JP4849373B1 - 省エネルギー制御プログラムシミュレーションフィードバックシステム - Google Patents

省エネルギー制御プログラムシミュレーションフィードバックシステム Download PDF

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Abstract

省エネルギー制御プログラムに基づいて複数のエネルギー消費機器を運転・制御しているときに、目標にしている省エネルギー運転に近づけるように、前記省エネルギー制御プログラムを自動的に補正する。
所定の制御率を採用している省エネルギー制御プログラムに基づいて複数のエネルギー消費機器を運転・制御した後の実績エネルギー使用量と、当該省エネルギー制御プログラムが目標としていた目標エネルギー使用量から前記制御率を補正する全体補正率を導き出し、前記複数のエネルギー消費機器を構成する個別のエネルギー消費機器の目標未達成量と、前記第一の補正率に基づいて当該個別のエネルギー消費機器を運転・制御したときの省エネルギー効果量とから個別補正率を導き出し、前記制御率と全体補正率と個別補正率とから導き出した補正後制御率を使用する省エネルギー制御プログラムに補正する。
【選択図】図9

Description

この発明は、建造物に配備されている複数のエネルギー消費機器の運転を省エネルギー制御プログラムを用いているコンピュータによって制御し、より少ないエネルギー消費で(すなわち、省エネルギーで)、より効率よく前記複数のエネルギー消費機器を運転・制御する省エネルギー制御システムに関する。特に、前記省エネルギー制御プログラムに基づいて前記複数のエネルギー消費機器を運転・制御している場合であって、目標とする省エネルギー効果を達成できないときに、目標としている省エネルギー運転に近づけるように、前記省エネルギー制御プログラムを自動的に補正するシステムに関する。
省エネルギー制御プログラムを用いるコンピュータの下で、建造物に配備されている複数のエネルギー消費機器の運転を制御し、より少ないエネルギー消費で(すなわち、省エネルギーで)、より効率よく前記複数のエネルギー消費機器を運転・制御する省エネルギー制御システムに関しては従来から種々の提案が行われている。また、そのような省エネルギー制御システムの省エネルギー効果を評価する方法、システムに関しても種々の提案が行われている(例えば、特許文献1、2、3)。
特開2000−329805号公報 特開2003−50626号公報 特開2005−141403号公報
前述した従来の省エネルギー制御システムによれば、目的とした消費エネルギーの低減や、エネルギー消費に要する費用などの低減を達成でき、また、省エネルギー効果の評価を行うことが可能であるとされている。
しかし、省エネルギー制御プログラムに基づいて建造物に配備されている複数のエネルギー消費機器を運転・制御している場合であって、当該省エネルギー制御プログラムが目標にしている省エネルギー効果を達成できないときに、目標にしている省エネルギー運転に近づけるように、前記省エネルギー制御プログラムを自動的に補正するシステムに関しては、十分な提案が行われていなかった。
本願発明は、省エネルギー制御プログラムに基づいて建造物に配備されている複数のエネルギー消費機器を運転・制御している場合であって、当該省エネルギー制御プログラムが目標にしている省エネルギー効果を達成できないときに、目標にしている省エネルギー運転に近づけるように、前記省エネルギー制御プログラムを自動的に補正するシステムを提案することを目的にしている。
請求項1記載の発明は、
エネルギー消費機器を省エネルギーで運転・制御する際の第一の設定省エネルギー制御率が設定されている第一の省エネルギー制御プログラムに従って運転・制御される前記エネルギー消費機器が複数配備されている建造物における当該複数のエネルギー消費機器が、前記あらかじめ定められている期間運転されたときに、前記エネルギー消費機器ごとのエネルギー使用量を加算して前記複数のエネルギー消費機器が前記あらかじめ定められている期間運転されたことによって使用された全体のエネルギー使用量である全体実績使用エネルギー量を算出するエネルギー使用実績量算出処理部と、
前記設定されている各第一の省エネルギー制御プログラムにしたがって前記複数のエネルギー消費機器がそれぞれ前記あらかじめ定められている期間運転されるときに各エネルギー消費機器が使用する目標としているエネルギー消費機器ごとの個別目標エネルギー使用量を合計した全体目標エネルギー使用量と、前記全体実績使用エネルギー量とを比較し、前記全体実績使用エネルギー量が前記全体目標エネルギー使用量より大きいと判断したときに、全体実績使用エネルギー量から前記全体目標エネルギー使用量を減算し、これを前記全体実績使用エネルギー量で除算することにより第一の全体補正率を算出する第一の補正率算出処理部と、
前記複数のエネルギー消費機器を構成するエネルギー消費機器ごとに、当該エネルギー消費機器の設備容量と、前記第一の全体補正率と、前記あらかじめ定められている期間における運転日数と、運転日における運転時間と、稼働率とを乗算して各エネルギー消費機器の個別補正省エネルギー効果量を算出する補正省エネルギー効果量算出処理部と、
前記複数のエネルギー消費機器を構成するエネルギー消費機器ごとの前記あらかじめ定められている期間運転されたときの個別実績エネルギー使用量と、当該エネルギー消費機器が前記第一の省エネルギー制御プログラムにしたがって前記あらかじめ定められている期間運転されるときに使用する目標としている個別目標エネルギー使用量を比較し、前記個別実績エネルギー使用量が前記個別目標エネルギー使用量より大きいと判断したときに、前記個別実績エネルギー使用量から前記個別目標エネルギー使用量を減算して前記エネルギー消費機器ごとの個別未達成エネルギー量を求め、これを当該エネルギー消費機器について前記補正省エネルギー効果量算出処理部によって算出された前記個別補正省エネルギー効果量で除算して当該エネルギー消費機器についての第一の個別補正率を算出する第二の補正率算出処理部と、
各エネルギー消費機器について前記第一の省エネルギー制御プログラムで設定されていた前記第一の設定省エネルギー制御率に、前記第二の補正率算出処理部が算出した当該エネルギー消費機器についての第一の個別補正率と、前記第一の補正率算出処理部が算出した第一の全体補正率とを加算し、エネルギー消費機器ごとの第一の補正後設定省エネルギー制御率を算出する第三の補正率算出処理部と、
前記省エネルギー制御プログラムにおける各エネルギー消費機器についての前記第一の設定省エネルギー制御率を、前記で算出された第一の補正後設定省エネルギー制御率に置き換えた後の第一の補正後省エネルギー制御プログラムを、前記各エネルギー消費機器を運転・制御する省エネルギー制御プログラムとして設定する第一の省エネルギー制御プログラム変更手段と
を備えていることを特徴とする省エネルギー制御プログラムシミュレーションフィードバックシステム。
である。
請求項2記載の発明は、
エネルギー消費機器を省エネルギーで運転・制御する際の第二の設定省エネルギー制御率が設定されている第二の省エネルギー制御プログラムに従って運転・制御される前記エネルギー消費機器が複数配備されている建造物における当該複数のエネルギー消費機器が、前記あらかじめ定められている期間運転されたときに、前記エネルギー消費機器ごとのエネルギー使用料金を加算して得られる前記複数のエネルギー消費機器が前記あらかじめ定められている期間運転されたことによる全体のエネルギー使用料金である全体実績エネルギー使用料金を算出するエネルギー使用料金算出処理部と、
前記第二の省エネルギー制御プログラムを補正・変更した後の第二の補正後省エネルギー制御プログラムにしたがって前記複数のエネルギー消費機器がそれぞれ前記あらかじめ定められている期間運転されるときにおける各エネルギー消費機器の目標としている個別目標エネルギー使用料金を合計した全体目標エネルギー使用料金と、前記全体実績エネルギー使用料金とを比較し、前記全体実績エネルギー使用料金が前記全体目標エネルギー使用料金より大きいと判断したときに、前記全体実績エネルギー使用料金から前記全体目標エネルギー使用料金を減算し、これを前記全体実績エネルギー使用料金で除算することにより第二の全体補正率を算出する第四の補正率算出処理部と、
前記複数のエネルギー消費機器を構成するエネルギー消費機器ごとに、当該エネルギー消費機器の設備容量と、前記第二の全体補正率と、前記あらかじめ定められている期間における運転日数と、運転日における運転時間と、稼働率とを乗算して各エネルギー消費機器の個別補正省エネルギー効果使用料金を算出する補正省エネルギー効果使用料金算出処理部と、
前記複数のエネルギー消費機器を構成するエネルギー消費機器ごとの前記あらかじめ定められている期間運転されたときの個別実績エネルギー使用料金と、当該エネルギー消費機器が前記第二の補正後省エネルギー制御プログラムにしたがって前記あらかじめ定められている期間運転されるときに使用する目標としている個別目標エネルギー使用料金を比較し、前記個別実績エネルギー使用料金が前記個別目標エネルギー使用料金より大きいと判断したときに前記個別実績エネルギー使用料金から前記個別目標エネルギー使用料金を減算して前記エネルギー消費機器ごとの個別未達成エネルギー使用料金を求め、これを当該エネルギー消費機器について前記補正省エネルギー効果使用料金算出処理部によって算出された前記個別補正省エネルギー効果使用料金で除算して当該エネルギー消費機器についての第二の個別補正率を算出する第五の補正率算出処理部と、
各エネルギー消費機器について前記第二の省エネルギー制御プログラムで設定されていた前記第二の設定省エネルギー制御率に、前記第五の補正率算出処理部が算出した当該エネルギー消費機器についての第二の個別補正率と、前記第四の補正率算出処理部が算出した第二の全体補正率とを加算し、エネルギー消費機器ごとの第二の補正後設定省エネルギー制御率を算出する第六の補正率算出処理部と、
前記第二の省エネルギー制御プログラムにおける各エネルギー消費機器についての前記第二の設定省エネルギー制御率を、前記で算出された第二の補正後設定省エネルギー制御率に置き換えた後の第二の補正後省エネルギー制御プログラムを、前記各エネルギー消費機器を運転・制御する省エネルギー制御プログラムとして設定する第二の省エネルギー制御プログラム変更手段と
を備えていることを特徴とする省エネルギー制御プログラムシミュレーションフィードバックシステム
である。
この発明によれば、省エネルギー制御プログラムに基づいて建造物に配備されている複数のエネルギー消費機器を運転・制御している場合であって、当該省エネルギー制御プログラムが目標にしている省エネルギー効果を達成できないときに、目標にしている省エネルギー運転に近づけるように、前記省エネルギー制御プログラムを自動的に補正するシステムを提供することができる。
本発明のシステムの概略構成を表す図。 複数のエネルギー消費機器が省エネルギー制御プログラムで運転・制御されているときの複数のエネルギー消費機器の制御率、設備容量などの概要の一例を示す図。 建造物基本情報DBに格納されている建造物に関する基本情報の一例を示す図。 (a)、(b)、(c)は、省エネルギー実績DBに格納されている実績情報の一例を示す図。 省エネルギー制御プログラムを用いるコンピュータの下で運転・制御された実績の一例を表す図。 個別補正率を算出する際に参照するテーブルの一例を表す図。 FCUの毎月の制御率の一例を表す図。 エネルギー使用料金実績に基づき翌年の使用料金削減を計画する際に参照するテーブルの一例を表す図。 本発明のシステムに基づく処理フローの一例を表す図。 本発明のシステムに基づく他の処理フローの一例を表す図。
本発明においては、建造物に配備されている複数のエネルギー消費機器が、省エネルギー制御プログラムを用いるコンピュータの下で運転・制御されている。
一般的に、建造物(例えば、商業用ビル、事業用ビル、工場施設、公会堂、劇場、スポーツ施設、大規模複合施設など)には、空調機器、外調機、給排機、冷凍機設備、熱源ポンプ設備、照明設備などの多数のエネルギー消費機器が設置されている。
この複数のエネルギー消費機器は、それぞれ、所定の設備容量を備えており、省エネルギー制御プログラムに従ってコンピュータの制御の下で運転・制御されている。
この省エネルギー制御プログラムは、前記複数のエネルギー消費機器を、より少ないエネルギー消費で、すなわち、省エネルギーで運転・制御するように作成されているものである。
この省エネルギー制御プログラムでは、前記複数のエネルギー消費機器を構成する各エネルギー消費機を省エネルギーで運転・制御する際の設定省エネルギー制御率が定められている。
図2は、建造物に配備されている複数のエネルギー消費機器が省エネルギー制御プログラムを用いるコンピュータの下で運転・制御され、ここに、本発明のシステムが適用される場合における、前記複数のエネルギー消費機器の構成の一例を示すものである。
図2図示の実施形態では、複数のエネルギー消費機器としてファンコイルユニット(FCU)、空調機(エアハンドリングユニット)(AHU)、業務・ビル用の大型空調機(Package Air Conditiner)(PAC)、ポンプが備えられている。各エネルギー消費機器を運転・制御する省エネルギー制御プログラムに採用されている設定省エネルギー制御率(制御率)はFCU:20%、AHU:23%、PAC:20%、ポンプ:15%である。また、各エネルギー消費機器の設備容量、あらかじめ定められている期間における運転日数(日)、運転日における運転時間(h/日)、稼働率(%)は図2図示の通りであるとする。
図2において、「実施制御率」は、電力効果率を算出するために用いている制御率のことである。FCUとPACでは制御率と同じであるが、AHUとポンプは、インバータ制御を行うため、実施制御率が機器制御の3乗根になっている。すなわち、AHUは機器制御率が23%=0.23であるので、インバータ制御を行う実施制御率は1−(1−0.23)×(1−0.23)×(1−0.23)=0.543として求められる。同様に、機器制御率が15%=0.15のポンプの実施制御率は0.39となっている。
図2における「省エネ効果量」は、各エネルギー消費機器を、当該エネルギー消費機器に対して設定されている省エネルギー制御プログラムの設定省エネルギー制御率(図2の実施制御率)に基づいてあらかじめ定められている期間運転した際の、省エネルギー効果の量を表すものである。エネルギー消費機器ごとに、当該エネルギー消費機器の設備容量と、設定省エネルギー制御率(図2の実施制御率)と、あらかじめ定められている期間における運転日数(図2の場合は365日)と、運転日における運転時間(図2の場合は一日あたり10時間)と、各エネルギー消費機器の稼働率とを乗算して求めたものである。
図2図示の場合は、あらかじめ定められている期間における運転日数が365日であるので、1年間あたりの省エネルギー効果量が算出されている。
コンピュータからなる本発明のシステムは、図1図示のように、エネルギー使用実績量算出処理部2、第一の補正率算出処理部3、補正省エネルギー効果量算出処理部4、第二の補正率算出処理部5、第三の補正率算出処理部6、第一の省エネルギー制御プログラム変更手段7、エネルギー使用料金算出処理部12、第四の補正率算出処理部13、補正省エネルギー効果使用料金算出処理部14、第五の補正率算出処理部15、第六の補正率算出処理部16、第二の省エネルギー制御プログラム変更手段17、データベース30を備えている。
データベース30には、省エネルギー制御プログラムDB31と、省エネルギー実績DB32と、建造物基本情報DB33、エネルギー使用料金34とが備えられている。
建造物に配備されている複数のエネルギー消費機器は省エネルギー制御プログラムを用いるコンピュータの下で運転・制御されており、ここに、本発明のシステムが適用されることになる。
前記の建造物の基本的な情報が建造物基本情報DB33に格納されている。図3は建造物基本情報DB33に格納されている建造物に関する基本情報の一例を示すものである。
省エネルギー実績DB32には、図4に一例を示すように、省エネルギー制御プログラムでコンピュータが複数のエネルギー消費機器を運転・制御した際の実績に関する情報が格納されている。
省エネルギー制御プログラムDB31には、実施されている省エネルギー制御プログラムに関する情報が格納されている。
この実施されている省エネルギー制御プログラムは、この省エネルギー制御プログラムが適用される建造物の建造物基本情報DB33に格納されている情報と、省エネルギー実績DB32に格納されている情報とを利用して構築される。例えば、建造物の種類・規模やそこに配備されている複数のエネルギー消費機器の種類、数や設備容量に基づき、これに状況が近似している建造物・エネルギー消費機器についての省エネルギー効果実績を参照し、シミュレーションを繰返しながら省エネルギー制御プログラムは構築されている。
本発明のシステムは、以下の実施例1、2でより詳しく説明するように、所定の期間、省エネルギー制御プログラムを用いるコンピュータの下で、建造物に配備されている複数のエネルギー消費機器を運転・制御し、その運転実績を踏まえて、当該省エネルギー制御プログラムで目標としていた省エネルギー効果、省エネルギー運転が達成できていないときに、目標としていた省エネルギー効果、省エネルギー運転を実現できるように前記省エネルギー制御プログラムを自動的に補正するものである。また、所定の期間における複数のエネルギー消費機器の運転・制御実績を参照し、今後における前記複数のエネルギー消費機器の運転に伴うエネルギー使用料金の減額を計画し、その際に使用する省エネルギー制御プログラムを従来使用されていた前記省エネルギー制御プログラムから補正して作成するものである。
本発明においては、前記複数のエネルギー消費機器の運転を複数回シミュレーションし、その結果をフィードバックして、前記省エネルギー制御プログラムに採用されている各エネルギー消費機器についての制御率を補正している。こうして、前記省エネルギー制御プログラムを補正するものである。
以下、本発明のシステムにより、省エネルギー制御プログラムを自動的に補正する一例を説明する。この実施例は、所定の期間、省エネルギー制御プログラムを用いるコンピュータの下で、建造物に配備されている複数のエネルギー消費機器を運転・制御してきたところ、目標とする省エネルギー効果を達成できないときに、目標とする省エネルギー運転に近づけるように、前記省エネルギー制御プログラムを自動的に補正するものである。
まず、エネルギー使用実績量算出処理部2が、全体実績使用エネルギー量を算出する(S101)。すなわち、補正対象の第一の省エネルギー制御プログラムを用いて複数のエネルギー消費機器が運転・制御されていた建造物における前記複数のエネルギー消費機器があらかじめ定められている期間運転されたことによって使用された全体のエネルギー使用量が算出される。
図5は、補正対象の第一の省エネルギー制御プログラムを用いて複数のエネルギー消費機器が運転・制御されていた建造物における複数のエネルギー消費機器の使用実績を建造物基本情報DB33から抽出した一例を示すものである。
このような情報を利用して、補正対象の第一の省エネルギー制御プログラムを用いて複数のエネルギー消費機器が運転・制御されていた建造物における図2に例示されている構成からなっていたFCU、AHU、PAC、ポンプの1年間の全体のエネルギー使用量を算出したところ2,300,000kwhであったとする。
次に、第一の補正率算出処理部3が第一の全体補正率を算出する。
ここでは、まず、設定されている各第一の省エネルギー制御プログラムにしたがって前記複数のエネルギー消費機器(前記の例では、FCU、AHU、PAC、ポンプ)がそれぞれ前記のあらかじめ定められている期間(前記では、1年間)運転されるときに各エネルギー消費機器が使用する目標としているエネルギー消費機器ごとの個別目標エネルギー使用量を合計した全体目標エネルギー使用量と、前記の全体実績使用エネルギー量(2,300,000kwh)とを比較する処理を第一の補正率算出処理部3が行う(S102)
エネルギー消費機器ごとの個別目標エネルギー使用量や、全体目標エネルギー使用量は第一の省エネルギー制御プログラムが設定された際に、目標として算出され、それぞれ、省エネルギー制御プログラムDB31に格納されている。
ここで、例えば、全体目標エネルギー使用量が2,200,000kwhであるとすると、第一の補正率算出処理部3は両者を比較し、この場合には、全体実績使用エネルギー量(2,300,000kwh)が、全体目標エネルギー使用量(2,200,000kwh)より大きいと判断することになる。
このように、全体実績使用エネルギー量が、全体目標エネルギー使用量より大きいと判断した場合、第一の補正率算出処理部3は、全体実績使用エネルギー量から全体目標エネルギー使用量を減算し、これを全体実績使用エネルギー量で除算することにより第一の全体補正率を算出する(S103)。
前記の場合では、(2,300,000kwh−2,200,000kwh)÷2,300,000kwh×100=4.4%と、第一の全体補正率が算出される。
次に、補正省エネルギー効果量算出処理部4が、各エネルギー消費機器の個別補正省エネルギー効果量を算出する(S104)。
この個別補正省エネルギー効果量は、「(全体実績使用エネルギー量−全体目標エネルギー使用量)÷全体実績使用エネルギー量」で導き出された第一の全体補正率を利用して導き出される。
すなわち、補正省エネルギー効果量算出処理部4は、複数のエネルギー消費機器を構成するエネルギー消費機器ごとに、当該エネルギー消費機器の設備容量と、前述した第一の全体補正率と、前記あらかじめ定められている期間における運転日数と、運転日における運転時間と、稼働率とを乗算して各エネルギー消費機器の個別補正省エネルギー効果量を算出する。
例えば、図6に例示されている例の場合、FCUの個別補正省エネルギー効果量は次のようにして算出される。設備容量(180kw)×制御率(すなわち、実施制御率)(0.044)×あらかじめ定められている期間における運転日数(365日)×運転日における運転時間(10時間/日)×稼働率(0.6)=17,000kwh。これが図6でH欄に記載されている。
また、インバータ制御で実施制御率が1−(1−0.044)×(1−0.044)×(1−0.044)=0.13となるAHUの場合は次のようになる(小数点第三位以下繰上げ)。設備容量(70kw)×制御率(すなわち、実施制御率)(0.13)×あらかじめ定められている期間における運転日数(365日)×運転日における運転時間(10時間/日)×稼働率(0.6)=20,000kwh(百の位以下を繰り上げ)。
次に、第二の補正率算出処理部5が各エネルギー消費機器についての第一の個別補正率を算出する。
ここでは、まず、前記複数のエネルギー消費機器を構成するエネルギー消費機器ごとの前記あらかじめ定められている期間運転されたときの個別実績エネルギー使用量と、当該エネルギー消費機器が前記第一の省エネルギー制御プログラムにしたがって前記あらかじめ定められている期間運転されるときに使用する目標としている個別目標エネルギー使用量とを第二の補正率算出処理部5が比較する(S105)。
例えば、補正対象の第一の省エネルギー制御プログラムを用いて複数のエネルギー消費機器が運転・制御されていた建造物における複数のエネルギー消費機器が図2に例示されている構成からなっており、このFCUの第一の省エネルギー制御プログラムにしたがって1年間運転されるときに使用する目標としている目標エネルギー使用量が228,000kwhであったにもかかわらず、この1年間における実際の使用量(実績エネルギー使用量)が250,000kwhであったとする。
このような場合には、第二の補正率算出処理部5は、両者を比較し、実績エネルギー使用量(250,000kwh)が、目標エネルギー使用量(228,000kwh)より大きいと判断することになる。
このように、個別実績エネルギー使用量が個別目標エネルギー使用量より大きいと判断した場合、第二の補正率算出処理部5は、前記個別実績エネルギー使用量から前記個別目標エネルギー使用量を減算して前記エネルギー消費機器ごとの個別未達成エネルギー量を求める(S106)。
前記では、250,000kwh−228,000kwh=22,000kwhと、FCUについての個別未達成エネルギー量(22,000kwh)を求める。
そして、第二の補正率算出処理部5は、この算出した個別未達成エネルギー量を、当該エネルギー消費機器(FCU)について補正省エネルギー効果量算出処理部4によって算出されている個別補正省エネルギー効果量で除算して当該エネルギー消費機器(FCU)についての第一の個別補正率を算出する(S107)。
前記の例では、FCUについての第一の個別補正率は、個別未達成エネルギー量(22,000kwh)÷個別補正省エネルギー効果量(17,000kwh)÷100=0.012として求められる。
次に、第三の補正率算出処理部6が、第一の補正後設定省エネルギー制御率を算出する(108)。
第三の補正率算出処理部6によって行われるこの第一の補正後設定省エネルギー制御率の算出は、各エネルギー消費機器について前記省エネルギー制御プログラムで設定されていた前記第一の設定省エネルギー制御率に、第二の補正率算出処理部5が算出した当該エネルギー消費機器についての第一の個別補正率と、第一の補正率算出処理部3が算出した第一の全体補正率とを加算することによって行われる。
すなわち、図6図示の例では、FCUについての第一の補正後設定省エネルギー制御率を算出は、FCUについて第一の省エネルギー制御プログラムで設定されていた第一の設定省エネルギー制御率(20%)に、第二の補正率算出処理部5が算出したFCUについての第一の個別補正率(1.2%)と、第一の補正率算出処理部3が算出した第一の全体補正率(4.4%)とを加算した25.6%になる。
同様の工程がAHU、PAC、ポンプについても行われ、それぞれの第一の補正後設定省エネルギー制御率は次のようになる。
AHU:23%+1.2%+4.4%=28.6%
PAC:20%+1.2%+4.4%=25.6%
ポンプ:15%+1.2%+4.4%=20.6%
次に、第一の省エネルギー制御プログラム変更手段7が、前記第一の省エネルギー制御プログラムにおける各エネルギー消費機器についての前記第一の設定省エネルギー制御率を、前記で算出された第一の補正後設定省エネルギー制御率に置き換えた後の第一の補正後省エネルギー制御プログラムを、前記各エネルギー消費機器を運転・制御する省エネルギー制御プログラムとして設定する処理動作を行なう(S109)。
この結果、このように省エネルギー制御プログラムが補正された後は、当初目標としていた省エネルギー運転により近づけるように補正された第一の補正後設定省エネルギー制御率を採用している第一の補正後省エネルギー制御プログラムに基づいて複数のエネルギー消費機器が運転・制御されることになる。
以上説明したように、本発明によれば、最初に設定されていた第一の設定省エネルギー制御率を採用している第一の省エネルギー制御プログラムに基づいて複数のエネルギー消費機器が所定の期間運転・制御された後の全体実績使用エネルギー量と、当該第一の省エネルギー制御プログラムを用いていたことによる全体目標エネルギー使用量とを用い、第一の全体補正率が「(全体実績使用エネルギー量−全体目標エネルギー使用量)÷全体実績使用エネルギー量」によって求められる。
次に、この第一の全体補正率を利用して、前記複数のエネルギー消費機器を構成している個別のエネルギー消費機器を前記の所定の期間運転した際にどの程度の省エネルギー効果が発揮されるかが算出される。すなわち、各エネルギー消費機器についての個別補正省エネルギー効果量が算出される。
一方、各エネルギー消費機器が前記第一の設定省エネルギー制御率の第一の省エネルギー制御プログラムを用いて前記の所定の期間運転された際の個別実績エネルギー使用量から、前記第一の設定省エネルギー制御率の第一の省エネルギー制御プログラムにしたがって前記所定の期間運転されるときに使用する目標としている個別目標エネルギー使用量を減算して個別未達成エネルギー量を算出し、この個別未達成エネルギー量を当該エネルギー消費機器について前記で算出した個別補正省エネルギー効果量で除算する。これによって当該エネルギー消費機器についての第一の個別補正率が算出される。
本発明では、上述したように、まず、全体実績使用エネルギー量から全体目標エネルギー使用量を減算し、これを全体実績使用エネルギー量で除算することにより第一の全体補正率が算出される。複数のエネルギー消費機器全体について、使用実績が目標より大きかった場合に、省エネルギー制御率を高めるために必要な補正数値を導き出し、これを第一の全体補正率にしているのである。
次に、個々のエネルギー消費機器について、個別未達成エネルギー量を、前記で求めた全体についての補正数値を用いて制御を行なった場合に見込める個別補正省エネルギー効果量で除算することにより、当該個別のエネルギー消費機器についての省エネルギー制御率を高めるために必要な補正数値を導き出し、これを第一の個別補正率にしている。
このようにして二段階で算出された第一の全体補正率と、第一の個別補正率とが、当該エネルギー消費機器について最初に設定されていた第一の設定省エネルギー制御率に加算されて第一の補正後設定省エネルギー制御率が算出される。
そこで、複数のエネルギー消費機器を構成している個別のエネルギー消費機器について、当初設定されていた第一の設定省エネルギー制御率による運転・制御では目標としていた省エネルギー運転を達成できないときに、当該個別のエネルギー消費機器の運転状況に即して、当初設定されていた第一の設定省エネルギー制御率で目標としていた省エネルギー運転を実現することにより適した値に前記の当初設定されていた省エネルギー制御率を補正することができる。
複数のエネルギー消費機器を構成している個別のエネルギー消費機器の一つ一つについてこのように、運転実績を踏まえた適切な省エネルギー制御率の補正が行われる。これによって、複数のエネルギー消費機器の全体については、当初設定されていた設定省エネルギー制御プログラムで目標としていた省エネルギー運転を実現することにより適した第一の補正後制御プログラムに変更されて、以降の運転・制御が行われるようになる。
こうして、省エネルギー制御プログラムが補正された後は、最初に目標としていた省エネルギー運転により近づけるように補正された第一の補正後設定省エネルギー制御率を採用している第一の補正後省エネルギー制御プログラムに基づいて複数のエネルギー消費機器が運転・制御される。
例えば、FCUについて最初に設定されていた省エネルギー制御プログラムでの設定省エネルギー制御率が図7図示のように、1月:35%(0.35)、2月:34%(0.34)、・・・・、12月:34%(0.34)であったとする。この下で1年間運転・制御が行われた後、上述したように、補正が行われ、第一の補正後設定省エネルギー制御率が最初の設定省エネルギー制御率+5.6%となったとする。この場合、次の1年間のFCUについての第一の補正後設定省エネルギー制御率は、1月:40.6%(0.406)、2月:39.6%(0.396)、・・・・、12月:39.6%(0.396)となる。
なお、この実施例では、「あらかじめ定められている期間」を一年間として説明したが、3カ月などの任意の期間ごとに前述した省エネルギー制御プログラムの補正が行われるようにすることもできる。
次に、本発明のシステムにより、省エネルギー制御プログラムを自動的に補正する他の例を説明する。この実施例は、所定の期間、省エネルギー制御プログラムを用いるコンピュータの下で、建造物に配備されている複数のエネルギー消費機器を運転・制御してきたところ、その後の前記複数のエネルギー消費機器を使用することに要するエネルギー消費機器使用料金を減額する目標を立て、目標とする減額に近づくように、前記省エネルギー制御プログラムを自動的に補正するものである。
例えば、平成21年度の損益計算書が図8のようになり、全体のエネルギー消費機器使用料金に相当する水道光熱費が900万円で、これを平成22年度の予算において864万円まで4%減額させたいと計画したとする。このような減額に近づけ得る省エネルギー運転を可能にするように省エネルギー制御プログラムを自動的に補正するものである。
平成21年度は平成21年度の当初に設定された第二の省エネルギー制御プログラムに基づいて複数のエネルギー消費機器が運転・制御されてきたことにより前述した900万円の水道光熱費になった。この実施例で、これを、平成22年度864万円まで4%減額させる場合の省エネルギー制御プログラムの補正について説明する。
基本的な構成は実施例1で説明したものと同様であるので、実施例1で説明したところと相違している点を中心に説明する。
エネルギー使用料金算出処理部12が、全体実績使用エネルギー料金を算出する(S201)。すなわち、補正対象の第二の省エネルギー制御プログラムを用いて複数のエネルギー消費機器が運転・制御されていた建造物における前記複数のエネルギー消費機器があらかじめ定められている期間運転されたことによる全体のエネルギー使用料金を算出する。
例えば、図5に例示されている情報を利用して、補正対象の第二の省エネルギー制御プログラムを用いて複数のエネルギー消費機器が運転・制御されていた建造物における図2に例示されている構成からなっていたFCU、AHU、PAC、ポンプの1年間の全体のエネルギー使用料金を算出する。
次に、第四の補正率算出処理部13が第二の全体補正率を算出する。
ここでは、まず、前記第二の省エネルギー制御プログラムを補正・変更した後の第二の補正後省エネルギー制御プログラムにしたがって前記複数のエネルギー消費機器(前記の例では、FCU、AHU、PAC、ポンプ)がそれぞれ前記あらかじめ定められている期間(前記では、1年間)運転されるときにおける各エネルギー消費機器の目標としている個別目標エネルギー使用料金を合計した全体目標エネルギー使用料金と、前記の全体実績使用エネルギー料金とを比較する処理を第四の補正率算出処理部13が行う(S202)
この場合は、全体実績使用エネルギー料金が図8の平成21年3月期に示されているように900万円になる。そして、図8の平成22年3月期に示されているように全体目標エネルギー使用料金が864万円になる。
この比較の結果、全体実績エネルギー使用料金が、全体目標エネルギー使用料金より大きいと第四の補正率算出処理部13が判断するので、第四の補正率算出処理部13は、全体実績使用エネルギー料金から全体目標エネルギー使用料金を減算し、これを全体実績使用エネルギー料金で除算することにより第二の全体補正率を算出する(S203)。
この場合では全体実績エネルギー使用料金(900万円)の方が、全体目標エネルギー使用料金(864万円)より大きいので、第二の全体補正率4%が算出される。
次に、補正省エネルギー効果料金算出処理部14が、各エネルギー消費機器の個別補正省エネルギー効果料金を算出する(S204)。
この個別補正省エネルギー効果料金は、「(全体実績使用エネルギー料金−全体目標エネルギー使用料金)÷全体実績使用エネルギー料金」で導き出された第二の全体補正率を利用して導き出される。
すなわち、補正省エネルギー効果料金算出処理部14は、複数のエネルギー消費機器を構成するエネルギー消費機器ごとに、当該エネルギー消費機器の設備容量と、前述した第二の全体補正率と、前記あらかじめ定められている期間における運転日数と、運転日における運転時間と、稼働率とを乗算し、更に、エネルギー使用料金DB34に格納されているエネルギー基本料金を参照して、各エネルギー消費機器の個別補正省エネルギー効果料金を算出する。
次に、第五の補正率算出処理部15が各エネルギー消費機器についての第二の個別補正率を算出する。
ここでは、まず、前記複数のエネルギー消費機器を構成するエネルギー消費機器ごとの前記あらかじめ定められている期間運転されたときの個別実績エネルギー使用料金(すなわち平成21年3月までの1年間の個別実績エネルギー使用料金)と、当該エネルギー消費機器が前記第二の省エネルギー制御プログラムにしたがって前記あらかじめ定められている期間(すなわち平成21年3月までの1年間)運転されるときの目標としていた個別目標エネルギー使用料金とを第五の補正率算出処理部15が比較する(S205)。
比較により、個別実績エネルギー使用料金が個別目標エネルギー使用料金より大きいと第五の補正率算出処理部15が判断した場合、第二の補正率算出処理部5は、前記個別実績エネルギー使用料金から前記個別目標エネルギー使用料金を減算して前記エネルギー消費機器ごとの個別未達成エネルギー使用料金を求める(S206)。
そして、第五の補正率算出処理部15は、この算出した個別未達成エネルギー使用料金を、当該エネルギー消費機器について補正省エネルギー効果料金算出処理部14によって算出されている個別補正省エネルギー効果料金で除算して当該エネルギー消費機器についての第二の個別補正率を算出する(S207)。
次に、第六の補正率算出処理部16が、第二の補正後設定省エネルギー制御率を算出する(S208)。
第六の補正率算出処理部16によって行われるこの第二の補正後設定省エネルギー制御率の算出は、各エネルギー消費機器について前記第二の省エネルギー制御プログラムで設定されていた前記第二の設定省エネルギー制御率に、第五の補正率算出処理部15が算出した当該エネルギー消費機器についての第二の個別補正率と、第四の補正率算出処理部13が算出した第二の全体補正率とを加算することによって行われる。
次に、第二の省エネルギー制御プログラム変更手段17が、前記第二の省エネルギー制御プログラムにおける各エネルギー消費機器についての前記第二の設定省エネルギー制御率を、前記で算出された第二の補正後設定省エネルギー制御率に置き換えた後の第二の補正後省エネルギー制御プログラムを、前記各エネルギー消費機器を運転・制御する省エネルギー制御プログラムとして設定する処理動作を行なう(S209)。
この結果、このように省エネルギー制御プログラムが補正された後は、全体のエネルギー消費機器使用料金900万円を翌年度において864万円まで4%減額させる省エネルギー運転により近づけるように補正された第二の補正後設定省エネルギー制御率を採用している第二の補正後省エネルギー制御プログラムに基づいて複数のエネルギー消費機器が運転・制御されることになる。
以上説明したように、本発明によれば、定められていた第二の設定省エネルギー制御率を採用している第二の省エネルギー制御プログラムに基づいて複数のエネルギー消費機器が所定の期間運転・制御された後の全体実績使用エネルギー料金と、当該第二の省エネルギー制御プログラムを補正・変更した後の第二の補正後省エネルギー制御プログラムにしたがって前記複数のエネルギー消費機器を当該所定の期間運転・制御したことによる全体目標エネルギー使用料金とを用い、第二の全体補正率が「(全体実績使用エネルギー料金−全体目標エネルギー使用料金)÷全体実績使用エネルギー料金」によって求められる。
次に、この第二の全体補正率を利用して、前記複数のエネルギー消費機器を構成している個別のエネルギー消費機器を前記の所定の期間運転した際にどの程度の省エネルギー効果料金が発揮されるかが算出される。すなわち、各エネルギー消費機器についての個別補正省エネルギー効果料金が算出される。
一方、各エネルギー消費機器が前記第二の設定省エネルギー制御率の第二の省エネルギー制御プログラムを用いて前記の所定の期間運転された際の個別実績エネルギー使用料金から、前記第二の設定省エネルギー制御率の第二の省エネルギー制御プログラムにしたがって前記所定の期間運転されるときに使用する目標としている個別目標エネルギー使用料金を減算して個別未達成エネルギー使用料金を算出し、この個別未達成エネルギー使用料金を当該エネルギー消費機器について前記で算出した個別補正省エネルギー効果料金で除算する。これによって当該エネルギー消費機器についての第二の個別補正率が算出される。
本発明では、上述したように、まず、全体実績使用エネルギー料金から全体目標エネルギー使用料金を減算し、これを全体実績使用エネルギー料金で除算することにより第二の全体補正率が算出される。複数のエネルギー消費機器全体について、省エネルギー制御率を高めるために必要な補正数値を導き出し、これを第二の全体補正率にしているのである。
次に、個々のエネルギー消費機器について、個別未達成エネルギー使用料金を、前記で求めた全体についての補正数値を用いて制御を行なった場合に見込める個別補正省エネルギー効果料金で除算することにより、当該個別のエネルギー消費機器についての省エネルギー制御率を高めるために必要な補正数値を導き出し、これを第二の個別補正率にしている。
このようにして二段階で算出された第二の全体補正率と、第二の個別補正率とが、当該エネルギー消費機器について設定されていた第二の設定省エネルギー制御率に加算されて第二の補正後設定省エネルギー制御率が算出される。
そこで、複数のエネルギー消費機器を構成している個別のエネルギー消費機器について、従来使用されていた第二の設定省エネルギー制御率での当該個別のエネルギー消費機器の運転状況に即して、全体のエネルギー消費機器使用料金を目標とする金額にまで減額することにより適した値に前記の当初設定されていた第二の省エネルギー制御率を補正することができる。
複数のエネルギー消費機器を構成している個別のエネルギー消費機器の一つ一つについてこのように、従来使用されていた第二の設定省エネルギー制御率での運転実績を踏まえた適切な省エネルギー制御率の補正が行われる。これによって、複数のエネルギー消費機器の全体については、目標とする全体のエネルギー消費機器使用料金の減額を実現することにより適した第二の補正後制御プログラムに変更されて、以降の運転・制御が行われるようになる。
以上、添付図面を参照して本発明の好ましい実施形態、実施例を説明したが、本発明は上述した実施形態、実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載から把握される技術的範囲において種々に変更可能である。
符号の簡単な説明
1 省エネルギー制御プログラムシミュレーションフィードバックシステム
2 エネルギー使用実績量算出処理部
3 第一の補正率算出処理部
4 補正省エネルギー効果量算出処理部
5 第二の補正率算出処理部
6 第三の補正率算出処理部
7 第一の省エネルギー制御プログラム変更手段
12 エネルギー使用料金算出処理部
13 第四の補正率算出処理部
14 補正省エネルギー効果使用料金算出処理部
15 第五の補正率算出処理部
16 第六の補正率算出処理部
17 第二の省エネルギー制御プログラム変更手段
30 データベース
31 省エネルギー制御プログラムDB
32 省エネルギー実績DB
33 建造物基本情報DB

Claims (2)

  1. エネルギー消費機器を省エネルギーで運転・制御する際の第一の設定省エネルギー制御率が設定されている第一の省エネルギー制御プログラムに従って運転・制御される前記エネルギー消費機器が複数配備されている建造物における当該複数のエネルギー消費機器が、前記あらかじめ定められている期間運転されたときに、前記エネルギー消費機器ごとのエネルギー使用量を加算して前記複数のエネルギー消費機器が前記あらかじめ定められている期間運転されたことによって使用された全体のエネルギー使用量である全体実績使用エネルギー量を算出するエネルギー使用実績量算出処理部と、
    前記設定されている各第一の省エネルギー制御プログラムにしたがって前記複数のエネルギー消費機器がそれぞれ前記あらかじめ定められている期間運転されるときに各エネルギー消費機器が使用する目標としているエネルギー消費機器ごとの個別目標エネルギー使用量を合計した全体目標エネルギー使用量と、前記全体実績使用エネルギー量とを比較し、前記全体実績使用エネルギー量が前記全体目標エネルギー使用量より大きいと判断したときに、全体実績使用エネルギー量から前記全体目標エネルギー使用量を減算し、これを前記全体実績使用エネルギー量で除算することにより第一の全体補正率を算出する第一の補正率算出処理部と、
    前記複数のエネルギー消費機器を構成するエネルギー消費機器ごとに、当該エネルギー消費機器の設備容量と、前記第一の全体補正率と、前記あらかじめ定められている期間における運転日数と、運転日における運転時間と、稼働率とを乗算して各エネルギー消費機器の個別補正省エネルギー効果量を算出する補正省エネルギー効果量算出処理部と、
    前記複数のエネルギー消費機器を構成するエネルギー消費機器ごとの前記あらかじめ定められている期間運転されたときの個別実績エネルギー使用量と、当該エネルギー消費機器が前記第一の省エネルギー制御プログラムにしたがって前記あらかじめ定められている期間運転されるときに使用する目標としている個別目標エネルギー使用量を比較し、前記個別実績エネルギー使用量が前記個別目標エネルギー使用量より大きいと判断したときに、前記個別実績エネルギー使用量から前記個別目標エネルギー使用量を減算して前記エネルギー消費機器ごとの個別未達成エネルギー量を求め、これを当該エネルギー消費機器について前記補正省エネルギー効果量算出処理部によって算出された前記個別補正省エネルギー効果量で除算して当該エネルギー消費機器についての第一の個別補正率を算出する第二の補正率算出処理部と、
    各エネルギー消費機器について前記第一の省エネルギー制御プログラムで設定されていた前記第一の設定省エネルギー制御率に、前記第二の補正率算出処理部が算出した当該エネルギー消費機器についての第一の個別補正率と、前記第一の補正率算出処理部が算出した第一の全体補正率とを加算し、エネルギー消費機器ごとの第一の補正後設定省エネルギー制御率を算出する第三の補正率算出処理部と、
    前記省エネルギー制御プログラムにおける各エネルギー消費機器についての前記第一の設定省エネルギー制御率を、前記で算出された第一の補正後設定省エネルギー制御率に置き換えた後の第一の補正後省エネルギー制御プログラムを、前記各エネルギー消費機器を運転・制御する省エネルギー制御プログラムとして設定する第一の省エネルギー制御プログラム変更手段と
    を備えていることを特徴とする省エネルギー制御プログラムシミュレーションフィードバックシステム。
  2. エネルギー消費機器を省エネルギーで運転・制御する際の第二の設定省エネルギー制御率が設定されている第二の省エネルギー制御プログラムに従って運転・制御される前記エネルギー消費機器が複数配備されている建造物における当該複数のエネルギー消費機器が、前記あらかじめ定められている期間運転されたときに、前記エネルギー消費機器ごとのエネルギー使用料金を加算して得られる前記複数のエネルギー消費機器が前記あらかじめ定められている期間運転されたことによる全体のエネルギー使用料金である全体実績エネルギー使用料金を算出するエネルギー使用料金算出処理部と、
    前記第二の省エネルギー制御プログラムを補正・変更した後の第二の補正後省エネルギー制御プログラムにしたがって前記複数のエネルギー消費機器がそれぞれ前記あらかじめ定められている期間運転されるときにおける各エネルギー消費機器の目標としている個別目標エネルギー使用料金を合計した全体目標エネルギー使用料金と、前記全体実績エネルギー使用料金とを比較し、前記全体実績エネルギー使用料金が前記全体目標エネルギー使用料金より大きいと判断したときに、前記全体実績エネルギー使用料金から前記全体目標エネルギー使用料金を減算し、これを前記全体実績エネルギー使用料金で除算することにより第二の全体補正率を算出する第四の補正率算出処理部と、
    前記複数のエネルギー消費機器を構成するエネルギー消費機器ごとに、当該エネルギー消費機器の設備容量と、前記第二の全体補正率と、前記あらかじめ定められている期間における運転日数と、運転日における運転時間と、稼働率とを乗算して各エネルギー消費機器の個別補正省エネルギー効果使用料金を算出する補正省エネルギー効果使用料金算出処理部と、
    前記複数のエネルギー消費機器を構成するエネルギー消費機器ごとの前記あらかじめ定められている期間運転されたときの個別実績エネルギー使用料金と、当該エネルギー消費機器が前記第二の補正後省エネルギー制御プログラムにしたがって前記あらかじめ定められている期間運転されるときに使用する目標としている個別目標エネルギー使用料金を比較し、前記個別実績エネルギー使用料金が前記個別目標エネルギー使用料金より大きいと判断したときに前記個別実績エネルギー使用料金から前記個別目標エネルギー使用料金を減算して前記エネルギー消費機器ごとの個別未達成エネルギー使用料金を求め、これを当該エネルギー消費機器について前記補正省エネルギー効果使用料金算出処理部によって算出された前記個別補正省エネルギー効果使用料金で除算して当該エネルギー消費機器についての第二の個別補正率を算出する第五の補正率算出処理部と、
    各エネルギー消費機器について前記第二の省エネルギー制御プログラムで設定されていた前記第二の設定省エネルギー制御率に、前記第五の補正率算出処理部が算出した当該エネルギー消費機器についての第二の個別補正率と、前記第四の補正率算出処理部が算出した第二の全体補正率とを加算し、エネルギー消費機器ごとの第二の補正後設定省エネルギー制御率を算出する第六の補正率算出処理部と、
    前記第二の省エネルギー制御プログラムにおける各エネルギー消費機器についての前記第二の設定省エネルギー制御率を、前記で算出された第二の補正後設定省エネルギー制御率に置き換えた後の第二の補正後省エネルギー制御プログラムを、前記各エネルギー消費機器を運転・制御する省エネルギー制御プログラムとして設定する第二の省エネルギー制御プログラム変更手段と
    を備えていることを特徴とする省エネルギー制御プログラムシミュレーションフィードバックシステム。
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