JP4473552B2 - 空気調和機の運転状況判定方法及び運転状況判定システム - Google Patents

空気調和機の運転状況判定方法及び運転状況判定システム Download PDF

Info

Publication number
JP4473552B2
JP4473552B2 JP2003364981A JP2003364981A JP4473552B2 JP 4473552 B2 JP4473552 B2 JP 4473552B2 JP 2003364981 A JP2003364981 A JP 2003364981A JP 2003364981 A JP2003364981 A JP 2003364981A JP 4473552 B2 JP4473552 B2 JP 4473552B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air conditioner
operating status
period
information data
time zone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003364981A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005127643A (ja
Inventor
重徳 川脇
祐二 柳原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd filed Critical Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
Priority to JP2003364981A priority Critical patent/JP4473552B2/ja
Publication of JP2005127643A publication Critical patent/JP2005127643A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4473552B2 publication Critical patent/JP4473552B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Description

本発明は、空気調和機の運転状況判定方法及び運転状況判定システム、特に空気調和機の運転状況を定量化し、運転状況を判定する方法、システムに関する。
従来から、保守事業者による空気調和機の保守が行われている。例えば、保守の形態として、空気調和機が設置された施設で温度等の運転データ、振動、異常音等を収集して、機器の異常を診断する形態がある。また、遠隔監視システムを用いて、空気調和機の運転データを遠隔地の監視センタに送信し、機器の異常を判定する方法がある。
また、下記特許文献1は、半導体製造設備等における空調システムに関して、最適な運転方法を提供するシステムを開示する。すなわち、空調システムに対する空調熱負荷を外気条件に依存するものと生産計画に基づいて変動するものとに分け、それらを別個に予測し、各機器が使用するエネルギーが小さくなるような空調システムの運転情報を提供する。
特開2002−89929
しかしながら、従来の保守方法においては、修理が必要な異常の発見に主眼がおかれている。従って、ユーザには、一般的に機器の異常時にしか報告がされず、例えば、運転状況を定量化して提供することは行われていない。このため、ユーザが機器の正常な運転状況把握することができず、保守の価値を実感することができないという問題があった。更に、機器自体は正常であるが、機器が異常に至らない状態、すなわち、熱負荷が大きい状態で機器が運転している状況を把握することができず、例えばエネルギー消費量を小さくするように最適な運転方法に改善できないという問題があった。
また、上記特許文献1は、外気条件と生産計画に基づいて熱負荷を予測し、最適な運転方法を提供する。従って、多様な要因の熱負荷、例えば、季節、天候、日照、室内の在室人数、人の出入り、照明の点灯状態、OA機器の稼動状態等で変動するオフィスビルの空気調和機に上記特許文献1の方法を適用し、空気調和機の運転状況を定量化して、最適な方法を提供することはできない。
本発明の空気調和機の運転状況判定方法は、設定温度になると空気調和機の機能を作動/停止させる間欠運転により、室内の空気調和を行う空気調和機の運転状況を判定する空気調和機の運転状況判定方法であって、連続作動状態と連続停止状態とを繰り返す空気調和機について、予め定めた所定期間の各時刻帯毎に監視しその運転状況情報データを生成する生成工程と、空気調和機について予め定めた複数の運転状況のそれぞれについて、所定期間の各時刻帯毎の運転状況情報データを予め求めて並べた複数の運転状況判定用ひな型を用い、生成工程で生成された運転状況情報データと、運転状況判定用ひな型と、を比較して空気調和機の運転状況を判定する工程と、を備え、生成工程は、空気調和機の連続した作動期間と、連続した作動期間中の設定温度と室内温度の最高温度との温度差と、の積の総和、あるいは、連続した作動期間中の設定温度と室内温度との温度差の積分値から生成される熱出力情報について積算した積算熱出力情報を予め定めた所定期間の各時刻帯毎に求めた運転状況情報データとして生成することを特徴とする。
更に、本発明の空気調和機の運転状況判定方法において、設定温度になると空気調和機の機能を作動/停止させる間欠運転により、室内の空気調和を行う空気調和機の運転状況を判定する空気調和機の運転状況判定方法であって、連続作動状態と連続停止状態とを繰り返す空気調和機について、予め定めた所定期間の各時刻帯毎に監視しその運転状況情報データを生成する生成工程と、空気調和機について予め定めた複数の運転状況のそれぞれについて、所定期間の各時刻帯毎の運転状況情報データを予め求めて並べた複数の運転状況判定用ひな型を用い、生成工程で生成された運転状況情報データと、運転状況判定用ひな型と、を比較して空気調和機の運転状況を判定する工程と、を備え、生成工程は、空気調和機の機能の連続した停止期間と、連続した停止期間中の設定温度の下限温度と上限温度との温度差と、の積の総和から生成される熱負荷情報について積算した積算熱負荷情報を予め定めた所定期間の各時刻帯毎に求めた運転状況情報データとして生成することを特徴とする。
本発明の空気調和機の運転状況判定システムは、設定温度になると空気調和機の機能を作動/停止させる間欠運転により、室内の空気調和を行う空気調和機の運転状況を判定する空気調和機の運転状況判定システムであって、連続作動状態と連続停止状態とを繰り返す空気調和機について、予め定めた所定期間の各時刻帯毎に監視しその運転状況情報データを生成する生成手段と、空気調和機について予め定めた複数の運転状況のそれぞれについて、所定期間の各時刻帯毎の運転状況情報データを予め求めて並べた複数の運転状況判定用ひな型を記憶する記憶手段と、生成手段で生成された各時刻帯毎の運転状況情報データと、運転状況判定用ひな型と、を比較して空気調和機の運転状況を判定する手段と、を備え、運転状況情報データは、空気調和機の連続した作動期間と、連続した作動期間中の設定温度と室内温度の最高温度との温度差と、の積の総和、あるいは、連続した作動期間中の設定温度と室内温度との温度差の積分値から生成される熱出力情報を積算した積算熱出力情報を予め定めた所定期間の各時刻帯毎に求めたデータであることを特徴とする。
更に、本発明の空気調和機の運転状況判定システムにおいて、設定温度になると空気調和機の機能を作動/停止させる間欠運転により、室内の空気調和を行う空気調和機の運転状況を判定する空気調和機の運転状況判定システムであって、連続作動状態と連続停止状態とを繰り返す空気調和機について、予め定めた所定期間の各時刻帯毎に監視しその運転状況情報データを生成する生成手段と、空気調和機について予め定めた複数の運転状況のそれぞれについて、所定期間の各時刻帯毎の運転状況情報データを予め求めて並べた複数の運転状況判定用ひな型を記憶する記憶手段と、生成手段で生成された各時刻帯毎の運転状況情報データと、運転状況判定用ひな型と、を比較して空気調和機の運転状況を判定する手段と、を備え、運転状況情報データは、空気調和機の機能の連続した停止期間と、連続した停止期間中の設定温度の下限温度と上限温度との温度差と、の積の総和から生成される熱負荷情報を積算した積算熱負荷情報を予め定めた所定期間の各時間帯毎に求めたデータであることを特徴とする。
本発明によれば、空気調和機の運転状況を定量化することができる。これにより、保守事業者はユーザに空気調和機の運転状況を示すことができ、保守の価値を実感させることができる。また、機器の異常ではないが、機器に対して熱負荷が大きい状態で運転している場合には、空気調和機の運転方法を改善することができる。
また、本発明によれば、空気調和機の連続作動期間と室温変化に基づいて空気調和機の運転状況を定量化したので、様々な要因で熱負荷が変化する対人空調システムに適用することができる。
実施形態1.
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照し説明する。図1は、本実施形態の空気調和機の運転状況判定システム(以下、運転状況判定システムという)の全体構成を示す図である。
図1に示すように、本実施形態における運転状況判定システムは、基本的に、施設10に設置された空気調和機12の運転状態の監視情報を収集するデータ収集装置14と、公衆回線16を介して接続された遠隔の監視センタ18と、で構成されている。本実施形態においては、複数の施設10に対して個別にデータ収集装置14が設けられ、データ収集装置14が収集した空気調和機12の監視情報を監視センタ18に送信し、監視センタ18が監視情報に基づいて、運転状況を定量化し、空気調和機の運転状況を判定する。以下、詳細に説明する。
施設10が、例えばビルや工場の場合、複数の空気調和機12が設置され、各空気調和機12は、室外機12a、室内機12b、設定温度が入力される操作パネル12c、室内の温度を測定する温度センサ12d等を含んで構成される。
空気調和機12は、設定温度になると空気調和機の機能を作動/停止させる間欠運転により室内の空気調和を行う。本明細書において、設定温度とは、例えば上限温度、下限温度の2種類を含む。冷房運転の場合、操作パネル12cに設定された温度が下限温度とされ、下限温度から所定温度上昇した温度(例えば下限温度+2℃)が上限温度とされる。空気調和機12は、温度センサ12dが測定した温度(室温)と設定温度とを比較し、室温が上限温度になると圧縮機を作動し、室内機12bから冷風を送風する。冷風によって室温が低下し始め、温度センサ12dが下限温度を測定すると、圧縮機を停止し、室内機12bにおいて室内の空気の単純送風を行う。このように、空気調和機12は、その機能の全部又は一部、上述した例では室外機12aの圧縮機を作動/停止させて室内の空気調和を行う。なお、空気調和機12の運転モードが暖房モードの場合、操作パネル12cに設定される温度が上限温度とされ、上限温度から所定温度低い温度(例えば上限温度−2℃)が下限温度とされ、空気調和機12は、その機能を上限温度になると停止し、下限温度になると作動させる間欠運転を行う。
図2は、空気調和機12の冷房運転の運転サイクルと温度変化の関係を示す模式図である。図2に示すように、傾きが室温の変化を示しており、空気調和機12は、室温が上限温度に達したs(start)の時点で圧縮機を作動し、室温が下限温度になったe(end)の時点で圧縮機を停止する。sからeの黒い部分B(以下▲で示す)で示す期間が圧縮機が連続して作動する連続作動期間であり、eからsの白い部分A(以下△で示す)で示す期間が圧縮機が連続して停止する連続停止期間となる。以下、本実施形態においては、圧縮機が作動/停止を繰り返し冷房運転を行う場合を例にとり中心に説明する。
データ収集装置14は、空気調和機12の監視情報を収集する収集制御部20と、監視情報を記憶する記憶部22と、監視センタ18へ監視情報を送信する通信制御部24と、から構成されている。
収集制御部20は、通常CPU、ROM、RAM等で構成され、デジタルデータの処理を行う。収集制御部20は、データ収集装置14全体の制御を行うと共に、空気調和機12の運転状態等の監視情報を収集する。本実施形態においては、収集制御部20は、空気調和機12の番号情報、運転モード情報、運転状態情報、情報収集時の時刻情報を個別の空気調和機12毎に収集する。運転状態情報としては、運転状況を定量化するための情報として、本実施形態においては、圧縮機の連続作動期間、圧縮機の連続停止期間、連続作動期間及び連続停止期間中の下限温度に対する温度差等が収集される。
収集制御部20は、これらの監視情報を収集し、空気調和機12の個別毎に記憶部22に記憶させる。
通信制御部24は、記憶部22に記憶されていた空気調和機12の監視情報を監視センタ18に送信する。例えば、監視情報の送信タイミングは、図示しない入力機器(キーボード等)により収集制御部20に設定可能であり、この送信タイミングに基づいて、収集制御部20は記憶部22に記憶されていた監視情報を呼び出し、通信制御部24により監視センタ18に監視情報を送信させる。
監視センタ18は、これら監視情報を受信すると、空気調和機12の運転状況を判定する。
監視センタ18は、データ収集装置14とデータ通信を行う通信制御部26と、通信制御部26が受信した監視情報を処理する処理部28と、処理部28の処理結果を出力する出力部30と、を有している。処理部28は、空気調和機12の監視情報に基づいて空気調和機12の運転状況を示す情報を生成する情報生成部32と、情報生成部32が生成し積算された情報に基づいて運転状況を判定する判定部34と、を有し、処理部28には、情報生成部32の処理結果を記憶する記憶部36と、空気調和機12の運転状況を判定するための判定用ひな型が記憶されているデータベース38と、が接続されている。
通信制御部26は、データ収集装置14から送信された空気調和機12の監視情報を受信し、処理部28に供給する。
処理部28は、CPU,ROM,RAM等で構成され、空気調和機12の監視情報が供給されると、所定の処理、演算を行い、空気調和機12の運転状況を判定する。本実施形態においては、情報生成部32が監視情報に基づいて後述するように熱出力情報、熱負荷情報を生成し、判定部34が空気調和機12の運転状況を判定する。
まず、情報生成部32の処理について説明する。
図3は、空気調和機12の冷房運転の運転サイクルと温度変化の関係を示す模式図である。ここで、ある期間空気調和機に対してどの程度の熱負荷がかかったか(熱負荷情報)、これに熱負荷に対して空気調和機はどの程度の熱出力をすることができたか(熱出力情報)、という運転状況を示す情報をどのように定量化するかが問題となる。本実施形態において特徴的な点は、連続作動期間と連続停止期間とその間の設定温度に対する温度差に基づいてそれらの情報を定量化する点である。すなわち、熱出力情報は、圧縮機の連続作動期間と連続作動期間中の設定温度に対する温度差から生成し、熱負荷情報は、圧縮機の連続停止期間と連続停止期間の設定温度に対する温度差から生成し、定量化する。簡単に言い換えると、図3中、白い部分A(以下△で示す)の面積を熱負荷情報と把握することが可能であり、黒い部分B(以下▲で示す)で示される面積を熱出力情報と把握することが可能である。これら熱負荷情報、熱出力情報を所定期間毎に積算し、それぞれの情報量、全体量、割合等から所定期間毎の空気調和機の運転状況を判定することができる。
上述したような基本的な考えに基づき、情報生成部32は、熱出力情報、熱負荷情報を生成するが、本実施形態においては、以下に詳細に説明する様に処理を行う。
本実施形態においては、熱出力情報は、連続作動期間と連続作動期間中の下限温度に対する最大温度差との積により算出する。図3において、T1、T2・・Tn=所定期間、t1、t2・・・tn=圧縮機の連続作動期間、s1、s2、・・・sn=圧縮機の連続停止期間、d1、d2・・・dn=連続作動期間中の下限温度に対する最大温度差、sd=下限温度と上限温度との温度差(例えば、下限温度+2℃)、である(n=整数)。
すなわち、熱出力情報は、(tn×dn)と算出することができる。このように、熱出力情報を連続作動期間と連続作動期間中の下限温度に対する最大温度差との積により算出することとしたので、例えば、図3の期間T2のt2に現れる熱負荷(圧縮機を運転しても室温が低下せず室温が上限温度を超えてしまう熱負荷)が空気調和機の熱出力能力を上回っている場合を顕在化させることができる。
所定期間Tnの積算熱出力情報δnは、下記式1で示すことができる。
δn=((t1×d1)+(t2×d2)+(t3×d3)・・(tn×dn))
=Σ(tn×dn) ・・・(式1)
式1から、積算熱出力情報δnは、▲の総和の約2倍に定量化されているといえる。情報生成部32は、このように、熱出力情報を生成し、所定期間毎に熱出力情報を積算熱出力情報として記憶部36に記憶させる。
一方、熱負荷情報は、(sn×sd)と算出する。ここで、連続停止期間と連続停止期間中の下限温度と上限温度との温度差との積としたのは、処理の簡略化のためであり、下限温度に対する実際に測定された温度差により算出しても良い。
所定期間Tnの積算熱負荷情報δn’は、下記式2で示す様に算出される。
δn’=((s1×sd)+(s2×sd)+(s3×sd)・・(sn×sd))
=Σ(sn×sd) ・・・(式2)
式2から、積算熱負荷情報δn’は、△の総和の約2倍に定量化されているといえる。情報生成部32は、このように、熱負荷情報を生成し、所定期間毎に熱負荷情報を積算熱負荷情報として記憶部36に記憶させる。
記憶部36は、所定期間毎に積算熱出力情報、積算熱負荷情報を記憶する。図4は、積算熱出力情報、積算熱負荷情報の例を示す図である。記憶部36は、所定期間T1、T2・・・Tn毎の空気調和機の積算熱出力情報、積算熱負荷情報を記憶している。
判定部34は、記憶部36に記憶された積算熱出力情報、積算熱負荷情報から空気調和機12の運転状況を判定する。本実施形態においては、データベース38に記憶されている判定用ひな型と照合し判定する。
図5は、データベース38に記憶されている判定用ひな型を示す図である。データベース38は、このようなひな型を空気調和機12の号機毎に予め記憶している。
判定用ひな型は、積算熱出力情報量や積算熱負荷情報量、全体量や割合、算出された時刻帯に基づいて作成される。例えば、図5(A)のT1の時刻帯において、積算熱出力情報が多いが、空気調和機が運転を開始し、夜間上昇した気温を冷却する状況にあり許容できる範囲内なので、正常なひな型とされる。図5(B)のT6の時刻帯は、積算熱出力情報が許容範囲を超える増加なので、熱負荷が熱出力能力を上回ることを示すひな型とされる。例えば、このような状態が継続している場合には、空気調和機12の能力不足と判定することができる。また、図5(C)のT13の時刻帯において、一般的に空気調和機の電源は切られている時刻帯なので、熱出力情報がある場合には空気調和機の消し忘れを示すひな型とされる。図5(D)のT3の時刻帯において、積算熱出力情報が増加しているが許容範囲内なので、扉が開放された等の短期的な熱負荷の上昇を示すひな型となる。
このように、判定部34は、記憶部36に記憶された積算熱出力情報、積算熱負荷情報とデータベース38の判定用ひな型と照合し、空気調和機12の運転状況を判定する。判定結果は、例えば、記憶部36に記憶しても良く、顧客の空気調和機12のデータ収集装置14へ返信したり、別途eメールで報告する。
出力部30は、プリンタ、ディスプレイ等からなり、判定部34の判定結果を出力する。図6は、判定結果の出力例を示す図であり、例えば、積算熱出力情報と積算熱負荷情報を対照表示させると好適である。ユーザに理解しやすいからである。また、その時刻帯の運転状況について図右に示すように運転状況についての判定説明を出力しても良い。更に、熱出力能力の欠如の場合には、図6のコメント欄に示す様に、空気調和機の台数増加やメンテナンスを提案したり、冷房運転の場合には設定温度を室温マイナス2℃程度に留めるよう省エネ運転を提案すると好適である。
このように、本実施形態において、空気調和機の運転状況を定量化することができる。これにより、メンテナンスの提案や最適な運転方法を提案することができる。
次に、本実施形態の空気調和機の運転状況判定システムの作用について説明する。図7は、本実施形態の空気調和機の運転状況判定システムのフローチャートである。
図7に示すように、データ収集装置14の収集制御部20は、空気調和機12の監視情報を収集し、通信制御部24により監視情報を監視センタ18に送信する(S10)。
監視センタ18の通信制御部26は、空気調和機12の監視情報を受信すると(S12)、処理部28の情報生成部32に供給する。情報生成部32は、熱出力情報と熱負荷情報を生成する(S14)。情報生成部32は、所定期間毎に熱出力情報と熱負荷情報を積算して、積算熱出力情報、積算熱負荷情報として記憶部36に記憶させる(S16)。判定部34は、記憶部36に記憶された積算熱出力情報と積算熱負荷情報とデータベース38に記憶されている判定用ひな型とを照合し、空気調和機12の運転状況を判定する(S18)。出力部30は、判定結果を出力し、ユーザに供給する(S20)。
実施形態2.
本実施形態においては、実施形態1とは、熱出力情報と熱負荷情報の算出方法が異なる。すなわち、本実施形態においては、熱出力情報は、連続作動期間中の下限温度に対する温度差の積分値から算出する。また、熱負荷情報は、連続停止期間中の下限温度に対する温度差の積分値から算出する。このような算出方法によれば、より精確な熱出力情報、熱負荷情報を得ることができる。他の構成については、実施形態1と同様に実現することができる。
その他の変形例
積算熱負荷情報を、処理の簡略化のために、所定期間と温度差(上限温度に対する下限温度の差)の積から熱出力情報の差を算出し、その差を積算熱負荷情報としても良い。例えば、実施形態1の図3で説明すれば、積算熱負荷情報δn’=(Tn×sd)−δnで算出することができる(但し、δn’が0以下になった場合には0とすれば良い)。
また、積算熱出力情報のみを生成しても良く、この場合には、積算熱出力情報の量に基づいて空気調和機の運転状況を判定することができる。
なお、積算熱出力情報、積算熱負荷情報の定量化の方法を変えた場合には、当業者であれば運転状況の判定基準を変えることは明らかであろう。
なお、上述した実施形態においては、冷房運転モードを中心に説明したが、本発明を暖房運転モードに適用する場合には、例えば、操作パネルに設定された温度が上限温度とされ、各種情報は、上限温度に対する温度差により算出し、適宜処理に必要な変更をすればよい。
上述した実施形態においては、本発明の方法を遠隔監視システムに適用したが、例えば単体の装置、例えば携帯型装置で実現しても良い。
実施形態の空気調和機の運転状況判定システムの全体構成を示す図である。 空気調和機の冷房運転の運転サイクルと温度変化の関係を示す模式図である。 空気調和機の冷房運転の運転サイクルと温度変化の関係を示す模式図である。 積算熱出力情報、積算熱負荷情報の例を示す図である。 判定用ひな型を示す図である。 判定結果の出力例を示す図である。 実施形態の空気調和機の運転状況判定システムのフローチャートである。
符号の説明
10 施設、12 空気調和機、12a 室外機、12b 室内機、12c 操作パネル、12d 温度センサ、14 データ収集装置、16 公衆回線、18 監視センタ、20 収集制御部、22 記憶部、24 通信制御部、26 通信制御部、28 処理部、30 出力部、32 情報生成部、34 判定部、36 記憶部、38 データベース。

Claims (4)

  1. 設定温度になると空気調和機の機能を作動/停止させる間欠運転により、室内の空気調和を行う空気調和機の運転状況を判定する空気調和機の運転状況判定方法であって、
    連続作動状態と連続停止状態とを繰り返す空気調和機について、予め定めた所定期間の各時刻帯毎に監視しその運転状況情報データを生成する生成工程と、
    空気調和機について予め定めた複数の運転状況のそれぞれについて、所定期間の各時刻帯毎の運転状況情報データを予め求めて並べた複数の運転状況判定用ひな型を用い、
    生成工程で生成された運転状況情報データと、運転状況判定用ひな型と、を比較して空気調和機の運転状況を判定する工程と、
    を備え
    生成工程は、
    空気調和機の連続した作動期間と、連続した作動期間中の設定温度と室内温度の最高温度との温度差と、の積の総和、あるいは、連続した作動期間中の設定温度と室内温度との温度差の積分値から生成される熱出力情報について積算した積算熱出力情報を予め定めた所定期間の各時刻帯毎に求めた運転状況情報データとして生成することを特徴とする空気調和機の運転状況判定方法。
  2. 設定温度になると空気調和機の機能を作動/停止させる間欠運転により、室内の空気調和を行う空気調和機の運転状況を判定する空気調和機の運転状況判定方法であって、
    連続作動状態と連続停止状態とを繰り返す空気調和機について、予め定めた所定期間の各時刻帯毎に監視しその運転状況情報データを生成する生成工程と、
    空気調和機について予め定めた複数の運転状況のそれぞれについて、所定期間の各時刻帯毎の運転状況情報データを予め求めて並べた複数の運転状況判定用ひな型を用い、
    生成工程で生成された運転状況情報データと、運転状況判定用ひな型と、を比較して空気調和機の運転状況を判定する工程と、
    を備え、
    生成工程は、
    空気調和機の機能の連続した停止期間と、連続した停止期間中の設定温度の下限温度と上限温度との温度差と、の積の総和から生成される熱負荷情報について積算した積算熱負荷情報を予め定めた所定期間の各時刻帯毎に求めた運転状況情報データとして生成することを特徴とする空気調和機の運転状況判定方法。
  3. 設定温度になると空気調和機の機能を作動/停止させる間欠運転により、室内の空気調和を行う空気調和機の運転状況を判定する空気調和機の運転状況判定システムであって、
    連続作動状態と連続停止状態とを繰り返す空気調和機について、予め定めた所定期間の各時刻帯毎に監視しその運転状況情報データを生成する生成手段と、
    空気調和機について予め定めた複数の運転状況のそれぞれについて、所定期間の各時刻帯毎の運転状況情報データを予め求めて並べた複数の運転状況判定用ひな型を記憶する記憶手段と、
    生成手段で生成された各時刻帯毎の運転状況情報データと、運転状況判定用ひな型と、を比較して空気調和機の運転状況を判定する手段と、
    を備え、
    運転状況情報データは、
    空気調和機の連続した作動期間と、連続した作動期間中の設定温度と室内温度の最高温度との温度差と、の積の総和、あるいは、連続した作動期間中の設定温度と室内温度との温度差の積分値から生成される熱出力情報を積算した積算熱出力情報を予め定めた所定期間の各時刻帯毎に求めたデータであることを特徴とする運転状況判定システム。
  4. 設定温度になると空気調和機の機能を作動/停止させる間欠運転により、室内の空気調和を行う空気調和機の運転状況を判定する空気調和機の運転状況判定システムであって、
    連続作動状態と連続停止状態とを繰り返す空気調和機について、予め定めた所定期間の各時刻帯毎に監視しその運転状況情報データを生成する生成手段と、
    空気調和機について予め定めた複数の運転状況のそれぞれについて、所定期間の各時刻帯毎の運転状況情報データを予め求めて並べた複数の運転状況判定用ひな型を記憶する記憶手段と、
    生成手段で生成された各時刻帯毎の運転状況情報データと、運転状況判定用ひな型と、を比較して空気調和機の運転状況を判定する手段と、
    を備え
    運転状況情報データは、
    空気調和機の機能の連続した停止期間と、連続した停止期間中の設定温度の下限温度と上限温度との温度差と、の積の総和から生成される熱負荷情報を積算した積算熱負荷情報を予め定めた所定期間の各時間帯毎に求めたデータであることを特徴とする空気調和機の運転状況判定システム。
JP2003364981A 2003-10-24 2003-10-24 空気調和機の運転状況判定方法及び運転状況判定システム Expired - Fee Related JP4473552B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003364981A JP4473552B2 (ja) 2003-10-24 2003-10-24 空気調和機の運転状況判定方法及び運転状況判定システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003364981A JP4473552B2 (ja) 2003-10-24 2003-10-24 空気調和機の運転状況判定方法及び運転状況判定システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005127643A JP2005127643A (ja) 2005-05-19
JP4473552B2 true JP4473552B2 (ja) 2010-06-02

Family

ID=34643797

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003364981A Expired - Fee Related JP4473552B2 (ja) 2003-10-24 2003-10-24 空気調和機の運転状況判定方法及び運転状況判定システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4473552B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101271059B1 (ko) * 2005-10-26 2013-06-04 삼성전자주식회사 공기조화기 에너지소비 진단장치 및 그 진단방법
JP4728909B2 (ja) * 2006-08-15 2011-07-20 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 空気調和機の診断装置
JP2009162435A (ja) * 2008-01-08 2009-07-23 Daikin Ind Ltd 能力診断データ記録装置及び空気調和機及び能力診断データ算出方法
JP5262122B2 (ja) * 2008-01-11 2013-08-14 ダイキン工業株式会社 空調機診断装置
EP2327937A4 (en) * 2008-08-19 2017-11-01 Daikin Industries, Ltd. Diagnostic aid device
JP4586927B2 (ja) * 2009-03-12 2010-11-24 ダイキン工業株式会社 機器管理システム
JP2010276287A (ja) * 2009-05-28 2010-12-09 Sanyo Electric Co Ltd 空調制御装置、空調制御プログラム及び空調システム
JP5325961B2 (ja) * 2011-10-05 2013-10-23 日比谷総合設備株式会社 空調立上時刻診断手法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02176342A (ja) * 1989-11-25 1990-07-09 Diesel Kiki Co Ltd 空気調和装置の制御装置
JP2900491B2 (ja) * 1990-03-27 1999-06-02 株式会社デンソー 空調制御装置
JPH04177038A (ja) * 1990-11-08 1992-06-24 Mitsubishi Electric Corp 空調機の温度制御装置
JPH09217953A (ja) * 1996-02-09 1997-08-19 Toshiba Corp 空調制御装置
JP4134379B2 (ja) * 1998-05-28 2008-08-20 松下電器産業株式会社 空調機器の使い方比較システム
JP2000270379A (ja) * 1999-03-12 2000-09-29 Toshiba Corp 地域ビル群エネルギー管理システム
JP2002335591A (ja) * 2001-03-09 2002-11-22 Osaka Gas Co Ltd エネルギ使用量提示システムおよびその方法
JP4387757B2 (ja) * 2003-10-15 2009-12-24 東芝キヤリア株式会社 空調機データ提供システムおよび空調機データ提供方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005127643A (ja) 2005-05-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA3090718C (en) Systems and methods of optimizing hvac control in a building or network of buildings
EP3904777B1 (en) Air-conditioner system and method for operating the same
CN104949271B (zh) 监测温度调节装置的方法及装置
JP4952722B2 (ja) 空調吹出パネル、同空調吹出パネルを備えた空調制御システム及び空調制御方法
JP5109732B2 (ja) 空調制御システム
CA2182684C (en) Apparatus and method for automatic climate control
EP2256422B1 (en) Air conditioning management system, air conditioning system, program, and recording medium
KR20080085733A (ko) 리모트 성능 감시 장치 및 리모트 성능 감시 방법
JP4473552B2 (ja) 空気調和機の運転状況判定方法及び運転状況判定システム
US20080099570A1 (en) System and method for estimating temperature drift and drive curves
EP1729223A2 (en) Demand control apparatus, electric power consumption prediction method, and program therefor
JP6085508B2 (ja) 空調設定温度算出装置、空調設定温度算出プログラム、及び空調設定温度算出方法
JP4562307B2 (ja) 店舗内機器遠隔監視システム
JP4270929B2 (ja) 空調管理装置および空調管理システム
JP2008025908A (ja) 最適化制御支援システム
CN109916016A (zh) 一种防止空调负荷调节滞后的方法及装置
US11054800B1 (en) Intelligent automatic building control system with integrated BAS and FMS, and facility management method by same intelligent automatic building control system
JP2005261050A (ja) エネルギー管理装置、施設監視制御装置、エネルギー管理プログラムおよび施設監視制御プログラム
CN104246638A (zh) 机械设备的管理系统
JP2018055172A (ja) エネルギー使用量監視装置、機器管理システム及びプログラム
JP2003074943A (ja) 空調制御方法およびその装置
US11143426B2 (en) Thermal demand adjustment device for energy network and thermal demand adjustment method for energy network
JP2004234302A (ja) プロセス管理装置
KR102053147B1 (ko) 공기조화기 및 그 제어방법
JP4705502B2 (ja) 空気調和機の使用状況診断装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051207

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080403

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090309

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090825

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091016

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100302

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100305

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130312

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4473552

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140312

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees