JP2010237745A - エネルギーシステム最適化方法、エネルギーシステム最適化装置及びプログラム - Google Patents

エネルギーシステム最適化方法、エネルギーシステム最適化装置及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】現実の諸条件を精度良くモデル化し、実用的な計算時間内で、環境性を担保しつつ、コスト競争力の高い最適なエネルギーシステムの設備設計及び運用計画を算出するエネルギーシステム最適化方法等を提供する。
【解決手段】第1ステップでは、需要データ21、機器データ22、制限データ23、環境データ24、料金メニューデータ25を入力とし、第1ステップ算出結果26を出力する。第1ステップ算出結果26は、機器の最適な組み合わせ、料金メニューの最適組み合わせを含む。第2ステップでは、需要データ21、機器データ22、制限データ23、環境データ24、料金メニューデータ25、機器詳細データ31、設計データ32を入力とし、第2ステップ算出結果33を出力する。設計データ32は、機器の組み合わせ、料金メニューの組み合わせである。第2ステップ算出結果33は、最適運用計画、年間トータルコストを含む。
【選択図】図3

Description

本発明は、環境性を担保しつつ、コスト競争力の高い最適なエネルギーシステムの設備設計及び運用計画を算出するエネルギーシステム最適化方法、エネルギーシステム最適化装置及びプログラムに関するものである。
工場、病院、ホテル、学校、オフィスビル等の業務用施設を運営する事業者は、社会的要請により年々厳しくなる環境規制をクリアしながら、エネルギーシステムにかかるコストを抑えたいというニーズがある。このようなニーズに応えるために、エネルギーシステムの設計及び運用計画を算出する方法が考案されている(特許文献1、特許文献2参照)。
特許文献1では、混合整数線形計画法により、システム運用費、一次エネルギー量(電力、都市ガス、水)、CO2の排出量のいずれかを目的関数として、蓄熱槽を含む複合熱源システムの最適な運転スケジュールを算出する方法が示されている。
特許文献2では、混合整数線形計画法により、コスト、CO2の排出量等のいずれかを目的関数として、蓄電池を含む複合熱源システムの最適な設備設計を算出する方法が示されている。
特開2004−317049号公報 特開2009−26092号公報
しかしながら、特許文献1、特許文献2では、電気料金やガス料金について事業者ごとに選択できる料金メニューが考慮されていない。また、複数の熱源機器を導入する場合、現実のシステムでは負荷を按分して運転を行う。しかしながら、特許文献1、特許文献2では、このような熱負荷按分計算ができない。このように、特許文献1、特許文献2の方法では、現実との乖離が大きく、実用的なレベルとは言えない。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたもので、その目的とすることは、現実の諸条件を精度良くモデル化し、実用的な計算時間内で、環境性を担保しつつ、コスト競争力の高い最適なエネルギーシステムの設備設計及び運用計画を算出するエネルギーシステム最適化方法等を提供することである。
前述した目的を達成するために第1の発明は、最適なエネルギーシステムの設備設計及び運用計画を算出するエネルギーシステム最適化方法であって、計算対象施設における複数のエネルギー需要を含む需要データと、前記エネルギーを供給する機器の定格効率値、イニシャルコストおよびメンテナンスコストを含む機器データと、前記機器を稼働するために外部から購入する電気およびガスの料金メニューデータとを入力し、前記エネルギー需要を前記機器群によって供給する線形計画問題において、コスト、一次エネルギー消費量またはCO2排出量を目的関数とし、混合整数線形計画法によって最適化計算を行い、最適な前記機器の組み合わせ及び前記料金メニューの組み合わせを算出する第1ステップと、前記需要データと、前記機器データと、前記料金メニューデータと、前記機器の部分負荷効率および稼働制約を含む機器詳細データと、前記機器の組み合わせ及び前記料金メニューの組み合わせとを入力し、前記エネルギー需要を前記機器群によって供給する線形計画問題において、コスト、一次エネルギー消費量またはCO2排出量を目的関数とし、混合整数線形計画法によって最適化計算を行い、前記機器の運用計画を算出する第2ステップと、を含むことを特徴とするエネルギーシステム最適化方法である。
第1の発明によって、現実の諸条件を精度良くモデル化し、実用的な計算時間内で、最適なエネルギーシステムの設備設計及び運用計画を算出することができる。
第1の発明は、前記第1ステップ及び/または前記第2ステップにおいて、コストを最小とする最適化の場合、更に、一次エネルギー消費量の上限及び/またはCO2排出量の上限を入力し、前記一次エネルギー消費量の上限及び/またはCO2排出量の上限を制約条件として最適化計算を行うことが望ましい。これによって、環境性を担保しつつ、コスト競争力の高い最適なエネルギーシステムの設備設計及び運用計画を算出することができる。
第1の発明における前記料金メニューデータは、料金メニューごとの契約条件を含み、前記第1ステップ及び/または前記第2ステップにおいて、コストを最小とする最適化の場合、前記契約条件を制約条件として最適化計算を行うことが望ましい。これによって、現実の契約条件を満たす料金メニューの中から、コストを最小とする最適な料金メニューの組み合わせを決定することができ、現実との乖離を少なくすることができる。
第1の発明は、前記第1ステップにおいて、前記機器のイニシャルコストとして前記機器の容量に比例する係数を入力し、コージェネレーションシステムを除く前記機器のメンテナンスコストとして前記機器の定格容量に比例する係数を入力し、前記コージェネレーションシステムのメンテナンスコストとして前記コージェネレーションシステムの単位発電量に比例する係数を入力し、前記第2ステップにおいて、前記コージェネレーションシステムのメンテナンスコストとして前記コージェネレーションシステムの単位発電量に比例する係数を入力することが望ましい。これによって、計算時間の過大を防ぎながら、現実に即した最適化計算を行うことができる。
第1の発明は、前記第2ステップにおいて、更に、前記機器のそれぞれを負荷按分の計算対象とするか否かを示す計算対象フラグを入力し、負荷按分の計算対象とされた前記機器の稼働は負荷率を同一とする制約を制約条件として最適化計算を行うことが望ましい。これによって、現実のシステムで行う負荷按分運転をモデル化することができる。
第1の発明は、例えば、前記第1ステップ及び/または前記第2ステップにおいて、前記機器の補機動力が定流量ポンプの場合、前記機器の補機動力の消費電力として前記機器の出力に比例する係数を入力する。これによって、計算時間の過大を防ぎながら、機器の補機動力を定流量ポンプとして扱うことができる。
第1の発明は、例えば、前記第2ステップにおいて、前記機器の補機動力が変流量ポンプの場合、前記機器の部分負荷率ごとの係数を入力して前記機器の補機動力の消費電力を線形補間する。これによって、計算時間の過大を防ぎながら、機器の補機動力を変流量ポンプとして扱うことができる。
第1の発明は、例えば、前記第1ステップ及び/または前記第2ステップにおいて、更に、市場から調達するCO2クレジットの市場価格と、グリーン電力証書、グリーン熱証書、バイオ燃料のコストとを入力し、前記CO2クレジット、前記グリーン電力証書、前記グリーン熱証書の購入及び前記バイオ燃料の使用を前記機器の組み合わせの一つの選択肢とすることもできる。
第2の発明は、最適なエネルギーシステムの設備設計及び運用計画を算出するエネルギーシステム最適化装置であって、計算対象施設における複数のエネルギー需要を含む需要データと、前記エネルギーを供給する機器の定格効率値、イニシャルコストおよびメンテナンスコストを含む機器データと、前記機器を稼働するために外部から購入する電気およびガスの料金メニューデータとを入力する第1の入力手段と、前記第1の入力手段によって入力されたデータを入力とし、前記エネルギー需要を前記機器群によって供給する線形計画問題において、コスト、一次エネルギー消費量またはCO2排出量を目的関数とし、混合整数線形計画法によって最適化計算を行い、最適な前記機器の組み合わせ及び前記料金メニューの組み合わせを算出する第1の算出手段と、前記需要データと、前記機器データと、前記料金メニューデータと、前記機器の部分負荷効率および稼働制約を含む機器詳細データと、前記機器の組み合わせ及び前記料金メニューの組み合わせとを入力する第2の入力手段と、前記第2の入力手段によって入力されたデータを入力とし、前記エネルギー需要を前記機器群によって供給する線形計画問題において、コスト、一次エネルギー消費量またはCO2排出量を目的関数とし、混合整数線形計画法によって最適化計算を行い、前記機器の運用計画を算出する第2の算出手段と、を具備することを特徴とするエネルギーシステム最適化装置である。
第3の発明は、コンピュータを第2の発明のエネルギーシステム最適化装置として機能させるプログラムである。
本発明により、現実の諸条件を精度良くモデル化し、実用的な計算時間内で、環境性を担保しつつ、コスト競争力の高い最適なエネルギーシステムの設備設計及び運用計画を算出するエネルギーシステム最適化方法等を提供することができる。
エネルギーシステム最適化装置1を実現するコンピュータのハードウェア構成図 エネルギーシステム最適化方法の第1ステップにおけるデータフローを示す図 エネルギーシステム最適化方法の第2ステップにおけるデータフローを示す図 需要データ21の一例を示す図 機器データ22の入力画面例を示す図 制限データ23、環境データ24の入力画面例を示す図 電気料金の入力画面例を示す図 ガス料金の入力画面例を示す図 ガス料金の契約条件の入力画面例を示す図 第1ステップ算出結果26の表示画面例を示す図 第2ステップの入力画面例(1)を示す図 第2ステップの入力画面例(2)を示す図 ジェネリンクの定式化の一例を示す図 定流量ポンプ利用時の補機動力の総和を示す図 変流量ポンプ利用時の補機動力の総和を示す図 第1ステップによる算出結果例を示す図 第1ステップによる月別コストの算出結果例を示す図 第1ステップにおける8月電力の需要に対する供給バランスの算出結果例を示す図 第1ステップにおける8月冷房の需要に対する供給バランスの算出結果例を示す図 第1ステップにおける8月蒸気の需要に対する供給バランスの算出結果例を示す図 第2ステップにおける計算条件例を示す図 第2ステップによる月別コストの算出結果例を示す図 第2ステップにおける8月電力の需要に対する供給バランスの算出結果例を示す図 第2ステップにおける8月冷房の需要に対する供給バランスの算出結果例を示す図 第2ステップにおける8月蒸気の需要に対する供給バランスの算出結果例を示す図
以下図面に基づいて、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、エネルギーシステム最適化装置1を実現するコンピュータのハードウェア構成図である。尚、図1のハードウェア構成は一例であり、用途、目的に応じて様々な構成を採ることが可能である。
エネルギーシステム最適化装置1は、制御部3、記憶部5、メディア入出力部7、通信制御部9、入力部11、表示部13、周辺機器I/F部15等が、バス17を介して接続される。
制御部3は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等で構成される。
CPUは、記憶部5、ROM、記録媒体等に格納されるプログラムをRAM上のワークメモリ領域に呼び出して実行し、バス17を介して接続された各装置を駆動制御し、エネルギーシステム最適化装置1が行う後述する処理を実現する。
ROMは、不揮発性メモリであり、コンピュータのブートプログラムやBIOS等のプログラム、データ等を恒久的に保持している。
RAMは、揮発性メモリであり、記憶部5、ROM、記録媒体等からロードしたプログラム、データ等を一時的に保持するとともに、制御部3が各種処理を行う為に使用するワークエリアを備える。
記憶部5は、HDD(ハードディスクドライブ)であり、制御部3が実行するプログラム、プログラム実行に必要なデータ、OS(オペレーティングシステム)等が格納される。プログラムに関しては、OS(オペレーティングシステム)に相当する制御プログラムや、後述する処理をコンピュータに実行させるためのアプリケーションプログラムが格納されている。
これらの各プログラムコードは、制御部3により必要に応じて読み出されてRAMに移され、CPUに読み出されて各種の手段として実行される。
メディア入出力部7(ドライブ装置)は、データの入出力を行い、例えば、CDドライブ(−ROM、−R、−RW等)、DVDドライブ(−ROM、−R、−RW等)、MOドライブ等のメディア入出力装置を有する。
通信制御部9は、通信制御装置、通信ポート等を有し、コンピュータとネットワーク19間の通信を媒介する通信インタフェースであり、ネットワーク19を介して、他のコンピュータ間との通信制御を行う。
入力部11は、データの入力を行い、例えば、キーボード、マウス等のポインティングデバイス、テンキー等の入力装置を有する。
入力部11を介して、コンピュータに対して、操作指示、動作指示、データ入力等を行うことができる。
表示部13は、CRTモニタ、液晶パネル等のディスプレイ装置、ディスプレイ装置と連携してコンピュータのビデオ機能を実現するための論理回路等(ビデオアダプタ等)を有する。
周辺機器I/F(インタフェース)部15は、コンピュータに周辺機器を接続させるためのポートであり、周辺機器I/F部15を介してコンピュータは周辺機器とのデータの送受信を行う。周辺機器I/F部15は、USBやIEEE1394やRS−232C等で構成されており、通常複数の周辺機器I/Fを有する。周辺機器との接続形態は有線、無線を問わない。
バス17は、各装置間の制御信号、データ信号等の授受を媒介する経路である。
本実施の形態では、混合整数線形計画法によって、コスト等を目的関数としたエネルギーシステムの最適化計算を行う。コストを最小にする最適化では、機器の性能や特性、設備稼働に伴う制約をモデル化し、厳密なエネルギー料金体系を反映して、現実との乖離を小さくする。但し、制約をモデル化するための変数が増えると計算時間が過大となることから、本実施の形態に係るエネルギーシステム最適化方法では、計算ステップを2段階に分けて計算を行い、実用的な計算時間内に計算可能とする。
第1ステップでは、機器の定格効率値を基にエネルギーシステムの設計及びその運用計画を計算する。第2ステップでは、第1ステップで決定した機器と料金メニューを入力とし、詳細な機器条件と現実の稼働制約を考慮した精度の高い運用計画を計算する。
(第1ステップの入出力データ)
図2は、エネルギーシステム最適化方法の第1ステップにおけるデータフローを示す図である。
図2に示すように、第1ステップでは、需要データ21、機器データ22、制限データ23、環境データ24、料金メニューデータ25を入力とし、第1ステップ算出結果26を出力する。
エネルギーシステム最適化装置1は、需要データ21、機器データ22、制限データ23、環境データ24、料金メニューデータ25を入力する入力手段(入力部11等)を有する。また、エネルギーシステム最適化装置1は、線形計画のソルバーを用いて、混合整数線形計画法によるコスト等を目的関数としたエネルギーシステムの最適化計算を行う算出手段(制御部3等)を有する。線形計画のソルバーは、例えば、市販のソフトウェアを用いることができる。また、エネルギーシステム最適化装置1は、算出手段による算出結果(第1ステップ算出結果26)を出力する出力手段(表示部13等)を有する。また、エネルギーシステム最適化装置1は、入力手段によって入力された各種のデータ、及び算出手段によって算出された各種のデータを記憶する記憶手段(記憶部5等)を有する。
需要データ21は、計算対象施設ごとに入力するものであり、電力、冷房、暖房、給湯、蒸気等のエネルギー需要に関するデータである。需要データ21は、月別、曜日別(平日、土曜、休日)、時刻別の需要データである。需要データ21は、過去の履歴データでも良いし、計算対象施設の将来の使用状況を考慮した予測データでも良い。
図4は、需要データ21の一例を示す図である。図4に示す需要データ21は、計算対象施設の8月の電力のエネルギー需要に関するデータである。横軸は時間、縦軸は需要を示している。エネルギーシステム最適化装置1は、第1ステップにおいて、需要データ21に対して、最適な機器と料金メニューの組み合わせを計算する。
機器データ22に含まれる機器は、例えば、水冷チラー、空冷チラー、ターボ冷凍機、ヒートポンプ式給湯器(以下、HP式給湯器)、コージェネレーション、温水ボイラ、蒸気ボイラ、ガスエンジンヒートポンプ(以下、GHP)、直焚吸収式冷温水機、蒸気吸収式冷温水機、温水吸収式冷温水機、熱交換機、ジェネリンク等である。
図5は、機器データ22の入力画面例を示す図である。機器名称51は、各機器の名称である。定格効率値・補機動力係数52は、各機器の定格効率値、補機動力係数である。定格効率値は、各機器の定格容量におけるエネルギー消費効率を示しており、例えば、冷水COP(Coefficient of Performance)は、単位消費電力当たりの冷水能力を表し、数字が大きいほど効率が良い。例えば、図5に示す例では水冷チラーの冷水COPは3.78である。補機動力とは、各機器の冷温水ポンプ、冷却水ポンプ、ファン動力等である。図5に示す補機動力係数は、各機器の定格容量に対する補起動力合計の係数である。例えば、水冷チラーの補機動力係数は、0.08である。配管ロス53は、各機器の配管ロスの値である。54は、各機器を計算対象とするか否かを選択するチェックボックスである。これは、計算対象施設によっては導入できない機器を対象外とするためである。エネルギーシステム最適化装置1は、チェックボックスのチェック有無を計算対象フラグとして入力する。
制限データ23は、計算対象施設ごとに入力するものであり、年間一次エネルギー消費量の上限、年間CO2排出量の上限等である。
環境データ24は、一次エネルギー効率、CO2排出係数、CO2クレジット市場価格、グリーン電力証書価格、グリーン熱証書価格、コージェネレーションシステム(以下、CGS)によるCO2削減係数等である。CO2クレジットやグリーン電力証書などを計算対象に含めるか否かのチェックボックスを用い、選択可能とする。
図6は、制限データ23、環境データ24の入力画面例を示す図である。図6に示す例では、年間CO2排出量上限61は2000(t)である。また、年間一次エネルギー消費量上限62は100000(GJ)である。制限データ23は、コスト最小化計算時の制約条件として入力可能である。これによって、計算対象施設が既存のものであれば、エネルギーシステム最適化装置1を用いて、一次エネルギー消費量、CO2排出量の削減計画を立案できる。更に、エネルギーシステム最適化装置1を用いれば、既存設備における削減量の限界値及び機器更新のタイミングを算出し、機器更新時の最適機器の選定まで一貫して行うことが可能となる。
63は、系統受電による時刻別(受電パラメータ別)の発電効率である。64は、受電によるCO2排出係数である。65は、ガスによるCO2排出係数である。これらの入力項目において、環境データ24の一次エネルギー効率、CO2排出係数を入力する。CO2クレジット市場価格(不図示)は、市場からCO2クレジットを調達する時の単位CO2排出量当たりのコストである。例えば、年間CO2排出量の上限を設定してコストを最小にする最適化計算を行う場合、CO2クレジットを購入することで、年間CO2排出量の上限の制約を満たすことが可能となる。CGSによるCO2削減係数(不図示)は、CGSの単位発電量に対するCO2削減量の係数である。
尚、バイオ燃料についても最適化計算の対象とすることができる。この場合、バイオ燃料の単位熱量当たりのコスト、単位熱量当たりのCO2排出係数、一次エネルギー係数、時間流量の上限値を入力する。
CO2クレジット、グリーン電力証書、グリーン熱証書の購入やバイオ燃料の使用は、最適な機器の組み合わせを決定する際の選択肢の一つとなる。
料金メニューデータ25は、電力料金、ガス料金の料金メニューである。電力料金の場合には基本料金、従量料金、ガス料金の場合にはガス流量倍率(=年間ガス使用量/最大時間ガス使用量)、負荷率(月平均使用量/最大需要期月平均使用量×100)等の詳細な契約条件を含む。
図7は、電気料金の入力画面例を示す図である。
業務用・産業用料金メニュー71は、業務用と産業用に分かれる。業務用には、業務用、特高Aがある。産業用には、高圧、特高Bがある。これらの料金メニューは、基本料金、夏季/その他季の従量料金から構成される。
同様に、業務用・産業用季時別料金メニュー72は、業務用と産業用に分かれる。これらの料金メニューは、基本料金、ピーク時/昼夏季/昼その他季/夜間の従量料金から構成される。
同様に、業務用・産業用休日高負荷・休日高稼働料金メニュー73は、業務用と産業用に分かれる。これらの料金メニューは、基本料金、夏季(平日)/夏季(休日)/その他季(平日)/その他季(休日)の従量料金から構成される。
74は、各料金メニューを計算対象とするか否かを選択するチェックボックスである。エネルギーシステム最適化装置1は、チェックボックスのチェック有無を計算対象フラグとして入力する。
尚、コスト最小化計算で用いられる電気料金の料金メニューはこれらに限るものではない。
図8は、ガス料金の入力画面例を示す図である。図9は、ガス料金の契約条件の入力画面例を示す図である。図9に示す契約条件は、図8に示す料金メニューと対応している。
81は、業務用季節別と産業用の料金メニューである。91は、業務用季節別と産業用の契約条件である。業務用季節別と産業用は、年間のガス使用量が多い顧客にとってメリットがある料金メニューである。91に示すように、業務用季節別と産業用の料金メニューは、契約最大時間流量(契約期間における一時間あたりの最大の使用予定量)の下限、年間ガス使用量の下限、契約最大時間流量倍率(年間使用量を契約最大時間流量又は機器定格流量で除したもの)、契約年間負荷率(年間の月平均使用量を最大需要期(12〜3月)の月平均使用量で除したもの)の契約条件がある。契約条件は、コスト最小化計算における制約条件となる。
82は、CGSパッケージ割引の料金メニューである。92は、CGSパッケージ割引の契約条件である。CGSパッケージ割引は、CGSでガスを使用する顧客が利用できる料金メニューである。従って、コスト最小化計算においては、CGSを含めた設備設計をしたときに選択できる。92に示すように、CGSパッケージ割引は、契約最大時間流量の下限、年間ガス使用量の下限、契約最大時間流量倍率、契約年間負荷率、CGSの定格(契約締結において導入しなければならないコージェネレーションシステムの最低容量)の契約条件がある。
83は、高負荷率割引の料金メニューである。93は、高負荷率割引の契約条件である。高負荷率割引は、冬季のガス使用量が少ない顧客にメリットがある料金メニューである。93に示すように、高負荷率割引は、契約最大時間流量の下限、年間ガス使用量の下限、契約最大時間流量倍率、契約年間負荷率の契約条件がある。
84は、一般料金の料金メニューである。
85は、ガス空調の料金メニューである。94は、ガス空調の契約条件である。94に示すように、ガス空調の契約条件は、契約年間負荷率、機器定格流量倍率(年間使用量を機器定格流量で除したもの)の契約条件がある。
86は、各料金メニューを計算対象とするか否かを選択するチェックボックスである。エネルギーシステム最適化装置1は、チェックボックスのチェック有無を計算対象フラグとして入力する。
87は、空調オプション(0または1)である。0の場合、GHPと直焚きで1種類の空調ガス料金しか考慮しない。1の場合、GHPと直焚きで2種類の異なる空調ガス料金も含めて考慮する。
尚、コスト最小化計算で用いられるガス料金の料金メニューはこれらに限るものではない。
図10は、第1ステップ算出結果26の表示画面例を示す図である。100aは、一次エネルギー最小化の実行ボタンである。100bは、CO2最小化の実行ボタンである。100cは、コスト最小化の実行ボタンである。エネルギーシステム最適化装置1は、100aから100cのボタンが押下されると、ボタンごとの最適化計算を実行する。図10では、機器の最適組み合わせ、及び料金メニューの最適組み合わせを表示している。他の算出結果(一次エネルギー使用量、CO2排出量、運用計画等)は、別の表示画面に表示される。
機器名称101は、各機器の名称である。102〜105は、最適化計算結果である。入力102は、各機器に入力されるエネルギーであり、図10に示す値は年間を通しての最大値である。出力103は、各機器から出力されるエネルギーであり、図10に示す値は年間を通しての最大値である。出力103の値が0でない機器は、最適化計算によって選択されたことを意味する。また、出力103の値は、機器の定格容量値である。補機出力は、補機動力の定格消費電力のことであり、機器の出力に比例して発生する量として係数を定義して算出する。
エネルギーシステム最適化装置1のユーザは、出力103の値によって機器の最適組み合わせ、及び機器の容量値を判断することができる。
イニシャルコスト104は、各機器の初期導入費用であり、機器の容量に比例する値である。メンテナンスコスト105は、各機器の保守費用であり、コージェネレーションを除く機器については、機器の容量(kW)に比例して発生するコストとして係数を定義して算出する。コージェネレーションについては、単位発電量(kWh)に比例して発生するコストとして係数を定義して算出する。これによって、計算時間の過大を防ぎながら、現実に即した最適化計算を行うことができる。
106a〜106eは、算出結果の表示の切り替えを実行するボタンである。エネルギーシステム最適化装置1は、コスト最小化計算において、低コスト順に上位5つの料金メニューの組み合わせ及び機器の最適組み合わせを算出する。例えば、ユーザがコスト1表示106aを押下すると、コスト最小化計算において最もコストの低い算出結果を表示する。
107は、電気料金とガス料金の料金メニューである。
エネルギーシステム最適化装置1のユーザは、料金メニュー107によってコストの低い電気料金とガス料金の料金メニューを判断することができる。
(第2ステップの入出力データ)
図3は、エネルギーシステム最適化方法の第2ステップにおけるデータフローを示す図である。
図3に示すように、第2ステップでは、需要データ21、機器データ22、制限データ23、環境データ24、料金メニューデータ25、機器詳細データ31、設計データ32を入力とし、第2ステップ算出結果33を出力する。
需要データ21、機器データ22、制限データ23、環境データ24、料金メニューデータ25については、第1ステップの説明と同様となるので説明を省略する。
尚、第2ステップでは、第1ステップと異なり、機器データ22のイニシャルコストとCGSを除くメンテナンスコストは入力しない。
エネルギーシステム最適化装置1は、機器詳細データ31、設計データ32を入力する入力手段(入力部11等)を有する。また、エネルギーシステム最適化装置1は、線形計画のソルバーを用いて、混合整数線形計画法によるコスト等を目的関数としたエネルギーシステムの最適化計算を行う算出手段(制御部3等)を有する。線形計画のソルバーは、例えば、市販のソフトウェアを用いることができる。また、エネルギーシステム最適化装置1は、算出手段による算出結果(第2ステップ算出結果33)を出力する出力手段(表示部13等)を有する。また、エネルギーシステム最適化装置1は、入力手段によって入力された各種のデータ、及び算出手段によって算出された各種のデータを記憶する記憶手段(記憶部5等)を有する。
機器詳細データ31は、各機器の部分負荷定格効率値、補機動力出力係数、CGS最低稼働負荷率、熱源切替負荷率等である。第2ステップでは、電気、熱負荷按分計算を行う為、熱源機器の中で稼働負荷率を同一とする制約を与える。
負荷按分について説明する。例えば、容量が600RTと1400RTの熱源機器をエネルギーシステムに導入する場合を考える。この場合、600RT:1400RT=3:7であるから、需要1000MJに対して、それぞれの熱源機器が300MJと700MJを供給するように運転を行い、負荷を按分する。
第1ステップでは、最適機器の組み合わせを算出するため、計算負荷を考慮して負荷按分計算は行っていない。一方、第2ステップでは、機器は既に選択されており、最適機器の組み合わせを算出するための計算負荷はかからないことから、負荷按分計算を行い、現実に即した運用計画を算出する。
設計データ32は、機器の組み合わせ、料金メニューの組み合わせである。設計データ32は、計算対象施設が新規にエネルギーシステムの設計を考えている場合、第1ステップの算出結果を利用する。一方、計算対象施設が既存施設の場合、現実に設置している機器を入力することができる。また、料金メニューについてもユーザが入力することができる。
図11は、第2ステップの入力画面例(1)を示す図である。
機器名称111は、各機器の名称である。112は、各機器の部分負荷効率値と補機動力出力係数(消費電力係数)である。負荷率は、25%、50%、75%、100%である。113は、コージェネレーションシステム(CGS)の最低稼働負荷率である。114は、機器と補機動力の容量値(定格出力)である。115は、各機器を電気、熱(冷房、暖房)負荷按分の計算対象とするか否かを選択するチェックボックスである。エネルギーシステム最適化装置1は、チェックボックスのチェック有無を計算対象フラグとして入力する。
例えば、CGSの排熱を優先的に使い、不足分を他の熱源機で補う場合を考える。この場合、ユーザがCGSを熱負荷按分対象から外し(チェックボックスのチェックを外し)、他の熱源機を熱負荷按分対象とする(チェックボックスをチェックする)ことで、エネルギーシステム最適化装置1は、CGSを除く熱源機に対して負荷按分計算を行う。これによって、CGSの排熱を優先的に使い、不足分を他の熱源機で補うように運用計画を算出することができる。
図12は、第2ステップの入力画面例(2)を示す図である。
121には、熱源の切替負荷率を入力する。例えば、2台の熱源機が負荷按分対象の場合を考える。需要の増加により、1台目の熱源機が入力した切替負荷率に達すると、エネルギーシステム最適化装置1は、2台目の熱源機を稼働し、負荷按分供給を行うように運用計画を算出する。また、全ての負荷按分対象の熱源機が稼働している場合のみ、切替負荷率を超えて供給するように運用計画を算出する。
122には、一次エネルギー消費量とCO2排出量の上限を入力する。図12に示す例では、CO2排出量のチェックボックスがチェックされ、値が入力されていることから、エネルギーシステム最適化装置1は、入力された値をCO2排出量の上限として制約条件に加えて、運用計画を算出する。
123は、系統受電による時刻別(受電パラメータ別)の発電効率である。これにより、系統受電による一次エネルギー消費量を算出する。124は、受電によるCO2排出係数である。125は、ガスによるCO2排出係数である。これらの入力項目において、環境データ24の一次エネルギー効率、CO2排出係数を入力する。126は、電気料金メニューである。127は、ガス料金メニューである。128は、コージェネレーションシステム(CGS)のメンテナンスコストである。129aは、一次エネルギー最小化計算の実行ボタンである。129bは、CO2最小化計算の実行ボタンである。129cは、コスト最小化計算の実行ボタンである。
このように、第2ステップでは、第1ステップにおいて算出対象であった導入機器および料金メニューを入力とし、第1ステップでは考慮していない機器詳細データ31を入力とし、現実に即した詳細な運用計画を算出する。
(線形計画問題の定式化)
線形計画問題の定式化について説明する。第1ステップと第2ステップに共通して、目的関数は、コスト、一次エネルギー消費量またはCO2排出量である。エネルギーシステム最適化装置1は、これらのいずれかを最小にする最適化計算を行う。また、例えば、コストを最小にする最適化計算の場合、一次エネルギー消費量、CO2排出量の上限を任意に入力し、制約条件とすることもできる。従って、コスト、一次エネルギー消費量、CO2排出量の3つを統合して算出することが可能となる。これによって、環境性を担保しつつ、コスト競争力の高い最適なエネルギーシステムの設備設計及び運用計画を算出することができる。
制約条件の一つは、需要データ21のエネルギー需要を機器データ22に含まれる機器群によって供給することである。また、任意に入力される制限データ23も制約条件となる。また、料金メニューデータ25に含まれる契約条件も制約条件となる。図9に示したガス料金の契約条件は、例えば、以下のように定式化できる。
・契約最大時間流量≧定数
・年間ガス使用量≧定数
・定数>契約最大時間流量倍率≧定数
・定数>契約年間負荷率≧定数
・CGSの定格≧定数
・機器定格流量倍率≧定数
図13は、ジェネリンクの定式化の一例を示す図である。ジェネリンクは、CGSから発生する排熱を利用し、冷暖房を行うガス吸収冷温水機である。ジェネリンクは、図13の左図のように、負荷率が低い部分では、CGSの排熱のみで冷水供給を行う。一方、温水単独運転可能負荷率を超えると、ガス焚き稼働と温水排熱稼働が併用される。そして、本来では負荷率の上昇につれて温水排熱稼働割合は縮小する。しかしながら、計算時間が過大になることを防止するため、右図のように、温水排熱稼働割合を一定とする。
また、温水単独運転可能負荷率をαとすると、αの前後でジェネリンクの挙動は大きく異なる。そこで、負荷率がα以下の場合に0、αより大きい場合に1をとる0−1変数を導入し、ジェネリンクの挙動を定式化する。
図14は、定流量ポンプ利用時の補機動力の総和を示す図である。図14に示すように、定流量ポンプの補機動力の消費電力は、機器の出力に比例する。そこで、機器の出力に比例する係数を入力することで、定流量ポンプの消費電力をモデル化する。これによって、計算時間が過大になることなく、定流量ポンプ利用時の補機動力の運用も考慮した設備設計、運用計算が可能となる。
図15は、変流量ポンプ利用時の補機動力の総和を示す図である。図15に示すように、変流量ポンプの補機動力の消費電力は、機器の出力に対して二次関数的に増加する。そこで、機器の部分負荷率(25%、50%、75%、100%)ごとの係数を入力して線形補間することで、変流量ポンプの消費電力をモデル化する。これによって、計算時間が過大になることなく、変流量ポンプ利用時の補機動力の運用も考慮した運用計画が可能となる。
(計算結果例)
図16から図25を参照しながら、本実施の形態における計算結果例を説明する。以下に説明する計算結果例では、コストを最小にする最適化計算を行っている。
図16は、第1ステップによる算出結果例を示す図である。図16に示すように、料金メニューの最適な組み合わせと機器の最適な組み合わせが算出される。
図17は、第1ステップによる月別コストの算出結果例を示す図である。図17に示すように、熱源機器のイニシャルコスト、CGSのイニシャルコスト、電気料金、ガス料金、熱源機器のメンテナンスコスト、CGSのメンテナンスコストが算出される。第1ステップでは機器が決定されていないため、熱源機器のイニシャルコスト、CGSのイニシャルコスト、熱源機器のメンテナンスコスト、CGSのメンテナンスコストも最適化計算の対象となる。
図18は、第1ステップにおける8月電力の需要に対する供給バランスの算出結果例を示す図である。図19は、第1ステップにおける8月冷房の需要に対する供給バランスの算出結果例を示す図である。図20は、第1ステップにおける8月蒸気の需要に対する供給バランスの算出結果例を示す図である。
図18から図20に示すように、月別、時間別の供給バランスが算出される。これらの結果から、年間を通した各機器の最大出力値を算出して、図16に示す機器の容量とする。
図21は、第2ステップにおける計算条件例を示す図である。図21に示すように、料金メニューは、第1ステップで算出された結果を用いても、ユーザが新たに入力しても構わない。機器の組み合わせは、第1ステップで算出された結果に基づいて、現実に導入可能な機器を選択する。他の計算条件は、CGSの最低稼働負荷率(図11の113)が100%、熱源の切替負荷率(図12の121)が100%である。また、冷房と暖房の需要に対して熱源機器を熱負荷按分計算対象とする。
図22は、第2ステップによる月別コストの算出結果例を示す図である。図22に示すように、電気料金、ガス料金、CGSのメンテナンスコストが算出される。第2ステップでは機器が決定されているため、熱源機器のイニシャルコスト、CGSのイニシャルコスト、熱源機器のメンテナンスコストは最適化計算の対象とならない。一方、CGSのメンテナンスコストは、単位発電量に比例する為、最適化計算の対象となる。
図23は、第2ステップにおける8月電力の需要に対する供給バランスの算出結果例を示す図である。図24は、第2ステップにおける8月冷房の需要に対する供給バランスの算出結果例を示す図である。図25は、第2ステップにおける8月蒸気の需要に対する供給バランスの算出結果例を示す図である。
図23から図25に示すように、月別、時間別の供給バランスが算出される。CGSの最低稼働負荷率が100%という計算条件によって、図23に示すように、CGS1とCGS2は100%稼働するか、全く稼働しないかのいずれかになっている。また、熱源切替負荷率が100%という計算条件によって、図24に示すように、直焚き吸収式冷凍機が100%の負荷を超えない場合には直焚き吸収式冷凍機のみが稼働している。また、冷房の需要に対して熱源機器を熱負荷按分計算対象にするという計算条件によって、図24に示すように、ジェネリンクと直焚き吸収式冷凍機の負荷が同一となっている。
以上、本実施の形態では、現実に即した詳細な料金メニューや、負荷按分計算など現実に即した機器の稼働制約を考慮していることから、現実を精度良く再現した最適化計算を行うことができる。
また、本実施の形態では、機器の定格効率値を基にエネルギーシステムの設計及びその運用計画を計算する第1ステップ、第1ステップで決定した、又はユーザが新たに指定する機器と料金メニューを入力とし、詳細な機器条件と現実の稼働制約を考慮した運用計画を計算する第2ステップの2段階で計算を行っていることから、実用的な計算時間内に計算を終えることができる。
また、コストを最小にする最適化計算の場合、一次エネルギー消費量、CO2排出量の上限を任意に入力し、制約条件とすることもできることから、環境性を担保しつつ、コスト競争力の高い最適なエネルギーシステムの設備設計及び運用計画を算出することができる。
以上、添付図面を参照しながら、本発明にかかるエネルギーシステム最適化方法等の実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1………エネルギーシステム最適化装置
3………制御部
5………記憶部
7………メディア入出力部
9………通信制御部
11………入力部
13………表示部
15………周辺機器I/F部
17………バス
19………ネットワーク
21………需要データ
22………機器データ
23………制限データ
24………環境データ
25………料金メニューデータ
26………第1ステップ算出結果
31………機器詳細データ
32………設計データ
33………第2ステップ算出結果

Claims (10)

  1. 最適なエネルギーシステムの設備設計及び運用計画を算出するエネルギーシステム最適化方法であって、
    計算対象施設における複数のエネルギー需要を含む需要データと、前記エネルギーを供給する機器の定格効率値、イニシャルコストおよびメンテナンスコストを含む機器データと、前記機器を稼働するために外部から購入する電気およびガスの料金メニューデータとを入力し、前記エネルギー需要を前記機器群によって供給する線形計画問題において、コスト、一次エネルギー消費量またはCO2排出量を目的関数とし、混合整数線形計画法によって最適化計算を行い、最適な前記機器の組み合わせ及び前記料金メニューの組み合わせを算出する第1ステップと、
    前記需要データと、前記機器データと、前記料金メニューデータと、前記機器の部分負荷効率および稼働制約を含む機器詳細データと、前記機器の組み合わせ及び前記料金メニューの組み合わせとを入力し、前記エネルギー需要を前記機器群によって供給する線形計画問題において、コスト、一次エネルギー消費量またはCO2排出量を目的関数とし、混合整数線形計画法によって最適化計算を行い、前記機器の運用計画を算出する第2ステップと、
    を含むことを特徴とするエネルギーシステム最適化方法。
  2. 前記第1ステップ及び/または前記第2ステップにおいて、コストを最小とする最適化の場合、更に、一次エネルギー消費量の上限及び/またはCO2排出量の上限を入力し、前記一次エネルギー消費量の上限及び/またはCO2排出量の上限を制約条件として最適化計算を行うことを特徴とする請求項1に記載のエネルギーシステム最適化方法。
  3. 前記料金メニューデータは、料金メニューごとの契約条件を含み、
    前記第1ステップ及び/または前記第2ステップにおいて、コストを最小とする最適化の場合、前記契約条件を制約条件として最適化計算を行うことを特徴とする請求項1に記載のエネルギーシステム最適化方法。
  4. 前記第1ステップにおいて、前記機器のイニシャルコストとして前記機器の容量に比例する係数を入力し、コージェネレーションシステムを除く前記機器のメンテナンスコストとして前記機器の定格容量に比例する係数を入力し、前記コージェネレーションシステムのメンテナンスコストとして前記コージェネレーションシステムの単位発電量に比例する係数を入力し、
    前記第2ステップにおいて、前記コージェネレーションシステムのメンテナンスコストとして前記コージェネレーションシステムの単位発電量に比例する係数を入力することを特徴とする請求項1に記載のエネルギーシステム最適化方法。
  5. 前記第2ステップにおいて、更に、前記機器のそれぞれを負荷按分の計算対象とするか否かを示す計算対象フラグを入力し、負荷按分の計算対象とされた前記機器の稼働は負荷率を同一とする制約を制約条件として最適化計算を行うことを特徴とする請求項1に記載のエネルギーシステム最適化方法。
  6. 前記第1ステップ及び/または前記第2ステップにおいて、前記機器の補機動力が定流量ポンプの場合、前記機器の補機動力の消費電力として前記機器の出力に比例する係数を入力することを特徴とする請求項1に記載のエネルギーシステム最適化方法。
  7. 前記第2ステップにおいて、前記機器の補機動力が変流量ポンプの場合、前記機器の部分負荷率ごとの係数を入力して前記機器の補機動力の消費電力を線形補間することを特徴とする請求項1に記載のエネルギーシステム最適化方法。
  8. 前記第1ステップ及び/または前記第2ステップにおいて、更に、市場から調達するCO2クレジットの市場価格と、グリーン電力証書、グリーン熱証書、バイオ燃料のコストとを入力し、前記CO2クレジット、前記グリーン電力証書、前記グリーン熱証書の購入及び前記バイオ燃料の使用を前記機器の組み合わせの一つの選択肢とすることを特徴とする請求項1に記載のエネルギーシステム最適化方法。
  9. 最適なエネルギーシステムの設備設計及び運用計画を算出するエネルギーシステム最適化装置であって、
    計算対象施設における複数のエネルギー需要を含む需要データと、前記エネルギーを供給する機器の定格効率値、イニシャルコストおよびメンテナンスコストを含む機器データと、前記機器を稼働するために外部から購入する電気およびガスの料金メニューデータとを入力する第1の入力手段と、
    前記第1の入力手段によって入力されたデータを入力とし、前記エネルギー需要を前記機器群によって供給する線形計画問題において、コスト、一次エネルギー消費量またはCO2排出量を目的関数とし、混合整数線形計画法によって最適化計算を行い、最適な前記機器の組み合わせ及び前記料金メニューの組み合わせを算出する第1の算出手段と、
    前記需要データと、前記機器データと、前記料金メニューデータと、前記機器の部分負荷効率および稼働制約を含む機器詳細データと、前記機器の組み合わせ及び前記料金メニューの組み合わせとを入力する第2の入力手段と、
    前記第2の入力手段によって入力されたデータを入力とし、前記エネルギー需要を前記機器群によって供給する線形計画問題において、コスト、一次エネルギー消費量またはCO2排出量を目的関数とし、混合整数線形計画法によって最適化計算を行い、前記機器の運用計画を算出する第2の算出手段と、
    を具備することを特徴とするエネルギーシステム最適化装置。
  10. コンピュータを請求項9に記載のエネルギーシステム最適化装置として機能させるプログラム。
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