JP5980425B2 - 空気調和装置の制御装置、及び空気調和装置の制御方法 - Google Patents

空気調和装置の制御装置、及び空気調和装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、1つ又は複数の空気調和装置を制御する、空気調和装置の制御装置および制御方法に関する。
従来の空気調和装置の省エネルギー制御では、消費電力量が、電力会社との契約電力量値を超えないようにするため、空気調和装置のピーク電力を監視し、デマンド制御を行っている(例えば、特許文献1参照)。
また、使用電力量の目標値を例えば1ヶ月単位で入力し、空気調和装置の設定温度を許容範囲内で変更することにより、期間内の消費電力量を目標消費電力量以下に抑える制御を行っている(例えば、特許文献2参照)。
特開2009−204188号公報(段落[0005]) 特開2010−65960号公報(段落[0054])
特許文献1に記載の技術では、空気調和装置の空調負荷の大きい時期にピークカットがかかり、空調負荷の小さい中間期にはデマンド制御がかからない。このため、空調の最も必要な時期にデマンド制御が行われ、快適性が阻害される、という課題があった。
また、特許文献1に記載の技術では、通年の消費電力量を目標値まで削減するためには、空調負荷の大きい時期により厳しいデマンド制御を行わなければならない。
また、特許文献2に記載の技術では、使用電力量の目標電力量を一ヶ月単位で入力し、空気調和装置の設定温度を許容範囲内で変更している。しかし、空気調和装置を管理する使用者は、例えば過去の実績データ等から、一ヶ月毎の目標電力量の値を検討する必要があり利便性が損なわれる、という課題があった。また、空気調和装置の運転を開始した初年度では、消費電力量の実績値が無いため、一ヶ月毎の目標値をどのような値に設定すればよいか検討することができない、という問題点があった。
また、特許文献2に記載の技術では、設定温度を変更することにより消費電力を目標まで削減するためには、設定温度を変更した際の消費電力予測のアルゴリズムが必要となる。消費電力の予測には、当日の外気温度、湿度、気象情報、建物内の人の存在又は不在情報等から詳細に演算する手法があるが、複数のセンサと高度な情報処理能力が必要となる。また、これらの情報処理を外部サーバで実現する場合には空気調和装置との間の高速な通信システムが必要となり、システム全体のコストが増加する。
また、上記のような設定温度を変更する方法の他に、室内機を停止させる方法、室内機を送風モードに変更する方法等が考えられるが、いずれも空気調和装置の設定又は運転状態が変更される事で、使用者が不快に感じる、という課題がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、第1の目的は、1つ又は複数の空気調和装置が空調する空間の快適性を維持しつつ、1つ又は複数の空気調和装置が第1期間の間に消費する電力量が、目標値を超えないように、省エネルギー制御を行うことができる、空気調和装置の制御装置及び空気調和装置の制御方法を得るものである。
また、第2の目的は、空気調和装置の制御装置の製造コストの増加を抑えることができる、空気調和装置の制御装置及び空気調和装置の制御方法を得るものである。
また、第3の目的は、使用者による設定操作を、簡易な設定操作とすることができる、空気調和装置の制御装置及び空気調和装置の制御方法を得るものである。
本発明に係る空気調和装置の制御装置は、1つ又は複数の空気調和装置を制御する空気調和装置の制御装置であって、前記1つ又は複数の空気調和装置が消費した電力量の実績値の情報を記憶する記憶装置と、前記1つ又は複数の空気調和装置が、第1期間の間に消費する電力量の目標値である第1目標値(D)の情報が入力される入力装置と、前記第1期間の開始時に、前記第1目標値(D)に基づき、前記第1期間を複数に分割した第2期間ごとの電力量の目標値である第2目標値(E)を求める第2目標値演算手段と、前記第2期間の開始時に、前記第2目標値(E)に基づき、前記第2期間を複数に分割した第3期間ごとの電力量の目標値である第3目標値(F)を求める第3目標値演算手段と、前記第3期間の開始時に、前記第3目標値(F)に基づき、当該第3期間において、前記1つ又は複数の空気調和装置が消費する電力量を抑制する割合である省エネルギー率を求める省エネルギー率演算手段と、前記省エネルギー率に基づき、前記1つ又は複数の空気調和装置を制御する省エネルギー制御手段と、を備え、前記第3目標値演算手段は、前記第2期間の開始時に、前記第1期間の開始から現在までにおける各第2期間の前記電力量の実績値の積算値と、前記第1期間の開始から現在までにおける各第2期間の前記第2目標値(E)の積算値との差分値を求め、当該第2期間における前記第2目標値(E)から前記差分値を減算して、当該第2期間における前記第2目標値(E)を更新することを特徴とする。
本発明は、1つ又は複数の空気調和装置が空調する空間の快適性を維持しつつ、1つ又は複数の空気調和装置が第1期間の間に消費する電力量が、目標値を超えないように、省エネルギー制御を行うことができる。
本発明の実施の形態1における空気調和装置のシステム構成図である。 本発明の実施の形態1における省エネルギー制御装置10のブロック構成図である。 本発明の実施の形態1における省エネルギー制御装置10の年の初めの処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1における省エネルギー制御装置10の月の初めの処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1における省エネルギー制御装置10の日の初めの処理を示すフローチャートである。 圧縮機の周波数と消費電力量との関係を示す図である。 本発明の実施の形態1における省エネルギー制御装置10の日中の補正処理を示すフローチャートである。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1における空気調和装置のシステム構成図である。
図1に示す空気調和装置は、熱源ユニット1と、複数の室内ユニット6〜8を備えている。熱源ユニット1は、熱源ユニットコントローラ2を備えている。熱源ユニットコントローラ2は、室内ユニット6〜8と伝送線5によって接続されている。また、熱源ユニット1と室内ユニット6〜8は冷媒配管によって接続されている。
また、熱源ユニットコントローラ2には、電力量計4が接続されている。電力量計4は、熱源ユニット1及び複数の室内ユニット6〜8が消費した電力量を計測する。
この空気調和装置は、冷媒配管中を流れる冷媒の圧力を変化させて冷媒の吸熱、放熱により、空気調和を行うものである。
熱源ユニット1は、例えば、圧縮機3、熱源側熱交換器、熱源側送風機等を備えている。室内ユニット6〜8は、それぞれ、膨張弁、利用側熱交換器、及び利用側送風機等を備えている。圧縮機3、熱源側熱交換器、膨張弁、及び利用側熱交換器は冷媒配管によって環状に接続され冷媒回路を構成する。なお、四方弁等を設けて冷房運転と暖房運転とを切り換え可能にしても良い。
熱源ユニットコントローラ2は、圧縮機3の運転周波数、膨張弁の開度、熱源側送風機の風量、利用側送風機の風量などを制御する。
熱源ユニットコントローラ2は、省エネルギー制御を実行する省エネルギー制御装置10の機能を備えている。
なお、図1の例では、空気調和装置が、1台の熱源ユニット1と、複数の室内ユニット6〜8を備えている場合を示すが、本発明はこれに限らず任意の数とすることができる。 また、複数の空気調和装置を備えてもよい。複数の空気調和装置を備える場合、電力量計4は、各空気調和装置が消費した電力量をそれぞれ計測する。
図2は、本発明の実施の形態1における省エネルギー制御装置10のブロック構成図である。
図2に示すように、省エネルギー制御装置10は、記憶装置12、入力装置11、年次演算手段13、月次演算手段14、省エネルギー率演算手段15、省エネルギー制御手段16、及び、省エネルギー率補正手段17を備えている。この省エネルギー制御装置10は、空気調和装置が、一年間に消費する電力量が目標値となるように、省エネルギー制御を行うものである。
入力装置11は、複数の空気調和装置が、一年間の間に消費する電力量の目標値である年間の目標消費電力量Dの情報が入力される。また、入力装置11は、空気調和装置が消費する電力量が少ないと予測される、日曜又は休業日等の例外日(例外期)の情報が入力される。また、入力装置11は、例外日(例外期)における電力量の低減比率の情報(例えば、例外日は通常日の30%など)が入力される。入力装置11は、例えば基板上の2つのPUSHスイッチ操作にて値を増減させ、基板上のLEDにて値を確認しながら設定する方法等がある。
記憶装置12は、電力量計4によって計測された、空気調和装置が消費した電力量の実績値の情報(以下、実績データと称する)を記憶する。記憶装置12は、例えば、不揮発性メモリ等によって構成される。記憶装置12は、過去の消費電力量データ及び省エネルギー制御率などの実績データを記憶する。
年次演算手段13は、一年間の開始時に、年間の目標消費電力量Dに基づき、一ヶ月ごとの電力量の目標値である月毎の消費電力量の目標値Eを求める。
月次演算手段14は、一ヶ月の開始時に、月毎の消費電力量の目標値Eに基づき、一日ごとの電力量の目標値である日毎の消費電力量の目標値Fを求める。
省エネルギー率演算手段15は、一日の開始時に、日毎の消費電力量の目標値Fに基づき、当該一日間において、空気調和装置が消費する電力量を抑制する割合である省エネルギー率Hを求める。
省エネルギー制御手段16は、省エネルギー率Hに基づき、空気調和装置を制御する。
省エネルギー率補正手段17は、一日間の開始から現在までの電力量の実績値と日毎の消費電力量の目標値Fとに基づき、省エネルギー率Hを補正する。
なお、年次演算手段13、月次演算手段14、省エネルギー率演算手段15、省エネルギー制御手段16、省エネルギー率補正手段17は、これらの機能を実現する回路デバイスなどのハードウェアで実現することもできるし、マイコン又はCPUなどの演算装置上で実行されるソフトウェアとして実現することもできる。
なお、年次演算手段13は、本発明の「第2目標値演算手段」に相当する。
また、月次演算手段14は、本発明の「第3目標値演算手段」に相当する。
なお、一年間の期間は、本発明の「第1期間」に相当する。
また、一ヶ月間の期間は、本発明の「第2期間」に相当する。
また、一日間の期間は、本発明の「第3期間」に相当する。
また、年間の目標消費電力量Dは、本発明の「第1目標値」に相当する。
また、月毎の消費電力量の目標値Eは、本発明の「第2目標値」に相当する。
また、日毎の消費電力量の目標値Fは、本発明の「第3目標値」に相当する。
なお、本実施の形態1では、一例として、本発明の第1期間を一年間とし、本発明の第2期間を一ヶ月間とし、本発明の第3期間を一日間とした場合を説明するが、本発明はこれに限定されない。各期間は任意の期間とすることができる。
次に動作について説明する。
設備管理者などの使用者は、省エネルギー目標値として、年間の目標消費電力量Dの情報を入力装置11によって入力する。
省エネルギー制御装置10は、空気調和装置が一年間の間に消費する電力量が、入力された年間の目標消費電力量Dを超えないように、省エネルギー制御を行う。
省エネルギー制御装置10の制御動作は、「年の初めの処理」、「月の初めの処理」、「日の初めの処理」、及び「日中の補正処理」がある。
以下、図3〜図7に基づき、動作の詳細を説明する。
[年の初めの処理]
図3は、本発明の実施の形態1における省エネルギー制御装置10の年の初めの処理を示すフローチャートである。
年次演算手段13は、一年間の開始時に、以下の動作を行う。
ここで、一年間の開始時は、例えば、1月1日、4月1日等、任意に設定可能とする。
ステップ101からステップ106は、月毎の消費電力量の予測値A1〜A12を求める処理である。
ステップ101では、昨年の実績データの有無を確認する。昨年の実績データが有る場合にはステップ102に進み、無い場合にはステップ104に進む。
ステップ102では、年次演算手段13は、昨年の一年間における実績データに基づき、月毎の消費電力量の仮想値を計算し、この仮想値を、今年の月毎の消費電力量の予測値A1〜A12とする。ここで、仮想値とは、昨年も省エネルギー制御を実施していた場合に、省エネルギー制御を実施していなかったと仮定した場合の消費電力量を計算した値である。
例えば、昨年の一年間における各月の消費電力量の実績値をRy1〜Ry12とし、昨年の各月の省エネルギー率をH1〜H12[%]とすると、昨年の一年間に省エネルギー制御を行わなかった場合に消費される月毎の消費電力量の仮想値X1〜X12は、X1=(Ry1/H1)×100、X2=(Ry2/H2)×100、・・・、X12=(Ry12/H12)×100、となる。
年次演算手段13は、ステップ102の処理の後、ステップ103に進む。
ステップ103では、年次演算手段13は、昨年の実績データより、月毎の消費電力量の比率B1〜B12を求める。比率B1〜B12は、月毎の消費電力量の予測値A1〜A12の合計値(一年間の消費電力量の予測値)に対する、月毎の消費電力量の予測値A1〜A12のそれぞれ値の比率である。この比率B1〜B12は、例えば8月及び1月といった高負荷の時期は高く、4月及び11月といった中間期には低い値となる。
年次演算手段13は、ステップ103の処理の後、ステップ107に進む。
ステップ104にて昨年の実績データが無い場合、年次演算手段13は、予め設定された空気調和装置の電力量に関する情報に基づき、月毎の消費電力量の比率B1〜B12を求める。
空気調和装置の電力量に関する情報として、例えば月毎の消費電力比率データが、製品出荷時に設定されている。年次演算手段13は、月毎の消費電力比率データを、月毎の消費電力量の比率B1〜B12とする。製品出荷時に設定されている月毎の消費電力比率データは、真夏及び真冬等の高負荷の時期には消費電力量は大きく、中間期には消費電力量は小さくなる事を考慮した標準的な運転パターンに基づいたデータである。
年次演算手段13は、ステップ104の処理の後、ステップ105に進む。
ステップ105では、年次演算手段13は、予め設定された空気調和装置の電力量に関する情報に基づき、年間の消費電力量の予測値Cを求める。
空気調和装置の電力量に関する情報として、例えば、空気調和装置における製品の定格性能データと、標準的な年間の運転パターン等が予め設定されている。
年次演算手段13は、年間の消費電力量の予測値Cを、例えば、熱源ユニット1の能力及び室内ユニット6〜7の能力等のパラメータによって計算する。計算方法は、製品の定格性能データと、標準的な年間の運転パターンによる計算とする。
年次演算手段13は、ステップ105の処理の後、ステップ106に進む。
ステップ106では、年次演算手段13は、月毎の消費電力量の比率B1〜B12と、年間の消費電力量の予測値Cとに基づき、月毎の消費電力量の予測値A1〜A12を計算する。月毎の消費電力量の予測値A1〜A12は、年間の消費電力量の予測値Cに、月毎の消費電力量の比率B1〜B12をそれぞれ乗算した値である。
年次演算手段13は、ステップ106の処理の後、ステップ107に進む。
ステップ107では、入力装置11から入力された年間の目標消費電力量Dと、月毎の消費電力量の比率B1〜B12とに基づき、月毎の消費電力量の目標値E1〜E12を求める。月毎の消費電力量の目標値E1〜E12は、年間の目標消費電力量Dに、月毎の消費電力量の比率B1〜B12をそれぞれ乗算した値である。
年次演算手段13は、ステップ107の処理の後、「年の初めの処理」を終了する。
[月の初めの処理]
図4は、本発明の実施の形態1における省エネルギー制御装置10の月の初めの処理を示すフローチャートである。
月次演算手段14は、一ヶ月の開始時に、以下の動作を行う。
ステップ201からステップ203は、当月の消費電力量の予測値Aを補正する処理となる。
ステップ201では、月次演算手段14は、昨年の実績データの有無を確認する。昨年の実績データが有る場合にはステップ202に進み、無い場合には補正処理を行わずステップ204に進む。
ステップ202では、月次演算手段14は、先月の実績データの有無を確認する、先月の実績データが有る場合にはステップ203に進み、無い場合には補正処理を行わずステップ204に進む。
ステップ203では、月次演算手段14は、先月の実績データによって当月の消費電力量の予測値Aを補正する。この補正は、先月の消費電力量の予測値Aと、先月の一ヶ月間に省エネルギー制御を行わなかったと仮定した場合の電力量の仮想値Yとの比率αを、当月の消費電力量の予測値Aに乗算する方法とする。
具体的には、月次演算手段14は、以下のような方法で、当月の消費電力量の予測値Aを補正する。
月次演算手段14は、先月の一ヶ月間における実績データと省エネルギー率とに基づき、先月の一ヶ月間に省エネルギー制御を行わなかったと仮定した場合の電力量の仮想値Yを求める。例えば、先月の一ヶ月間の消費電力量の実績値をRmとし、先月の一ヶ月間の省エネルギー率をH[%]とすると、先月の一ヶ月間に省エネルギー制御を行わなかった場合に消費される電力量の仮想値Yは、Y=(Rm/H)×100、となる。
月次演算手段14は、先月の消費電力量の予測値Aに対する、先月の電力量の仮想値Yの比率αを求める。そして、当月の消費電力量の予測値Aに比率α(Y/A)を乗算する。例えば、先月の消費電力量の予測値をA1とし、先月の電力量の仮想値Y1とし、当月の消費電力量の予測値をA2とすると、補正した当月の消費電力量の予測値A2’は、A2’=A2×(Y1/A1)、となる。
この補正は、空気調和装置が設定された現地の、建物の断熱性等の特性による予測値データとの差異を、当月以降の予測に反映させることにより、自動的により精度の高い制御を実現するための処理である。
なお、先月の一ヶ月間において省エネルギー率が変化した場合、仮想値Yは、各省エネルギー率毎に求めた仮想値の合計値となる。例えば、省エネルギー率がH1である期間の消費電力量がRm1であり、省エネルギー率がH2である期間の消費電力量がRm2であり、省エネルギー率がH3である期間の消費電力量がRm3である場合、Y=(Rm1/H1)×100+(Rm2/H2)×100+(Rm3/H3)×100、となる。
なお、先月の一ヶ月間において省エネルギー率が変化した場合、一ヶ月間の平均値を用いて仮想値Yを求めても良い。
月次演算手段14は、ステップ203の処理の後、ステップ204に進む。
ステップ204では、月次演算手段14は、当月の消費電力量の目標値Eを再計算する。
月次演算手段14は、一年間の開始から現在までの消費電力量の実績値と、月毎の消費電力量の目標値Eとの差分値を、当月の消費電力量の目標値Eから減算して、当月の消費電力量の目標値Eを更新する。例えば、先月までの各月の消費電力量の実績値の積算値が、先月までの各月の消費電力量の目標値Eの積算値より、100kWh多かった場合には、当月の消費電力量の目標値Eから100kWhを減算する。これにより、当月の期間の終了時に、消費電力量と目標消費電力量の積算値を一致させることができる。
月次演算手段14は、ステップ204の処理の後、ステップ205に進む。
ステップ205では、月次演算手段14は、当月の消費電力量の目標値Eに基づき、日毎の消費電力量の目標値F1〜F31を求める。
日毎の消費電力量の目標値Fは、当月の消費電力量の目標値Eを、当月の日数で割った値となる。
なお、日曜などの休業日は、空気調和装置が消費する電力量が少ないと予測される。このため、月次演算手段14は、入力装置11から入力された、例外日の情報(日曜日などの休業日の日数)、及び例外日における電力量の低減比率の情報(例えば、通常日の30%など)に基づき、日毎の消費電力量の目標値F1〜F31を求めるようにしても良い。例えば、当月の日数が31、例外日の数が8、例外日の低減比率が30%の場合、通常日の消費電力量の目標値は、F=E/((31−8)+8×0.3)、となる。このように、例外日と、例外日における電力量の低減比率を考慮して演算することで、より精度の良い制御が可能となる。
月次演算手段14は、ステップ205の処理の後、「月の初めの処理」を終了する。
[日の初めの処理]
図5は、本発明の実施の形態1における省エネルギー制御装置10の日の初めの処理を示すフローチャートである。
省エネルギー率演算手段15及び省エネルギー制御手段16は、一日の開始時に、以下の動作を行う。
ステップ301からステップ303は、当日の消費電力量の予測値Gを計算する処理となる。
ステップ301では、省エネルギー率演算手段15は、前日の実績データの有無を確認する。前日の実績データが有る場合にはステップ302に進み、無い場合にはステップ303に進む。
ステップ302では、省エネルギー率演算手段15は、前日の実績データに基づき前日の消費電力量の仮想値Zを計算し、この仮想値Zを、当日の消費電力量の予測値Gとする。この仮想値Zは、前日に省エネルギー制御を実施していなかったと仮定した場合の消費電力量である。例えば、前日の消費電力量の実績値をRdとし、前日の省エネルギー率をH[%]とすると、前日の一日間に小エネルギー制御を行わなかった場合に消費される電力量の仮想値Zは、Z(=G)=(Rd/H)×100、となる。
ただし、前日が例外日の場合は、消費電力量が通常日と大きく異なるため、上記演算には用いない。つまり、省エネルギー率演算手段15は、例外日以外で最新の一日間における電力量の実績値と省エネルギー率とに基づき、当日の消費電力量の予測値Gを求める。
例えば、例外日として、土曜日及び日曜日が入力され、当日が月曜日である場合、前日の実績データとして、金曜日の実績データを用いて、上記の演算を行う。
省エネルギー率演算手段15は、ステップ302の処理の後、ステップ304に進む。
ステップ303では、省エネルギー率演算手段15は、当月の消費電力量の予測値Aに基づき、当日の消費電力量の予測値Gを求める。
当日の消費電力量の予測値Gは、当月の消費電力量の予測値Aを、当月の日数で割った値となる。
なお、日曜などの休業日は、空気調和装置が消費する電力量が少ないと予測される。このため、省エネルギー率演算手段15は、入力装置11から入力された、例外日の情報(日曜日などの休業日の日数)、及び例外日における電力量の低減比率の情報(例えば、通常日の30%など)に基づき、当日の消費電力量の予測値Gを求めるようにしても良い。例えば、当月の日数が31、例外日の数が8、例外日の低減比率が30%の場合、当日の消費電力量の予測値Gは、G=A/((31−8)+8×0.3)、となる。このように、例外日と、例外日における電力量の低減比率を考慮して演算することで、より精度の良い制御が可能となる。
省エネルギー率演算手段15は、ステップ303の処理の後、ステップ304に進む。
ステップ304では、省エネルギー率演算手段15は、当日の消費電力量の予測値Gと、当日の消費電力量の目標値Fとに基づき、当日の省エネルギー率Hを求める。
当日の省エネルギー率Hは、ステップ205で求めた当日の消費電力量の目標値Fに対する、ステップ302又はステップ303で求めた当日の消費電力量の予測値Gとの比率(H=G/F)である。
省エネルギー率演算手段15は、ステップ304の処理の後、ステップ305に進む。
ステップ305では、省エネルギー制御手段16は、省エネルギー率Hに基づき、空気調和装置に対する制御量を低下率である省エネルギー制御率Iを求める。そして、省エネルギー制御手段16は、省エネルギー制御率Iに応じて、空気調和装置に対する制御量を制限する。
この省エネルギー制御率Iは、例えば圧縮機3の周波数(制御量)を制限する割合である。省エネルギー制御率Iは、省エネルギー率Hを省エネルギー制御率Iに変換する計算式又はテーブル情報などによって求めことができる。
ここで、省エネルギー制御率Iの算出例を図6に示す。
図6は、圧縮機の周波数と消費電力量との関係を示す図である。
図6に示すように、圧縮機3の周波数(制御量)と消費電力量とは比例しない場合がある。このため、例えば、省エネルギー率Hが90%である場合には、圧縮機3の周波数を80%に制限する、といった変換を行う。
この変換方法に関しては、冷房時と暖房時で異なる変換テーブルを持つ方法、又は、真夏及び真冬等の高負荷の時期と中間期とで異なる変換テーブルを持つ事等によって、精度の良い制御が可能となる。
また、製品出荷時には基準データによる変換テーブルを保有するが、空気調和装置が設置された現地にて省エネルギー制御が有り時のデータと、省エネルギー制御が無い時のデータとを計測し、変換テーブルを補正する手段を持つことによって、さらに精度の良い制御が可能となる。
省エネルギー制御手段16は、ステップ305の処理の後、「日の初めの処理」を終了する。
以降、省エネルギー制御手段16は、省エネルギー制御率Iを、常に、本来の圧縮機3の周波数(制御量)の値に乗算し、空気調和装置の運転を行う。
それによって、空気調和装置の設定及び運転状態を変更させずに、平均的に消費電力量を削減することができる。
[日中の補正処理]
次に、日中の補正処理に関して説明する。
上記日の初めの処理では、前日のデータを基に制御を決定した。この日中の補正処理では、当日の外気温、天気等が前日とは大きく異なる場合など、当日の消費電力量の予測値Gと実績値とに差が生じた場合に、一日の期間の途中で省エネルギー率を補正して、当日の消費電力量の予測値Gと実績値との差を抑制する処理を行う。
図7は、本発明の実施の形態1における省エネルギー制御装置10の日中の補正処理を示すフローチャートである。
省エネルギー率補正手段17は、一日の期間のうち、予め設定した時刻に以下の動作を行う。例えば朝11時と午後2時などのタイミングで行う。
なお、日中の補正処理を実施するタイミングは、特に限定されない。一日のうち任意の時刻に任意の回数行うことができる。また、日中の補正処理を常時行うようにしても良い。
ステップ401では、省エネルギー率補正手段17は、当日の消費電力量の予測値Gと、当日の期間の開始から現在までの電力量の実績値とに基づき、当日の残時間の消費電力量の予測値Jを求める。
当日の残時間の消費電力量の予測値Jは、現在までの消費電力量の予測値と、消費電力量の実績値の差異の比率βを、当日の残時間の消費電力量の予測値に乗算した値とする。
例えば、開始から現在までで、予測値より実績値が5%多かった場合には、これからの時間も同様に予測値より5%多くなると推測する簡易的な計算である。
例えば、一日の期間が8時〜17時(9時間)であり、現在の時刻が11時である場合、一日の期間に対する現在の経過時間の割合は、1/3となる。このとき、一日の期間の開始から現在までの消費電力量の予測値J11は、例えば、J11=G/3、となる。また、一日の期間の開始から現在までの消費電力量の実測値をR11とすると、比率βは、β=R11/J11、となる。よって、当日の残時間(11時〜17時)の消費電力量の予測値Jは、例えば、J=(2/3)×G×β、となる。なお、上記の計算例は、あくまで本発明の技術思想を説明するための一例であって、本発明は上記計算例に限定されない。例えば、夏期においては、朝、夕方の時間帯は消費電力量が少なく、昼の時間帯は多くなる傾向がある。一例として、8時〜11時及び14時〜17時の時間帯にける消費電力量の予測値には比率γを乗算し、11時〜14時の時間帯における消費電力量の予測値にはε(>γ)を乗算するようにしても良い。
省エネルギー率補正手段17は、ステップ401の処理の後、ステップ402に進む。
ステップ402では、省エネルギー率補正手段17は、当日の消費電力量の目標値Fと、当日の期間の開始から現在までの電力量の実績値とに基づき、当日の残時間の消費電力量の目標値Kを求める。
当日の残時間の消費電力量の目標値Kは、ステップ205で求めた当日の消費電力量の目標値Fから、当日の現時点までの消費電力量の実績値を減算した値となる。
省エネルギー率補正手段17は、ステップ402の処理の後、ステップ403に進む。
ステップ403では、省エネルギー率補正手段17は、当日の残時間の消費電力量の予測値Jと、当日の残時間の消費電力量の目標値Kとに基づき、当日の残時間における省エネルギー率L(L=J/K)を求める。
省エネルギー率補正手段17は、ステップ403の処理の後、ステップ404に進む。
ステップ404では、省エネルギー制御手段16は、省エネルギー率補正手段17が求めた省エネルギー率Lに基づき、空気調和装置に対する制御量を低下率である省エネルギー制御率Mを求める。そして、省エネルギー制御手段16は、省エネルギー制御率Mに応じて、空気調和装置に対する制御量を制限する。省エネルギー制御率Iの算出処理は、ステップS305と同様である。
省エネルギー制御手段16は、ステップ405の処理の後、「日の初めの処理」を終了する。
以降、省エネルギー制御手段16は、省エネルギー制御率Mを、本来の圧縮機3の周波数(制御量)の値に乗算し、空気調和装置の運転を行う。
このように、省エネルギー率補正手段17は、省エネルギー率を補正する「日中の補正処理」を、当日中に数回の所定のタイミングにて行うことにより、快適性を維持しつつ、年間の省エネルギー目標値を達成する運転を行う。
以上のように本実施の形態1においては、年間の目標消費電力量Dに基づき月毎の消費電力量の目標値Eを求め、この月毎の消費電力量の目標値Eに基づき日毎の消費電力量の目標値Fを求め、この日毎の消費電力量の目標値Fに基づき、当日の省エネルギー率を求める。そして、省エネルギー率に基づき空気調和装置の制御量を抑制する省エネルギー制御を行う。
このため、空調負荷の大きい時期に限らず、全時間帯に渡って平均的に空気調和装置の消費電力量を制限することができる。よって、空気調和装置が空調する空間の快適性を維持しつつ、空気調和装置が一年間に消費する電力量が、年間の目標消費電力量Dを超えないように、省エネルギー制御を行うことができる。
また、過去の実績データによって制御値を自律的に補正するように構成したので、新たな外部センサ、外部サーバ、高速通信システム等の構成要素の追加を必要とせず、製造コスト増加を抑えつつ省エネルギー制御が実現できる。
また、使用者は、一ヶ月毎の目標電力量の値を検討する必要がなく、使用者による設定操作を、簡易な設定操作とすることができる。
ところで上記説明では、電力量計4は熱源ユニット1の外部に存在しているが、熱源ユニット1に内蔵する事も可能であることは言うまでもない。また、熱源ユニットコントローラ2がセンサ情報等を基に電力量を求める方法でも実現可能である。
また、上記説明では、熱源ユニットコントローラ2に入力装置11によって、年間の目標消費電力量Dの情報を入力する場合を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、熱源ユニット1と接続され、複数の空気調和装置を集中制御する集中管理コントローラに、年間の目標消費電力量Dを入力する手段を持たせる方法でも実現可能であることは言うまでもない。
また、上記説明では、空気調和装置の制御パラメータとして圧縮機3の周波数を変化させているが、その他にファンの風量、膨張弁の開度、蒸発温度、もしくはそれらを組み合わせて変化させる方法でも実現可能であることは言うまでもない。
また、上記説明では、省エネルギー目標値として年間の目標消費電力量Dの情報を入力する方法としたが、その他にも年間の省エネルギー率を入力する方法もある。例えば、年間の目標消費電力量Dの情報に代えて、一年間における省エネルギー率の情報が入力される場合、年次演算手段13は、この省エネルギー率に基づき、年間の目標消費電力量Dを求めることができる。
また例えば、省エネルギー目標値として、弱/中/強などの設定値を入力することにより、空気調和装置が予め保有する変換テーブルにより設定値を省エネルギー率に変換して制御する方法もある。
1 熱源ユニット、2 熱源ユニットコントローラ、3 圧縮機、4 電力量計、5 伝送線、6〜8 室内ユニット、10 省エネルギー制御装置、11 入力装置、12 記憶装置、13 年次演算手段、14 月次演算手段、15 省エネルギー率演算手段、16 省エネルギー制御手段、17 省エネルギー率補正手段。

Claims (17)

  1. 1つ又は複数の空気調和装置を制御する空気調和装置の制御装置であって、
    前記1つ又は複数の空気調和装置が消費した電力量の実績値の情報を記憶する記憶装置と、
    前記1つ又は複数の空気調和装置が、第1期間の間に消費する電力量の目標値である第1目標値(D)の情報が入力される入力装置と、
    前記第1期間の開始時に、前記第1目標値(D)に基づき、前記第1期間を複数に分割した第2期間ごとの電力量の目標値である第2目標値(E)を求める第2目標値演算手段と、
    前記第2期間の開始時に、前記第2目標値(E)に基づき、前記第2期間を複数に分割した第3期間ごとの電力量の目標値である第3目標値(F)を求める第3目標値演算手段と、
    前記第3期間の開始時に、前記第3目標値(F)に基づき、当該第3期間において、前記1つ又は複数の空気調和装置が消費する電力量を抑制する割合である省エネルギー率を求める省エネルギー率演算手段と、
    前記省エネルギー率に基づき、前記1つ又は複数の空気調和装置を制御する省エネルギー制御手段と、
    を備え
    前記第3目標値演算手段は、
    前記第2期間の開始時に、
    前記第1期間の開始から現在までにおける各第2期間の前記電力量の実績値の積算値と、前記第1期間の開始から現在までにおける各第2期間の前記第2目標値(E)の積算値との差分値を求め、
    当該第2期間における前記第2目標値(E)から前記差分値を減算して、当該第2期間における前記第2目標値(E)を更新する
    ことを特徴とする空気調和装置の制御装置。
  2. 前記第3期間の開始から現在までの前記電力量の実績値と前記第3目標値(F)とに基づき、前記省エネルギー率を補正する省エネルギー率補正手段を、更に備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置の制御装置。
  3. 前記第2目標値演算手段は、
    前記第1期間の間に消費される電力量に対する、前記第2期間の間に消費される電力量の比率(B)をそれぞれ求め、
    前記第1目標値(D)と前記第2期間ごとの前記電力量の比率(B)とに基づき、前記第2期間ごとの前記第2目標値(E)を求める
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の空気調和装置の制御装置。
  4. 前記第2目標値演算手段は、
    過去の前記第1期間における前記電力量の実績値に基づき、前記第2期間ごとの電力量の予測値(A)を求め、
    前記電力量の実績値と前記第2期間ごとの電力量の予測値(A)とに基づき、前記第2期間ごとの前記電力量の比率(B)を求める
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の空気調和装置の制御装置。
  5. 前記第2目標値演算手段は、
    予め設定された、前記1つ又は複数の空気調和装置の電力量に関する情報に基づき、前記第2期間ごとの前記電力量の比率(B)、及び前記第1期間の間に消費される電力量の予測値(C)を求め、
    前記第1期間の間に消費される電力量の予測値(C)と前記第2期間ごとの前記電力量の比率(B)とに基づき、前記第2期間ごとの電力量の予測値(A)を求める
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の空気調和装置の制御装置。
  6. 前記第3目標値演算手段は、
    前記第2期間の開始時に、前回の前記第2期間における前記電力量の実績値と前記省エネルギー率とに基づき、前回の前記第2期間に省エネルギー制御を行わなかったと仮定した場合の電力量の仮想値(Y)を求め、
    前記電力量の仮想値(Y)に基づき、当該第2期間における電力量の予測値(A)を補正する
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載の空気調和装置の制御装置。
  7. 前記入力装置は、
    前記第3期間のうち、前記1つ又は複数の空気調和装置が消費する電力量が少ないと予測される前記第3期間である例外期の情報と、前記例外期における電力量の低減比率の情報が入力され、
    前記第3目標値演算手段は、
    前記第2目標値(E)と、前記例外期の数と、前記例外期における電力量の低減比率とに基づき、前記第3期間ごとの前記第3目標値(F)を求める
    ことを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載の空気調和装置の制御装置。
  8. 前記省エネルギー率演算手段は、
    前記第3期間の開始時に、過去の前記第3期間における電力量の実績値と前記省エネルギー率とに基づき、当該第3期間における電力量の予測値(G)を求め、
    当該第3期間における電力量の予測値(G)と前記第3目標値(F)とに基づき、当該第3期間の前記省エネルギー率を求める
    ことを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載の空気調和装置の制御装置。
  9. 前記省エネルギー率演算手段は、
    過去の前記第3期間における前記電力量の実績値と前記省エネルギー率とに基づき、過去の前記第3期間に省エネルギー制御を行わなかったと仮定した場合の電力量の仮想値(Z)を求め、該仮想値(Z)を当該第3期間における電力量の予測値(G)とする
    ことを特徴とする請求項に記載の空気調和装置の制御装置。
  10. 前記入力装置は、
    前記第3期間のうち、前記1つ又は複数の空気調和装置が消費する電力量が少ないと予測される前記第3期間である例外期の情報が入力され、
    前記省エネルギー率演算手段は、
    前記第3期間の開始時に、前記例外期以外で最新の前記第3期間における電力量の実績値と前記省エネルギー率とに基づき、当該第3期間における電力量の予測値(G)を求める
    ことを特徴とする請求項又はに記載の空気調和装置の制御装置。
  11. 前記省エネルギー率演算手段は、
    前記第3期間の開始時に、前記第2期間ごとの電力量の予測値(A)に基づき、当該第3期間における電力量の予測値(G)を求め、
    当該第3期間における電力量の予測値(G)と前記第3目標値(F)とに基づき、当該第3期間の前記省エネルギー率を求める
    ことを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載の空気調和装置の制御装置。
  12. 前記入力装置は、
    前記第3期間のうち、前記1つ又は複数の空気調和装置が消費する電力量が少ないと予測される前記第3期間である例外期の情報と、前記例外期における電力量の低減比率の情報が入力され、
    前記省エネルギー率演算手段は、
    前記第2期間ごとの電力量の予測値(A)と、前記例外期の数と、前記例外期における電力量の低減比率とに基づき、前記第3期間における電力量の予測値(G)を求める
    ことを特徴とする請求項11に記載の空気調和装置の制御装置。
  13. 前記省エネルギー制御手段は、
    前記省エネルギー率に基づき、前記1つ又は複数の空気調和装置に対する制御量を低下率である省エネルギー制限率を求め、
    前記省エネルギー制限率に応じて、前記1つ又は複数の空気調和装置に対する制御量を制限する
    ことを特徴とする請求項1〜12の何れか一項に記載の空気調和装置の制御装置。
  14. 前記省エネルギー率補正手段は、
    前記第3期間における電力量の予測値(G)と当該第3期間の開始から現在までの前記電力量の実績値とに基づき、当該第3期間の残りの期間における電力量の予測値(J)を求め、
    前記第3目標値(F)と当該第3期間の開始から現在までの前記電力量の実績値とに基づき、当該第3期間の残りの期間に消費する電力量の目標値(K)を求め、
    前記第3期間の残りの期間における電力量の予測値(J)と、前記第3期間の残りの期間に消費する電力量の目標値(K)とに基づき、当該第3期間の残りの期間における前記省エネルギー率を求める
    ことを特徴とする請求項2〜13の何れか一項に記載の空気調和装置の制御装置。
  15. 前記入力装置は、
    前記第1目標値(D)の情報に代えて、前記第1期間における省エネルギー率の情報が入力され、
    前記第2目標値演算手段は、
    前記省エネルギー率に基づき、前記第1目標値(D)を求める
    ことを特徴とする請求項1〜14の何れか一項に記載の空気調和装置の制御装置。
  16. 前記第1期間は、一年間であり、
    前記第2期間は、一ヶ月間であり、
    前記第3期間は、一日間である
    ことを特徴とする請求項1〜15の何れか一項に記載の空気調和装置の制御装置。
  17. 1つ又は複数の空気調和装置を制御する空気調和装置の制御方法であって、
    前記1つ又は複数の空気調和装置が消費した電力量の実績値の情報を記憶する記憶ステップと、
    前記1つ又は複数の空気調和装置が、第1期間の間に消費する電力量の目標値である第1目標値(D)の情報を取得する入力ステップと、
    前記第1期間の開始時に、前記第1期間を複数に分割した第2期間ごとの電力量の目標値である第2目標値(E)を求める第2目標値演算ステップと、
    前記第2期間の開始時に、前記第2目標値(E)に基づき、前記第2期間を複数に分割した第3期間ごとの電力量の目標値である第3目標値(F)を求める第3目標値演算ステップと、
    前記第3期間の開始時に、前記第3目標値(F)に基づき、当該第3期間において、前記1つ又は複数の空気調和装置が消費する電力量を抑制する割合である省エネルギー率を求める省エネルギー率演算ステップと、
    前記省エネルギー率に基づき、前記1つ又は複数の空気調和装置を制御する省エネルギー制御ステップと、
    を有し、
    前記第3目標値演算ステップは、
    前記第2期間の開始時に、
    前記第1期間の開始から現在までにおける各第2期間の前記電力量の実績値の積算値と、前記第1期間の開始から現在までにおける各第2期間の前記第2目標値(E)の積算値との差分値を求め、
    当該第2期間における前記第2目標値(E)から前記差分値を減算して、当該第2期間における前記第2目標値(E)を更新することを特徴とする空気調和装置の制御方法。
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