JP4088977B2 - 光ディスク装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光ディスク装置に関し、特に、光ディスクに対してレーザビームを照射する
ことにより電子情報の記録と可視情報の形成とを行う光ディスク装置に関する。
従来から、CD(Compact Disk:コンパクトディスク)やDVD(Digital Versatile
Disk:デジタルバーサタイルディスク)等の光ディスクに対してレーザビームを照射する
ことにより、その光ディスクに記録されている音楽情報や動画情報等の電子情報を再生し
たり、そのような電子情報をその光ディスクに記録したりする光ディスク装置が提供され
ている。
そのような光ディスク装置で光ディスクに電子情報の記録を行った場合、その記録した
電子情報の内容が外観で認識できれば便利であるため、ユーザは専用のプリンタ装置を用
いて、その光ディスクに記録した電子情報の内容を示す文字等(例えば、曲名や映画タイ
トル等)を円形のシートに印刷し、このシートをその光ディスクの記録面と反対の面(以
下、レーベル面という)に貼り付けるというようなことを行っていた。
しかしながら、この方法では、ユーザは、専用のプリンタ装置を用意する必要があり、
また、その専用プリンタ装置でのシートの印刷、印刷されたシートの光ディスクへの貼り
付け等の煩雑な作業を行う必要もあった。
そこで、近年、再生時や記録時に光ディスクの記録面に照射されるレーザビームを光デ
ィスクのレーベル面となる所定領域に照射し、照射した部分の発色等を変化させることに
より、光ディスクの記録内容を可視的に認識するための可視情報(例えば、曲名や映画タ
イトル等を示す文字等からなる画像)を光ディスクのレーベル面に形成(以下、印刷とも
いう)できる光ディスク装置が提供されるようになってきている。
また、レーザ光によりレーベル情報を書き換えすることができるレーベル記録層を有す
る光記録媒体がある(例えば、特許文献1参照)。
また、外部から提供される情報を特定し分類して記憶するとともに、記憶部の情報未記
録量に基づいて記憶部に記憶された情報の一部を、可搬性を有する情報記録媒体に記録さ
せる情報処理装置がある(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−95099号公報 特開2003−235004号公報
しかしながら、従来の光ディスク装置を用いても、ユーザは依然として煩雑な作業を行
う必要があった。即ち、ユーザは、電子情報の記録を行う際には、光ディスクの記録面側
にレーザビームが照射されるように光ディスクを光ディスク装置に装着し、光ディスクに
可視情報(画像)の形成を行う際には、光ディスクのレーベル面側にレーザビームが照射
されるように光ディスクを裏返して再装着するという煩雑な作業を行う必要があった。
さらに、電子情報の記録と可視情報の形成(レーベル印刷)とを別々に行う必要がある
ので、光ディスクに電子情報の記録とレーベル印刷の両方を行うためには多くの時間がか
かり、効率が悪いという問題もあった。
また、レーザビームを照射してレーベル印刷を行う従来の光ディスク装置は、画像を印
刷するために照射するレーザビームのレーベル面からの反射光に基づいてそのレーザビー
ムのフォーカス制御やトラッキング制御を行わなければ、画像を正確に印刷することがで
きないので、そのフォーカス制御やトラッキング制御を行うために構成が複雑になるとい
う問題があった。
また、レーベル印刷により、ユーザは、記録された電子情報の内容は認識することがで
きるが、電子情報が記録されている記録済み領域は認識することができないので、その光
ディスクにあとどれだけ記録できるか、即ち、未記録領域の大きさを認識することができ
ないという問題があった。
また、特許文献1に記載の従来技術では、レーザ光によりレーベル情報を書き換えする
ことはできるが、やはり、電子情報記録とレーベル印刷とは別々に行う必要があるなど、
上記の問題点の解決に適用できるものではない。
また、特許文献2に記載の従来技術では、可搬性を有する情報記録媒体へ書き込んだ情
報を記憶部から消去するときに、その記憶部にその情報を識別する番組情報と前記情報記
録媒体を識別するID情報とを記録し、前記情報記録媒体のレーベル面にそのID情報を
明記することにより、記憶部から移した情報の管理ができるようにするとともに記憶部の
記録容量を確保することができるが、前記記憶媒体のレーベル面へのID情報の明記は、
マジックや印刷等によって人が書き込むことになっており、上記の問題点の解決に適用で
きるものではない。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、光ディスクのレーベル印刷
を行う際に、光ディスクを裏返して装着するという煩雑な作業を行う必要がなく、レーザ
ビームを照射することにより光ディスクのレーベル面に、記録された電子情報の内容とそ
の電子情報の記録がなされた記録済み領域が瞬時に認識できる可視情報を効率良く、且つ
、正確に形成することができる光ディスク装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、グルーブが形成されており第1のレー
ザビームが照射されることにより電子情報の記録がなされる情報記録層と、該情報記録層
と相対するように設けられ第1のレーザビームとは異なる波長帯域の第2のレーザビーム
が照射されることにより可視情報が形成されるレーベル層と、前記情報記録層とレーベル
層との間に設けられ第1のレーザビームについての反射率が第2のレーザビームについて
の反射率よりも高い二色性反射膜とを備えた光ディスクに対して、第1、第2のレーザビ
ームを前記情報記録層側から照射することにより電子情報の記録と可視情報の形成とを行
う光ディスク装置であって、第1のレーザビームを出射する第1のレーザダイオードと、
第1のレーザダイオードを駆動する第1のレーザダイオードドライバと、第2のレーザビ
ームを出射する第2のレーザダイオードと、第2のレーザダイオードを駆動する第2のレ
ーザダイオードドライバと、第1のレーザビームを前記情報記録層に集光させるとともに
第2のレーザビームを前記レーベル層に集光させる対物レンズと、前記対物レンズを前記
光ディスクの径方向に駆動するトラッキングアクチュエータと、前記対物レンズを光軸方
向に駆動するフォーカスアクチュエータと、第1のレーザビームの前記二色性反射膜から
の反射光を受光し受光した反射光に基づく受光信号を出力する受光素子とを有する光ピッ
クアップと、前記受光信号に含まれる前記グルーブの位置情報に基づいて前記トラッキン
グアクチュエータを駆動して前記光ディスクに照射されるレーザビームのトラッキング制
御を行うとともに、前記受光信号に含まれる前記情報記録層における第1のレーザビーム
の焦点情報に基づいて前記フォーカスアクチュエータを駆動して前記光ディスクに照射さ
れるレーザビームのフォーカス制御を行うサーボ回路と、電子情報を取得する電子情報取
得手段と、該電子情報取得手段で取得する電子情報の情報量とその電子情報を識別する識
別情報とを含む関連情報を電子番組表を用いて取得する関連情報取得手段と、該関連情報
取得手段で取得する電子情報の情報量からその電子情報の前記情報記録層における記録領
域を算出し、前記レーベル層の前記記録領域に相対する領域に前記記録領域と一致する形
状を有しその電子情報の識別情報を有する可視情報を形成するための可視情報データであ
って、前記識別情報を示す可視情報が文字を有する場合は、前記文字のフォントサイズを
前記可視情報が形成される領域の大きさに合わせたフォントサイズに調整した可視情報デ
ータを生成する可視情報データ生成手段と、前記情報記録層に前記電子情報取得手段で取
得した電子情報の記録を行う際に、取得した電子情報に基づいて第1のレーザダイオード
ドライバに照射指示信号を与えるとともに、前記可視情報データ生成手段で生成されたそ
の取得した電子情報に対応する可視情報データに基づいて第2のレーザダイオードドライ
バに照射指示信号を与える制御手段とを備えたことを特徴とする光ディスク装置を提供す
る。

この構成によれば、光ディスクに電子情報の記録を行う際には、制御手段が電子情報取
得手段で取得した電子情報に基づいて第1のレーザダイオードドライバを駆動することに
より、第1のレーザダイオードから第1のレーザビームが前記光ディスクの情報記録層に
照射される。これにより、前記光ディスクの情報記録層に前記電子情報の記録がなされる
。尚、このとき、照射された第1のレーザビームは前記光ディスクの二色性反射膜で反射
されるので、前記光ディスクのレーベル層に影響を及ぼすことはない。
また、記録される電子情報の情報量とその電子情報を識別する識別情報とを含む関連情
報が関連情報取得手段により電子番組表を用いて取得されており、このとき、可視情報デ
ータ生成手段は、該関連情報取得手段で取得する電子情報の情報量からその電子情報の前
記情報記録層における記録領域を算出し、前記レーベル層の前記記録領域に相対する領域
に前記記録領域と一致する形状を有しその電子情報の識別情報を有する可視情報を形成す
るための可視情報データであって、前記識別情報を示す可視情報が文字を有する場合は、
前記文字のフォントサイズを前記可視情報が形成される領域の大きさに合わせたフォント
サイズに調整した可視情報データを生成する。

そして、前記制御手段が、前記可視情報データ生成手段で生成された記録する電子情報
に対応する可視情報データに基づいて第2のレーザダイオードドライバを駆動することに
より、第2のレーザダイオードから第2のレーザビームが前記光ディスクのレーベル層に
照射される。これにより、前記光ディスクのレーベル層に前記記録領域の大きさに応じた
大きさで、記録する電子情報の識別情報を示す可視情報の形成がなされる。尚、このとき
、照射された第2のレーザビームは前記二色性反射膜を透過して前記レーベル層に到達す
る。
また、このとき、サーボ回路により、照射された第1のレーザビームの二色性反射膜か
らの反射光に基づく受光信号に含まれる前記光ディスクのグルーブの位置情報に基づいて
対物レンズを駆動するトラッキングアクチュエータが駆動され光ディスクに照射されるレ
ーザビームのトラッキング制御が行われる。さらに、同時に、サーボ回路により、前記受
光信号に含まれる前記光ディスクの情報記録層における第1のレーザビームの焦点情報に
基づいて対物レンズを駆動するフォーカスアクチュエータが駆動され光ディスクに照射さ
れるレーザビームのフォーカス制御が行われる。これにより、第1、第2のレーザビーム
は同じ対物レンズにより集光されることから、第1、第2のレーザビームの両方ともにト
ラッキング制御及びフォーカス制御がなされることになる。
請求項2の発明は、グルーブが形成されており第1のレーザビームが照射されることに
より電子情報の記録がなされる情報記録層と、該情報記録層と相対するように設けられ第
1のレーザビームとは異なる波長帯域の第2のレーザビームが照射されることにより可視
情報が形成されるレーベル層と、前記情報記録層とレーベル層との間に設けられ第1のレ
ーザビームについての反射率が第2のレーザビームについての反射率よりも高い二色性反
射膜とを備えた光ディスクに対して、第1、第2のレーザビームを前記情報記録層側から
照射することにより電子情報の記録と可視情報の形成とを行う光ディスク装置であって、
電子情報を取得する電子情報取得手段と、該電子情報取得手段で取得する電子情報の情報
量を含む関連情報を取得する関連情報取得手段と、該関連情報取得手段で取得した電子情
報の情報量からその電子情報の前記情報記録層における記録領域を算出し、前記レーベル
層の前記記録領域に相対する領域に前記記録領域を示し該記録領域と一致する形状を有す
可視情報を形成するための可視情報データを生成する可視情報データ生成手段と、前記
情報記録層に前記電子情報取得手段で取得した電子情報の記録を行う際に、取得した電子
情報に基づいて第1のレーザビームが照射されるように制御するとともに、前記可視情報
データ生成手段で生成されたその取得した電子情報に対応する可視情報データに基づいて
第2のレーザビームが前記レーベル層に照射されるように制御する制御手段とを備えたこ
とを特徴とする光ディスク装置を提供する。

この構成によれば、光ディスクに電子情報の記録を行う際には、制御手段が、電子情報
取得手段で取得した電子情報に基づいて第1のレーザビームが前記光ディスクの情報記録
層に照射されるように制御する。これにより、前記光ディスクの情報記録層に前記電子情
報の記録がなされる。尚、このとき、照射された第1のレーザビームは前記光ディスクの
二色性反射膜で反射されるので、前記光ディスクのレーベル層に影響を及ぼすことはない


また、記録される電子情報の情報量を含む関連情報が関連情報取得手段により取得され
ており、このとき、可視情報データ生成手段は、前記関連情報取得手段で取得した電子情
報の情報量からその電子情報の前記情報記録層における記録領域を算出し、前記レーベル
層の前記記録領域に相対する領域に前記記録領域を示し該記録領域と一致する形状を有す
可視情報を形成するための可視情報データを生成する。

そして、前記制御手段が、前記可視情報データ生成手段で生成された記録する電子情報
に対応する可視情報データに基づいて第2のレーザビームが前記光ディスクのレーベル層
に照射されるように制御する。これにより、前記光ディスクのレーベル層に前記記録領域
を示し該記録領域と一致する形状を有する可視情報の形成がなされる。尚、このとき、照
射された第2のレーザビームは前記二色性反射膜を透過して前記レーベル層に到達する。

請求項3の発明は、請求項2発明において、前記可視情報データが前記記録領域と一
致する領域全体を変色させたもの又は領域全体に階調度を与えたものであることを特徴と
している。これによれば、前記記録領域と一致する領域全体が未記録領域と目視にて瞬時
に判別することができ、電子情報が記録された記録済み領域の認識がより容易になる。

請求項4の発明では、請求項2又は請求項3の発明において、前記可視情報データが前
記記録領域と前記電子情報が記録されていない未記録領域との境界を示す境界線を有する
ことを特徴としている。これによれば、前記記録領域と一致する領域全体が未記録領域と
目視にて瞬時に判別することができ、電子情報が記録された記録済み領域の認識がより容
易になる。

請求項5の発明では、請求項2〜請求項4のいずれかの発明において、前記関連情報取
得手段が取得する関連情報には、前記電子情報取得手段で取得する電子情報のその電子情
報を識別する識別情報が含まれ、前記可視情報データ生成手段は、前記識別情報を有する
可視情報を形成するための可視情報データを生成するようにしている。前記光ディスクの
レーベル層の前記記録領域に相対する領域に前記電子情報の識別情報を有する可視情報の
形成がなされることになり、記録された電子情報の内容の認識がより容易になる。

請求項6の発明では、請求項5の発明において、前記識別情報を有する可視情報が文字
を有する画像である場合、前記可視情報データ生成手段は、前記文字のフォントサイズを
前記可視情報が形成される領域の大きさに合わせたフォントサイズに調整した可視情報デ
ータを生成することを特徴としている。これによれば、前記レーベル層に形成される可視
情報の認識がより容易になる。

請求項7の発明では、請求項〜請求項6のいずれか発明において、前記関連情報取
得手段は、前記関連情報を電子番組表を用いて取得するようにしている。このようにすれ
ば、容易に前記関連情報を取得することができる。

請求項8の発明では、請求項〜請求項7のいずれか発明において、第1のレーザビ
ームを出射する第1のレーザダイオードと、第1のレーザダイオードを駆動する第1のレ
ーザダイオードドライバと、第2のレーザビームを出射する第2のレーザダイオードと、
第2のレーザダイオードを駆動する第2のレーザダイオードドライバと、第1のレーザビ
ームを前記情報記録層に集光させるとともに第2のレーザビームを前記レーベル層に集光
させる対物レンズと、前記対物レンズを前記光ディスクの径方向に駆動するトラッキング
アクチュエータと、前記対物レンズを光軸方向に駆動するフォーカスアクチュエータと、
第1のレーザビームの前記二色性反射膜からの反射光を受光し受光した反射光に基づく受
光信号を出力する受光素子とを有する光ピックアップと、前記受光信号に含まれる前記グ
ルーブの位置情報に基づいて前記トラッキングアクチュエータを駆動して前記光ディスク
に照射されるレーザビームのトラッキング制御を行うとともに、前記受光信号に含まれる
前記情報記録層における第1のレーザビームの焦点情報に基づいて前記フォーカスアクチ
ュエータを駆動して前記光ディスクに照射されるレーザビームのフォーカス制御を行うサ
ーボ回路とをさらに備え、前記制御手段は、前記情報記録層に前記電子情報取得手段で取
得した電子情報の記録を行う際に、取得した電子情報に基づいて第1のレーザダイオード
ドライバに照射指示信号を与えるとともに、前記可視情報データ生成手段で生成されたそ
の取得した電子情報に対応する可視情報データに基づいて第2のレーザダイオードドライ
バに照射指示信号を与えることを特徴としている。
この構成によれば、サーボ回路により、照射された第1のレーザビームの二色性反射膜
からの反射光に基づく受光信号に含まれる前記光ディスクのグルーブの位置情報に基づい
て対物レンズを駆動するトラッキングアクチュエータが駆動され光ディスクに照射される
レーザビームのトラッキング制御が行われる。さらに、同時に、サーボ回路により、前記
受光信号に含まれる前記光ディスクの情報記録層における第1のレーザビームの焦点情報
に基づいて対物レンズを駆動するフォーカスアクチュエータが駆動され光ディスクに照射
されるレーザビームのフォーカス制御が行われる。これにより、第1、第2のレーザビー
ムは同じ対物レンズにより集光されることから、第1、第2のレーザビームの両方ともに
トラッキング制御及びフォーカス制御がなされることになる。
尚、本発明が適用される光ディスク装置において、「可視情報」とは、文字、記号、イ
ラストや写真等の画像、幾何学的な模様など、目視で読み取ることが可能な情報を意味し
、「電子情報」とは、デジタル記号で記録されている情報など、その内容を何らかの再生
装置で読み取る情報を意味する。
以上のように本発明によれば、光ディスクの情報記録層に、電子情報取得手段で取得し
た電子情報に基づいて第1のレーザビームを照射することにより前記電子情報の記録を行
うとともに、前記光ディスクのレーベル層に、可視情報データ生成手段で生成した可視情
報データに基づいて第2のレーザビームを照射することにより、記録した電子情報を識別
しその電子情報の記録済み領域を示す可視情報を形成することができる。これにより、ユ
ーザは、目視により、記録された電子情報の内容と、その電子情報が記録された記録済み
領域を瞬時に認識することができる。
また、第1、第2のレーザビームをともに前記光ディスクの情報記録層側から照射して
電子情報の記録と可視情報の形成とを行うので、レーベル印刷を行うために、ユーザが、
専用のプリンタ装置を用意したり、光ディスクに別途、レーベル印刷したシートを貼った
り、或いは、光ディスクを裏返して再度装置に装着したりするような煩雑な作業をする必
要がなくなる。
また、本発明によれば、光ディスクに対して電子情報の記録と画像の形成とを同時進行
で行うので、光ディスクに電子情報の記録と可視情報の形成の両方を行うために要する時
間を短縮することができる。即ち、光ディスクのレーベル層に可視情報を効率良く印刷す
ることができる。
また、可視情報の形成のために照射される第2のレーザビームには、電子情報の記録の
ために照射される第1のレーザビームとともにトラッキング制御及びフォーカス制御がな
されるので、光ディスクのレーベル層に可視情報を正確に形成することができる。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明するが、先ず、本実施形
態に係る光ディスク装置が対象とする光ディスクの構成について説明し、その後、本実施
形態に係る光ディスク装置の構成及び動作等について説明する。
図1は、本実施形態で想定した光ディスクの構造を示す側断面図である。ここでは、光
ディスクとして、CDの再生及び/または記録機能を付随したDVDの記録及び再生を行
う光ディスク装置を用いて、DVD情報の記録及び再生が可能であるとともに、CDにつ
いてのレーザビームを照射することによりレーベル印刷を行うことを可能にしたDVDを
想定する。
図1に示すDVD50は、その厚みTを1.2mmとされ、また、基板51、情報記録
層となる記録色素膜52、色フィルタ(二色性反射膜)53、レーベル層となる可視光特
性変化層55、及び、基板54が、順に積層されて構成されている。尚、色フィルタ53
と可視光特性変化層55との間には、色フィルタ53と可視光特性変化層55とを貼り合
わせるための接着剤等から成る透明中間層56が存在している。また、図1はDVD50
の構造を模式的に示しており、各層の形状、寸法比率等はこの図に示される通りではない
これらの各層のうち、記録色素膜52の上には螺旋状にグルーブ52aが形成されてお
り、DVD50に電子情報の記録をする際には、このグルーブ52a上にレーザビームが
集光されるように制御(フォーカス制御)されるとともに、このグルーブ52aに沿って
レーザビームが照射されるように制御(トラッキング制御)され、グルーブ52a上に記
録データ長に対応するピットが形成される。
また、DVD50に記録されている情報を再生する際にも、同様に、このグルーブ52
a上にレーザビームが集光されるように制御(フォーカス制御)されるとともに、このグ
ルーブ52aに沿ってレーザビームが照射されるように制御(トラッキング制御)され、
このときにDVD50から反射されるそのレーザビームの反射光の信号を復調して、記録
されている電子情報の再生が行われる。
基板51、54は、例えば、ポリカーボネイト樹脂から成る。
また、色フィルタ53は、Zns、SiO2、SiN等の誘電体膜またはそれらの積層
膜から形成された二色性反射膜から構成されている。色フィルタ53は、積層膜によって
構成された方が単層の膜によって構成されるよりも所望の二色性を大きくできるため、好
ましい。
尚、色フィルタ53は、誘電体膜から成る二色性反射膜に限らず、以下の化学式(化1
)として示すような構造を有するシアニン色素NK−67(日本感光色素研究所製)等の
色素によって構成されても良い。
Figure 0004088977
図2に、上記したようなシアニン色素の光学的特性として、当該シアニン色素の吸光度
及び屈折率を示す。
図2を参照して、上記したようなシアニン色素は、波長550nm近傍に吸光度の極大
を有している。そして、当該吸光度が低下し始める650nm近傍の領域で、屈折率が極
大値を示している。尚、このシアニン色素の屈折率の極大値は3.0程度である。従って
、色フィルタ53は、その膜厚を最適化され、かつ薄膜化されることにより、波長650
nm近傍において高い反射率を呈することができる。また、シアニン色素は、CDプレー
ヤにおいて情報を再生させる際に利用される光の波長である780nm近傍の光をほとん
ど吸収しないことから、色フィルタ53は、高い透過率を示す。
尚、本実施の形態において色フィルタ53を構成する層は、少なくともDVDの記録に
利用される帯域(630nm〜690nm帯域)の反射率が、CDの再生に利用される帯
域(770nm〜800nm帯域)の反射率よりも高い層によって構成される。尚、色フ
ィルタ53を構成する層は、DVDの記録に利用される帯域の屈折率が、当該帯域で30
%以上の反射率を与えるような値を有し、また、CDの再生に利用される帯域の透過率が
90%以上である層によって構成されることが好ましい。
本実施の形態のDVD50においてレーベル層となる可視光特性変化層55は、所定の
帯域の光(例えば、波長780nmの赤外光)を照射されることにより、照射された部位
のみ局部的に変色(または変形)する材料から成り、例えば、高分子膜から構成される。
高分子膜としては、例えば、感光材や感熱材等のように、光や熱を与えられることにより
色の変化(例えば、白色から黒等の有色への、または、透明から黒等の有色不透明への変
化)がある材料の層(感光層、感熱層等)など、所定のパワー以上の集光されたレーザビ
ームを照射されることによって、当該照射された箇所の基板54からの可視光特性が変化
する材料から成る層が挙げられる。ここで言う可視光特性としては、視認される色につい
ての、色相、明度、及び、彩度や、吸光特性、反射率、透過率、光散乱等が考えられる。
また、可視光特性変化層を有する従来の光ディスクの場合、その可視光特性変化層には
、照射される所定の帯域の光(例えば、波長780nmの赤外光)を案内するためのグル
ーブを形成する必要があったが、この可視光特性変化層55には、そのようなグルーブを
形成する必要はない。従って、可視光特性変化層にグルーブを形成するための製造工程や
その工程で使用される金型等が不要となるので、DVD50の製造コストは従来のものよ
りも低減することになる。
DVD50は、上記のような各層を備えるよう製造されるのであれば、製造方法を問う
ものではないが、例えば、基板51上に記録色素膜52及び色フィルタ53を蒸着させた
ものと、基板54上に可視光特性変化層55を蒸着させたものとを、色フィルタ53側に
可視光特性変化層55側を対抗させて透明中間層56を構成する接着剤等で貼り合わせる
ことにより製造することができる。尚、透明中間層56は透明であることが好ましい。
次に、上述したDVD50に電子情報の記録及びレーベル印刷を行うことのできる光デ
ィスク装置を説明する。図3は、本実施形態に係る光ディスク装置の構成を示すブロック
図である。図3に示す光ディスク装置は、CDの再生及び/または記録機能を付随したD
VDの再生及び記録を行う光ディスク装置である。
図3に示すように、光ディスク装置100は、ディスクドライバ110とバックエンド
である本体装置120とから構成されている。ディスクドライバ110は、光ピックアッ
プ10、フロントエンドプロセッサ(FEP)13、レーザパワーコントロール(LPC
)回路14a、14b、サーボ回路15、モータ駆動回路16、ディスク制御部17、ス
テッピングモータ18、ドライバ19、モータコントローラ20、スピンドルモータ21
を備えている。
スピンドルモータ21は、記録再生の対象となるDVD50を回転駆動するためのモー
タであり、モータ駆動回路16によりその回転数が制御される。モータ駆動回路16には
、ディスク制御部17からの指示信号、及び、スピンドルモータ21またはスピンドルモ
ータ21に設けられたセンサ等からフィードバックされるスピンドルモータ21の回転数
に応じた周波数のパルス信号が供給され、モータ駆動回路16は、これらの供給される信
号に基づいてスピンドルモータ21の回転制御を行う。尚、スピンドルモータ21の回転
駆動方式には、DVD50を角速度一定で回転駆動する方式(CAV方式:Constant Ang
ular Velocity)や、一定の記録線速度となるようにDVD50を回転駆動する方式(C
LV方式:Constant Linear Velocity)があるが、いずれを用いるようにしてもよい。
光ピックアップ10は、スピンドルモータ21により回転駆動されるDVD50に対し
てレーザビームを照射するユニットである。
図4に光ピックアップ10の構成を示す。図4に示すように、光ピックアップ10は、
DVDの再生または記録用に使用される波長660nmの赤色光であるレーザビームL1
を出射するレーザダイオード37aと、CDの再生または記録用及びレーベル印刷用に使
用される波長780nmの赤外光であるレーザビームL2を出射するレーザダイオード3
7bと、レーザダイオード37aを駆動するレーザダイオードドライバ(LDD)11a
と、レーザダイオード37bを駆動するレーザダイオードドライバ(LDD)11bと、
レーザビームL1、L2をDVD50(記録色素膜52や可視光特性変化層55)に集光
させるための光学系40と、反射光を受光する受光素子36と、受光素子36からの受光
信号を増幅するヘッドアンプ(HA)12とを備えている。
LDD11aは、図3に示すディスク制御部17からの指示信号と、LPC回路14a
からの制御信号に従ってレーザダイオード37aを駆動し、LDD11bは、ディスク制
御部17からの指示信号と、LPC回路14bからの制御信号に従ってレーザダイオード
37bを駆動する。
レーザダイオード37aは、LDD11aから駆動電流が供給されると、該駆動電流に
応じた強度のレーザビームL1を出射する。そして、レーザダイオード53aより出射さ
れたレーザビームL1は回折格子38aにより主ビームと2つの副ビーム(先行ビーム、
後行ビーム)に分離され、これら3つのレーザビームL1は偏光ビームスプリッタ39a
、39b、コリメータレンズ30、1/4波長板31、対物レンズ32を経て、図5に示
すように、DVD50の記録面である記録色素膜52に集光される。
このレーザビームL1は、DVD50の色フィルタ53において反射されるので、記録
色素膜52に対する情報の再生または記録のために照射されるレーザビームL1が、可視
光特性変化層55に対して、画像形成として意図しない画像を形成してしまうなどの悪影
響を及ぼすことを回避することができる。
そして、DVD50の色フィルタ53で反射された3つのレーザビームL1は、再び、
対物レンズ32、1/4波長板31、コリメータレンズ30、偏光ビームスプリッタ39
bを透過し、偏向ビームスプリッタ39aで反射されて、シリンドリカルレンズ33を経
て、受光素子36に入射するようになっている。
そして、受光素子56は、受光した信号をヘッドアンプ12に出力し、該受光信号がヘ
ッドアンプ12で増幅されて図3に示すFEP13やサーボ回路15に供給されるように
なっている。FEP13は、所定の変調が施されているこの受光信号を復調してディスク
制御部17に供給する。
また、サーボ回路15には、この受光信号に含まれる、トラッキング制御に使用される
グルーブ52aの位置情報や、フォーカス制御に使用される記録色素膜52に集光してい
るレーザビームL1の焦点に関する情報(焦点情報)が供給されることになる。このトラ
ッキング制御、フォーカス制御については詳細を後述する。
一方、レーザダイオード37bは、LDD11bから駆動電流が供給されると、該駆動
電流に応じた強度のレーザビームL2を出射する。そして、レーザダイオード53bより
出射されたレーザビームL2は回折格子38bにより主ビームと2つの副ビーム(先行ビ
ーム、後行ビーム)に分離され、これら3つのレーザビームL2は偏光ビームスプリッタ
39b、コリメータレンズ30、1/4波長板31、対物レンズ32を経て、図5に示す
ように、DVD50のレーベル面である可視光特性変化層55に集光される。尚、対物レ
ンズ32にはホログラムが形成されており、これにより、入射するレーザビームの波長の
違いでスポット位置が異なるようになっている。
また、光ピックアップ10は、図示しない2つのフロントモニタダイオードを有してお
り、レーザダイオード37a、37bがレーザビームを出射しているときに、それぞれの
出射光を受光した各フロントモニタダイオードに電流が生じ、その各電流が図3に示すL
PC回路14a、14bに供給されるようになっている。そして、LPC回路14a、1
4bは、それぞれ、ディスク制御部17によって指示される最適レーザパワーの目標値と
一致する値のレーザパワーがレーザダイオード37a、37bから出射されるようにLD
D11a、11bを制御する。ここで行われるLPC回路14a、14bによるレーザパ
ワー制御は、前記フロントモニタダイオードから供給される電流値を用い、目標となる強
度のレーザビームがレーザダイオード37a、37bから照射されるように制御するフィ
ードバック制御である。
対物レンズ32は、フォーカスアクチュエータ34及びトラッキングアクチュエータ3
5に保持されており、レーザビームL1、L2の光軸方向及びDVD50の径方向に移動
できるようになっている。フォーカスアクチュエータ34及びトラッキングアクチュエー
タ35の各々は、サーボ回路15から供給されるフォーカスエラー(FE)信号及びトラ
ッキングエラー(TE)信号に応じて対物レンズ32を光軸方向および径方向に移動させ
る。
サーボ回路15は、ヘッドアンプ12から供給される増幅された受光信号に基づいてF
E信号及びTE信号を生成し、それらをフォーカスアクチュエータ34及びトラッキング
アクチュエータ35に与えることでフォーカス制御及びトラッキング制御を行う。
ここで、光ピックアップ10から出射されDVD50に照射される上述した3つのレー
ザビームL1は、主ビームのスポット中心がDVD50の1つのグルーブ52a(図1参
照)の中心に位置したときに、一方の副ビームのスポットがそのグルーブ52aの内側面
に、他方の副ビームのスポットがそのグルーブ52aの外側面にそれぞれかかるような位
置関係にある。
そのため、サーボ回路15は、ヘッドアンプ12から与えられる受光信号を用いて、受
光素子36で検出される2つの副ビームの反射光の強度の差分を演算することにより、主
ビームが目標とするグルーブ52aの中心に対して内側/外側のどちら側にどれだけズレ
ているのか、即ち、トラッキングエラー量を知ることができる。そして、サーボ回路15
は、そのトラッキングエラー量をゼロにするためのTE信号を生成し、そのTE信号でト
ラッキングアクチュエータ35を制御することで、DVD50が偏心回転しても、主ビー
ムを目標とするグルーブ52aの中心に正確にトレースさせることができる(トラッキン
グ制御)。尚、このトラッキング制御は、上述した3ビーム方式以外に、位相差方式(1
ビームトラッキング方式)で行うようにしても良い。
また、受光素子36は、図6に示すように、実際には検出エリアが4つのエリアa、b
、c、dに分割されており、受光素子36に結像されるレーザビームL1の主ビームは、
シリンドリカルレンズ33によって、対物レンズ32がDVD50に近い状態であれば縦
楕円Aになり、遠い状態であれば横楕円Bになり、ピントが合った状態であれば円形Cに
なる。
このため、4つのエリアa、b、c、dの受光強度を(a+c)−(b+d)という演
算式で演算し、求めた演算結果から、対物レンズ32がDVD50に対してピントが合っ
た状態から近い側/遠い側のどちら側にどれだけズレているのか、即ち、フォーカスエラ
ー量を知ることができる。そして、サーボ回路15は、そのフォーカスエラー量を所定の
値にするためのFE信号を生成し、そのFE信号でトラッキングアクチュエータ35を制
御することで、DVD50が回転時に面振れを起こしても、主ビームのピントをDVD5
0上に正確に合わせることができる(フォーカス制御)。
図3に戻り、ステッピングモータ18は、セットされたDVD50の径方向に光ピック
アップ10を移動させるためのモータである。モータドライバ19は、モータコントロー
ラ20から供給されるパルス信号に応じた量だけステッピングモータ18を回転駆動する
。モータコントローラ20は、ディスク制御部17から指示される光ピックアップ10の
径方向への移動方向および移動量を含む移動開始指示にしたがって、移動量や移動方向に
応じたパルス信号を生成し、モータドライバ19に出力する。即ち、ステッピングモータ
18が光ピックアップ10をDVD50の径方向に移動させること、及び、スピンドルモ
ータ21がDVD50を回転させることにより、光ピックアップ10のレーザビーム照射
位置をDVD50の様々な位置に移動させることができる。
また、ディスク制御部17は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、RO
M(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、バッファメモリ等を備えて
おり、CPUは、ROMに格納されたファームウェア(プログラム)にしたがってディス
クドライバ110の各部を制御し、DVD50に対する再生または記録のための各種処理
、及び、レーベル印刷のための各種処理を中枢的に制御している。尚、RAMは各種処理
時のワークメモリとして使用される。
ディスク制御部17は、再生時には、光ピックアップ10から再生レベルのレーザビー
ムを出射させるためにLDD11a、LPC14aに指示信号を与える。再生レベルとは
、上述したサーボ回路15によるフォーカス制御及びトラッキング制御のために必要な反
射光が得られる照射パワーのレベルを言い、この再生レベルのレーザビームでは、DVD
50の記録色素膜52に記録されている電子情報(ピット)を読み取ることはできるが、
記録色素膜52への電子情報の記録を行うことはできない。そして、DVD50の記録色
素膜52から読み出されFEP13で復調された音楽データ等の各種データをバックエン
ドである本体装置120へ送信し、本体装置120の各種再生手段(不図示)でそのデー
タが再生される。
また、電子情報の記録時には、DVD50に記録する電子情報である音声データや映像
データ等が、バックエンドである本体装置120から送信され、ディスク制御部17内の
バッファメモリに蓄積される。そして、ディスク制御部17は、このバッファメモリに蓄
積された電子情報に基づいて光ピックアップ10から記録レベルのレーザビームL1を出
射させるためにLDD11a及びLPC回路14aに照射指示信号を与え、DVD50の
記録色素膜52に電子情報の記録を行う。この記録レベルとは、記録色素膜52に電子情
報(ピット)を書き込む照射パワーのレベルを言う。
また、画像(可視情報)形成時には、画像データ(可視情報データ)がバックエンドで
ある本体装置120から送信されバッファメモリに蓄積される。この画像データとは、円
盤状の光ディスクの面上に画像を形成するためのデータであり、光ディスクのレーベル面
に形成する画像のビットマップデータを極座標形式のデータに変換したものであり、光デ
ィスクの中心点を中心とする多数の同心円上の複数の各座標点毎にその点の階調度(濃淡
)を示す情報が記述されているデータである。
そして、ディスク制御部17はバッファメモリに蓄積されたこの画像データに基づいて
、可視光特性変化層55を変色(または変形)させるために必要なパワーのレーザビーム
L2をレーザダイオード37bから出射させるためにLDD11b及びLPC回路14b
に照射指示信号を与え、これにより、可視光特性変化層55のレーザビームL2が照射さ
れた部分が変色(または変形)を起こし、可視光特性変化層55に画像が形成される。
次に、ディスクドライバ110を制御し、ディスク制御部17に各種データを送信する
本体装置120の構成を説明する。本体装置120は、受信部22と、EPG(Electron
ic Program Guide:電子番組表)デコーダ23と、コントローラ24と、入力部25と、
信号処理部26とを備えている。
入力部25は、スイッチ、ボタン或いはリモコン等から構成され、ユーザの操作内容に
応じた信号をコントローラ24へ出力するものである。これにより、ユーザは、種々のデ
ータを本体装置120に入力することができ、本体装置120を操作することができる。
受信部22は、アンテナ、チューナ、分離器等を含み、アンテナで受信したデジタル放
送信号が受信部22に入力される。受信するデジタル放送信号には、映像データ(例えば
、MPEG2ビデオデータ)、音声データ(例えば、MPEG2オーディオデータ)、及
びEPGデータが重畳されている。
受信部22で受信したデジタル放送信号は信号処理部26に与えられ、信号処理部26
でデジタル放送信号から映像データと音声データが抽出される。そして、抽出された映像
データ及び音声データは、信号処理部26からコントローラ23へ出力される。
また、受信部22で受信したデジタル放送信号はEPGデコーダ22へも与えられ、E
PGデコーダ22でデジタル放送信号からEPGデータが抽出される。EPGデータには
、番組のタイトル、番組の概略、番組の放送日時、放送開始時刻、放送終了時刻、番組の
ジャンル、番組のキーワード(例えば、番組の出演者の名前)等といった番組ごとに対応
づけられた情報が含まれている。EPGデコーダ22で抽出されたEPGデータは、EP
Gデコーダ22からコントローラ23へ出力される。
コントローラ24は、図示しないCPU、RAM、ROMを有しており、このROMに
は、本体装置120全体を制御するためのプログラムが格納されている。そして、CPU
がRAMを作業領域としてROMに格納されたプログラムや入力部25からの信号に従っ
た演算処理を行い、CPUの演算処理によってコントローラ24が本体装置120全体を
制御することができる。
また、コントローラ24は、画像データ生成手段24aを有しており、EPGデコーダ
22から与えられるEPGデータに含まれる情報に基づいて、上述したDVD50に形成
する画像の画像データを生成する。この画像データ生成手段24aは、例えば、プログラ
ムによって実現可能である。
このコントローラ24は録画制御を行う。録画制御とは、入力部25からコントローラ
23に録画指令信号が入力された場合に、コントローラ24がディスク制御部17に記録
開始指示信号とともに信号処理部26からコントローラ24に入力された映像データ及び
音声データを送信し、DVD50にその映像データ及び音声データを記録するための制御
である。これにより、ユーザは所望の番組をDVD50に録画することができる。
また、デジタル放送番組を録画する場合には、EPGを利用した予約録画を行うことが
できる。この場合、まず、ユーザが入力部25を操作することで、入力部25からコント
ローラ24に番組表表示指令信号が入力される。これにより、コントローラ24が番組表
のデータを図示しない表示部に表示させ、ユーザが入力部25を操作することによって表
示された番組表の中から所望の番組を選択して予約録画を指令すると、コントローラ24
はその番組のタイトル、概略、放送日時、放送開始時刻、放送終了時刻、ジャンル、キー
ワード等といった情報のデータをEPGデータから取得し、これらの情報を予約データと
してコントローラ24内のRAMに記憶する。
次いで、予約された番組の放送開始時刻になったときに、予約された番組のデジタル放
送信号が受信部21を介して信号処理部26に入力され、信号処理部26からコントロー
ラ24へその番組の映像データ及び音声データが入力されると、コントローラ24は、入
力されている映像データと音声データをDVD50へ記録するために記録開始指示信号と
ともにディスク制御部17へ送信する。これにより、予約された番組の映像データと音声
データがDVD50の記録面である記録色素膜52に記録される。
また、このとき、コントローラ24の画像データ生成手段24aは、コントローラ24
内のRAMに記憶されているその予約された番組の放送開始時刻と放送終了時刻とから、
その番組のDVD50へ記録される映像データ及び音声データの情報量を算出し、その情
報量からDVD50の記録色素膜52における記録領域を算出する。そして、その記録領
域に相対する可視光特性変化層55の領域に、その領域の大きさに応じた大きさでその番
組のタイトル等のその番組を識別するために必要な識別情報を示す画像を形成するための
画像データを生成し、ディスク制御部17へ送信する。これにより、予約された番組の映
像データと音声データのDVD50の記録色素膜52への記録と同時に、予約された番組
のその番組のタイトル等のその番組を識別するために必要な識別情報を示す画像がDVD
50の可視光特性変化層55に形成される。
例えば、○月×日の10時〜11時まで放送される「ABCDEF」という番組を予約
録画した場合、DVD50の1時間分の映像データと音声データの記録に要する記録色素
膜52における記録領域に相当する可視光特性変化層55の領域に、図7に示すように、
「○月×日ABCDEF」という文字が形成されることになる。このとき、可視光特性変
化層55に形成される文字のフォントサイズをその形成する領域の大きさに合わせて調整
するようにするとユーザによる認識がより容易となって良い。また、図7に示すように、
その番組の映像データと音声データの記録済み領域が目視により認識できるように、その
記録済み領域に相対する可視光特性変化層55の領域を変色させるようにしてもしても良
いし、記録済み領域と未記録領域との境界を示す境界線を形成するようにしても良い。い
ずれも記録済み領域が瞬時に認識できるようにするためである。
次に、このような構成の光ディスク装置100のDVD50への電子情報の記録動作及
び画像形成動作を、図8に示すフローチャートを参照して説明する。
ここで、光ディスク装置100には既にDVD50がセットされ、ユーザが本体装置1
20の入力部25を操作することにより、上述したように、番組の予約録画が設定されて
いるものとする。
そして、予約された番組の放送開始時刻になったときに、セットしたDVD50への電
子情報の記録開始指示が本体装置120からディスク制御部17へ与えられる(ステップ
S1)。このとき、DVD50の記録色素膜52に記録するその番組の音声データや映像
データ等の電子情報と、可視光特性変化層55に形成する画像の画像データであってその
番組に対応する画像データとが本体装置120からディスク制御部17へ与えられ、これ
らの与えられたデータがディスク制御部17内のバッファメモリに蓄積される。
次に、ディスク制御部17は、モータ駆動回路16を制御して、スピンドルモータ21
によりDVD50を所定速度で回転させる(ステップS2)。
次に、ディスク制御部17は、LDD11a、LPC14aに指示信号を与え、光ピッ
クアップ10から再生レベルのレーザビームL1をDVD50へ照射する(ステップS3
)。そして、これ以後、照射されたレーザビームL1のDVD50の色フィルタ53から
の反射光の信号であるヘッドアンプ12からの受光信号に基づいて、上述したサーボ回路
15によるフォーカス制御及びトラッキング制御が行われる。
次に、ディスク制御部17は、モータコントローラ20に移動開始指示を与え、バッフ
ァメモリに蓄積されている音声データ、映像データ及び画像データに基づいて電子情報記
録及び画像形成のためにレーザ照射を行う位置へ光ピックアップ10を移動させる(ステ
ップS4)。
そして、ディスク制御部17は、光ピックアップ10がバッファメモリに蓄積されてい
る音声データ及び映像データに基づいてLPC14aに照射指示信号を与え、光ピックア
ップ10から照射されるレーザビームL1の照射パワーが再生レベルと記録レベルとに切
り替えられる。これにより、記録色素膜52への電子情報の記録がなされる(ステップS
5)。
また、このとき、ディスク制御部17は、バッファメモリに蓄積されている画像データ
に基づいてLDD11b、LPC14bに照射指示信号を与え、光ピックアップ10から
記録レベルのレーザビームL2がDVD50へ照射される(ステップS5)。尚、このと
きのレーザビームL2の照射パワーは、画像データに含まれる階調度(濃淡)に応じて決
められる。これにより、可視光特性変化層55に画像が形成される。
また、このとき、DVD50の可視光特性変化層55上に照射されるレーザビームL2
は、照射されているレーザビームL1(再生レベルまたは記録レベルのいずれか)の反射
光に基づいて対物レンズ32がサーボ回路15によりフォーカス制御及びトラッキング制
御されているので、可視光特性変化層55上の画像データを形成すべき座標点に正確に位
置合わせ及びピント調整されている。
即ち、DVD50の可視光特性変化層55には、フォーカス制御及びトラッキング制御
のためのグルーブが設けられておらず、また、画像形成のために照射するレーザビームL
2に関しては、その反射光に基づくフォーカス制御及びトラッキング制御を行うことなく
、可視光特性変化層55上の所望の位置に正確にレーザビームL2が照射される。これに
より、DVD50の可視光特性変化層55に所望の画像を正確に形成することができる。
そして、ディスク制御部17は、バッファメモリに蓄積されている音声データ、映像デ
ータ及び画像データのすべてに対するレーザビームL1、L2の照射による電子情報記録
処理及び画像形成処理を行ったか否か、即ち、記録すべき電子情報を記録し終え、且つ、
形成すべき画像を形成し終えたか否かを判別し(ステップS6)、まだ、記録し終えてい
ないか、または、形成し終えていないと判別したときは、ステップS4に戻り、電子情報
の記録及び/または画像形成を継続する。
一方、記録すべき電子情報を記録し終え、且つ、形成すべき画像を形成し終えたと判別
したときは(ステップS6)、LDD11a、LPC14aに指示信号を与え、光ピック
アップ10からのレーザビームL1の照射を停止するとともに、モータ駆動回路16を制
御してモータ21によるDVD50の回転を停止させる(ステップS7)。以上で、電子
情報の記録動作及び画像形成動作が終了する。
以上説明したように、本実施形態に示す光ディスク装置100によれば、DVD50に
対して、本来の電子情報の記録を行うだけでなく、記録した電子情報を識別するとともに
その電子情報の記録済み領域を示す画像をレーベル面に形成することができる。これによ
り、ユーザは、目視により、記録されている電子情報の内容を認識することができるとと
もに、DVD50の記録済み領域を瞬時に認識することができる。
また、ユーザは、DVD50の記録面を光ピックアップ10に対向させるようにして光
ディスク装置100に一度セットすれば、従来の装置と同様にしてDVD50の記録面に
電子情報の記録をするだけでなく、レーベル面に画像を形成することができる。このため
ユーザは、専用のプリンタ装置を用意する必要はなく、情報が記録されているDVDに別
途印刷したラベルシートを貼ったり、或いは、レーベル印刷を行うためにDVD50を裏
返して再度セットしたりするような煩雑な作業をする必要がなくなる。
また、本実施形態に示す光ディスク装置100は、DVD50への電子情報記録とレー
ベル印刷とを同時進行で行うので、DVD50に情報記録とレーベル印刷の両方を行うた
めに要する時間を短縮することができる。即ち、光ディスクのレーベル面に画像を効率良
く印刷することができる。
また、以上説明した本実施の形態に示すDVD50では、DVD用の光源(630nm
〜690nm帯域の光源)で情報を再生または記録し、CD用光源(770nm〜800
nm帯域の光源)でレーベル印刷を行う実施例を示したが、本発明は他の例にも適用する
ことが可能である。具体的には、例えば、次世代DVDの光源である405nm帯域のレ
ーザ光源を用いて光ディスクに情報を記録し、そして、DVD用の光源でレーベル印刷を
行うような例についても、本発明は適用可能である。
尚、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考
えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示
され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図さ
れる。
本発明の一実施形態の光ディスク装置が対象とする光ディスクの一例であるDVDの構成を示す側断面図である。 図1に示すDVDにおいて色フィルタの材料とされることが可能なシアニン色素の吸光度および屈折率を示す図である。 本発明の一実施形態の光ディスク装置の構成を示すブロック図である。 図3に示す光ピックアップの構成を示す図である。 図3に示す光ピックアップから出射されるレーザビームの光路を説明するための図である。 図3に示す受光素子の構成を示す図である。 図3に示す光ディスク装置で形成した画像の一例を示す図である。 図3に示す光ディスク装置の電子情報の記録動作及び画像形成動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
10 光ピックアップ
11a レーザダイオードドライバ(LDD、第1のレーザダイオードドライバ)
11b レーザダイオードドライバ(LDD、第2のレーザダイオードドライバ)
12 ヘッドアンプ(HA)
13 フロントエンドプロセッサ(FEP)
14a、14b レーザパワーコントロール回路(LPC)
15 サーボ回路
16 モータ駆動回路
17 ディスク制御部(制御手段)
18 ステッピングモータ
19 ドライバ
20 モータコントローラ
21 スピンドルモータ
22 受信部
23 EPGデコーダ(関連情報取得手段)
24 コントローラ
24a 画像データ生成手段(可視情報生成手段)
25 入力部
26 信号処理部(電子情報取得手段)
30 コリメータレンズ
31 1/4波長板
32 対物レンズ
33 シリンドリカルレンズ
34 フォーカスアクチュエータ
35 トラッキングアクチュエータ
36 受光素子
37a レーザダイオード(第1のレーザダイオード)
37b レーザダイオード(第2のレーザダイオード)
38a、38b 回折格子
39a、39b 偏光ビームスプリッタ
40 光学系
50 DVD(光ディスク)
51、54 基板
52 色素記録膜(情報記録層)
53 色フィルタ(二色性反射膜)
55 可視光特性変化層(レーベル層)
56 透明中間層
100 光ディスク装置
110 ディスクドライバ
120 本体装置
L1 レーザビーム(第1のレーザビーム)
L2 レーザビーム(第2のレーザビーム)

Claims (8)

  1. グルーブが形成されており第1のレーザビームが照射されることにより電子情報の記録
    がなされる情報記録層と、該情報記録層と相対するように設けられ第1のレーザビームと
    は異なる波長帯域の第2のレーザビームが照射されることにより可視情報が形成されるレ
    ーベル層と、前記情報記録層とレーベル層との間に設けられ第1のレーザビームについて
    の反射率が第2のレーザビームについての反射率よりも高い二色性反射膜とを備えた光デ
    ィスクに対して、第1、第2のレーザビームを前記情報記録層側から照射することにより
    電子情報の記録と可視情報の形成とを行う光ディスク装置であって、
    第1のレーザビームを出射する第1のレーザダイオードと、第1のレーザダイオードを
    駆動する第1のレーザダイオードドライバと、第2のレーザビームを出射する第2のレー
    ザダイオードと、第2のレーザダイオードを駆動する第2のレーザダイオードドライバと
    、第1のレーザビームを前記情報記録層に集光させるとともに第2のレーザビームを前記
    レーベル層に集光させる対物レンズと、前記対物レンズを前記光ディスクの径方向に駆動
    するトラッキングアクチュエータと、前記対物レンズを光軸方向に駆動するフォーカスア
    クチュエータと、第1のレーザビームの前記二色性反射膜からの反射光を受光し受光した
    反射光に基づく受光信号を出力する受光素子とを有する光ピックアップと、
    前記受光信号に含まれる前記グルーブの位置情報に基づいて前記トラッキングアクチュ
    エータを駆動して前記光ディスクに照射されるレーザビームのトラッキング制御を行うと
    ともに、前記受光信号に含まれる前記情報記録層における第1のレーザビームの焦点情報
    に基づいて前記フォーカスアクチュエータを駆動して前記光ディスクに照射されるレーザ
    ビームのフォーカス制御を行うサーボ回路と、
    電子情報を取得する電子情報取得手段と、
    該電子情報取得手段で取得する電子情報の情報量とその電子情報を識別する識別情報と
    を含む関連情報を電子番組表を用いて取得する関連情報取得手段と、
    該関連情報取得手段で取得する電子情報の情報量からその電子情報の前記情報記録層に
    おける記録領域を算出し、前記レーベル層の前記記録領域に相対する領域に前記記録領域
    と一致する形状を有しその電子情報の識別情報を有する可視情報を形成するための可視情
    報データであって、前記識別情報を示す可視情報が文字を有する場合は、前記文字のフォ
    ントサイズを前記可視情報が形成される領域の大きさに合わせたフォントサイズに調整し
    た可視情報データを生成する可視情報データ生成手段と、
    前記情報記録層に前記電子情報取得手段で取得した電子情報の記録を行う際に、取得し
    た電子情報に基づいて第1のレーザダイオードドライバに照射指示信号を与えるとともに
    、前記可視情報データ生成手段で生成されたその取得した電子情報に対応する可視情報デ
    ータに基づいて第2のレーザダイオードドライバに照射指示信号を与える制御手段と、
    を備えたことを特徴とする光ディスク装置。
  2. グルーブが形成されており第1のレーザビームが照射されることにより電子情報の記録
    がなされる情報記録層と、該情報記録層と相対するように設けられ第1のレーザビームと
    は異なる波長帯域の第2のレーザビームが照射されることにより可視情報が形成される
    ーベル層と、前記情報記録層とレーベル層との間に設けられ第1のレーザビームについて
    の反射率が第2のレーザビームについての反射率よりも高い二色性反射膜とを備えた光デ
    ィスクに対して、第1、第2のレーザビームを前記情報記録層側から照射することにより
    電子情報の記録と可視情報の形成とを行う光ディスク装置であって、
    電子情報を取得する電子情報取得手段と、
    該電子情報取得手段で取得する電子情報の情報量を含む関連情報を取得する関連情報取
    得手段と、
    該関連情報取得手段で取得した電子情報の情報量からその電子情報の前記情報記録層に
    おける記録領域を算出し、前記レーベル層の前記記録領域に相対する領域に前記記録領域
    を示し該記録領域と一致する形状を有する可視情報を形成するための可視情報データを生
    成する可視情報データ生成手段と、
    前記情報記録層に前記電子情報取得手段で取得した電子情報の記録を行う際に、取得し
    た電子情報に基づいて第1のレーザビームが照射されるように制御するとともに、前記可
    視情報データ生成手段で生成されたその取得した電子情報に対応する可視情報データに基
    づいて第2のレーザビームが前記レーベル層に照射されるように制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする光ディスク装置。
  3. 前記可視情報データが前記記録領域と一致する領域全体を変色させたもの又は領域全体
    に階調度を与えたものであることを特徴とする請求項2に記載の光ディスク装置。
  4. 前記可視情報データが前記記録領域と前記電子情報が記録されていない未記録領域との
    境界を示す境界線を有することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の光ディスク装
    置。
  5. 前記関連情報取得手段が取得する関連情報には、前記電子情報取得手段で取得する電子
    情報のその電子情報を識別する識別情報が含まれ、
    前記可視情報データ生成手段は、前記識別情報を有する可視情報を形成するための可視
    情報データを生成することを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれかに記載の光ディス
    ク装置。
  6. 前記識別情報を有する可視情報が文字を有する画像である場合、前記可視情報データ生
    成手段は、前記文字のフォントサイズを前記可視情報が形成される領域の大きさに合わせ
    たフォントサイズに調整した可視情報データを生成することを特徴とする請求項5に記載
    の光ディスク装置。
  7. 前記関連情報取得手段は、前記関連情報を電子番組表を用いて取得することを特徴とす
    る請求項〜請求項6のいずれかに記載の光ディスク装置。
  8. 第1のレーザビームを出射する第1のレーザダイオードと、第1のレーザダイオードを
    駆動する第1のレーザダイオードドライバと、第2のレーザビームを出射する第2のレー
    ザダイオードと、第2のレーザダイオードを駆動する第2のレーザダイオードドライバと
    、第1のレーザビームを前記情報記録層に集光させるとともに第2のレーザビームを前記
    レーベル層に集光させる対物レンズと、前記対物レンズを前記光ディスクの径方向に駆動
    するトラッキングアクチュエータと、前記対物レンズを光軸方向に駆動するフォーカスア
    クチュエータと、第1のレーザビームの前記二色性反射膜からの反射光を受光し受光した
    反射光に基づく受光信号を出力する受光素子とを有する光ピックアップと、
    前記受光信号に含まれる前記グルーブの位置情報に基づいて前記トラッキングアクチュ
    エータを駆動して前記光ディスクに照射されるレーザビームのトラッキング制御を行うと
    ともに、前記受光信号に含まれる前記情報記録層における第1のレーザビームの焦点情報
    に基づいて前記フォーカスアクチュエータを駆動して前記光ディスクに照射されるレーザ
    ビームのフォーカス制御を行うサーボ回路と、
    をさらに備え、前記制御手段は、前記情報記録層に前記電子情報取得手段で取得した電
    子情報の記録を行う際に、取得した電子情報に基づいて第1のレーザダイオードドライバ
    に照射指示信号を与えるとともに、前記可視情報データ生成手段で生成されたその取得し
    た電子情報に対応する可視情報データに基づいて第2のレーザダイオードドライバに照射
    指示信号を与えることを特徴とする請求項3〜請求項7のいずれかに記載の光ディスク装
    置。
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