JP4474594B2 - 車内取付式防眩ミラー装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車の後付け用の防眩ミラー装置に関し、特に、エレクトロクロミック素子からなる鏡面部材を有する防眩性の高い車内取付式防眩ミラー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
後方の安全確認等の目的で装備されている自動車のインナミラーは、夜間走行時、後方車両のヘッドライトが反射した場合に非常に眩しく感じる為、防眩性を有するインナミラーが各種提案されている(特許第2722590号公報、特開平8−106110号公報、特許第2858006号公報)。
【0003】
これらは、電圧印可による酸化還元作用によって着色されるエレクトロクロミック素子を利用したものであり、表側から順に光透過性電極部材、エレクトロクロミック層を有する防眩性部材、光反射性電極部材を積層し、エレクトロクロミック素子からなる鏡面部材を構成したものである。
又、エレクトロクロミック素子を駆動する為の駆動用電気エネルギーを制御することによって、鏡面部材の着色量(即ち、防眩性の程度)を手動又は自動的に制御する技術も提案されており、自動的に制御する方法としては、センサによって周囲光や後方入射光に基づいて、エレクトロクロミック層へのエネルギー供給量を制御することによって、着色量を制御する技術が開示されている(特開平9−24768号公報)。エレクトロクロミック素子が着色方向に駆動された場合は、鏡面部材の反射率が減少するので、眩しさが抑制される。
【0004】
又、特開平5−286393号公報において、既設のインナミラーに取り付け可能な防眩装置が提案されている。これは、エレクトロクロミック層の両面に透明電極部材を積層して構成した透明基板を、既設インナミラーの表面に取り付けるようにしたものであり、電圧印可によってエレクトロクロミック素子が着色され、インナミラーの反射率が低下される。
【0005】
一方、後方の視界を大きくしたい場合等に、既設インナミラーに取り付ける代替用ミラーも開示されている(実用新案登録番号第3021443号、実開昭59−42740号公報、実開昭59−42741号公報、実開昭58−184352号公報、実開昭57−63302号公報、)。これらの代替用ミラーは、既設インナミラーの表面にその鏡面部材を覆うように取り付けるものであり、ホルダーの裏面部に既設インナミラーの上縁部と下縁部とを挟持する取付手段が設けられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特開平9−24768号公報等に開示の防眩ミラーは、新車製造時に搭載されるものであるため、既設のインナミラーを防眩ミラーに取り替えるには、大掛かりな車内改造が必要となり、一般人にとっては容易ではない。
又、特開平5−286393号公報に開示の防眩装置は、透明基板であるので単独ではミラーとして機能しない。又、既設インナミラーの鏡面部材上に取り付け、既設インナミラーの鏡面部材を利用して光を反射させるので、既設インナミラーよりも視界を広げることはできない。又、防眩装置の透明基板と既設インナミラーの鏡面との間に、光を透過しない物が介装されることがあっては機能しないので、エレクトロクロミック素子を駆動する為の制御回路手段、スイッチ或いはセンサ等をホルダー内部に設けることはできない。
【0007】
そこで本発明は、既設のインナミラー上、或いは車内の任意の位置に適宜取り付けることができ、手動或いは自動的に防眩性の有無を調節することが可能な車内取付式防眩性ミラー装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る車内取付式防眩ミラー装置は、エレクトロクロミック層を含んで構成される防眩性部材を中間にして、光透過性電極部材と光反射性電極部材をその両側に配設したエレクトロクロミック素子からなる鏡面部材と、前記エレクトロクロミック素子に、該エレクトロクロミック素子を駆動して着色又は消色させる駆動用電気エネルギーを供給する電源供給手段と、前記エレクトロクロミック素子の駆動電気信号を発生する信号発生手段と、前記エレクトロクロミック素子に供給する駆動用電気エネルギーを、前記駆動電気信号に基づいて制御する制御回路手段と、前記鏡面部材を内部に保持すると共に、該保持された鏡面部材が既設のインナミラーを覆うように配置して該鏡面部材を車内設備に着脱可能に取り付けるホルダーと、を含んで構成され、前記信号発生手段は、特定方向からの光の光量を検出する特定光センサと、車両周囲の光の光量を検出する周囲光センサと、を含んで構成され、前記制御回路手段は、前記特定光センサによって検出された所定時間毎の光量に基づいてその光量の変化量を求め、前記周囲光センサによって検出された光量と、前記特定光センサによって検出され求められた光量の変化量とに基づいて前記エレクトロクロミック素子に供給する駆動用電気エネルギーの供給量を調整し、該エレクトロクロミック素子の着色レベルを制御するように構成され、かつ、前記周囲光センサによって検出された光量が多いときは少ないときより前記エレクトロクロミック素子の着色レベルを高く制御するように構成された、ことを特徴とする。
【0009】
請求項2に係る車内取付式防眩ミラー装置は、前記制御回路手段を、前記ホルダーの内部であって前記光反射性電極部材と前記既設のインナミラーとの間に配設したことを特徴とする。
請求項3に係る車内取付式防眩ミラー装置は、前記制御回路手段を、前記ホルダーの外部に配設したことを特徴とする。
【0011】
請求項4に係る車内取付式防眩ミラー装置は、前記ホルダーに、前記エレクトロクロミック素子の駆動状態を示す表示手段を有することを特徴とする。
【0012】
【発明の作用及び効果】
請求項1に係る車内取付式防眩ミラー装置の鏡面部材は、防眩性部材を光透過電極部材と反射性電極部材との中間に配設したものである。即ち、電源供給手段からのエネルギーが双方の電極部材を介して防眩性部材に供給され、供給されたエネルギーによって着色された防眩性部材を光が通過する際、エレクトロクロミック層によって所定波長のスペクトルが吸収され、かかる状態の光が反射性電極部材によって反射される。
【0013】
エレクトロクロミック素子は、電気エネルギーの供給(即ち、電圧印可等)によって駆動(即ち、酸化・還元反応)され、その駆動によって着色又は消色される性質を有する素子であり、防眩性部材を中心にして、光透過性電極部材と光反射性電極部材をその両側に配設する。かかる防眩性部材は、エレクトロクロミック層を含んで構成されており、具体的には、光透過性の電解質層にエレクトロクロミック化合物を混入させた形態、光透過性の電解質層とエレクトロクロミック化合物層を具備する形態、又はそれらを組み合わせた形態などが挙げられる。
【0014】
防眩性部材の着色・消色、或いはその程度は、信号発生手段から発生される駆動電気信号に基づいて、制御回路手段が駆動用電気エネルギーの供給方向又は供給量を制御することによって調節することができる。
この場合、信号発生手段とは、ON・OFF(即ち、着色・非着色)の信号を発生する手動スイッチであっても、或いは特定方向からの光や周囲の光の量を検出し、その光量情報を電気信号として発生するセンサ等であってもよい。
【0015】
制御回路手段は、手動スイッチから供給されるON・OFF信号に基づいて着色方向の駆動用電気エネルギーと消色方向の駆動用電気エネルギーとを切り換えるものであっても、或いは、センサからの光量情報をもとに駆動用電気エネルギーの供給量を決定する回路であってもよい。
エレクトロクロミック層が着色された場合は、エレクトロクロミック素子に特定波長の光が吸収される分、鏡面部材の反射率が低下し、防眩性が発揮される。
【0016】
ここで、請求項1に係る車内取付式防眩ミラー装置は、エレクトロクロミック層を含んで構成される防眩性部材を中間にして、光透過性電極部材と光反射性電極部材をその両側に配設したエレクトロクロミック素子からなる鏡面部材を内部に保持すると共に、該保持された鏡面部材が既設のインナミラーを覆うように配置するホルダーを、車内設備に着脱可能に取り付けることができる。したがって、既設のインナミラーを防眩ミラーに取り換える際には、既設のインナミラーを取り外して新たに防眩ミラーを取り付けるという車内改造の必要がない。また、前記エレクトロクロミック素子の駆動電気信号を発生する信号発生手段を構成する特定光センサにより、特定方向からの光の光量を検出し、制御回路手段により、前記特定光センサによって検出された所定時間毎の光量に基づいてその光量の変化量を求め、該変化量に応じて前記エレクトロクロミック素子に供給する駆動用電気エネルギーの供給量を調整し、該エレクトロクロミック素子の着色レベルを制御することができる。これにより、例えば、夜間走行中に車両が後方から接近してくる場合(即ち、後方からの光の光量が増加する場合)は、前記エレクトロクロミック素子を着色させる状態に駆動用電気エネルギーを供給することができる。この場合、光量変化の程度に応じて駆動用電気エネルギーの供給量を調整することによって、鏡面部材の着色状態を最適化することができ、自動的に防眩性の有無を調節することができる。
また、周囲光センサによって検出された光量が多いときは少ないときより前記エレクトロクロミック素子の着色レベルが高く制御することによって、夜間の照明のない道路、トンネル内、或いは太陽光の眩しい日中等、走行環境に応じた着色状態を維持しておくことができる。これによって、例えば、太陽光の眩しい時は、鏡面部材の反射率を低下(着色レベルを増大)させてサングラスの機能を発揮させたり、夜間の照明のない道路においては反射率を向上(着色レベルを低下)させて視認性を高めたりすることができる。
【0017】
請求項2に係る車内取付式防眩ミラー装置は、制御回路手段をホルダーの内部に配設するので、コンパクトな構造となる。この場合、光反射性電極部材と既設のインナミラーとの間に前記制御回路手段を配設したので、光透過性電極部材から入射された光は、前記制御回路手段に邪魔されることなく、光反射性電極部材で反射可能であり、該防眩ミラー装置は単独でミラー機能を果たし得る。
【0018】
請求項3に係る車内取付式防眩ミラー装置は、制御回路手段をホルダーの外部に配設するので、ホルダーの薄型化及び軽量化が可能になり、ミラーの形状の自由度が向上し、実用上、或いはデザイン上好ましい。
【0020】
請求項4に係る車内取付式防眩ミラー装置は、ホルダーに、エレクトロクロミック素子の駆動状態を示す表示手段を有するので、鏡面部材の着色状態を即座に認識できる。
【0021】
【発明の実施の形態】
図1に示す第1実施形態にかかる取付式防眩ミラー装置1は、合成樹脂または金属等で構成された箱体形状のホルダー10と、鏡面部材20と、前記ホルダー10を既設のインナミラーであるフロントミラー2に固定する取付手段(30,31)と、信号発生手段(41,42,43)と、制御回路手段50と、電源供給手段60と、を含んで構成される。
【0022】
ホルダー10は、表面枠部材11と、それに周縁が嵌合されて箱体を形成する本体部12とによって構成される。本体部12の外周縁部には鏡面部材20が嵌合装着される。表面枠部材11は、本体部12と周縁部同士が嵌合組み立てられる際に鏡面部材20を本体部12の周縁部に押圧支持する。ホルダー10の全体は、本体部12の裏面(車両進行方向前方面)から車両前方に伸びる取付手段30,31によって、既設のフロントミラー2に取付られる。
【0023】
ホルダー10の本体部12の内面(車両進行方向後面)中央部には、基板51上に配設された公知の制御回路手段50が固定されており、該制御回路手段50に電気的に接続して、信号発生手段(手動スイッチ41,特定光センサ42,周囲光センサ43)が設けられている。手動スイッチ41と特定光センサ42、及び切換スイッチ40は、ホルダー10の表面枠部材11に開設した窓部から車両進行方向後方に臨む。周囲光センサ43は、本体部11の外裏面の上端部に開設した窓部から車両進行方向前方に臨む。かかる信号発生手段は、駆動電気信号を制御回路手段50に発信して、該駆動信号に基づき、制御回路手段50が鏡面部材20の着色状態を決定し、その着色状態に応じた駆動用電気エネルギーを電源供給手段60から獲得し、その駆動用電気エネルギーを鏡面部材20へと供給する(特開平9−24768号公報参照)。
【0024】
ホルダーの本体部12の外表面には、ホルダー10中央部から所定距離離れた左右対象位置に2つの取付手段が車両進行方向に延設されている。各取付手段は、上下に離間した固定及び可動の2つの係止部30,31によって構成される。固定係止部30は、図1(b)に示すように、ホルダーの本体部12外裏面上縁部から取り付け時車両前方に向けて張り出す方向に一体的に突出形成される。
【0025】
可動係止部31は、固定係止部30の下方位置で、本体部12に対し、上下方向摺動自由に設けられる。詳しくは、可動係止部31は、金属製であり、本体部12の内面に縦リブ12aによって形成された縦長溝部12bを抑え板12cに案内されて上下摺動自由なスライド片32と、その下端がL字状に折曲されて本体部12に形成した縦長開口部12dを通り本体部12の取り付け時車両前方に向けて張り出す張出片部31aとを有する。該張出片部31aには合成樹脂製の係止片31bが嵌合固定されている。
【0026】
スライド片32の中央部には、ホルダー内部側に突出する係止爪32aが形成されている。この係止爪32aには、引張コイルバネ33下端のフック部が係止されている。
引張コイルバネ33上端のフック部は、縦長溝部12bの上部に形成された係止爪12eに係止されている。
【0027】
取付手段30、31が自動車に既設のフロントミラー2を挟持する構成を、図2〜図5を参照して説明する。尚、図2〜図5は、ホルダー本体12の内面において、取付手段の挟持機能上必要となる部材を示している。
取付前においては、図2(a)、(b)に示すように、可動係止部31は、引張コイルバネ33の初張力により、固定係止部30に向け上方に付勢されている。
【0028】
装着に際しては、図3(a)、(b)に示すように、可動係止部31を引張コイルバネ33の初張力に抗して押し下げることによって、スライド片32が縦長溝部12aを摺動して下方に移動される。そして、可動係止部31を押し下げた状態で、固定係止部30と可動係止部31との間に既設のフロントミラー2をその上下から挟み込む。
【0029】
その後、可動係止部31を放すと、図4(a)、(b)に示すように、引張コイルバネ33の弾性復元力によりスライド片32が上方へとスライドし、これに伴い可動係止部31が上方へと移動して、既設フロントミラー2を弾性挟持する。
鏡面部材20は、装着時に車両進行方向後方を向く面から順に光透過性電極部材21、防眩性部材22及び光反射性部材23を積層貼付したものである。
【0030】
本実施例では、図6(a)に示すように、光透過性電極部材21は、透明基板21aと透明導電膜21bとを積層して形成され、防眩性部材22は、エレクトロクロミック化合物を含んだ透明な電解質層によって構成され、光反射性電極部材23は、表側から順に透明導電膜23a、透明基板23b及び反射膜23cを積層して構成されるようにした。そして、これらの部材をシール材24にて接合して鏡面部材20を構成した。
【0031】
光透過性電極部材21は、電極の形成された透明な導電性部材であれば如何なる材料であっても良く、単一材料で構成してもよい。
光透過性電極部材21の透明基板21aには、無色又は有色のガラス、強化ガラス、光透過性樹脂等が使用可能である。光透過性樹脂としては、ポリエチレンテレフタレート、ポロエチレンナフタレート、ポロアミド、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、ポリエーテルケトン、ポリフェニレンサルファイド、ポリカーボネート、ポリイミド、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレン等が可能である。透明基板はある程度の剛性を有するものが好ましく、厚みは特に制限されないが、軽量化の観点からは薄い方が好ましく、通常3mm以下、好ましくは2mm以下、更に好ましくは1.3mm以下とする。
【0032】
光透過性電極部材21の透明導電膜21bとしては、例えば、金、銀、クロム、銅、タングステン等の金属薄膜等、或いはITO(In2 O 3-SnO2)、酸化錫、酸化銀、酸化亜鉛、酸化バナジウム等の金属酸化物等が使用できる。透明導電膜の膜厚は、光透過性を有する限り特に制限はされないが、通常10〜1000nm、好ましくは50〜300nmの範囲にあり、表面抵抗(抵抗率)は特に制限されず、通常1〜100Ω/sq.、好ましくは、3〜30Ω/sq.、の範囲にあることが好ましい。
【0033】
光反射性電極部材23は、電極の形成された導電性部材であって、尚且つ光透過性電極部材21及び防眩性部材22を透過した光を反射し得る構成であれば如何なるものであってもよい。即ち、光反射性電極部材23の態様としては、本実施形態の如き、表面側から順に透明導電膜23a、透明基板23b、反射膜23cを積層したもの(第1態様)、図6(b)の如き、表面側から順に光反射性導電膜23d、不導電性基板23eを積層したもの(第2態様)、表面側から順に透明導電膜、反射膜、不導電性基板を表面側から積層したもの(第3態様)、透明導電膜に光反射性基板を積層したもの(第4態様)、光反射性及び導電性の双方を有する板状体(第5態様)等が考えられる。
【0034】
第5態様の板状体としては、鏡面部材を形成するという条件と、電極として電気化学的に安定な機能を発揮するという条件とを兼ね備えたものであれば如何なる素材であってもよく、例えば、金、白金、タングステン、タンタル、レニウム、オスミウム、イリジウム、銀、ニッケル、パラジウム、クロム等の金属膜や、白金−パラジウム、白金−ロジウム、銀−パラジウム、ステンレス等の合金膜等が可能である。
【0035】
第2態様及び第3態様の不導電性基板としては、透明であっても不透明であってもかまわず、ガラスの他、プラスチック、木材、石材等が使用可能である。
反射膜・光反射性基板とは、鏡面部材として機能し得る薄膜・基板を意味し、例えば、銀、クロム、アルミニウム、ステンレス、ニッケル-クロム等の薄膜や板状体が可能である。尚、基板は、ある程度の剛性を備えたものをいい、光反射性材料、或いは導電性材料自体が剛性を有するならば、基板の使用を省略することもできる。
【0036】
防眩性部材22は、光透過性のイオン伝導層であってエレクトロクロミック層を含んで構成されるものであり、本実施形態の如く単一層からなるものであっても、或いは図6(c)の如き、エレクトロクロミック薄膜22aに電解質層22cを積層したもの(即ち、光透過性の電解質層とエレクトロクロミック化合物層を具備する形態)であっても、又はそれらを組み合わせた形態であってもよい。
【0037】
イオン伝導層としては、通常、室温で1×10-7S/cm以上、好ましくは1×10-6S/cm以上、更に好ましくは、1×10-5S/cm以上のイオン伝導度を有することが望ましく、層厚は、通常1μm以上、好ましくは、10μm以上であって3mm以下、好ましくは1mm以下であることが望ましい。
防眩性を有する前記イオン伝導層としては、具体的には、電解質層にエレクトロクロミック化合物を混入させたものが使用される。
【0038】
エレクトロクロミック化合物は、電圧の印可によって可逆的な酸化還元反応を発生し、該酸化還元反応によって着色作用と消色作用を繰り返すものであり、アノード性エレクトロクロミック化合物、カソード性エレクトロクロミック化合物、アノード性エレクトロクロミック構造とカソード性エレクトロクロミック構造とを併有するエレクトロクロミック化合物等がある。
【0039】
アノード性エレクトロクロミック化合物は、電気化学的酸化反応によって吸収スペクトルが増大するものをいい、ピラゾリン系化合物誘導体、メタロセン化合物誘導体、フェニレンジアミン化合物誘導体、フェナジン化合物誘導体、フェノキサジン化合物誘導体、フェノチアジン化合物誘導体、テトラチアフルバレン誘導体等がある。
【0040】
カソード性エレクトロクロミック化合物は、電気化学的還元反応によって吸収スペクトルが増大するものであり、スチリル化合物誘導体、ビオロゲン化合物誘導体、アントラキノン系化合物誘導体等がある。
又、アノード性エレクトロクロミック構造としては、ピラゾリン系化合物誘導体構造、メタロセン化合物誘導体構造、フェニレンジアミン化合物誘導体構造、ベンジジン化合物誘導体構造、フェナジン化合物誘導体構造、フェノキサジン化合物誘導体構造、フェノチアジン化合物誘導体構造、テトラチアフルバレン誘導体構造等があり、カソード性エレクトロクロミック化合物としては、ビオロゲン化合物誘導体構造、アントラキノン系化合物誘導体構造等がある。
【0041】
アノード性及びカソード性の双方のエレクトロクロミック構造を含有する有機化合物のうちでも、アノード性構造及びカソード性構造が、1分子当たり夫々2個以下(即ち、1分子中にアノード性構造とカソード性構造が1個ずつ存在する場合、1分子中にアノード性構造が1つ、カソード性構造が2つ存在する場合、1分子中にアノード性構造が2つ、カソード性構造が1つ存在する場合、1分子中にアノード性構造とカソード性構造が2個ずつ存在する場合、のうち1種類又は2種類以上)のものが好ましい。
【0042】
防眩性部材22としては、液系、ゲル化液系、或いは固体系の何れかのイオン伝導物質にエレクトロクロミック化合物を混入して製造することが好ましく、特にイオン伝導物質は固体系のものを使用することが、実用性、薄型化及び軽量化の観点から望ましい。
尚、液系イオン伝導性物質にエレクトロクロミック素子を混入して製造する場合は、塩類、酸類、アルカリ類等の支持電解質を溶媒としてエレクトロクロミック素子を溶解して調製されるが、エレクトロクロミック活性物質がイオン性である場合には支持電解質を使用する必要はない。溶媒としては、電気化学セルや電池に一般的に使用される溶媒が使用可能である。支持電解質としては、電気化学の分野、電池の分野で通常使用される塩類、酸類、アルカリ類が使用可能であるが、支持電解質として使用される塩類には特に制限はなく、アルカリ金属塩やアルカリ土類金属塩等の無機イオン塩、4級アンモニウム塩、環状4級アンモニウム塩等が使用可能である。
【0043】
ゲル化液系イオン伝導性物質とは、上記液系イオン伝導性物質を増粘、ゲル化したものであり、液系イオン導電性物質にポリマー又はゲル化剤を配合して調製される。
固体系イオン伝導性物質とは、常温にて固体であってイオン伝導性を有する物質を指し、ポリエチレンオキサイド、オキシエチレンメタクリレートのポリマー、ナフィオン、ポリスチレンスルホン酸、Li3N,Na−β−Al2O3,Sn(HPO4)2・H2O等を使用することができる。オキシアルキレンメタクリレート系化合物、オキシアルキレンアクリレート系化合物又はウレタンアクリレート系化合物を重合することによって得られる高分子化合物に、支持電解質を分散させた高分子固体電解質が使用可能である。
【0044】
以上、光透過性電極部材21、防眩性部材22及び光反射性電極部材23によって鏡面部材20が構成されるが、鏡面部材20の形状としては、平面であっても、一次、二次、三次の曲面であっても良く、更に応力によって変形するものであってもよい。
次に、信号発生手段(41、42、43)及び制御回路手段50について詳述する。
【0045】
切換スイッチ40は、着色制御を手動で行うか自動的に行うかを選択する為のスイッチである。
切換スイッチ40で手動操作が選択された場合は、手動スイッチ41によって着色・非着色の切換えが行われる。手動スイッチ52での切換えによって、駆動電気信号(ON又OFF)が発生され、ホルダー10に設けられた表示手段70にその旨表示される。
【0046】
特定光センサ42は、特定方向(例えば、車両後方)からの光の量を検出するためのものであり、ホルダー10の表面枠部材11の下方中央部等、光の入射方向に向けて配置される。周囲光センサ43は、ミラー周囲の明るさを検出するためのものであり、ホルダー10の裏面部等、走行環境の明暗を感知し得る位置に配設される。共に、受光された光量を光電変換素子によって検出し、光量情報としての電気信号を所定時間毎に発生する構成である。
【0047】
制御回路手段50は、電源供給手段60と信号発生手段41、42、43からの入力端子と、鏡面部材20への出力端子とを含んで構成される公知の電子回路であり、ホルダー10の内部に収納されている。電源供給手段60は、この場合、自動車のシガーライターソケット等に接続可能なコードを含んで構成され、ホルダー10の裏面部に形成された孔からホルダー10の外部へと延伸されている。
【0048】
制御回路手段50は、図7に示すように、手動情報入力部、周囲光情報入力部、及び特定光情報入力部と、周囲光レベル判定部、特定光レベル判定部、及び着色レベル決定部と、駆動用電気エネルギー出力部と、を含んで構成され、信号発生手段41、42、43から入力された信号をもとに、その走行状態における着色レベルをリアルタイムに決定し、電源供給手段60からのエネルギーをその着色状況に応じた状態にて鏡面部材20へと供給する。
【0049】
手動情報入力部は、切換スイッチによって手動操作が選択された場合に動作し、手動スイッチ41からの手動情報(即ち、ON又はOFFの信号)の入力を受け、該手動情報を駆動用電気エネルギー出力部へと出力する。ON信号が入力された場合は、エネルギー供給部からの着色方向の駆動用電気エネルギーが鏡面部材20に供給され、OFF信号が入力された場合は消色方向の駆動用電気エネルギーが供給されるように制御する。
【0050】
周囲光情報入力部は、周囲光センサ43からの光量情報を周囲光レベル判定部へと出力する。周囲光レベル判定部は、光量情報と所定の光量閾値とを対比させて、着色レベルAi(i=1,2…n)を判定する。着色レベルAiは複数段階設定されてており、光量が多い場合は高くなるように設定されている。
一方、特定光情報入力部は、特定光センサ42からの光量情報を特定光レベル判定部へと出力する。特定光レベル判定部は、前記光量情報に基づきその変化量を算出し、所定の変化量閾値と対比させて、着色レベルBj(j=1,2…n)を決定する。尚、この場合、光量が増加する場合はプラス方向(即ち、着色方向)、光量が減少する場合はマイナス方向(即ち、消色方向)に設定され、変化量が大きい程その絶対値が大きくなるように設定されている。
【0051】
着色レベル決定部は、周囲光レベルと特定光レベルに対して所定の演算を施して着色レベルCを決定する。この演算としては、例えば、C=Ai×h+Bj×(1−h)等が考えられる。ここでhは、特定光に対する周囲光の影響度を示し、0〜1の範囲で設定する。h=0とした場合は、特定光センサからの光量情報のみに基づいて着色量が決定され、h=1とした場合は、周囲光センサのからの光量情報のみに基づいて着色量を決定するのと等しくなる。例えば暗所での特定光が眩しく感じられるように、走行環境に応じて特定光の眩しさ相違するので、かかる演算によって最適な着色レベルを決定することができる。この際、鏡面部材の着色状態を示すカラー表示が、ホルダー10に設けられた表示手段71に示される。
【0052】
駆動用電気エネルギー出力部は、上記演算結果に基づいて、駆動用電気エネルギーの供給状態(即ち、着色・消色の何れの方向に、如何なる量のエネルギーを供給するか)を決定し、それに応じた電源供給手段60からの電力を鏡面部材20へと供給する。
かかる構成の車内取付式防眩ミラー装置1の使用状態を説明する。
【0053】
ホルダー10を、取付手段30、31によって既設のフロントミラー2に取り付け、ホルダー10から延伸された電源供給手段60のコードを電源手段に接続する。
自動車走行時には、先ず、切換スイッチ40によって、手動操作又は自動操作の何れかを選択する。
【0054】
手動操作を選択した場合は、手動スイッチ41をON又はOFFにすることによって鏡面部材が着色・消色される。
自動操作を選択した場合は、周囲光センサ43と特定光センサ42によって検出された光量情報に基づいて、鏡面部材20が自動的に着色・消色される。周囲光センサ43によって、走行環境に応じた着色を鏡面部材20に施すことができるので、たとえば、日中等周囲光の光量の多い場合は鏡面部材の反射率を低下させてサングラスとして機能させ、暗所では反射率を上昇させて視認性を高めることができる。
【0055】
又、暗所においては消色状態を維持しておき、特定方向からの光量が増加した場合(即ち、後方車両のヘッドライトが接近してきた場合)に鏡面部材の反射率を低下させる。これによって、眩しさを防止することができる。
尚、本実施形態においては、自動着色と手動着色を選択可能に構成したが、手動スイッチ41のみによって着色・消色が決定される構成としても、手動スイッチ41と特定光センサ42からの情報をもとに着色量が決定される構成としても、更に複数箇所からの周囲光情報を基に着色状態を決定する構成としてもよい。手動スイッチ41は、複数段階の着色レベルが選択できる構成とすることもできる。この場合、スイッチやセンサの取付位置は実施形態のものに限定されることはない。
【0056】
又、図8(a)に示すように、制御回路手段50を、ホルダー10の外部に設けてもよい。即ち、制御回路手段50を収納したケーシング61を、例えば、サンバイザー付近やシガーライターソケットの部位等に配置してもよい。これによって、ホルダー10の薄型化及び軽量化が可能になり、ミラーの形状の自由度が向上し、実用面、デザイン面でのメリットが大きい。
【0057】
又、本実施形態の電源供給手段は、シガーライターソケットから電力を得る構造としたが、これに限られず、例えば、カーバッテリーからは独立した電池や太陽電池等を利用してもよい。
更に、本発明に係る車内取付式防眩ミラー装置の取付け位置は、車内の如何なる場所であっても良く、例えば、後部座席の搭乗者の安全確認等の目的で、運転者の手元等に取付けることも可能である。
【0058】
又更に、本発明に係る車内取付式防眩ミラー装置の形状は如何なるものであってもよく、取付け手段としては、図8(b)に示すようなゴムバンド35でも、吸盤、クリップ、粘着テープ等でもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る車内取付式防眩ミラー装置を示し、(a)は正面図、(b)はA−A線矢視縦断側面図、(c)はホルダー本体の内部を示す正面図である。
【図2】 上記車内取付式防眩ミラー装置の取付前の状態を示し、(a)はホルダー本体の正面図、(b)は(a)のB1−B1線矢視断面説明図である。
【図3】 取付手段によって、上記車内取付式防眩ミラー装置を既設フロントミラーに取り付ける状態を示し、(a)はホルダー本体の正面図、(b)は(a)のB2−B2線矢視断面説明図である。
【図4】 上記車内取付式防眩ミラー装置を既設フロントミラーに取り付けた状態を示し、(a)はホルダー本体の正面図、(b)は(a)のB3−B3線矢視断面説明図である。
【図5】 前記説明図のホルダー本体部の内部を示す斜視図である。
【図6】 上記車内取付式防眩ミラー装置の鏡面部材の断面を示し、(a)は本実施形態に係る断面図、(b)及び(c)はその変形態様である。
【図7】 上記車内取付式防眩ミラー装置の着色及び消色の制御手段を示すブロック図である。
【図8】 上記内取付式防眩ミラー装置の変形態様を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…車内取付式防眩ミラー装置
10…ホルダー
12…本体部
20…鏡面部材
21…光透過性電極部材
22…防眩性部材
23…光反射性電極部材
30…固定係止部(取付手段)
31…可動係止部(取付手段)
41…手動スイッチ(信号発生手段)
42…特定光センサ(信号発生手段)
43…周囲光センサ(信号発生手段)
50…制御回路手段
60…電源供給手段
70、71…表示手段
Claims (4)
- エレクトロクロミック層を含んで構成される防眩性部材を中間にして、光透過性電極部材と光反射性電極部材をその両側に配設したエレクトロクロミック素子からなる鏡面部材と、
前記エレクトロクロミック素子に、該エレクトロクロミック素子を駆動して着色又は消色させる駆動用電気エネルギーを供給する電源供給手段と、
前記エレクトロクロミック素子の駆動電気信号を発生する信号発生手段と、
前記エレクトロクロミック素子に供給する駆動用電気エネルギーを、前記駆動電気信号に基づいて制御する制御回路手段と、
前記鏡面部材を内部に保持すると共に、該保持された鏡面部材が既設のインナミラーを覆うように配置して該鏡面部材を車内設備に着脱可能に取り付けるホルダーと、を含んで構成され、
前記信号発生手段は、特定方向からの光の光量を検出する特定光センサと、車両周囲の光の光量を検出する周囲光センサと、を含んで構成され、
前記制御回路手段は、前記特定光センサによって検出された所定時間毎の光量に基づいてその光量の変化量を求め、前記周囲光センサによって検出された光量と、前記特定光センサによって検出され求められた光量の変化量とに基づいて前記エレクトロクロミック素子に供給する駆動用電気エネルギーの供給量を調整し、該エレクトロクロミック素子の着色レベルを制御するように構成され、かつ、前記周囲光センサによって検出された光量が多いときは少ないときより前記エレクトロクロミック素子の着色レベルを高く制御するように構成された、
ことを特徴とする車内取付式防眩ミラー装置。 - 前記制御回路手段は、前記ホルダーの内部であって前記光反射性電極部材と前記既設のインナミラーとの間に配設したことを特徴とする請求項1に記載の車内取付式防眩ミラー装置。
- 前記制御回路手段は、前記ホルダーの外部に配設したことを特徴とする請求項1に記載の車内取付式防眩ミラー装置。
- 前記ホルダーに、前記エレクトロクロミック素子の駆動状態を示す表示手段を有することを特徴とする請求項1〜3の何れか1つに記載の車内取付式防眩ミラー装置。
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