JP7392441B2 - 生体データ管理方法、生体データ管理システムおよび生体データ管理プログラム - Google Patents

生体データ管理方法、生体データ管理システムおよび生体データ管理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、生体データ管理方法、生体データ管理システムおよび生体データ管理プログラムに関し、特に、計測部において計測された被験者の生体情報を管理サーバに送信し、管理サーバ上で生成された生体情報に基づく情報を表示端末において表示する生体データ管理方法、生体データ管理システムおよび生体データ管理プログラムに関する。
従来、計測部において計測された被験者の生体情報を管理サーバに送信し、管理サーバ上で生成された生体情報に基づく情報を表示端末において表示する生体データ管理システムが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、互いにネットワークを介して接続される複数台のPCおよびサーバを備える認知症ケア支援システム(生体データ管理システム)が開示されている。複数台のPCは、各々、患者の自宅等に設けられている。上記特許文献1の認知症ケア支援システムでは、サーバにおいて、介護関係者(介護従事者、医療従事者、等)が認知症の患者に関する質問に回答した内容等が患者状態情報として記憶される。サーバにおいて記憶された患者状態情報は、患者の自宅等に設けられたPCに送信される。そして、患者の自宅等に設けられたPCに送信された患者状態情報は、患者の家族等が、患者の自宅等において、患者の状態を把握するために用いられる。なお、上記特許文献1には、患者状態情報として、生体情報の計測結果を用いてもよいことが記載されている。そして、生体情報の計測結果を用いる場合、手入力が困難であるため、生体情報の計測結果をPCまたはサーバに直接送信した方が良いことが記載されている。
特開2013-109661号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されているような従来の生体データ管理システムでは、患者の家族等が、患者の自宅等において、生体情報の計測結果に基づいて、患者の状態を把握することができる一方、生体情報の計測結果だけでは、患者の状態を把握することができない場合がある。たとえば、生体情報の計測結果として、生体情報に基づいて画像化された生体情報画像が用いられた場合、専門知識を有さない者にとっては難解である場合があると考えられる。このため、上記特許文献1に記載されているような従来の生体データ管理システムでは、生体情報の計測結果が専門知識を有さない者にとっては難解である場合、患者の家族等が、患者の自宅等において、生体情報の計測結果に基づいて患者の状態を把握できないという問題点が考えられる。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、生体情報の計測結果が専門知識を有さない者にとっては難解である場合でも、患者の家族等が、患者の自宅等において、生体情報の計測結果に基づいて患者の状態を把握することが可能な生体データ管理方法、生体データ管理システムおよび生体データ管理プログラムを提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面における生体データ管理方法は、被験者の脳活動状態を反映した脳血流量の変化である生体情報を医療機関における計測部を用いて計測するステップと、生体情報に基づき画像化された脳血流量の変化を示す生体情報画像を生成するステップと、生体情報画像を管理サーバに送信するステップと、管理サーバからの依頼に基づいて、管理サーバに送信された生体情報画像に基づ脳活動状態に関する第1解説コメントを、認知機能の専門知識を有する者が入力するステップと、生体情報画像、および、生体情報画像に対応する第1解説コメントを表示端末に送信して、生体情報画像および第1解説コメントを被検者以外の者が所持する表示端末において同一画面上に表示するステップと、を備える。
また、上記目的を達成するために、この発明の第2の局面における生体データ管理システムは、医療機関において被験者の脳活動状態を反映した脳血流量の変化である生体情報を計測する計測部と、生体情報に基づき画像化された脳血流量の変化を示す生体情報画像を生成する生成部と、生成部から、生体情報画像を受信するとともに、生体情報画像に基づ脳活動状態に関する第1解説コメントが第1解説コメントの入力を依頼された認知機能の専門知識を有する者によって入力される管理サーバと、管理サーバから、生体情報画像、および、生体情報画像に対応する第1解説コメントを受信するとともに、受信した生体情報画像および第1解説コメントを同一画面上に表示する、被検者以外の者が所持する表示端末と、を備える。
また、上記目的を達成するために、この発明の第3の局面における生体データ管理プログラムは、管理サーバから、医療機関における計測部を用いて計測された被験者の脳活動状態を反映した脳血流量の変化である生体情報に基づき画像化された脳血流量の変化を示す生体情報画像、および、管理サーバからの依頼に基づいて認知機能の専門知識を有する者によって入力され、生体情報画像に基づく脳活動状態に関するとともに、生体情報画像に対応する第1解説コメントを受信する制御と、受信した生体情報画像および第1解説コメントを被検者以外の者が所持する表示端末に同一画面上において表示する制御と、をコンピュータに実行させる。
上記第1の局面における生体データ管理方法、上記第2の局面における生体データ管理システムおよび上記第3の局面における生体データ管理プログラムでは、上記のように、生体情報画像、および、生体情報画像に基づいて入力された脳活動状態に関する第1解説コメントを表示端末において同一画面上に表示する。これにより、表示端末の使用者は、互いに対応する生体情報画像と第1解説コメントとを表示端末において同時に見ることができるので、表示端末に表示された生体情報画像が認知機能に関する専門知識を有さない者にとって難解である場合でも、表示端末の使用者は、表示端末において第1解説コメントと同一画面上に表示された生体情報画像の意味を理解することができる。その結果、生体情報の計測結果が専門知識を有さない者にとっては難解である場合でも、患者の家族等が、患者の自宅等において、生体情報の計測結果に基づいて患者の状態を把握することができる。
本実施形態による生体データ管理システムの構成を示した図である。 本実施形態による入力端末における情報入力画面を示した図である。 本実施形態による画像撮影機能が起動した状態の入力端末の画面を示した図である。 本実施形態によるアルバム画面が表示された状態の入力端末の画面を示した図である。 本実施形態による一覧画面が表示された状態の入力端末の画面を示した図である。 本実施形態による情報表示画面が表示された状態の表示端末の画面を示した図である。 本実施形態による食事の画像データが表示された状態の表示端末の画面を示した図である。 本実施形態による日毎の食事量の遷移を表すグラフを示した図である。 本実施形態による認知機能情報画面が表示された状態の表示端末の画面を示した図である。 本実施形態による脳血流分布画像の再生画面が表示された状態の表示端末の画面を示した図である。 本実施形態による認知機能情報画面の表示が更新されたことを示すメッセージが表示された状態の表示端末の画面を示した図である。 本実施形態による生体データ管理方法A2を示したシーケンス図である。 本実施形態による生体データ管理方法B2を示したシーケンス図である。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
[実施形態]
(生体データ管理システムの構成)
図1~図10を参照して、本実施形態による生体データ管理システム100の構成について説明する。
図1に示すように、生体データ管理システム100は、入力端末10と、サーバ20と、表示端末30と、脳機能計測装置40と、を備える。なお、サーバ20は、特許請求の範囲の「管理サーバ」の一例である。また、脳機能計測装置40は、特許請求の範囲の「計測部」および「生成部」の一例である。
入力端末10は、高齢者が入居する入居施設110に設けられている。入力端末10は、たとえば、タブレット端末、スマートフォン等の通信機器である。入力端末10には、入居施設110の従業員により、入居者の状態を表す状態データ50が入力される。状態データ50は、入居者の食事に関するデータを含む。入居者の食事に関するデータは、たとえば、食事量を表すデータである。また、状態データ50は、服薬の状況、血圧値、脈拍、および体重等を含む。
また、入力端末10には、入居者の食事に関するデータに対応する入居者の食事の画像データ51(図7参照)が入力(取得)される。なお、生体データ管理システム100では、食事の画像データ51は、食前の食事の画像を意味する。また、状態データ50は、入居者の画像データ50aを含む。画像データ50aは、たとえば、入居者の日々の生活の様子が撮影された画像である。また、状態データ50は、入居者の状態に関する入居施設110の従業員のコメントデータ50bを含む。
なお、入力端末10は、画面を表示する表示部、入力操作を受け付けるタッチパネルまたはボタン等を含む操作部、プログラムを格納する記憶部、記憶部に格納されたプログラムを実行するCPU、および、サーバ20との通信に用いられる通信部を含む端末である。
サーバ20は、クラウド上に存在するネットワークサービスユニットである。サーバ20は、ネットワークにより、入力端末10、表示端末30、および脳機能計測装置40と接続されている。
サーバ20は、入力端末10において入力された状態データ50および食事の画像データ51を入力端末10から受信するとともに保存する。また、サーバ20は、脳機能計測装置40において測定された測定データ60等を、脳機能計測装置40から受信するとともに保存(記憶)する。
なお、サーバ20は、データおよびプログラムを保存(記憶)する記憶部、記憶部に格納されたプログラムを実行するCPU、入力端末10および表示端末30と通信する通信部を含むネットワークサービスユニットである。
表示端末30は、入居施設110に入居している入居者に関連する者(たとえば入居者の家族)が所持する端末である。表示端末30は、たとえば、入居者の家族が所持する通信機器(スマートフォン等)、PC等である。なお、表示端末30は、後述する表示部30a、CPU30b、および記憶部30cに加えて、入力操作を受け付けるタッチパネルまたはボタン等を含む操作部、および、サーバ20との通信に用いられる通信部を含む端末である。
本実施形態では、脳機能計測装置40は、近赤外領域の光を用いて脳血管(生体組織)の酸素状態を計測する近赤外線分光法を用いて脳血流量の変化(生体情報)を計測する計測装置である。すなわち、脳機能計測装置40は、脳活動状態を反映した生体情報を計測する装置である。具体的には、脳機能計測装置40の発光部および受光部を有するプローブが、被験者の頭部に装着され、被験者(入居者)に認知機能に関する生体活動を誘発するための作業(タスク)を与えた際に、近赤外領域の光を用いて、被験者の脳血管中のヘモグロビン量の変化を測定することにより、脳血流量の変化が測定される。すなわち、脳機能計測装置40は、機能的近赤外線分光法(functional Near-Infrared Spectroscopy:fNIRS)を用いて脳血流量の変化を計測する計測装置である。なお、上記タスクは、たとえば、計算問題、文字当て等である。計算問題は、たとえば、100から7を連続で引く問題であるシリアルセブン(100-7)等である。文字当ては、実験者が被験者の手に形が類似している文字を書き、被験者がその文字を当てる問題である。
脳機能計測装置40は、たとえば病院に設けられている。そして、入居施設110に入居している入居者(被験者)に対して、定期的(たとえば、半年毎)に、脳機能計測装置40による脳血流量の変化の計測が行われる。すなわち、測定データ60は、脳血流量の変化のデータである。
また、本実施形態では、脳機能計測装置40は、測定データ60に基づき画像化された脳血流分布画像71を生成する。脳血流分布画像71は、同一の被験者(入居者)に対して同一の時期に計測された複数の脳血流分布を示す静止画像が時系列に繋ぎ合わされた、脳血流量の変化を示す動画像である。なお、脳血流分布画像71は、特許請求の範囲の「生体情報画像」の一例である。
また、本実施形態では、脳機能計測装置40は、測定データ60(脳血流量の変化のデータ)および脳血流分布画像71をサーバ20に送信する。そして、サーバ20は、脳機能計測装置40から受信した測定データ60および脳血流分布画像71を記憶する。
また、本実施形態では、サーバ20は、測定データ60を取得すると、測定データ60に基づいて、認知機能に関する認知機能レベル72を算出する。認知機能レベル72は、複数の被験者(入居者)に上記作業(タスク)を与えた際に計測された脳血流量の変化に基づいて予め構築されたモデルにより算出される認知機能に関する指標である。上記モデルは、予め取得された健常者群の測定データ60と予め取得された軽度認知障害者群の測定データ60とに基づいて、回帰モデル(たとえば、ロジスティック回帰による回帰モデル)により予め構築されている。なお、認知機能レベル72は、特許請求の範囲の「認知機能指標」の一例である。
また、本実施形態では、サーバ20に送信された脳血流分布画像71に基づいて脳活動状態に関する第1解説コメント73、および、認知機能レベル72に基づいて認知機能の状態を解説した第2解説コメント74が入力される。具体的には、第1解説コメント73および第2解説コメント74は、認知機能の専門知識を有する者(以下、解説コメント作成者)により作成される。解説コメント作成者が、サーバ20からの作成依頼に応じて、第1解説コメント73および第2解説コメント74を作成する。そして、サーバ20に、解説コメント作成者が作成した第1解説コメント73および第2解説コメント74が入力される。そして、サーバ20は、測定データ60および脳血流分布画像71に加えて、第1解説コメント73、認知機能レベル72および第2解説コメント74を、測定データ60が測定された時期情報75に関連付けて記憶する。時期情報75は、たとえば、測定データ60が測定された年月日時分秒である。
ここで、生体データ管理システム100では、表示端末30は、サーバ20に保存された状態データ50および食事の画像データ51をサーバ20から受信する制御と、サーバ20から受信した状態データ50および食事の画像データ51を表示する制御とを行うように構成されている。すなわち、表示端末30には、サーバ20から状態データ50および食事の画像データ51を受信する制御と、受信された状態データ50を表示端末30の表示部30aにおいて表示する制御と、受信された食事の画像データ51を表示部30aにおいて表示する制御と、を表示端末30のCPU30bに実行させる生体データ管理プログラムA1が格納(記憶)されている。生体データ管理プログラムA1の詳細は、後述する。なお、生体データ管理プログラムA1は、CPU30bが読み取り可能な非一過性の記憶媒体に格納されている。また、生体データ管理プログラムA1は、表示端末30の記憶部30cに格納されている。なお、CPU30bは、特許請求の範囲の「コンピュータ」の一例である。
また、本実施形態では、サーバ20から、脳血流分布画像71、および、脳血流分布画像71に対応する第1解説コメント73を受信するとともに、受信した脳血流分布画像71および第1解説コメント73を表示端末30において同一画面上に表示する制御とを行うように構成されている。すなわち、サーバ20から、脳血流分布画像71、および、脳血流分布画像71に対応する第1解説コメント73を受信する制御と、受信した脳血流分布画像71および第1解説コメント73を同一画面上に表示する制御と、を表示端末30のCPU30bに実行させる生体データ管理プログラムB1が格納(記憶)されている。生体データ管理プログラムB1の詳細は、後述する。なお、生体データ管理プログラムB1は、表示端末30の記憶部30cに格納されている。
以下において、図2~図10を参照して、入力端末10の構成および表示端末30の構成の各々について詳細に説明する。
(入力端末の構成)
図2に示すように、入力端末10には、入居者の状態データ50(図1参照)が入力されるデータ入力領域11を含む情報入力画面12が表示される。
情報入力画面12には、データ入力領域11のうちの食事量が記入される食事量欄11aの近傍に選択部分12aが表示されている。選択部分12aが選択されることに基づいて、入力端末10の画像撮影機能が起動する。たとえば、選択部分12aが選択されることに基づいて起動された画像撮影機能により食事の画像が撮影された場合、対応する入居者の食事の画像データ51として入力端末10に保存される。これにより、食事内容を入力端末10に入力する際に、食事内容を文字で入力する作業が不要となるので、入居施設110の従業員の作業時間を短縮化することが可能であるとともに、文字入力が不要であることにより記入ミスが発生することを防止することが可能である。なお、以下の説明では、「選択部分が選択される」とは、選択部分においてユーザの入力操作を受け付けることを意味する。また、「選択部分における入力操作」は、たとえば、ユーザが選択部分を押下すること等を意味する。
また、選択部分12aは、複数の食事(朝食、昼食および夕食)の各々の食事量欄11aの右隣に配置されている。たとえば、朝食の食事量欄11aの右隣の選択部分12aが選択されたことにより起動された画像撮影機能により撮影された食事の画像は、朝の食事の画像データ51として入力端末10およびサーバ20に保存される。
また、情報入力画面12には、入居者の名前、生年月日が表示されている。また、情報入力画面12には、入居者の名前の近傍に入居者の顔写真12bが表示されている。また、入居者の顔写真12bの隣には、「プロフィール詳細」と記載された選択部分12cが表示されており、選択部分12cが選択されることに基づいて対応する入居者(この場合、鈴木花子さん)の詳細なプロフィールおよび拡大された顔写真が入力端末10に表示される。
また、情報入力画面12には、「週間グラフ」と記載された選択部分12dと、「認知状況」と記載された選択部分12eとが表示されている。「週間グラフ」と記載された選択部分12dが選択されることに基づいて、対応する入居者の日毎の食事量、血圧、脈拍、および体重等の遷移を表すグラフ(図8参照)が表示される。また、「認知状況」と記載された選択部分12eが選択されることに基づいて、対応する入居者の脳機能計測装置40による測定データ60に基づく認知状況に関する情報(図9参照)が表示される。なお、図8では、代表として食事量の(8月5日~8月8日までの)遷移のグラフを図示する。
また、情報入力画面12には、「撮り直す」と記載された選択部分12fが表示されている。「撮り直す」と記載された選択部分12fが選択されることに基づいて、入力端末10の画像撮影機能が起動し、画像撮影画面13(図3参照)が表示される。画像撮影画面13において選択部分13aが選択されることに基づいて、入力端末10により画像が撮影される。たとえば、選択部分12fが選択されることに基づいて起動された画像撮影機能により入居者の顔画像が撮影された場合、対応する入居者の画像データ50aとして入力端末10に保存される。取得された画像データ50aは、情報入力画面12の画像表示領域12gに表示される。なお、画像表示領域12gは、データ入力領域11に含まれる。
また、図3に示すように、画像撮影画面13には、「アルバムから選ぶ」と記載された部分の左隣に選択部分13bが表示されている。選択部分13bが選択されることに基づいて、入力端末10に記録されている過去の画像が選択可能なアルバム画面14(図4参照)が表示される。このアルバム画面14において画像が選択された状態で、「決定」と記載された選択部分14aが選択されることに基づいて、選択された画像が情報入力画面12の画像表示領域12gに表示される。また、アルバム画面14において「カメラ撮影」と記載された部分の左隣の選択部分14bが選択されることに基づいて、画像撮影画面13が再び表示される。なお、図4では、入力端末10に保存されている複数の画像14c(画像の絵は省略)がアルバム画面14に表示されている様子を図示している。
また、図2に示すように、画像表示領域12gの下方近傍には、画像表示領域12gに表示されている画像データ50aの撮影(取得)時間が表示される。
また、情報入力画面12には、日付が記載されている部分の両隣に選択部分12hが表示されている。左側の選択部分12hが選択されることに基づいて、対応する入居者の(現在表示されている情報入力画面12に対応する日の)前日の情報入力画面12が表示される。右側の選択部分12hが選択されることに基づいて、対応する入居者の(現在表示されている情報入力画面12に対応する日の)次の日の情報入力画面12が表示される。
また、情報入力画面12には、「一覧へ戻る」と記載された選択部分12iが表示されている。選択部分12iが選択されることに基づいて、入居施設110に入居している入居者の一覧画面15(図5参照)が表示される。一覧画面15の各入居者に対応する欄には、対応する入居者の名前、生年月日、および、状態データ50(食事および服薬等の状況)の入力が済んでいるか否かを示す情報が表示される。
また、図5に示すように、一覧画面15の各入居者に対応する欄には、対応する入居者の顔写真が表示される画像表示領域15aが設けられている。画像表示領域15aには、情報入力画面12の画像表示領域12gに表示されている画像が表示される。なお、画像表示領域15aには、情報入力画面12の画像表示領域12gに画像が表示されていない状態では、画像が表示されない(図5の鈴木花子さん以外の欄を参照)。画像表示領域15aに画像が表示されないことにより、その入居者について画像データ50aの入力が済んでいないことが示される。
また、一覧画面15の各入居者に対応する欄には、対応する入居者の各状態データ50の入力が済んでいるか否かを表示する表示欄15bが表示される。たとえば、食事量の入力がまだ行われていない状態では、「食事」に対応する箇所に、入力が済んでいないことを示す「未」という文字が表示される。また、食事量の入力が既に行われている状態では、「食事」に対応する箇所に、入力が済んでいることを示す「済」という文字が表示される。
また、一覧画面15には、入居施設110の従業員ごとに担当する入居者を絞り込むための、選択欄15cが設けられている。図5では、「山田太郎」という従業員が担当する入居者の一覧が表示されている例を図示している。
また、一覧画面15の各入居者に対応する欄には、対応する入居者の顔写真15eが表示される画像表示領域15dが設けられている。画像表示領域15dには、情報入力画面12の画像表示領域12gに画像データ50aが表示されているか否かに関わらず、常に入居者の顔写真15eが表示されている。
また、後述する選択部分12kが既に選択されている場合に、一覧画面15の各入居者に対応する欄に「認証済」と記載された表示部分15fが表示される。具体的には、たとえば鈴木花子さんの情報入力画面12の選択部分12kが選択されることに基づき、一覧画面15の鈴木花子さんに対応する欄に表示部分15fが表示される。
また、図2に示すように、情報入力画面12には、「保存」と記載された選択部分12jと、「認証依頼する」と記載された選択部分12kが表示されている。選択部分12jが選択されることに基づいて、情報入力画面12の状態が、入力端末10において保存(記憶)されるとともにサーバ20(図1参照)に保存(記憶)される。また、選択部分12kが選択されることに基づいても、情報入力画面12の状態がサーバ20に保存(記憶)される。すなわち、選択部分12jまたは選択部分12kが選択されることに基づいて、入力端末10において入力された状態データ50および食事の画像データ51が、サーバ20に転送(アップロード)されるとともに保存される。
また、選択部分12kが選択されることに基づいて、入力端末10からサーバ20に認証要求信号が送信される。認証要求信号とは、入力端末10からサーバ20に転送された(サーバ20に保存された)状態データ50および食事の画像データ51の表示端末30への送信可否をサーバ20に問う信号である。認証要求信号を受信したサーバ20において状態データ50および食事の画像データ51が送信可と判定された場合、表示端末30において、サーバ20内の状態データ50および食事の画像データ51が受信可能となる。
上記のように、入居施設110の従業員は、毎日の日報として、データ入力領域11への情報入力を行う。そして、データ入力領域11に入力されたデータは、入力端末10からサーバ20へ送信される。
(表示端末の構成)
図6には、表示端末30の表示部30aに、サーバ20から受信した状態データ50が表示される状態データ表示領域31を含む情報表示画面32が表示されている状態を図示している。また、情報表示画面32は、サーバ20から受信した食事の画像データ51を表示するための入力操作を受け付ける選択部分32aを含む。選択部分32aは、情報表示画面32上に配置されたボタンである。図6に示す例では、選択部分32aにはカメラの絵(GUI)が表示されている。なお、情報表示画面32は、特許請求の範囲の「(被験者の状態を表す)状態表示画面」の一例である。
また、状態データ表示領域31は、状態データ50としての入居者の食事量を表示する食事量欄31aを含む。また、状態データ表示領域31には、入力端末10において入力された、入居施設110の従業員のコメントデータ50bを表示する欄31b、服薬の状況、血圧値、脈拍、体重等の情報を表示する欄(符号付さず)が設けられている。
ここで、表示端末30では、選択部分32aは、情報表示画面32において、食事量欄31aの近傍に配置されている。具体的には、状態データ表示領域31は、複数の食事量欄31aを含む。選択部分32aは、複数の食事量欄31aの各々の隣に配置されている。
詳細には、状態データ表示領域31は、朝食に対応する食事量欄31aと、昼食に対応する食事量欄31aと、夕食に対応する食事量欄31aとを含む。そして、各食事量欄31aの右隣に、対応する食事の画像データ51を表示するための選択部分32aが配置されている。たとえば、朝食に対応する食事量欄31aの右隣には、朝の食事の画像データ51を表示するための選択部分32aが配置されている。
状態データ表示領域31は、サーバ20から受信した画像データ50aが表示される画像表示領域32bを含む。また、画像表示領域32bの下方近傍には、画像表示領域32bに表示される画像データ50aが(入力端末10において)撮影(取得)された時間が表示される。
また、状態データ50および選択部分32aが表示されている情報表示画面32において、日毎の食事量の遷移を表すグラフ(図8参照)を表示するための入力操作を受け付ける、「週間グラフ」と記載された選択部分32cが表示されている。
なお、表示端末30の表示部30aに日毎の食事量の遷移を表すグラフ(図8参照)または認知機能の測定データ60に基づく情報(図9参照)が表示されている状態で、「日誌」と記載された選択部分32eが選択されることに基づいて、情報表示画面32(状態データ表示領域31)が表示される。
また、状態データ50および選択部分32aが表示されている情報表示画面32において、入居者の認知機能の測定データ60に基づく情報(図9参照)を表示するための入力操作を受け付ける、「認知状況」と記載された選択部分32dが表示されている。情報表示画面32が表示されている状態で、選択部分32dが選択されることに基づいて、入居者の認知機能の状態を示す認知機能情報画面33が表示される。
図9に示すように、本実施形態では、表示端末30において、脳血流分布画像71と、第1解説コメント73と、認知機能レベル72と、第2解説コメント74とが、同一画面上に表示されている。具体的には、認知機能情報画面33には、脳血流分布画像71の表示欄33aと、第1解説コメント73の表示欄33bと、認知機能レベル72の表示欄33cと、第2解説コメント74の表示欄33dと、が表示されている。
脳血流分布画像71の表示欄33aには、再生ボタンが表示されている。再生ボタンが選択されると、動画像としての脳血流分布画像71が再生される。また、表示欄33aに所定の操作(たとえば、表示欄33aの再生ボタン以外の部分のタップ)が行われると、脳血流分布画像71が拡大して表示される(図10参照)。なお、認知機能情報画面33には、脳血流分布画像71の表示欄33aが複数(2つ)設けられている。複数(2つ)の脳血流分布画像71の表示欄33aには、被験者に、互いに種類の異なるタスクが与えられた場合や、互いに難易度の異なるタスクが与えられた場合のそれぞれの脳血流分布画像71が示される。図9に示す例では、2つの脳血流分布画像71の表示欄33aには、それぞれ、比較的やさしい計算問題が被験者に与えられた場合の脳血流分布画像71と、比較的難しい計算問題が被験者に与えられた場合の脳血流分布画像71とが表示されている。
第1解説コメント73の表示欄33bは、脳血流分布画像71の表示欄33aの上隣に配置されている。第1解説コメント73の表示欄33bには、解説コメント作成者により作成された、脳血流分布画像71の表示欄33aに表示された脳血流分布画像71に対応する第1解説コメント73が表示されている。図9に示す例では、第1解説コメント73の表示欄33bには、特定の部位(外側前頭前野)が活発に動いていることが表示されている。
生体データ管理システム100では、認知機能レベル72の表示欄33cには、認知機能レベル72の異なる時期における経時的な変化に関する変化情報72aが、認知機能レベル72と時期情報75との関係を示したグラフによって表示されている。図9に示す例では、認知機能レベル72の表示欄33cに、横軸を年齢、縦軸を認知機能レベル72として、複数回(4回)分の認知機能レベル72が折れ線グラフにより表示されている。折れ線グラフは、プロットされた点とプロットされた点同士を接続する線とからなるグラフである。なお、認知機能レベル72の表示欄33cでは、認知機能レベル72の絶対値が表示されていない。すなわち、生体データ管理システム100では、認知機能レベル72の絶対値を表示せずに認知機能レベル72の相対的な変化を表示した状態でグラフが表示されている。
第2解説コメント74の表示欄33dは、認知機能レベル72の表示欄33cの上隣に配置されている。第2解説コメント74の表示欄33dには、解説コメント作成者により作成された、認知機能レベル72の表示欄33cに表示された認知機能レベル72に対応する第2解説コメント74が表示されている。図9に示す例では、第2解説コメント74の表示欄33dには、最新(4回目)の認知機能レベル72が、前回(3回目)の認知機能レベル72に対して上がっていることが表示されている。
また、認知機能情報画面33には、「脳活動計測結果」と記載された選択部分33eと、「認知機能テスト結果」と記載された選択部分33fと、「前回の結果」と記載された選択部分33gと、が表示されている。なお、認知機能情報画面33は、「脳活動計測結果」が表示された画面である。そして、認知機能情報画面33が表示された状態で、「認知機能テスト結果」と記載された選択部分33fが選択されることに基づいて、入居者(被験者)に対して行われた認知機能テストの結果が表示されたテスト結果表示画面(図示しない)が表示される。また、認知機能情報画面33が表示された状態で、「前回の結果」と記載された選択部分33gが選択されることに基づいて、前回(3回目)の脳血流分布画像71と第1解説コメント73と認知機能レベル72と第2解説コメント74が表示された認知機能情報画面33が表示される。
なお、図示しないが、認知機能情報画面33において、第2解説コメント74の内容の根拠となる脳血流分布画像71が表示されてもよい。具体的には、複数回行われた測定の各々において取得された脳血流分布画像71から、第2解説コメント74の内容の根拠となる脳血流分布画像71として最も適切な脳血流分布画像71が表示される。すなわち、第2解説コメント74の内容の根拠となる脳血流分布画像71は、最新の脳血流分布画像71には限らない。なお、サーバ20には、第2解説コメント74と上記最も適切な脳血流分布画像71とが紐づけられて保存される。
なお、生体データ管理システム100では、サーバ20は、認知機能情報画面33に表示する全ての情報(脳血流分布画像71、認知機能レベル72、第1解説コメント73、第2解説コメント74および時期情報75)を取得(記録)した場合に、表示端末30に対して、認知機能情報画面33の表示が更新可能であることを通知する(認知機能情報画面33の更新可能通知)。そして、表示端末30は、サーバ20から、認知機能情報画面33の更新可能通知を受信すると、情報表示画面32において、認知機能情報画面33の表示が更新されたことを示すメッセージ32gを表示する。図11に示す例では、メッセージ32gが、コメントデータ50bを表示する欄31bの上隣に表示された例を示している。メッセージ32gは、たとえば、メッセージ32gが表示された状態において、メッセージ32gの表示欄に所定の操作(タップされる等)が行われるか、「認知状況」と記載された選択部分32dが選択されることに基づいて認知機能情報画面33が表示されることにより、情報表示画面32から消える。
(生体データ管理方法A2)
次に、図12を参照して、上記生体データ管理プログラムA1に対応する生体データ管理方法A2について説明する。
図12に示すように、生体データ管理方法A2は、入力端末10の情報入力画面12(図2参照)において、入居者の名前と入居者の顔写真12bとを表示する(図2参照)ステップ(ステップS1)を備える。
次に、生体データ管理方法A2は、状態データ50(図1参照)および食事の画像データ51(図1参照)の入力操作を入力端末10において受けるステップ(ステップS2)を備える。具体的には、状態データ50の入力操作とは、データ入力領域11(図2参照)において入居施設110の従業員等が入居者の状態を文字等により入力する操作を意味する。さらに、状態データ50の入力操作とは、情報入力画面12において選択部分12f(図2参照)が選択されることに基づいて起動される入力端末10の画像撮影機能により、入居者の画像データ50aを取得する(入力端末10において保存する)ことを意味する。また、食事の画像データ51の入力操作とは、情報入力画面12において選択部分12a(図2参照)が選択されることに基づいて起動される入力端末10の画像撮影機能により、食事の画像データ51を取得(入力端末10において保存する)することを意味する。
また、生体データ管理方法A2は、認知機能の測定データ60(図1参照)を、脳機能計測装置40からサーバ20に転送するステップ(ステップS3)を備える。そして、生体データ管理方法A2は、脳機能計測装置40から転送された入居者の認知機能の測定データ60をサーバ20に保存するステップ(ステップS4)を備える。
また、生体データ管理方法A2は、入力端末10において保存された状態データ50および食事の画像データ51を、サーバ20に転送するステップ(ステップS5)を備える。具体的には、情報入力画面12の選択部分12jまたは選択部分12kが選択されることに基づいて、状態データ50および食事の画像データ51が、入力端末10からサーバ20に転送される。
次に、生体データ管理方法A2は、入力端末10において入力された(入力端末10から転送された)状態データ50および食事の画像データ51を、サーバ20に保存するステップ(ステップS6)を備える。なお、ステップS4およびステップS6が行われる順番は、これに限られない。ステップS6がステップS4よりも先に行われてもよい。
また、状態データ50および食事の画像データ51をサーバ20に保存するステップ(ステップS6)は、過去から現在までのそれぞれの日における状態データ50および食事の画像データ51を保存するステップを含む。すなわち、日毎にサーバ20に保存される状態データ50および食事の画像データ51は、削除されずにサーバ20内に蓄積されている。
なお、ステップS5において選択部分12kが選択された場合には、入力端末10からサーバ20に、認証要求信号が送信される。また、この場合、入力端末10は、データ入力領域11への情報入力操作を受け付けない状態となる。
生体データ管理方法A2は、サーバ20において、入力端末10から送信されてサーバ20に保存された状態データ50および食事の画像データ51の、表示端末30への送信可否の判定を受け付けるステップ(ステップS7)を備える。具体的には、サーバ20では、入力端末10からの認証要求信号を受信したことに基づいて、上記判定の受付が行われる。ステップS7において送信不可と判定された場合、入力端末10は、入力端末10への入力操作を受け付け可能な状態に戻される(ステップS8)。ステップS7において送信可と判定された場合、表示端末30は、サーバ20内に保存された各データを受信可能な状態になる。また、ステップS7において送信可と判定された場合、入力端末10は、次の日になるまで、入力操作を受け付けない状態になる。なお、上記判定は、サーバ20の管理者によって行われる。なお、管理者とは、たとえば、各入居者を担当する担当者の上司、または、上記判定を主に担当する入居施設110の従業員である。
生体データ管理方法A2は、サーバ20に保存された状態データ50および食事の画像データ51を表示端末30により受信するステップ(ステップS9)を備える。具体的には、サーバ20は、表示端末30からデータ要求信号が送信されたことに基づいて、要求されたデータ(たとえば状態データ50または食事の画像データ51)を表示端末30に送信するように構成されている。
また、生体データ管理方法A2は、表示端末30においてサーバ20から受信された状態データ50を、表示端末30の表示部30aに表示する(図6参照)ステップ(ステップS10)を備える。具体的には、状態データ50を表示部30aに表示するステップ(ステップS10)において、状態データ表示領域31と選択部分32aとを含む情報表示画面32が表示される。
また、生体データ管理方法A2では、状態データ50を表示部30aに表示するステップ(ステップS10)では、選択部分32aが表示されている情報表示画面32において入居者の画像データ50aを含む状態データ50が表示される。また、状態データ50を表示部30aに表示するステップ(ステップS10)では、選択部分32aが表示されている情報表示画面32において従業員のコメントデータ50bを含む状態データ50が表示される。すなわち、状態データ50を表示部30aに表示するステップ(ステップS10)では、選択部分32aが表示されている情報表示画面32に、入居者の画像データ50aおよび従業員のコメントデータ50bの両方が表示される。具体的には、選択部分32aが表示されている情報表示画面32において、従業員のコメントデータ50bが表示される欄31bは、入居者の画像データ50aが表示される画像表示領域32bの(下方)近傍に配置されている。
また、生体データ管理方法A2は、状態データ50および選択部分32aが表示されている情報表示画面32において、日毎の食事量の遷移を表すグラフ(図8参照)を表示するための入力操作を受け付ける選択部分32c(図6参照)を表示するステップ(ステップS11)を備える。
また、生体データ管理方法A2は、状態データ50および選択部分32aが表示されている情報表示画面32において、サーバ20において保存された測定データ60に基づく入居者の認知機能に関する情報(図9参照)を表示するための入力操作を受け付ける32d選択部分を表示するステップ(ステップS12)を備える。なお、図12では、ステップS10~S12を別々のステップとして図示しているが、ステップS10~S12のステップは実際には同時に行われる。
ここで、生体データ管理方法A2は、表示端末30において、選択部分32c(図6参照)の選択操作に基づいて、日毎の食事量の遷移を表すグラフ(図8参照)を表示部30aに表示するステップ(ステップS13)を備える。具体的には、サーバ20に保存された日毎の食事量のデータに基づいて、表示端末30において食事量の遷移を表すグラフが表示(作成)される。なお、サーバ20において予め上記グラフが作成され、サーバ20から表示端末30に上記グラフが転送されるように構成されていてもよい。
また、生体データ管理方法A2は、表示端末30において、選択部分32d(図6参照)の選択操作に基づいて、認知機能に関する情報(図9参照)を表示部30aに表示するステップ(ステップS14)を備える。
すなわち、状態データ50が表示される情報表示画面32において、選択部分32cおよび選択部分32dが選択されることに基づいて、食事量の遷移を表すグラフが表示される画面(図8参照)、および、認知機能に関する情報(図9参照)が表示される画面に切り替えが可能に構成されている。
また、生体データ管理方法A2は、表示端末30においてサーバ20から受信された食事の画像データ51を、表示端末30の表示部30aに表示するステップ(ステップS15)を備える。具体的には、食事の画像データ51を表示するステップ(ステップS15)では、情報表示画面32における選択部分32aの選択操作に基づいて、食事の画像データ51が表示部30aに表示される。詳細には、選択部分32aが選択されることに基づいて、サーバ20に保存されている食事の画像データ51が表示端末30に送信されるとともに表示端末30において一時的に保存される。そして、表示端末30に一時的に保存されている食事の画像データ51が、表示端末30の表示部30aに表示される。
また、情報表示画面32において選択部分32aが選択されることに基づいて、情報表示画面32(図6参照)から食事の画像データ51が表示される画面(図7参照)に切り替わる。また、食事の画像データ51の右上の隅に表示された「×」を選択すると、表示部30aの表示は食事の画像データ51から情報表示画面32に切り替わる。なお、選択部分32aが選択されることに基づいて、情報表示画面32上に食事の画像データ51が表示される新たな画面(ウインドウ)が表示されるように構成されていてもよい。
また、食事の画像データ51を表示するステップ(ステップS15)では、送信可否の判定を受け付けるステップ(ステップS7)において送信可と判定された後に、情報表示画面32における選択部分32aの選択操作に基づいて、食事の画像データ51が表示部30aに表示される。具体的には、送信可否の判定を受け付けるステップにおいて送信可と判定されることに基づいて、情報表示画面32における選択部分32aが選択可能状態となる。また、送信可否の判定を受け付けるステップにおいて送信可と判定されることに基づいて、情報表示画面32において(画像データ50aおよびコメントデータ50bを含む)状態データ50が表示される。送信可と判定されるまでは、表示端末30において状態データ50は非表示状態である。
また、食事の画像データ51を表示するステップ(ステップS15)では、選択部分32aが選択されることにより、選択された選択部分32aの隣に配置されている食事量欄31aに対応する食事の画像データ51が表示される。たとえば、朝食の食事量欄31aの右隣に配置されている選択部分32aが選択された場合は、朝の食事の画像データ51が表示端末30に表示される。なお、ステップS13~S15が行われる順番は、これに限られない。
また、生体データ管理方法A2は、表示端末30において、過去から現在までのうちのいずれかの日の選択を受け付けるステップ(ステップS16)を備える。
ここで、状態データ50を表示するステップ(ステップS10)では、(ステップS16において)選択された日における状態データ50が表示部30aに表示される。また、食事の画像データ51を表示するステップ(ステップS15)では、(ステップS16において)選択された日における食事の画像データ51が表示される。
具体的には、情報表示画面32の日付が記載されている部分の両隣に表示されている選択部分32f(図6参照)を選択することに基づいて、過去から現在までのうちのいずれかの日の情報表示画面32が表示部30aに表示される。詳細には、情報表示画面32の日付が記載されている部分の左隣の選択部分32fが選択されることに基づいて、(現在表示されている情報表示画面32に対応する日の)前日の情報表示画面32が表示される。また、情報表示画面32の日付が記載されている部分の右隣の選択部分32fが選択されることに基づいて、(現在表示されている情報表示画面32に対応する日の)次の日の情報表示画面32が表示される。そして、選択された日における情報表示画面32には、選択された日における状態データ50が表示される。また、選択された日における情報表示画面32の選択部分32aが選択されることに基づき、選択された日における食事の画像データ51が表示部30aに表示される。
また、生体データ管理方法A2は、入力端末10において一覧画面15を表示するステップ(ステップS17)を備える。一覧画面15に設けられる複数の入居者の各々に対応する欄において、入居者の名前と入居者の顔写真15eとが表示(図5参照)されている。
また、生体データ管理方法A2は、一覧画面15において選択欄15cが選択されることに基づき、選択された従業員が担当する入居者の一覧を入力端末10に表示するステップ(ステップS18)を備える。
(生体データ管理方法B2)
次に、図13を参照して、上記生体データ管理プログラムB1に対応する生体データ管理方法B2について説明する。
図12に示すように、まず、ステップS21において、入居者(被験者)に対して、脳機能計測装置40による脳血流量の変化の計測が行われる。すなわち、生体データ管理方法B2は、被験者の脳活動状態を反映した生体情報(脳血流量の変化)を脳機能計測装置40において計測するステップ(ステップS21)を備える。
次に、ステップS22において、脳機能計測装置40は、測定データ60を画像処理部(図示しない)等により画像化して脳血流分布画像71を生成する。すなわち、生体データ管理方法B2は、脳血流量の変化に基づき画像化された脳血流分布画像71を生成するステップ(ステップS22)を備える。
次に、ステップS23において、脳機能計測装置40において計測された脳血流量の変化の測定データ60、および、脳機能計測装置40において測定データ60に基づいて生成された脳血流分布画像71が、サーバ20に送信される。
次に、ステップS24において、サーバ20は、脳機能計測装置40から送信された測定データ60に基づいて、認知機能に関する認知機能レベル72を算出する。すなわち、生体データ管理方法B2は、脳血流量の変化に基づいて認知機能に関する認知機能レベル72を算出するステップ(ステップS24)を備える。
次に、ステップS25において、サーバ20は、解説コメント作成者に、脳血流分布画像71に基づく認知機能の状態を解説した第1解説コメント73の作成を依頼する。そして、サーバ20に、解説コメント作成者により作成された第1解説コメント73が入力される。すなわち、生体データ管理方法B2は、脳血流分布画像71に基づいて脳活動状態に関する第1解説コメント73を入力するステップ(ステップS25)を備える。
次に、ステップS26において、サーバ20は、解説コメント作成者に、認知機能レベル72に基づく認知機能の状態を解説した第2解説コメント74の作成を依頼する。そして、サーバ20に、解説コメント作成者により作成された第2解説コメント74が入力される。すなわち、生体データ管理方法B2は、認知機能レベル72に基づいて認知機能の状態を解説した第2解説コメント74を入力するステップ(ステップS26)を備える。
次に、ステップS27において、サーバ20は、脳血流分布画像71、第1解説コメント73、認知機能レベル72および第2解説コメント74を、入居者の認知機能に関する情報として、脳血流量の変化が測定された時期情報75に関連付けて記憶する。すなわち、生体データ管理方法B2は、脳血流分布画像71、第1解説コメント73、認知機能レベル72および第2解説コメント74を、脳血流量の変化が測定された時期情報75に関連付けてサーバ20において記憶するステップ(ステップS27)を備える。
次に、ステップS28において、サーバ20は、表示端末30に、認知機能情報画面33の表示が更新可能であることを通知する(認知機能情報画面33の更新可能通知)。
次に、ステップS29において、表示端末30は、サーバ20から、認知機能情報画面33の更新可能通知を受信すると、情報表示画面32において、認知機能情報画面33の表示が更新されたことを示すメッセージ32gを表示する。すなわち、生体データ管理方法B2は、サーバ20から認知機能情報画面33の表示が更新可能であることが通知された場合に、情報表示画面32において、認知機能情報画面33の表示が更新されたことを示すメッセージ32gを表示するステップ(ステップS29)をさらに備える。
次に、ステップS30において、情報表示画面32において、表示端末30の使用者(入居者の家族等)により認知機能情報画面33を表示するための入力操作を受け付ける選択部分32dが操作されることにより、認知機能情報画面33を表示する。そして、表示端末30は、認知機能情報画面33に表示する全ての情報(脳血流分布画像71、認知機能レベル72、第1解説コメント73、第2解説コメント74および時期情報75)をサーバ20から受信(ダウンロード)して、受信した脳血流分布画像71、第1解説コメント73、認知機能レベル72および第2解説コメント74を、脳血流分布画像71の表示欄33aと第1解説コメント73の表示欄33bと認知機能レベル72の表示欄33cと第2解説コメント74の表示欄33dとを含む認知機能情報画面33に表示する。すなわち、生体データ管理方法B2は、脳血流分布画像71、第1解説コメント73、認知機能レベル72および第2解説コメント74を表示端末30に送信して、表示端末30において、脳血流分布画像71、第1解説コメント73、認知機能レベル72および第2解説コメント74を、同一画面上に表示するステップ(ステップS30)を備える。
なお、ステップS23とステップS24との順序は逆であってもよいし、同時に行われてもよい。また、ステップS25とステップS26との順序は逆であってもよいし、同時に行われてもよい。また、ステップS25における第1解説コメント73の解説コメント作成者と、ステップS26における第2解説コメント74の解説コメント作成者とは、同一人物であってもよいし別の人物であってもよい。また、ステップS29において、サーバ20から認知機能情報画面33の更新可能通知を受信した際に、認知機能情報画面33が表示されている場合は、ステップS29の「メッセージ32gの表示」、および、ステップS30の「選択部分32dが操作されることによる認知機能情報画面33の表示」が省略される。また、ステップS30において、表示端末30は、サーバ20から、脳血流分布画像71を、ストリーミングにより受信してもよい。
[実施形態の効果]
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
(生体データ管理方法の効果)
本実施形態では、上記のように、生体データ管理方法B2は、被験者の脳活動状態を反映した生体情報を脳機能計測装置40において計測するステップS21と、生体情報に基づき画像化された脳血流分布画像71を生成するステップS23と、生体情報および脳血流分布画像71をサーバ20に送信するステップS22と、サーバ20に送信された脳血流分布画像71に基づいて脳活動状態に関する第1解説コメント73を入力するステップS25と、を備える。そして、生体データ管理方法B2は、脳血流分布画像71、および、脳血流分布画像71に対応する第1解説コメント73を表示端末30に送信して、脳血流分布画像71および第1解説コメント73を表示端末30において同一画面上に表示するステップS30を備える。これにより、表示端末30の使用者は、互いに対応する脳血流分布画像71と脳血流分布画像71に基づいて認知機能の状態を解説した第1解説コメント73とを表示端末30において同時に見ることができるので、表示端末30に表示された脳血流分布画像71が認知機能に関する専門知識を有さない者にとって難解である場合でも、表示端末30において第1解説コメント73と同一画面上に表示された脳血流分布画像71の意味を容易に理解することができる。その結果、生体情報の計測結果が専門知識を有さない者にとっては難解である場合でも、患者の家族等が、患者の自宅等において、生体情報の計測結果に基づいて患者の状態を把握することができる。
また、本実施形態では、上記のように、脳血流分布画像71および第1解説コメント73を表示するステップS30は、脳血流分布画像71および第1解説コメント73を、脳血流分布画像71の表示欄33aと第1解説コメント73の表示欄33bとを含む認知機能情報画面33に表示するステップを含む。これにより、生体情報画像71および第1解説コメント73を、表示端末30において同一画面上に容易に表示することができる。
また、本実施形態では、上記のように、脳血流分布画像71および第1解説コメント73を、関連付けてサーバ20において記憶するステップS27をさらに備える。これにより、サーバ20は、互いに対応する脳血流分布画像71および第1解説コメント73を、表示端末30に容易に送信することができる。また、サーバ20は、脳血流分布画像71および第1解説コメント73を関連付けて記憶するので、サーバ20に記憶された脳血流分布画像71および第1解説コメント73を、認知機能に関する解析データとして利用することができる。
また、本実施形態では、上記のように、生体データ管理方法B2は、サーバ20に送信された生体情報に基づいて認知機能に関する認知機能レベル72を算出するステップS24と、認知機能レベル72に基づいて認知機能の状態を解説した第2解説コメント74を入力するステップS26と、をさらに備える。そして、脳血流分布画像71および第1解説コメント73を表示するステップS30は、脳血流分布画像71、認知機能レベル72、第1解説コメント73および第2解説コメント74を表示端末30に送信して、表示端末30において、脳血流分布画像71および第1解説コメント73に加えて、認知機能レベル72および第2解説コメント74も、同一画面上に表示するステップを含む。これにより、表示端末30の使用者は、互いに対応する認知機能レベル72と認知機能レベル72に基づいて認知機能の状態を解説した第2解説コメント74とを表示端末30において同時に見ることができるので、表示端末30の使用者は、表示端末30に表示された第2解説コメント74を見ることにより、認知機能レベル72の意味を容易に理解することができる。また、表示端末30の使用者は、脳血流分布画像71および第1解説コメント73と、認知機能レベル72および第2解説コメント74とを表示端末30において同時に見ることができるので、表示端末30において脳血流分布画像71および第1解説コメント73のみが表示される場合と比較して、表示端末30の使用者は、被験者の認知機能の状態をより詳しく知ることができる。
また、本実施形態では、上記のように、脳血流分布画像71および第1解説コメント73に加えて認知機能レベル72および第2解説コメント74も表示するステップS30は、脳血流分布画像71、第1解説コメント73、認知機能レベル72および第2解説コメント74を、脳血流分布画像71の表示欄33aと第1解説コメント73の表示欄33bと認知機能レベル72の表示欄33cと第2解説コメント74の表示欄33dとを含む認知機能情報画面33に表示するステップを含む。これにより、脳血流分布画像71、第1解説コメント73、認知機能レベル72および第2解説コメント74を、表示端末30において同一画面上に容易に表示することができる。
また、本実施形態では、上記のように、認知機能レベル72は、複数の被験者に認知機能に関する生体活動を誘発するための作業を与えた際に計測された生体情報に基づいて予め構築されたモデルにより算出される認知機能に関する指標である。これにより、認知機能指標72を、予め構築されたモデルにより、生体情報に基づいて容易に算出することができる。
また、本実施形態では、上記のように、脳血流分布画像71および第1解説コメント73を記憶するステップS27は、脳血流分布画像71および第1解説コメント73に加えて、認知機能レベル72および第2解説コメント74も、関連付けてサーバ20に記憶するステップを含む。これにより、サーバ20は、互いに対応する脳血流分布画像71、第1解説コメント73、認知機能レベル72および第2解説コメント74を、表示端末30に容易に送信することができる。また、サーバ20は、脳血流分布画像71、第1解説コメント73、認知機能レベル72および第2解説コメント74を、関連付けて記憶するので、サーバ20に記憶された脳血流分布画像71、第1解説コメント73、認知機能レベル72および第2解説コメント74を、認知機能に関する解析データとして利用することができる。
また、本実施形態では、上記のように、脳血流分布画像71および第1解説コメント73に加えて、認知機能レベル72および第2解説コメント74も記憶するステップS27は、脳血流分布画像71、第1解説コメント73、認知機能レベル72および第2解説コメント74を、生体情報が測定された時期情報75に関連付けて記憶するステップを含む。これにより、サーバ20は、脳血流分布画像71、第1解説コメント73、認知機能レベル72および第2解説コメント74を、容易に関連付けて記憶することができる。
また、本実施形態では、上記のように、脳血流分布画像71および第1解説コメント73を表示するステップS30は、表示端末30に表示された被験者の状態を表す状態表示画面32において、認知機能情報画面33を表示するための入力操作を受け付ける選択部分32dが操作されることにより、認知機能情報画面33を表示するステップを含む。これにより、表示端末30の使用者は、被験者の認知機能の状態を知りたい場合、または、脳血流分布画像71および第1解説コメント73が更新された場合に、選択部分32dを操作することによって、認知機能情報画面33を容易に表示させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、生体データ管理方法B2は、サーバ20から認知機能情報画面33の表示が更新可能であることが通知された場合に、情報表示画面32において、認知機能情報画面33の表示が更新されたことを示すメッセージ32gを状態表示画面32に表示するステップS29をさらに備える。これにより、表示端末30の使用者は、情報表示画面32においてメッセージ32gを見ることにより、生体情報画像71および第1解説コメント73が更新されたことを容易に知ることができる。
また、本実施形態では、上記のように、脳機能計測装置40は、近赤外領域の光を用いて生体組織の酸素状態を計測する近赤外線分光法を用いて生体情報を計測する計測装置である。また、生体情報は、脳血流量の変化である。そして、脳血流分布画像71は、同一の被験者に対して同一の時期に計測された複数の脳血流分布を示す静止画像が時系列に繋ぎ合わされた、脳血流量の変化を示す動画像である。これにより、脳血流分布画像71が被験者の認知機能の状態を比較的精度よく表したものとなるので、脳血流分布画像71以外の画像に基づいて第1解説コメント73が取得される場合と比較して、第1解説コメント73の信頼性を向上させることができる。
(生体データ管理システムの効果)
本実施形態では、上記のように、生体データ管理システム100は、被験者の脳活動状態を反映した生体情報を計測する脳機能計測装置40と、生体情報に基づき画像化された脳血流分布画像71を生成する脳機能計測装置40と、脳機能計測装置40から、生体情報および脳血流分布画像71を受信するとともに、脳血流分布画像71に基づいて脳活動状態に関する第1解説コメント73が入力されるサーバ20と、を備える。そして、生体データ管理システム100は、サーバ20から、脳血流分布画像71、および、脳血流分布画像71に対応する第1解説コメント73を受信するとともに、受信した脳血流分布画像71および第1解説コメント73を同一画面上に表示する表示端末30を備える。これにより、表示端末30の使用者は、互いに対応する脳血流分布画像71と脳血流分布画像71に基づいて認知機能の状態を解説した第1解説コメント73とを表示端末30において同時に見ることができるので、表示端末30に表示された脳血流分布画像71が認知機能に関する専門知識を有さない者にとって難解である場合でも、表示端末30において第1解説コメント73と同一画面上に表示された脳血流分布画像71の意味を容易に理解することができる。その結果、生体情報の計測結果が専門知識を有さない者にとっては難解である場合でも、患者の家族等が、患者の自宅等において、生体情報の計測結果に基づいて患者の状態を把握することが可能な生体データ管理システム100を提供することができる。
(生体データ管理プログラムの効果)
本実施形態では、上記のように、生体データ管理プログラムB1は、サーバ20から、脳機能計測装置40において計測された被験者の脳活動状態を反映した生体情報に基づき画像化された脳血流分布画像71、および、脳血流分布画像71に基づいて入力される脳活動状態に関するとともに、脳血流分布画像71に対応する第1解説コメント73を受信する制御をCPU30bに実行させるように構成されている。そして、生体データ管理プログラムB1は、受信した脳血流分布画像71および第1解説コメント73を表示端末30において同一画面上に表示する制御をCPU30bに実行させるように構成されている。これにより、表示端末30の使用者は、互いに対応する脳血流分布画像71と脳血流分布画像71に基づいて認知機能の状態を解説した第1解説コメント73とを表示端末30において同時に見ることができるので、表示端末30に表示された脳血流分布画像71が認知機能に関する専門知識を有さない者にとって難解である場合でも、表示端末30において第1解説コメント73と同一画面上に表示された脳血流分布画像71の意味を容易に理解することができる。その結果、生体情報の計測結果が専門知識を有さない者にとっては難解である場合でも、患者の家族等が、患者の自宅等において、生体情報の計測結果に基づいて患者の状態を把握することが可能な生体データ管理プログラムB1を提供することができる。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、脳血流分布画像71は、同一の被験者に対して同一の時期に計測された複数の脳血流分布を示す静止画像が時系列に繋ぎ合わされた、脳血流量の変化を示す動画像である例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、脳血流分布画像は、1つの脳血流分布を示す静止画像であってもよい。
また、上記実施形態では、表示端末30は、サーバ20から、認知機能情報画面33の表示が更新可能であることが通知された場合に、情報表示画面32において、認知機能情報画面33の表示が更新されたことを示すメッセージ32gを表示する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、表示端末は、サーバから、認知機能情報画面の更新が可能であることが通知された場合に、情報表示画面において、認知機能情報画面が表示させるための選択部分の表示態様を変化させてもよい。たとえば、上記選択部分の色の変更、上記選択部分の点滅、上記選択部分のサイズの変化等により、選択部分の表示態様を変化させることが考えられる。また、表示端末は、サーバから、認知機能情報画面に表示する全てまたは一部の情報を取得した場合に、情報表示画面において、認知機能情報画面の表示が更新されたことを示すメッセージを表示してもよい。
また、上記実施形態では、表示端末30は、脳血流分布画像71、第1解説コメント73、認知機能レベル72および第2解説コメント74を、同一画面上に表示する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、表示端末は、脳血流分布画像および第1解説コメントと、認知機能レベルおよび第2解説コメントとを、それぞれ、別の画面に表示してもよい。
また、上記実施形態では、表示端末30は、脳血流分布画像71、第1解説コメント73、認知機能レベル72および第2解説コメント74を表示する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、表示端末30は、脳血流分布画像および第1解説コメントのみを表示してもよい。この場合、表示端末は、認知機能レベルおよび第2解説コメントを取得しなくてもよいし、サーバは、表示端末に、認知機能レベルおよび第2解説コメントを送信しなくてもよい。さらに、サーバは、認知機能レベルおよび第2解説コメントを受信しなくてもよい。
また、上記実施形態では、認知機能情報画面33に、脳血流分布画像71の表示欄33aが2つ設けられている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、認知機能情報画面に、脳血流量分布画像の表示欄が1つのみ設けられてもよいし、3つ以上設けられてもよい。
また、上記実施形態では、第1解説コメント73の表示欄33bは、脳血流分布画像71の表示欄33aの上隣に配置されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第1解説コメントの表示欄は、脳血流量分布画像の表示欄の上隣以外の位置(たとえば、下隣)に配置されてもよい。
また、上記実施形態では、第2解説コメント74の表示欄33dは、認知機能レベル72の表示欄33cの上隣に配置されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第2解説コメントの表示欄は、認知機能レベルの表示欄の上隣以外の位置(たとえば、下隣)に配置されてもよい。
また、上記実施形態では、認知機能レベル72の表示欄33cに、認知機能レベル72と時期情報75との関係が、横軸を年齢、縦軸を認知機能レベル72として、折れ線グラフにより表示されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、認知機能レベルの表示欄に、認知機能レベルと時期情報との関係が、プロットされた点のみで表示されていてもよい。また、横軸を認知機能レベル、縦軸を年齢として、折れ線グラフにより表示されてもよい。
また、上記実施形態では、認知機能レベル72の絶対値を表示せずに認知機能レベル72の相対的な変化を表示した状態で、認知機能レベル72と時期情報75との関係を示したグラフが表示されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、認知機能レベルの絶対値を表示するとともに認知機能レベルの相対的な変化を表示した状態で、認知機能レベルと時期情報との関係を示したグラフが表示されてもよい。
また、上記実施形態では、認知機能レベル72の異なる時期における経時的な変化に関する変化情報72aが、認知機能レベル72と時期情報75との関係を示したグラフによって表示されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、認知機能レベルの異なる時期における経時的な変化に関する変化情報が、複数の認知機能レベルの間の相対値または変化率を示す数値によって表示されてもよい。
また、上記実施形態では、認知機能レベル72の表示欄33cに、認知機能レベル72の異なる時期における経時的な変化に関する変化情報72aが表示されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、認知機能レベルの表示欄に、1回の測定における認知機能レベルが表示されてもよい。
また、上記実施形態では、脳機能計測装置40は、測定データ60を画像化して脳血流分布画像71を生成して、測定データ60および脳血流分布画像71をサーバ20に送信ように構成した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、脳機能計測装置は、脳血流分布画像を生成せずに、サーバに測定データを送信して、サーバは、脳機能計測装置から受信した測定データを画像化して脳血流分布画像を生成してもよい。また、脳機能計測装置は、脳血流分布画像を生成せずに、サーバに測定データを送信して、サーバは、測定データを受信すると、画像化処理装置等に測定データを送信して、画像化処理装置等によって、測定データを画像化して脳血流分布画像を生成させ、画像化処理装置等から脳血流分布画像を取得してもよい。また、脳機能計測装置は、脳血流分布画像を生成せずに、画像化処理装置等に測定データを送信して、画像化処理装置等によって、測定データを画像化して脳血流分布画像を生成させ、サーバは、画像化処理装置等から脳血流分布画像を取得してもよい。
また、上記実施形態では、サーバ20は、脳機能計測装置40から送信された測定データ60を取得すると、測定データ60に基づいて、認知機能に関する認知機能レベル72を算出するように構成した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、サーバは、測定データを取得すると、解析装置等に測定データを送信して、解析装置等によって、認知機能に関する認知機能レベルを算出させ、解析装置等から認知機能レベルを取得してもよい。また、脳機能計測装置は、解析装置等に測定データを送信して、解析装置等によって、認知機能に関する認知機能レベルを算出させ、解析装置等から認知機能レベルを取得してもよい。
また、上記実施形態では、第1解説コメント73および第2解説コメント74は、認知機能の専門知識を有する者(解説コメント作成者)により作成される例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第1解説コメントおよび第2解説コメントは、コンピュータ処理により作成されてもよい。その場合、第1解説コメントおよび第2解説コメントは、脳血流分布画像および認知機能レベルを機械学習させたコンピュータにより作成されてもよい。また、第1解説コメントおよび第2解説コメントは、サーバが備える処理部により作成されてもよいし、サーバとは別の解析装置等により作成されてもよい。
また、上記実施形態では、食事の画像データ51を表示するための選択部分32a(第1選択部分)が情報表示画面32に表示されている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、食事の画像データ51を表示させるための選択部分32aは、情報表示画面32に表示されておらず別の場所に表示されていてもよい。
また、上記実施形態では、選択部分32a(第1選択部分)がボタンである例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、選択部分32a(第1選択部分)がサムネイル(縮小した画像)であってもよい。
また、上記実施形態では、食事の画像データ51を表示するための選択部分32a(第1選択部分)が情報表示画面32に表示されている例を示したが、本発明はこれに限られない。選択部分32aが表示されることなく、情報表示画面32に食事の画像データ51が予め表示されていてもよい。
また、上記実施形態では、情報表示画面32において、選択部分32a(第1選択部分)が食事量欄31aの近傍に配置されている例を示したが、本発明はこれに限られない。情報表示画面32において、食事量欄31aの近傍以外の場所(たとえば、食事の献立が表示された部分の近傍)に選択部分32a(第1選択部分)が配置されていてもよい。
また、上記実施形態では、選択部分32a(第1選択部分)が選択されることに基づいて、食事の画像データ51だけが表示される例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、選択部分32a(第1選択部分)が選択されることに基づいて、食事の画像データ51と併せて食事の献立が表示されてもよい。
また、上記実施形態では、入居者に関連する者が所持する表示端末30だけに、状態データ50および食事の画像データ51が表示される例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、入居者自身が所持する表示端末においても、状態データ50および食事の画像データ51が表示されてもよい。
また、上記実施形態では、情報表示画面32において入居者の画像データ50a(画像データ)を表示する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、情報表示画面32において入居者の動画データを表示してもよい。また、情報表示画面32において入居者の音声データを表示してもよい。これらの場合、入居者の画像データ50aは表示しなくてもよい。
また、上記実施形態では、状態データ50および食事の画像データ51の、表示端末30への送信可否の判定は、サーバ20の管理者が行う例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、上記判定が、サーバ20内の機能に基づいて自動的に行われるように構成されていてもよい。
また、本発明では、サーバは、単一のサーバ装置によって構成されるもののみならず、複数のサーバ装置によって構成されてもよい。すなわち、サーバが提供する機能のうちの一部をいずれかのサーバ装置が提供し、サーバが提供する機能のうちの他の一部を他のサーバが提供してもよい。たとえば、表示端末に表示させる情報等を保存する閲覧用サーバ装置と、データを解析するための解析用サーバ装置とを、別個の装置として設けることが考えられる。
この場合、たとえば、閲覧用サーバ装置に、認知機能の状態を解説した第2解説コメントが保存され、解析用サーバ装置に、測定データおよび脳血流分布画像が保存されていてもよい。さらに、閲覧用サーバ装置には、第2解説コメントに加えて、解析用サーバ装置に保存された脳血流分布画像のうち、第2解説コメントの根拠として最適な脳血流分布画像だけが保存されていてもよい。この場合、閲覧用サーバ装置には、データサイズの縮小等のデータ処理を施して脳血流分布画像を保存してもよい。
また、上記実施形態では、機能的近赤外線分光法を用いて脳血流量の変化を計測した測定データ60を、脳活動状態を反映した生体情報とした例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、機能的近赤外線分光法以外の計測方法(たとえば、核磁気共鳴画像法)を用いて計測した測定データを、脳活動状態を反映した生体情報としてもよい。
また、上記実施形態では、食事の画像データ51が食前の画像データを意味する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、食事の画像データ51は、食前の画像データに加えて食後の画像データを含んでいてもよい。この場合、食事量欄31aを削除してもよい。
また、上記実施形態では、入力端末10において、選択部分12a(第1選択部分)および選択部分12fが選択されることに基づいて起動した画像撮影機能により撮影された、食事の画像データ51および入居者の画像データ50aが、情報入力画面12に表示される例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、他の端末によって取得(撮影)された食事の画像データ51および入居者の画像データ50aが、入力端末10に送信されるとともに情報入力画面12に表示されてもよい。
また、上記に実施形態において示した画面はあくまでも一例であり、表示される情報の種類、各表示欄の種類、各表示欄の配置、選択部分(GUI)の形態および配置は、これに限られるものではなく、任意に改変し得る。
また、上記実施形態では、表示端末30の記憶部30cに、生体データ管理プログラムA1および生体データ管理プログラムB1が格納されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、表示端末の記憶部に、生体データ管理プログラムA1が格納されておらず生体データ管理プログラムB1が格納されていてもよい。
[態様]
上述した例示的な実施形態は、以下の態様の具体例であることが当業者により理解される。
(項目1)
被験者の活動状態を反映した生体情報を計測部において計測するステップと、
前記生体情報に基づき画像化された生体情報画像を生成するステップと、
前記生体情報および前記生体情報画像を管理サーバに送信するステップと、 前記管理サーバに送信された前記生体情報画像に基づいて前記脳活動状態に関する第1解説コメントを入力するステップと、
前記生体情報画像、および、前記生体情報画像に対応する前記第1解説コメントを表示端末に送信して、おいて前記生体情報画像および前記第1解説コメントを前記表示端末において同一画面上に表示するステップと、を備える、生体データ管理方法。
(項目2)
前記生体情報画像および前記第1解説コメントを表示するステップは、前記生体情報画像および前記第1解説コメントを、前記生体情報画像の表示欄と前記第1解説コメントの表示欄とを含む認知機能情報画面に表示するステップを含む、項目1に記載の生体データ管理方法。
(項目3)
前記生体情報画像および前記第1解説コメントを、関連付けて前記管理サーバにおいて記憶するステップをさらに備える、項目2に記載の生体データ管理方法。
(項目4)
前記管理サーバに送信された前記生体情報に基づいて前記認知機能に関する認知機能指標を算出するステップと、
前記認知機能指標に基づいて前記認知機能の状態を解説した第2解説コメントを入力するステップと、をさらに備え、
前記生体情報画像および前記第1解説コメントを表示するステップは、前記生体情報画像、前記認知機能指標、前記第1解説コメントおよび前記第2解説コメントを前記表示端末に送信して、前記表示端末において、前記生体情報画像および前記第1解説コメントに加えて、前記認知機能指標および前記第2解説コメントも、同一画面上に表示するステップを含む、項目2または3に記載の生体データ管理方法。
(項目5)
前記生体情報画像および前記第1解説コメントに加えて前記認知機能指標および前記第2解説コメントも表示するステップは、前記生体情報画像、前記第1解説コメント、前記認知機能指標および前記第2解説コメントを、前記生体情報画像の表示欄と前記第1解説コメントの表示欄と前記認知機能指標の表示欄と前記第2解説コメントの表示欄とを含む前記認知機能情報画面に表示するステップを含む、項目4に記載の生体データ管理方法。
(項目6)
前記認知機能指標は、複数の前記被験者に前記認知機能に関する生体活動を誘発するための作業を与えた際に計測された前記生体情報に基づいて予め構築されたモデルにより算出される前記認知機能に関する指標である、項目4または5に記載の生体データ管理方法。
(項目7)
前記生体情報画像および前記第1解説コメントを記憶するステップは、前記生体情報画像および前記第1解説コメントに加えて、前記認知機能指標および前記第2解説コメントも、関連付けて前記管理サーバに記憶するステップを含む、項目4~6のいずれか1項に記載の生体データ管理方法。
(項目8)
前記生体情報画像および前記第1解説コメントに加えて、前記認知機能指標および前記第2解説コメントも記憶するステップは、前記生体情報画像、前記第1解説コメント、前記認知機能指標および前記第2解説コメントを、前記生体情報が測定された時期情報に関連付けて記憶するステップを含む、項目7のいずれか1項に記載の生体データ管理方法。
(項目9)
前記生体情報画像および前記第1解説コメントを表示するステップは、前記表示端末の前記被験者の状態を表す状態表示画面において、前記認知機能情報画面を表示するための入力操作を受け付ける選択部分が操作されることにより、前記認知機能情報画面を表示するステップを含む、項目2~8のいずれか1項に記載の生体データ管理方法。
(項目10)
前記管理サーバから前記認知機能情報画面の表示が更新可能であることが通知された場合に、前記状態表示画面において、前記認知機能情報画面の表示が更新されたことを示すメッセージを表示するステップをさらに備える、項目9に記載の生体データ管理方法。
(項目11)
前記計測部は、近赤外領域の光を用いて生体組織の酸素状態を計測する近赤外線分光法を用いて前記生体情報を計測する計測装置であり、
前記生体情報は、脳血流量の変化であり、
前記生体情報画像は、同一の前記被験者に対して同一の時期に計測された複数の脳血流分布を示す静止画像が時系列に繋ぎ合わされた、前記脳血流量の変化を示す動画像である、項目1~10のいずれか1項に記載の生体データ管理方法。
(項目12)
被験者の脳活動状態を反映した生体情報を計測する計測部と、
前記生体情報に基づき画像化された生体情報画像を生成する生成部と、
前記計測部および前記生成部から、それぞれ、前記生体情報および前記生体情報画像を受信するとともに、前記生体情報画像に基づいて前記脳活動状態に関する第1解説コメントが入力されるサーバと、
前記サーバから、前記生体情報画像、および、前記生体情報画像に対応する前記第1解説コメントを受信するとともに、受信した前記生体情報画像および前記第1解説コメントを同一画面上に表示する表示端末と、を備える、生体データ管理システム。
(項目13)
管理サーバから、計測部において計測された被験者の脳活動状態を反映した生体情報に基づき画像化された生体情報画像、および、前記生体情報画像に基づいて入力される前記脳活動状態に関するとともに、前記生体情報画像に対応する第1解説コメントを受信する制御と、
受信した前記生体情報画像および前記第1解説コメントを表示端末において同一画面上に表示する制御と、をコンピュータに実行させる、生体データ管理プログラム。
20 サーバ(管理サーバ)
30 表示端末
30b CPU(コンピュータ)
32 情報表示画面((被験者の状態を表す)状態表示画面)
32d (認知機能情報画面を表示するための入力操作を受け付ける)選択部分
32g (認知機能情報画面の表示が更新された)メッセージ
33 認知機能情報画面
33a 生体情報画像の表示欄
33b 第1解説コメントの表示欄
33c 認知機能指標の表示欄
33d 第2解説コメントの表示欄
40 脳機能計測装置(計測部、生成部)
71 脳血流分布画像(生体情報画像)
73 第1解説コメント
72 認知機能レベル(認知機能指標)
74 第2解説コメント
75 (生体情報が測定された)時期情報
100 生体データ管理システム
B1 生体データ管理プログラム

Claims (13)

  1. 被験者の脳活動状態を反映した脳血流量の変化である生体情報を医療機関における計測部を用いて計測するステップと、
    前記生体情報に基づき画像化された前記脳血流量の変化を示す生体情報画像を生成するステップと、
    記生体情報画像を管理サーバに送信するステップと、
    前記管理サーバからの依頼に基づいて、前記管理サーバに送信された前記生体情報画像に基づ前記脳活動状態に関する第1解説コメントを、認知機能の専門知識を有する者が入力するステップと、
    前記生体情報画像、および、前記生体情報画像に対応する前記第1解説コメントを表示端末に送信して、前記生体情報画像および前記第1解説コメントを前記被検者以外の者が所持する前記表示端末において同一画面上に表示するステップと、を備える、生体データ管理方法。
  2. 前記生体情報画像および前記第1解説コメントを表示するステップは、前記生体情報画像および前記第1解説コメントを、前記生体情報画像の表示欄と前記第1解説コメントの表示欄とを含む認知機能情報画面に表示するステップを含む、請求項1に記載の生体データ管理方法。
  3. 前記生体情報画像および前記第1解説コメントを、関連付けて前記管理サーバにおいて記憶するステップをさらに備える、請求項2に記載の生体データ管理方法。
  4. 前記生体情報を前記管理サーバに送信するステップをさらに備え、
    前記管理サーバに送信された前記生体情報に基づいて認知機能に関する認知機能指標を算出するステップと、
    前記認知機能指標に基づいて前記認知機能の状態を解説した第2解説コメントを入力するステップと、をさらに備え、
    前記生体情報画像および前記第1解説コメントを表示するステップは、前記生体情報画像、前記認知機能指標、前記第1解説コメントおよび前記第2解説コメントを前記表示端末に送信して、前記表示端末において、前記生体情報画像および前記第1解説コメントに加えて、前記認知機能指標および前記第2解説コメントも、同一画面上に表示するステップを含む、請求項2または3に記載の生体データ管理方法。
  5. 前記生体情報画像および前記第1解説コメントに加えて前記認知機能指標および前記第2解説コメントも表示するステップは、前記生体情報画像、前記第1解説コメント、前記認知機能指標および前記第2解説コメントを、前記生体情報画像の表示欄と前記第1解説コメントの表示欄と前記認知機能指標の表示欄と前記第2解説コメントの表示欄とを含む前記認知機能情報画面に表示するステップを含む、請求項4に記載の生体データ管理方法。
  6. 前記認知機能指標は、複数の前記被験者に前記認知機能に関する生体活動を誘発するための作業を与えた際に計測された前記生体情報に基づいて予め構築されたモデルにより算出される前記認知機能に関する指標である、請求項4または5に記載の生体データ管理方法。
  7. 前記生体情報画像および前記第1解説コメントを記憶するステップは、前記生体情報画像および前記第1解説コメントに加えて、前記認知機能指標および前記第2解説コメントも、関連付けて前記管理サーバに記憶するステップを含む、請求項4~6のいずれか1項に記載の生体データ管理方法。
  8. 前記生体情報画像および前記第1解説コメントに加えて、前記認知機能指標および前記第2解説コメントも記憶するステップは、前記生体情報画像、前記第1解説コメント、前記認知機能指標および前記第2解説コメントを、前記生体情報が測定された時期情報に関連付けて記憶するステップを含む、請求項7に記載の生体データ管理方法。
  9. 前記生体情報画像および前記第1解説コメントを表示するステップは、前記表示端末の前記被験者の状態を表す状態表示画面において、前記認知機能情報画面を表示するための入力操作を受け付ける選択部分が操作されることにより、前記認知機能情報画面を表示するステップを含む、請求項2~8のいずれか1項に記載の生体データ管理方法。
  10. 前記管理サーバから前記認知機能情報画面の表示が更新可能であることが通知された場合に、前記状態表示画面において、前記認知機能情報画面の表示が更新されたことを示すメッセージを表示するステップをさらに備える、請求項9に記載の生体データ管理方法。
  11. 前記計測部は、近赤外領域の光を用いて生体組織の酸素状態を計測する近赤外線分光法を用いて前記生体情報を計測する計測装置であり
    記生体情報画像は、同一の被験者に対して同一の時期に計測された複数の脳血流分布を示す静止画像が時系列に繋ぎ合わされた、前記脳血流量の変化を示す動画像である、請求項1~10のいずれか1項に記載の生体データ管理方法。
  12. 医療機関において被験者の脳活動状態を反映した脳血流量の変化である生体情報を計測する計測部と、
    前記生体情報に基づき画像化された前記脳血流量の変化を示す生体情報画像を生成する生成部と、
    記生成部から前記生体情報画像を受信するとともに、前記生体情報画像に基づ前記脳活動状態に関する第1解説コメントが前記第1解説コメントの入力を依頼された認知機能の専門知識を有する者によって入力される管理サーバと、
    前記管理サーバから、前記生体情報画像、および、前記生体情報画像に対応する前記第1解説コメントを受信するとともに、受信した前記生体情報画像および前記第1解説コメントを同一画面上に表示する、前記被検者以外の者が所持する表示端末と、を備える、生体データ管理システム。
  13. 管理サーバから、医療機関における計測部を用いて計測された被験者の脳活動状態を反映した脳血流量の変化である生体情報に基づき画像化された前記脳血流量の変化を示す生体情報画像、および、前記管理サーバからの依頼に基づいて認知機能の専門知識を有する者によって入力され、前記生体情報画像に基づく前記脳活動状態に関するとともに、前記生体情報画像に対応する第1解説コメントを受信する制御と、
    受信した前記生体情報画像および前記第1解説コメントを前記被検者以外の者が所持する表示端末において同一画面上に表示する制御と、をコンピュータに実行させる、生体データ管理プログラム。
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