JP4475263B2 - 光ディスク記録装置及び光ディスク - Google Patents
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Description
本実施形態に係る光ディスク記録装置は、光ディスクに対して例えば音楽データのデータを記録・再生する機能と、その光ディスクにおいて記録可能なデータ量を利用者が視認し得るようにする機能とを有している。以下の説明では、まず、光ディスクの構成を説明し、その次に、光ディスク記録装置についての説明を行う。
図1は、本実施形態に係る3種類の光ディスク、即ち、DVD−R、CD−R、CD−R/DVD−R混合型光ディスクの断面図である。DVD−R1aにおいては、記録面Daからレーベル面Laに向かって順番に、ポリカーボネート層101a、データ記録層103a、半透明層104a、中間層105a、変色層106a、半透明層107a、指標形成層108a及びポリカーボネート層109aとが積層されている。DVD−R1aの厚さはおおよそ1.2(mm)であるが、そのうちポリカーボネート層101a及びポリカーボネート層108aがそれぞれ0.6(mm)程度を占めており、データ記録層103aから指標形成層109aまでの厚さは微少な距離Δd1である。なお、図1では、変色層106aに焦点が合わせられたレーザ光laが照射されている場合を示している。
CD−R1bにおいては、記録面Dbからレーベル面Lbに向かって順番に、ポリカーボネート層101b、データ記録層103b、半透明層104b、中間層105b、変色層106b、半透明層107b、指標形成層108b及び保護層109bとが積層されている。なお、図1では、変色層106bに焦点が合わせられたレーザ光lbが照射されている場合を示している。データ記録層103bの記録面Da側には、螺旋状のグルーブ102bが形成されている。指標形成層108bには、CD−R1bに記録したデータ量の指標となる情報が、所定の色で予め印刷されている。変色層106aは、或る強度のレーザ光が照射されると変色する性質を有している。この変色後の色は、指標形成層108bにおける印刷に用いられている色とほぼ同じである。DVD−R1aと同じく、CD−R1bの厚さはおおよそ1.2(mm)であるが、その大半はポリカーボネート層101bの厚さであり、データ記録層103bから保護層109bまでの厚さは微少な距離Δd2である。
CD−R/DVD−R1cにおいては、記録面Dcからレーベル面Lcに向かって順番に、ポリカーボネート層101c、データ記録層103c、半透明層104c、中間層105c、変色層106c、半透明層107c、指標形成層108c及び保護層109cとが積層されている。なお、図1では、変色層106cに焦点が合わせられたレーザ光lcが照射されている場合を示している。データ記録層103cの記録面Dc側には、螺旋状のグルーブ102cが形成されている。変色層106cは、或る強度のレーザ光が照射されると変色する性質を有している。DVD−R1aやCD−R1bと同じく、CD−R/DVD−R1cの厚さはおおよそ1.2(mm)であるが、その大半はポリカーボネート層101c及び中間層105cの厚さであり、データ記録層103cから半透明層104cまでの厚さは微少な距離Δd3であり、変色層106cから保護層109cまでの厚さは微少な距離Δd4である。
本実施形態に係るシステムは、図3に示すように、ホスト装置10と光ディスク記録装置12とを相互に通信可能な状態に接続して構成される。光ディスク記録装置12は、ホスト装置10に内蔵する形式でも外付けする形式でもよい。光ディスク記録装置12には、前述したDVD−R1a,CD−R1b,CD−R/DVD−R1cのいずれか(以下、光ディスク1と総称する)が装填される。
以上がシステムの構成である。
次に、上述したシステムの動作説明を行う。
図4は、システム制御部56の動作を表したフローチャートである。図4において、光ディスク記録装置12に光ディスクが挿入されると(ステップS1)、システム制御部56によって光ディスク1のデータ記録層へのデータ記録が開始される(ステップS2)。具体的には、スピンドルサーボ32は、光ピックアップ34の受光信号から抽出されるウオブル信号が所定の周波数となるようにスピンドルモータ30を線速度一定に制御する。フォーカスサーボ42及びトラッキングサーボ44はオンとされる。振動信号発生器46は振動信号の発生を停止している。システム制御部56は、トラッキングサーボの残留誤差に基づき、ステッピングモータ36を所定量駆動し、光ピックアップ34をディスク外周方向に順次移送し、対物レンズ33の光軸位置が常に光ディスク1の記録位置付近となるように制御する。ホスト装置10からは記録データが光ディスク記録装置12に転送される。その記録データはインタフェース58を介してバッファメモリ60にいったん蓄えられる。この記録データは、記録の進行に応じて、バッファメモリ60から順次読み出されてエンコーダ52でインタリープ処理後にEFM変調され、さらにNRZI信号に変換される。NRZI信号は、ALPC回路50を介してレーザドライバ48に供給される。レーザドライバ48は、レーザ光をNRZI信号で変調する。変調されたレーザ光は光ピックアップ34から出射され、光ディスク1のデータ記録層に照射されてデータの記録が行われる。
まず、スピンドルサーボ32は、光ピックアップ34の受光信号から再生されるクロックが所定の周波数となるようにスピンドルモータ30を線速度一定に制御(CLV制御)する。フォーカスサーボ42およびトラッキングサーボ44はオンとされる。振動信号発生器46は振動信号の発生を停止する。システム制御部56は、トラッキングサーボの残留誤差に基づき、ステッピングモータ36を所定量駆動し、光ピックアップ34をディスク外周方向に順次移送し、対物レンズ33の光軸位置が常に光ディスク1の再生位置付近となるように制御する。光ピックアップ34は、再生用のレーザ光を出射して、光ディスク1のデータ記録層に記録されている信号を読み取る。光ピックアップ34で読み取られた信号はデコーダ54でEFM復調され、インタフェース58を介して光ディスク記録装置12から出力され、ホスト装置10に転送される。
また、レーザ光により変色されられた領域は、データ記録層におけるデータ記録済み量に応じた大きさとなっている。よって、この変色領域と、まだ変色していない領域との比率を見るだけでも、利用者は、光ディスク1において記録可能なおおよそのデータ量を認識することができる。
また、指標は、文字(数字を含む)で表現されているので、この指標を見れば、より詳細な記録可能データ量を認識することが可能となる。
以上述べた実施形態を次のように変形してもよい。
(4−1)変形例1
例えば指標形成層の指標と、変色層における変色領域との関係は、図6のようなものだけではなく、次のようなものも考えられる。
例えば、変色層において変色させられる領域を、光ディスク1の外縁に沿って形成された扇形の領域としてもよい。図7(a)は、指標形成層に印刷された指標を表しており、図7(b)は、データ記録層に記録可能な容量のうち1/4程度のデータが記録された場合に変色層で変色させられた領域を表している。この場合、変色層における変色領域の色と、指標形成層の「STAGE1」という指標の色とが重なり合うので、レーベル面から見た場合には、図7(c)に示すように、STAGE1〜STAGE4のうちのSTAGE1のみが見えなくなる。よって、利用者は、記録容量のほぼ1/4程度のデータ量を記録したから、さらに記録容量の3/4程度を記録可能だと認識することができる。この例の場合には、記録済みデータ量が増加するに従って、変色層において変色させられる扇形領域の中心角は徐々に大きくなる。
上述した実施形態においては、光ディスク1の変色層を変色させる際には、光ディスク記録装置12がその変色のための画像データを生成していたが、ホスト装置10がこれを生成して光ディスク記録装置12に供給するようにしてもよい。
光ディスク1は各メーカにより提供されるが、メーカごとにデータ記録層や変色層の特性は異なっていることが考えられる。たとえば、データ記録層の熱吸収率が異なる場合は、ピットを形成するために照射すべきレーザ光のレベルや変色させるために照射すべきレーザ光のレベルが異なることも想定される。変色層にしても同様である。このため、予め多数のメーカの光ディスク1に対してデータ記録及び描画を実際に行い、どの程度のレーザ光を照射するのが適しているのかを求めておき、かかる値をメモリ62に格納しておくようにしてもよい。この場合、光ディスク1の種類を示す識別情報(ディスクID情報)と対応付けて格納しておけば、セットされた光ディスク1のディスクID情報を読み取った上で、ディスク種類に沿ったレーザ光を照射することができる。
光ディスクの変色層は、熱又は光の少なくともいずれか一方に応じて変色する変色層であればよい。また、光ディスク1における変色層の位置は、図1に示したものに限らず、要するにデータ記録層とは異なる(光ディスク1の記録面又はレーベル面からの距離が異なる)位置に設けられていればよい。また、指標形成層の位置も同様に、図1に示したものに限らず、どの位置に設けられていてもよい。
Claims (6)
- 一方の面から他方の面に向かって、データが記録されるデータ記録層と、当該データ記録層とは異なる位置に設けられて熱又は光により変色する変色層と、複数の領域の各々に前記変色層における変色後の色でデータ量の指標が予め形成された指標形成層とが順番に積層された光ディスクに対し、当該光ディスクの一方の面から当該データ記録層又は当該変色層のいずれかに対して焦点を合わせたレーザ光を照射する照射手段と、
データに応じたレーザ光を前記データ記録層に焦点を合わせて前記照射手段から照射させて、当該データ記録層にデータを記録するデータ記録手段と、
前記データ記録層に記録されたデータの量を記録済みデータ量として特定する特定手段と、
特定された前記記録済みデータ量に相当する前記指標が形成された領域に重なり合う前記変色層の領域である変色領域に対し、当該変色層に焦点を合わせたレーザ光を前記照射手段から照射させ、当該変色領域の色を変色させて、当該変色領域の色と、当該変色領域と重なり合う位置に形成された前記指標の色とを同化させる変色手段と
を備えることを特徴とする光ディスク記録装置。 - 光ディスクの前記指標形成層において、前記複数の領域は、前記光ディスクの中心から径がそれぞれ異なる複数の同心円によって区切られており、
前記変色手段は、前記特定手段によって特定された前記記録済みデータ量が増加するに従って、前記変色層において前記光ディスクの中心から同心円状に当該ディスクの外縁に向かって大きくなるような領域を変色させる
ことを特徴とする請求項1記載の光ディスク記録装置。 - 光ディスクの前記指標形成層において、前記複数の領域は、前記光ディスクの外縁に沿って形成された複数の扇形によって区切られており、
前記変色手段は、前記特定手段によって特定された前記記録済みデータ量が増加するに従って、前記扇形の中心角が大きくなるような領域を変色させる
ことを特徴とする請求項1記載の光ディスク記録装置。 - 光ディスクの前記指標形成層において、前記複数の領域が前記光ディスクの中心から当該ディスクの外縁に向かって螺旋状に連なっており、
前記変色手段は、前記特定手段によって特定された前記記録済みデータ量が増加するに従って、前記変色層において前記光ディスクの中心から当該ディスクの外縁に向かって螺旋状に長くなるような領域を変色させる
ことを特徴とする請求項1記載の光ディスク記録装置。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載の光ディスク記録装置によってレーザ光が照射される光ディスクであって、
データが記録されるデータ記録層と、
前記データ記録層とは異なる位置に設けられて、熱又は光により変色する変色層と、
複数の領域の各々に、前記変色層における変色後の色によってデータ量の指標が予め形成された指標形成層であって、前記変色層に焦点が合わせられたレーザ光が照射されると、当該変色層において変色した変色領域の色と、当該変色領域と重なり合う位置に形成された前記指標の色とが同化する指標形成層と
が一方の面から他方の面に向かって順番に積層されている
ことを特徴とする光ディスク。 - 前記指標形成層には、前記データ量の指標を表す文字が予め印刷されている
ことを特徴とする請求項5記載の光ディスク。
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