JP4472500B2 - ブリスターパック - Google Patents

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Description

本発明は、外部から視認可能に内容物を包装するブリスターパックに関するものである。
特許文献1は、開封時に透明樹脂インキ層を凝縮破壊させて開封の履歴を残し、改ざんを発見又は防止するブリスターパックを開示している。
しかし、特許文献1のブリスターパックは、開封の履歴は残るものの、開封は可能であるので、商品の陳列状態から、内容物を持ち出されてしまうおそれがあった。
この問題を解決するために、内容物を強固に封緘してしまうことも考えられるが、そうすると、生活者が実際に開封する場合に、開封しづらいという問題が発生してしまう。
特開昭62−4074号公報
本発明の課題は、陳列状態で内容物が持ち出されてしまうことを防止でき、しかも、生活者にとっては開封しやすいブリスターパックを提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施例に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1の発明は、内容物を収納するための凹部(12)を有するカバー部(11)と、少なくとも前記凹部(12)を塞ぎ、通常状態では剥離しない強接着によって前記カバー部(11)に貼り合わされた第1の基材(13)と、前記第1の基材(13)の裏面に、少なくとも一部が剥離可能に貼り合わされた第2の基材(14)と、前記第1の基材(13)における前記カバー部(11)の周縁部の一部又は全部に設けられ、開封時に前記カバー部(11)を分離するための第1のカット線(hc1)と、を備えており、前記第1の基材(13)は、前記凹部(12)の開口部内側に対応する部分に、前記内容物を取り出すための取出し予定線を備え、前記取出し予定線は、切り取りのキッカケとなるキッカケ孔を備えること、を特徴とするブリスターパックである
求項の発明は、請求項1に記載のブリスターパックにおいて、前記第1及び/又は第2の基材(13、14)は、保管が必要な重要情報を備え、前記重要情報又はその付近には、所定の条件下で色が変化する色変化部(17)が形成されていること、を特徴とするブリスターパックである。
請求項の発明は、請求項1に記載のブリスターパックにおいて、前記第1及び/又は第2の基材(13、14)は、保管が必要な重要情報を備え、前記重要情報又はその付近には、所定の条件下で像が浮き出る潜像部(18)が形成されていること、を特徴とするブリスターパックである。
請求項の発明は、請求項1に記載のブリスターパックにおいて、前記第1及び/又は第2の基材(13、14)は、保管が必要な重要情報を備え、前記重要情報又はその付近には、固有の識別情報(16)が形成されていること、を特徴とするブリスターパックである
求項の発明は、請求項1から請求項までのいずれか1項に記載のブリスターパックにおいて、前記第1及び/又は第2の基材(13、14)は、坪量が60〜260g/mであること、を特徴とするブリスターパックである。
本発明によれば、カバー部と第1の基材とは、強接着によって貼り合わされているので、第1の基材からカバー部を剥離することは困難であり、陳列状態で内容物のみが持ち出されてしまうことを防止でき、たとえ、第1のカット線によってカバー部ごと内容物が持ち出されてしまうことがあっても、その場合には、カバー部がなくなり、下地の印刷が表出するため、不正を発見しやすく、盗難などの不正行為に対する抑止効果がある。
また、開封時には、第1のカット線によってカバー部を分離することができるので、生活者にとっては開封しやすい。
本発明は、陳列状態で内容物が持ち出されてしまうことを防止でき、しかも、生活者にとっては開封しやすいブリスターパックを提供するという目的を、カバー部と第1の基材とをヒートシールによって強接着し、第1の基材と第2の基材とを剥離可能に貼り合せ、第1の基材におけるカバー部の周縁部に第1のハーフカットを形成することにより実現する。
以下、図面等を参照して、本発明の実施例について、さらに詳しく説明する。
図1は、本発明によるブリスターパックの実施例1を示す図である。
実施例1のブリスターパック10は、カバー部11と、第1の基材13と、第2の基材14などとを備える。
カバー部11は、真空成形又は圧空成形などの成形法で、内容物を収納するための凹部12を成形した透明な合成樹脂の容器である。
第1の基材13は、凹部12を塞ぎ、通常状態では剥離しないヒートシール(強接着)によってカバー部11に貼り合わされた基材であり、カバー部11と接触する部分には、ヒートシール剤がコーティングされている。
また、第1の基材13は、カバー部11が配置される部分の周縁部の全部に、開封時にカバー部11を分離するための第1のハーフカット(第1のカット線)hc1を備える。
第2の基材14は、第1の基材13の裏面に略全面が剥離可能に貼り合わされた基材である。
第1及び第2の基材13、14は、使用する用紙の種類や厚みを自由に選択可能であるが、坪量は、60〜260g/m2(連量に換算すると、51.6〜223.7kg/四六)程度が好ましく、また、その表裏面には、取扱説明書、保証書、修理連絡先情報などの保管が必要な重要情報が印刷されている。
このブリスターパック10を製造する場合は、まず、あらかじめ一般情報が印刷された第1及び第2の基材13、14に個別情報を印字し、ついで、絵柄を同調させて貼り合わせ、さらに、所定のサイズにカットし、そして、その上に内容物を乗せて、カバー部11をかぶせ、最後に、熱をかけて接着する。
完成したブリスターパック10は、出荷され、図1(B)に示すような状態で、それぞれの店舗に陳列され、生活者に購入される。
生活者は、図1(C)に示すように、第1のハーフカットhc1によって、第1の基材13の第1のハーフカットhc1よりも内側の部分を剥離しながらカバー部11を分離し、内面の印刷内容を確認し、その後に、カバー部11の裏側の第1の基材13を破り、内容物を取り出す。
このように、実施例1によれば、以下のような効果がある。
(1)カバー部11と第1の基材13とは、ヒートシールによって強接着されているので、第1の基材13からカバー部11を剥離することは困難であり、陳列状態で内容物のみが持ち出されてしまうことを防止でき、たとえ、第1のハーフカットhc1によってカバー部11ごと内容物が持ち出されてしまうことがあっても、その場合には、カバー部11を含む部分がなくなり、下地の印刷が表出するため、不正を発見しやすく、盗難などの不正行為に対する抑止効果がある。
(2)開封時には、第1のハーフカットhc1によってカバー部11を分離することができるので、生活者にとっては開封しやすい。
(3)第1及び第2の基材13、14の坪量を60〜260g/m2程度にすることにより、プリンタによって個別情報などを簡単に印字でき、小ロットの製品に対応しやすい。
(4)第1の基材13の裏面に第2の基材14を剥離可能に貼り合わせたので、十分な印刷スペースを確保でき、各基材の表裏面を、取扱説明書、保証書、修理連絡先情報などとして有効に活用できる。また、個別情報として、パスワードなどの秘匿情報を印字する場合には、貼り合わせ面に印字して、秘匿性を保つことができる。
図2は、本発明によるブリスターパックの実施例2を示す図である。
なお、前述した実施例1と同様な機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾に統一した符号を付して、重複する説明や図面を適宜省略する。
実施例2のブリスターパック10Aは、実施例1のものよりも、内容物を取り出しやすくし、かつ、セキュリティ対策を重視したものである。
第1の基材13は、凹部12の開口部内側に対応する部分に、ループ状(閉じた経路)の第2のハーフカット(第2のカット線)hc2を備え、第2のハーフカットhc2の内側の部分には、重要情報としての保証書15が設けられている。
保証書15には、固有番号や2次元コードなどのロット番号(識別情報)16が印字され、また、保証書15の右端部付近には、保証書15の一部にかかるように、用紙を傾けると無色からピンク色に色が変わるパール印刷の領域(色変化部)17が設けられている。
また、第1の基材13の上端部付近には、用紙を傾けると像が出てくる潜像領域(潜像部)18が設けられている。
そして、このブリスターパック10Aを開封する場合には、図2(B)に示すように、第1のハーフカットhc1によって、カバー部11を分離する。
このとき、第2のハーフカットhc2によって、その内側の部分(保証書15部分)が第2の基材側14に残る一方で、カバー部11の裏側には開封口が形成される。
なお、第2の基材14の表出する部分には、『剥がしてお買い上げレシートとともに保証書として保管してください。』などのコメント19をあらかじめ印刷しておくとよい。
このように、実施例2によれば、第2のハーフカットhc2によって、開封口が形成されるので、第1の基材13を破く手間が省け、内容物をより簡単に取り出すことができる。
また、カバー部11を分離したときに、保証書15が現れるので、直感的にわかりやすく、保証書15を見落としたり、誤って棄ててしまったりすることがない。
さらに、ロット番号16やパール印刷の領域17、潜像領域18を設けたので、真贋判定が可能となり、ブランドプロテクション(ブランドの保護)につながる。
(変形例)
以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
(1)ヒートシールで接着する例で説明したが、通常の接着剤や粘着テープで、カバー部11と第1の基材13とを接着してもよい。
(2)第1のハーフカットhc1は、カバー部11が配置される部分の周縁部の全部に設ける例で説明したが、万引きやイタズラを防止するために、例えば、1辺には切り込みを入れないようにして、フラップ状(開き扉状)に開封できるような形態にしてもよい。
(3)実施例1では、第1の基材13におけるカバー部11の凹部12の開口部内側に対応する部分に、内容物を取り出すための取出しミシン目(取出し予定線)を形成したり、その取出しミシン目に、指の一部を挿入可能な切り取りのキッカケとなるキッカケ孔を設けたりしてもよい。このようにすれば、取出しミシン目でカバー部11を開封することができるので、内容物をより取り出しやすくなる。
本発明によるブリスターパックの実施例1を示す図である。 本発明によるブリスターパックの実施例2を示す図である。
符号の説明
10、10A ブリスターパック
11 カバー部
12 凹部
13 第1の基材
14 第2の基材
15 保証書
16 ロット番号(識別情報)
17 パール印刷の領域(色変化部)
18 潜像領域(潜像部)
19 コメント
hc1 第1のハーフカット(第1のカット線)
hc2 第2のハーフカット(第2のカット線)

Claims (5)

  1. 内容物を収納するための凹部を有するカバー部と、
    少なくとも前記凹部を塞ぎ、通常状態では剥離しない強接着によって前記カバー部に貼り合わされた第1の基材と、
    前記第1の基材の裏面に、少なくとも一部が剥離可能に貼り合わされた第2の基材と、
    前記第1の基材における前記カバー部の周縁部の一部又は全部に設けられ、開封時に前記カバー部を分離するための第1のカット線と、
    を備えており、
    前記第1の基材は、前記凹部の開口部内側に対応する部分に、前記内容物を取り出すための取出し予定線を備え、
    前記取出し予定線は、切り取りのキッカケとなるキッカケ孔を備えること、
    を特徴とするブリスターパック。
  2. 請求項1に記載のブリスターパックにおいて、
    前記第1及び/又は第2の基材は、保管が必要な重要情報を備え、
    前記重要情報又はその付近には、所定の条件下で色が変化する色変化部が形成されていること、
    を特徴とするブリスターパック。
  3. 請求項1に記載のブリスターパックにおいて、
    前記第1及び/又は第2の基材は、保管が必要な重要情報を備え、
    前記重要情報又はその付近には、所定の条件下で像が浮き出る潜像部が形成されていること、
    を特徴とするブリスターパック。
  4. 請求項1に記載のブリスターパックにおいて、
    前記第1及び/又は第2の基材は、保管が必要な重要情報を備え、
    前記重要情報又はその付近には、固有の識別情報が形成されていること、
    を特徴とするブリスターパック。
  5. 請求項1から請求項までのいずれか1項に記載のブリスターパックにおいて、
    前記第1及び/又は第2の基材は、坪量が60〜260g/mであること、
    を特徴とするブリスターパック。
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