JP4473558B2 - 痛み測定器 - Google Patents

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Description

本発明は、被検者の痛みの大きさを測定し、表示することができる痛み測定器に関するものである。
医療者が患者を診断、治療する際には、痛みの大きさ(程度)やその種類を知ることは重要である。しかし、その痛みは主観的なものであり、患者は自分以外の人に痛みの大きさや種類を正確に伝えることは難しい。
実際に、医療現場ではVAS(ビジュアルアナログスケール)と言う評価方法で痛みの大きさを測定している。これは、直線の一端に「痛みなし」、他端に「最もひどい痛み」と記したスケールを患者に提示し、患者はその時点で、自分の知覚している痛みの大きさに対応した箇所をそのスケール上に示し、その位置を痛みのスコアとしている。
しかしながら、前記VASでは、患者がその測定方法を理解していないと正確な痛みの測定が難しいという欠点がある。また、医師は、診断や治療をする場合には、痛みの大きさだけではなく、痛みの種類をも知る必要がある。痛みの種類を知るには、現在、医師の問診による方法しかないが、実際に、問診となると医師を前にして十分な痛みの種類の表現方法がなく、自分が感じている痛みの種類を正確に伝えることができないのが現状である。
また、前記VASを装置化したものとして、痛みの程度を示す目盛りが付された接触板を用い、患者は、痛みの大きさに応じて該当する接触板の位置を指で触れ、その位置情報を数値化してデジタル表示させる痛さ計が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、この痛さ計では、患者によって痛みの大きさの捉え方が様々に異なり、接触板に付された目盛りは、却って患者に先入観を与えてしまい、痛みを正確に測定することができない場合がある。さらに、この痛さ計では、痛みの程度が数値化されて表示されるが、医師等の医療者は、その数値を見ただけでは、患者の痛みの大きさを認識、把握し難いことがある。
特開昭60−90544号公報
本発明の目的は、被検者の痛みの大きさを分かり易く、客観的に表示し、他者に正確に伝えることができる痛み測定器を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜()の本発明により達成される。
(1) 被検者の痛みの大きさに対応して変位させることができる操作部材を備える操作手段と、
前記操作部材の変位量に応じて、痛みの大きさを定量化する演算部と、
痛みの大きさに応じた複数のパターンのシンボル画像を生成するためのデータを記憶する記憶手段と、
痛みの種類を入力する入力手段と、
時計機能を有するタイマーと、
痛みの大きさ測定画面と、痛みの種類選択画面と、測定結果一覧表示画面とを選択的に表示し得る表示手段とを有し、
前記表示手段は、前記痛みの大きさ測定画面においては、前記演算部にて定量化された痛みの大きさの定量値(VAS値)と、前記記憶手段に記憶されたデータに基づいて生成された前記痛みの大きさに対応するシンボル画像とが表示され、前記痛みの種類選択画面においては、選択肢として複数の痛みの形容詞が言葉として表示され、前記測定結果一覧表示画面においては、前記定量値(VAS値)と、前記入力手段にて入力された痛みの種類とが前記タイマーにより定められた測定日時と併せて表示されるよう構成されていることを特徴とする痛み測定器。
(2) 前記操作手段は、痛みの大きさを示すスケールと、前記スケールに沿って移動する操作部材とを備える上記(1)に記載の痛み測定器。
(3) 前記操作部材の連続的な変位に応じ、前記シンボル画像が視覚上連続的に変化するよう構成されている上記(1)または(2)に記載の痛み測定器。
(4) 前記シンボル画像は、顔の表情を示す上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の痛み測定器。
(5) 被検者の顔を撮像する撮像手段を有し、前記表示手段は、撮像された画像を表示し得るよう構成されている上記(4)に記載の痛み測定器。
(6) 前記記憶手段は、撮像された画像の画像データを記憶することができる上記(5)に記載の痛み測定器。
(7) 被検者の顔を写す鏡を有し、前記鏡に写った顔を前記表示手段により表示されたシンボル画像と対比して見ることができるよう構成されている上記(4)に記載の痛み測定器。
(8) 外部入・出力端子を備える上記(1)ないし(7)のいずれかに記載の痛み測定器。
本発明によれば、被検者(測定者)に先入観を与えることなく、痛みの大きさを正確に測定し、数値とシンボル画像とによりわかり易く表示することができる。そのため、被検者の痛みの大きさを、医師等の他者に正確に伝えることができる。特に、シンボル画像として、痛みの程度に応じて変化する顔の表情が表示されるため、痛みの大きさを極めて容易に認識することができる。
また、被検者は、痛みの大きさに応じて操作部材を変位させるという簡単な操作で痛みの大きさを測定することができるので、個人差や測定毎の差が少なく、客観的で正確な測定結果が得られる。
また、痛みの種類を入力し、それを表示するよう構成した場合には、痛みの種類と大きさとを併せて知ることができるので、その情報を医師等による診断、治療に有効に活用することができる。
以下、本発明の痛み測定器について添付図面に示す好適実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の痛み測定器の実施形態を示すブロック図、図2は、本発明の痛み測定器の実施形態における操作部材の操作量とそれに対応する定量値(VAS値)との関係を示す図、図3は、本発明の痛み測定器の実施形態における操作部材の操作量とそれに対応する顔画像との関係示す図、図4は、本発明の痛み測定器の実施形態(測定器本体に対し蓋体を開いた状態)の外観図(平面図)、図5は、本発明の痛み測定器の実施形態における表示部の表示の変化の一例を示す図である。
各図に示すように、本発明の痛み測定器100は、ケーシングを有する測定器本体110と、測定器本体110に対し回動可能(開閉可能)に設置された蓋体120とを有している。
測定器本体110には、少なくとも測定結果を表示し得る表示部(表示手段)9と、被検者の痛みの大きさに対応して変位させることができる操作部材1bを備える操作手段1と、痛み測定器100の各部を制御する制御手段6と、痛みの種類を入力する入力部(問診入力手段)4と、電源スイッチ11と、外部通信ポート(外部入・出力端子)10とが設けられている。
制御手段6は、例えばCPU(中央演算装置)を有するマイクロコンピュータで構成され、演算部を内蔵している。また、制御手段6には、時計機能を有するタイマー(カレンダー)5と、各種メモリー等によるデータ記憶部(記憶手段)7とが接続されている。なお、タイマーおよびデータ記憶部は、制御手段6に内蔵されていてもよい。
表示部9は、表示コントローラ(表示部駆動回路)8を介して制御手段6に接続されている。この表示部9は、例えば液晶表示パネル、有機EL表示パネル等で構成されている。この表示部9には、少なくとも、痛みの大きさが定量化された値(以下「定量値91」と言う)と、痛みの大きさに応じたシンボル画像(顔画像)92とが表示される。
定量値91は、VAS(ビジュアルアナログスケール)値とも言う。また、シンボル画像92は、本実施形態では、痛みの大きさに順じて連続的または段階的に変化する顔の表情(FS:フェイススケール)とされる。
操作手段1は、痛みの大きさを示す直線状のスケール(物差し)1aと、該スケール1aに沿って移動し得る操作部材(摘み)1bと、検出手段1cとを備えている。
スケール1aの一端(図1中左端)は、「痛みなし」を示し、スケール1aの他端(図1中右端)は、「想像できる最大の痛み」を示し、それらの途中の箇所は、その箇所に応じた中間の痛みを示す。
操作部材1bは、スケール1a上を一端から他端まで連続的に移動することができる。操作部材1bのスケール1a上での停止位置に応じて、スケール1aの裏面(ケーシング内側)に設置された電気接点(図示せず)よりアナログ信号が出力される。このアナログ信号は、AD変換器2によりデジタル信号に変換され、制御手段6に入力される。制御手段6の演算部は、入力されたデジタル信号に基づいて所定の演算を行い、定量値91を求める。求められた定量値91は、表示コントローラ8の作動により作動する表示部9に表示される。この表示は、例えば痛みの大きさに応じた数字「0」、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」、「7」、「8」、「9」、「10」の11段階で表示される。
また、制御手段6は、それに入力された操作部材1bのスケール1a上での位置の情報(以下単に「位置情報」と言う)から、それに対応するシンボル画像を特定する。データ記憶部7には、複数(例えば5つ)のパターのシンボル画像(本実施形態では、異なった5種類の顔の表情を示す画像)に対応するデータ(以下「顔画像データ」と言う)が前記操作部材1bの位置情報と対応付けて(定義付けて)記憶されており、入力された操作部材1bの位置情報に応じた顔画像データが読み出される。そして、読み出された顔画像データに基づいて、表示部9にその顔画像92が表示される。この顔画像92は、例えば痛みの大きさに応じた5種類の顔の表情で表示される。
入力部(入力手段)4は、操作部材1bの位置情報をデータ記憶部7へ記憶させる信号を出力させる決定ボタン41と、表示コントローラ8から表示部9に表示された項目を選択する信号を出力する選択ボタン42と、測定を終了させ次の測定を行うための画面に切り替える信号などを制御手段6へ出力させる終了ボタン43とを備えている。
また、測定器本体110の側部には、外部通信ポート10が設けられている。この外部通信ポート10には、例えば、パソコン、プリンタ、モニター(外部表示装置)、入力用端末(キーボード等)、外部メモリー、音声入・出力端末、無線送・受信部(赤外線通信も含む)、他の同様の痛み測定器を接続することができ、必要時にこれらとの通信を行う。例えば、測定の結果得られた定量値91を外部接続されたプリンタにより出力したり、パソコンやモニターにより表示したりすることができる。
次に、定量値91の求め方の一例について説明する。操作手段1の検出手段1cは、スケール1aの裏面(ケーシング内側)に設置された可変抵抗(スライダック)と該可変抵抗に接触し、操作部材1bとともに移動する電気接点とを備え、電気接点の移動により可変抵抗の抵抗値が線形に変化し、それに応じた大きさの電圧がアナログ信号として出力される。
例えば痛みの大きさを「0」〜「10」の11段階で表した場合、スケール1a上で、「痛みなし」のときは、痛みの大きさを0、それに対応する信号値をX(VAS0)とし、「最大の痛み」のときは、痛みの大きさを10、それに対応する信号値をX(VAS10)とし、それらの間で操作部材1bを移動して被検者が感じている痛みの大きさに対応する信号値をX(VAS)とすると、VAS=10(X−X)/(X−X)となり、これを定量値(VAS値)91として表示部9に表示する(図2参照)。
なお、検出手段1cとしては、可変抵抗と同様の機能を発揮するもの、例えば、キャパシタンス、インダクタンス等などの変化を利用したものや、操作部材1bの位置を検出し得るエンコーダを用い、該エンコーダからの位置情報を利用して検出するものでもよい。
さらに、操作手段1は、間接的にダイヤルを回したりボタンを押したりして動かすものでもよく、また、図示の操作手段1に代わり、タッチパネル式の画面に表示された操作手段で構成され、指やペン(タブレットペン)などで表示部9の画面の所定部位を触れて操作するものでもよい。
次に、顔画像(シンボル画像)92の定め方および表示方法の一例について説明する。
顔画像92は、例えば図3に示すように、痛みの大きさの程度に応じた5枚の画像を有し、「痛みなし」の状態(操作部材1bが最左端に位置するとき)の画像をFSとし、「最大の痛み」の状態(操作部材1bが最右端に位置するとき)の画像をFSとし、それらの中間をFS、FS、FSとし、これらを等間隔dに配分する。
この場合、データ記憶部7には、各画像FS、FS、FS、FS、FSを生成するための顔画像データがそれぞれ記憶されており、入力された操作部材1bの位置情報に応じた顔画像データが読み出される。表示コントローラ8は、データ記憶部7から読み出された顔画像データに基づいて顔画像を生成し、表示部9に表示する。
表示部9に表示される顔画像は、FS、FS、FS、FS、FSの5種(5段階)に限るものでもよいが、それらの中間の画像も表示されるような構成、特に、それらの中間の画像が連続的に(視覚的に連続して)表示されるような構成であってもよい。
例えば、画像FSと画像FSの中間領域は、両画像の走査線上の座標の差を均等に割振り(座標間のデータを補間し)、その座標(補間された座標のデータ)により新規画像を生成(合成)し、これを表示するような構成とすることができる。
蓋体120の内側面には、鏡121が設けられている。被検者は、この鏡121に自分の顔を写し、自分の実際の顔を見ながら表示部9に表示される顔画像92を見ることができる。被検者は、例えば、操作部材1bを操作して表示部9に顔画像92を表示させる際に、鏡121に写った自分の実際の顔と比較しながら(自分の実際の顔を参考にしながら)操作を行うことができる。
図1に示すように、表示部9の上部には、CCDカメラ(撮像素子)31を備える撮像部(画像取込部)3が設けられている。撮像部3で撮像された画像(特に被検者の顔の画像)の画像信号は、制御手段6に入力され、所定の画像処理がなされた後、表示コントローラ8の作動により表示部9にリアルタイム画像(動画)または静止画として表示される。この状態で、選択ボタン42を押すと、画像が固定され、決定ボタン41を押すと、その画像がデータ記憶部7に記憶(保存)される。
被検者は、例えば、操作部材1bを操作して表示部9に顔画像92を表示させる際に、撮像部3で撮像された自分の顔と比較しながら(自分の顔を参考にしながら)操作を行うことができる。
なお、撮像部3の作動および撮像された画像の表示は、常時行われている場合に限らず、必要時にのみ行われるような構成、例えば、痛み測定器100が撮像モードを有し、該撮像モードが選択されている場合にのみ撮像部3による撮像およびその画像の表示がなされるような構成であってもよい。
また、撮像部3で撮像された画像の画像データは、データ記憶部7に記憶(保存)され、必要時にそれを読み出して、その画像を表示部9に再度表示し得るようにすることもできる。
また、撮像部3で撮像された画像の画像データに基づいて表示部9に表示される顔画像92を生成あるいは補正(修正)するような構成とすることもできる。
図5に示すように、表示部9には、問診事項を表示することができる。すなわち、問診事項は、例えば、痛みの種類を問うものであり、複数の痛みの形容詞が言葉として表示部9に表示されたものの中から該当するものを選択することにより行われる。これは、臨床の現場で用いられる痛みの形容詞が好ましく、具体的には次のようなものが挙げられる。
:きりきり痛む
:ずきずき痛む
:しめ付けられるような痛み
:熱いような痛み
‥‥‥
:切られるような痛み
被検者は、選択ボタン42を操作することにより、表示された痛みの種類(痛みの形容詞の言葉)の中から該当するものを選び、決定ボタン41で決定する。表示部9においては、選択、決定された痛みの種類の左横のチェックボックスにチェックの表示がなされ、これにより、被検者が選択した痛みの種類が表示され、特定される。
タイマー(カレンダー)5では、その時計機能により現在の年・月・日(曜日)および時刻が計測されており、それらは表示部9の日時表示部93に好ましくは随時表示される。また、被検者の測定に際し、その測定時(日時)を測定結果(定量値91および顔画像92)と共に表示することもできる。この測定時の日時は、例えば被検者が決定ボタン41を押した時とされる。この測定時の日時は、測定結果と対応付けてデータ記憶部7に記憶され、必要時に読み出し、表示部9に表示することができる。
次に、痛み測定器100の使用方法の一例について、図5等を参照しつつ詳細に説明する。
痛み測定器100により被検者の痛みを測定する場合、被検者は、痛み測定器100を手に取り、まず電源スイッチ11を入れる。すると、表示部9に測定/結果参照選択画面20が現れるので、選択ボタン42により「測定」を選択し、決定ボタン41により決定する。決定ボタン41を押すと、表示部9は、痛みの大きさ測定画面21に切り替わる(図5の左列参照)。
この痛みの大きさ測定画面21では、日時表示部93が表示される。この日時表示部93には、タイマー5の時計機能により計測された現在の年・月・日(曜日)および時刻(以下単に「日時」と言う)がリアルタイムに表示される。
次に、被検者は、操作部材1bを動かし、自分の感じている痛みに対応した位置で停止する。このとき、操作部材1bの位置に応じて表示部9(痛みの大きさ測定画面21)に現れる顔画像92の表情が変化するので、被検者は、この顔画像92の変化を見ながらこれを参考にして操作部材1bの位置を選ぶことができる。
また、表示部9(痛みの大きさ測定画面21)には、顔画像92の表示と同時に、定量値91も表示される。
このようにして操作部材1bの位置が決まったら、決定ボタン42を押して決定する。これにより、顔画像92および定量値91に関するデータがデータ記憶部7に記憶される。また、決定ボタン42を押した時の日時(タイマー5により計測されている)も併せてデータ記憶部7に記憶される。
次に、終了ボタン43を押す。終了ボタン43を押すと、表示部9は、痛みの種類選択画面(問診画面)23に切り替わる。ここでは、痛みの種類の測定を行う。
痛みの種類選択画面23には、痛みの種類を表現する形容詞が言葉として複数並べて表示されており、被検者は、これらの中から該当する痛みの種類を選択ボタン42により選択する。なお、痛みの種類は、複数選択することも可能である。
このようにして痛みの種類が決まったら、決定ボタン42を押して決定する。これにより、痛みの種類に関するデータがデータ記憶部7に記憶される。また、決定ボタン42を押した時の日時(タイマー5により計測されている)も併せてデータ記憶部7に記憶される。
次に、測定結果を見る場合について説明する。測定結果を見る場合には、まず電源スイッチ11を入れる。すると、表示部9に測定/結果参照選択画面20が現れるので、選択ボタン42により「結果参照」を選択し、決定ボタン41により決定する。決定ボタン41を押すと、表示部9は、参照画面22に切り替わる(図5の右列参照)。
参照画面22には、データ記憶部7から読み出された測定日時およびこれに対応するファイル名(例えば被検者の氏名を含む)が新しいものから順に数例表示される。なお、ファイル名は、測定時またはその後に、外部通信ポート10を介して入力することができ、入力がない場合には、例えばシリアルナンバー等が自動的に設定される。
参照者(被検者、医師等)は、参照画面22に表示された項目(測定日時およびファイル名)の中から1つを選択ボタン42により選択し、決定ボタン41を押す。
決定ボタン41を押すと、表示部9は結果一覧表示画面24に切り替わるとともに、この結果一覧表示画面24に、前工程で選択された項目に関する測定結果が表示される。表示される測定結果は、例えば定量値(VAS値)と痛みの種類であり、これらが測定日時と併せて表示される。
また、必要に応じて、データ記憶部7のデータを外部通信ポート10を介して外部に出力させることもできる。例えば、測定結果、測定日時等を外部通信ポート10に接続されたパソコンの画面や外部モニターに表示させたり、プリンタにより印刷したりすることができる。
以上、本発明を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を発揮し得る任意の構成と置換することができ、また、任意の構成が付加されていてもよい。
例えば、本発明の痛み測定器では、操作部材1bの移動に伴い、表示部9の画面の全部または一部(例えば顔画像92の部分)の明度(濃淡)または色彩等が変化するような構成とすることができる。
また、本発明の痛み測定器は、スピーカおよびその駆動回路を備え、操作部材1bの移動に伴い、スピーカから発せられる音の音質(例えば周波数)や音量が変化するような構成とすることができる。
また、入力部4は、ボタン41〜43の操作によるものに限らず、例えば、タブレットペンにより表示部9の画面から入力するような構成とすることができる。
本発明の痛み測定器の実施形態を示すブロック図である。 本発明の痛み測定器の実施形態における操作部材の操作量とそれに対応する定量値(VAS値)との関係を示す図である。 本発明の痛み測定器の実施形態における操作部材の操作量とそれに対応する顔画像との関係示す図である。 本発明の痛み測定器の実施形態の外観図である。 本発明の痛み測定器の実施形態における表示部の表示の変化の一例を示す図である。
符号の説明
100 痛み測定器
110 測定器本体
120 蓋体
121 鏡
1 操作手段(スライド機構)
1a スケール
1b 操作部材
1c 検出手段
2 AD変換器
3 撮像部
31 CCDカメラ
4 入力部
41 決定ボタン
42 選択ボタン
43 終了ボタン
5 タイマー
6 制御手段
7 データ記憶部
8 表示コントローラ
9 表示部
91 定量値
92 顔画像
93 日時表示部
10 外部通信ポート
11 電源スイッチ
20 測定/結果参照選択画面
21 痛みの大きさ測定画面
22 参照画面
23 痛みの種類選択画面(問診画面)
24 結果一覧表示画面

Claims (7)

  1. 被検者の痛みの大きさに対応して変位させることができる操作部材を備える操作手段と、
    前記操作部材の変位量に応じて、痛みの大きさを定量化する演算部と、
    痛みの大きさに応じた複数のパターンのシンボル画像を生成するためのデータを記憶する記憶手段と、
    痛みの種類を入力する入力手段と、
    時計機能を有するタイマーと、
    痛みの大きさ測定画面と、痛みの種類選択画面と、測定結果一覧表示画面とを選択的に表示し得る表示手段とを有し、
    前記表示手段は、前記痛みの大きさ測定画面においては、前記演算部にて定量化された痛みの大きさの定量値(VAS値)と、前記記憶手段に記憶されたデータに基づいて生成された前記痛みの大きさに対応するシンボル画像とが表示され、前記痛みの種類選択画面においては、選択肢として複数の痛みの形容詞が言葉として表示され、前記測定結果一覧表示画面においては、前記定量値(VAS値)と、前記入力手段にて入力された痛みの種類とが前記タイマーにより定められた測定日時と併せて表示されるよう構成されていることを特徴とする痛み測定器。
  2. 前記操作手段は、痛みの大きさを示すスケールと、前記スケールに沿って移動する操作部材とを備える請求項1に記載の痛み測定器。
  3. 前記操作部材の連続的な変位に応じ、前記シンボル画像が視覚上連続的に変化するよう構成されている請求項1または2に記載の痛み測定器。
  4. 前記シンボル画像は、顔の表情を示す請求項1ないし3のいずれかに記載の痛み測定器。
  5. 被検者の顔を撮像する撮像手段を有し、前記表示手段は、撮像された画像を表示し得るよう構成されている請求項4に記載の痛み測定器。
  6. 前記記憶手段は、撮像された画像の画像データを記憶することができる請求項5に記載の痛み測定器。
  7. 被検者の顔を写す鏡を有し、前記鏡に写った顔を前記表示手段により表示されたシンボル画像と対比して見ることができるよう構成されている請求項4に記載の痛み測定器。
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