JP2005261050A - エネルギー管理装置、施設監視制御装置、エネルギー管理プログラムおよび施設監視制御プログラム - Google Patents

エネルギー管理装置、施設監視制御装置、エネルギー管理プログラムおよび施設監視制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ビルなどの施設のエネルギー消費量を削減し、省エネを実現する。
【解決手段】実績値取得部110が施設監視制御装置101〜10nからエネルギー消費量の実績値を定期的に取得し、消費量判定部140が実績値とアラームライン記憶部130に記憶された警報値とを比較して、実績値が警報値以上である施設があるか否かを判定し、実績値が警報値以上である施設がある場合に、制御指示部170がその施設の施設監視制御装置に対してエネルギー消費量を減少する制御指示を優先順位記憶部150および制御動作記憶部160を参照して送信するよう構成する。
【選択図】 図2



Description

この発明は、施設に備えられた設備のエネルギー消費量を管理するエネルギー管理装置、施設監視制御装置、エネルギー管理プログラムおよび施設監視制御プログラムに関し、特に、エネルギー消費量を目標値に沿って制御し、もってエネルギー消費量を削減することができるエネルギー管理装置、施設監視制御装置、エネルギー管理プログラムおよび施設監視制御プログラムに関するものである。
従来、BEMS(ビルエネルギーマネジメントシステム)では、ビルの消費エネルギーを監視し、ビル内のエネルギー消費設備が消費したエネルギーについてデータを収集・分析してビルの監視員や管理者に提供していた(例えば、特許文献1参照。)。ここで、BEMSが監視するエネルギーとしては、電気、ガス、石油などがある。
特開2001−141762号公報
しかしながら、従来のBEMSでは、消費エネルギーについて収集・分析した情報をビルの管理者などに提供するにとどまり、提供された情報の活用はビルの管理者などに任されていた。このため、エネルギーの消費量を監視するだけで、エネルギー消費量の削減などの直接的な効果にはつながらないという問題があった。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、エネルギー消費量を目標値に沿って制御し、もってエネルギー消費量を削減することができるエネルギー管理装置、施設監視制御装置、エネルギー管理プログラムおよび施設監視制御プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1に係る発明は、施設に備えられた設備を監視制御する施設監視制御装置とネットワークを介して接続され、該施設のエネルギー消費量を管理するエネルギー管理装置であって、前記施設の一定期間の累積エネルギー消費量の目標パターンを記憶した目標パターン記憶手段と、前記施設監視制御装置から前記一定期間の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値を受信する実績値受信手段と、前記実績値受信手段により受信された実績値が、前記目標パターン記憶手段により記憶された目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを判定する消費量判定手段と、前記消費量判定手段により実績値が警報値以上であると判定された場合に、前記施設監視制御装置にエネルギー消費量を削減する制御指示を送信する制御指示送信手段と、を備えたことを特徴とする。
この請求項1に係る発明によれば、施設の一定期間の累積エネルギー消費量の目標パターンを記憶し、施設監視制御装置から一定期間の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値を受信し、受信した実績値が、記憶した目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを判定し、実績値が警報値以上であると判定した場合に、施設監視制御装置にエネルギー消費量を削減する制御指示を送信するよう構成したので、エネルギー消費量を目標値に沿って制御することができる。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、施設のエネルギー消費量を減少させる設備操作を操作の優先順位とともに記憶した操作優先順位記憶手段を更に備え、前記制御指示送信手段は、前記操作優先順位記憶手段により記憶された設備操作の中から、実行する設備操作を優先順位に基づいて選択し、該選択した設備操作を前記制御指示として施設監視制御装置に送信することを特徴とする。
この請求項2に係る発明によれば、施設のエネルギー消費量を減少させる設備操作を操作の優先順位とともに記憶し、記憶した設備操作の中から、実行する設備操作を優先順位に基づいて選択し、選択した設備操作を制御指示として施設監視制御装置に送信するよう構成したので、設備の優先度に基づいてエネルギー消費量を管理することができる。
また、請求項3に係る発明は、請求項2に係る発明において、警報値以上になった累積エネルギー消費量の実績値が前記設備操作によって警報値より少なくなったか否かを所定の時間経過後に判定し、警報値より少なくなった場合に該設備操作を元に戻す復帰操作を前記施設監視制御装置に送信する復帰指示送信手段を更に備えたことを特徴とする。
この請求項3に係る発明によれば、警報値以上になった累積エネルギー消費量の実績値が設備操作によって警報値より少なくなったか否かを所定の時間経過後に判定し、警報値より少なくなった場合に設備操作を元に戻す復帰操作を施設監視制御装置に送信するよう構成したので、エネルギー消費量を不必要に削減することを防ぐことができる。
また、請求項4に係る発明は、請求項1、2または3に係る発明において、前記目標パターンに基づく警報値を前記一定期間の警報パターンとして記憶する警報パターン記憶手段を更に備え、前記消費量判定手段は、前記警報パターン記憶手段に警報パターンとして記憶された警報値を用いて実績値が警報値以上であるか否かを判定することを特徴とする。
この請求項4に係る発明によれば、目標パターンに基づく警報値を一定期間の警報パターンとして記憶し、警報パターンとして記憶した警報値を用いて実績値が警報値以上であるか否かを判定するよう構成したので、実績値が警報値以上であるか否かを簡単に判定することができる。
また、請求項5に係る発明は、請求項4に係る発明において、前記警報パターン記憶手段に記憶される警報パターンは、目標パターンを一定の割合だけ増減したものであり、該一定の割合は、エネルギー消費量の実績に基づいて変動することを特徴とする。
この請求項5に係る発明によれば、記憶する警報パターンは、目標パターンを一定の割合だけ増減したものであり、この一定の割合は、エネルギー消費量の実績に基づいて変動するよう構成したので、エネルギー消費量の実績に基づいて制御を調整することができる。
また、請求項6に係る発明は、請求項1〜5に係る発明において、前記目標パターン記憶手段は、一定期間の累積エネルギー消費量の目標パターンを所定の時間間隔で記憶し、前記実績値受信手段は、前記開始時点から所定の時間間隔で実績値を受信し、前記消費量判定手段は、前記実績値受信手段により所定の時間間隔で受信された実績値が、前記目標パターン記憶手段により所定の時間間隔で記憶された目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを判定することを特徴とする。
この請求項6に係る発明によれば、一定期間の累積エネルギー消費量の目標パターンを所定の時間間隔で記憶し、一定期間の開始時点から所定の時間間隔で実績値を受信し、所定の時間間隔で受信した実績値が、所定の時間間隔で記憶した目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを判定するよう構成したので、エネルギー消費量を目標値に沿って確実に制御することができる。
また、請求項7に係る発明は、請求項1〜6に係る発明において、前記目標パターン記憶手段は、1日の累積エネルギー消費量の目標パターンを記憶し、前記実績値受信手段は、前記施設監視制御装置から1日の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値を受信することを特徴とする。
この請求項7に係る発明によれば、1日の累積エネルギー消費量の目標パターンを記憶し、施設監視制御装置から1日の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値を受信するよう構成したので、1日単位でエネルギー消費量を管理することができる。
また、請求項8に係る発明は、請求項1〜7に係る発明において、前記目標パターン記憶手段は、過去の実績データまたはシミュレーション結果に基づく目標パターンを記憶することを特徴とする。
この請求項8に係る発明によれば、過去の実績データまたはシミュレーション結果に基づく目標パターンを記憶するよう構成したので、目標パターンを過去の実績値またはシミュレーション結果を反映させたものとすることができる。
また、請求項9に係る発明は、請求項1〜8に係る発明において、前記目標パターン記憶手段は、エネルギー需要が異なる暖房期、冷房期および中間期にそれぞれ対応して異なる目標パターンを記憶することを特徴とする。
この請求項9に係る発明によれば、エネルギー需要が異なる暖房期、冷房期および中間期にそれぞれ対応して異なる目標パターンを記憶することとしたので、目標パターンをエネルギー需要に適したものにすることができる。
また、請求項10に係る発明は、請求項9に係る発明において、前記目標パターン記憶手段は、前記暖房期、冷房期および中間期の各期をそれぞれ細分した細分期間ごとに目標パターンを記憶し、各細分期間の目標パターンは、細分前の該各期の目標パターンを該各期および該各細分期間の外気温の相違に基づいて補正したものであることを特徴とする。
この請求項10に係る発明によれば、暖房期、冷房期および中間期の各期をそれぞれ細分した細分期間ごとに目標パターンを記憶し、各細分期間の目標パターンは、細分前の各期の目標パターンを各期および各細分期間の外気温の相違に基づいて補正したものであるよう構成したので、目標パターンをよりエネルギー需要に適したものにすることができる。
また、請求項11に係る発明は、施設に備えられた設備を監視制御する施設監視制御装置とネットワークを介して接続され、該施設のエネルギー消費量を管理するエネルギー管理装置であって、前記施設の一定期間の累積エネルギー消費量の目標パターンを記憶した目標パターン記憶手段と、前記施設監視制御装置から施設のエネルギー消費量についての実績データを受信する実績データ受信手段と、前記実績データ受信手段により受信された実績データに基づいて前記一定期間の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値を算出する算出手段と、前記算出手段により算出された実績値が、前記目標パターン記憶手段により記憶された目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを判定する消費量判定手段と、前記消費量判定手段により実績値が警報値以上であると判定された場合に、前記施設監視制御装置にエネルギー消費量を削減する制御指示を送信する制御指示送信手段と、を備えたことを特徴とする。
この請求項11に係る発明によれば、施設の一定期間の累積エネルギー消費量の目標パターンを記憶し、施設監視制御装置から施設のエネルギー消費量についての実績データを受信し、受信した実績データに基づいて一定期間の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値を算出し、算出した実績値が、記憶した目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを判定し、実績値が警報値以上であると判定した場合に、施設監視制御装置にエネルギー消費量を削減する制御指示を送信するよう構成したので、エネルギー消費量を目標値に沿って制御することができる。
また、請求項12に係る発明は、請求項11に係る発明において、前記施設のエネルギー消費量を減少させる設備操作を操作の優先順位とともに記憶した操作優先順位記憶手段を更に備え、前記制御指示送信手段は、前記操作優先順位記憶手段により記憶された設備操作の中から、実行する設備操作を優先順位に基づいて選択し、該選択した設備操作を前記制御指示として施設監視制御装置に送信することを特徴とする。
この請求項12に係る発明によれば、施設のエネルギー消費量を減少させる設備操作を操作の優先順位とともに記憶し、記憶した設備操作の中から、実行する設備操作を優先順位に基づいて選択し、選択した設備操作を制御指示として施設監視制御装置に送信するよう構成したので、設備の優先度に基づいてエネルギー消費量を管理することができる。
また、請求項13に係る発明は、請求項12に係る発明において、警報値以上になった累積エネルギー消費量の実績値が前記設備操作によって警報値より少なくなったか否かを所定の時間経過後に判定し、警報値より少なくなった場合に該設備操作を元に戻す復帰操作を前記施設監視制御装置に送信する復帰指示送信手段を更に備えたことを特徴とする。
この請求項13に係る発明によれば、警報値以上になった累積エネルギー消費量の実績値が設備操作によって警報値より少なくなったか否かを所定の時間経過後に判定し、警報値より少なくなった場合に設備操作を元に戻す復帰操作を施設監視制御装置に送信するよう構成したので、エネルギー消費量を不必要に削減することを防ぐことができる。
また、請求項14に係る発明は、請求項11、12または13に係る発明において、前記目標パターンに基づく警報値を前記一定期間の警報パターンとして記憶する警報パターン記憶手段を更に備え、前記消費量判定手段は、前記警報パターン記憶手段に警報パターンとして記憶された警報値を用いて実績値が警報値以上であるか否かを判定することを特徴とする。
この請求項14に係る発明によれば、目標パターンに基づく警報値を一定期間の警報パターンとして記憶し、警報パターンとして記憶した警報値を用いて実績値が警報値以上であるか否かを判定するよう構成したので、実績値が警報値以上であるか否かを簡単に判定することができる。
また、請求項15に係る発明は、請求項14に係る発明において、前記警報パターン記憶手段に記憶される警報パターンは、目標パターンを一定の割合だけ増減したものであり、該一定の割合は、エネルギー消費量の実績に基づいて変動することを特徴とする。
この請求項15に係る発明によれば、記憶する警報パターンは、目標パターンを一定の割合だけ増減したものであり、この一定の割合は、エネルギー消費量の実績に基づいて変動するよう構成したので、エネルギー消費量の実績に基づいて制御を調整することができる。
また、請求項16に係る発明は、請求項11〜15に係る発明において、前記目標パターン記憶手段は、一定期間の累積エネルギー消費量の目標パターンを所定の時間間隔で記憶し、前記実績データ受信手段は、前記開始時点から所定の時間間隔で実績データを受信し、前記算出手段は、前記実績データ受信手段により所定の時間間隔で受信された実績データに基づいて前記一定期間の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値を該所定の時間間隔で算出し、前記消費量判定手段は、前記算出手段により所定の時間間隔で算出された実績値が、前記目標パターン記憶手段により所定の時間間隔で記憶された目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを判定することを特徴とする。
この請求項16に係る発明によれば、一定期間の累積エネルギー消費量の目標パターンを所定の時間間隔で記憶し、一定期間の開始時点から所定の時間間隔で実績値を受信し、所定の時間間隔で受信した実績値が、所定の時間間隔で記憶した目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを判定するよう構成したので、エネルギー消費量を目標値に沿って確実に制御することができる。
また、請求項17に係る発明は、請求項11〜16に係る発明において、前記目標パターン記憶手段は、1日の累積エネルギー消費量の目標パターンを記憶し、前記算出手段は、前記実績データ受信手段により受信された実績データに基づいて1日の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値を算出することを特徴とする。
この請求項17に係る発明によれば、1日の累積エネルギー消費量の目標パターンを記憶し、施設監視制御装置から1日の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値を受信するよう構成したので、1日単位でエネルギー消費量を管理することができる。
また、請求項18に係る発明は、請求項11〜17に係る発明において、前記目標パターン記憶手段は、過去の実績データまたはシミュレーション結果に基づく目標パターンを記憶することを特徴とする。
この請求項18に係る発明によれば、過去の実績データまたはシミュレーション結果に基づく目標パターンを記憶するよう構成したので、目標パターンを過去の実績値またはシミュレーション結果を反映させたものとすることができる。
また、請求項19に係る発明は、請求項11〜18に係る発明において、前記目標パターン記憶手段は、エネルギー需要が異なる暖房期、冷房期および中間期にそれぞれ対応して異なる目標パターンを記憶することを特徴とする。
この請求項19に係る発明によれば、エネルギー需要が異なる暖房期、冷房期および中間期にそれぞれ対応して異なる目標パターンを記憶することとしたので、目標パターンをエネルギー需要に適したものにすることができる。
また、請求項20に係る発明は、請求項19に係る発明において、前記目標パターン記憶手段は、前記暖房期、冷房期および中間期の各期をそれぞれ細分した細分期間ごとに目標パターンを記憶し、各細分期間の目標パターンは、細分前の該各期の目標パターンを該各期および該各細分期間の外気温の相違に基づいて補正したものであることを特徴とする。
この請求項20に係る発明によれば、暖房期、冷房期および中間期の各期をそれぞれ細分した細分期間ごとに目標パターンを記憶し、各細分期間の目標パターンは、細分前の各期の目標パターンを各期および各細分期間の外気温の相違に基づいて補正したものであるよう構成したので、目標パターンをよりエネルギー需要に適したものにすることができる。
また、請求項21に係る発明は、施設に備えられた設備を監視制御する施設監視制御装置であって、前記施設の一定期間の累積エネルギー消費量の目標パターンを記憶した目標パターン記憶手段と、前記一定期間の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値が、前記目標パターン記憶手段により記憶された目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを判定する消費量判定手段と、前記消費量判定手段により実績値が警報値以上であると判定された場合に、エネルギー消費量を削減する操作を設備に対して行う設備操作手段と、を備えたことを特徴とする。
この請求項21に係る発明によれば、施設の一定期間の累積エネルギー消費量の目標パターンを記憶し、一定期間の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値が、記憶した目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを判定し、実績値が警報値以上であると判定した場合に、エネルギー消費量を削減する操作を設備に対して行うよう構成したので、エネルギー消費量を目標値に沿って制御することができる。
また、請求項22に係る発明は、請求項21に係る発明において、前記施設のエネルギー消費量を減少させる設備操作を操作の優先順位とともに記憶した操作優先順位記憶手段を更に備え、前記設備操作手段は、前記操作優先順位記憶手段により記憶された設備操作の中から、実行する設備操作を優先順位に基づいて選択し、該選択した設備操作を行うことを特徴とする。
この請求項22に係る発明によれば、施設のエネルギー消費量を減少させる設備操作を操作の優先順位とともに記憶し、記憶した設備操作の中から、実行する設備操作を優先順位に基づいて選択し、選択した設備操作を行うよう構成したので、設備の優先度に基づいてエネルギー消費量を管理することができる。
また、請求項23に係る発明は、請求項22に係る発明において、警報値以上になった累積エネルギー消費量の実績値が前記設備操作によって警報値より少なくなったか否かを所定の時間経過後に判定し、警報値より少なくなった場合に該設備操作を元に戻す復帰操作を行う復帰操作手段を更に備えたことを特徴とする。
この請求項23に係る発明によれば、警報値以上になった累積エネルギー消費量の実績値が設備操作によって警報値より少なくなったか否かを所定の時間経過後に判定し、警報値より少なくなった場合に設備操作を元に戻す復帰操作を行うよう構成したので、エネルギー消費量を不必要に削減することを防ぐことができる。
また、請求項24に係る発明は、請求項21、22または23に係る発明において、前記目標パターンに基づく警報値を前記一定期間の警報パターンとして記憶する警報パターン記憶手段を更に備え、前記消費量判定手段は、前記警報パターン記憶手段に警報パターンとして記憶された警報値を用いて実績値が警報値以上であるか否かを判定することを特徴とする。
この請求項24に係る発明によれば、目標パターンに基づく警報値を一定期間の警報パターンとして記憶し、警報パターンとして記憶した警報値を用いて実績値が警報値以上であるか否かを判定するよう構成したので、実績値が警報値以上であるか否かを簡単に判定することができる。
また、請求項25に係る発明は、請求項24に係る発明において、前記警報パターン記憶手段に記憶される警報パターンは、目標パターンを一定の割合だけ増減したものであり、該一定の割合は、エネルギー消費量の実績に基づいて変動することを特徴とする。
この請求項25に係る発明によれば、記憶する警報パターンは、目標パターンを一定の割合だけ増減したものであり、この一定の割合は、エネルギー消費量の実績に基づいて変動するよう構成したので、エネルギー消費量の実績に基づいて制御を調整することができる。
また、請求項26に係る発明は、請求項21〜25に係る発明において、前記目標パターン記憶手段は、一定期間の累積エネルギー消費量の目標パターンを所定の時間間隔で記憶し、前記消費量判定手段は、実績値が目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを前記所定の時間間隔で判定することを特徴とする。
この請求項26に係る発明によれば、一定期間の累積エネルギー消費量の目標パターンを所定の時間間隔で記憶し、実績値が目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを所定の時間間隔で判定するよう構成したので、エネルギー消費量を目標値に沿って確実に制御することができる。
また、請求項27に係る発明は、請求項21〜26に係る発明において、前記目標パターン記憶手段は、1日の累積エネルギー消費量の目標パターンを記憶し、前記消費量判定手段は、1日の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値が、前記目標パターン記憶手段により記憶された目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを判定することを特徴とする。
この請求項27に係る発明によれば、1日の累積エネルギー消費量の目標パターンを記憶し、1日の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値が、記憶した目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを判定するよう構成したので、1日単位でエネルギー消費量を管理することができる。
また、請求項28に係る発明は、請求項21〜27に係る発明において、前記目標パターン記憶手段は、過去の実績データまたはシミュレーション結果に基づく目標パターンを記憶することを特徴とする。
この請求項28に係る発明によれば、過去の実績データまたはシミュレーション結果に基づく目標パターンを記憶するよう構成したので、目標パターンを過去の実績値またはシミュレーション結果を反映させたものとすることができる。
また、請求項29に係る発明は、請求項21〜28に係る発明において、前記目標パターン記憶手段は、エネルギー需要が異なる暖房期、冷房期および中間期にそれぞれ対応して異なる目標パターンを記憶することを特徴とする。
この請求項29に係る発明によれば、エネルギー需要が異なる暖房期、冷房期および中間期にそれぞれ対応して異なる目標パターンを記憶するよう構成したので、目標パターンをエネルギー需要に適したものにすることができる。
また、請求項30に係る発明は、請求項29に係る発明において、前記目標パターン記憶手段は、前記暖房期、冷房期および中間期の各期をそれぞれ細分した細分期間ごとに目標パターンを記憶し、各細分期間の目標パターンは、細分前の該各期の目標パターンを該各期および該各細分期間の外気温の相違に基づいて補正したものであることを特徴とする。
この請求項30に係る発明によれば、暖房期、冷房期および中間期の各期をそれぞれ細分した細分期間ごとに目標パターンを記憶し、各細分期間の目標パターンは、細分前の各期の目標パターンを各期および各細分期間の外気温の相違に基づいて補正したものであるよう構成したので、目標パターンをよりエネルギー需要に適したものにすることができる。
また、請求項31に係る発明は、施設に備えられた設備を監視制御する施設監視制御装置に接続される該施設のエネルギー消費量を管理するエネルギー管理装置であって、前記施設の一定期間の累積エネルギー消費量の目標パターンを記憶した目標パターン記憶手段と、前記施設監視制御装置から前記一定期間の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値を入力する実績値入力手段と、前記実績値入力手段により入力された実績値が、前記目標パターン記憶手段により記憶された目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを判定する消費量判定手段と、前記消費量判定手段により実績値が警報値以上であると判定された場合に、前記施設監視制御装置にエネルギー消費量を削減する制御指示を出力する制御指示出力手段と、を備えたことを特徴とする。
この請求項31に係る発明によれば、施設の一定期間の累積エネルギー消費量の目標パターンを記憶し、施設監視制御装置から一定期間の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値を入力し、入力した実績値が、記憶した目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを判定し、実績値が警報値以上であると判定した場合に、施設監視制御装置にエネルギー消費量を削減する制御指示を出力するよう構成したので、エネルギー消費量を目標値に沿って制御することができる。
また、請求項32に係る発明は、請求項31に係る発明において、前記施設のエネルギー消費量を減少させる設備操作を操作の優先順位とともに記憶した操作優先順位記憶手段を更に備え、前記制御指示出力手段は、前記操作優先順位記憶手段により記憶された設備操作の中から、実行する設備操作を優先順位に基づいて選択し、該選択した設備操作を前記制御指示として施設監視制御装置に出力することを特徴とする。
この請求項32に係る発明によれば、施設のエネルギー消費量を減少させる設備操作を操作の優先順位とともに記憶し、記憶した設備操作の中から、実行する設備操作を優先順位に基づいて選択し、選択した設備操作を制御指示として施設監視制御装置に出力するよう構成したので、設備の優先度に基づいてエネルギー消費量を管理することができる。
また、請求項33に係る発明は、請求項32に係る発明において、警報値以上になった累積エネルギー消費量の実績値が前記設備操作によって警報値より少なくなったか否かを所定の時間経過後に判定し、警報値より少なくなった場合に該設備操作を元に戻す復帰操作を前記施設監視制御装置に出力する復帰指示出力手段を更に備えたことを特徴とする。
この請求項33に係る発明によれば、警報値以上になった累積エネルギー消費量の実績値が設備操作によって警報値より少なくなったか否かを所定の時間経過後に判定し、警報値より少なくなった場合に設備操作を元に戻す復帰操作を施設監視制御装置に出力するよう構成したので、エネルギー消費量を不必要に削減することを防ぐことができる。
また、請求項34に係る発明は、請求項31、32または33に係る発明において、前記目標パターンに基づく警報値を前記一定期間の警報パターンとして記憶する警報パターン記憶手段を更に備え、前記消費量判定手段は、前記警報パターン記憶手段に警報パターンとして記憶された警報値を用いて実績値が警報値以上であるか否かを判定することを特徴とする。
この請求項34に係る発明によれば、目標パターンに基づく警報値を一定期間の警報パターンとして記憶し、警報パターンとして記憶した警報値を用いて実績値が警報値以上であるか否かを判定するよう構成したので、実績値が警報値以上であるか否かを簡単に判定することができる。
また、請求項35に係る発明は、請求項34に係る発明において、前記警報パターン記憶手段に記憶される警報パターンは、目標パターンを一定の割合だけ増減したものであり、該一定の割合は、エネルギー消費量の実績に基づいて変動することを特徴とする。
この請求項35に係る発明によれば、記憶する警報パターンは、目標パターンを一定の割合だけ増減したものであり、この一定の割合は、エネルギー消費量の実績に基づいて変動するよう構成したので、エネルギー消費量の実績に基づいて制御を調整することができる。
また、請求項36に係る発明は、請求項31〜35に係る発明において、前記目標パターン記憶手段は、一定期間の累積エネルギー消費量の目標パターンを所定の時間間隔で記憶し、前記実績値入力手段は、前記開始時点から所定の時間間隔で実績値を入力し、前記消費量判定手段は、前記実績値入力手段により所定の時間間隔で入力された実績値が、前記目標パターン記憶手段により所定の時間間隔で記憶された目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを判定することを特徴とする。
この請求項36に係る発明によれば、一定期間の累積エネルギー消費量の目標パターンを所定の時間間隔で記憶し、開始時点から所定の時間間隔で実績値を入力し、所定の時間間隔で入力した実績値が、所定の時間間隔で記憶した目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを判定するよう構成したので、エネルギー消費量を目標値に沿って確実に制御することができる。
また、請求項37に係る発明は、請求項31〜36に係る発明において、前記目標パターン記憶手段は、1日の累積エネルギー消費量の目標パターンを記憶し、前記実績値入力手段は、前記施設監視制御装置から1日の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値を入力することを特徴とする。
この請求項37に係る発明によれば、1日の累積エネルギー消費量の目標パターンを記憶し、施設監視制御装置から1日の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値を入力するよう構成したので、1日単位でエネルギー消費量を管理することができる。
また、請求項38に係る発明は、請求項31〜37に係る発明において、前記目標パターン記憶手段は、過去の実績データまたはシミュレーション結果に基づく目標パターンを記憶することを特徴とする。
この請求項38に係る発明によれば、過去の実績データまたはシミュレーション結果に基づく目標パターンを記憶するよう構成したので、目標パターンを過去の実績値またはシミュレーション結果を反映させたものとすることができる。
また、請求項39に係る発明は、請求項31〜38に係る発明において、前記目標パターン記憶手段は、エネルギー需要が異なる暖房期、冷房期および中間期にそれぞれ対応して異なる目標パターンを記憶することを特徴とする。
この請求項39に係る発明によれば、エネルギー需要が異なる暖房期、冷房期および中間期にそれぞれ対応して異なる目標パターンを記憶するよう構成したので、目標パターンをエネルギー需要に適したものにすることができる。
また、請求項40に係る発明は、請求項39に係る発明において、前記目標パターン記憶手段は、前記暖房期、冷房期および中間期の各期をそれぞれ細分した細分期間ごとに目標パターンを記憶し、各細分期間の目標パターンは、細分前の該各期の目標パターンを該各期および該各細分期間の外気温の相違に基づいて補正したものであることを特徴とする。
この請求項40に係る発明によれば、暖房期、冷房期および中間期の各期をそれぞれ細分した細分期間ごとに目標パターンを記憶し、各細分期間の目標パターンは、細分前の各期の目標パターンを各期および各細分期間の外気温の相違に基づいて補正したものであるよう構成したので、目標パターンをよりエネルギー需要に適したものにすることができる。
また、請求項41に係る発明は、施設に備えられた設備を監視制御する施設監視制御装置に接続される該施設のエネルギー消費量を管理するエネルギー管理装置であって、前記施設の一定期間の累積エネルギー消費量の目標パターンを記憶した目標パターン記憶手段と、前記施設監視制御装置から施設のエネルギー消費量についての実績データを入力する実績データ入力手段と、前記実績データ入力手段により入力された実績データに基づいて前記一定期間の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値を算出する算出手段と、前記算出手段により算出された実績値が、前記目標パターン記憶手段により記憶された目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを判定する消費量判定手段と、前記消費量判定手段により実績値が警報値以上であると判定された場合に、前記施設監視制御装置にエネルギー消費量を削減する制御指示を出力する制御指示出力手段と、を備えたことを特徴とする。
この請求項41に係る発明によれば、施設の一定期間の累積エネルギー消費量の目標パターンを記憶し、施設監視制御装置から施設のエネルギー消費量についての実績データを入力し、入力した実績データに基づいて一定期間の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値を算出し、算出した実績値が、記憶した目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを判定し、実績値が警報値以上であると判定した場合に、施設監視制御装置にエネルギー消費量を削減する制御指示を出力するよう構成したので、エネルギー消費量を目標値に沿って制御することができる。
また、請求項42に係る発明は、請求項41に係る発明において、前記施設のエネルギー消費量を減少させる設備操作を操作の優先順位とともに記憶した操作優先順位記憶手段を更に備え、前記制御指示送信手段は、前記操作優先順位記憶手段により記憶された設備操作の中から、実行する設備操作を優先順位に基づいて選択し、該選択した設備操作を前記制御指示として施設監視制御装置に出力することを特徴とする。
この請求項42に係る発明によれば、施設のエネルギー消費量を減少させる設備操作を操作の優先順位とともに記憶し、記憶した設備操作の中から、実行する設備操作を優先順位に基づいて選択し、選択した設備操作を制御指示として施設監視制御装置に出力するよう構成したので、設備の優先度に基づいてエネルギー消費量を管理することができる。
また、請求項43に係る発明は、請求項42に係る発明において、警報値以上になった累積エネルギー消費量の実績値が前記設備操作によって警報値より少なくなったか否かを所定の時間経過後に判定し、警報値より少なくなった場合に該設備操作を元に戻す復帰操作を前記施設監視制御装置に出力する復帰指示出力手段を更に備えたことを特徴とする。
この請求項43に係る発明によれば、警報値以上になった累積エネルギー消費量の実績値が設備操作によって警報値より少なくなったか否かを所定の時間経過後に判定し、警報値より少なくなった場合に設備操作を元に戻す復帰操作を施設監視制御装置に出力するよう構成したので、エネルギー消費量を不必要に削減することを防ぐことができる。
また、請求項44に係る発明は、請求項41、42または43に係る発明において、前記目標パターンに基づく警報値を前記一定期間の警報パターンとして記憶する警報パターン記憶手段を更に備え、前記消費量判定手段は、前記警報パターン記憶手段に警報パターンとして記憶された警報値を用いて実績値が警報値以上であるか否かを判定することを特徴とする。
この請求項44に係る発明によれば、目標パターンに基づく警報値を一定期間の警報パターンとして記憶し、警報パターンとして記憶した警報値を用いて実績値が警報値以上であるか否かを判定するよう構成したので、実績値が警報値以上であるか否かを簡単に判定することができる。
また、請求項45に係る発明は、請求項44に係る発明において、前記警報パターン記憶手段に記憶される警報パターンは、目標パターンを一定の割合だけ増減したものであり、該一定の割合は、エネルギー消費量の実績に基づいて変動することを特徴とする。
この請求項45に係る発明によれば、記憶する警報パターンは、目標パターンを一定の割合だけ増減したものであり、この一定の割合は、エネルギー消費量の実績に基づいて変動するよう構成したので、エネルギー消費量の実績に基づいて制御を調整することができる。
また、請求項46に係る発明は、請求項41〜45に係る発明において、前記目標パターン記憶手段は、一定期間の累積エネルギー消費量の目標パターンを所定の時間間隔で記憶し、前記実績データ入力手段は、前記開始時点から所定の時間間隔で実績データを入力し、前記算出手段は、前記実績データ受入力手段により所定の時間間隔で入力された実績データに基づいて前記一定期間の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値を該所定の時間間隔で算出し、前記消費量判定手段は、前記算出手段により所定の時間間隔で算出された実績値が、前記目標パターン記憶手段により所定の時間間隔で記憶された目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを判定することを特徴とする。
この請求項46に係る発明によれば、一定期間の累積エネルギー消費量の目標パターンを所定の時間間隔で記憶し、一定期間の開始時点から所定の時間間隔で実績データを入力し、所定の時間間隔で入力した実績データに基づいて一定期間の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値を所定の時間間隔で算出し、所定の時間間隔で算出した実績値が、所定の時間間隔で記憶した目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを判定するよう構成したので、エネルギー消費量を目標値に沿って確実に制御することができる。
また、請求項47に係る発明は、請求項41〜46に係る発明において、前記目標パターン記憶手段は、1日の累積エネルギー消費量の目標パターンを記憶し、前記算出手段は、前記実績データ入力手段により入力された実績データに基づいて1日の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値を算出することを特徴とする。
この請求項47に係る発明によれば、1日の累積エネルギー消費量の目標パターンを記憶し、入力した実績データに基づいて1日の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値を算出するよう構成したので、1日単位でエネルギー消費量を管理することができる。
また、請求項48に係る発明は、請求項41〜47に係る発明において、前記目標パターン記憶手段は、過去の実績データまたはシミュレーション結果に基づく目標パターンを記憶することを特徴とする。
この請求項48に係る発明によれば、過去の実績データまたはシミュレーション結果に基づく目標パターンを記憶するよう構成したので、目標パターンを過去の実績値またはシミュレーション結果を反映させたものとすることができる。
また、請求項49に係る発明は、請求項41〜48に係る発明において、前記目標パターン記憶手段は、エネルギー需要が異なる暖房期、冷房期および中間期にそれぞれ対応して異なる目標パターンを記憶することを特徴とする。
この請求項49に係る発明によれば、エネルギー需要が異なる暖房期、冷房期および中間期にそれぞれ対応して異なる目標パターンを記憶することとしたので、目標パターンをエネルギー需要に適したものにすることができる。
また、請求項50に係る発明は、請求項49に係る発明において、前記目標パターン記憶手段は、前記暖房期、冷房期および中間期の各期をそれぞれ細分した細分期間ごとに目標パターンを記憶し、各細分期間の目標パターンは、細分前の該各期の目標パターンを該各期および該各細分期間の外気温の相違に基づいて補正したものであることを特徴とする。
この請求項50に係る発明によれば、暖房期、冷房期および中間期の各期をそれぞれ細分した細分期間ごとに目標パターンを記憶し、各細分期間の目標パターンは、細分前の各期の目標パターンを各期および各細分期間の外気温の相違に基づいて補正したものであるよう構成したので、目標パターンをよりエネルギー需要に適したものにすることができる。
また、請求項51に係る発明は、施設に備えられた設備を監視制御する施設監視制御装置とネットワークを介して接続されるコンピュータで実行され、該施設のエネルギー消費量を管理するエネルギー管理プログラムであって、前記施設監視制御装置から一定期間の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値を受信する実績値受信手順と、前記実績値受信手順により受信された実績値が、前記一定期間の施設の累積エネルギー消費量の目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを判定する消費量判定手順と、前記消費量判定手順により実績値が警報値以上であると判定された場合に、前記施設監視制御装置にエネルギー消費量を削減する制御指示を送信する制御指示送信手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
この請求項51に係る発明によれば、施設監視制御装置から一定期間の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値を受信し、受信した実績値が、一定期間の施設の累積エネルギー消費量の目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを判定し、実績値が警報値以上であると判定した場合に、施設監視制御装置にエネルギー消費量を削減する制御指示を送信するよう構成したので、エネルギー消費量を目標値に沿って制御することができる。
また、請求項52に係る発明は、請求項51に係る発明において、前記施設のエネルギー消費量を減少させる設備操作を操作の優先順位とともに記憶した記憶装置から、実行する設備操作を優先順位に基づいて読み出す設備操作読出し手順を更にコンピュータに実行させ、前記制御指示送信手順は、前記設備操作読出し手順により読み出された設備操作を前記制御指示として施設監視制御装置に送信することを特徴とする。
この請求項52に係る発明によれば、施設のエネルギー消費量を減少させる設備操作を操作の優先順位とともに記憶した記憶装置から、実行する設備操作を優先順位に基づいて読み出し、読み出した設備操作を前記制御指示として施設監視制御装置に送信するよう構成したので、設備の優先度に基づいてエネルギー消費量を削減することができる。
また、請求項53に係る発明は、請求項52に係る発明において、警報値以上になった累積エネルギー消費量の実績値が前記設備操作によって警報値より少なくなったか否かを所定の時間経過後に判定し、警報値より少なくなった場合に該設備操作を元に戻す復帰操作を前記施設監視制御装置に送信する復帰指示送信手順を更にコンピュータに実行させることを特徴とする。
この請求項53に係る発明によれば、警報値以上になった累積エネルギー消費量の実績値が設備操作によって警報値より少なくなったか否かを所定の時間経過後に判定し、警報値より少なくなった場合に設備操作を元に戻す復帰操作を施設監視制御装置に送信するよう構成したので、エネルギー消費量を不必要に削減することを防ぐことができる。
また、請求項54に係る発明は、請求項51、52または53に係る発明において、前記消費量判定手順は、前記目標パターンに基づく警報値を前記一定期間の警報パターンとして記憶する記憶装置から読み出して実績値が警報値以上であるか否かを判定することを特徴とする。
この請求項54に係る発明によれば、目標パターンに基づく警報値を一定期間の警報パターンとして記憶する記憶装置から読み出して実績値が警報値以上であるか否かを判定するよう構成したので、実績値が警報値以上であるか否かを簡単に判定することができる。
また、請求項55に係る発明は、請求項54に係る発明において、前記記憶装置に記憶される警報パターンは、目標パターンを一定の割合だけ増減したものであり、該一定の割合は、エネルギー消費量の実績に基づいて変動することを特徴とする。
この請求項55に係る発明によれば、記憶装置に記憶する警報パターンは、目標パターンを一定の割合だけ増減したものであり、この一定の割合は、エネルギー消費量の実績に基づいて変動するよう構成したので、エネルギー消費量の実績に基づいて制御を調整することができる。
また、請求項56に係る発明は、請求項51〜55に係る発明において、前記実績値受信手順は、前記開始時点から所定の時間間隔で実績値を受信し、前記消費量判定手順は、前記実績値受信手順により所定の時間間隔で受信された実績値が、一定期間の累積エネルギー消費量の目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを所定の時間間隔で判定することを特徴とする。
この請求項56に係る発明によれば、開始時点から所定の時間間隔で実績値を受信し、所定の時間間隔で受信した実績値が、一定期間の累積エネルギー消費量の目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを所定の時間間隔で判定するよう構成したので、エネルギー消費量を目標値に沿って確実に制御することができる。
また、請求項57に係る発明は、請求項51〜56に係る発明において、前記実績値受信手順は、前記施設監視制御装置から1日の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値を受信し、前記消費量判定手順は、前記実績値受信手順により受信された実績値が、1日の施設の累積エネルギー消費量の目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを判定することを特徴とする。
この請求項57に係る発明によれば、施設監視制御装置から1日の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値を受信し、受信した実績値が、1日の施設の累積エネルギー消費量の目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを判定するよう構成したので、1日単位でエネルギー消費量を管理することができる。
また、請求項58に係る発明は、請求項51〜57に係る発明において、前記目標パターンは、過去の実績データまたはシミュレーション結果に基づくものであることを特徴とする。
この請求項58に係る発明によれば、目標パターンは、過去の実績データまたはシミュレーション結果に基づくものであるよう構成したので、目標パターンを過去の実績値またはシミュレーション結果を反映させたものとすることができる。
また、請求項59に係る発明は、請求項51〜58に係る発明において、前記目標パターンは、エネルギー需要が異なる暖房期、冷房期および中間期にそれぞれ対応して異なる目標パターンであることを特徴とする。
この請求項59に係る発明によれば、目標パターンは、エネルギー需要が異なる暖房期、冷房期および中間期にそれぞれ対応して異なる目標パターンであるよう構成したので、目標パターンをエネルギー需要に適したものにすることができる。
また、請求項60に係る発明は、請求項59に係る発明において、前記目標パターンは、前記暖房期、冷房期および中間期の各期をそれぞれ細分した細分期間ごとの目標パターンであり、各細分期間の目標パターンは、細分前の該各期の目標パターンを該各期および該各細分期間の外気温の相違に基づいて補正したものであることを特徴とする。
この請求項60に係る発明によれば、目標パターンは、暖房期、冷房期および中間期の各期をそれぞれ細分した細分期間ごとの目標パターンであり、各細分期間の目標パターンは、細分前の各期の目標パターンを各期および各細分期間の外気温の相違に基づいて補正したものであるよう構成したので、目標パターンをよりエネルギー需要に適したものにすることができる。
また、請求項61に係る発明は、施設に備えられた設備を監視制御する施設監視制御装置とネットワークを介して接続されるコンピュータで実行され、該施設のエネルギー消費量を管理するエネルギー管理プログラムであって、前記施設監視制御装置から施設のエネルギー消費量についての実績データを受信する実績データ受信手順と、前記実績データ受信手順により受信された実績データに基づいて一定期間の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値を算出する算出手順と、前記算出手順により算出された実績値が、前記一定期間の施設の累積エネルギー消費量の目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを判定する消費量判定手順と、前記消費量判定手順により実績値が警報値以上であると判定された場合に、前記施設監視制御装置にエネルギー消費量を削減する制御指示を送信する制御指示送信手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
この請求項61に係る発明によれば、施設監視制御装置から施設のエネルギー消費量についての実績データを受信し、受信した実績データに基づいて一定期間の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値を算出し、算出した実績値が、一定期間の施設の累積エネルギー消費量の目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを判定し、実績値が警報値以上であると判定した場合に、施設監視制御装置にエネルギー消費量を削減する制御指示を送信するよう構成したので、エネルギー消費量を目標値に沿って制御することができる。
また、請求項62に係る発明は、請求項61に係る発明において、前記施設のエネルギー消費量を減少させる設備操作を操作の優先順位とともに記憶した記憶装置から、実行する設備操作を優先順位に基づいて読み出す設備操作読出し手順を更にコンピュータに実行させ、前記制御指示送信手順は、前記設備操作読出し手順により読み出された設備操作を前記制御指示として施設監視制御装置に送信することを特徴とする。
この請求項62に係る発明によれば、施設のエネルギー消費量を減少させる設備操作を操作の優先順位とともに記憶した記憶装置から、実行する設備操作を優先順位に基づいて読み出し、読み出した設備操作を制御指示として施設監視制御装置に送信するよう構成したので、設備の優先度に基づいてエネルギー消費量を管理することができる。
また、請求項63に係る発明は、請求項62に係る発明において、警報値以上になった累積エネルギー消費量の実績値が前記設備操作によって警報値より少なくなったか否かを所定の時間経過後に判定し、警報値より少なくなった場合に該設備操作を元に戻す復帰操作を前記施設監視制御装置に送信する復帰指示送信手順を更にコンピュータに実行させることを特徴とする。
この請求項63に係る発明によれば、警報値以上になった累積エネルギー消費量の実績値が設備操作によって警報値より少なくなったか否かを所定の時間経過後に判定し、警報値より少なくなった場合に設備操作を元に戻す復帰操作を施設監視制御装置に送信するよう構成したので、エネルギー消費量を不必要に削減することを防ぐことができる。
また、請求項64に係る発明は、請求項61、62または63に係る発明において、前記消費量判定手順は、前記目標パターンに基づく警報値を前記一定期間の警報パターンとして記憶する記憶装置から読み出して実績値が警報値以上であるか否かを判定することを特徴とする。
この請求項64に係る発明によれば、目標パターンに基づく警報値を一定期間の警報パターンとして記憶する記憶装置から読み出して実績値が警報値以上であるか否かを判定するよう構成したので、実績値が警報値以上であるか否かを簡単に判定することができる。
また、請求項65に係る発明は、請求項64に係る発明において、前記記憶装置に記憶される警報パターンは、目標パターンを一定の割合だけ増減したものであり、該一定の割合は、エネルギー消費量の実績に基づいて変動することを特徴とする。
この請求項65に係る発明によれば、記憶装置に記憶する警報パターンは、目標パターンを一定の割合だけ増減したものであり、この一定の割合は、エネルギー消費量の実績に基づいて変動するよう構成したので、エネルギー消費量の実績に基づいて制御を調整することができる。
また、請求項66に係る発明は、請求項61〜65に係る発明において、前記実績データ受信手順は、前記開始時点から所定の時間間隔で実績データを受信し、前記算出手順は、前記実績データ受信手順により所定の時間間隔で受信された実績データに基づいて前記一定期間の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値を該所定の間隔で算出し、前記消費量判定手順は、前記算出手順により所定の時間間隔で算出された実績値が、前記一定期間の累積エネルギー消費量の目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを所定の時間間隔で判定することを特徴とする。
この請求項66に係る発明によれば、開始時点から所定の時間間隔で実績データを受信し、所定の時間間隔で受信した実績データに基づいて一定期間の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値を所定の間隔で算出し、所定の時間間隔で算出した実績値が、一定期間の累積エネルギー消費量の目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを所定の時間間隔で判定するよう構成したので、エネルギー消費量を目標値に沿って確実に制御することができる。
また、請求項67に係る発明は、請求項61〜66に係る発明において、前記算出手順は、前記実績データ受信手順により受信された実績データに基づいて1日の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値を算出し、前記消費量判定手順は、前記算出手順により算出された実績値が1日の施設の累積エネルギー消費量の目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを判定することを特徴とする。
この請求項67に係る発明によれば、受信した実績データに基づいて1日の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値を算出し、算出した実績値が1日の施設の累積エネルギー消費量の目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを判定するよう構成したので、1日単位でエネルギー消費量を管理することができる。
また、請求項68に係る発明は、請求項61〜67に係る発明において、前記目標パターンは、過去の実績データまたはシミュレーション結果に基づくものであることを特徴とする。
この請求項68に係る発明によれば、目標パターンは、過去の実績データまたはシミュレーション結果に基づくものであるよう構成したので、目標パターンを過去の実績値またはシミュレーション結果を反映させたものとすることができる。
また、請求項69に係る発明は、請求項61〜68に係る発明において、前記目標パターンは、エネルギー需要が異なる暖房期、冷房期および中間期にそれぞれ対応して異なる目標パターンであることを特徴とする。
この請求項69に係る発明によれば、目標パターンは、エネルギー需要が異なる暖房期、冷房期および中間期にそれぞれ対応して異なる目標パターンであるよう構成したので、目標パターンをエネルギー需要に適したものにすることができる。
また、請求項70に係る発明は、請求項69に係る発明において、前記目標パターンは、前記暖房期、冷房期および中間期の各期をそれぞれ細分した細分期間ごとの目標パターンであり、各細分期間の目標パターンは、細分前の該各期の目標パターンを該各期および該各細分期間の外気温の相違に基づいて補正したものであることを特徴とする。
この請求項70に係る発明によれば、目標パターンは、暖房期、冷房期および中間期の各期をそれぞれ細分した細分期間ごとの目標パターンであり、各細分期間の目標パターンは、細分前の各期の目標パターンを各期および各細分期間の外気温の相違に基づいて補正したものであるよう構成したので、目標パターンをよりエネルギー需要に適したものにすることができる。
また、請求項71に係る発明は、施設に備えられた設備を監視制御する施設監視制御プログラムであって、前記施設の一定期間の開始時点からの累積エネルギー消費量の実績値が、該一定期間の累積エネルギー消費量の目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを判定する消費量判定手順と、前記消費量判定手順により実績値が警報値以上であると判定された場合に、エネルギー消費量を削減する操作を設備に対して行う設備操作手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
この請求項71に係る発明によれば、施設の一定期間の開始時点からの累積エネルギー消費量の実績値が、一定期間の累積エネルギー消費量の目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを判定し、実績値が警報値以上であると判定した場合に、エネルギー消費量を削減する操作を設備に対して行うよう構成したので、エネルギー消費量を目標値に沿って制御することができる。
また、請求項72に係る発明は、請求項71に係る発明において、前記施設のエネルギー消費量を減少させる設備操作を操作の優先順位とともに記憶した記憶装置から、実行する設備操作を優先順位に基づいて読み出す設備操作読出し手順を更にコンピュータに実行させ、前記設備操作手順は、前記設備操作読出し手順により読み出された設備操作を行うことを特徴とする。
この請求項72に係る発明によれば、施設のエネルギー消費量を減少させる設備操作を操作の優先順位とともに記憶した記憶装置から、実行する設備操作を優先順位に基づいて読み出し、読み出した設備操作を行うよう構成したので、設備の優先度に基づいてエネルギー消費量を管理することができる。
また、請求項73に係る発明は、請求項72に係る発明において、警報値以上になった累積エネルギー消費量の実績値が前記設備操作によって警報値より少なくなったか否かを所定の時間経過後に判定し、警報値より少なくなった場合に該設備操作を元に戻す復帰操作を行う復帰操作手順を更にコンピュータに実行させることを特徴とする。
この請求項73に係る発明によれば、警報値以上になった累積エネルギー消費量の実績値が設備操作によって警報値より少なくなったか否かを所定の時間経過後に判定し、警報値より少なくなった場合に設備操作を元に戻す復帰操作を行うよう構成したので、エネルギー消費量を不必要に削減することを防ぐことができる。
また、請求項74に係る発明は、請求項71、72または73に係る発明において、前記消費量判定手順は、前記目標パターンに基づく警報値を前記一定期間の警報パターンとして記憶する記憶装置から読み出して実績値が警報値以上であるか否かを判定することを特徴とする。
この請求項74に係る発明によれば、目標パターンに基づく警報値を一定期間の警報パターンとして記憶する記憶装置から読み出して実績値が警報値以上であるか否かを判定するよう構成したので、実績値が警報値以上であるか否かを簡単に判定することができる。
また、請求項75に係る発明は、請求項74に係る発明において、前記記憶装置に記憶される警報パターンは、目標パターンを一定の割合だけ増減したものであり、該一定の割合は、エネルギー消費量の実績に基づいて変動することを特徴とする。
この請求項75に係る発明によれば、記憶装置に記憶する警報パターンは、目標パターンを一定の割合だけ増減したものであり、この一定の割合は、エネルギー消費量の実績に基づいて変動するよう構成したので、エネルギー消費量の実績に基づいて制御を調整することができる。
また、請求項76に係る発明は、請求項71〜75に係る発明において、前記消費量判定手順は、前記施設の一定期間の開始時点からの累積エネルギー消費量の実績値が、該一定期間の累積エネルギー消費量の目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを所定の時間間隔で判定することを特徴とする。
この請求項76に係る発明によれば、施設の一定期間の開始時点からの累積エネルギー消費量の実績値が、一定期間の累積エネルギー消費量の目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを所定の時間間隔で判定するよう構成したので、エネルギー消費量を目標値に沿って確実に制御することができる。
また、請求項77に係る発明は、請求項71〜76に係る発明において、前記消費量判定手順は、前記施設の1日の開始時点からの累積エネルギー消費量の実績値が、該施設の1日の累積エネルギー消費量の目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを判定することを特徴とする。
この請求項77に係る発明によれば、施設の1日の開始時点からの累積エネルギー消費量の実績値が、施設の1日の累積エネルギー消費量の目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを判定するよう構成したので、1日単位でエネルギー消費量を管理することができる。
また、請求項78に係る発明は、請求項71〜77に係る発明において、前記目標パターンは、過去の実績データまたはシミュレーション結果に基づくものであることを特徴とする。
この請求項78に係る発明によれば、目標パターンは、過去の実績データまたはシミュレーション結果に基づくものであるよう構成したので、目標パターンを過去の実績値またはシミュレーション結果を反映させたものとすることができる。
また、請求項79に係る発明は、請求項71〜78に係る発明において、前記目標パターンは、エネルギー需要が異なる暖房期、冷房期および中間期にそれぞれ対応して異なる目標パターンであることを特徴とする。
この請求項79に係る発明によれば、目標パターンは、エネルギー需要が異なる暖房期、冷房期および中間期にそれぞれ対応して異なる目標パターンであるよう構成したので、目標パターンをエネルギー需要に適したものにすることができる。
また、請求項80に係る発明は、請求項79に係る発明において、前記目標パターンは、前記暖房期、冷房期および中間期の各期をそれぞれ細分した細分期間ごとの目標パターンであり、各細分期間の目標パターンは、細分前の該各期の目標パターンを該各期および該各細分期間の外気温の相違に基づいて補正したものであることを特徴とする。
この請求項80に係る発明によれば、目標パターンは、暖房期、冷房期および中間期の各期をそれぞれ細分した細分期間ごとの目標パターンであり、各細分期間の目標パターンは、細分前の各期の目標パターンを各期および各細分期間の外気温の相違に基づいて補正したものであるよう構成したので、目標パターンをよりエネルギー需要に適したものにすることができる。
また、請求項81に係る発明は、施設に備えられた設備を監視制御する施設監視制御装置に接続される該施設のエネルギー消費量を管理するエネルギー管理装置に搭載されるエネルギー管理プログラムであって、前記施設監視制御装置から一定期間の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値を入力する実績値入力手順と、前記実績値入力手順により入力された実績値が、前記一定期間の施設の累積エネルギー消費量の目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを判定する消費量判定手順と、前記消費量判定手順により実績値が警報値以上であると判定された場合に、前記施設監視制御装置にエネルギー消費量を削減する制御指示を出力する制御指示出力手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
この請求項81に係る発明によれば、施設監視制御装置から一定期間の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値を入力し、入力した実績値が、一定期間の施設の累積エネルギー消費量の目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを判定し、実績値が警報値以上であると判定した場合に、施設監視制御装置にエネルギー消費量を削減する制御指示を出力するよう構成したので、エネルギー消費量を目標値に沿って制御することができる。
また、請求項82に係る発明は、請求項81に係る発明において、前記施設のエネルギー消費量を減少させる設備操作を操作の優先順位とともに記憶した記憶装置から、実行する設備操作を優先順位に基づいて読み出す設備操作読出し手順を更にコンピュータに実行させ、前記制御指示出力手順は、前記設備操作読出し手順により読み出された設備操作を前記制御指示として施設監視制御装置に出力することを特徴とする。
この請求項82に係る発明によれば、施設のエネルギー消費量を減少させる設備操作を操作の優先順位とともに記憶した記憶装置から、実行する設備操作を優先順位に基づいて読み出し、読み出した設備操作を制御指示として施設監視制御装置に出力するよう構成したので、設備の優先度に基づいてエネルギー消費量を管理することができる。
また、請求項83に係る発明は、請求項82に係る発明において、警報値以上になった累積エネルギー消費量の実績値が前記設備操作によって警報値より少なくなったか否かを所定の時間経過後に判定し、警報値より少なくなった場合に該設備操作を元に戻す復帰操作を前記施設監視制御装置に出力する復帰指示出力手順を更にコンピュータに実行させることを特徴とする。
この請求項83に係る発明によれば、警報値以上になった累積エネルギー消費量の実績値が設備操作によって警報値より少なくなったか否かを所定の時間経過後に判定し、警報値より少なくなった場合に設備操作を元に戻す復帰操作を施設監視制御装置に出力するよう構成したので、エネルギー消費量を不必要に削減することを防ぐことができる。
また、請求項84に係る発明は、請求項81、82または83に係る発明において、前記消費量判定手順は、前記目標パターンに基づく警報値を前記一定期間の警報パターンとして記憶する記憶装置から読み出して実績値が警報値以上であるか否かを判定することを特徴とする。
この請求項84に係る発明によれば、目標パターンに基づく警報値を一定期間の警報パターンとして記憶する記憶装置から読み出して実績値が警報値以上であるか否かを判定するよう構成したので、実績値が警報値以上であるか否かを簡単に判定することができる。
また、請求項85に係る発明は、請求項84に係る発明において、前記記憶装置に記憶される警報パターンは、目標パターンを一定の割合だけ増減したものであり、該一定の割合は、エネルギー消費量の実績に基づいて変動することを特徴とする。
この請求項85に係る発明によれば、記憶装置に記憶する警報パターンは、目標パターンを一定の割合だけ増減したものであり、この一定の割合は、エネルギー消費量の実績に基づいて変動するよう構成したので、エネルギー消費量の実績に基づいて制御を調整することができる。
また、請求項86に係る発明は、請求項81〜85に係る発明において、前記実績値入力手順は、前記開始時点から所定の時間間隔で実績値を入力し、前記消費量判定手順は、前記実績値受信手順により所定の時間間隔で入力された実績値が、一定期間の累積エネルギー消費量の目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを所定の時間間隔で判定することを特徴とする。
この請求項86に係る発明によれば、開始時点から所定の時間間隔で実績値を入力し、所定の時間間隔で入力した実績値が、一定期間の累積エネルギー消費量の目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを所定の時間間隔で判定するよう構成したので、エネルギー消費量を目標値に沿って確実に制御することができる。
また、請求項87に係る発明は、請求項81〜86に係る発明において、前記実績値入力手順は、前記施設監視制御装置から1日の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値を入力し、前記消費量判定手順は、前記実績値入力手順により入力された実績値が、1日の施設の累積エネルギー消費量の目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを判定することを特徴とする。
この請求項87に係る発明によれば、施設監視制御装置から1日の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値を入力し、入力した実績値が、1日の施設の累積エネルギー消費量の目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを判定するよう構成したので、1日単位でエネルギー消費量を管理することができる。
また、請求項88に係る発明は、請求項81〜87に係る発明において、前記目標パターンは、過去の実績データまたはシミュレーション結果に基づくものであることを特徴とする。
この請求項88に係る発明によれば、目標パターンは、過去の実績データまたはシミュレーション結果に基づくものであるよう構成したので、目標パターンを過去の実績値またはシミュレーション結果を反映させたものとすることができる。
また、請求項89に係る発明は、請求項81〜88に係る発明において、前記目標パターンは、エネルギー需要が異なる暖房期、冷房期および中間期にそれぞれ対応して異なる目標パターンであることを特徴とする。
この請求項89に係る発明によれば、目標パターンは、エネルギー需要が異なる暖房期、冷房期および中間期にそれぞれ対応して異なる目標パターンであるよう構成したので、目標パターンをエネルギー需要に適したものにすることができる。
また、請求項90に係る発明は、請求項89に係る発明において、前記目標パターンは、前記暖房期、冷房期および中間期の各期をそれぞれ細分した細分期間ごとの目標パターンであり、各細分期間の目標パターンは、細分前の該各期の目標パターンを該各期および該各細分期間の外気温の相違に基づいて補正したものであることを特徴とする。
この請求項90に係る発明によれば、目標パターンは、暖房期、冷房期および中間期の各期をそれぞれ細分した細分期間ごとの目標パターンであり、各細分期間の目標パターンは、細分前の各期の目標パターンを各期および各細分期間の外気温の相違に基づいて補正したものであるよう構成したので、目標パターンをよりエネルギー需要に適したものにすることができる。
また、請求項91に係る発明は、施設に備えられた設備を監視制御する施設監視制御装置に接続される該施設のエネルギー消費量を管理するエネルギー管理装置に搭載されるエネルギー管理プログラムであって、前記施設監視制御装置から施設のエネルギー消費量についての実績データを入力する実績データ入力手順と、前記実績データ入力手順により入力された実績データに基づいて一定期間の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値を算出する算出手順と、前記算出手順により算出された実績値が、前記一定期間の施設の累積エネルギー消費量の目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを判定する消費量判定手順と、前記消費量判定手順により実績値が警報値以上であると判定された場合に、前記施設監視制御装置にエネルギー消費量を削減する制御指示を出力する制御指示出力手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
この請求項91に係る発明によれば、施設監視制御装置から施設のエネルギー消費量についての実績データを入力し、入力した実績データに基づいて一定期間の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値を算出し、算出した実績値が、一定期間の施設の累積エネルギー消費量の目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを判定し、実績値が警報値以上であると判定した場合に、施設監視制御装置にエネルギー消費量を削減する制御指示を出力するよう構成したので、エネルギー消費量を目標値に沿って制御することができる。
また、請求項92に係る発明は、請求項91に係る発明において、前記施設のエネルギー消費量を減少させる設備操作を操作の優先順位とともに記憶した記憶装置から、実行する設備操作を優先順位に基づいて読み出す設備操作読出し手順を更にコンピュータに実行させ、前記制御指示出力手順は、前記設備操作読出し手順により読み出された設備操作を前記制御指示として施設監視制御装置に出力することを特徴とする。
この請求項92に係る発明によれば、施設のエネルギー消費量を減少させる設備操作を操作の優先順位とともに記憶した記憶装置から、実行する設備操作を優先順位に基づいて読み出し、読み出した設備操作を制御指示として施設監視制御装置に出力するよう構成したので、設備の優先度に基づいてエネルギー消費量を管理することができる。
また、請求項93に係る発明は、請求項92に係る発明において、警報値以上になった累積エネルギー消費量の実績値が前記設備操作によって警報値より少なくなったか否かを所定の時間経過後に判定し、警報値より少なくなった場合に該設備操作を元に戻す復帰操作を前記施設監視制御装置に出力する復帰指示出力手順を更にコンピュータに実行させることを特徴とする。
この請求項93に係る発明によれば、警報値以上になった累積エネルギー消費量の実績値が設備操作によって警報値より少なくなったか否かを所定の時間経過後に判定し、警報値より少なくなった場合に設備操作を元に戻す復帰操作を施設監視制御装置に出力するよう構成したので、エネルギー消費量を不必要に削減することを防ぐことができる。
また、請求項94に係る発明は、請求項91、92または93に係る発明において、前記消費量判定手順は、前記目標パターンに基づく警報値を前記一定期間の警報パターンとして記憶する記憶装置から読み出して実績値が警報値以上であるか否かを判定することを特徴とする。
この請求項94に係る発明によれば、目標パターンに基づく警報値を一定期間の警報パターンとして記憶する記憶装置から読み出して実績値が警報値以上であるか否かを判定するよう構成したので、実績値が警報値以上であるか否かを簡単に判定することができる。
また、請求項95に係る発明は、請求項94に係る発明において、前記記憶装置に記憶される警報パターンは、目標パターンを一定の割合だけ増減したものであり、該一定の割合は、エネルギー消費量の実績に基づいて変動することを特徴とする。
この請求項95に係る発明によれば、記憶装置に記憶する警報パターンは、目標パターンを一定の割合だけ増減したものであり、この一定の割合は、エネルギー消費量の実績に基づいて変動するよう構成したので、エネルギー消費量の実績に基づいて制御を調整することができる。
また、請求項96に係る発明は、請求項91〜95に係る発明において、前記実績データ入力手順は、前記開始時点から所定の時間間隔で実績データを入力し、前記算出手順は、前記実績データ入力手順により所定の時間間隔で入力された実績データに基づいて前記一定期間の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値を該所定の間隔で算出し、前記消費量判定手順は、前記算出手順により所定の時間間隔で算出された実績値が、前記一定期間の累積エネルギー消費量の目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを所定の時間間隔で判定することを特徴とする。
この請求項96に係る発明によれば、開始時点から所定の時間間隔で実績データを入力し、所定の時間間隔で入力した実績データに基づいて一定期間の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値を所定の間隔で算出し、所定の時間間隔で算出した実績値が、一定期間の累積エネルギー消費量の目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを所定の時間間隔で判定するよう構成したので、エネルギー消費量を目標値に沿って確実に制御することができる。
また、請求項97に係る発明は、請求項91〜96に係る発明において、前記算出手順は、前記実績データ入力手順により入力された実績データに基づいて1日の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値を算出し、前記消費量判定手順は、前記算出手順により算出された実績値が1日の施設の累積エネルギー消費量の目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを判定することを特徴とする。
この請求項97に係る発明によれば、入力した実績データに基づいて1日の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値を算出し、算出した実績値が1日の施設の累積エネルギー消費量の目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを判定するよう構成したので、1日単位でエネルギー消費量を管理することができる。
また、請求項98に係る発明は、請求項91〜97に係る発明において、前記目標パターンは、過去の実績データまたはシミュレーション結果に基づくものであることを特徴とする。
この請求項98に係る発明によれば、目標パターンは、過去の実績データまたはシミュレーション結果に基づくものであるよう構成したので、目標パターンを過去の実績値またはシミュレーション結果を反映させたものとすることができる。
また、請求項99に係る発明は、請求項91〜98に係る発明において、前記目標パターンは、エネルギー需要が異なる暖房期、冷房期および中間期にそれぞれ対応して異なる目標パターンであることを特徴とする。
この請求項99に係る発明によれば、目標パターンは、エネルギー需要が異なる暖房期、冷房期および中間期にそれぞれ対応して異なる目標パターンであるよう構成したので、目標パターンをエネルギー需要に適したものにすることができる。
また、請求項100に係る発明は、請求項99に係る発明において、前記目標パターンは、前記暖房期、冷房期および中間期の各期をそれぞれ細分した細分期間ごとの目標パターンであり、各細分期間の目標パターンは、細分前の該各期の目標パターンを該各期および該各細分期間の外気温の相違に基づいて補正したものであることを特徴とする。
この請求項100に係る発明によれば、目標パターンは、暖房期、冷房期および中間期の各期をそれぞれ細分した細分期間ごとの目標パターンであり、各細分期間の目標パターンは、細分前の各期の目標パターンを各期および各細分期間の外気温の相違に基づいて補正したものであるよう構成したので、目標パターンをよりエネルギー需要に適したものにすることができる。
請求項1、11、21、31、41、51、61、71、81または91に係る発明によれば、エネルギー消費量を目標値に沿って制御するので、エネルギー消費量を削減することができるという効果を奏する。
また、請求項2、12、22、32、42、52、62、72、82または92に係る発明によれば、設備の優先度に基づいてエネルギー消費量を管理するので、エネルギー消費量削減による影響を少なくすることができるという効果を奏する。
また、請求項3、13、23、33、43、53、63、73、83または93に係る発明によれば、エネルギー消費量を不必要に削減することを防ぐので、過度の省エネによる悪影響をなくすことができるという効果を奏する。
また、請求項4、14、24、34、44、54、64、74、84または94に係る発明によれば、実績値が警報値以上であるか否かを簡単に判定できるので、効率良く判定することができるという効果を奏する。
また、請求項5、15、25、35、45、55、65、75、85または95に係る発明によれば、エネルギー消費量の実績に基づいて制御を調整するので、省エネの達成状況に応じた柔軟な制御を行うことができるという効果を奏する。
また、請求項6、16、26、36、46、56、66、76、86または96に係る発明によれば、エネルギー消費量を目標値に沿って確実に制御するので、確実にエネルギー消費量を削減することができるという効果を奏する。
また、請求項7、17、27、37、47、57、67、77、87または97に係る発明によれば、1日単位でエネルギー消費量を管理するので、エネルギー消費量の削減をきめ細かく行うことができるという効果を奏する。
また、請求項8、18、28、38、48、58、68、78、88または98に係る発明によれば、目標パターンを過去の実績値またはシミュレーション結果を反映させたものとするので、無理なくエネルギー消費量を削減することができるという効果を奏する。
また、請求項9、19、29、39、49、59、69、79、89または99に係る発明によれば、目標パターンをエネルギー需要に適したものにするので、需要に合わせつつエネルギー消費量を削減することができるという効果を奏する。
また、請求項10、20、30、40、50、60、70、80、90または100に係る発明によれば、目標パターンをよりエネルギー需要に適したものにするので、より需要に合わせた形でエネルギー消費量を削減することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明に係るエネルギー管理装置、施設監視制御装置、エネルギー管理プログラムおよび施設監視制御プログラムの好適な実施例を詳細に説明する。
まず、本実施例に係るエネルギー管理装置によるエネルギー管理の概念について説明する。図1−1〜図1−3は、本実施例に係るエネルギー管理装置によるエネルギー管理の概念を説明するための説明図(1)〜(3)である。
図1−1は、1日のエネルギー消費量の累積値について、目標値、警報値および実績値を累積曲線として示している。同図において、細い実線は、1日のエネルギー消費量の累積値の目標ラインを示し、この目標ラインは、過去のデータまたはシミュレーションによって算出される。
破線は、目標ラインの目標値を所定の割合(例えば5%)だけ増加させたアラームラインを示す。そして、本実施例に係るエネルギー管理装置は、1日のエネルギー消費量の実績値を累積し、累積値がアラームライン上の警報値以上になると、一部の照明の消灯や空調設備の設定温度の変更などを行い、エネルギー消費量を減少させるように制御する。
すなわち、図1−1の太い実線で示す実績ラインのように、1日のエネルギー消費量の累積値がアラームライン以上になると、本実施例に係るエネルギー管理装置は、エネルギー消費量を減らすように設備を操作することによって、実績ラインが目標ラインに沿って推移するように制御する。
なお、目標ラインを所定の割合だけ増加させたアラームラインを設ける理由は、外気温の変動や人の数などによりエネルギー消費量は変動することから、それらの変動を吸収するためである。
また、アラームラインは、目標ラインを所定の割合だけ増加させることによって作成されるが、実際のエネルギー消費量が一定の期間、目標ラインに沿った場合などに、所定の割合を変えてアラームラインを下げることもできる。すなわち、エネルギー消費量の実績に応じてアラームラインを変動させることができる。なお、アラームラインを変動させる場合、目標ラインを下まわるように変動させることもできる。
図1−2は、実績値がアラームライン上の警報値以上になった場合に、本実施例に係るエネルギー管理装置が行う制御例を示す。同図に示すように、本実施例に係るエネルギー管理装置は、「廊下照明を75%点灯にする」、「廊下空調を停止する」など施設の設備を操作することによって、エネルギー消費量が減少するように制御する。また、制御例に付けられた番号は制御の優先順位を示し、実績値が警報値以上になった場合に、優先順位の高い順に段階的に制御動作を行っていく。
図1−3は、本実施例に係るエネルギー管理装置によるエネルギー消費量の定量化イメージを示す図である。同図に示すように、本実施例に係るエネルギー管理装置は、電力会社やガス会社から1日に消費可能なエネルギーを受け取りタンクに蓄える。
そして、タンクに蓄えたエネルギーを空調設備、照明設備、換気設備などに供給し、タンク内のエネルギーの減少が激しい場合には、タンクからエネルギーを供給する蛇口をしめることによって消費量を縮減する。
このように、本実施例に係るエネルギー管理装置は、1日のエネルギー消費量を累積した実績値が警報値以上であるか否かを監視し、実績値が警報値以上であると、優先順位に基づいて施設の設備をエネルギー消費量が減少するように操作することによって、エネルギー消費量が目標値に沿うように制御し、省エネルギーを実現することができる。
次に、本実施例に係るエネルギー管理システムのシステム構成について説明する。図2は、本実施例に係るエネルギー管理システムのシステム構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、このエネルギー管理システムは、ビルなどの施設の設備を監視制御するn台の施設監視制御装置101〜10nと、各施設のエネルギー消費量が目標値に沿って推移するように制御するエネルギー管理装置100とがIP−VAN20によって接続されて構成される。
施設監視制御装置101〜10nは、空調制御部11と、照明制御部12と、昇降機制御部13と、集計部14と、通信部15とを有する。
空調制御部11は、空調設備を監視制御する制御部であり、空調設備のエネルギー消費量についてのデータを収集する。照明制御部12は照明設備を監視制御する制御部であり、照明設備のエネルギー消費量についてのデータを収集する。昇降機制御部13は、昇降機設備を監視制御する制御部であり、昇降機設備のエネルギー消費量についてのデータを収集する。
集計部14は、空調制御部11、照明制御部12および昇降機制御部13が収集したエネルギー消費量についてのデータから施設全体の午前零時からの累積エネルギー消費量を3分ごとに算出する処理部である。
通信部15は、集計部14が算出した施設全体の午前零時からの累積エネルギー消費量をIP−VAN20を用いてエネルギー管理装置100に3分ごとに送信する処理部である。
また、この通信部15は、エネルギー管理装置100が施設の消費エネルギー量が警報値以上であると判断した場合に送信する制御指示を受信し、受信した制御指示を対象設備の制御部に渡す。ここで、制御指示としては、照明設備の消灯、空調設備の温度変更などがある。
エネルギー管理装置100は、実績値取得部110と、実績値記憶部120と、アラームライン記憶部130と、消費量判定部140と、優先順位記憶部150と、制御動作記憶部160と、制御指示部170と、保守部180と、入出力部190と、通信部200とを有する。
実績値取得部110は、施設監視制御装置101〜10nから通信部200を介して午前零時からの累積エネルギー消費量の実績値を3分ごとに受信し、実績値記憶部120に書き込む処理部である。
実績値記憶部120は、1日のエネルギー消費量の実績値の時刻ごとの累積値を施設ごとに記憶した記憶部である。図3は、実績値記憶部120が施設ごとに記憶する累積エネルギー消費量の実績値の一例を示す図である。
同図に示すように、この実績値記憶部120は、各施設について午前零時からの累積エネルギー消費量の実績値を3分ごとに記憶する。例えば、「0時0分」の実績値は、「0KWH」であり、「0時3分」の実績値は「2KWH」である。
アラームライン記憶部130は、1日のエネルギー消費量のアラームラインを時刻ごとの警報値として記憶し、目標ラインを時刻ごとの目標値として施設ごとに記憶した記憶部である。
このアラームライン記憶部130は、複数の目標ラインを記憶する。すなわち、本実施例に係るエネルギー管理装置100では、1年を複数の期間に分割して各期間ごとに目標ラインを設定する。図4は、期間ごとに目標ラインが設定される期間区分を示す図である。
同図に示すように、本実施例に係るエネルギー管理装置100では、1年を暖房期と冷房期と中間期に分類し、各期を更に複数の期間に細分する。具体的には、暖房期を4つに分類し、中間期を2つに分類し、冷房期を3つに分類することによって、1年を9期間に分類する。
そして、過去のデータをもとにしてシミュレーションを行うことによって、暖房期、中間期および冷房期の目標ラインを決定し、それら各期の目標ラインを細分期間ごとに平均気温を用いて調整することによって各期間の目標ラインを決定する。
図5は、暖房期、中間期および冷房期の目標ラインから各期間の目標ラインを算出する手法を説明するための説明図である。同図に示すように、例えば冷房期の3つの期間の目標ラインは、冷房期の目標ラインを平均気温を用いて調整することによって算出する。具体的には、冷房期全体の平均気温と期間Vの平均気温との比率に基づく値を冷房期の目標ラインに乗じることによって期間Vの目標ラインを算出する。
図6は、アラームライン記憶部130が施設ごとに記憶するアラームラインおよび目標ラインの一例を示す図である。同図に示すように、このアラームライン記憶部130は、アラームラインおよび各期間の目標ラインの3分ごとの値を記憶する。
例えば、「時刻0時0分」における警報値、目標値は「0KWH」であり、「時刻0時3分」における警報値は「3KWH」であり、目標ラインIの目標値Iは「2.9KWH」であり、目標ラインIXの目標値IXは「2.8KWH」である。
なお、アラームラインについては、各期間の初日に、対応する目標ラインの各目標値を5%増加させた値がアラームライン記憶部130に記憶される。また、この5%という値は、エネルギー消費量が一定期間目標以内におさまっている施設については、4%、3%、−3%などのように、順次変更することもできる。
消費量判定部140は、実績値記憶部120に記憶された実績値とアラームライン記憶部130に記憶された警報値とを3分ごとに比較して実績値がアラームライン以上であるか否かを判定し、判定結果を制御指示部170に通知する処理部である。
この消費量判定部140が、実績値記憶部120に記憶された実績値とアラームライン記憶部130に記憶された警報値とを3分ごとに比較して実績値がアラームライン以上であるか否かを判定することによって、目標ラインに沿ってエネルギー消費量が推移するように制御することが可能となる。
優先順位記憶部150は、エネルギー消費量を減少させるために操作する設備の優先度表を施設ごとに記憶した記憶部である。図7は、優先順位記憶部150が施設ごとに記憶する優先度表の一例を示す図である。
同図に示すように、この優先度表は、エネルギー消費量を減少させるために操作する設備のポイントを優先順位と対応させて記憶する。例えば、優先順位が「1」であるポイントは「R1」であり、優先順位が「2」であるポイントは「R13」である。
制御動作記憶部160は、施設監視制御装置101〜10nへの制御指示としてエネルギー管理装置100が送信する動作IDと動作条件とを設備のポイントに対応させた制御動作表を記憶した記憶部である。
図8は、制御動作記憶部160が施設ごとに記憶する制御動作表の一例を示す図である。同図に示すように、この制御動作表は、設備のポイントごとに、設備のある階数、場所、動作内容、動作IDおよび動作条件を記憶している。
例えば、ポイント「R1」は、「3階の廊下の照明」を操作するポイントであり、動作内容は「発停」すなわち「照明の起動または停止」であり、動作IDは「C010506」であり、動作条件「0」に対応する動作は「停止」である。また、ポイント「VAV−3−1」は、「3階の事務室1のVAV制御」のポイントであり、動作内容は「温度設定」であり、動作条件は設定温度である。
この制御動作記憶部160が設備のエネルギー消費量を減少させるために設備の停止や設定を変更するポイントの動作IDおよび動作条件を記憶し、エネルギー管理装置100が、この制御動作記憶部160に記憶された動作IDおよび動作条件を施設監視制御装置へ送信することによって、各施設監視制御装置が設備のエネルギー消費量を制御する。
制御指示部170は、消費量判定部140が実績値がアラームライン以上であると判定した場合に、優先順位記憶部150および制御動作記憶部160に基づいて、対応する施設監視制御装置にエネルギー消費量を減少させるための制御指示を送信する処理部である。
具体的には、この制御指示部170は、優先順位記憶部150に記憶された優先順位に従って操作するポイントを取得し、取得したポイントに対応する動作IDおよび動作条件を制御動作記憶部160から取得して対応する施設監視制御装置に送信する。そして、動作IDと動作条件を受信した施設監視制御装置101〜10nは、動作IDと動作条件に基づいて設備の制御を行う。
この制御指示部170が、消費量判定部140が実績値がアラームライン以上であると判定した施設監視制御装置がある場合に、優先順位記憶部150および制御動作記憶部160を参照して制御指示をその施設監視制御装置に送信することによって、エネルギー消費量を目標値に沿うように制御することができる。
保守部180は、アラームライン記憶部130に記憶される目標ラインの修正や優先順位記憶部150に記憶される優先順位の変更などを行う処理部である。また、この保守部180は、エネルギー消費量の施設監視制御装置101〜10nからの取得間隔時間や、アラームラインの目標ラインからの増加率などの設定値を変更する処理も行う。
入出力部190は、エネルギー消費量の実績ラインや目標ラインを表示装置に表示する表示処理や、目標ラインの値などを入力する設定値入力処理などの入出力処理を行う処理部である。
通信部200は、IP−VAN20を介して施設監視制御装置101〜10nと通信する処理部であり、施設監視制御装置101〜10nから午前零時からの累積エネルギー消費量の実績値を受信し、施設監視制御装置101〜10nに制御指示を送信する。
次に、本実施例に係るエネルギー管理装置100によるエネルギー消費量制御処理の処理手順について説明する。図9は、本実施例に係るエネルギー管理装置100によるエネルギー消費量制御処理の処理手順を示すフローチャートである。なお、ここでは、施設監視制御装置101によって管理される設備に対する処理を一例として示す。
同図に示すように、このエネルギー管理装置100によるエネルギー消費量制御処理は、実績値取得部110が3分ごとに施設監視制御装置101から午前零時からの累積エネルギー消費量の実績値を取得し、取得した実績値を実績値記憶部120に格納する(ステップS901)。
そして、取得した実績値がアラームライン記憶部130の対応する時刻の警報値以上であるか否かを消費量判定部140が判定し(ステップS902)、実績値が警報値以上である場合には、制御指示部170が優先順位記憶部150に記憶された優先順位にしたがって、操作するポイントを一つ選定し(ステップS903)、取得したポイントに対応する動作IDと動作条件を制御動作記憶部160から取得する(ステップS904)。
そして、取得した動作IDと動作条件を通信部200を介して施設監視制御装置101に送信して制御開始を指示する(ステップS905)。また、入出力部190を介して、表示装置に実績値が警報値以上であることを示す警報を表示する(ステップS906)とともに、実績ラインを更新する(ステップS907)。
一方、取得した実績値がアラームライン記憶部130の対応する時刻の警報値以上でない場合には、入出力部190を介して表示装置の実績ラインを更新し(ステップS907)、処理を終了する。
このように、このエネルギー消費量制御処理では、消費量判定部140が実績値が警報値以上であるか否かを判定し、実績値が警報値以上である場合に、制御指示部170が施設監視制御装置101にエネルギー消費量を削減する制御指示を送信することによって、エネルギー消費量を目標ラインに沿うように制御することができる。
なお、このエネルギー消費量制御処理は、起動されて実績値が警報値以上であると判定するごとに、優先順位にしたがってポイントを一つ選択して制御指示を行う。また、このエネルギー消費量制御処理によって制御されたポイントは、1時間経過後に実績値が警報値を下まわっているか否かが判定され、実績値が警報値を下まわっている場合に元にもどされる。ここで、1時間経過後の代わりに他の経過時間を用いることもできる。
また、ここでは、エネルギー消費量制御処理を3分ごとに起動する場合について説明したが、他の時間間隔でエネルギー消費量制御処理を起動することもできる。また、実績値取得部110が実績値を取得する時間間隔と、消費量判定部140が実績値と警報値とを比較する時間間隔とを異なる値とすることもできる。
次に、入出力部190により表示装置に表示される画面例について説明する。図10は、エネルギー消費量のアラームライン、目標ラインおよび実績ラインを表示する画面の一例を示す図である。同図において、破線はアラームラインを示し、点線は目標ラインを示し、実線は実績ラインを示す。なお、エネルギー消費量の単位は、KWHでもMJでも表示することができる。
図11は、アラームライン記憶部130に記憶される目標ラインを設定する画面の一例を示す図である。同図は、目標ラインの値を15分ごとに設定する場合を示している。このような画面を用いて、目標ラインを簡単な操作で設定することができる。
図12は、優先順位記憶部150および制御動作記憶部160に記憶されるポイントの優先順位、動作内容および動作内容が温度設定である場合の温度を設定する設定画面の一例を示す図である。このような画面を用いて各ポイントの優先順位などを簡単な操作で設定することができる。
図13は、エネルギー管理装置100の制御パラメータを変更する画面の一例を示す図である。同図に示すように、この画面を用いて、施設監視制御装置101〜10nから累積エネルギー消費量の実績値を受信する時間間隔(エネルギー消費量取得間隔)やエネルギー消費量制御処理の時間間隔(エネルギー制御実行間隔)などの値を簡単に変更することができる。
上述してきたように、本実施例では、実績値取得部110が施設監視制御装置101〜10nから午前零時からの累積エネルギー消費量の実績値を3分ごとに取得し、消費量判定部140が実績値とアラームライン記憶部130に記憶された警報値とを比較して、実績値が警報値以上である施設があるか否かを判定し、実績値が警報値以上である施設がある場合に、制御指示部170がその施設の施設監視制御装置に対してエネルギー消費量を減少する制御指示を優先順位記憶部150および制御動作記憶部160を参照して送信することとしたので、エネルギー消費量を目標ラインに沿うように制御し、省エネを実現することができる。
なお、本実施例では、施設全体のエネルギー消費量をまとめて管理する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、施設を複数のブロックに分割し、ブロックごとに目標ラインを定めてエネルギー消費量を制御する場合にも同様に適用することができる。
また、本実施例では、1日のエネルギー消費量を用いて制御する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の期間のエネルギー消費量、例えば、8時から20時の間のエネルギー消費量を用いて制御する場合にも同様に適用することができる。
また、本実施例では、目標ラインを過去の実績データまたはシミュレーションにより作成する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば省エネ診断を行って実績データを修正して用いる場合や、コストの観点から所定の予算内で最もコストが安くなる理想的な目標ラインを用いる場合にも同様に適用することができる。
また、本実施例では、エネルギー管理装置100が優先順位記憶部150と制御動作記憶部160を有し、制御指示部170が優先順位記憶部150と制御動作記憶部160を参照して動作IDと動作条件を施設監視制御装置101〜10nに送信する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、エネルギー管理装置100は制御の内容を指定せずにエネルギー消費量の削減だけを指示し、施設監視制御装置101〜10nが優先順位記憶部150および制御動作記憶部160と同様な内容を記憶し、動作IDと動作条件を決定する場合にも同様に適用することができる。
また、本実施例では、施設監視制御装置101〜10nにIP−VAN20で接続されたエネルギー管理装置100がエネルギー消費量の制御を行う場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、施設監視制御装置101〜10nがそれぞれ目標ラインを記憶し、エネルギー消費量が目標ラインに沿うように制御する場合にも同様に適用することができる。
また、本実施例では、施設監視制御装置101〜10nにIP−VAN20で接続されたエネルギー管理装置100がエネルギー消費量の制御を行う場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、施設監視制御装置101〜10nに直接あるいは他のネットワークで接続されたエネルギー管理装置100がエネルギー消費量の制御を行う場合にも同様に適用することができる。
また、本実施例では、施設監視制御装置101〜10nが午前零時からの累積エネルギー消費量をエネルギー管理装置100に送信する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、施設監視制御装置101〜10nがエネルギー消費量を示すデータをエネルギー管理装置100に送信し、エネルギー管理装置100が累積エネルギー消費量を算出する場合にも同様に適用することができる。
また、本実施例では、目標ラインを期間ごとに定めて制御する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、外気温の1日の変化が通常のパターンと異なる特異日については、特異日用の目標ラインを用いて制御することもできる。
また、本実施例では、エネルギー消費量の目標ラインを期間ごとに定めて制御する場合について説明したが、各施設または各ブロックでのエネルギー消費量を例えば月ごとに合計し、合計値がその月の目標値以下である場合には、その差を翌月の目標値に加えて、日別の目標値を増加させることもできる。
また、本実施例では、エネルギー消費量制御処理において、実績値がアラームライン以上であると判定するごとにポイントを1つ選択して制御する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば実績値がアラームラインを超えている量や実績値の増加速度に基づいて選択するポイントの個数を変化させるなど他の制御を行う場合にも同様に適用することができる。
また、本実施例では、エネルギー消費量を管理する場合について説明したが、エネルギーだけではなく、水道や通信の使用量などを目標ラインを設けて制御する場合にも同様に適用することができる。この場合、エネルギー消費量と水道や通信の使用量は単位が異なるため、これら全てを費用に換算して目標ラインを設ける。
以上のように、本発明に係るエネルギー管理装置、施設監視制御装置、エネルギー管理プログラムおよび施設監視制御プログラムは、ビルなどの施設のエネルギー消費量の管理に有用であり、特に、エネルギーの効率的な利用が必要な施設のエネルギー管理に適している。
本実施例に係るエネルギー管理装置によるエネルギー管理の概念を説明するための説明図(1)である。 本実施例に係るエネルギー管理装置によるエネルギー管理の概念を説明するための説明図(2)である。 本実施例に係るエネルギー管理装置によるエネルギー管理の概念を説明するための説明図(3)である。 本実施例に係るエネルギー管理システムのシステム構成を示す機能ブロック図である。 実績値記憶部が施設ごとに記憶する実績値の一例を示す図である。 目標ラインが期間ごとに設定される期間区分を示す図である。 暖房期、中間期および冷房期の目標ラインから各期間の目標ラインを算出する手法を説明するための説明図である。 アラームライン記憶部が施設ごとに記憶するアラームラインおよび目標ラインの一例を示す図である。 優先順位記憶部が施設ごとに記憶する優先度表の一例を示す図である。 制御動作記憶部が施設ごとに記憶する制御動作表の一例を示す図である。 本実施例に係るエネルギー管理装置によるエネルギー消費量制御処理の処理手順を示すフローチャートである。 エネルギー消費量のアラームライン、目標ラインおよび実績ラインを表示する画面の一例を示す図である。 アラームライン記憶部に記憶される目標ラインを設定する画面の一例を示す図である。 優先順位記憶部および制御動作記憶部に記憶されるポイントの優先順位、動作内容および動作内容が温度設定である場合の温度を設定する設定画面の一例を示す図である。 エネルギー管理装置の制御パラメータを変更する画面の一例を示す図である。
符号の説明
101〜10n 施設監視制御装置
11 空調制御部
12 照明制御部
13 昇降機制御部
14 集計部
15 通信部
20 IP−VAN
100 エネルギー管理装置
110 実績値取得部
120 実績値記憶部
130 アラームライン記憶部
140 消費量判定部
150 優先順位記憶部
160 制御動作記憶部
170 制御指示部
180 保守部
190 入出力部
200 通信部

Claims (100)

  1. 施設に備えられた設備を監視制御する施設監視制御装置とネットワークを介して接続され、該施設のエネルギー消費量を管理するエネルギー管理装置であって、
    前記施設の一定期間の累積エネルギー消費量の目標パターンを記憶した目標パターン記憶手段と、
    前記施設監視制御装置から前記一定期間の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値を受信する実績値受信手段と、
    前記実績値受信手段により受信された実績値が、前記目標パターン記憶手段により記憶された目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを判定する消費量判定手段と、
    前記消費量判定手段により実績値が警報値以上であると判定された場合に、前記施設監視制御装置にエネルギー消費量を削減する制御指示を送信する制御指示送信手段と、
    を備えたことを特徴とするエネルギー管理装置。
  2. 前記施設のエネルギー消費量を減少させる設備操作を操作の優先順位とともに記憶した操作優先順位記憶手段を更に備え、
    前記制御指示送信手段は、前記操作優先順位記憶手段により記憶された設備操作の中から、実行する設備操作を優先順位に基づいて選択し、該選択した設備操作を前記制御指示として施設監視制御装置に送信することを特徴とする請求項1に記載のエネルギー管理装置。
  3. 警報値以上になった累積エネルギー消費量の実績値が前記設備操作によって警報値より少なくなったか否かを所定の時間経過後に判定し、警報値より少なくなった場合に該設備操作を元に戻す復帰操作を前記施設監視制御装置に送信する復帰指示送信手段を更に備えたことを特徴とする請求項2に記載のエネルギー管理装置。
  4. 前記目標パターンに基づく警報値を前記一定期間の警報パターンとして記憶する警報パターン記憶手段を更に備え、
    前記消費量判定手段は、前記警報パターン記憶手段に警報パターンとして記憶された警報値を用いて実績値が警報値以上であるか否かを判定することを特徴とする請求項1、2または3に記載のエネルギー管理装置。
  5. 前記警報パターン記憶手段に記憶される警報パターンは、目標パターンを一定の割合だけ増減したものであり、該一定の割合は、エネルギー消費量の実績に基づいて変動することを特徴とする請求項4に記載のエネルギー管理装置。
  6. 前記目標パターン記憶手段は、一定期間の累積エネルギー消費量の目標パターンを所定の時間間隔で記憶し、
    前記実績値受信手段は、前記開始時点から所定の時間間隔で実績値を受信し、
    前記消費量判定手段は、前記実績値受信手段により所定の時間間隔で受信された実績値が、前記目標パターン記憶手段により所定の時間間隔で記憶された目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを判定することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載のエネルギー管理装置。
  7. 前記目標パターン記憶手段は、1日の累積エネルギー消費量の目標パターンを記憶し、
    前記実績値受信手段は、前記施設監視制御装置から1日の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値を受信することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載のエネルギー管理装置。
  8. 前記目標パターン記憶手段は、過去の実績データまたはシミュレーション結果に基づく目標パターンを記憶することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載のエネルギー管理装置。
  9. 前記目標パターン記憶手段は、エネルギー需要が異なる暖房期、冷房期および中間期にそれぞれ対応して異なる目標パターンを記憶することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載のエネルギー管理装置。
  10. 前記目標パターン記憶手段は、前記暖房期、冷房期および中間期の各期をそれぞれ細分した細分期間ごとに目標パターンを記憶し、各細分期間の目標パターンは、細分前の該各期の目標パターンを該各期および該各細分期間の外気温の相違に基づいて補正したものであることを特徴とする請求項9に記載のエネルギー管理装置。
  11. 施設に備えられた設備を監視制御する施設監視制御装置とネットワークを介して接続され、該施設のエネルギー消費量を管理するエネルギー管理装置であって、
    前記施設の一定期間の累積エネルギー消費量の目標パターンを記憶した目標パターン記憶手段と、
    前記施設監視制御装置から施設のエネルギー消費量についての実績データを受信する実績データ受信手段と、
    前記実績データ受信手段により受信された実績データに基づいて前記一定期間の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出された実績値が、前記目標パターン記憶手段により記憶された目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを判定する消費量判定手段と、
    前記消費量判定手段により実績値が警報値以上であると判定された場合に、前記施設監視制御装置にエネルギー消費量を削減する制御指示を送信する制御指示送信手段と、
    を備えたことを特徴とするエネルギー管理装置。
  12. 前記施設のエネルギー消費量を減少させる設備操作を操作の優先順位とともに記憶した操作優先順位記憶手段を更に備え、
    前記制御指示送信手段は、前記操作優先順位記憶手段により記憶された設備操作の中から、実行する設備操作を優先順位に基づいて選択し、該選択した設備操作を前記制御指示として施設監視制御装置に送信することを特徴とする請求項11に記載のエネルギー管理装置。
  13. 警報値以上になった累積エネルギー消費量の実績値が前記設備操作によって警報値より少なくなったか否かを所定の時間経過後に判定し、警報値より少なくなった場合に該設備操作を元に戻す復帰操作を前記施設監視制御装置に送信する復帰指示送信手段を更に備えたことを特徴とする請求項12に記載のエネルギー管理装置。
  14. 前記目標パターンに基づく警報値を前記一定期間の警報パターンとして記憶する警報パターン記憶手段を更に備え、
    前記消費量判定手段は、前記警報パターン記憶手段に警報パターンとして記憶された警報値を用いて実績値が警報値以上であるか否かを判定することを特徴とする請求項11、12または13に記載のエネルギー管理装置。
  15. 前記警報パターン記憶手段に記憶される警報パターンは、目標パターンを一定の割合だけ増減したものであり、該一定の割合は、エネルギー消費量の実績に基づいて変動することを特徴とする請求項14に記載のエネルギー管理装置。
  16. 前記目標パターン記憶手段は、一定期間の累積エネルギー消費量の目標パターンを所定の時間間隔で記憶し、
    前記実績データ受信手段は、前記開始時点から所定の時間間隔で実績データを受信し、
    前記算出手段は、前記実績データ受信手段により所定の時間間隔で受信された実績データに基づいて前記一定期間の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値を該所定の時間間隔で算出し、
    前記消費量判定手段は、前記算出手段により所定の時間間隔で算出された実績値が、前記目標パターン記憶手段により所定の時間間隔で記憶された目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを判定することを特徴とする請求項11〜15のいずれか一つに記載のエネルギー管理装置。
  17. 前記目標パターン記憶手段は、1日の累積エネルギー消費量の目標パターンを記憶し、
    前記算出手段は、前記実績データ受信手段により受信された実績データに基づいて1日の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値を算出することを特徴とする請求項11〜16のいずれか一つに記載のエネルギー管理装置。
  18. 前記目標パターン記憶手段は、過去の実績データまたはシミュレーション結果に基づく目標パターンを記憶することを特徴とする請求項11〜17のいずれか一つに記載のエネルギー管理装置。
  19. 前記目標パターン記憶手段は、エネルギー需要が異なる暖房期、冷房期および中間期にそれぞれ対応して異なる目標パターンを記憶することを特徴とする請求項11〜18のいずれか一つに記載のエネルギー管理装置。
  20. 前記目標パターン記憶手段は、前記暖房期、冷房期および中間期の各期をそれぞれ細分した細分期間ごとに目標パターンを記憶し、各細分期間の目標パターンは、細分前の該各期の目標パターンを該各期および該各細分期間の外気温の相違に基づいて補正したものであることを特徴とする請求項19に記載のエネルギー管理装置。
  21. 施設に備えられた設備を監視制御する施設監視制御装置であって、
    前記施設の一定期間の累積エネルギー消費量の目標パターンを記憶した目標パターン記憶手段と、
    前記一定期間の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値が、前記目標パターン記憶手段により記憶された目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを判定する消費量判定手段と、
    前記消費量判定手段により実績値が警報値以上であると判定された場合に、エネルギー消費量を削減する操作を設備に対して行う設備操作手段と、
    を備えたことを特徴とする施設監視制御装置。
  22. 前記施設のエネルギー消費量を減少させる設備操作を操作の優先順位とともに記憶した操作優先順位記憶手段を更に備え、
    前記設備操作手段は、前記操作優先順位記憶手段により記憶された設備操作の中から、実行する設備操作を優先順位に基づいて選択し、該選択した設備操作を行うことを特徴とする請求項21に記載の施設監視制御装置。
  23. 警報値以上になった累積エネルギー消費量の実績値が前記設備操作によって警報値より少なくなったか否かを所定の時間経過後に判定し、警報値より少なくなった場合に該設備操作を元に戻す復帰操作を行う復帰操作手段を更に備えたことを特徴とする請求項22に記載の施設監視制御装置。
  24. 前記目標パターンに基づく警報値を前記一定期間の警報パターンとして記憶する警報パターン記憶手段を更に備え、
    前記消費量判定手段は、前記警報パターン記憶手段に警報パターンとして記憶された警報値を用いて実績値が警報値以上であるか否かを判定することを特徴とする請求項21、22または23に記載のエネルギー管理装置。
  25. 前記警報パターン記憶手段に記憶される警報パターンは、目標パターンを一定の割合だけ増減したものであり、該一定の割合は、エネルギー消費量の実績に基づいて変動することを特徴とする請求項24に記載のエネルギー管理装置。
  26. 前記目標パターン記憶手段は、一定期間の累積エネルギー消費量の目標パターンを所定の時間間隔で記憶し、
    前記消費量判定手段は、実績値が目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを前記所定の時間間隔で判定することを特徴とする請求項21〜25のいずれか一つに記載の施設監視制御装置。
  27. 前記目標パターン記憶手段は、1日の累積エネルギー消費量の目標パターンを記憶し、
    前記消費量判定手段は、1日の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値が、前記目標パターン記憶手段により記憶された目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを判定することを特徴とする請求項21〜26のいずれか一つに記載の施設監視制御装置。
  28. 前記目標パターン記憶手段は、過去の実績データまたはシミュレーション結果に基づく目標パターンを記憶することを特徴とする請求項21〜27のいずれか一つに記載の施設監視制御装置。
  29. 前記目標パターン記憶手段は、エネルギー需要が異なる暖房期、冷房期および中間期にそれぞれ対応して異なる目標パターンを記憶することを特徴とする請求項21〜28のいずれか一つに記載の施設監視制御装置。
  30. 前記目標パターン記憶手段は、前記暖房期、冷房期および中間期の各期をそれぞれ細分した細分期間ごとに目標パターンを記憶し、各細分期間の目標パターンは、細分前の該各期の目標パターンを該各期および該各細分期間の外気温の相違に基づいて補正したものであることを特徴とする請求項29に記載の施設監視制御装置。
  31. 施設に備えられた設備を監視制御する施設監視制御装置に接続される該施設のエネルギー消費量を管理するエネルギー管理装置であって、
    前記施設の一定期間の累積エネルギー消費量の目標パターンを記憶した目標パターン記憶手段と、
    前記施設監視制御装置から前記一定期間の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値を入力する実績値入力手段と、
    前記実績値入力手段により入力された実績値が、前記目標パターン記憶手段により記憶された目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを判定する消費量判定手段と、
    前記消費量判定手段により実績値が警報値以上であると判定された場合に、前記施設監視制御装置にエネルギー消費量を削減する制御指示を出力する制御指示出力手段と、
    を備えたことを特徴とするエネルギー管理装置。
  32. 前記施設のエネルギー消費量を減少させる設備操作を操作の優先順位とともに記憶した操作優先順位記憶手段を更に備え、
    前記制御指示出力手段は、前記操作優先順位記憶手段により記憶された設備操作の中から、実行する設備操作を優先順位に基づいて選択し、該選択した設備操作を前記制御指示として施設監視制御装置に出力することを特徴とする請求項31に記載のエネルギー管理装置。
  33. 警報値以上になった累積エネルギー消費量の実績値が前記設備操作によって警報値より少なくなったか否かを所定の時間経過後に判定し、警報値より少なくなった場合に該設備操作を元に戻す復帰操作を前記施設監視制御装置に出力する復帰指示出力手段を更に備えたことを特徴とする請求項32に記載のエネルギー管理装置。
  34. 前記目標パターンに基づく警報値を前記一定期間の警報パターンとして記憶する警報パターン記憶手段を更に備え、
    前記消費量判定手段は、前記警報パターン記憶手段に警報パターンとして記憶された警報値を用いて実績値が警報値以上であるか否かを判定することを特徴とする請求項31、32または33に記載のエネルギー管理装置。
  35. 前記警報パターン記憶手段に記憶される警報パターンは、目標パターンを一定の割合だけ増減したものであり、該一定の割合は、エネルギー消費量の実績に基づいて変動することを特徴とする請求項34に記載のエネルギー管理装置。
  36. 前記目標パターン記憶手段は、一定期間の累積エネルギー消費量の目標パターンを所定の時間間隔で記憶し、
    前記実績値入力手段は、前記開始時点から所定の時間間隔で実績値を入力し、
    前記消費量判定手段は、前記実績値入力手段により所定の時間間隔で入力された実績値が、前記目標パターン記憶手段により所定の時間間隔で記憶された目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを判定することを特徴とする請求項31〜35のいずれか一つに記載のエネルギー管理装置。
  37. 前記目標パターン記憶手段は、1日の累積エネルギー消費量の目標パターンを記憶し、
    前記実績値入力手段は、前記施設監視制御装置から1日の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値を入力することを特徴とする請求項31〜36のいずれか一つに記載のエネルギー管理装置。
  38. 前記目標パターン記憶手段は、過去の実績データまたはシミュレーション結果に基づく目標パターンを記憶することを特徴とする請求項31〜37のいずれか一つに記載のエネルギー管理装置。
  39. 前記目標パターン記憶手段は、エネルギー需要が異なる暖房期、冷房期および中間期にそれぞれ対応して異なる目標パターンを記憶することを特徴とする請求項31〜38のいずれか一つに記載のエネルギー管理装置。
  40. 前記目標パターン記憶手段は、前記暖房期、冷房期および中間期の各期をそれぞれ細分した細分期間ごとに目標パターンを記憶し、各細分期間の目標パターンは、細分前の該各期の目標パターンを該各期および該各細分期間の外気温の相違に基づいて補正したものであることを特徴とする請求項39に記載のエネルギー管理装置。
  41. 施設に備えられた設備を監視制御する施設監視制御装置に接続される該施設のエネルギー消費量を管理するエネルギー管理装置であって、
    前記施設の一定期間の累積エネルギー消費量の目標パターンを記憶した目標パターン記憶手段と、
    前記施設監視制御装置から施設のエネルギー消費量についての実績データを入力する実績データ入力手段と、
    前記実績データ入力手段により入力された実績データに基づいて前記一定期間の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出された実績値が、前記目標パターン記憶手段により記憶された目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを判定する消費量判定手段と、
    前記消費量判定手段により実績値が警報値以上であると判定された場合に、前記施設監視制御装置にエネルギー消費量を削減する制御指示を出力する制御指示出力手段と、
    を備えたことを特徴とするエネルギー管理装置。
  42. 前記施設のエネルギー消費量を減少させる設備操作を操作の優先順位とともに記憶した操作優先順位記憶手段を更に備え、
    前記制御指示送信手段は、前記操作優先順位記憶手段により記憶された設備操作の中から、実行する設備操作を優先順位に基づいて選択し、該選択した設備操作を前記制御指示として施設監視制御装置に出力することを特徴とする請求項41に記載のエネルギー管理装置。
  43. 警報値以上になった累積エネルギー消費量の実績値が前記設備操作によって警報値より少なくなったか否かを所定の時間経過後に判定し、警報値より少なくなった場合に該設備操作を元に戻す復帰操作を前記施設監視制御装置に出力する復帰指示出力手段を更に備えたことを特徴とする請求項42に記載のエネルギー管理装置。
  44. 前記目標パターンに基づく警報値を前記一定期間の警報パターンとして記憶する警報パターン記憶手段を更に備え、
    前記消費量判定手段は、前記警報パターン記憶手段に警報パターンとして記憶された警報値を用いて実績値が警報値以上であるか否かを判定することを特徴とする請求項41、42または43に記載のエネルギー管理装置。
  45. 前記警報パターン記憶手段に記憶される警報パターンは、目標パターンを一定の割合だけ増減したものであり、該一定の割合は、エネルギー消費量の実績に基づいて変動することを特徴とする請求項44に記載のエネルギー管理装置。
  46. 前記目標パターン記憶手段は、一定期間の累積エネルギー消費量の目標パターンを所定の時間間隔で記憶し、
    前記実績データ入力手段は、前記開始時点から所定の時間間隔で実績データを入力し、
    前記算出手段は、前記実績データ受入力手段により所定の時間間隔で入力された実績データに基づいて前記一定期間の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値を該所定の時間間隔で算出し、
    前記消費量判定手段は、前記算出手段により所定の時間間隔で算出された実績値が、前記目標パターン記憶手段により所定の時間間隔で記憶された目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを判定することを特徴とする請求項41〜45のいずれか一つに記載のエネルギー管理装置。
  47. 前記目標パターン記憶手段は、1日の累積エネルギー消費量の目標パターンを記憶し、
    前記算出手段は、前記実績データ入力手段により入力された実績データに基づいて1日の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値を算出することを特徴とする請求項41〜46のいずれか一つに記載のエネルギー管理装置。
  48. 前記目標パターン記憶手段は、過去の実績データまたはシミュレーション結果に基づく目標パターンを記憶することを特徴とする請求項41〜47のいずれか一つに記載のエネルギー管理装置。
  49. 前記目標パターン記憶手段は、エネルギー需要が異なる暖房期、冷房期および中間期にそれぞれ対応して異なる目標パターンを記憶することを特徴とする請求項41〜48のいずれか一つに記載のエネルギー管理装置。
  50. 前記目標パターン記憶手段は、前記暖房期、冷房期および中間期の各期をそれぞれ細分した細分期間ごとに目標パターンを記憶し、各細分期間の目標パターンは、細分前の該各期の目標パターンを該各期および該各細分期間の外気温の相違に基づいて補正したものであることを特徴とする請求項49に記載のエネルギー管理装置。
  51. 施設に備えられた設備を監視制御する施設監視制御装置とネットワークを介して接続されるコンピュータで実行され、該施設のエネルギー消費量を管理するエネルギー管理プログラムであって、
    前記施設監視制御装置から一定期間の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値を受信する実績値受信手順と、
    前記実績値受信手順により受信された実績値が、前記一定期間の施設の累積エネルギー消費量の目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを判定する消費量判定手順と、
    前記消費量判定手順により実績値が警報値以上であると判定された場合に、前記施設監視制御装置にエネルギー消費量を削減する制御指示を送信する制御指示送信手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするエネルギー管理プログラム。
  52. 前記施設のエネルギー消費量を減少させる設備操作を操作の優先順位とともに記憶した記憶装置から、実行する設備操作を優先順位に基づいて読み出す設備操作読出し手順を更にコンピュータに実行させ、
    前記制御指示送信手順は、前記設備操作読出し手順により読み出された設備操作を前記制御指示として施設監視制御装置に送信することを特徴とする請求項51に記載のエネルギー管理プログラム。
  53. 警報値以上になった累積エネルギー消費量の実績値が前記設備操作によって警報値より少なくなったか否かを所定の時間経過後に判定し、警報値より少なくなった場合に該設備操作を元に戻す復帰操作を前記施設監視制御装置に送信する復帰指示送信手順を更にコンピュータに実行させることを特徴とする請求項52に記載のエネルギー管理プログラム。
  54. 前記消費量判定手順は、前記目標パターンに基づく警報値を前記一定期間の警報パターンとして記憶する記憶装置から読み出して実績値が警報値以上であるか否かを判定することを特徴とする請求項51、52または53に記載のエネルギー管理プログラム。
  55. 前記記憶装置に記憶される警報パターンは、目標パターンを一定の割合だけ増減したものであり、該一定の割合は、エネルギー消費量の実績に基づいて変動することを特徴とする請求項54に記載のエネルギー管理プログラム。
  56. 前記実績値受信手順は、前記開始時点から所定の時間間隔で実績値を受信し、
    前記消費量判定手順は、前記実績値受信手順により所定の時間間隔で受信された実績値が、一定期間の累積エネルギー消費量の目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを所定の時間間隔で判定することを特徴とする請求項51〜55のいずれか一つに記載のエネルギー管理プログラム。
  57. 前記実績値受信手順は、前記施設監視制御装置から1日の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値を受信し、
    前記消費量判定手順は、前記実績値受信手順により受信された実績値が、1日の施設の累積エネルギー消費量の目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを判定することを特徴とする請求項51〜56のいずれか一つに記載のエネルギー管理プログラム。
  58. 前記目標パターンは、過去の実績データまたはシミュレーション結果に基づくものであることを特徴とする請求項51〜57のいずれか一つに記載のエネルギー管理プログラム。
  59. 前記目標パターンは、エネルギー需要が異なる暖房期、冷房期および中間期にそれぞれ対応して異なる目標パターンであることを特徴とする請求項51〜58のいずれか一つに記載のエネルギー管理プログラム。
  60. 前記目標パターンは、前記暖房期、冷房期および中間期の各期をそれぞれ細分した細分期間ごとの目標パターンであり、各細分期間の目標パターンは、細分前の該各期の目標パターンを該各期および該各細分期間の外気温の相違に基づいて補正したものであることを特徴とする請求項59に記載のエネルギー管理プログラム。
  61. 施設に備えられた設備を監視制御する施設監視制御装置とネットワークを介して接続されるコンピュータで実行され、該施設のエネルギー消費量を管理するエネルギー管理プログラムであって、
    前記施設監視制御装置から施設のエネルギー消費量についての実績データを受信する実績データ受信手順と、
    前記実績データ受信手順により受信された実績データに基づいて一定期間の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値を算出する算出手順と、
    前記算出手順により算出された実績値が、前記一定期間の施設の累積エネルギー消費量の目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを判定する消費量判定手順と、
    前記消費量判定手順により実績値が警報値以上であると判定された場合に、前記施設監視制御装置にエネルギー消費量を削減する制御指示を送信する制御指示送信手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするエネルギー管理プログラム。
  62. 前記施設のエネルギー消費量を減少させる設備操作を操作の優先順位とともに記憶した記憶装置から、実行する設備操作を優先順位に基づいて読み出す設備操作読出し手順を更にコンピュータに実行させ、
    前記制御指示送信手順は、前記設備操作読出し手順により読み出された設備操作を前記制御指示として施設監視制御装置に送信することを特徴とする請求項61に記載のエネルギー管理プログラム。
  63. 警報値以上になった累積エネルギー消費量の実績値が前記設備操作によって警報値より少なくなったか否かを所定の時間経過後に判定し、警報値より少なくなった場合に該設備操作を元に戻す復帰操作を前記施設監視制御装置に送信する復帰指示送信手順を更にコンピュータに実行させることを特徴とする請求項62に記載のエネルギー管理プログラム。
  64. 前記消費量判定手順は、前記目標パターンに基づく警報値を前記一定期間の警報パターンとして記憶する記憶装置から読み出して実績値が警報値以上であるか否かを判定することを特徴とする請求項61、62または63に記載のエネルギー管理プログラム。
  65. 前記記憶装置に記憶される警報パターンは、目標パターンを一定の割合だけ増減したものであり、該一定の割合は、エネルギー消費量の実績に基づいて変動することを特徴とする請求項64に記載のエネルギー管理プログラム。
  66. 前記実績データ受信手順は、前記開始時点から所定の時間間隔で実績データを受信し、
    前記算出手順は、前記実績データ受信手順により所定の時間間隔で受信された実績データに基づいて前記一定期間の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値を該所定の間隔で算出し、
    前記消費量判定手順は、前記算出手順により所定の時間間隔で算出された実績値が、前記一定期間の累積エネルギー消費量の目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを所定の時間間隔で判定することを特徴とする請求項61〜65のいずれか一つに記載のエネルギー管理プログラム。
  67. 前記算出手順は、前記実績データ受信手順により受信された実績データに基づいて1日の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値を算出し、
    前記消費量判定手順は、前記算出手順により算出された実績値が1日の施設の累積エネルギー消費量の目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを判定することを特徴とする請求項61〜66のいずれか一つに記載のエネルギー管理プログラム。
  68. 前記目標パターンは、過去の実績データまたはシミュレーション結果に基づくものであることを特徴とする請求項61〜67のいずれか一つに記載のエネルギー管理プログラム。
  69. 前記目標パターンは、エネルギー需要が異なる暖房期、冷房期および中間期にそれぞれ対応して異なる目標パターンであることを特徴とする請求項61〜68のいずれか一つに記載のエネルギー管理プログラム。
  70. 前記目標パターンは、前記暖房期、冷房期および中間期の各期をそれぞれ細分した細分期間ごとの目標パターンであり、各細分期間の目標パターンは、細分前の該各期の目標パターンを該各期および該各細分期間の外気温の相違に基づいて補正したものであることを特徴とする請求項69に記載のエネルギー管理プログラム。
  71. 施設に備えられた設備を監視制御する施設監視制御プログラムであって、
    前記施設の一定期間の開始時点からの累積エネルギー消費量の実績値が、該一定期間の累積エネルギー消費量の目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを判定する消費量判定手順と、
    前記消費量判定手順により実績値が警報値以上であると判定された場合に、エネルギー消費量を削減する操作を設備に対して行う設備操作手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする施設監視制御プログラム。
  72. 前記施設のエネルギー消費量を減少させる設備操作を操作の優先順位とともに記憶した記憶装置から、実行する設備操作を優先順位に基づいて読み出す設備操作読出し手順を更にコンピュータに実行させ、
    前記設備操作手順は、前記設備操作読出し手順により読み出された設備操作を行うことを特徴とする請求項71に記載の施設監視制御プログラム。
  73. 警報値以上になった累積エネルギー消費量の実績値が前記設備操作によって警報値より少なくなったか否かを所定の時間経過後に判定し、警報値より少なくなった場合に該設備操作を元に戻す復帰操作を行う復帰操作手順を更にコンピュータに実行させることを特徴とする請求項72に記載の施設監視制御プログラム。
  74. 前記消費量判定手順は、前記目標パターンに基づく警報値を前記一定期間の警報パターンとして記憶する記憶装置から読み出して実績値が警報値以上であるか否かを判定することを特徴とする請求項71、72または73に記載の施設監視制御プログラム。
  75. 前記記憶装置に記憶される警報パターンは、目標パターンを一定の割合だけ増減したものであり、該一定の割合は、エネルギー消費量の実績に基づいて変動することを特徴とする請求項74に記載の施設監視制御プログラム。
  76. 前記消費量判定手順は、前記施設の一定期間の開始時点からの累積エネルギー消費量の実績値が、該一定期間の累積エネルギー消費量の目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを所定の時間間隔で判定することを特徴とする請求項71〜75のいずれか一つに記載の施設監視制御プログラム。
  77. 前記消費量判定手順は、前記施設の1日の開始時点からの累積エネルギー消費量の実績値が、該施設の1日の累積エネルギー消費量の目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを判定することを特徴とする請求項71〜76のいずれか一つに記載の施設監視制御プログラム。
  78. 前記目標パターンは、過去の実績データまたはシミュレーション結果に基づくものであることを特徴とする請求項71〜77のいずれか一つに記載の施設監視制御プログラム。
  79. 前記目標パターンは、エネルギー需要が異なる暖房期、冷房期および中間期にそれぞれ対応して異なる目標パターンであることを特徴とする請求項71〜78のいずれか一つに記載の施設監視制御プログラム。
  80. 前記目標パターンは、前記暖房期、冷房期および中間期の各期をそれぞれ細分した細分期間ごとの目標パターンであり、各細分期間の目標パターンは、細分前の該各期の目標パターンを該各期および該各細分期間の外気温の相違に基づいて補正したものであることを特徴とする請求項79に記載の施設監視制御プログラム。
  81. 施設に備えられた設備を監視制御する施設監視制御装置に接続される該施設のエネルギー消費量を管理するエネルギー管理装置に搭載されるエネルギー管理プログラムであって、
    前記施設監視制御装置から一定期間の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値を入力する実績値入力手順と、
    前記実績値入力手順により入力された実績値が、前記一定期間の施設の累積エネルギー消費量の目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを判定する消費量判定手順と、
    前記消費量判定手順により実績値が警報値以上であると判定された場合に、前記施設監視制御装置にエネルギー消費量を削減する制御指示を出力する制御指示出力手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするエネルギー管理プログラム。
  82. 前記施設のエネルギー消費量を減少させる設備操作を操作の優先順位とともに記憶した記憶装置から、実行する設備操作を優先順位に基づいて読み出す設備操作読出し手順を更にコンピュータに実行させ、
    前記制御指示出力手順は、前記設備操作読出し手順により読み出された設備操作を前記制御指示として施設監視制御装置に出力することを特徴とする請求項81に記載のエネルギー管理プログラム。
  83. 警報値以上になった累積エネルギー消費量の実績値が前記設備操作によって警報値より少なくなったか否かを所定の時間経過後に判定し、警報値より少なくなった場合に該設備操作を元に戻す復帰操作を前記施設監視制御装置に出力する復帰指示出力手順を更にコンピュータに実行させることを特徴とする請求項82に記載のエネルギー管理プログラム。
  84. 前記消費量判定手順は、前記目標パターンに基づく警報値を前記一定期間の警報パターンとして記憶する記憶装置から読み出して実績値が警報値以上であるか否かを判定することを特徴とする請求項81、82または83に記載のエネルギー管理プログラム。
  85. 前記記憶装置に記憶される警報パターンは、目標パターンを一定の割合だけ増減したものであり、該一定の割合は、エネルギー消費量の実績に基づいて変動することを特徴とする請求項84に記載のエネルギー管理プログラム。
  86. 前記実績値入力手順は、前記開始時点から所定の時間間隔で実績値を入力し、
    前記消費量判定手順は、前記実績値受信手順により所定の時間間隔で入力された実績値が、一定期間の累積エネルギー消費量の目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを所定の時間間隔で判定することを特徴とする請求項81〜85のいずれか一つに記載のエネルギー管理プログラム。
  87. 前記実績値入力手順は、前記施設監視制御装置から1日の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値を入力し、
    前記消費量判定手順は、前記実績値入力手順により入力された実績値が、1日の施設の累積エネルギー消費量の目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを判定することを特徴とする請求項81〜86のいずれか一つに記載のエネルギー管理プログラム。
  88. 前記目標パターンは、過去の実績データまたはシミュレーション結果に基づくものであることを特徴とする請求項81〜87のいずれか一つに記載のエネルギー管理プログラム。
  89. 前記目標パターンは、エネルギー需要が異なる暖房期、冷房期および中間期にそれぞれ対応して異なる目標パターンであることを特徴とする請求項81〜88のいずれか一つに記載のエネルギー管理プログラム。
  90. 前記目標パターンは、前記暖房期、冷房期および中間期の各期をそれぞれ細分した細分期間ごとの目標パターンであり、各細分期間の目標パターンは、細分前の該各期の目標パターンを該各期および該各細分期間の外気温の相違に基づいて補正したものであることを特徴とする請求項89に記載のエネルギー管理プログラム。
  91. 施設に備えられた設備を監視制御する施設監視制御装置に接続される該施設のエネルギー消費量を管理するエネルギー管理装置に搭載されるエネルギー管理プログラムであって、
    前記施設監視制御装置から施設のエネルギー消費量についての実績データを入力する実績データ入力手順と、
    前記実績データ入力手順により入力された実績データに基づいて一定期間の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値を算出する算出手順と、
    前記算出手順により算出された実績値が、前記一定期間の施設の累積エネルギー消費量の目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを判定する消費量判定手順と、
    前記消費量判定手順により実績値が警報値以上であると判定された場合に、前記施設監視制御装置にエネルギー消費量を削減する制御指示を出力する制御指示出力手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするエネルギー管理プログラム。
  92. 前記施設のエネルギー消費量を減少させる設備操作を操作の優先順位とともに記憶した記憶装置から、実行する設備操作を優先順位に基づいて読み出す設備操作読出し手順を更にコンピュータに実行させ、
    前記制御指示出力手順は、前記設備操作読出し手順により読み出された設備操作を前記制御指示として施設監視制御装置に出力することを特徴とする請求項91に記載のエネルギー管理プログラム。
  93. 警報値以上になった累積エネルギー消費量の実績値が前記設備操作によって警報値より少なくなったか否かを所定の時間経過後に判定し、警報値より少なくなった場合に該設備操作を元に戻す復帰操作を前記施設監視制御装置に出力する復帰指示出力手順を更にコンピュータに実行させることを特徴とする請求項92に記載のエネルギー管理プログラム。
  94. 前記消費量判定手順は、前記目標パターンに基づく警報値を前記一定期間の警報パターンとして記憶する記憶装置から読み出して実績値が警報値以上であるか否かを判定することを特徴とする請求項91、92または93に記載のエネルギー管理プログラム。
  95. 前記記憶装置に記憶される警報パターンは、目標パターンを一定の割合だけ増減したものであり、該一定の割合は、エネルギー消費量の実績に基づいて変動することを特徴とする請求項94に記載のエネルギー管理プログラム。
  96. 前記実績データ入力手順は、前記開始時点から所定の時間間隔で実績データを入力し、
    前記算出手順は、前記実績データ入力手順により所定の時間間隔で入力された実績データに基づいて前記一定期間の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値を該所定の間隔で算出し、
    前記消費量判定手順は、前記算出手順により所定の時間間隔で算出された実績値が、前記一定期間の累積エネルギー消費量の目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを所定の時間間隔で判定することを特徴とする請求項91〜95のいずれか一つに記載のエネルギー管理プログラム。
  97. 前記算出手順は、前記実績データ入力手順により入力された実績データに基づいて1日の開始時点からの施設の累積エネルギー消費量の実績値を算出し、
    前記消費量判定手順は、前記算出手順により算出された実績値が1日の施設の累積エネルギー消費量の目標パターンに基づく警報値以上であるか否かを判定することを特徴とする請求項91〜96のいずれか一つに記載のエネルギー管理プログラム。
  98. 前記目標パターンは、過去の実績データまたはシミュレーション結果に基づくものであることを特徴とする請求項91〜97のいずれか一つに記載のエネルギー管理プログラム。
  99. 前記目標パターンは、エネルギー需要が異なる暖房期、冷房期および中間期にそれぞれ対応して異なる目標パターンであることを特徴とする請求項91〜98のいずれか一つに記載のエネルギー管理プログラム。
  100. 前記目標パターンは、前記暖房期、冷房期および中間期の各期をそれぞれ細分した細分期間ごとの目標パターンであり、各細分期間の目標パターンは、細分前の該各期の目標パターンを該各期および該各細分期間の外気温の相違に基づいて補正したものであることを特徴とする請求項99に記載のエネルギー管理プログラム。

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