JP2006134424A - 光ディスク及び光ディスク装置 - Google Patents

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JP2006134424A
JP2006134424A JP2004321041A JP2004321041A JP2006134424A JP 2006134424 A JP2006134424 A JP 2006134424A JP 2004321041 A JP2004321041 A JP 2004321041A JP 2004321041 A JP2004321041 A JP 2004321041A JP 2006134424 A JP2006134424 A JP 2006134424A
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optical disc
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annular region
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Kenji Nagashima
賢治 長島
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Funai Electric Co Ltd
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Funai Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】 レーザビームを照射することによりレーベル面にカラー可視画像を形成する
ことができる光ディスク及び光ディスク装置を提供する。
【解決手段】 DVD50において、1つの周から成りレーザビームが照射された部分
の色が変化する環状領域55が、円盤状の基板56の一方面に同心円状に複数周形成され
て成るレーベル面59を備え、環状領域55は、レーザビームが照射されることに起因し
て生じる熱に感熱して青色に変化する環状領域55a、緑色に変化する環状領域55b、
赤色に変化する環状領域55cの3原色にそれぞれ変化する3種類の環状領域を有してお
り、それぞれの環状領域が順に配設されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、光ディスク及び光ディスク装置に関し、特に、レーザビームを照射すること
により光ディスクのレーベル面に可視画像の形成を行うことができるようにした光ディス
ク及び光ディスク装置に関するものである。
従来から、CD(Compact Disk:コンパクトディスク)やDVD(Digital Versatile
Disk:デジタルバーサタイルディスク)等の光ディスクに対してレーザビームを照射する
ことにより、その光ディスクに記録されている音楽情報や動画情報等の情報を再生したり
、そのような情報をその光ディスクに記録したりする光ディスク装置が提供されている。
そのような光ディスク装置で光ディスクに情報の記録を行った場合、その記録した内容
が外観で認識できれば便利であるため、ユーザは専用のプリンタ装置を用いて、その光デ
ィスクに記録した内容を示す文字等(例えば、曲名や映画タイトル等)を円形のシートに
印刷し、このシートをその光ディスクの記録面と反対の面に貼り付けるというようなこと
を行っていた。
しかしながら、この方法では、ユーザは、専用のプリンタ装置を用意する必要や、その
専用プリンタ装置でのシートの印刷、印刷されたシートの光ディスクへの貼り付け等の煩
雑な作業を行う必要があった。
そこで、近年、再生時や記録時に光ディスクの記録面に照射されるレーザビームを光デ
ィスクのレーベル面となる所定領域に照射し、照射した部分の発色等を変化させることに
より、光ディスクの記録内容を可視的に認識するための可視画像(例えば、曲名や映画タ
イトル等を示す文字等)を形成(印刷)することができる光ディスク及び光ディスク装置
が提供されるようになってきている(例えば、特許文献1〜3参照)。
また、グルーブ部とランド部とが交互に形成された溝連続体からなる微細パターンを有
する支持体と、前記微細パターン上に形成され情報を記録するための記録層とを有する情
報記録担体であって、前記微細パターンを前記記録層を再生する再生光の波長と対物レン
ズの開口数とに基づいて形成した情報記録担体がある(例えば、特許文献4参照)。
特開2004−213802号公報 特開2004−30922号公報 特開2004−30836号公報 特開2004−46910号公報
しかしながら、レーザビームを光ディスクのレーベル面に照射することによりそのレー
ベル面に可視画像を形成する従来の光ディスク及び光ディスク装置では、レーベル面に印
刷される可視画像は単色画像に限られており、複数色から成るカラー可視画像を印刷する
ことはできなかった。
また、特許文献1に記載の従来の光ディスク装置は、照射される3つのレーザ光の焦点
が光ディスクの径方向となるように配列された前記3つのレーザ光を照射するレーザアレ
イを備えることによりレーベル印刷を高速で行うことができるようにしているが、カラー
可視画像を印刷できるようにしたものではない。
また、特許文献2に記載の従来の光記録媒体、及び、特許文献3に記載の従来の光ディ
スク記録装置は、暗号化された記録情報を複合化するためのキー情報に基づく管理情報を
レーベル面上に印刷することによりセキュリティ性を高めることができるようにしている
が、カラー可視画像を印刷できるようにしたものではない。
また、特許文献4に記載の従来技術は、光ディスクの記録面への情報記録の際のクロス
イレースを防止するためのものであり、この従来技術は、光ディスクのレーベル面にカラ
ー可視画像を印刷するために適用できるものではない。
本発明は、上記の点に鑑み、レーザビームを照射することによりレーベル面にカラー可
視画像を形成することができる光ディスク及び光ディスク装置を提供することを目的とす
る。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、レーザビームが照射されることにより
可視画像が形成される光ディスクであって、1つの周から成り前記レーザビームが照射さ
れた部分の色が変化する環状領域または螺旋状領域が、円盤状の基板層の一方面に同心円
状または螺旋状に複数周形成されて成るレーベル面を備え、前記環状領域または螺旋状領
域は、周ごとに赤色、緑色、青色の3色、または、シアン、マゼンタ、イエローの3色に
変化するように、前記レーザビームが照射されて発色または退色する色素材料で構成され
るともに、その周の変化する色に対応した色情報コードを表す形状であって、前記色情報
コードに対応して周方向の長さを変化させたピット形状またはスリット形状、または、前
記色情報コードに対応したパターンで周方向に配列されたピット形状またはスリット形状
、または、前記色情報コードに対応した周期で変化するウォブル形状を有することを特徴
とする光ディスクを提供する。
カラー可視画像は、赤色、緑色、青色の3色の色成分画像、または、シアン、マゼンタ
、イエローの3色の色成分画像を合成することにより生成することができる。即ち、カラ
ー画像データは、赤色、緑色、青色の3色の色成分画像データ、または、シアン、マゼン
タ、イエローの3色の色成分画像データに分離することができる。
この構成によれば、前記環状領域または螺旋状領域のレーザビームが照射された部分は
、その環状領域または螺旋状領域を構成する色素材料が発色または退色する色に応じた色
、即ち、赤色、緑色、青色の3色のいずれかの色、または、シアン、マゼンタ、イエロー
の3色のいずれかの色に変化する。
また、その環状領域または螺旋状領域が前記3色のいずれの色に変化するのかというこ
とが、その環状領域または螺旋状領域の形状を読み取ることにより、その形状が表す色情
報コードから判別できる。
従って、周ごとに、その環状領域または螺旋状領域が変化する色、即ち、赤色、緑色、
青色の3色、または、シアン、マゼンタ、イエローの3色のそれぞれの色に対応する色成
分画像データに基づいてレーザビームが照射されることにより、前記レーベル面にカラー
可視画像を形成することが可能となる。
請求項2の発明は、レーザビームが照射されることにより可視画像が形成される光ディ
スクであって、1つの周から成り前記レーザビームが照射された部分の色が変化する環状
領域が、円盤状の基板層の一方面に同心円状に複数周形成されて成るレーベル面を備え、
前記環状領域は、周ごとに複数の異なる色に変化するように、前記レーザビームが照射さ
れて発色または退色する色素材料で構成されるともに、その周の変化する色に対応した色
情報コードを表す形状を有することを特徴とする光ディスクを提供する。
この構成によれば、前記環状領域のレーザビームが照射された部分は、その環状領域を
構成する色素材料が発色または退色する色に応じた色に変化する。また、その環状領域が
どの色に変化するのかということが、その環状領域の形状を読み取ることにより、その形
状が表す色情報コードから判別できる。従って、周ごとにその環状領域が変化する色に対
応する色成分画像データに基づいてレーザビームが照射されることにより、前記レーベル
面に複数色から成る可視画像を形成することが可能となる。
請求項3の発明は、レーザビームが照射されることにより可視画像が形成される光ディ
スクであって、1つの周から成り前記レーザビームが照射された部分の色が変化する螺旋
状領域が、円盤状の基板層の一方面に螺旋状に複数周形成されて成るレーベル面を備え、
前記螺旋状領域は、周ごとに複数の異なる色に変化するように、前記レーザビームが照射
されて発色または退色する色素材料で構成されるともに、その周の変化する色に対応した
色情報コードを表す形状を有することを特徴とする光ディスクを提供する。
この構成によれば、前記螺旋状領域のレーザビームが照射された部分は、その螺旋状領
域を構成する色素材料が発色または退色する色に応じた色に変化する。また、その螺旋状
領域がどの色に変化するのかということが、その螺旋状領域の形状を読み取ることにより
、その形状が表す色情報コードから判別できる。従って、周ごとにその螺旋状領域が変化
する色に対応する色成分画像データに基づいてレーザビームが照射されることにより、前
記レーベル面に複数色から成る可視画像を形成することが可能となる。
請求項4の発明は、請求項2または請求項3の発明において、前記複数の異なる色が、
赤色、緑色、青色の3色、または、シアン、マゼンタ、イエローの3色であることを特徴
としている。
このようにすれば、前記環状領域または螺旋状領域のレーザビームが照射された部分は
、その環状領域または螺旋状領域を構成する色素材料が発色または退色する色に応じた色
、即ち、赤色、緑色、青色の3色のいずれかの色、または、シアン、マゼンタ、イエロー
の3色のいずれかの色に変化する。
従って、周ごとにその環状領域または螺旋状領域が変化する色、即ち、赤色、緑色、青
色の3色、または、シアン、マゼンタ、イエローの3色のそれぞれの色に対応する色成分
画像データに基づいてレーザビームが照射されることにより、前記レーベル面にカラー可
視画像を形成することが可能となる。
請求項5の発明では、請求項2〜請求項4のいずれかの発明において、前記色情報コー
ドを表す形状が、前記色情報コードに対応したパターンで周方向に配列されたピット形状
またはスリット形状であることを特徴としている。このようにすれば、前記色情報コード
を容易に表すことができる。
請求項6の発明では、請求項2〜請求項4のいずれかの発明において、前記色情報コー
ドを表す形状が、前記色情報コードに対応して周方向の長さを変化させたピット形状また
はスリット形状であることを特徴としている。このようにすれば、前記色情報コードを容
易に表すことができる。
請求項7の発明では、請求項2〜請求項4のいずれかの発明において、前記色情報コー
ドを表す形状が、前記色情報コードに対応した周期で変化するウォブル形状であることを
特徴としている。このようにすれば、前記色情報コードを容易に表すことができる。
請求項8の発明は、1つの周から成りレーザビームが照射された部分の色が変化する環
状領域または螺旋状領域が、複数周形成されたレーベル面を有する光ディスクに対して、
レーザビームを照射することにより可視画像を形成する光ディスク装置であって、レーザ
ビームを出射するレーザダイオードと、レーザダイオードを駆動するレーザダイオードド
ライバと、前記レーザダイオードから出射されたレーザビームを前記光ディスクのレーベ
ル面に集光させる対物レンズと、前記対物レンズを前記光ディスクの径方向に駆動するト
ラッキングアクチュエータと、前記対物レンズを光軸方向に駆動するフォーカスアクチュ
エータと、出射されたレーザビームの前記レーベル面からの反射光を受光し受光した反射
光に基づく受光信号を出力する受光素子とを有する光ピックアップと、前記受光信号に含
まれる前記環状領域または螺旋状領域の位置情報に基づいて前記トラッキングアクチェー
タを駆動して前記レーベル面に照射されるレーザビームのトラッキング制御を行うととも
に、前記受光信号に含まれる前記レーベル面におけるレーザビームの焦点情報に基づいて
前記フォーカスアクチュエータを駆動して前記レーベル面に照射されるレーザビームのフ
ォーカス制御を行うサーボ回路と、前記光ピックアップから出射されるレーザビームの前
記レーベル面における照射位置を前記光ディスクの径方向に移動させる照射位置移動部と
、形成する可視画像の赤色、緑色、青色の3色、または、シアン、マゼンタ、イエローの
3色の色成分のそれぞれの色成分に対応する複数の色成分画像データを記憶する記憶部と
、前記光ディスクに可視画像を形成する際に、前記レーザダイオードドライバに前記レー
ザダイオードから前記環状領域または螺旋状領域の色を変化させない照射パワーのレーザ
ビームを照射させる第1の照射指示信号を与え、前記受光信号からレーザビームが照射さ
れた前記環状領域または螺旋状領域が有する色情報コードを読み取り、読み取った色情報
コードが示す色の色成分に対応する前記記憶部に記憶されている色成分画像データと前記
レーベル面における現在のレーザビームの照射位置情報とに基づいて、前記レーザダイオ
ードドライバに前記レーザダイオードから前記環状領域または螺旋状領域の色を変化させ
る照射パワーのレーザビームを照射させる第2の照射指示信号を与える制御部とを備えた
ことを特徴とする光ディスク装置を提供する。
この構成によれば、前記光ディスクに可視画像を形成する際には、前記制御部が前記レ
ーザダイオードドライバに第1の照射指示信号を与えることにより、前記レーザダイオー
ドから前記レーベル面の環状領域または螺旋状領域の色を変化させない照射パワーのレー
ザビームが照射される。そして、前記制御部が前記受光信号から、そのレーザビームが照
射された環状領域または螺旋状領域が有する、その環状領域または螺旋状領域が変化する
色を示す色情報コードを読み取り、読み取った色情報コードが示す色、即ち、赤色、緑色
、青色の3色、または、シアン、マゼンタ、イエローの3色のいずれかの色の色成分に対
応する前記記憶部に記憶されている色成分画像データと、前記レーベル面における現在の
レーザビームの照射位置情報とに基づいて前記レーザダイオードドライバに第2の照射指
示信号を与えることにより前記レーザダイオードから前記環状領域または螺旋状領域の色
を変化させる照射パワーのレーザビームが照射される。
これにより、前記光ディスクの前記環状領域または螺旋状領域のレーザビームの照射さ
れた部分が、その周の環状領域または螺旋状領域が変化する色、即ち、赤色、緑色、青色
の3色のいずれかの色、または、シアン、マゼンタ、イエローの3色のいずれかの色に変
化する。そして、前記光ディスクのレーベル面を構成する複数周の環状領域または螺旋状
領域ごとに同様の処理を行うことにより、前記レーベル面にカラー可視画像を形成するこ
とができる。
また、このとき、サーボ回路により、前記受光信号に含まれる前記環状領域または螺旋
状領域の位置情報に基づいて対物レンズを駆動するトラッキングアクチュエータが駆動さ
れ前記レーベル面に照射されるレーザビームのトラッキング制御が行われる。さらに、同
時に、サーボ回路により、前記受光信号に含まれる前記レーベル面におけるレーザビーム
の焦点情報に基づいて対物レンズを駆動するフォーカスアクチュエータが駆動され前記レ
ーベル面に照射されるレーザビームのフォーカス制御が行われる。これにより、前記環状
領域または螺旋状領域に正確にレーザビームを照射することができるので、レーザビーム
が照射された前記環状領域または螺旋状領域が有する色情報コードを正確に読み取ること
ができるとともに、その環状領域または螺旋状領域の色を変化させたい部分を正確に色変
化させることができる。
請求項9の発明は、1つの周から成りレーザビームが照射された部分の色が変化する環
状領域または螺旋状領域が、複数周形成されたレーベル面を有する光ディスクに対して、
レーザビームを照射することにより可視画像を形成する光ディスク装置であって、レーザ
ビームを出射し、出射されたレーザビームを前記レーベル面に集光させ、前記レーベル面
からの反射光を受光し受光した反射光に基づく受光信号を出力する光ピックアップと、前
記光ピックアップから出射されるレーザビームの前記レーベル面における照射位置を前記
光ディスクの径方向に移動させる照射位置移動部と、形成する可視画像の複数の色成分の
それぞれの色成分に対応する複数の色成分画像データを記憶する記憶部と、前記光ディス
クに可視画像を形成する際に、前記光ピックアップに前記環状領域または螺旋状領域の色
を変化させない照射パワーのレーザビームを照射させる第1の照射指示信号を与え、前記
受光信号からレーザビームが照射された前記環状領域または螺旋状領域が有する色情報コ
ードを読み取り、読み取った色情報コードが示す色の色成分に対応する前記記憶部に記憶
されている色成分画像データと前記レーベル面における現在のレーザビームの照射位置情
報とに基づいて、前記光ピックアップに前記環状領域または螺旋状領域の色を変化させる
照射パワーのレーザビームを照射させる第2の照射指示信号を与える制御部とを備えたこ
とを特徴とする光ディスク装置を提供する。
この構成によれば、前記光ディスクに可視画像を形成する際には、前記制御部が前記光
ピックアップに第1の照射指示信号を与えることにより、前記光ピックアップから前記レ
ーベル面の環状領域または螺旋状領域の色を変化させない照射パワーのレーザビームが照
射される。そして、前記制御部が前記受光信号から、そのレーザビームが照射された環状
領域または螺旋状領域が有する、その環状領域または螺旋状領域が変化する色を示す色情
報コードを読み取り、読み取った色情報コードが示す色の色成分に対応する前記記憶部に
記憶されている色成分画像データと、前記レーベル面における現在のレーザビームの照射
位置情報とに基づいて前記光ピックアップに第2の照射指示信号を与えることにより前記
光ピックアップから前記環状領域または螺旋状領域の色を変化させる照射パワーのレーザ
ビームが照射される。
これにより、前記光ディスクの前記環状領域または螺旋状領域のレーザビームの照射さ
れた部分が、その周の環状領域または螺旋状領域が変化する色に変化する。そして、前記
光ディスクのレーベル面を構成する複数周の環状領域または螺旋状領域ごとに上記処理を
行うことにより、前記レーベル面に複数色から成る可視画像を形成することが可能となる
請求項10の発明は、請求項9の発明において、前記記憶部は、形成する可視画像の赤
色、緑色、青色の3色、または、シアン、マゼンタ、イエローの3色の色成分のそれぞれ
の色成分に対応する複数の色成分画像データを記憶することを特徴としている。このよう
にすれば、前記レーベル面にカラー可視画像を形成することが可能となる。
請求項11の発明は、請求項9または請求項10の発明において、前記光ピックアップ
は、レーザビームを出射するレーザダイオードと、レーザダイオードを駆動するレーザダ
イオードドライバと、前記レーザダイオードから出射されたレーザビームを前記光ディス
クのレーベル面に集光させる対物レンズと、前記対物レンズを前記光ディスクの径方向に
駆動するトラッキングアクチュエータと、前記対物レンズを光軸方向に駆動するフォーカ
スアクチュエータと、出射されたレーザビームの前記レーベル面からの反射光を受光し受
光した反射光に基づく受光信号を出力する受光素子とを有し、前記光ディスク装置は、さ
らに、前記受光信号に含まれる前記環状領域または螺旋状領域の位置情報に基づいて前記
トラッキングアクチェータを駆動して前記レーベル面に照射されるレーザビームのトラッ
キング制御を行うとともに、前記受光信号に含まれる前記レーベル面におけるレーザビー
ムの焦点情報に基づいて前記フォーカスアクチュエータを駆動して前記レーベル面に照射
されるレーザビームのフォーカス制御を行うサーボ回路を備えることを特徴としている。
この構成によれば、サーボ回路により、前記受光信号に含まれる前記環状領域または螺
旋状領域の位置情報に基づいて対物レンズを駆動するトラッキングアクチュエータが駆動
され前記レーベル面に照射されるレーザビームのトラッキング制御が行われる。さらに、
同時に、サーボ回路により、前記受光信号に含まれる前記レーベル面におけるレーザビー
ムの焦点情報に基づいて対物レンズを駆動するフォーカスアクチュエータが駆動され前記
レーベル面に照射されるレーザビームのフォーカス制御が行われる。これにより、前記環
状領域または螺旋状領域に正確にレーザビームを照射することができるので、レーザビー
ムが照射された前記環状領域または螺旋状領域が有する色情報コードを正確に読み取るこ
とができるとともに、その環状領域または螺旋状領域の色を変化させたい部分を正確に色
変化させることができる。
請求項12の発明は、請求項11の発明において、前記光ディスクに可視画像を形成す
る際に、前記レーザダイオードドライバに第1、第2の照射指示信号を与えることを特徴
としている。
このようにすれば、前記レーザダイオードから前記環状領域または螺旋状領域の色を変
化させない照射パワーのレーザビームが適宜照射され、また、前記レーザダイオードから
前記環状領域または螺旋状領域の色を変化させる照射パワーのレーザビームが適宜照射さ
れる。
以上のように本発明によれば、レーザビームが照射されることによりレーベル面にカラ
ー可視画像を形成することができる光ディスクが実現できる。
また、本発明によれば、レーザビームを照射することにより光ディスクのレーベル面に
カラー可視画像を形成することができる光ディスク装置が実現できる。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明するが、先ず、本実施形
態の光ディスクの構成について説明し、その後、その光ディスクを対象としてその光ディ
スクにカラー可視画像を形成することができる本実施形態の光ディスク装置の構成及び動
作等について説明する。
図1は、本発明の一実施形態のDVD(光ディスク)の外観を概略的に示す斜視図であ
る。図1に示すDVD50は、DVD−ROM、DVD−R、DVD−RW等の各種DV
Dの規格に準拠し、それらと外観形状、寸法がほぼ同じDVDであり、その中央部には記
録・再生時に光ディスク装置等によるチャッキングを可能とするための円形の孔50aが
形成されている。
また、DVD50は、図1の下側にあたる記録面58に、DVD−R等と同様に、音楽
データやプログラムデータ等の情報を記録することが可能であり、図の上側のレーベル面
59にカラー可視画像を形成することが可能である。レーベル面59には、カラー可視画
像形成のために、レーザビームが照射された部分の色が変化する1つの周から成る環状領
域55が同心円状に複数周設けられている。尚、図1はDVD50の外観を概略的に示し
ており、孔50aや環状領域55の形状、寸法比率等はこの図に示される通りではない。
また、環状領域55は、螺旋状に複数周設けられた螺旋状領域であっても良い。
図2は、図1に示すDVD50の構成を模式的に示す断面図である。DVD50は、そ
の厚みTを1.2mmとされ、また、基板51、情報記録層となる記録色素膜52、反射
層53、基板56、環状領域55、及び、保護層54が順に積層されて構成されている。
環状領域55は、基板56の一方の面に塗布または印刷されることにより形成されており
、反射層53と基板56との間には、反射層53と基板56の環状領域55が形成されて
いない方の面とを貼り合わせるための接着剤等から成る透明中間層57が存在している。
尚、図2はDVD50の構造を模式的に示しており、各層の形状、寸法比率等はこの図に
示される通りではない。
これらの各層のうち、記録色素膜52の上には所定のピッチ(トラックピッチ=約0.
74μm)で螺旋状にグルーブ52aが形成されており、DVD50に情報記録する際に
は、このグルーブ52a上にレーザビームが集光されるように制御(フォーカス制御)さ
れるとともに、このグルーブ52aに沿ってレーザビームが照射されるように制御(トラ
ッキング制御)され、グルーブ52a上に記録データ長に対応するピットが形成される。
また、DVD50に記録されている情報を再生する際にも、同様に、このグルーブ52
a上にレーザビームが集光されるように制御(フォーカス制御)されるとともに、このグ
ルーブ52aに沿ってレーザビームが照射されるように制御(トラッキング制御)され、
このときにDVD50から反射されるそのレーザビームの反射光の信号を復調して、記録
されている情報の再生が行われる。
従って、情報を記録する場合には、DVD50は、記録面58が光ディスク装置のレー
ザビームを出射する光ピックアップと対向するようにセットされる。このように、このD
VD50は、環状領域55が設けられている以外は従来から使用されているDVD−R等
とほぼ同様の構成であり、記録面58側、即ち、記録色素膜52、反射層53等の詳細な
構成についてはその説明を省略する。
一方、DVD50のレーベル面59にカラー可視画像を形成する場合には、DVD50
は、レーベル面59が光ディスク装置のレーザビームを出射する光ピックアップと対向す
るようにセットされる。そして、後述するように、光ディスク装置の光ピックアップから
、複数の環状領域55のそれぞれにレーザビームを照射することにより、それぞれの環状
領域55の一部分または全部の色を適宜変化させてカラー画像データに対応したカラー可
視画像を形成する。
環状領域55は、レーザビームが照射されることに起因して生じる熱に感熱して青色に
変化する環状領域55a、緑色に変化する環状領域55b、赤色に変化する環状領域55
cの3原色にそれぞれ変化する3種類の環状領域を有しており、それぞれの環状領域が順
に配設されている。尚、配設順は図2に示す順に限定されるものではない。
環状領域55は、例えば、ロイコ色素と顕色剤とを含む材料で構成され、ロイコ色素と
しては、レーザビームが照射されることに起因して生じる熱により顕色剤と化学変化を起
こして特定波長帯の光の反射率が大幅に低下(退色)するものを使用する。そして、変化
する色を変えるために、それぞれの環状領域55a、55b、55cには、反射率を低下
させる波長帯がそれぞれ異なるロイコ色素が用いられる。
例えば、青色に変化する環状領域55aには、ロイコ色素として、赤色光の波長帯であ
る610〜750nmの反射率、及び、緑色光の波長帯である500〜560nmの反射
率が大幅に低下するものが使用される。これにより、レーベル面59が白色であると、光
の3原色の原理から人の目には青色に見える。
同様に、緑色に変化する環状領域55bには、ロイコ色素として、赤色光の波長帯の反
射率、及び、青色光の波長帯の反射率が大幅に低下するものが使用され、赤色に発色する
環状領域55cには、ロイコ色素として、緑色光の波長帯の反射率、及び、青色光の波長
帯の反射率が大幅に低下するものが使用される。これにより、レーベル面59が白色であ
ると、光の3原色の原理から人の目には環状領域55bは緑色に、環状領域55cは赤色
に見える。
尚、各環状領域55a、55b、55cは、それぞれ、シアン、マゼンタ、イエローに
変化するようにしても良い。例えば、シアン色に変化させるためには、その環状領域に含
まれるロイコ色素として、赤色光の波長帯である610〜750nmの反射率が大幅に低
下するものを使用する。これにより、レーベル面59が白色であると、光の3原色の原理
から人の目には青色と緑色の混色であるシアン色に見える。同様に、ロイコ色素として、
緑色光の波長帯の反射率が大幅に低下するものが使用されると、青色と赤色の混色である
マゼンタ色に見え、ロイコ色素として、青色光の波長帯の反射率が大幅に低下するものが
使用されると、赤色と緑色の混色であるイエロー色に見える。
また、各環状領域55a、55b、55cを構成する色素材料は、例えば、レーザビー
ムが照射されることに起因して生じる熱により、各環状領域55a、55b、55cが変
化する色に発色する色素材料であっても良い。
また、各環状領域55a、55b、55cが変化する色、即ち、青色、緑色、赤色のそ
れぞれには、それぞれの色に対応した色情報コードが割り当てられている。例えば、青色
には「001」、緑色には「011」、赤色には「111」である。そして、各環状領域
55a、55b、55cは、それぞれ、各環状領域55a、55b、55cが変化する色
に対応した色情報コードを表す形状を有している。
その形状としては、前記色情報コードのパターンで周方向にピットまたはスリットが形
成されていても良いし、色情報コードに対応する長さのピットまたはスリットが形成され
ていても良い。また、各環状領域55a、55b、55cが、前記色情報コードに対応し
た周期で変化するウォブル形状を有していても良い。
本実施形態のDVD50は、前記色情報コードのパターンで周方向にピットが形成されて
いるものとする。
また、各周の環状領域55には、前記色情報コードを表すピット以外に、周の起点を示
すプリピットが形成されていても良い。
DVD50は、上記のような各層を備えるよう製造されるのであれば、製造方法を問う
ものではないが、例えば、基板51上に記録色素膜52及び反射層53を蒸着させたもの
と、基板56の一方の面上に環状領域55を塗布または印刷し、さらに保護層54をコー
ティングしたものとを、基板56の前記一方の面と反対側の面と反射層53とを対抗させ
て透明中間層56を構成する接着剤等で貼り合わせることにより製造することができる。
次に、上述したDVD50にカラー可視画像をレーベル印刷することのできる光ディス
ク装置を説明する。図3は、本実施形態に係る光ディスク装置の構成を示すブロック図で
ある。図3に示す光ディスク装置は、DVDの再生または記録を行う光ディスク装置であ
る。
図3に示すように、光ディスク装置100は、バックエンドであるパーソナルコンピュ
ータ(PC)110に接続されており、光ピックアップ10、フロントエンドプロセッサ
(FEP)13、レーザパワーコントロール(LPC)回路14、サーボ回路15、モー
タ駆動回路16、制御部17、ステッピングモータ18、ドライバ19、モータコントロ
ーラ20、スピンドルモータ21、バッファメモリ22を備えている。
スピンドルモータ21は、データを再生または記録する対象となるDVD50を回転駆
動するためのモータであり、モータ駆動回路16によりその回転数が制御される。モータ
駆動回路16には、制御部17からの指示信号、及び、スピンドルモータ21またはスピ
ンドルモータ21に設けられたセンサ等からフィードバックされるスピンドルモータ21
の回転数に応じた周波数のパルス信号が供給され、モータ駆動回路16は、これらの供給
される信号に基づいてスピンドルモータ21の回転制御を行う。尚、スピンドルモータ2
1の回転駆動方式には、DVD50を角速度一定で回転駆動する方式(CAV方式:Cons
tant Angular Velocity)や、一定の記録線速度となるようにDVD50を回転駆動する
方式(CLV方式:Constant Linear Velocity)があるが、いずれを用いるようにしても
よい。
光ピックアップ10は、スピンドルモータ21により回転駆動されるDVD50に対し
てレーザビームを照射するユニットである。
図4に光ピックアップ10の構成を示す。図4に示すように、光ピックアップ10は、
DVDの再生または記録用に使用される波長660nmの赤色光であるレーザビームL1
を出射するレーザダイオード37と、レーザダイオード37を駆動するレーザダイオード
ドライバ(LDD)11と、レーザビームL1をDVD50(記録色素膜52や環状領域
55)に集光させるための光学系40と、反射光を受光する受光素子36と、受光素子3
6からの受光信号を増幅するヘッドアンプ(HA)12とを備えている。
LDD11は、図3に示す制御部17からの指示信号と、LPC回路14からの制御信
号に従ってレーザダイオード37を駆動する。レーザダイオード37は、LDD11から
駆動電流が供給されると、該駆動電流に応じた強度のレーザビームL1を出射する。そし
て、レーザダイオード37より出射されたレーザビームL1は回折格子38により主ビー
ムと2つの副ビーム(先行ビーム、後行ビーム)に分離され、これら3つのレーザビーム
L1は偏光ビームスプリッタ39、コリメータレンズ30、1/4波長板31、対物レン
ズ32を経て、DVD50の記録面58またはレーベル面59に集光される。
図5は、再生時または記録時に、DVD50の記録面58が光ピックアップ10に対向
するようにセットされている場合のレーザビームL1の光路を示す図であり、図6は、レ
ーベル印刷時に、DVD50のレーベル面59が光ピックアップ10に対向するようにセ
ットされている場合のレーザビームL1の光路を示す図である。
そして、DVD50の記録面58またはレーベル面59で反射された3つのレーザビー
ムL1は、再び、対物レンズ32、色フィルタアパーチャ41、1/4波長板31、コリ
メータレンズ30、偏光ビームスプリッタ39bを透過し、偏向ビームスプリッタ39a
で反射されて、シリンドリカルレンズ33を経て、受光素子36に入射するようになって
いる。
そして、受光素子56は、受光した信号をヘッドアンプ12に出力し、該受光信号がヘ
ッドアンプ12で増幅されて図3に示すFEP13やサーボ回路15に供給されるように
なっている。FEP13は、所定の変調が施されているこの受光信号を復調して制御部1
7に供給する。
また、サーボ回路15には、この受光信号に含まれる、トラッキング制御に使用される
グルーブ52aまたは環状領域55の位置情報や、フォーカス制御に使用される記録色素
膜52または環状領域55に集光しているレーザビームL1の焦点に関する情報(焦点情
報)が供給されることになる。このトラッキング制御、フォーカス制御については詳細を
後述する。
また、光ピックアップ10は、図示しないフロントモニタダイオードを有しており、レ
ーザダイオード37がレーザビームL1を出射しているときに、その出射されたレーザビ
ームL1を受光したフロントモニタダイオードに電流が生じ、その電流が図3に示すLP
C回路14に供給されるようになっている。そして、LPC回路14は、制御部17によ
って指示される最適レーザパワーの目標値と一致する値のレーザパワーがレーザダイオー
ド37から出射されるようにLDD11を制御する。ここで行われるLPC回路14によ
るレーザパワー制御は、前記フロントモニタダイオードから供給される電流値を用い、目
標となる強度のレーザビームがレーザダイオード37から照射されるように制御するフィ
ードバック制御である。
対物レンズ32は、フォーカスアクチュエータ34及びトラッキングアクチュエータ3
5に保持されており、レーザビームL1の光軸方向及びDVD50の径方向に移動できる
ようになっている。フォーカスアクチュエータ34及びトラッキングアクチュエータ35
の各々は、サーボ回路15から供給されるフォーカスエラー(FE)信号及びトラッキン
グエラー(TE)信号に応じて対物レンズ32を光軸方向および径方向に移動させる。
サーボ回路15は、ヘッドアンプ12から供給される増幅された受光信号に基づいてF
E信号及びTE信号を生成し、それらをフォーカスアクチュエータ34及びトラッキング
アクチュエータ35に与えることでフォーカス制御及びトラッキング制御を行う。
ここで、光ピックアップ10から出射されDVD50に照射される上述した3つのレー
ザビームL1は、主ビームのスポット中心がDVD50の1つのグルーブ52aまたは1
つの環状領域55の中心に位置したときに、一方の副ビームのスポットがそのグルーブ5
2aまたは環状領域55の内側面に、他方の副ビームのスポットがそのグルーブ52aま
たは環状領域55の外側面にそれぞれかかるような位置関係にある。
そのため、サーボ回路15は、ヘッドアンプ12から与えられる受光信号を用いて、受
光素子36で検出される2つの副ビームの反射光の強度の差分を演算することにより、主
ビームが目標とするグルーブ52aまたは環状領域55の中心に対して内側/外側のどち
ら側にどれだけズレているのか、即ち、トラッキングエラー量を知ることができる。そし
て、サーボ回路15は、そのトラッキングエラー量をゼロにするためのTE信号を生成し
、そのTE信号でトラッキングアクチュエータ35を制御することで、DVD50が偏心
回転しても、主ビームを目標とするグルーブ52aまたは環状領域55の中心に正確にト
レースさせることができる(トラッキング制御)。尚、このトラッキング制御は、上述し
た3ビーム方式以外に、位相差方式(1ビームトラッキング方式)で行うようにしても良
い。
また、受光素子36は、図7に示すように、実際には検出エリアが4つのエリアa、b
、c、dに分割されており、受光素子36に結像されるレーザビームL1の主ビームは、
シリンドリカルレンズ33によって、対物レンズ32がDVD50に近い状態であれば縦
楕円Aになり、遠い状態であれば横楕円Bになり、ピントが合った状態であれば円形Cに
なる。
このため、4つのエリアa、b、c、dの受光強度を(a+c)−(b+d)という演
算式で演算し、求めた演算結果から、対物レンズ32がDVD50に対してピントが合っ
た状態から近い側/遠い側のどちら側にどれだけズレているのか、即ち、フォーカスエラ
ー量を知ることができる。そして、サーボ回路15は、そのフォーカスエラー量を所定の
値にするためのFE信号を生成し、そのFE信号でトラッキングアクチュエータ35を制
御することで、DVD50が回転時に面振れを起こしても、主ビームのピントをDVD5
0上に正確に合わせることができる(フォーカス制御)。
図3に戻り、ステッピングモータ18は、セットされたDVD50の径方向に光ピック
アップ10を移動させるためのモータである。モータドライバ19は、モータコントロー
ラ20から供給されるパルス信号に応じた量だけステッピングモータ18を回転駆動する
。モータコントローラ20は、制御部17から指示される光ピックアップ10の径方向へ
の移動方向および移動量を含む移動指示信号にしたがって、移動量や移動方向に応じたパ
ルス信号を生成し、モータドライバ19に出力する。即ち、ステッピングモータ18が光
ピックアップ10をDVD50の径方向に移動させること、及び、スピンドルモータ21
がDVD50を回転させることにより、光ピックアップ10のレーザビーム照射位置をD
VD50の様々な位置に移動させることができる。
また、制御部17は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read
Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を備えており、CPUは、ROMに格
納されたファームウェア(プログラム)にしたがって光ディスク装置100の装置各部を
制御し、DVD50に対する再生または記録のための各種処理、及び、レーベル印刷のた
めの各種処理を中枢的に制御している。尚、RAMは各種処理時のワークメモリとして使
用される。
制御部17は、再生時には、光ピックアップ10から再生レベルのレーザビームL1を
出射させるためにLDD11及びLPC回路14に照射指示信号を与える。再生レベルと
は、上述したサーボ回路15によるフォーカス制御及びトラッキング制御のために必要な
反射光が得られる照射パワーのレベルを言い、この再生レベルのレーザビームL1では、
DVD50の記録色素膜52に記録されている情報(ピット)を読み取ることはできるが
、記録色素膜52への情報記録を行うことはできない。そして、DVD50の記録色素膜
52から読み出されFEP13で復調された音楽データ等の各種データをバックエンドで
あるPC110へ送信し、PC100の各種再生手段でそのデータが再生される。
また、情報記録時には、DVD50に対して記録する音楽データや映像データ等の情報
記録データが、バックエンドであるPC110から送信されバッファメモリ22に蓄積さ
れる。そして、制御部17はこのバッファメモリ22に蓄積された情報記録データに基づ
いて、光ピックアップ10から記録レベルのレーザビームL1を出射させるためにLDD
11及びLPC回路14に照射指示信号を与え、DVD50の記録色素膜52に情報の記
録を行う。この記録レベルとは、記録色素膜52に情報(ピット)を書き込む照射パワー
のレベルを言う。
また、レーベル印刷時には、レーベル印刷を行うための画像データが、バックエンドで
あるPC110から送信されバッファメモリ22に蓄積される。この画像データとは、光
ディスクのレーベル面上に可視画像を形成するためのデータであり、PC110に入力、
またはPC110で生成された光ディスクのレーベル面に形成する画像のビットマップデ
ータを極座標形式のデータに変換したものであり、光ディスクの中心点を中心とする多数
の同心円上の複数の各座標点毎にその点の階調度(濃淡)を示す情報が記述されているデ
ータである。
また、形成する画像がカラー画像である場合、その画像データはカラー画像データであ
り、そのカラー画像データは、赤色、緑色、青色の各色成分ごとの色成分画像データ(赤
色成分画像データ、緑色成分画像データ、青色成分画像データ)に分離されてバッファメ
モリ22に蓄積される。カラー可視画像は、赤色、緑色、青色の3色の色成分画像を合成
することにより生成することができるので、前記分離された赤色、緑色、青色の各色成分
ごとの色成分画像データに基づいた各色成分画像を合成すれば、目的のカラー可視画像を
形成することができる。
尚、DVD50のレーベル面59に形成されている環状領域55が、レーザビームが照
射されてシアン、マゼンタ、イエローに変化する場合は、前記カラー画像データは、シア
ン、マゼンタ、イエローの各色成分ごとの色成分画像データ(シアン色成分画像データ、
アゼンタ色成分画像データ、イエロー色成分画像データ)に分離されてバッファメモリ2
2に蓄積される。
そして、制御部17はこのバッファメモリ22に蓄積された画像データに基づいて、光
ピックアップ10から非発色レベルまたは発色レベルのレーザビームL1を出射させるた
めにLDD11及びLPC回路14に照射指示信号を与え、DVD50のレーベル面59
に可視画像を形成する。この非発色レベルとは、上述したサーボ回路15によるフォーカ
ス制御及びトラッキング制御のために必要な反射光、及び、上述したDVD50の環状領
域55が有する色情報コードを読み取るために必要な反射光が得られる照射パワーのレベ
ルを言い、この非発色レベルのレーザビームL1では、環状領域55を色変化させること
はできない。一方、発色レベルとは、環状領域55を色変化させる照射パワーのレベルを
言う。
次に、このような構成の光ディスク装置100のDVD50へのレーベル印刷動作を、
図8に示すフローチャートを参照して説明する。
先ず、DVD50が光ディスク装置100にレーベル面59が光ピックアップ10と対
向するようにセットされ、ユーザがPC110を操作することにより、セットしたDVD
50へのレーベル印刷開始指示がPC110から制御部17へ与えられる(ステップS1
)。このとき、レーベル印刷するカラー画像のカラー画像データがPC110からバッフ
ァメモリ22へ送信されバッファメモリ22に蓄積される。このカラー画像データは、上
述したように、極座標に変換されるとともに、赤色、緑色、青色の各色成分ごとの色成分
画像データ(赤色成分画像データ、緑色成分画像データ、青色成分画像データ)に分離さ
れてバッファメモリ22に蓄積されている。
次に、制御部17は、光ピックアップ10の位置(DVD50に対する径方向の位置)
を初期化する。即ち、モータコントローラ20に移動指示信号を与えて、ドライバ19に
よりステッピングモータ18を回転させ、光ピックアップ10をDVD50の径方向の最
内周側の初期位置に移動させる(ステップS2)。
次に、制御部17は、モータ駆動回路16に回転指示信号を与えて、スピンドルモータ
21によりDVD50を所定速度で回転させる(ステップS3)。
次に、制御部17は、LDD11及びLPC回路14に照射指示信号を与え、光ピック
アップ10から非発色レベルのレーザビームL1をDVD50へ照射させる(ステップS
4)。尚、レーザビームL1が照射されているときは、照射されたレーザビームL1のレ
ーベル面59からの反射光の信号であるヘッドアンプ12からの受光信号に基づいて、上
述したサーボ回路15によるフォーカス制御及びトラッキング制御が行われている。
そして、制御部17は、FEP13からの受光信号を確認しながら、モータコントロー
ラ20にDVD50の外周方向への移動指示信号を与えて、照射されているレーザビーム
L1のレーベル面59における照射位置が環状領域55の上になる位置へ光ピックアップ
10を移動させる。即ち、光ピックアップ10の位置決めを行う(ステップS5)。この
とき、制御部17は、光ピックアップ10を初期位置からどれだけ移動させたかによって
、レーベル面59における現在のレーザビームL1の照射位置情報を把握している。
レーザビームL1が環状領域55に照射されているときには、その環状領域55に形成
されている色情報コードを表すピットによりFEP13からその色情報コードを示す受光
信号が制御部17に供給される。即ち、制御部17は、レーザビームL1が照射されてい
る環状領域55が有する色情報コードを読み取る(ステップS6)。
そして、制御部17は、バッファメモリ22に蓄積されている、読み取った色情報コー
ドに対応した色の色成分画像データを参照し、現在のレーザビームL1の照射位置に対応
する前記色成分画像データに基づいて、LDD11及びLPC回路14に照射指示信号を
与え、光ピックアップ10から発色レベルのレーザビームL1をその環状領域55へ照射
させる(ステップS7)。これにより、その環状領域55における発色レベルのレーザビ
ームL1の照射された部分がその環状領域55の変化する色に変化する。尚、このときの
レーザビームL1の照射パワーは、前記色成分画像データに含まれる階調度(濃淡)に応
じて決められる。
例えば、ステップS5において、光ピックアップ10がレーザビームL1の照射位置を
環状領域55aの上になるように位置決めされると、制御部17は、レーザビームL1が
照射されている環状領域55aが有する色情報コード「001」を読み取る。そして、こ
の色情報コード「001」に対応する色は青色であることから、制御部17はバッファメ
モリ22に蓄積されている各色成分画像データのうちの青色成分画像データを参照する。
そして、現在のレーザビーム照射位置に対応する青色成分画像データに基づいてLDD1
及びLPC回路14に照射指示信号を与え、光ピックアップ10から発色レベルのレーザ
ビームL1が環状領域55aへ照射される。これにより、環状領域55aの発色レベルの
レーザビームL1が照射された部分が青色に変化する。
尚、前記色成分画像データに基づく発色レベルのレーザビームL1の周方向の照射位置
を決定するためには、環状領域55の周の起点を認識する必要があるが、スピンドルモー
タ21またはスピンドルモータ21に設けられたセンサ等からフィードバックされるパル
ス信号からDVD50の回転量を検出することができるため、これにより環状領域55の
周の起点を認識することが可能となる。また、DVD50の環状領域55に周の起点を示
すプリピットが形成されている場合は、そのプリピットを読み取ることにより、環状領域
55の周の起点を認識することができる。
また、このとき、DVD50の環状領域55上に照射されるレーザビームL1は、照射
されているレーザビームL1の反射光に基づいて対物レンズ32がサーボ回路15により
フォーカス制御及びトラッキング制御されているので、環状領域55上のカラー可視画像
を形成すべき座標点に正確に位置合わせ及びピント調整されている。従って、所望のカラ
ー可視画像を正確に形成することができる。
次に、制御部17は、バッファメモリ22に蓄積されているカラー画像データのすべて
に対するレーザビームL1の照射による画像形成処理を行ったか否か、即ち、形成すべき
カラー画像を形成し終えたか否かを判別し(ステップS8)、まだ、すべて形成し終えて
いないと判別したときは(ステップS8のNo)、ステップS4に戻り、カラー可視画像
形成を継続する。即ち、直前に色変化させた環状領域55の次の周の環状領域55にレー
ザビームL1を照射し、その環状領域55の目標部分をその環状領域が変化する色に変化
させる。
一方、すべて形成し終えたと判別したときは(ステップS8のYes)、LDD11及
びLPC回路14への照射指示信号を停止し、光ピックアップ10からのレーザビームL
1の照射を停止するとともに、モータ駆動回路16を制御してモータ21によるDVD5
0の回転を停止させる(ステップS9)。以上で、レーベル印刷動作が終了する。
このようにして、レーベル面59上に形成されている複数の環状領域55をカラー画像
データに基づいて色変化させることにより、レーベル面59にカラー可視画像を形成する
ことができる。
以上説明したように、本実施形態に示すDVD50及び光ディスク装置100によれば
、DVD50に対して、本来の情報の再生または記録を行うだけでなく、レーザビームL
1を照射することによりレーベル面59に、所望のカラー可視画像を正確に形成すること
ができる。
また、以上説明した本実施形態に示す光ディスクはDVDであり、光ディスク装置はD
VDの再生または記録用の光ディスク装置であったが、本発明は他の光ディスク及び光デ
ィスク装置にも適用することが可能である。具体的には、例えば、CDや、次世代DVD
である405nm帯域のレーザビームを用いて再生/記録を行う光ディスクにカラー画像
形成を行う例についても、本発明は適用可能である。
尚、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考
えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示
され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図さ
れる。
本発明の一実施形態のDVD(光ディスク)の外観を概略的に示す斜視図である。 図1に示すDVDの構成を模式的に示す断面図である。 本発明の一実施形態の光ディスク装置の構成を示すブロック図である。 図3に示す光ピックアップの構成を示す図である。 図3に示す光ピックアップから出射されるレーザビームの光路を説明するための図である。 図3に示す光ピックアップから出射されるレーザビームの他の状態の光路を説明するための図である。 図3に示す受光素子の構成を示す図である。 図3に示す光ディスク装置のレーベル印刷動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
10 光ピックアップ
11 レーザダイオードドライバ(LDD)
12 ヘッドアンプ(HA)
13 フロントエンドプロセッサ(FEP)
14 レーザパワーコントロール(LPC)回路
15 サーボ回路
16 モータ駆動回路
17 制御部
18 ステッピングモータ(照射位置移動部)
19 ドライバ(照射位置移動部)
20 モータコントローラ(照射位置移動部)
21 スピンドルモータ
22 バッファメモリ(記憶部)
30 コリメータレンズ
31 1/4波長板
32 対物レンズ
33 シリンドリカルレンズ
34 フォーカスアクチュエータ
35 トラッキングアクチュエータ
36 受光素子
37 レーザダイオード
38 回折格子
39 偏光ビームスプリッタ
40 光学系
50 DVD(光ディスク)
50a 孔
51、56 基板
52 色素記録膜(情報記録層)
53 反射層
54 保護層
55、55a、55b、55c 環状領域(螺旋状領域)
57 透明中間層
58 記録面
59 レーベル面
100 光ディスク装置
110 パーソナルコンピュータ(PC、バックエンド)
L1 レーザビーム

Claims (12)

  1. レーザビームが照射されることにより可視画像が形成される光ディスクであって、
    1つの周から成り前記レーザビームが照射された部分の色が変化する環状領域または螺
    旋状領域が、円盤状の基板層の一方面に同心円状または螺旋状に複数周形成されて成るレ
    ーベル面を備え、前記環状領域または螺旋状領域は、周ごとに赤色、緑色、青色の3色、
    または、シアン、マゼンタ、イエローの3色に変化するように、前記レーザビームが照射
    されて発色または退色する色素材料で構成されるともに、その周の変化する色に対応した
    色情報コードを表す形状であって、前記色情報コードに対応して周方向の長さを変化させ
    たピット形状またはスリット形状、または、前記色情報コードに対応したパターンで周方
    向に配列されたピット形状またはスリット形状、または、前記色情報コードに対応した周
    期で変化するウォブル形状を有することを特徴とする光ディスク。
  2. レーザビームが照射されることにより可視画像が形成される光ディスクであって、
    1つの周から成り前記レーザビームが照射された部分の色が変化する環状領域が、円盤
    状の基板層の一方面に同心円状に複数周形成されて成るレーベル面を備え、前記環状領域
    は、周ごとに複数の異なる色に変化するように、前記レーザビームが照射されて発色また
    は退色する色素材料で構成されるともに、その周の変化する色に対応した色情報コードを
    表す形状を有することを特徴とする光ディスク。
  3. レーザビームが照射されることにより可視画像が形成される光ディスクであって、
    1つの周から成り前記レーザビームが照射された部分の色が変化する螺旋状領域が、円
    盤状の基板層の一方面に螺旋状に複数周形成されて成るレーベル面を備え、前記螺旋状領
    域は、周ごとに複数の異なる色に変化するように、前記レーザビームが照射されて発色ま
    たは退色する色素材料で構成されるともに、その周の変化する色に対応した色情報コード
    を表す形状を有することを特徴とする光ディスク。
  4. 前記複数の異なる色が、赤色、緑色、青色の3色、または、シアン、マゼンタ、イエロ
    ーの3色であることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の光ディスク。
  5. 前記色情報コードを表す形状が、前記色情報コードに対応したパターンで周方向に配列
    されたピット形状またはスリット形状であることを特徴とする請求項2〜請求項4のいず
    れかに記載の光ディスク。
  6. 前記色情報コードを表す形状が、前記色情報コードに対応して周方向の長さを変化させ
    たピット形状またはスリット形状であることを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれか
    に記載の光ディスク。
  7. 前記色情報コードを表す形状が、前記色情報コードに対応した周期で変化するウォブル
    形状であることを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれかに記載の光ディスク。
  8. 1つの周から成りレーザビームが照射された部分の色が変化する環状領域または螺旋状
    領域が、複数周形成されたレーベル面を有する光ディスクに対して、レーザビームを照射
    することにより可視画像を形成する光ディスク装置であって、
    レーザビームを出射するレーザダイオードと、レーザダイオードを駆動するレーザダイ
    オードドライバと、前記レーザダイオードから出射されたレーザビームを前記光ディスク
    のレーベル面に集光させる対物レンズと、前記対物レンズを前記光ディスクの径方向に駆
    動するトラッキングアクチュエータと、前記対物レンズを光軸方向に駆動するフォーカス
    アクチュエータと、出射されたレーザビームの前記レーベル面からの反射光を受光し受光
    した反射光に基づく受光信号を出力する受光素子とを有する光ピックアップと、
    前記受光信号に含まれる前記環状領域または螺旋状領域の位置情報に基づいて前記トラ
    ッキングアクチェータを駆動して前記レーベル面に照射されるレーザビームのトラッキン
    グ制御を行うとともに、前記受光信号に含まれる前記レーベル面におけるレーザビームの
    焦点情報に基づいて前記フォーカスアクチュエータを駆動して前記レーベル面に照射され
    るレーザビームのフォーカス制御を行うサーボ回路と、
    前記光ピックアップから出射されるレーザビームの前記レーベル面における照射位置を
    前記光ディスクの径方向に移動させる照射位置移動部と、
    形成する可視画像の赤色、緑色、青色の3色、または、シアン、マゼンタ、イエローの
    3色の色成分のそれぞれの色成分に対応する複数の色成分画像データを記憶する記憶部と

    前記光ディスクに可視画像を形成する際に、前記レーザダイオードドライバに前記レー
    ザダイオードから前記環状領域または螺旋状領域の色を変化させない照射パワーのレーザ
    ビームを照射させる第1の照射指示信号を与え、前記受光信号からレーザビームが照射さ
    れた前記環状領域または螺旋状領域が有する色情報コードを読み取り、読み取った色情報
    コードが示す色の色成分に対応する前記記憶部に記憶されている色成分画像データと前記
    レーベル面における現在のレーザビームの照射位置情報とに基づいて、前記レーザダイオ
    ードドライバに前記レーザダイオードから前記環状領域または螺旋状領域の色を変化させ
    る照射パワーのレーザビームを照射させる第2の照射指示信号を与える制御部と、
    を備えたことを特徴とする光ディスク装置。
  9. 1つの周から成りレーザビームが照射された部分の色が変化する環状領域または螺旋状
    領域が、複数周形成されたレーベル面を有する光ディスクに対して、レーザビームを照射
    することにより可視画像を形成する光ディスク装置であって、
    レーザビームを出射し、出射されたレーザビームを前記レーベル面に集光させ、前記レ
    ーベル面からの反射光を受光し受光した反射光に基づく受光信号を出力する光ピックアッ
    プと、
    前記光ピックアップから出射されるレーザビームの前記レーベル面における照射位置を
    前記光ディスクの径方向に移動させる照射位置移動部と、
    形成する可視画像の複数の色成分のそれぞれの色成分に対応する複数の色成分画像デー
    タを記憶する記憶部と、
    前記光ディスクに可視画像を形成する際に、前記光ピックアップに前記環状領域または
    螺旋状領域の色を変化させない照射パワーのレーザビームを照射させる第1の照射指示信
    号を与え、前記受光信号からレーザビームが照射された前記環状領域または螺旋状領域が
    有する色情報コードを読み取り、読み取った色情報コードが示す色の色成分に対応する前
    記記憶部に記憶されている色成分画像データと前記レーベル面における現在のレーザビー
    ムの照射位置情報とに基づいて、前記光ピックアップに前記環状領域または螺旋状領域の
    色を変化させる照射パワーのレーザビームを照射させる第2の照射指示信号を与える制御
    部と、
    を備えたことを特徴とする光ディスク装置。
  10. 前記記憶部は、形成する可視画像の赤色、緑色、青色の3色、または、シアン、マゼン
    タ、イエローの3色の色成分のそれぞれの色成分に対応する複数の色成分画像データを記
    憶することを特徴とする請求項9に記載の光ディスク装置。
  11. 前記光ピックアップは、レーザビームを出射するレーザダイオードと、レーザダイオー
    ドを駆動するレーザダイオードドライバと、前記レーザダイオードから出射されたレーザ
    ビームを前記光ディスクのレーベル面に集光させる対物レンズと、前記対物レンズを前記
    光ディスクの径方向に駆動するトラッキングアクチュエータと、前記対物レンズを光軸方
    向に駆動するフォーカスアクチュエータと、出射されたレーザビームの前記レーベル面か
    らの反射光を受光し受光した反射光に基づく受光信号を出力する受光素子とを有し、
    前記光ディスク装置は、さらに、前記受光信号に含まれる前記環状領域または螺旋状領
    域の位置情報に基づいて前記トラッキングアクチェータを駆動して前記レーベル面に照射
    されるレーザビームのトラッキング制御を行うとともに、前記受光信号に含まれる前記レ
    ーベル面におけるレーザビームの焦点情報に基づいて前記フォーカスアクチュエータを駆
    動して前記レーベル面に照射されるレーザビームのフォーカス制御を行うサーボ回路を備
    えることを特徴とする請求項9または請求項10に記載の光ディスク装置。
  12. 前記制御部は、前記光ディスクに可視画像を形成する際に、前記レーザダイオードドラ
    イバに第1、第2の照射指示信号を与えることを特徴とする請求項11に記載の光ディス
    ク装置。
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