JP4469524B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置の製造方法に関し、特に、大電力の制御などに用いられるトレンチゲート型のMOS(Metal-Oxide-Semiconductor)トランジスタなどに適用して好適な半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
電力制御用の半導体装置として、パワーMOSFET(Field Effect Transistor)やIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)などのMOS型トランジスタが用いられている。一方で、近年の省エネルギー化などの要求から、高効率な半導体装置が必要とされている。そして、これら電力制御用の半導体装置に対しては、素子の導通損失の低減すなわち「オン抵抗」の低減による高効率化が求められており、このために、セルの微細化によるオン抵抗の低減が図られてきた。また、素子構造に「トレンチゲート構造」を採用することで、チャネル幅を稼ぎ、大幅な微細化が実現できるようになった。現在は、トレンチゲート構造による更なる微細化がなされ、素子のオン抵抗は大幅に改善されるに至っている。
【0003】
素子の微細化によるオン抵抗の低減が進められるのは、以下に説明する背景による。
【0004】
すなわち、一般にトランジスタのオン抵抗の成分としては、高濃度基板の抵抗、エピタキシャル層の抵抗、チャネル抵抗、ソース抵抗、コンタクト抵抗等を挙げることができる。特に100V以下の低耐圧系MOSFETでは、オン抵抗の成分のうち、チャネル部の抵抗が大きな割合を占めている。チャネル部の抵抗が占める割合は、例えば、耐圧100V系MOSFETでは約20%、30V系では約60%にもなる。したがって、セル部を微細化してチャネル密度を増やすことはオン抵抗低減に非常に効果的である。
【0005】
図13は、トレンチ構造を採用し微細化を図ったMOSFETの要部断面構造を表す模式図である。なお、本願明細書においては、本発明のMOSFETと比較して、同図に表したMOSFETを「従来型」と呼ぶことにする。
【0006】
図13に表した従来型MOSFETの構成をその製造工程に沿って説明すると以下の如くである。なお、以下の説明では、nチャネル型トランジスタを製造する場合を例示する。
【0007】
図14及び図15は、従来型MOSFETの要部製造工程を表す工程断面図である。
【0008】
まず、図14(a)に表したように、高濃度n型半導体基板1の上に、低濃度n型半導体層2をエピタキシャル成長により形成する。次に、半導体層2の表面よりボロン(B)等のp型不純物をイオン注入101により導入した後、熱拡散させてベース領域3を形成する。
【0009】
次に、図14(b)に表したように、砒素(As)等のn型不純物をイオン注入した後、熱拡散させてソース領域4を形成する。
【0010】
次に、図14(c)に表したように、ソース領域4の上面にCVD(Chemical Vapor Deposition)法により酸化膜11を堆積させ、パターニングとRIE(Reactive Ion Etching)により酸化膜11の一部をシリコン表面が露出するまで除去し、さらに、パターニングされた酸化膜11をマスクとして、ソース領域4、ベース領域3を突き抜け、エピタキシャル層2内の所望の深さまでRIEでエッチング除去してトレンチTを形成する。その後、マスク材酸化膜11をすべて除去する。
【0011】
次に、図15(a)に表したように、ゲート絶縁膜7を熱酸化により形成する。この後、多結晶シリコン6をLPCVD(Low Pressure CVD)法でウェーハ全面に堆積させる。その後、多結晶シリコン6をその上面がトレンチTの開口部より深い所望の位置までエッチバックする。
【0012】
次に、CVD法により層間絶縁膜8を形成する。その後、レジスト12をパターニングし、層間絶縁膜8の露出した領域からCDE(Chemical Dry Etching)により絶縁膜8の一部を等方性エッチングする。このエッチングにより層間絶縁膜8の形状の角が取れ、後のソースメタル9の被覆性(カバレッジ)を良くすることができる。
【0013】
次に、図15(b)に表したように、レジスト12のパターニング開口部から層間絶縁膜8をRIEでシリコン表面4が露出するまでエッチング除去し、続いてソース領域4を貫通する程度にシリコンをRIEでエッチングする。このソースコンタクト部の形状は「トレンチコンタクト」などと呼ばれ、セル密度の増加により狭くなったソースコンタクト面積を稼ぐために用いることができる構造である。
【0014】
その後、コンタクトトレンチ底部にボロン(B)等のp型不純物をイオン注入し、拡散させる。これによりできた追加p領域5は、ソースメタルとのコンタクト抵抗を減らすと同時に、素子のアバランシェ耐量を向上させる役割を有する。その後、ソースメタル9をスパッタにより形成する。
【0015】
その後、チップ表面にパッシベーション膜(図示せず)を形成し、パターニングする。さらに、チップ裏面にドレインメタル電極10を形成する。このようにして、図13に表した従来型MOSFETが完成する。
【0016】
さて、このようにして得られたMOSFETをターンオフ動作させるときは、ゲート・ソース間を短絡させてゲート・ソース電圧VGSを0Vとする。このとき、VGSがしきい電圧以下になると、チャネルが消滅する。電流経路が遮断されたため、ドレイン電流Iは0Aになるが、この電流変化により、インダクタンスを持つ負荷が逆起電力を発生し、これがドレインに印加される。この印加された起電力が、n型エピタキシャル層2とp型ベース領域3とにより構成されるダイオードを逆バイアス状態とし、ブレイクダウンを引き起こす。
【0017】
一方、MOSFETには、n型ソース領域4、p型ベース領域3と追加p型領域域5、n型エピタキシャル層2によって、寄生的にnpn型のバイポーラトランジスタが構成されている。このバイポーラトランジスタのベースとなる前記2つのp型領域には、寄生抵抗Rが生じている。上述したターンオフ時にブレイクダウンした電流は、n型半導体基板1とn型エピタキシャル層2とp型ベース領域3に流れ込み、バイポーラトランジスタがオン動作する。ベース抵抗が大きいと、ベース・エミッタ間の順バイアスが大きくなる。このバイポーラ動作の起きているセルでは熱発生による電子正孔対が生成され、これがさらに熱を発生させるといった循環作用により、そのセルでは電流が集中し破壊が起こる。これが、いわゆる「アバランシェ破壊」である。
【0018】
近年、スイッチング電源やDC−DCコンバータ用途など、MOSFETには高速動作、高周波動作の要求が高まりつつある。この要求に対して、高速・高周波動作時に生ずるパルス幅の狭いサージ電圧に対し、素子が破壊しないこと、すなわちアバランシェ破壊の高耐量化が望まれる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図13に例示したような従来型のトランジスタの場合、アバランシェ破壊に対する耐久性を改善しようとすると、しきい値電圧が上昇してしまう、という問題があった。
【0020】
すなわち、MOSFETのアバランシェ耐量を上げるためには、ターンオフ時のバイポーラトランジスタのオン動作を緩和する必要がある。このためにはバイポーラトランジスタのベース抵抗を下げることが最も効果的である。つまり、MOSFETのベース領域3の濃度を高くすることができれば、ベース抵抗を下げられる。このためには、ベース領域形成のための不純物注入工程で注入量を増す必要がある。
【0021】
しかしながら、従来型のMOSFETの場合、素子領域の全面にp型不純物を注入してベース領域3を形成するため、その不純物濃度プロファイルは図6に関して後述するように水平方向にほぼ一定の平坦なプロファイル
になっている。このため、ベース注入量を増すと、ソース領域4とベース領域3の接合部での不純物濃度が高くなり、素子をオンさせるためのしきい電圧値が大きくなる。
【0022】
一方、しきい電圧値は、ゲート絶縁膜7を薄くすればある程度小さくできるが、ゲート絶縁膜の信頼性を低下させる点で問題である。したがって、ベース濃度を高くした分、所望のしきい電圧に戻す際に、ゲート絶縁膜7の膜厚を薄くして制御することは得策ではない。
【0023】
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、その目的は、しきい値を上昇させることなくベース抵抗を下げてアバランシェ耐久性を改善できる半導体装置の製造方法を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の半導体装置の製造方法は、第1導電型の半導体層と、前記半導体層の表面に形成された第2導電型のベース領域と、前記第2導電型のベース領域の上に選択的に設けられた第1導電型のソース領域と、前記第1導電型のソース領域から前記第2導電型のベース領域を貫通して前記第1導電型の半導体層に至るトレンチと、前記トレンチの内壁に設けられたゲート絶縁層と、前記トレンチにおける前記ゲート絶縁層の内側空間を充填するゲート電極と、を有する半導体装置の製造方法であって、前記第1導電型の半導体層の表面に複数の開口を有する第1のマスクを形成する工程と、前記複数の開口を介して前記第1導電型の半導体層に第2導電型の不純物を選択的に導入する工程と、前記複数の開口を1個おきに塞ぐ第2のマスクを形成する工程と、前記第1のマスクの前記複数の開口のうちの前記第2のマスクにより塞がれていない開口から前記第1導電型の半導体層をエッチングして前記トレンチを形成する工程と、前記トレンチの内壁に前記ゲート絶縁層を形成する工程と、前記選択的に導入され、前記第2のマスクにより塞がれていた前記第2導電型の不純物を拡散させて前記第1導電型の半導体層の表面に前記ベース領域を形成する工程と、前記トレンチの前記ゲート絶縁層の内側を導電性材料で埋め込むことにより前記ゲート電極を形成する工程と、前記ベース領域の表面に第1導電型の不純物を導入することにより前記ソース領域を形成する工程と、を備えたことを特徴とする。
【0034】
上記構成によれば、しきい値を低く維持しつつ、アバランシェ耐圧を大幅に改善することが可能となる。
【0037】
またここで、前記ソース領域の表面の一部分に第1導電型の不純物を導入して高濃度領域を形成する工程と、前記高濃度領域の一部を除去して前記ベース領域を露出させる工程と、前記露出された前記ベース領域の表面に第2導電型の不純物を導入する工程と、前記露出されたベース領域とその周囲を取り囲む前記ソース領域及び前記高濃度領域の側面にソース電極を接続する工程と、をさらに備えたものとすれば、ソースのコンタクト抵抗を効果的に下げることができる。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0039】
図1は、本発明の実施の形態にかかる半導体装置の要部断面構造を表す模式図である。すなわち、同図は、トレンチゲート型のnチャネル型MOSFETに本発明を適用して得られる半導体装置を表す。
【0040】
本実施形態のMOSFETは、従来型MOSFETと比べると、p型ベース領域3がトレンチゲートから離れるに従って下方に突出し、その内部のp型不純物の濃度分布も同様に湾曲している点にひとつの特徴を有する。
【0041】
また、n型ソース領域4内により高濃度のn型ソース領域4aを持つことを第2の特徴とする。
【0042】
図1のMOSFETの全体構造について説明すると、以下の如くである。すなわち、n+型半導体基板1の上には、n−型半導体層2、p型ベース領域3、n型ソース領域4がこの順に形成されている。そして、これら積層構造に対して垂直方向に形成されたトレンチの内壁面にゲート絶縁膜7が設けられ、さらにトレンチを埋め込むようにゲート電極6が設けられている。また、ソース領域4は、トレンチ間で選択的に除去され、その角部にn+ソース領域4aが設けられるとともに、この部分のベース領域3の表面側には追加p+領域5が選択的に形成されている。
【0043】
ゲート電極6とその両側のソース領域4の上には、これらを覆うように層間絶縁膜8が設けられ、一方、ソース領域4の露出部にはこれに接触するようにソース電極9が設けられている。また、基板1の裏面側には、ドレイン電極10が設けられている。
【0044】
以上説明した構成において、p型ベース領域3は、トレンチから離れるに従ってn−型半導体層2に向けて連続的に突出するように形成されている。すなわち、n−型半導体層2とp型ベース領域3との境界面は、平面部分を実質的に有していない。そして、p型ベース領域3の内部に形成された不純物濃度プロファイルも同様の特徴を有する。
【0045】
本発明によれば、p型ベース領域3をこのような独特の形態に形成することにより、しきい値を維持しつつ、素子のアバランシェ耐量を大幅に改善することが可能となる。
【0046】
以下、図1の半導体装置について、その製造方法を参照しつつさらに詳細に説明する。
【0047】
図2乃至図4は、本発明の半導体装置の要部製造工程を表す工程断面図である。
【0048】
まず、図2(a)に表した如く、従来型のMOSFETと同様に、高濃度n型半導体基板1の上に低濃度n型エピタキシャル層2を形成する。しかる後に、エピタキシャル層2の表面に熱酸化膜13を形成し、これを第1のパターニングにより、選択的に除去する。このパターニングにより、後にトレンチTを形成する部分とベース領域の不純物を注入する部分を開口する。そして、この開口部からボロン(B)等のp型不純物を第1の注入工程101によって注入する。この注入工程により、n型エピタキシャル層2の表面には、p型不純物が導入された打ち込み領域3aが形成される。
【0049】
次に、図2(b)に表したような構造を形成する。具体的には、まずCVD(Chemical Vapor Deposition)法などにより、酸化シリコンなどからなる膜30をウェーハ全面に堆積する。次に、レジスト12を塗布して第2のパターニング工程により、レジスト12に選択的に開口を形成する。この状態で、レジスト12は、図2(b)に表したようなマスクを形成する。この後、このレジスト12をマスクとしてRIEにより膜30をシリコン表面が露出するまでエッチング除去する。この時に、図2(b)に表したように、熱酸化膜13の一部もエッチングされる。このようにして、図2(b)に表した構造が形成される。
【0050】
しかる後に、レジスト12と膜30を剥離し、図2(c)に表したように、RIEにより、前記第1のパターニングにより露出したシリコン表面を除去してトレンチTを形成する。この時に、このトレンチ部分の打ち込み領域3aは除去される。
【0051】
その後、トレンチ内壁面に、ゲート絶縁膜7を形成する。そして、第1の注入工程で注入した打ち込み領域3aのp型不純物を熱処理により拡散・活性化させ、ベース領域3を形成する。
【0052】
この後、多結晶シリコン6をLPCVD(Low Pressure CVD)法でウェーハ全面に堆積させる。その後、多結晶シリコン6をその上面がトレンチTの開口部より深い所望の位置までエッチバックする。そして、図3(a)に表したように、ウェーハ表面のゲート絶縁膜7を除去し、酸化膜13も完全に除去する。その後、ソース領域4を形成するための第2の不純物注入工程102aで砒素(As)等のn型不純物を注入し、拡散させて第1のソース領域4を形成する。
【0053】
次に、図3(b)に表したように、CVD法により層間絶縁膜8を形成し、図示しないレジストを用いたパターニング、CDEの各処理の後、このレジストパターニング開口部より、RIEにより層間絶縁膜8の一部を除去し、シリコン表面を露出させる。レジストを剥離したのち、第3の不純物注入工程、拡散工程によって、図3(c)に表したように高濃度の第2のソース領域4aを形成する。
【0054】
次に図4に表したように、露出したシリコン表面からRIEによりシリコンの一部を除去し、形成されたコンタクトトレンチの底部にボロン(B)等のn型不純物を、第4の不純物注入工程により注入、拡散し、p型の高濃度領域5を形成する。
【0055】
最後に、ソース電極9とドレイン電極10を形成し、図示しないパッシベーション膜の形成、パターニングを経て、図1に表したMOSFETが完成する。
【0056】
以上説明した本発明の製造方法によれば、図1に表したように、p型ベース領域3がトレンチゲート6から離れるに従って下方に突出して形成される。つまり、図2(a)〜(c)に表したように、p型不純物は、トレンチTから離れて選択的に形成された打ち込み領域3aから左右下方に拡がるように拡散してp型領域3を形成する。その結果として、図1に表したように下方に突出した湾曲状のp型領域3が形成される。
【0057】
図5は、p型領域3及びその周辺におけるp型不純物の濃度分布プロファイルを表す模式図である。
【0058】
また、図6は、図13に表した従来型のMOSFETのp型領域3及びその周辺におけるp型不純物の濃度分布プロファイルを表す模式図である。
【0059】
ここで、図5及び図6は、一対のトレンチTの間の半導体領域を表し、例えば、図3(a)に表したように、ソース領域4の一部を除去する前の状態における半導体層の表面からトレンチTよりも深い範囲までのp型不純物の濃度分布を表すプロファイル図である。
【0060】
図6に表した従来型のFETの場合、素子領域の全面に亘ってp型不純物を打ち込み、拡散しているので、その濃度分布はトレンチ近傍でわずかに変化しているものの、水平方向にみてほぼ平坦である。なお、図6のプロファイルは、ボロン(B)を2×1013cm−2のドーズ量で注入し、その後、窒素ガス雰囲気において1100℃で150分間の拡散・活性化アニールを施して得られたものである。
【0061】
これに対して、本発明においては、トレンチTから離れた打ち込み領域3aを形成し、ここからp型不純物を左右下方に拡散させてp型領域3を形成している。従って、図5に表したように、p型不純物の濃度分布プロファイルも、打ち込み領域3aから左右下方に拡がるように形成され、等濃度線は下方に向けて大きく湾曲した曲線となる。図5のプロファイルは、ボロン(B)を3.3×1014cm−2のドーズ量で注入し、その後、窒素ガス雰囲気において1100℃で150分間の拡散・活性化アニールを施して得られたものである。
【0062】
図7及び図8は、本発明及び従来例のFETの要部断面図である。
【0063】
一方、図9及び図10は、それぞれ図7及び図8におけるa−a’線に沿った砒素(As)及びボロン(B)の濃度プロファイルを表すグラフ図である。
【0064】
ここで、砒素(As)はソース領域4を形成する不純物であり、ボロン(B)はベース領域3を形成する不純物である。ここで、FETのしきい値を決定するのは、図7及び図8において符号Aで表した部分、すなわちソース領域4とベース領域3との接合部の不純物濃度である。図9(本発明)及び図10(従来型)のグラフから分かるように、A点の不純物濃度は、いずれの場合にも約2×1017cm−3で、しきい値電圧は同一とすることができる。
【0065】
一方、図11及び図12は、それぞれ図7及び図8におけるb−b’線に沿ったボロン(B)の濃度プロファイルを表すグラフ図である。但し、これらのグラフにおいては、p型高濃度領域5に対応する不純物は省略した。
【0066】
図12(従来型)を見ると、トレンチゲートに近接したA点における濃度は図10に対応して、2×1017cm−3弱であるが、濃度プロファイルはほぼ平坦であり、トレンチゲートから離れたセル中央部(y=1.5μmの近傍)においても不純物濃度は、約2×1017cm−3であり殆ど変化していない。
【0067】
このようにほぼ平坦な濃度プロファイルを有する場合には、ベース抵抗低減の為にベース領域3の濃度を高くすると、しきい電圧を決めるA点での濃度も高くなりすぎ、しきい電圧値が大きくなってしまうため、ベース不純物量を高くできない。
【0068】
なおここで、p型不純物濃度がトレンチゲートの近傍でわずかに低下するのは、トレンチ内壁に設けられたゲート絶縁膜7にp型不純物が取り込まれるからである。このような取り込み現象は、特開2000−228520号公報に開示されている。特開2000−228520号公報においては、このような取り込み現象を利用して素子の破壊耐量を低下させずにしきい値電圧を下げる提案が開示されている。
【0069】
また、このようなゲート絶縁膜7の取り込みによる場合、図12に表した濃度プロファイルの端(A点)と、中央部(y=1.5μm)との、不純物濃度の比率は、たかだか1:1.4程度である。
【0070】
これに対して、本発明においては、p型不純物の導入方法を革新し、図11に表したように大幅に異なる濃度プロファイルを実現した。すなわち、図11を見ると、しきい値電圧を決定するA点でのボロン(B)濃度は、図12と同様であるが、トレンチゲートから離れるに従って濃度は急激に上昇し、セル中央部(y=1.5μmの近傍)においてボロン(B)のピーク濃度は約1.2×1018cm−3にも達している。つまり、トレンチゲート近傍と比較して一桁近く高い濃度が得られている。
【0071】
本発明によれば、図11に表した濃度プロファイルの端(A点)と、中央部(y=1.5μm)との、不純物濃度の比率を1:2以上とすることができ、このように高い比率で中央付近に選択的に不純物を導入することにより、従来型では得られない効果、すなわち、アバランシェ耐量の改善効果が得られる。
【0072】
これは、ボロンのドーズ量を比較しても一目瞭然であり、図6、図10及び図12に表した従来型の場合、ボロンのドーズ量は2×1013cm−2であったのに対して、図5、図9及び図11に表した本発明の場合には、ボロンのドーズ量は3.3×1014cm−2である。つまり、しきい値を決定するA点での濃度を同一に維持しつつ、本発明においては、従来の16倍強の量のボロンを導入できた。
【0073】
このように、本発明によれば、しきい値を決定するトレンチゲート近傍でのベース領域の濃度を低く維持しつつ、トレンチゲートから離れた部分においてはベース濃度を大幅に高くすることが可能となる。その結果として、しきい値を低く維持しつつ、ベース抵抗を大幅に下げることができ、素子のアバランシェ耐量を顕著に改善することができる。
【0074】
このとき、p型不純物の濃度プロファイルとその具体的な増加量は、図2(a)に表した工程における熱酸化膜マスク13の開口幅とp型不純部の注入量とにより適宜制御できる。
【0075】
またさらに、図2及び図3に例示した工程においては、トレンチ形成とベース注入のパターニングを同時に行う。従来のベース注入工程においてパターニングを実施して、本発明のような深さ方向だけでなく水平方向にも不純物分布を持つベース領域を形成することも考えられるが、後に行うトレンチ形成時のパターニングの合わせずれが起きると、p型不純物の濃度分布が左右非対称となる。つまり、トレンチを挟む左右でベース領域の濃度に差異が生ずる。
【0076】
これに対して、本発明では、同時にパターニングを行うため、トレンチとベース領域の位置関係は正確に規定され、トレンチを挟む左右のセルでベース濃度は等しくなる。すなわち、図2及び図3に例示した工程によれば、トレンチゲートとp型領域との配置関係をセルフアライン的に固定できるので、ベース領域3の不純物濃度分布はトレンチゲート間で左右対称になる。
【0077】
このことは、しきい電圧値を決める接合部AやB(図7)での濃度がチップ内の全てのセルで等しくなるということであり、しきい値が均一となることを意味する。しきい電圧値の「バラツキ」が大きくなると、素子のターンオン、オフ時にセル同士でチャネルの開閉に時間差が生じ、特にターンオフ時では、チャネル遮断が遅れたセルに電流が集中し、この箇所でアバランシェ破壊が起きやすくなる。これに対して、図2及び図3の工程によれば、しきい電圧値の「バラツキ」は生じないため、それに起因したアバランシェ破壊も解消できる。
【0078】
但し、マスク合わせを含むパターニング技術が十分な位置制御性を有する場合には、図2及び図3に例示した工程以外にも、打ち込み領域3aとトレンチゲートの形成をそれぞれ別々のマスクにより実施してもよいことはいうまでもない。
【0079】
さて、本発明のもうひとつの特徴点は、ソース領域の形成を2回の注入工程に分けて行うことである。上述した本発明(図1)、及び従来型(図13)のFETは、いずれも、ソースメタル電極9とのコンタクトは、「コンタクトトレンチ構造」を採用しているが、従来型ではソースメタル電極9とコンタクトしている部分のほとんどは濃度が高くないソース領域4の側面部分でコンタクトしており、コンタクト抵抗が高くなる。これは、従来の製造方法においては、ソース不純物を素子領域の全面に注入しており、コンタクト部周囲だけのソース領域4の濃度を高くしてはいないからである。
【0080】
また、濃度の高いソース領域4の上面で、ソースメタル電極9とのコンタクトを形成する構造も考えられるが、ソース領域4の幅を余計に必要とするため、素子の微細化が難しくなる。
【0081】
これに対して、本発明によれば、ソース領域4だけでなく、その側面に高濃度のソース領域4aを形成するので、素子の微細化を妨げることなく、従来型よりも素子のオン抵抗を下げることができる。
【0082】
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。
【0083】
例えば、上述した特徴点以外のFETの各要素の形状、寸法、材質、導電型、不純物については、当業者が適宜設計変更したものも本発明の範囲に包含される。
【0084】
またさらに、本発明は、パワーMOSFETは限定されず、トレンチゲート型のスイッチング素子などに広く適用可能で同様の作用効果が得られる点で本発明の範囲に包含される。
【0085】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、ベース領域にしきい電圧値を変えずに、ベース領域の濃度を高くすることができ、アバランシェ耐量を向上できる。また、ソース領域とソース電極の接続部分の抵抗を低減でき素子のオン抵抗を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態にかかる半導体装置の要部断面構造を表す模式図である。
【図2】本発明の半導体装置の要部製造工程を表す工程断面図である。
【図3】本発明の半導体装置の要部製造工程を表す工程断面図である。
【図4】本発明の半導体装置の要部製造工程を表す工程断面図である。
【図5】p型領域3及びその周辺におけるp型不純物の濃度分布プロファイルを表す模式図である。
【図6】図13に表した従来型のMOSFETのp型領域3及びその周辺におけるp型不純物の濃度分布プロファイルを表す模式図である。
【図7】本発明のFETの要部断面図である。
【図8】従来例のFETの要部断面図である。
【図9】図7におけるa−a’線に沿った砒素(As)及びボロン(B)の濃度プロファイルを表すグラフ図である。
【図10】図8におけるa−a’線に沿った砒素(As)及びボロン(B)の濃度プロファイルを表すグラフ図である。
【図11】図7におけるb−b’線に沿ったボロン(B)の濃度プロファイルを表すグラフ図である。
【図12】図8におけるb−b’線に沿ったボロン(B)の濃度プロファイルを表すグラフ図である。
【図13】トレンチ構造を採用し微細化を図ったMOSFETの要部断面構造を表す模式図である。
【図14】従来型MOSFETの要部製造工程を表す工程断面図である。
【図15】従来型MOSFETの要部製造工程を表す工程断面図である。
【符号の説明】
1 高濃度半導体基板
2 エピタキシャル層
3 ベース領域
4、4a ソース領域
5 追加P領域(NチャネルMOSFETの場合。Pチャネル型ではN+領域となる。)
6 トレンチゲート内のポリシリコン電極
7 ゲート絶縁膜
8 層間絶縁膜
9 ソースメタル電極
10 ドレインメタル電極
11 絶縁膜
12 レジスト
13 絶縁膜
G ゲート
D ドレイン
S ソース
101 ベース不純物注入工程
102、102a、102b ソース領域不純物注入工程

Claims (5)

  1. 第1導電型の半導体層と、前記半導体層の表面に形成された第2導電型のベース領域と、前記第2導電型のベース領域の上に選択的に設けられた第1導電型のソース領域と、前記第1導電型のソース領域から前記第2導電型のベース領域を貫通して前記第1導電型の半導体層に至るトレンチと、前記トレンチの内壁に設けられたゲート絶縁層と、前記トレンチにおける前記ゲート絶縁層の内側空間を充填するゲート電極と、を有する半導体装置の製造方法であって、
    前記第1導電型の半導体層の表面に複数の開口を有する第1のマスクを形成する工程と、
    前記複数の開口を介して前記第1導電型の半導体層に第2導電型の不純物を選択的に導入する工程と、
    前記複数の開口を1個おきに塞ぐ第2のマスクを形成する工程と、
    前記第1のマスクの前記複数の開口のうちの前記第2のマスクにより塞がれていない開口から前記第1導電型の半導体層をエッチングして前記トレンチを形成する工程と、
    前記トレンチの内壁に前記ゲート絶縁層を形成する工程と、
    前記選択的に導入され、前記第2のマスクにより塞がれていた前記第2導電型の不純物を拡散させて前記第1導電型の半導体層の表面に前記ベース領域を形成する工程と、
    前記トレンチの前記ゲート絶縁層の内側を導電性材料で埋め込むことにより前記ゲート電極を形成する工程と、
    前記ベース領域の表面に第1導電型の不純物を導入することにより前記ソース領域を形成する工程と、
    を備えたことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記ソース領域の表面の一部分に第1導電型の不純物を導入して高濃度領域を形成する工程と、
    前記高濃度領域の一部を除去して前記ベース領域を露出させる工程と、
    前記露出された前記ベース領域の表面に第2導電型の不純物を導入する工程と、
    前記露出されたベース領域とその周囲を取り囲む前記ソース領域及び前記高濃度領域の側面にソース電極を接続する工程と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記ベース領域は、前記トレンチから離れるに従って前記第1導電型の半導体層に向けて連続的に突出するように形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記第1導電型の半導体層と前記ベース領域との境界面は、平面部分を有しないことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記ベース領域における不純物濃度は、前記トレンチの側壁面に対して垂直方向にみたときに、隣接するトレンチとの間の中央まで連続的に増加することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の半導体装置の製造方法。
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