ32側にそのギヤ比に応じて分配し、モータMG1が電動機として機能するときにはキャリア34から入力されるエンジン22からの動力とサンギヤ31から入力されるモータMG1からの動力を統合してリングギヤ32側に出力する。リングギヤ32に出力された動力は、リングギヤ軸32aからギヤ機構60およびデファレンシャルギヤ62を介して、最終的には車両の駆動輪63a,63bに出力される。
モータMG1およびモータMG2は、いずれも発電機として駆動することができると共に電動機として駆動できる周知の同期発電電動機として構成されており、インバータ41,42を介してバッテリ50と電力のやりとりを行なう。インバータ41,42とバッテリ50とを接続する電力ライン54は、各インバータ41,42が共用する正極母線および負極母線として構成されており、モータMG1,MG2のいずれかで発電される電力を他のモータで消費することができるようになっている。したがって、バッテリ50は、モータMG1,MG2のいずれかから生じた電力や不足する電力により充放電されることになる。なお、モータMG1,MG2により電力収支のバランスをとるものとすれば、バッテリ50は充放電されない。
モータMG1,MG2は、いずれもモータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)40により駆動制御されている。モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するために必要な信号、例えばモータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの信号や図示しない電流センサにより検出されるモータMG1,MG2に印加される相電流などが入力されており、モータECU40からは、インバータ41,42へのスイッチング制御信号が出力されている。モータECU40は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG2の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
バッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)52によって管理されている。バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な信号、例えば、バッテリ50の端子間に設置された図示しない電圧センサからの端子間電圧,バッテリ50の出力端子に接続された電力ライン54に取り付けられた図示しない電流センサからの充放電電流,バッテリ50に取り付けられた温度センサ51からの電池温度
Tbなどが入力されており、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータを通信によりハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。なお、バッテリECU52では、バッテリ50を管理するために電流センサにより検出された充放電電流の積算値に基づいて残容量(SOC)も演算している。
ハイブリッド用電子制御ユニット70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。ハイブリッド用電子制御ユニット70には、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号,シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。ハイブリッド用電子制御ユニット70は、前述したように、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
こうして構成された第1実施形態のハイブリッド自動車20は、運転者によるアクセルペダル83の踏み込み量に対応するアクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸としてのリングギヤ軸32aに出力すべき要求トルクを計算し(後述する図1のステップS002)、この要求トルクに対応する要求動力(ステップS003)がリングギヤ軸32aに出力されるように、エンジン22とモータMG1とモータMG2とが運転制御される。
エンジン22とモータMG1とモータMG2の運転制御としては、トルク変換運転モード、充放電運転モード、モータ運転モードなどがある。
トルク変換運転モードは、要求動力に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にエンジン22から出力される動力のすべてが動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによってトルク変換されてリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御する運転モードである。
充放電運転モードは、要求動力とバッテリ50の充放電に必要な電力との和に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にバッテリ50の充放電を伴ってエンジン22から出力される動力の全部またはその一部が動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによるトルク変換を伴って要求動力がリングギヤ軸32aに出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御する運転モードである。
モータ運転モードは、エンジン22の運転を停止してモータMG2からの要求動力に見合う動力をリングギヤ軸32aに出力するよう運転制御する運転モードである。
本実施形態では、シフトレバー81がD(ドライブ)レンジやR(リバース)レンジに操作されたときにはエンジン22の効率やバッテリ50の状態に基づいて上述したトルク変換運転モード,充放電運転モード,モータ運転モードのうちのいずれかのモードでエンジン22やモータMG1,MG2を運転し、シフトレバー81がB(ブレーキ)レンジに操作されたときにはエンジンブレーキによる制動が行なわれるようにモータ運転モードによる運転が禁止されモータ運転モード以外のトルク変換運転モード,充放電運転モードのいずれかでエンジン22やモータMG1,MG2を運転する。
即ち、DレンジやRレンジでは、エンジン22の運転停止が行なわれるが、Bレンジでは、エンジン22の運転停止は行なわれない。なお、シフトレバー81がDレンジに操作されているときのエンジン22の運転停止は、駆動軸としてのリングギヤ軸32aの要求動力とバッテリ50の充放電に必要な動力との和として車両全体に要求される動力が、エンジン22を効率よく運転できる範囲を定める所定動力未満のときに行なわれる。
次に、図1及び図14を参照して、本実施形態の動作について説明する。
[ステップS001]
まず、ステップS001にて、アクセル開度PAPと、車速(ペラシャフト回転数)の読み込みが行なわれる。
[ステップS002]
次に、ステップS002にて、ドライバーが要求するペラシャフトトルク(ドライブシャフトトルク)、即ち、ドライバー要求ペラシャフトトルク(ドライブシャフトトルク)が算出される。例えば、図2に示すようなマップが参照されて、上記ステップS001にて読み込まれたアクセル開度PAPと、車速(ペラシャフト回転数)に基づいて、ドライバー要求ペラシャフトトルク(駆動力(目標ペラトルク))503(図14)が算出される。
[ステップS003]
次に、ステップS003にて、ドライバーが要求するパワー(ドライバー要求パワー)と、ドライバーが要求するエンジン回転数(ドライバー要求エンジン回転数)が算出される。
ドライバー要求パワーは、上記ステップS002にて算出されたドライバー要求ペラシャフトトルクと、上記ステップS001にて読み込まれたペラシャフト回転数に基づいて、算出される。ここで、ドライバー要求パワー=ドライバー要求ペラシャフトトルク×ペラシャフト回転数である。
ドライバー要求エンジン回転数は、例えば、図3に示すようなマップが参照されて、燃費最適線301に基づいて算出される。ドライバー要求パワーがP1である場合、ドライバー要求エンジン回転数は、NE1となる。
[ステップS004]
次に、ステップS004にて、ドライバーが要求する目標変速段(ドライバー要求目標変速段)が算出される。例えば、図4に示すようなマップが参照されて、上記ステップS001にて読み込まれたアクセル開度PAP及び車速(ペラシャフト回転数)と、上記ステップS002にて算出されたドライバー要求ペラシャフトトルクに基づいて、ドライバー要求目標変速段が決定される。
ステップS004において、ドライバー要求目標変速段の算出方法は、上記図4を用いる方法に限定されない。例えば、上記ステップS003にて算出されたドライバー要求エンジン回転数と、上記ステップS001にて読み込まれたペラシャフト回転数に基づいて、変速比を算出し、図8のマップが参照されて、変速比に基づいて、ドライバー要求目標変速段が決定されることができる。
また、ステップS004では、上記図4又は図8を用いた方法の他に、図5のマップを用いる方法でもよい。図5では、各変速段の下限エンジン回転数が示されている。図5のマップが参照されて、上記ステップS003にて算出されたドライバー要求エンジン回転数と、上記ステップS001にて読み込まれた車速(ペラシャフト回転数)に基づいて、ドライバー要求目標変速段が決定されることができる。図5において、符号401はドライバー要求目標変速段が1速の領域、402は同2速の領域、403は同3速の領域、404は同4速の領域、405は同5速の領域、406は同6速の領域をそれぞれ示している。
[ステップS005]
次に、ステップS005では、登降坂制御、コーナー制御、車間距離制御等の変速点制御の規制変速段が読み込まれる。例えば、登降坂制御が行われる場合、図11に示すようなマップが参照されて、規制変速段が決定される。図11は、道路勾配θに応じた目標変速段が記述されており、規制変速段は目標変速段よりも1段高速段側の変速段である。同様に、例えば、コーナー制御が行われる場合、図12に示すようなマップが参照されて、規制変速段が決定される。車間距離制御が行われる場合、図13に示すようなマップが参照されて、規制変速段が決定される。図12及び図13のそれぞれは、目標変速段を示しており、規制変速段は、目標変速段よりも1段高速段側の変速段である。図14の例では、T1の時点で6速が規制変速段(6速禁止判定)とされ、T3の時点で5速が規制変速段(5速禁止判定)とされる。
[ステップS006]
次に、ステップS006では、ドライバー要求目標変速段が上記ステップS005にて求められた変速点制御の規制変速段以上であるか否かが判定される。その判定の結果、肯定的に判定された場合には、ステップS007に進み、そうでない場合にはステップS008に進む。図14では、T1の時点で、ドライバー要求目標変速段502が6速であり、規制変速段が6速であるため、ステップS006は肯定的に判定される。同様に、T3の時点で、ドライバー要求目標変速段502が5速であり、規制変速段が5速であるため、ステップS006は肯定的に判定される。
[ステップS007]
ステップS007では、ドライバー要求目標変速段に変速点制御の規制変速段を反映させて、変速段の規制が実施される。このステップS007では、ドライバー要求ペラシャフトトルク(ドライブシャフトトルク)Tp*と、ドライバー要求エンジン回転数Ne*が変更される。
図6に示すように、ドライバー要求ペラシャフトトルク(ドライブシャフトトルク)Tp*が変更される。即ち、図6のマップが参照されて、例えば、上記ステップS005にて求められた変速点制御の規制変速段が5速で、車速(ペラシャフト回転数)がS11であるとき、ドライバー要求ペラシャフトトルクTp*はT21に変更される。図14の例では、T1の時点で、ドライバー要求ペラシャフトトルクTp*(503)が符号600に示す値(図6の符号T21に対応する値)に変更される。同様に、T3の時点で、ドライバー要求ペラシャフトトルクTp*(503)が符号700に示す値に変更される。
従来より、トルクが変更する場合には、トルク変動を緩やかにする緩変化処理が行なわれるため、従来は、例えば、T1時点以降では、符号611に示すような緩やかな勾配でドライバー要求ペラシャフトトルク503が符号600で示す値に変化するように制御されていた。同様に、T3時点以降では、符号711に示すような緩やかな勾配でドライバー要求ペラシャフトトルク503が符号700で示す値に変化するように制御されていた。
また、図5に示すように、ドライバー要求エンジン回転数Ne*が変更される。例えば、車速(ペラシャフト回転数)がS11であるとき、下限エンジン回転数NeL*はNE12に変更される。図14では、T1の時点で、下限エンジン回転数NeL*(504)が符号601に示す値(図5の符号NE12に対応する値)に変更される。同様に、T3の時点で、下限エンジン回転数NeL*(504)が符号701に示す値に変更される。
[ステップS008]
ステップS008では、上記ステップS007で行なった変速段の規制制御がダウンシフト(ドライバー要求ペラシャフトトルク503の負側への拡大)であったか否かが判定される。その判定の結果、ダウンシフトであった場合にはステップS009に進み、そうでない場合にはステップS011に進む。図14では、T1の時点及びT3の時点共に、変速段の規制制御がダウンシフトであると判定される。
[ステップS009]
ステップS009では、上記ステップS007でダウンシフト(ドライバー要求ペラシャフトトルク503の負側への拡大)が行なわれてから予め設定された所定時間が経過したか否かが判定される。その判定の結果、ステップS009で肯定的に判定された場合には、ステップS011に進み、そうでない場合にはステップS010に進む。
図14では、T1時点及びT3時点のそれぞれから、所定時間T20が経過したか否かが判定される。その判定の結果、それぞれ、T2時点及びT4時点になるまでは、ステップS009は否定的に判定される。
[ステップS010]
ステップS010では、制動力の上昇(ドライバー要求ペラシャフトトルク503の負側への拡大)制御、エンジン回転数(下限エンジン回転数504)の上昇制御、及びドライバー要求ペラシャフトトルク503の変化の勾配の急勾配側への変更が行なわれる。
図14では、T1の時点から、ドライバー要求ペラシャフトトルク503が符号600に示す値から符号621に示す値に負側に拡大されることにより、制動力を上昇させる制御が行われる。同様に、T3の時点から、ドライバー要求ペラシャフトトルク503が符号700に示す値から符号721に示す値に負側に拡大されることにより、制動力を上昇させる制御が行われる。これにより、より大きな減速感を得ることができる。
また、T1の時点から、下限エンジン回転数504が符号601で示す値から符号631で示す値に変更されることにより、エンジン回転数を上昇させる制御が行われる。同様に、T3の時点から、下限エンジン回転数504が符号701で示す値から符号731で示す値に変更されることにより、エンジン回転数を上昇させる制御が行われる。
エンジン回転数を上昇させることにより、MGの回生量を増やすことなく、減速感を出すことができる。即ち、図7に示すように、エンジン回転数を上昇させることにより、符号423の点から、エンジントルクを変えることなく、符号425の点に移動して、パワーを小さくする(減速パワーを大きくする)ことが可能となる。
バッテリの充電状態によっては、MGを回生できない場合があるため、MGの回生のみによって減速感を出す構成では不都合が生じる場合がある。これに対して、本実施形態では、エンジン回数を上昇させることにより、MGを回生させること無く、必要な減速感を出すことができる。
さらに、T1の時点から、ドライバー要求ペラシャフトトルク503は、従来のトルク変動時の勾配611に比べて急な勾配615で変化するように制御される。同様に、T3の時点から、ドライバー要求ペラシャフトトルク503は、従来のトルク変動時の勾配711に比べて急な勾配715で変化するように制御される。これにより、十分な減速感を得ることができる。
上記のように、図6が参照されて、変速段毎に、ドライバー要求ペラシャフトトルクTp*が変更されても、減速感が十分に得られないことがある。従来より、ハイブリッドシステムでは、トルクが変更される場合(例えば、図14のドライバー要求ペラシャフトトルク503がT1の時点で符号600の値に変動される場合)には、トルクの緩変化処理(符号611のような緩やかな勾配でトルクを変更させる処理)が行なわれ、トルクの急な変化が抑制されてしまうためである。そこで、本実施形態では、ドライバー要求ペラシャフトトルクTp*が変更された場合に、運転者が減速感を十分に得られるように、従来の緩変化処理に比べて、トルク変化の勾配を大きくするようにしている(符号615参照)。この場合、更に、トルクが変化する初期の段階では、上記変更されたドライバー要求ペラシャフトトルクTp*(符号600参照)に比べて、負トルクの絶対量を大きくする(符号621参照)ことにより、運転者は、更に減速感を感じることができる。
符号615に示すように、T1時点で変速点制御によるダウンシフトが行われる場合には、従来の緩変化処理611よりも十分な減速感を得ることができるように、あたかも有段変速機がダウンシフトされたときのトルクの変化と同等のトルクの変化の推移を生じさせることができる。即ち、比較的急な勾配で一定の割合で、変速段毎に変更されたドライバー要求ペラシャフトトルク600よりも負側に拡大された最大目標減速度621まで負トルクを上昇させた後、減速度をほぼ同レベルに保ち、その後、比較的緩やかな勾配で漸次一定の割合で、上記変速段毎に変更されたトルク600に収束していく。
ここで、最大目標減速度を、上記変速段毎に変更されたドライバー要求ペラシャフトトルク600よりも負側に拡大させたとしても、負トルクが上昇していく割合が緩変化処理611と同じでは、十分な減速感を得られない。一方、仮に、負トルクが上昇していく割合が緩変化処理611よりも大きい場合には、最大目標減速度が上記変速段毎に変更されたドライバー要求ペラシャフトトルク600と同じであったとしても、より減速感を感じることができる。
[ステップS011]
ステップS011では、エンジントルクTe*、MG1回転数Nm1*、目標MG1トルクTm1*、目標MG2トルクTm2*が算出される。以下に、その算出方法について詳細に説明する。
上記ステップS007にて、エンジン22の目標回転数Ne*と目標ペラシャフトトルクTp*とを設定し、Ne*≦NeL*の場合、Ne*=NeL*とすると、Tp*×Np=Te*×Ne*となるため、Te*=Tp*×Np/Ne*となる(Npはペラシャフト回転数)。そして、設定した目標回転数Ne*とリングギヤ軸32aの回転数Nr(=換算係数k・車速V)と動力分配統合機構30のギヤ比ρとを用いて次式(1)によりモータMG1の目標回転数Nm1*を計算すると共に計算した目標回転数Nm1*と現在のモータMG1の回転数Nm1とに基づいて次式(2)によりモータMG1のトルク指令Tm1*を計算する。
動力分配統合機構30の各回転要素の回転数とトルクの力学的な関係を示す共線図を図10に示す。図中、左のS軸はサンギヤ31の回転数を示し、C軸はキャリア34の回転数を示し、R軸はリングギヤ32(リングギヤ軸32a)の回転数Nrを示す。サンギヤ31の回転数はモータMG1の回転数Nm1でありキャリア34の回転数はエンジン22の回転数Neであるから、モータMG1の目標回転数Nm1*はリングギヤ軸32aの回転数Nr(=k・V)とエンジン22の目標回転数Ne*と動力分配統合機構30のギヤ比ρとに基づいて式(1)により計算することができる。
したがって、モータMG1が目標回転数Nm1*で回転するようトルク指令Tm1*を設定してモータMG1を駆動制御することにより、エンジン22を目標回転数Ne*で回転させることができる。ここで、式(2)は、モータMG1を目標回転数Nm1*で回転させるためのフィードバック制御における関係式であり、式(2)中、右辺第2項の「KP」は比例項のゲインであり、右辺第3項の「KI」は積分項のゲインである。
なお、図10におけるR軸上の2つの太線矢印は、エンジン22を目標回転数Ne*および目標トルクTe*の運転ポイントで定常運転したときにエンジン22から出力されるトルクTe*がリングギヤ軸32aに伝達されるトルクと、モータMG2から出力されるトルクTm2*がリングギヤ軸32aに作用するトルクとを示す。
Nm1*=(Ne*・(1+ρ)−k・V)/ρ (1)
Tm1*=前回Tm1*+KP(Nm1*−Nm1)+KI∫(Nm1*−Nm1)dt (2)
モータMG1の目標回転数Nm1*とトルク指令Tm1*とを計算すると、要求トルクTr*とトルク指令Tm1*と動力分配統合機構30のギヤ比ρと減速ギヤ35のギヤ比Grとを用いて要求トルクTr*をリングギヤ軸32aに作用させるためにモータMG2から出力すべきトルクとしての仮モータトルクTm2tmpを図10の共線図のトルクの釣り合い関係から定まる次式(3)により計算すると共に、バッテリ50の入出力制限Win,WoutとモータMG1のトルク指令Tm1*と現在のモータMG1の回転数Nm1とモータMG2の回転数Nm2とに基づいて次式(4)および次式(5)によりモータMG2から出力してもよいトルクの下限,上限としてのトルク制限Tm2min,Tm2maxを計算し、仮モータトルクTm2tmpと計算したトルク制限Tm2maxとのうち小さい方を変数Tに設定し、この変数Tとトルク制限Tm2minとのうち大きい方をモータMG2のトルク指令Tm2*に設定する。これにより、モータMG2のトルク指令Tm2*をバッテリ50の入出力制限Win,Woutの範囲内で制限したトルクとして設定することができる。
Tm2tmp=(Tr*+Tm1*/ρ)/Gr (3)
Tm2min=(Win−Tm1*・Nm1)/Nm2 (4)
Tm2max=(Wout−Tm1*・Nm1)/Nm2 (5)
こうしてエンジン22の目標回転数Ne*や目標トルクTe*,モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*を設定すると、エンジン22の目標回転数Ne*と目標トルクTe*についてはエンジンECU24に、モータMG1,MG2のトルク指令Tm1*,Tm2*についてはモータECU40にそれぞれ送信して、駆動制御ルーチンを終了する。
目標回転数Ne*と目標トルクTe*とを受信したエンジンECU24は、エンジン22が目標回転数Ne*と目標トルクTe*とによって示される運転ポイントで運転されるようにエンジン22における燃料噴射制御や点火制御などの制御を行なう。また、トルク指令Tm1*,Tm2*を受信したモータECU40は、トルク指令Tm1*でモータMG1が駆動されると共にトルク指令Tm2*でモータMG2が駆動されるようインバータ41,42のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。
上記のように、本実施形態によれば、アクセル開度PAPと車速(ペラシャフト回転数)から決まるドライバー要求ペラシャフトトルク(ドライブシャフトトルク)または駆動力を実現するようにエンジン回転数、エンジントルク、MG1回転数、MG1トルク、MG2トルク等を決定する駆動力制御システム(HVシステム)において、ドライバー要求ペラシャフトトルク(図2、ステップS002)から決まる目標エンジン回転数(ステップS003)と、ペラシャフト回転数からドライバー要求目標変速段(目標変速比、ステップS004)を決定する。
また、アクセル開度、車速(ペラシャフト回転数)、ドライバー要求ペラシャフトトルクからドライバー要求目標変速段を決定する(図4参照)。または、ドライバー要求エンジン回転数と、ペラシャフト回転数から変速比を算出し、その変速比からドライバー要求目標変速段を決定する(図8参照)。その目標変速段に登降坂制御、コーナー制御、車間距離制御等の変速点制御を反映する(ステップS007)。
さらに、目標変速段(目標変速比)毎にペラシャフトトルク(ドライブシャフトトルク)または駆動力とエンジン回転数下限ガードを設置し(図5、図6)、その目標変速段(目標変速比)に登降坂制御等の変速点制御の変速段規制(変速比規制)を反映し、目標ペラシャフトトルク、目標エンジン回転数を変更し(ステップS007)、目標エンジントルク、目標MG1回転数、目標MG1トルク、目標MG2トルクを算出する(ステップS008)。
本実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)従来一般の自動変速機を適用対象として開発された変速点制御を、ハイブリッドシステム制御装置(駆動力ディマンドでのパワートレーン制御装置)に容易に展開可能となり、ドライバビリティを向上させることができる。
(2)変速点制御が行われた後の再加速時にアクセルが踏まれたときに、エンジン回転数が高い状態からの加速となるため、加速応答性が向上する。以下に、図7を参照して、この(2)の効果について説明する。
最初、自動変速機がDレンジである場合に、変速点制御の目標変速段が4速であると算出されたとする(図1のステップS004)。その後、ステップS007にて、ドライバー要求ペラシャフトトルクが目標変速段(4速)に変更される。この場合、下限エンジン回転数(エンジン回転数ガード)420が無い場合には、Dレンジの点421から、4速の点422に変わる。4速の点422からの再加速時は、低いエンジン回転数からの加速となるため、加速応答性が悪い。点422のエンジン回転数は、点421のエンジン回転数と同様の約1000rpmであるため、再加速時の加速応答性が悪い。
これに対して、本実施形態では、下限エンジン回転数(エンジン回転数ガード)420があるため(ステップS007)、最初の点421は、変速制御によって、点422と等パワーライン430上で下限エンジン回転数420でガードされた点423に変わる。再加速時にアクセルが踏まれたときは、上記点422よりもエンジン回転数の高い点423からの加速となるため、加速応答性が向上する。
(3)変速点制御が行われる場合には、変速点制御が行われない場合に制動力が増加する場合に比べて、出力トルクの変化勾配が急になるように設定され、また、過渡的な目標トルク(図14の符号621)が負側に大きく設定され、さらに、エンジン回転数の下限ガードが大きな値に設定される(ステップS010)。これにより、十分な減速感を得ることができ、また、例えばMGの充電量等との関係で、回生が行なわれない場合であっても、エンジントルクが同じ状態のままで負側のパワーを大きくし、十分な減速感を得ることができる。
本発明の制駆動力制御装置の第1実施形態の動作を示すフローチャートである。 本発明の制駆動力制御装置の第1実施形態において、ドライバー要求ペラシャフトトルクを算出するためのマップである。 本発明の制駆動力制御装置の第1実施形態において、ドライバー要求エンジン回転数を算出するためのマップである。 本発明の制駆動力制御装置の第1実施形態において、ドライバーの要求変速段を算出するためのマップである。 本発明の制駆動力制御装置の第1実施形態において、ドライバー要求変速段を算出するための他のマップである。 本発明の制駆動力制御装置の第1実施形態において、変速段規制時の目標ペラトルクの例を示す図である。 本発明の制駆動力制御装置の第1実施形態の効果を説明するための図である。 本発明の制駆動力制御装置の第1実施形態において、ドライバー要求変速段を算出するための他のマップである。 本発明の制駆動力制御装置の第1実施形態の概略構成を示すブロック図である。 本発明の制駆動力制御装置の第1実施形態において、動力分配統合機構の共線図である。 本発明の制駆動力制御装置の第1実施形態において、道路勾配と目標変速段の関係を示すマップである。 本発明の制駆動力制御装置の第1実施形態において、コーナーの曲がり度合いに応じた目標変速段を示すマップである。 本発明の制駆動力制御装置の第1実施形態において、前方車両との相対的位置関係に応じた変速段を示すマップである。 本発明の制駆動力制御装置の第1実施形態の動作を示すタイムチャートである。
符号の説明
20 ハイブリッド車両
22 エンジン
24 エンジンECU
26 クランクシャフト
28 ダンパ
30 動力分配機構
31 サンギヤ
32 リングギヤ
32a リングギヤ軸
33 ピニオンギヤ
34 キャリア
35 減速ギヤ
40 モータECU
41 インバータ
42 インバータ
43 回転位置検出センサ
44 回転位置検出センサ
50 バッテリ
51 温度センサ
52 バッテリECU
54 電力ライン
60 ギヤ機構
62 デファレンシャルギヤ
63a 駆動輪
63b 駆動輪
70 ハイブリッド用電子制御ユニット
72 CPU
74 ROM
76 RAM
80 イグニッションスイッチ
81 シフトレバー
82 シフトポジションセンサ
83 アクセルペダル
84 アクセルペダルポジションセンサ
85 ブレーキペダル
88 車速センサ
401 1速の領域
402 2速の領域
403 3速の領域
404 4速の領域
405 5速の領域
406 6速の領域
420 下限エンジン回転数(エンジン回転数ガード)
421 Dレンジの点
422 4速の点
423 ガードされた点
Acc アクセル開度
BP ブレーキペダルポジション
MG1 モータジェネレータ
MG2 モータジェネレータ
PAP アクセル開度
SP シフトポジション
V 車速

Claims (7)

  1. 動力源のトルク又は回転数を制御することにより出力トルクを変化させる制駆動力制御装置であって、
    アクセルが全閉である場合に走行環境に基づいて現在の出力トルクよりも小さい目標トルクを設定し、前記目標トルクとなるように出力トルクを減少させる出力トルク低減出段と、
    前記走行環境に基づいて前記出力トルクを減少させる制御の開始時に、前記走行環境以外の要因により出力トルクを減少させるときに比べて、トルク変化の勾配を大きく設定する過渡出力トルク低減手段とを備えた
    ことを特徴とする制駆動力制御装置。
  2. 請求項1記載の制駆動力制御装置において、
    前記過渡出力トルク低減手段は、前記走行環境に基づいて前記出力トルクを減少させる制御の開始時に、前記目標トルクよりも小さい過渡目標トルクを設定し、前記過渡目標トルクとなるように出力トルクを減少させた後に前記目標トルクとなるように出力トルクを制御する
    ことを特徴とする制駆動力制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の制駆動力制御装置において、
    前記出力トルクを出力するギアトレーンは、ハイブリッドシステムであり、エンジン及びモータジェネレータのトルク又は回転数を制御することにより前記出力トルクを変化させる
    ことを特徴とする制駆動力制御装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の制駆動力制御装置において、
    エンジン回転数の下限ガードが設けられ、前記走行環境に基づいて前記出力トルクを減少させる制御の開始時には、前記走行環境以外の要因により出力トルクを減少させるときに比べて、前記エンジン回転数の下限ガードが大きな値に設定される
    ことを特徴とする制駆動力制御装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の制駆動力制御装置において、
    運転者による意識的なシフト操作以外の前記走行環境に基づいて制駆動力を変更する制御を行う
    ことを特徴とする制駆動力制御装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の制駆動力制御装置において、
    更に、前記走行環境以外の要因に基づいてドライバー要求トルクの変化の勾配を小さく設定する出力トルク緩変化手段を備え、
    前記過渡出力トルク低減手段により設定されるトルク変化の勾配が前記出力トルク緩変化手段により設定されるトルク変化の勾配よりも大きく設定される
    ことを特徴とする制駆動力制御装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の制駆動力制御装置において、
    前記走行環境以外の要因は、イナーシャトルク補正である
    ことを特徴とする制駆動力制御装置。
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