JP2004205955A - 封止用シール、これを用いた封止方法および封止用シールで封止した容器 - Google Patents

封止用シール、これを用いた封止方法および封止用シールで封止した容器 Download PDF

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Abstract

【課題】不正に剥がした場合には、破れて不正貼り替えを防止できると共に、封止用シールとしての役割を終えた後は、封止物の表面に破片を残すことなくきれいに剥がすことができ、作業効率を向上させることができる封止用シールを提供することを課題とする。
【解決手段】封止用シール10には、両側端部に不正開封防止用切り込み17がそれぞれ形成されている。分離用切断線16を切断することなく、不正開封目的で、不正開封防止用切り込み17が形成されている側端部側をつまんでこの部分から分離用切断線16側に向かって、封止用シール10を剥がそうとすると、不正開封防止用切り込み17の切り込み方向に力が作用することになり、封止用シール10が不正開封防止用切り込み17部分から裂けて破れてしまう。破れた封止用シール10は元に戻らないため、開封した事実が判明する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、封止用シール、これを用いた封止方法および封止用シールで封止した容器に関し、特に通い函その他の容器の封止に用いて好適な封止用シール、これを用いた封止方法および封止用シールで封止した容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から封止対象物を封止する封止用シールとして、一旦、封止用シールを剥がして封止対象物を開封した後、剥がした封止用シールを用いて再度封止する不正貼り替えを防止する機能を有する不正貼り替え防止用シールが用いられている。
【0003】
一般的な不正貼り替え防止用シールについて図8乃至図10に基づいて概説する。
図8は、従来の不正貼り替え防止シールの構成を示す平面図であり、図9は、従来の不正貼り替え防止シールの剥がし時の状態を示す斜視図であり、図10は、従来の不正貼り替え防止シールを封止用シールとして通い函に貼り付けた状態を示す斜視図である。
【0004】
不正貼り替え防止用シール1は、図8および図9を参照すると、シール基材2と、シール基材2の裏面に形成された粘着層3とを有し、シール基材2に文字等が印刷されていると共に、不正貼り替え防止用切断線4が形成されている(例えば、特許文献1〜3参照)。
【0005】
こうした構成の不正貼り替え防止用シール1においては、図9に示すように、不正貼り替え防止用シール1を剥がす際に、不正貼り替え防止用切断線4をきっかけにして不正貼り替え防止用シール1が破れてしまって不正貼り替え行為を防止することが可能となる。
この不正貼り替え防止用シール1を封止用シールとしてとして用いれば、剥がした時に破れて、元通りに貼ることができず、容器その他の封止対象物を開封したこと、あるいは開封しようとしたことがわかる。
【0006】
図10には、従来の不正貼り替え防止用シール1を、食材の宅配サービスに用いる通い函5を封止する封止用シール6として用いた例が示されており、封止用シール6は、基本的に不正貼り替え防止用シール1と同様の構成を有する。すなわち、シール基材2の裏面に粘着層3が形成されていると共に、不正貼り替え防止用切断線4が形成されている。
通い函5は、函本体51と、函本体51に開閉可能に取り付ける蓋52とからなり、函本体51と蓋52との間の合わせ目53(封止線)を跨るように封止用シール6が貼り付けられる。
【0007】
こうした構成の通い函5および封止用シール6において、通い函5を開くには、先に封止用シール6を剥がすか、あるいは合わせ目53(封止線)乃至その近傍で封止用シール6を断裂させる必要がある。
いずれの場合でも、不正貼り替え防止用切断線4あるいは合わせ目53の部分で封止用シール6は破れて原形をとどめないため、開封した事実が判明し、通い函5内に収容した食材への異物混入等の犯罪を未然に防止可能である。
【0008】
【特許文献1】
特開平7−146651号公報
【特許文献1】
特開2001−305964号公報
【特許文献1】
特開2002−14619号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術では、封止用シール6を貼り付ける被着体としての通い函5のように、これを繰り返して利用する場合、通常は合わせ目の部分で破られた封止用シール6をきれいに除去してから再利用する必要があるが、通い函5の表面に残った封止用シール6の破片をきれいに剥がすには、手間がかかり、作業効率が低下してしまうという問題点があった。
【0010】
なお、ソフトウエアや薬品等の包装箱の封止用シールとして、これを剥がすと「開封済み」等の文字が包装箱の表面に残存するシールや、粘着剤がシール基材から分離して包装箱を着色するシールもあるが、これらのシールは、開封した痕跡が何らかの形で残り、包装箱に残った付着物が美観を損ねてしまい、さらに、付着物の除去が困難であるため、包装箱の再利用が事実上不可能であるという問題点があった。
【0011】
本発明は斯かる問題点を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、不正に剥がした場合には、破れて不正貼り替えを防止できると共に、封止用シールとしての役割を終えた後は、封止物の表面に破片を残すことなくきれいに剥がすことができ、作業効率を向上させることができる封止用シール、これを用いた封止方法および封止用シールで封止した容器を提供する点にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決すべく、以下に掲げる構成とした。
請求項1記載の発明の要旨は、シール基材と、該シール基材の裏面に形成された粘着剤層とを有する封止用シールであって、前記シール基材を2つの領域に分割可能な分割用切断線が形成されていると共に、側端部から前記分割用切断線の方向に切り込まれた不正防止用切り込みが前記2つの領域のそれぞれに形成されていることを特徴とする封止用シールに存する。
また請求項2記載の発明の要旨は、4隅から中央部に向けて切り込まれた補助切り込みが形成されていることを特徴とする請求項1記載の封止用シールに存する。
また請求項3記載の発明の要旨は、シール基材と、該シール基材の裏面に形成された粘着剤層とを有する封止用シールを貼り付けて封止対象物を封止する封止用シールを用いた封止方法であって、前記シール基材を2つの領域に分割可能な分割用切断線が形成されていると共に、側端部から前記分割用切断線の方向に切り込まれた不正防止用切り込みが前記2つの領域のそれぞれに形成されている前記封止用シールを、前記分割用切断線が前記封止対象物の封止線上に位置するように前記封止対象物に貼り付けることを特徴とする封止用シールを用いた封止方法に存する。
また請求項4記載の発明の要旨は、シール基材と、該シール基材の裏面に形成された粘着剤層とを有する封止用シールが封止線を跨いで貼り付けられている封止用シールで封止した容器であって、前記封止用シールには、前記シール基材を2つの領域に分割可能な分割用切断線が形成されていると共に、側端部から前記分割用切断線の方向に切り込まれた不正防止用切り込みが前記2つの領域のそれぞれに形成されており、前記封止用シールは、前記分割用切断線が前記封止線上に位置するように貼り付けられていることを特徴とする封止用シールで封止した容器に存する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0014】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明に係る封止用シールの第1の実施の形態の構成を示す斜視図であり、図2は、図1に示す封止用シールのX−Y断面図である。
【0015】
図1は、封止用シール10をロール状に巻き、これを帯状に繰り出している状態を示しており、封止用シール10は、ミシン目等によるシール切り取り線11で切り取ることによって単葉の封止用シール10として利用可能とする。
【0016】
封止用シール10は、台紙を必要としない所謂台紙なしシールであり、図2に示すように、シール基材12と、シール基材12の裏面に形成されている粘着剤層13と、シール基材12の表面に任意の内容を予め印刷した印刷層14と、印刷層14の上層に形成された剥離剤層15とを有する。
【0017】
シール基材12は、例えば、フイルム、紙、これらの積層体や複合材を使用することができる。サーマル紙を用いて、印刷層14に数字やバーコード等の可変情報を印字することもできる。
【0018】
粘着剤層13の粘着剤は、例えば、ホットメルト系、エマルジョン系、ソルベント系、あるいは紫外線硬化型のもの等を用途に合わせて使用可能である。粘着剤層13の粘着特性は、通い函5等の被着体の種類に応じて適宜選択されるものであるが、強粘、超強粘、冷凍糊と呼ばれる粘着力が強いもの(500gf/25mm以上、好ましくは800gf/25mm以上)であることが望ましい。
【0019】
印刷層14は、例えば「封」その他の任意の情報を印刷によって表示したものであり、この印刷は、後述する分離用切断線16あるいはシール切り取り線11の形成位置とは無関係に設けることができる。
【0020】
剥離剤層15の剥離剤は、例えば、熱硬化型、紫外線硬化型あるいは電子線硬化型のものを使用することができるが、その種類や剥離能力は、粘着剤層13の粘着剤の粘着力に応じて適宜選択される。
【0021】
封止用シール10には、その中央部の幅方向に位置するミシン目等による分離用切断線16が形成されている。
分離用切断線16は、封止用シール10によって封止対象物の封止を行うに際し、封止対象物の封止線上に位置されるもので、シール基材12を少なくとも2つの領域に容易に分割できるような切断線である。
分離用切断線16によって分割される2つの領域は、同等の大きさであることが一般的であるが、2つの領域を任意の比率の大きさ乃至形状に分割可能である。
なお、分離用切断線16は、シール切り取り線11と間違わないように、シール切り取り線11とは比率が異なるミシン目に形成するか、シール切り取り線11の方を切り取りやすくするか、等の構成を採用することができる。例えば、分離用切断線16をシール幅のうち、中央のみに形成しても良い。
【0022】
さらに封止用シール10には、両側端部(シール切り取り線11で切り取られた箇所)に不正開封防止用切り込み17がそれぞれ形成されている。
不正開封防止用切り込み17は、側端部から分離用切断線16に向けて切り込まれている切り込みであり、封止用シール10が連続している状態(シール切り取り線11で切り取る前の状態)でシール切り取り線11を跨いで切り込みを形成しておくことにより、シール切り取り線11で切り取って封止用シール10を単葉にした場合に、両側端部にそれぞれ形成される。
不正開封防止用切り込み17の長さは、側端部から0.1mm〜5mm程度(前後の封止用シール10を合わせると0.2mm〜10mm程度)が使いやすく好適である。
【0023】
次に、第1の実施の形態の封止用シール10の使用方法について図3および図4を参照して詳細に説明する。
図3は、図1に示す封止用シールを通い函に貼り付けて封止した状態を示す斜視図であり、図4は、図1に示す封止用シールを剥がして通い函を開封する工程を説明するための平面図である。
【0024】
まず、封止用シール10によって封止対象物である通い函5を封止する場合には、シール切り取り線11で切り取って単葉とした封止用シール10を、図3に示すように、封止対象物封止線である通い函5の函本体51と蓋52との合わせ目53に分離用切断線16が一致するように貼り付けて通い函5を封止する。
【0025】
通い函5を開封する場合には、図4(a)に示す状態で貼り付けられている封止用シール10の分離用切断線16を指の爪その他の器具で、合わせ目53に沿って力を作用させれば、図4(b)に示すように封止用シール10を分離用切断線16で容易に切断することができ、封止用シール10が函本体51に貼り付いている領域と、蓋52に貼り付いている領域との2つの領域に分割される。
【0026】
次に、図4(c)に示すように、封止用シール10の函本体51に貼り付いている領域および蓋52に貼り付いている領域のいずれの領域おいても、分離用切断線16側から不正開封防止用切断線17が形成されている側端部側に向かって(すなわち、適正開封方向Mに向かって)、封止用シール10(函本体51に貼り付いている領域および蓋52に貼り付いている領域)を剥離していく。
この剥離動作において、側端部側から分離用切断線16側に向かって切り込みが形成されている不正開封防止用切り込み17へは、切り込み方向の逆方向から力が作用されることになり、不正開封防止用切り込み17部分から裂けることなく、分割された2つの領域を通い函5の表面(函本体51、蓋52)からそれぞれきれいに剥がすことができる。
【0027】
しかしながら、図4(d)に示すように、分離用切断線16を切断することなく、不正開封目的で、不正開封防止用切り込み17が形成されている側端部側をつまんでこの部分から分離用切断線16側に向かって(すなわち、不正開封方向Nに向かって)、封止用シール10を剥がそうとすると、不正開封防止用切り込み17の切り込み方向に力が作用することになり、封止用シール10が不正開封防止用切り込み17部分から裂けて破れてしまう。破れた封止用シール10は元に戻らないため、開封した事実が判明する。
また、不正開封者が分離用切断線16を切断することなく、分離用切断線16の部分から剥がし始めようとしても、分離用切断線16が裂けて破れてしまい、同じく開封した事実が判明する。
さらに、不正開封者が分離用切断線16を切断して後、分割された2つの領域を剥がせば、分離用切断線16が切断されているので、同じく開封した事実が判明する。
【0028】
(第2の実施の形態)
図5は、本発明に係る封止用シールの第2の実施の形態の構成を示す平面図である。
【0029】
第2の実施の形態の封止用シール20は、第1の実施の形態の構成に加えて、封止用シール20の4角から中央部に向かう補助切り込み21がそれぞれ形成されている。補助切り込み21によって、不正開封目的で、封止用シール20の角部をつまんでこの部分から分離用切断線16側に向かって、封止用シール10を剥がそうとした場合には、封止用シール20の角部が壊れるか、ちぎれてしまうため、さらに不正開封が困難になる。
【0030】
(第3の実施の形態)
図6は、本発明に係る封止用シールの第3の実施の形態の構成を示す平面図である。
【0031】
第3の実施の形態の封止用シール30は、図6(a)、(b)に示すように、不正開封防止用切り込み17の数が、第1の実施の形態に比べて多く形成されている。このように不正開封防止用切り込み17の本数は、任意であり、使い勝手に応じて適宜定められる。また、図6(b)に示すように、シール縁部から中央部に向かう補助切り込み31を追加しても良い。
【0032】
(第4の実施の形態)
図7は、本発明に係る封止用シールの第4の実施の形態の構成を示す平面図である。
【0033】
第4の実施の形態の封止用シール40は、第1の実施の形態の構成に加えて、分離用切断線16で切断される2つの領域のそれぞれに不正開封防止用切断線41が形成されている。不正開封防止用切断線41は、分離用切断線16側に向かう切り込みとなる切断線を含んでいるため、不正開封目的で、側端部側から分離用切断線16側に向かって封止用シール40を剥がした場合には、不正開封防止用切断線41で裂けてしまい、さらに不正開封が困難になる。
【0034】
以上説明したように、本実施の形態によれば、両側端部に不正開封防止用切り込み17を形成して剥がし易さに方向性を持たせることにより、不正に剥がした場合には、断裂して不正貼り替えを防止できると共に、封止用シールとしての役割を終えた後は、封止物の表面に破片を残すことなくきれいに剥がすことができ、作業効率を向上させることができる。
【0035】
また、本実施の形態によれば、両側端部に不正開封防止用切り込み17を形成し、側端部側から剥がすと不正開封防止用切り込み17から裂けて破れてしまうように構成することにより、側端部側から剥がし始める不正な開封が行われた場合には、破れて不正開封した事実が判明するため、不正貼り替えを防止できる。
【0036】
さらに、本実施の形態によれば、分離用切断線16側から側端部に向けて剥がすと不正開封防止用切り込み17から裂けることなくきれいに剥がせるように構成することにより、封止用シールとしての役割を終えた後は、封止物の表面に破片を残すことなくきれいに剥がすことができ、通い函5を返却する際のシール剥がし作業の効率を向上させることができる。
【0037】
なお、本発明が上記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、上記構成部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。なお、各図において、同一構成要素には同一符号を付している。
【0038】
【発明の効果】
本発明の封止用シール、これを用いた封止方法および封止用シールで封止した容器は、両側端部に不正開封防止用切り込みを形成して剥がし易さに方向性を持たせることにより、不正に剥がした場合には、断裂して不正貼り替えを防止できると共に、封止用シールとしての役割を終えた後は、封止物の表面に破片を残すことなくきれいに剥がすことができ、作業効率を向上させることができる。
【0039】
また、本発明の封止用シール、これを用いた封止方法および封止用シールで封止した容器は、両側端部に不正開封防止用切り込みを形成し、側端部側から剥がすと不正開封防止用切り込みから裂けて破れてしまうように構成することにより、側端部側から剥がし始める不正な開封が行われた場合には、破れて不正開封した事実が判明するため、不正貼り替えを防止できる。
【0040】
さらに、本発明の封止用シール、これを用いた封止方法および封止用シールで封止した容器は、分離用切断線側から側端部に向けて剥がすと不正開封防止用切り込みから裂けることなくきれいに剥がせるように構成することにより、封止用シールとしての役割を終えた後は、封止物の表面に破片を残すことなくきれいに剥がすことができ、通い函を返却する際のシール剥がし作業の効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る封止用シールの第1の実施の形態の構成を示す斜視図である。
【図2】図1に示す封止用シールのX−Y断面図である。
【図3】図1に示す封止用シールを通い函に貼り付けて封止した状態を示す斜視図である。
【図4】図1に示す封止用シールを剥がして通い函を開封する工程を説明するための平面図である。
【図5】本発明に係る封止用シールの第2の実施の形態の構成を示す平面図である。
【図6】本発明に係る封止用シールの第3の実施の形態の構成を示す平面図である。
【図7】本発明に係る封止用シールの第4の実施の形態の構成を示す平面図である。
【図8】従来の不正貼り替え防止シールの構成を示す平面図である。
【図9】従来の不正貼り替え防止シールの剥がし時の状態を示す斜視図である。
【図10】従来の不正貼り替え防止シールを封止用シールとして通い函に貼り付けた状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10、20、30、40 封止用シール
11 シール切り取り線
12 シール基材
13 粘着剤層
14 印刷層
15 剥離剤層
16 分離用切断線
17 不正開封防止用切り込み
21、31 補助切り込み
41 不正開封防止用切断線
5 通い函
51 函本体
52 蓋
53 合わせ目
M 適正開封方向
N 不正開封方向

Claims (4)

  1. シール基材と、該シール基材の裏面に形成された粘着剤層とを有する封止用シールであって、
    前記シール基材を2つの領域に分割可能な分割用切断線が形成されていると共に、
    側端部から前記分割用切断線の方向に切り込まれた不正防止用切り込みが前記2つの領域のそれぞれに形成されていることを特徴とする封止用シール。
  2. 4隅から中央部に向けて切り込まれた補助切り込みが形成されていることを特徴とする請求項1記載の封止用シール。
  3. シール基材と、該シール基材の裏面に形成された粘着剤層とを有する封止用シールを貼り付けて封止対象物を封止する封止用シールを用いた封止方法であって、
    前記シール基材を2つの領域に分割可能な分割用切断線が形成されていると共に、側端部から前記分割用切断線の方向に切り込まれた不正防止用切り込みが前記2つの領域のそれぞれに形成されている前記封止用シールを、前記分割用切断線が前記封止対象物の封止線上に位置するように前記封止対象物に貼り付けることを特徴とする封止用シールを用いた封止方法。
  4. シール基材と、該シール基材の裏面に形成された粘着剤層とを有する封止用シールが封止線を跨いで貼り付けられている封止用シールで封止した容器であって、
    前記封止用シールには、前記シール基材を2つの領域に分割可能な分割用切断線が形成されていると共に、
    側端部から前記分割用切断線の方向に切り込まれた不正防止用切り込みが前記2つの領域のそれぞれに形成されており、
    前記封止用シールは、前記分割用切断線が前記封止線上に位置するように貼り付けられていることを特徴とする封止用シールで封止した容器。
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