JPH1055398A - 健康管理用情報機器及び健康管理システム - Google Patents

健康管理用情報機器及び健康管理システム

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JPH1055398A
JPH1055398A JP8225896A JP22589696A JPH1055398A JP H1055398 A JPH1055398 A JP H1055398A JP 8225896 A JP8225896 A JP 8225896A JP 22589696 A JP22589696 A JP 22589696A JP H1055398 A JPH1055398 A JP H1055398A
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health management
living
data
information device
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JP8225896A
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Inventor
Ryoichi Koike
良一 小池
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生体情報及び定量化した生活情報を記録する
ことができ、使用者が、生体情報と生活情報との関連を
把握し、日常生活において適切な制御を行うことができ
る健康管理用情報機器、及び前記使用者と指導者とが、
具体的なデータを用いて今後の方針を話し合うことがで
きる健康管理システムを提供すること。 【解決手段】 メモリカード36に記憶される健康管理
用ソフトウェアが読み出されて、LCDパネル14上の
画面が表示される。使用者は、前記画面で生体情報の測
定の項目を選択して、支持部60の空間部62に指を挿
入することにより、生体情報が検出され、ICカード2
6又はメモリ6に記憶される。また、前記画面で生活情
報の所望の項目を選択することにより、この選択された
項目に応じるデータが生活情報としてICカード26又
はメモリ6に記憶される。また、この生体情報及び生活
情報を用いた統計処理による結果及びアドバイスがLC
Dパネル14に表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、健康管理に使用す
る健康管理用情報機器及びこの健康管理用情報機器を用
いた健康管理システムに関する。
【0002】
【背景技術】従来、自宅で自分の生体情報を得るために
使用する測定機器として、体温を測定する体温計や血圧
を測定する血圧計等が存在する。
【0003】また、最近は、便器や椅子等を利用した測
定機器が提案され始めている。この測定機器は、例え
ば、使用者が座った状態で、所定の箇所に手を差し込ん
だりすることにより、血圧、脈拍、体温等の生体情報の
測定がなされるものである。
【0004】このような測定機器を日常生活で使用する
人として、例えば、慢性の病気である高血圧症や糖尿病
等のいわゆる成人病にかかっている成人病患者がある。
【0005】成人病患者は、成人病であることが発覚し
たときには、精密検査の実施及び成人病についての知識
の習得のために、1〜2週間程度の入院をする。一般的
には、この入院は、「教育入院」と呼ばれる。
【0006】この後、成人病患者は、自宅で、血圧や血
糖値等の生体情報と、食事の摂取カロリー及び栄養素や
運動量等の生活情報との相関を見ながら、生体情報の測
定値が良好な状態により近くなるように、日常生活を制
御して生活する。
【0007】具体的には、成人病患者は、自分で購入、
又は病院から貸与される体温計、血圧計、及び血糖計等
の測定機器を用いて生体情報を測定し、この生体情報
を、例えば所定の用紙にデータとして記録する。そし
て、前記記録したデータをもって、例えば1回/月等、
定期的に病院に通院する。
【0008】病院では、医師が、成人病患者が持参した
記録したデータを用いて、その健康状態を診断する。具
体的には、医師は、成人病患者の健康状態が良好な状態
により近くなるように助言を行ったり、日常生活を制御
するだけでは、健康状態が改善されないときには、薬量
を調整したり、食事の摂取カロリー等の日常生活の制御
の指標を変更したりする。
【0009】よって、成人病患者は、生体情報と日常生
活との関連について熟知していることが必要である。
【0010】また、医師は、成人病患者の日常の生体情
報を正確に把握し、かつ、日常生活の状態をよく知って
いることが望まれる。
【0011】このように、成人病患者と医師とが、生体
情報及び生活情報を共有して、今後の治療方針について
話し合い、成人病患者の健康状態が良好な状態に近くな
るようにする。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、「教育入
院」は、1〜2週間程度の短期間で行うので、成人病患
者が、生活情報と日常生活との関連や、日常生活をどの
ように改善していくのか等について熟知することは困難
であり、日常生活の制御を正しく行うことは困難であ
る。
【0013】また、成人病患者が医師に日常生活の状態
を伝えるときに、前記生活情報を用いるが、この生活情
報については、簡単、かつ総合的に定量化する方法がな
いので、不明確で抽象的な内容となってしまう。また、
生体情報については、成人病患者が自分で測定機器で測
定して、その測定値を読み取り、所定の用紙に記録して
いるので、読み取り時に値を誤って読み取ったり、記録
時に誤った値を記録したりするおそれがある。従って、
記録された生体情報のデータの信頼性は低下する。
【0014】これにより、医師は、成人病患者の正確な
生活情報及び生体情報を把握することが困難となり、成
人病患者に対して効果的な助言や処置を行うことが難し
くなる。
【0015】さらに、生体情報と生活情報との関連を簡
単に表示する方法や装置がないので、成人病患者及び医
師は、生体情報と生活情報との関連を、相互に確認しな
がら認識することが難しい。従って、成人病患者及び医
師の双方が納得した治療方針を策定し難い。
【0016】本発明は、以上の課題を鑑みてなされたも
のであり、その目的は、生体情報を正確に記録すること
ができ、また、生活情報も定量化したデータとして記録
することができる健康管理用情報機器を提供することに
ある。
【0017】また、本発明の他の目的は、使用者が、生
体情報と生活情報との関連を把握し、日常生活において
適切な制御を行うことができる健康管理用情報機器を提
供することにある。
【0018】また、本発明の他の目的は、前記健康管理
用情報機器の使用者と、この使用者の健康状態を良好な
状態に導く指導者とが、前記健康管理用情報機器に記録
される具体的なデータを用いて、今後の方針を話し合う
ことができる健康管理システムを提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、生体情報を検出する検出手段
と、生活情報を入力する入力手段と、前記検出手段から
の生体情報及び前記入力手段からの生活情報を記憶する
第1の記憶手段と、使用者に応じた健康管理用ソフトウ
ェアを記憶する第2の記憶手段と、前記検出手段からの
生体情報及び前記入力手段からの生活情報を用いて、前
記第2の記憶手段からの前記健康管理用ソフトウェアに
より統計処理を行い、この統計処理による結果及びこの
結果に応じた評価を出力する制御手段と、前記制御手段
からの前記結果及び前記評価を表示する表示手段と、を
含むことを特徴とする。
【0020】これにより、本発明に係る健康管理用情報
機器内で生体情報を検出して記憶するので、正確な測定
値を生体情報のデータとして記憶することができる。
【0021】また、生活情報を入力ペン等の入力手段を
用いて入力し、データとして記憶することができる。
【0022】さらに、この健康管理用情報機器では、生
体情報及び生活情報のデータを用いた統計処理を行い、
この処理結果を表示するので、使用者は、生体情報と生
活情報との関連を把握し易くなる。よって、使用者は、
前記処理結果に基づいて生活することにより、日常生活
を制御し易くなる。
【0023】また、請求項2の発明は、請求項1におい
て、前記健康管理用ソフトウェアは、前記生活情報の入
力用ガイド画面を生成するデータを含むことを特徴とす
る。
【0024】使用者は、前記入力用ガイド画面に表示さ
れる、所望の項目や数字を選択するのみで、簡単に生活
情報の入力動作を行うことができる。これにより、情報
機器に不慣れな使用者、例えば老人等でも、極めて使い
勝手の良いものとなる。
【0025】尚、具体的には、前記生活情報の選択項目
に応じるデータの集合である、いわゆるデータベースが
第2の記憶手段に記憶されており、前記入力用ガイド画
面で入力動作が行われ、所望の項目が選択されたときに
は、この選択された項目に応じるデータが前記データベ
ース内から読み出される。そして、この読み出されたデ
ータと前記選択された項目のデータとを用いて、所定の
演算が行われる。この演算結果のデータが、前記生活情
報のデータとして、前記第1の記憶手段に記憶される。
【0026】また、請求項3の発明は、請求項1におい
て、前記評価は、生活支援用のアドバイスを含むことを
特徴とする。
【0027】これにより、前記使用者は、自宅で、健康
管理用情報機器で測定した生体情報及び入力した生活情
報に基づいた、正確な生活支援用のアドバイスを得るこ
とができる。即ち、使用者は、生体情報と生活情報との
関連を把握することができる。また、この生活支援用の
アドバイスを用いることにより、使用者は、自己の日常
生活を適切に制御することができる。
【0028】また、請求項4の発明は、請求項1におい
て、前記第1の記憶手段及び前記第2の記憶手段は、着
脱自在な記憶媒体であることを特徴とする。
【0029】請求項4の発明では、複数の使用者が、第
1の記憶手段をそれぞれ所有することとすれば、使用者
毎に、第1の記憶手段を替えて健康管理用情報機器を使
用することにより、各第1の記憶手段に、使用者毎の生
体情報及び生活情報を記憶させることができる。
【0030】また、例えば病気の種類や統計処理の方法
に応じた健康管理用ソフトウェア毎に、異なる第2の記
憶手段を用意し、これらの第2の記憶手段を、前記病気
の種類や統計処理の方法等の種々の使用用途に応じて、
替えて使用することが可能となる。
【0031】また、請求項5の発明は、請求項4におい
て、前記第1の記憶手段は、ICカードであることを特
徴とする。
【0032】請求項5の発明は、請求項4に記載の記憶
媒体の一態様である。このように、第1の記憶手段をI
Cカードとすることにより、生体情報及び生活情報を簡
易に記憶することができる。
【0033】これにより、このICカードを外部に携帯
し、外部の施設等に備えられる情報処理装置等で、前記
ICカードに記憶されるデータを処理することも可能で
ある。
【0034】さらに、例えば前記外部の施設が病院であ
るならば、前記ICカードを前記病院の受付時に使用す
るカードとして使用したり、前記外部の施設がスポーツ
クラブであるならば、前記ICカードを前記スポーツク
ラブの会員カードとして使用したりすることも可能であ
る。
【0035】また、請求項6の発明は、請求項1におい
て、前記第2の記憶手段に記憶する健康管理用ソフトウ
ェアは、成人病患者、成人病予防者、及び体重管理を行
う者のうちのいずれかの者に適応するものであることを
特徴とする。
【0036】このように、この健康管理用情報機器は、
種々の用途に利用することができる。即ち、第2の記憶
手段に記憶される健康管理用ソフトウェアを替えて、適
当なものを用いることにより、この健康管理用情報機器
は、成人病患者や成人病予防者等の病気を治療したり、
予防したりする人のみではなく、健康状態が良好な状態
であって、例えば体重管理を行う人も使用することがで
き、また、気軽に自己の健康管理を行うことができる。
【0037】また、請求項7の発明は、請求項1におい
て、前記検出手段は、所望の生体に対して照射された赤
外線の前記生体の透過光量を検出する第1のセンサ部
と、所定の触媒と血液との反応により発生する電流値を
検出する第2のセンサ部と、を含み、前記制御手段は、
前記第1のセンサ部からの検出結果を用いて脈波形、脈
拍値及び血圧値を算出し、前記第2のセンサ部からの検
出結果を用いて血糖値を算出することを特徴とする。
【0038】これにより、健康管理用情報機器内で、基
本的な生体情報である、脈波形、脈拍値、血圧値及び血
糖値をそれぞれ容易に測定することができる。さらに、
これらの測定により得られる測定値は、第1の記憶手段
にそのまま記憶するので、正確な測定値を記憶すること
ができる。よって、測定値の読み取り時に誤った値を読
み取ったり、測定値の記憶時に誤った値を入力したりす
ることを防止できる。
【0039】また、請求項8の発明は、請求項7におい
て、前記表示手段を備えた本体と、前記表示手段を保護
する蓋部と、前記本体の端部に前記蓋部を回動自在に支
持する、筒状の支持部と、を含み、前記支持部の内部に
前記第1のセンサ部を備え、前記支持部の内部に前記生
体である指を挿入し、前記第1のセンサ部で前記指に対
して照射された前記赤外線の透過光量を検出することを
特徴とする。
【0040】このように、健康管理用情報機器の支持部
を利用して、脈波形、脈拍値及び血圧値を測定すること
ができるので、健康管理用情報機器を小型化することが
できる。
【0041】また、前記支持部は筒状であり、この筒状
の内部で測定動作を行うので、前記指に照射する赤外線
に対して、外部からの光の外乱等がないので、正確な測
定値を得ることができる。
【0042】また、請求項9の発明は、請求項1におい
て、前記生活情報は、食事情報、運動情報、及び休養情
報であることを特徴とする。
【0043】前記食事情報、運動情報、及び休養情報
は、日常生活における基本的な生活情報である。これら
の基本的な生活情報を用いることにより、健康状態を認
識し易くなり、また、日常生活を制御し易くなる。
【0044】また、請求項10の発明は、請求項1〜9
のいずれかに記載の健康管理用情報機器と、前記健康管
理用情報機器と離隔配置される情報処理装置と、を有
し、前記情報処理装置は、前記健康管理用情報機器の前
記第1の記憶手段に記憶される生体情報及び生活情報を
読み込む情報入力手段と、前記情報入力部からの生体情
報及び生活情報を処理する処理手段と、前記処理部から
の処理結果を表示する表示手段と、を含むことを特徴と
する。
【0045】前記情報処理装置は、例えば病院やいわゆ
るスポーツクラブ等の施設に設置される。前記健康管理
用情報機器の使用者は、自宅における日常生活で、生体
情報及び生活情報を前記第1の記憶手段に記憶してお
き、前記施設に行くときには、前記第1の記憶手段を携
帯する。
【0046】前記施設には、使用者の健康状態を良好な
状態に導くために、医師やインストラクタ等の指導者が
存在する。この医師やインストラクタは、使用者が持参
した第1の記憶手段を前記情報処理装置に装着し、この
第1の記憶手段に記憶された生体情報及び生活情報のデ
ータを用いて処理を行う。そして、前記指導者は、前記
使用者に対して、前記処理の結果に応じた詳細な評価い
わゆるアドバイスをする。
【0047】このように、情報処理装置を用いて、健康
管理用情報機器に記憶される生体情報と生活情報との関
連を簡易に表示し、健康管理用情報機器の使用者、及び
この使用者の健康状態についての指導者は、生体情報と
生活情報との関連を同程度に認識することができる。従
って、使用者及び指導者の双方が、表示された内容を見
て確認し合いながら、日常生活を改善するための方針を
決定することができる。
【0048】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好適な実施の形態
を説明する。
【0049】図1には、本発明に係る健康管理用情報機
器の一実施の形態の概略的な外観を示し、図2には、図
1の健康管理用情報機器の概略的な構成を示す。
【0050】この健康管理用情報機器1は、この健康管
理用情報機器1の使用者の生体情報及び生活情報を用い
て統計処理を行い、使用者の日常生活における健康状態
を表示したり、使用者の日常生活を改善するための助言
として、いわゆる生活支援用のアドバイス等を表示した
りする。前記生体情報は、使用者の生体を用いて測定を
行うことにより得られ、前記生活情報は、使用者がこの
健康管理用情報機器1に直接に入力して得る。
【0051】この健康管理用情報機器1は、詳細には後
述する、表示手段であるLCDパネル14を備えた本体
70と、前記LCDパネル14を保護する蓋部50と、
前記本体70の端部に前記蓋部50を回転自在に支持す
る、筒状の支持部60とを備える。
【0052】本体70は、図2に示すように、生体情報
を検出する検出手段である検出部40と、生活情報を入
力する入力手段であるタッチパネル18と、前記検出手
段40からの生体情報及び前記タッチパネル18からの
生活情報を記憶する第1の記憶手段であるICカード2
6と、この健康管理用情報機器1の使用者に応じた健康
管理用ソフトウェアを記憶する第2の記憶手段であるメ
モリカード36と、前記検出手段40からの生体情報及
び前記タッチパネル18からの生活情報を用いて、前記
メモリカード36からの前記健康管理用ソフトウェアに
より統計処理を行い、この統計処理による結果及びこの
結果に応じた評価を出力する制御手段である制御回路2
と、前記制御回路2からの前記結果及び評価を表示する
表示手段であるLCDパネル14とを含む。
【0053】また、本体70は、ICカード26を挿入
するICカード挿入部であるインターフェイス(以下、
I/Fという)部24及びメモリカード36を挿入する
メモリカード挿入部であるI/F部34を備える。この
ICカード26及びメモリカード36は、本体70に対
して着脱自在である。
【0054】ここで、メモリカード36に内蔵するメモ
リとしては、例えば、電気的にデータの書き換えが可能
な読み出し専用メモリであるフラッシュメモリを使用す
ることが好ましい。
【0055】また、メモリカード36には、後述する健
康管理用ソフトウェア及びデータベースが、異なる領域
に、別々に記憶されている。
【0056】まず、この健康管理用情報機器1の基本的
な動作について説明する。
【0057】この健康管理用情報機器1の制御回路2か
らメモリコントローラ32に対して、メモリカード36
に記憶される健康管理用ソフトウェアの読み出し命令が
送られたときには、メモリコントローラ32によって、
I/F部34に挿入されたメモリカード36から健康管
理用ソフトウェアが読み出される。この読み出された健
康管理用ソフトウェアは制御回路2に送られる。この制
御回路2の制御により、健康管理用ソフトウェアが実行
される。そして、この健康管理用ソフトウェアの進行に
応じた画像データが、制御回路2の制御により、LCD
ドライバ12を介してLCDパネル14に送られ、この
LCDパネル14上に画像が表示される。
【0058】この健康管理用ソフトウェアは、具体的に
は後述する、使用者が生活情報等の情報を入力するため
の入力用ガイド画面の画像データを含む。この入力用ガ
イド画面は、使用者が生活情報等の入力動作を行う際
に、LCDパネル14上に表示される。
【0059】ここで、前記LCDパネル14上の座標位
置と前記タッチパネル18上の座標位置とは対応してお
り、使用者が入力用ガイド画面で入力動作を行うときに
は、入力ペンや指等によって、LCDパネル14上に表
示される入力用ガイド画面の所望の項目の位置に対応す
るタッチパネル18上の位置を指示する。この位置情報
は、タッチパネルI/F16を介して制御回路2に送ら
れる。制御回路2は、送られた位置情報により、LCD
パネル14上に表示される入力用ガイド画面のどの項目
が選択されたのかを判別する。
【0060】制御回路2で判別された生活情報の項目の
データは、ICカードコントローラ22に送られた後、
このICカードコントローラ22の制御で、I/F部2
4を介してICカード26に記憶される。
【0061】ここで、読み出し専用メモリであるROM
4には、漢字データが記憶されている。制御回路2は、
LCDパネル14に日本語の文字データを表示するとき
には、ROM4から漢字データを読み出し、この漢字デ
ータをLCDパネル14に出力する。
【0062】尚、LCDパネル14にタッチパネル18
を含むように構成し、画像データ等の表示と生活情報等
の入力のための指示動作とを、同一画面上で行うように
してもよい。
【0063】また、制御回路2からLCDパネル14に
出力されるデータは、ビデオ信号変換回路8に送り、こ
のビデオ信号変換回路8でCRTモニタ装置に表示可能
なビデオ信号いわゆるNTSC信号に変換して、出力端
子10に接続されるCRTモニタ装置に画面等を表示す
るようにしてもよい。
【0064】次に、健康管理用情報機器1における生体
情報の測定について説明する。
【0065】検出部40は、所望の生体に対して照射さ
れた赤外線の前記生体からの透過光量を検出する第1の
センサ部42と、所定の触媒と血液との反応により発生
する電流値を検出する第2のセンサ部44とを含む。こ
のセンサ部42により検出されるデータに基づいて脈波
形、脈拍値及び血圧値が測定され、センサ部44により
検出されるデータに基づいて血糖値が測定される。
【0066】赤外線の出力部及びセンサ部42は、具体
的には、図1に示す筒状の支持部60の内部の空間部6
2に設けられる。この空間部62は、人間の指が挿入で
きる程度の直径及び奥行きをもつ円柱状の空間である。
【0067】生体情報の脈波形、脈拍値及び血圧値を測
定するときには、使用者が空間部62の内部に指を挿入
する。この指に赤外線が照射され、この赤外線の透過光
量を前記センサ部42で検出する。この検出によるデー
タは、アナログ/ディジタル変換器(以下、A/D変換
器という)46によりディジタルデータに変換されて制
御回路2に送られる。制御回路2は、送られたディジタ
ルデータを用いて脈波形、脈拍値及び血圧値を算出す
る。
【0068】また、センサ部44は、例えば、本体70
の所望の位置の空間部内に設けられる。この空間部は、
例えばプラスチック等の板が挿入できる空間を有する。
生体情報の血糖値を測定するときには、例えば、前記プ
ラスチックの板に所定の触媒を載せ、前記試薬に使用者
の血液を少量付着させる。そして、前記板を、前記セン
サ部44が設けられた空間部内に挿入する。センサ部4
4は、前記触媒と血液との反応により発生する電流値を
検出する。この検出によるデータは、A/D変換器48
によりディジタルデータに変換されて制御回路2に送ら
れる。制御回路2は、送られたディジタルデータを用い
て血糖値を算出する。
【0069】上述のように得られた生体情報は、制御回
路2により、ICカードコントローラ22に送られる。
ICカードコントローラ22は、送られた生体情報を、
I/F部24を介してICカード26に記憶させる。
【0070】上述した健康管理用情報機器1は、例え
ば、病気の進行を抑制しようとする者、病気を予防しよ
うとする者、及び体重管理を行う者等の使用に対して最
適である。
【0071】前記病気としては、例えば慢性の病気であ
って、健康状態が良好な状態により近くなるように日常
生活を制御する人に対して有効であり、具体的には、い
わゆる成人病を対象とすることが考えられる。従って、
成人病患者や、成人病を予防する必要がある、いわゆる
中高年層の人が、この健康管理用情報機器1を使用する
ことが好ましい。
【0072】また、前記体重管理を行う者としては、例
えば、いわゆるフィットネスクラブ等のスポーツクラブ
に通って自己の体重を管理する人やダイエットを実行す
る人等が考えられる。
【0073】次に、健康管理用情報機器1における前記
健康管理用ソフトウェアによる処理の概略的な手順につ
いて、図3、図4、及び図5に示すフローチャートを用
いて説明する。
【0074】まず、図3のステップS2で、使用者は、
健康管理のための複数の処理のうちのどの処理を行うの
かを入力する。この複数の処理には、生体情報の測定処
理、生活情報の入力処理、及び生活情報及び生体情報を
用いた統計処理の3つの処理が含まれる。これらの処理
は、LCDパネル14上に表示される入力用ガイド画面
の選択項目として表示される。使用者は、入力ペンや指
等を用いて、タッチパネル18上の位置を指示すること
により、この位置に応じた前記入力用ガイド画面の所望
の処理の項目を選択する。これにより、前記選択した項
目の処理用の入力用ガイド画面が表示される。このよう
に、使用者は、順次表示される入力用ガイド画面の適切
な項目を順次選択していくことにより、所望の処理を行
うことができる。
【0075】ステップS2で、使用者が生体情報の測定
処理を選択したときには、ステップS4に進み、使用者
は、入力用ガイド画面で、生体情報を測定によって得る
のか、もしくは生体情報を入力するのかを選択する。
【0076】ステップS4で、使用者は、生体情報の測
定を選択した場合には、ステップS6に進んで、さら
に、センサ部42もしくはセンサ部44のうちのいずれ
かを選択する。この選択に応じて、ステップS8で、2
つのセンサ部42、44のうちのどちらかを用いて、脈
波形、脈拍値及び血圧値、又は血糖値の測定を行う。
【0077】一方、ステップS4で、使用者は、生体情
報の入力を選択した場合には、ステップS10に進ん
で、使用者が生体情報の値を入力する。この生体情報の
値を入力するには、例えば、入力用ガイド画面に表示さ
れる生体情報の値の数字を増加又は減少させて、適切な
値を選択する。
【0078】前記ステップS8の測定により得られた測
定値、又は前記ステップS10の入力により得られた値
は、ステップS12で、ICカード26又はメモリ6に
記憶させる。
【0079】また、前記ステップS2で、生活情報の入
力処理を選択したときには、ステップS3の生活情報の
入力処理を行う。この生活情報の入力処理の手順のフロ
ーチャートを、図4に示す。
【0080】この生活情報は、食事情報、運動情報、及
び休養情報から成る。これら3つの生活情報の項目は、
最初の入力用ガイド画面である、いわゆるメニュー画面
として、LCDパネル14上に表示される。
【0081】まず、図4のステップS22で、使用者
は、前記メニュー画面で、入力したい情報の項目を選択
する。
【0082】例えば、使用者が食事情報を選択した場合
には、ステップS24に進み、表示される食事情報の入
力用ガイド画面に、適切な項目があるか否かを判別す
る。
【0083】これにより、選択すべき適切な項目がない
と判別するならば、ステップS26に進んで、メモリ6
に記憶されているデータベースに、新しい項目を新しい
データとして追加する。
【0084】この後、ステップS28で、順次表示され
る入力用ガイド画面で、時間、献立、及び量等について
適切な項目を選択していき、必要な食事情報を全て選択
する。
【0085】上述した食事情報の選択動作の具体的な一
例について、以下に説明する。
【0086】食事情報の項目を選択した後には、例え
ば、図6(A)、図6(B)に示す入力用ガイド画面が
順次表示される。使用者は、各入力ガイド画面で所望の
項目を選択する。
【0087】例えば、使用者が、図6(A)の入力用ガ
イド画面では“朝食”を選択し、図6(B)の入力用ガ
イド画面では“洋食”を選択した場合について説明す
る。
【0088】まず主食の情報を入力するために、図7
(A)に示す入力用ガイド画面が表示されるので、使用
者は前記入力用ガイド画面で所望の主食の項目を選択す
る。次に、図7(B)に示す、副食であるおかずの入力
用ガイド画面が表示されるので、使用者は前記入力用ガ
イド画面で所望のおかずの項目を選択する。さらに、図
7(C)に示す、飲み物の入力用ガイド画面が表示され
るので、使用者は所望の飲み物の項目を選択する。
【0089】また、図7(A)、図7(B)、図7
(C)の各入力用ガイド画面で、適切な項目がないと判
別した場合には、新しい項目を追加した後に、適切な項
目を選択する。
【0090】同様にして、ステップS22で、運動情報
が選択された場合には、ステップS34に進み、表示さ
れる運動情報の入力用ガイド画面に、適切な項目がある
か否かを判別する。これにより、選択すべき適切な項目
がないと判別するならば、ステップS36に進んで、メ
モリ6に蓄積するデータベースに、新しい項目を新しい
データとして追加する。
【0091】この後、ステップS38で、順次表示され
る入力用ガイド画面で、運動の種類、時間、強さ等につ
いて適切な項目を選択していき、必要な運動情報を全て
選択する。
【0092】また、ステップS22で、休養情報が選択
された場合には、ステップS30で、入力用ガイド画面
から、起床時間、就寝時間、熟睡度等に応じて適切な内
容の項目を選択する。
【0093】上述のように、食事情報、運動情報、及び
休養情報のうちの少なくともいずれか一つの生活情報に
ついて選択動作が行われた後には、ステップS39で、
前記選択動作によって選択されたデータに応じるデータ
が、メモリカード36に記憶するデータベース内から読
み出されて、メモリ6に記憶される。尚、前記データベ
ース内のデータは、単位量当たりや単位時間当たり等の
規格化されたデータとして記憶されている。
【0094】そして、ステップS40で、前記選択され
たデータと、前記メモリ6に記憶されたデータベース内
のデータとを用いて演算を行う。
【0095】例えば、使用者が、食事情報の主食の選択
動作時に、“ご飯”及び“2杯”を選択した場合には、
データベース中から、“110Kcal/杯”のデータ
が読み出される。この“110Kcal/杯”のデータ
と、“2杯”のデータとを用いて、以下の演算が行われ
る。
【0096】110(Kcal/杯)×2(杯)=22
0(Kcal) この演算により得られた値は、実データとして、図1の
ステップS12で、メモリ6又はICカード26に記憶
される。例えば、食事情報の実データを記憶させるとき
には、図8に示す画面が表示される。使用者は、図8に
示す画面において、データの記憶、即ちデータ登録を行
うか否かを決定する。
【0097】上述のようにして、生体情報及び生活情報
のデータを記憶させる。
【0098】この後、ステップS14で、使用者は、前
記測定又は入力した生体情報及び生活情報のデータを用
いて統計処理を行うか否かを、表示される入力用ガイド
画面により選択して決定する。
【0099】ステップS14で、統計処理を行わないこ
とを決定したならば、この健康管理用ソフトウェアによ
る処理を終了する。また、ステップS14で、統計処理
を行うことを決定したならば、図5のステップS42に
進む。
【0100】尚、前記ステップS2において、統計処理
が選択されたときにも、図5のステップS42に進む。
【0101】ステップS42では、使用者は、統計処理
の入力用ガイド画面において、必要な項目を選択する。
この項目は、例えばデータの種類や解析方法の種類等に
ついての項目である。
【0102】そして、ステップS44で、前記選択した
項目のデータをICカード26又はメモリ6から読み出
し、ステップS46で、前記読み出したデータを用いて
統計処理を行う。さらに、ステップS48で、使用者
は、入力用ガイド画面において、前記統計処理の結果に
基づく生活支援を行うか否かを選択する。この生活支援
とは、いわゆるQ.O.L.(Quality Of Life)の改
善を行うものであり、前記統計処理の結果に基づく生活
支援用のデータやアドバイスを表示する。
【0103】ステップS48で、Q.O.L.の改善を
行わないことを選択したならば、この健康管理用ソフト
ウェアの処理を終了する。
【0104】また、ステップS48で、Q.O.L.の
改善を行うことを選択したならば、ステップS50に進
み、ICカード26又はメモリ6に記憶される生体情報
及び生活情報のデータから、Q.O.L.に必要なデー
タを読み出す。さらに、ステップS52で、ICカード
26から、基準値のデータを読み出す。そして、ステッ
プS54で、前記ステップS50で読み出した使用者の
データと、前記ステップS52で読み出した基準値のデ
ータとを比較して、LCDパネル14上に生活支援用の
アドバイスを表示する。
【0105】次に、前記統計処理の手順、統計処理の結
果及びこの結果に応じた生活支援用のアドバイスの具体
的な例を、以下に説明する。
【0106】まず、例えば、使用者が成人病のうちの糖
尿病患者であるときには、例えば図9(A)、図9
(B)、図9(C)に示す各入力用ガイド画面が順次表
示され、使用者は、各入力用ガイド画面で適切な項目を
選択したり、値を入力したりする。
【0107】具体的には、図9(A)の入力用ガイド画
面は、統計処理における解析方法を選択するための項目
を選択する入力用ガイド画面である。使用者は、この入
力用ガイド画面で、適切な統計処理の解析方法の項目を
選択する。図9(B)の入力用ガイド画面は、統計処理
で用いるデータの項目を選択する入力用ガイド画面であ
る。使用者は、この入力用ガイド画面で、必要なデータ
の項目を選択する。図9(C)の入力用ガイド画面は、
データの期間を設定する入力用ガイド画面である。使用
者は、この入力用ガイド画面で、統計処理を行うデータ
の期間の適切な値を設定する。
【0108】上述した項目の選択及び値の設定により、
必要なデータがICカード26又はメモリ6から読み出
されて、これらのデータを用いた統計処理が行われる。
この統計処理の結果は、例えば図10に示す折れ線グラ
フとして、LCDパネル14上に表示される。
【0109】また、図11(A)、図11(B)には、
前記統計処理に基づく生活支援用のアドバイスの画面の
一例を示す。
【0110】例えば、図11(A)に示す入力用ガイド
画面で、どのような生活支援用のアドバイスを表示する
のかを選択する。この図11(A)の入力用ガイド画面
で、例えば昼食の摂取カロリー量のデータを表示する項
目を選択したときには、例えば図11(B)に示すよう
なグラフ及び簡単なメッセージが表示される。
【0111】また、使用者が、フィットネスクラブに通
い、自己の体重を管理する人であるときには、例えば図
12(A)、図12(B)、図12(C)に示す各入力
用ガイド画面が、順次表示されるので、使用者は、適切
な項目を選択したり、値を入力したりする。
【0112】この図12(A)の入力用ガイド画面は、
図9(A)の入力用ガイド画面と同様であり、統計処理
における解析方法を選択するための項目を選択する入力
用ガイド画面である。図12(B)の入力用ガイド画面
は、図9(B)の入力用ガイド画面と同様であり、統計
処理で用いるデータの項目を選択する入力用ガイド画面
である。図12(C)の入力用ガイド画面は、図9
(C)の入力用ガイド画面と同様であり、データの期間
を設定する入力用ガイド画面である。使用者は、図12
(A)、図12(B)、図12(C)の各入力用ガイド
画面で、適切なデータを選択したり、値を設定したりす
る。
【0113】上述した選択及び設定により、必要なデー
タがICカード26又はメモリ6から読み出されて、こ
れらのデータを用いた統計処理が行われる。この統計処
理の結果は、例えば図13に示す折れ線グラフとして、
LCDパネル14上に表示される。
【0114】また、図14(A)、図14(B)、図1
5(A)、図15(B)には、前記統計処理に基づく生
活支援用のアドバイスの表示画面の一例を示す。
【0115】例えば、図14(A)に示す入力用ガイド
画面で、どのような生活支援用のアドバイスを表示する
のかを選択する。この図14(A)の入力用ガイド画面
で、例えば“食事アドバイス”を選択したときには、さ
らに、図14(B)に示す入力用ガイド画面が表示され
る。この図14(B)の入力用ガイド画面で、例えば摂
取カロリー量の項目を選択したときには、例えば図15
(A)に示すグラフ及び簡単なメッセージが表示され
る。さらに、図15(B)に示すような詳細なメッセー
ジ及び献立の具体的な例が表示される。
【0116】上述したように、本発明に係る健康管理用
情報機器1は、その使用者が、自宅において、生体情報
の測定を容易に行うことができ、また、得られた生体情
報を正確に記録することができる。また、生活情報は、
定量化したデータとして、簡易に記録することができ
る。
【0117】さらに、この健康管理用情報機器1は、前
記生体情報及び前記生活情報のデータを用いた統計処理
を行い、この統計処理による結果及びこの結果に応じた
生活改善用のアドバイス等を出力するので、使用者は、
前記処理結果によって生体情報と生活情報との関連を把
握し、前記アドバイスによって日常生活において適切な
制御を行うことができる。
【0118】また、この健康管理用情報機器1を用い
て、健康管理システムを構成することが可能である。図
16には、前記健康管理システムの概略的な概念図を示
す。
【0119】この健康管理システムは、前記健康管理用
情報機器1と、前記健康管理用情報機器1と離隔配置さ
れる情報処理装置100とを有するものである。
【0120】前記情報処理装置100は、前記健康管理
用情報機器1のICカード26に記憶される生体情報及
び生活情報を読み込む情報入力手段であるカード情報読
み出し部106と、前記カード情報読み出し部106か
らの生体情報及び生活情報を処理する処理手段である本
体104と、前記本体104からの処理結果を表示する
表示手段であるCRTディスプレイ装置102とを含む
ものである。尚、この実施の形態においては、前記カー
ド情報読み出し部106は前記本体104に組み込まれ
ているが、前記カード情報読み出し部106は、接続ケ
ーブルを介して前記本体104に接続される装置であっ
てもよい。
【0121】前記情報処理装置100は、例えば病院や
フィットネスクラブ等のスポーツクラブの施設内に設け
られる。
【0122】ここで、前記施設が病院である場合につい
て、具体的に説明する。
【0123】健康管理用情報機器1の使用者が成人病患
者又は予防者であるならば、病院に、例えば1回/月の
割合で、定期的に通院する。このとき、上述のようにし
て、自宅で、測定した生体情報のデータ及び毎日入力し
た生活情報のデータが記憶されているICカード26を
持参する。
【0124】病院では、成人病患者の診察の際には、医
師がICカード26をカード情報読み出し部106に挿
入して、所望の処理を行うために、本体104に設けら
れたキーボード等の操作部を操作する。本体104内に
は、制御回路が設けられており、この制御回路は前記操
作に応じてICカード26に記憶されるデータを読み出
し、処理する。この処理としては、上述した健康管理用
情報機器1における統計処理と同じ処理であっても、ま
た、前記統計処理とは異なる処理であってもよい。この
処理結果は、CRTディスプレイ装置102に表示され
る。
【0125】このように、病院での診察時には、正確な
生体情報及び生活情報のデータを用いて、迅速かつ種々
な処理を行うことができる。
【0126】また、この処理結果を視覚的に見やすいグ
ラフ等として表示することができるので、医師は患者に
対して診断結果や治療方針等を説明しやすくなる。一
方、患者は、自己の日常生活の改善方法を認識しやすく
なる。ここで、医師と患者とは、処理結果を一緒に見る
ので、生体情報と生活情報との関連を相互に確認するこ
とができる。
【0127】これにより、いわゆるインフォームド・コ
ンセント(十分に知らされた上での同意)を行い易くな
る。
【0128】尚、現在、病院では、来院者の状況等を管
理するために、例えば、受付窓口で、磁気によりデータ
を記憶したカードを使用することが広まっている。従っ
て、前記ICカード26を、前記受付用のカード、いわ
ゆる診察カードと併用することにより、来院する人は複
数のカードを持参する必要がないので、利便性が高ま
る。
【0129】また、フィットネスクラブ等のスポーツク
ラブの施設にも、前記情報処理装置を備えており、この
情報処理装置でICカード26のデータを適切に処理し
て、その結果を表示する。
【0130】これにより、指導者であるインストラクタ
及び利用者は、前記処理結果を共に見ながら、現在の健
康状態を相互に確認する。インストラクタは使用者に対
して日常生活の食事や運動の改善方針を説明し、指導者
と使用者との間では、今後の方針について話し合うこと
が可能となる。
【0131】尚、スポーツクラブの施設でも、ICカー
ド26を、個人の識別情報が記憶されたカード、いわゆ
るIDカードとして使用することにより、施設の利用者
の利便性を高めることができる。
【0132】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る健康管理用情報機器の概略的な外
観図である。
【図2】本発明に係る健康管理用情報機器の概略的な構
成図である。
【図3】健康管理用情報機器における処理の手順を示す
フローチャートである。
【図4】生体情報の入力処理の手順を示すフローチャー
トである。
【図5】統計処理の手順を示すフローチャートである。
【図6】食事情報の入力用ガイド画面の一例を示す図で
ある。
【図7】食事情報の入力用ガイド画面の一例を示す図で
ある。
【図8】食事情報の入力用ガイド画面の一例を示す図で
ある。
【図9】統計処理の入力用ガイド画面の一例を示す図で
ある。
【図10】成人病患者のための統計処理の結果の一例を
示す図である。
【図11】成人病患者のための生活支援の入力用ガイド
画面及びアドバイスの一例を示す図である。
【図12】体重管理を行う者のための統計処理の入力用
ガイド画面の一例を示す図である。
【図13】体重管理を行う者のための統計処理結果の一
例を示す図である。
【図14】体重管理を行う者のための生活支援の入力用
ガイド画面の一例を示す図である。
【図15】体重管理を行う者のための生活支援のアドバ
イスの一例を示す図である。
【図16】本発明に係る健康管理システムの概略的な概
念図である。
【符号の説明】
1 健康管理用情報機器 2 制御回路 4 ROM 6 メモリ 8 ビデオ信号変換回路 12 LCDドライバ 14 LCDパネル 16 タッチパネルI/F 18 タッチパネル 22 ICカードコントローラ 24、34 I/F 26 ICカード 32 メモリカードコントローラ 36 メモリカード 50 蓋部 60 支持部 62 空間部 70 本体 100 情報処理装置 102 CRTディスプレイ装置 104 本体 106 カード情報読み出し部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体情報を検出する検出手段と、 生活情報を入力する入力手段と、 前記検出手段からの生体情報及び前記入力手段からの生
    活情報を記憶する第1の記憶手段と、 使用者に応じた健康管理用ソフトウェアを記憶する第2
    の記憶手段と、 前記検出手段からの生体情報及び前記入力手段からの生
    活情報を用いて、前記第2の記憶手段からの前記健康管
    理用ソフトウェアにより統計処理を行い、この統計処理
    による結果及びこの結果に応じた評価を出力する制御手
    段と、 前記制御手段からの前記結果及び前記評価を表示する表
    示手段と、を含むことを特徴とする健康管理用情報機
    器。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記健康管理用ソフトウェアは、前記生活情報の入力用
    ガイド画面を生成するデータを含むことを特徴とする健
    康管理用情報機器。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記評価は、生活支援用のアドバイスを含むことを特徴
    とする健康管理用情報機器。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記第1の記憶手段及び前記第2の記憶手段は、着脱自
    在な記憶媒体であることを特徴とする健康管理用情報機
    器。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記第1の記憶手段は、ICカードであることを特徴と
    する健康管理用情報機器。
  6. 【請求項6】 請求項1において、 前記第2の記憶手段に記憶する健康管理用ソフトウェア
    は、成人病患者、成人病予防者、及び体重管理を行う者
    のうちのいずれかの者に適応するものであることを特徴
    とする健康管理用情報機器。
  7. 【請求項7】 請求項1において、 前記検出手段は、 所望の生体に対して照射された赤外線の前記生体の透過
    光量を検出する第1のセンサ部と、 所定の触媒と血液との反応により発生する電流値を検出
    する第2のセンサ部と、を含み、 前記制御手段は、前記第1のセンサ部からの検出結果を
    用いて脈波形、脈拍値及び血圧値を算出し、前記第2の
    センサ部からの検出結果を用いて血糖値を算出すること
    を特徴とする健康管理用情報機器。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記表示手段を備えた本体と、 前記表示手段を保護する蓋部と、 前記本体の端部に前記蓋部を回動自在に支持する、筒状
    の支持部と、を含み、 前記支持部の内部に前記第1のセンサ部を備え、前記支
    持部の内部に前記生体である指を挿入し、 前記第1のセンサ部で前記指に対して照射された前記赤
    外線の透過光量を検出することを特徴とする健康管理用
    情報機器。
  9. 【請求項9】 請求項1において、 前記生活情報は、食事情報、運動情報、及び休養情報で
    あることを特徴とする健康管理用情報機器。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかに記載の健康
    管理用情報機器と、 前記健康管理用情報機器と離隔配置される情報処理装置
    と、を有し、 前記情報処理装置は、 前記健康管理用情報機器の前記第1の記憶手段に記憶さ
    れる生体情報及び生活情報を読み込む情報入力手段と、 前記情報入力部からの生体情報及び生活情報を処理する
    処理手段と、 前記処理部からの処理結果を表示する表示手段と、を含
    むことを特徴とする健康管理システム。
JP8225896A 1996-08-08 1996-08-08 健康管理用情報機器及び健康管理システム Withdrawn JPH1055398A (ja)

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