JP4469349B2 - 筒型ゴムマウント用のストッパ付外筒側ブラケット - Google Patents

筒型ゴムマウント用のストッパ付外筒側ブラケット Download PDF

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Description

本発明は、筒型ゴムマウントを防振連結される部材間に装着するためのマウントブラケットの技術分野に属するものであり、特に筒型ゴムマウント用のストッパ機構を備えたブラケットに関するものである。
従来から、振動伝達系を構成する部材間に介装される防振連結体乃至は防振支持体の一種として、互いに離隔配置された内筒金具と外筒金具を本体ゴム弾性体で連結せしめた構造の筒型ゴムマウントが知られており、例えば自動車用のエンジンマウントやボデーマウントなどとして、広く採用されてきている。
このような筒型ゴムマウントは、その装着に際して、パワーユニットとボデーなどの振動伝達系を構成する所定の防振連結部材に対して内筒金具と外筒金具をそれぞれ固定的に取り付ける必要がある。そこで、パワーユニットやボデーの取付部位の形状等を考慮して別体形成された適当な形状のブラケットを用いて、内筒金具や外筒金具を各防振連結部材に取り付けるようにした構造が多く採用されている。例えば、特許文献1(実開昭57−190940号公報)や特許文献2(特開2003−329073号公報),特許文献3(特開2001−180296号公報)に記載のものが、それである。
より具体的には、外筒金具を車両ボデー等の防振連結部材に取り付けるための外筒側ブラケットとしては、特許文献1,2に示されているように、外筒部材が圧入固定される圧入筒部に対して、その外周面上に突出して防振連結部材に対してボルト等で固定される固定部が一体的に固着されてなる構造のものが、一般に採用されている。また、内筒金具をパワーユニット等の防振連結部材に取り付けるための内筒側ブラケットとしては、特許文献2,3に示されているように、内筒金具の軸方向長さに対応する距離だけ離隔して対向位置せしめられた一対の支持板部を連結板部で連結せしめた溝形を有しており、かかる一対の支持板部間に筒型ゴムマウントを差し入れて、一対の支持板部にそれぞれ貫設せしめた挿通孔に挿通せしめた長尺のボルトを内筒金具に挿通させて締め付けることにより、内筒金具をブラケットに固定するようにした構造のものが、一般に採用されている。
ところで、筒型ゴムマウントでは、自動車等への装着状態下において内外筒金具間に大きな外力が及ぼされた場合に、内外筒金具の相対的な変位量を制限して本体ゴム弾性体の過大変形を抑えたり、防振連結部材間の相対的な変位量を制限すること等を目的として、一般に、ストッパ機構の装備が要求される。
ところが、筒型ゴムマウントは、内外筒金具の配設構造上、マウント内部に有効なストッパ機構を形成することが難しいという問題がある。そのために、従来では、例えば、内外筒金具を軸方向に延長形成して、本体ゴム弾性体から突出せしめた内外筒金具間において、軸方向や軸直角方向のストッパ機構を設けることによって対応していた。しかしながら、このような従来構造のストッパ機構では、筒型ゴムマウントのサイズが大型化することが避けられないのであり、それ故、マウント装着スペースが制限される場合には、ストッパ機構を設けることが極めて難しいという問題があった。
実開昭57−190940号公報 特開2003−329073号公報 特開2001−180296号公報
ここにおいて、本発明は上述の如き事情を背景として為されたものであって、その解決課題とするところは、筒型ゴムマウントにおいて内外筒金具の相対的変位量を緩衝的に制限するストッパ機構を、マウントサイズの大型化を回避しつつ、少ない部品点数と簡単な構造で有利に実現することの出来る、筒型ゴムマウント用の新規なストッパ付外筒側ブラケット、および筒型ゴムマウント用ブラケットを提供することにある。
以下、このような課題を解決するために為された本発明の態様を記載する。なお、以下に記載の各態様において採用される構成要素は、可能な限り任意の組み合わせで採用可能である。また、本発明の態様乃至は技術的特徴は、以下に記載のものに限定されることなく、明細書全体および図面に記載され、或いはそれらの記載から当業者が把握することの出来る発明思想に基づいて認識されるものであることが理解されるべきである。
すなわち、本発明の特徴とするところは、内筒部材とその外周側に離隔位置する外筒部材が本体ゴム弾性体で連結された筒型ゴムマウントに対して該外筒部材に固定的に取り付けられて、該筒型ゴムマウントによって連結される防振連結部材のうちの一方に対して該外筒部材を固定する外筒側ブラケットであって、前記筒型ゴムマウントの前記外筒部材が圧入固定される圧入筒部と該圧入筒部から外周面上に広がるプレート部とが一体的に設けられた外筒側ブラケット金具を備えており、該外筒側ブラケット金具の外周縁部には該圧入筒部の径方向線に対して直交する方向に直線的に延びる当接端縁部が形成されていると共に、該外筒側ブラケット金具の該当接端縁部側にストッパ金具が溶着されており、該ストッパ金具には該外筒側ブラケット金具の該当接端縁部から該圧入筒部の軸方向に延び出す竪板部が形成されていると共に、該竪板部の幅方向中央部分では該竪板部の延出端縁部がL字状に曲げられて該圧入筒部に重ね合わされ、且つ該竪板部の幅方向両側部分では該竪板部の延出端縁部がU字状に曲げられて該プレート部に重ね合わされており、かかるストッパ金具の幅方向中央部分によって、他部材への当接により前記筒型ゴムマウントにおける前記内筒部材と該外筒部材の相対的変位量を制限するストッパ機構が構成されるようになっている筒型ゴムマウント用のストッパ付外筒側ブラケットにある。
このような本発明に従う構造とされた外筒側ブラケットにおいては、筒型ゴムマウントの装着状態下、ブラケット金具の外周縁部に溶着されたストッパ金具を、内筒部材に対して固定された他方の防振連結部材等(他部材)に対して対向位置せしめることにより、外筒側ブラケットの他部材への当接によって内外筒金具の相対的変位量を制限するストッパ機能が発揮される。
すなわち、本発明においては、筒型ゴムマウントの外筒部材を防振連結部材に取り付けるための外筒側ブラケットを利用してストッパ機構が構成されるのであり、それ故、筒型ゴムマウントの大型化が問題となることがなく、しかも、特別なストッパ部材も必要とされることなく、ストッパ機構が実現され得る。
また、外筒側ブラケットにおいてストッパ機構を形成する他部材への当接部位は、外筒側ブラケットを巧く利用して、圧入筒部とプレート部とストッパ金具によって協働して環状に閉じた横断面形状をもって形成されている。このような閉じた横断面形状とされることにより、ストッパ機構の作用時に外部から及ぼされるストッパ荷重に対して、非常に大きな強度が発揮され得て、優れた耐荷重性能を発揮し得るのである。
かかる点に関して、例えば、圧入筒部の外周面上に広がるプレート部の外周縁部を軸方向に屈曲させるだけで片持構造の板状の当接部を形成することも考えられるが、このような片持構造の板状の当接部では、当接に際して大きな曲げ力が作用することとなり、充分な耐荷重性能を確保することが難しく、要求される耐荷重性能を実現するためにはプレート部の肉厚寸法を相当に大きくしなければならなくなって現実的ではないのである。これに対して、上述の如く、本発明では閉じた横断面形状のストッパ部を形成したことにより、厚さ寸法の小さな板金具を用いて大きな耐荷重性能を発揮し得るストッパ機構を効率的に実現せしめ得たのである。なお、特に好適には、かかるストッパ部が、横断面において略矩形の環体状をもって形成され、その辺部によって当接部が構成されることとなる。
また、本発明に係るストッパ付外筒側ブラケットにあっては、前記外筒側ブラケット金具において、前記プレート部と前記圧入筒部が互いに別部材で形成されて該圧入筒部の軸方向中間部分の外周面に該プレート部が溶着されていると共に、前記ストッパ金具が該プレート部の前記当接端縁部から軸方向両側に向かって延び出して形成されている構成が、好適に採用される。
このような構成を採用して、プレート部を圧入筒部と別体形成することにより、プレート部における形状設計の自由度が大幅に向上され得る。なお、プレート部は、圧入筒部において軸方向に偏倚して固着されていても良い。
また、本発明に係るストッパ付外筒側ブラケットにあっては、前記外筒側ブラケット金具において前記ストッパ金具が前記プレート部の前記当接端縁部から軸方向両側に向かって延び出して形成されており、その一方の延出端縁部において幅方向中央部分における前記L字状の曲げ部と幅方向両側部分における前記U字状の曲げ部が形成されていると共に、その他方の延出端縁部において前記筒型ゴムマウントの前記外筒部材の開口端縁部に形成されるフランジ状部が重ね合わされる外筒受部が構成されている構成が、好適に採用される。
このような構成を採用すれば、筒型ゴムマウントの外筒部材に形成されるフランジ状部と、外筒側ブラケットのストッパ金具との、両方の強度を相互補完的に補強することが可能となる。また、外筒側ブラケットの圧入筒部に対して筒型ゴムマウントの外筒部材の圧入固定に際して、筒型ゴムマウントの外筒部材のフランジ状部が外筒側ブラケットのストッパ金具の延出端縁部への当接されることにより、圧入位置が高精度に規定され得るという効果も享受することが可能となる。
また、本発明に係るストッパ付外筒側ブラケットでは、前記外筒側ブラケット金具において、少なくとも前記ストッパ金具の前記竪板部の表面に対して緩衝ゴムが設けられている構成が、好適に採用される。
このような緩衝ゴムを設けることにより、ストッパ機構における当接時の打音や衝撃の緩和が図られ得る。なお、緩衝ゴムは、ストッパ金具に対して加硫接着されていても良いし、別体成形された緩衝ゴムを、ストッパ金具に対して後接着したり、別の固定金具を利用してストッパ金具に固定することも可能である。
さらに、本発明においては、内筒部材とその外周側に離隔位置する外筒部材が本体ゴム弾性体で連結された筒型ゴムマウントが差し入れられることにより該筒型ゴムマウントの該内筒部材の軸方向両側に位置せしめられる一対の支持板部を有すると共に、かかる一対の支持板部を外周端縁部間において相互に連結する連結板部を有する溝形のマウント装着部と、該筒型ゴムマウントによって連結される防振連結部材のうちの他方に対して固定せしめられる固定部とを、一体的に備えており、該マウント装着部に差し入れられる該筒型ゴムマウントの該内筒部材を該防振連結部材に対して固定する内筒側ブラケットを用い、上述の如き本発明に従う構造とされた外筒側ブラケットと該内筒側ブラケットを組み合わせて採用して、該外筒側ブラケットにおける前記竪板部とL字状に曲げられた前記延出端縁部とを、該内筒側ブラケットにおける該マウント装着部の該連結板部と該支持板部とに対して、該筒型ゴムマウントの軸直角方向と軸方向で所定距離を隔てて対向位置せしめると共に、それら各対向面間に緩衝ゴムを配設することにより、該筒型ゴムマウントにおける軸直角方向および軸方向のストッパ機構を構成した筒型ゴムマウント用ブラケットも、特徴とする。
本発明に従う構造とされた筒型ゴムマウント用ブラケットにおいては、特定構造の外筒側ブラケットと内筒側ブラケットを互いに組み合わせて採用したことにより、外筒側ブラケットにおいて略L字状に形成されたストッパ金具の竪壁部および延出端縁部と、内筒側ブラケットにおいて略直角に連設された連結板部および支持板部とによって、筒型ゴムマウントの軸直角方向と軸方向の両方向のストッパ機構が、筒型ゴムマウントの大型化を伴うことなく、且つ特別な別部品を組み付ける必要もなく、有利に実現され得るのである。
なお、本発明に従う構造とされた外筒側ブラケットに対して装着される筒型マウントは、その構造や形状,大きさ等に関して、何等、限定されるものでない。例えば、専らゴム弾性体の弾性変形を利用して防振効果を得るようにした筒型ゴムマウントの他、非圧縮性流体を内部に封入して流体の流動作用に基づく防振効果を得るようにした流体封入式筒型マウントなどにも適用可能である。
上述の説明から明らかなように、本発明に従う構造とされた筒型ゴムマウント用のストッパ付外筒側ブラケットにおいては、筒型ゴムマウントの外筒部材を防振連結部材に取り付けるための外筒側ブラケットを利用して、少ない組付部品点数をもってコンパクトで且つ高強度なストッパ機構が、有利に実現可能となる。
以下、本発明を更に具体的に明らかにするために、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ、詳細に説明する。
先ず、図1には、本発明の一実施形態としてのマウントブラケット10を用いた、筒型ゴムマウントとしてのエンジンマウント12の自動車への装着状態が、示されている。このエンジンマウント12には、それぞれ別部材として形成された筒型ゴムマウント用ストッパ付外筒側ブラケットとしての車体側ブラケット14と、筒型ゴムマウント用ストッパ付内筒側ブラケットとしてのパワーユニット側ブラケット15とが、組み付けられている。そして、これら車体側ブラケット14とパワーユニット側ブラケット15を介して、かかるエンジンマウント12が、一方の防振連結部材としての自動車のパワーユニットと、他方の防振連結部材としての車体との間に装着されて、パワーユニットを車体に対して防振支持せしめるようになっている。なお、以下の説明中、上下方向は、原則として略鉛直方向に相当する図1中の上下方向を言うものとする。
より詳細には、エンジンマウント12は、内筒部材としての内筒金具16と外筒部材としての外筒金具18を本体ゴム弾性体20で弾性連結せしめた構造とされている。内筒金具16は、厚肉のストレートな小径円筒形状を有しており、上下方向に延びる軸方向一方の端部(図1中の上端部)には、円板形状を有する取付板22が重ね合わせられて、同一中心軸上で軸直角方向外方に広がる状態で溶着されている。
なお、取付板22の中心には、内筒金具16の中心孔24と略同一口径の透孔26が形成されて、内筒金具16の中心孔24に連続せしめられている。また、かかる取付板22の外周縁部には、中心軸を挟んだ径方向両側(図1中の左右方向両側)で対向位置して第一及び第二の係合部28,30が形成されている。これらの係合部28,30は、切欠形状とされており、図示しない突起部に係合することにより、パワーユニット側ブラケット15への装着に対して周方向で位置決めされるようになっている。
一方、外筒金具18は、内筒金具16よりも大径で軸方向長さの短いストレートな略円筒形状を有している。この外筒金具18は、内筒金具16と同一中心軸上で外挿配置されており、内筒金具16の軸方向両端部が外筒金具18から軸方向外方に突出せしめられている。また、外筒金具18の軸方向下端部には、径方向内方に向かって僅かに突出する環状爪部32が一体形成されている。更にまた、外筒金具18の軸方向上端部には、上方に向かって次第に拡開するテーパ付きのフランジ状部34が一体形成されている。そして、このフランジ状部34が、内筒金具16の取付板22に対して、軸方向で離隔して対向位置せしめられている。
そして、このように互いに離隔配置された内外筒金具16,18の間には、本体ゴム弾性体20が介装されている。かかる本体ゴム弾性体20は、全体として厚肉の略円筒形状を有しており、その内周面が内筒金具16の外周面に加硫接着されていると共に、外周面が外筒金具18の内周面に加硫接着されている。また、本体ゴム弾性体20は、内筒金具16の取付板22と外筒金具18のフランジ状部34の軸方向対向面間にも介在せしめられている。
また、本体ゴム弾性体20には、軸方向下端面に開口して周方向の全周に亘って延びる環状のポケット凹所36が形成されている。このポケット凹所36は、本体ゴム弾性体20の軸方向下端面から、内外筒金具16,18間を軸方向上方に所定深さで延びており、深さ方向の中間部分に段差状部が形成されて、上底部側が開口部側に比して径方向幅寸法が小さくされている。
そして、このポケット凹所36の下方への開口部が、薄肉の円環板状のゴム膜からなるダイヤフラム37で覆蓋されている。このダイヤフラム37の内周面と外周面には、それぞれ略円筒形状のインナスリーブ38とアウタスリーブ39が加硫接着されており、インナスリーブ38が内筒金具16の外周面に嵌着固定されていると共に、アウタスリーブ39が外筒金具18の内周面に嵌着固定されている。これにより、ポケット凹所36の開口が、ダイヤフラム37で流体密に覆蓋されて、非圧縮性流体が封入された流体室40が形成されている。
また、ポケット凹所36内には、深さ方向の中間部分に位置して、円環形状のリング突起31が、内挿されて外筒金具18の内周面に対して嵌着固定されている。そして、このリング突起31が、流体室40内で、外周面から径方向内方に向かって所定高さで突出せしめられていることにより、流体室40が、上側流体室42と下側流体室44に仕切られている。また、リング突起31の内周面(突出先端面)と流体室40の内筒金具16側壁面との径方向対向面間には、それら上下の流体室42,44を相互に連通せしめる円環形状の狭窄流路46が形成されている。
これにより、かかるエンジンマウント12においては、内外筒金具16,18間に軸方向の振動が入力された際、上側流体室42と下側流体室44に惹起される相対的な圧力変動に基づいて、狭窄流路46を通じての流体流動が生ぜしめられることとなる。そして、かかる流体流動に際しての流体の共振作用等の流動作用に基づいて所定の防振効果が発揮されるようになっている。
而して、このような構造とされたエンジンマウント12は、マウントブラケット10を介して、自動車に装着されている。かかるマウントブラケット10は、車体側ブラケット14とパワーユニット側ブラケット15を含んで構成されている。
先ず、エンジンマウント12の外筒金具18には、車体側ブラケット14が固定的に組み付けられている。この車体側ブラケット14は、図2〜4に単体構造が示されているように、厚肉の略大径円筒形状を有する圧入筒部としての嵌着筒部48を有している。また、嵌着筒部48の軸方向中間部分(軸方向中央よりも僅かに軸方向上側に偏倚した部分)には、軸直角方向に広がる略矩形状のプレート部50が固着されている。また、このことから明らかなように、本実施形態では嵌着筒部48とプレート部50によって、外筒側ブラケット金具が構成されている。
そして、図1に示されている如く、かかる車体側ブラケット14の嵌着筒部48に外筒金具18が圧入固定されることによって、プレート部50の上方において外筒金具18のフランジ状部34が広がる状態で、外筒金具18に対して固定的に取り付けられている。
また、車体側ブラケット14のプレート部50には、複数の取付ボルト孔52や、ガイド孔54が形成されており、図示しない自動車のボデーに立設されたガイドピンのガイド孔54への係合案内作用を利用して、取付ボルト孔52に挿通されるボルトによって、車体側ブラケット14が自動車のボデーに対して固定されて取り付けられるようになっている。
これにより、外筒金具18が、車体側ブラケット14を介して、防振連結すべき一方の部材である自動車のボデーに対して固定的に取り付けられるようになっている。なお、車体側ブラケット14のプレート部50には、それが取り付けられる自動車のボデー側形状に対応して傾斜した取付面等を形成し得るように適当な形状が付与されている。また、取付ボルト孔52の周囲は、他の部分に比して僅かに厚肉で補強されている。
例えば、かかるプレート部50において、車両幅方向で外側に位置せしめられる一方の長辺部(図1中の右側)の両端部分には、上方に湾曲して立ち上がる一対のガイド片56,56が形成されている。これらのガイド片56,56により、パワーユニットを車両ボデーに組み付ける際の案内作用が発揮されるようになっている。具体的には、例えば特開2004−168253号公報に記載されているように、パワーユニットにエンジンマウント12を装着した状態下で、かかるパワーユニットを車両ボデーに対して上方から吊り下げつつ載置して装着するに際して、エンジンマウント12のガイド片56,56を車両ボデーに当接させて案内させつつエンジンマウント12を車両ボデーへの取付位置に導くことにより、パワーユニットを車両ボデーへの装着位置にセットすることが出来るようにされる。
また、プレート部50は、車両幅方向の中央部分が、嵌着筒部48の軸直角方向線に対して傾斜せしめられている。これにより、プレート部50は、車両幅方向で外側に位置せしめられる方の長辺部(「ガイド片側長辺部」という)60よりも内側に位置せしめられる方の長辺部(「ストッパ側長辺部」という)62のほうが、嵌着筒部48の軸方向上方に位置せしめられている。即ち、プレート部50におけるストッパ側長辺部62は、嵌着筒部48の軸方向上端縁部近くに位置せしめられている。また、このストッパ側長辺部62においては、長さ方向の中間部分が略嵌着筒部48の外径寸法の長さに亘って下方に凹陥されており、それによって形成された一対の段差状部58,58が補強リブとしても機能するようになっている。なお、本実施形態では、かかるストッパ側長辺部62の端縁部によって当接端縁部が構成されている。
さらに、プレート部50のストッパ側長辺部62には、その端縁部に沿ってストッパ金具64が溶着されている。このストッパ金具64は、全体として平板形状を有する竪板部66を備えており、この竪板部66が、車体側ブラケット14におけるプレート部50のストッパ側長辺部62の端面に対して重ね合わされて、プレート部50の板厚方向に延びる状態で溶着されている。なお、竪板部66は、ストッパ側長辺部62の略全長に亘る大きさとされている。
そして、かかる竪板部66は、プレート部50から上方に向かって、嵌着筒部48の上端面よりも僅かに突出する高さまで延びている。また、プレート部50から下方には、嵌着筒部48の下端面と略同じ位置まで延びている。なお、プレート部50から上方に延び出した竪板部66の上端縁部には、ストッパ側長辺部62の長さ方向中央部分において段差状の外筒受部としての重ね合わせ凹部68が形成されている。
また一方、プレート部50から下方に延び出した竪板部66の下端縁部は、その全体が、嵌着筒部48が位置する内方側に向かって湾曲状に曲がった形状とされている。特に、プレート部50のストッパ側長辺部62の中央部分に位置する箇所は、図1に示されているように縦断面で略L字状に曲がって内方に延びる底部70とされている。更に、この内方に延びた底部70の先端部分は、嵌着筒部48の外周面に重ね合わされて、嵌着筒部48に対して溶着されている。
また、かかる竪板部66におけるプレート部50のストッパ側長辺部62の両側部分に位置する箇所は、図2〜4に示されるように、縦断面で略U字状に曲がっており、その先が上方に向かって折り返されている。これにより、竪板部66の内側に離隔位置して、竪板部66と同様に上下方向に広がる内側竪板部72,72が形成されている。また、これら内側竪板部72,72の上方先端面は、何れも、プレート部50の下面に重ね合わされて、プレート部50に対して溶着されている。
これにより、プレート部50のストッパ側長辺部62の端縁部に固着されたストッパ金具64は、ストッパ側長辺部62の長さ方向向中央部分において、図1に示されているように、竪板部66と、該竪板部66の底部70と、嵌着筒部48と、プレート部50とによって協働して、略矩形枠体状に閉じた縦断面形状を構成している。更に、かかるストッパ金具64は、ストッパ側長辺部62の長さ方向両側部分において、竪板部66と、該竪板部66の折返し部と、内側竪板部72と、プレート部50とによって協働して、略矩形枠体状に閉じた縦断面形状を構成している。また、換言すれば、ストッパ金具64の竪板部66の幅方向中央部分では竪板部66の延出端縁部がL字状に曲げられて嵌着筒部48に重ね合わされ、且つ竪板部66の幅方向両側部分では竪板部66の延出端縁部がU字状に曲げられてプレート部50に重ね合わされている。かかるストッパ金具64の幅方向中央部分によって、他部材への当接によりエンジンマウント12における内筒金具16と外筒金具18の相対的変位量を制限するストッパ機構が構成されるようになっているのである。
その結果、プレート部50のストッパ側長辺部62の端縁部分では、その略全長に亘って、ストッパ金具64だけでなく、エンジンマウント12に外嵌固定される嵌着筒部48や、車両ボデーに固定されるプレート部50を巧く利用して、全体として略矩形枠体形状の閉じた縦断面形状をもって延びる当接部74が形成されているのである。要するに、かかる当接部74においては、少ない部品点数により、軽量で且つ高強度を効率的に発揮し得る中空矩形枠体断面形状の構造体が、巧く形成されているのである。
さらに、かかる当接部74には、ストッパ金具64の外面に対して、緩衝ゴム76が被着形成されている。この緩衝ゴム76は、全体として略一定の厚さ寸法を有しており、ストッパ側長辺部62の端縁部の長さ方向中央部分において、竪板部66から底部70にまで跨がるように広がっている。
そして、このような構造とされた車体側ブラケット14は、図5〜7に示されているように、エンジンマウント12に対して装着されている。かかる装着は、車体側ブラケット14の嵌着筒部48に対して、エンジンマウント12の外筒金具18が、フランジ状部34を上方にして、軸方向下端部から圧入されることによって行われている。
なお、かかる圧入固定状態下、エンジンマウント12の外筒金具18の円筒状部は、その略全体が嵌着筒部48に圧入されている。また、エンジンマウント12の外筒金具18のフランジ状部34は、嵌着筒部48の上端開口部から上方に突出して広がっており、該フランジ状部34の周上の一箇所が、車体側ブラケット14のストッパ金具64の上端部中央に形成された重ね合わせ凹部68に重ね合わされ、必要に応じて溶着されている。
一方、エンジンマウント12に対して組み付けられてパワーユニット側に固定されるパワーユニット側ブラケット15は、図1及び図8〜9に示されているように、複数のプレス成形鋼板を相互に溶着することによって目的とする形状と剛性をもって形成されている。即ち、かかるパワーユニット側ブラケット15は、全体として中空の略矩形ボックス構造を有しており、その一方の端部において、溝形のマウント装着部としてのホルダ部80を備えている。そして、このホルダ部80に対して、エンジンマウント12が全体的に差し入れられた状態で組み付けられている。
より具体的には、パワーユニット側ブラケット15は、基端側(図8,9中の左上側)から先端側(図8,9中の右下側)に向かって次第に小幅化する長手の略溝形状を有する底金具82に対して、長手の略矩形平板形状を有する蓋金具84を重ね合わせて、該底金具82の開口を該蓋金具84で覆蓋するようにして溶着固定せしめた中空ボックス形の基本構造を有している。
また、蓋金具84には、その長手方向一方の端部において、略矩形の平板形状を有する固定板86が、所定角度傾斜して一体形成されている。そして、底金具82と蓋金具84で形成された中空の基本構造体の長手方向一方(基端側)の開口部が、この固定板86で覆蓋されている。なお、かかる固定板86には、複数のボルト挿通孔88が設けられており、これらのボルト挿通孔88に挿通される固定ボルトによって、パワーユニット側ブラケット15が、図示しないパワーユニットに固定されるようになっている。なお、本実施形態では、上述の中空ボックス形の基本構造部と固定板86を含んで、固定部が形成されている。
一方、底金具82と蓋金具84で形成された中空の基本構造体の長手方向他方(先端側)の開口部には、溝形のホルダ金具90が固着されている。このホルダ金具90は、上下方向に所定距離を隔てて平行に位置せしめられた上板92と下板94が、竪板95で連結されてなる構造とされており、パワーユニット側ブラケット15における上述の基本構造体の先端側の端部において、該基本構造体の長手方向に対して直交する方向に延びる溝形状とされて溶着されている。なお、ホルダ金具90の上下板92,94の各中央部分には、ロッド挿通孔96が形成されている。また、上板92にはボルト固定用の補強金具97が溶着されている。なお、本実施形態では、上板92と下板94によって一対の支持板部が形成されると共に、竪板95によって連結板部が構成されている。
そして、図1に示されているように、このパワーユニット側ブラケット15には、ホルダ金具90で形成されたホルダ部80に対して、エンジンマウント12が差し入れられ、ホルダ金具90の上下板92,94の対向内面に対して、エンジンマウント12の内筒金具16の軸方向両端面が重ね合わされる。更に、かかる状態下で、内筒金具16の中心孔24とホルダ金具90の上下ロッド挿通孔96,96に対して固定ロッド98が挿通されてボルト構造で締め付けられることにより、内筒金具16がホルダ金具90ひいてはパワーユニット側ブラケット15を介してパワーユニットに固定的に装着されるようになっている。
なお、エンジンマウント12を図示すると影になって表れない部分があることから、特に本願発明の対象物であるマウントブラケット10の特徴を判り易く表示するために、マウントブラケット10を構成する車体側ブラケット14とパワーユニット側ブラケット15からなるマウントブラケット10を、エンジンマウント12を組み付けた状態下でエンジンマウント12の図示を省いた態様で、図10〜12に示す。
これら図10〜12に示されているように、前述の如く、先ず車体側ブラケット14を外筒金具18に外嵌固定せしめて装着したエンジンマウント12を、次に内筒金具16をホルダ部80に対して固定ロッド98で締付固定してパワーユニット側ブラケット15に固定することにより、エンジンマウント12が、マウントブラケット10に対して装着される。これにより、かかるエンジンマウント12は、その内筒金具16がパワーユニット側ブラケット15を介してパワーユニット側に固定されると共に、外筒金具18が車体側ブラケット14を介して車体側に固定されることにより、パワーユニットと車体の間に介装されて、パワーユニットを車体に対して防振支持せしめるようにされる。
かかる装着状態下、エンジンマウント12の外筒金具18が固定された車体側ブラケット14のストッパ金具64は、その緩衝ゴム76が被着された当接部74において、エンジンマウント12の内筒金具16が固定されたパワーユニット側ブラケット15のホルダ金具90の竪板95および下板94に対して、軸直角方向(水平方向)および軸方向(鉛直方向)で、それぞれ、所定距離を隔てて対向位置せしめられている。
これにより、車体に対してパワーユニットが大きく相対変位せしめられて、エンジンマウント12の内外筒金具16,18が本体ゴム弾性体20の弾性変形に伴って大きく相対変位せしめられた際、車体側ブラケット14のストッパ金具64とパワーユニット側ブラケット15のホルダ金具90とが、緩衝ゴム76を介して、緩衝的に打ち当たることにより、本体ゴム弾性体20の弾性変形量が抑えられて、パワーユニットの車体に対する水平方向および鉛直方向の相対変位が緩衝的に且つ有効に制限されることとなる。なお、本実施形態においては、かかるストッパ金具64の当接部74とホルダ金具90を含んで、ストッパ機構が構成されている。
特に、このようなストッパ機構においては、かかるストッパ機構がマウントブラケット10を利用して構成されていることから、特別な部品の組付けが必要なく、組立作業の煩雑化が回避され得る。
しかも、かかるストッパ機構における当接部74は、車体側において車体側ブラケット14に形成された矩形枠体断面構造体によって形成されていると共に、パワーユニット側においてパワーユニット側ブラケット15に形成された中空矩形ボックス構造体によって形成されていることから、ブラケット自体の厚肉鋼板を利用しただけでなく、立体構造体としたことで極めて高強度が実現されて優れた耐荷重性能が発揮され得るのである。
加えて、車体側ブラケット14は、エンジンマウント12の外筒金具18におけるフランジ状部34の下部スペースを巧く利用して高強度な当接部74を実現しており、且つ、パワーユニット側ブラケット15も、パワーユニット側ブラケット15自体の中空構造を巧く利用して高強度な当接部を実現しているのであって、全体に大型化が有利に回避されて、コンパクトなストッパ機構が実現され得るのである。
以上、本発明の実施形態について詳述してきたが、これはあくまでも例示であって、本発明は係る実施形態における具体的な記載によって、何等、限定的に解釈されるものでない。
例えば、前記実施形態では、車体側ブラケット14が、嵌着筒部48とプレート部50を別体形成してから溶着して構成されていたが、それら嵌着筒部48とプレート部50を、例えばプレート部50の中央に筒部をプレス成形することで、一体形成することも可能である。
また、車体側ブラケット14に形成された当接部74が打ち当たる当接面を、例示の如きパワーユニット側ブラケット15に代えて、パワーユニット本体に直接に形成すること等によって、ストッパ機構を構成することも可能である。
さらに、前記実施形態では、エンジンマウント12として非圧縮性流体が封入された構造のものが採用されていたが、非圧縮性流体を封入しないゴム弾性体のみからなるエンジンマウントを採用することも可能である。
加えて、前記実施形態では、本発明を自動車用のエンジンマウントに適用したものの一例を示したが、その他、本発明は自動車用のボデーマウントやデフマウント,サブフレームマウント,キャブマウント等、或いは自動車以外の各種のブラケット付き筒型マウント装置に対して、何れも、同様に適用可能であることは、言うまでもない。
本発明の一実施形態としてのマウントブラケットを用いたエンジンマウントの車両への装着状態を示す縦断面図。 図1における車体側ブラケットを示す斜視図。 図2の別の角度からの斜視図。 図2の更に別の角度からの斜視図。 図1におけるエンジンマウントと車体側ブラケットの斜視図。 図5の別の角度からの斜視図。 図5の更に別の角度からの斜視図。 図1におけるパワーユニット側ブラケットを示す斜視図。 図8の別の角度からの斜視図。 図1に示された車体側ブラケットとパワーユニット側ブラケットを示す側面図。 図10の別の角度からの斜視図。 図11の更に別の角度からの斜視図。
符号の説明
10:マウントブラケット,12:エンジンマウント,14:車体側ブラケット,15:パワーユニット側ブラケット,16:内筒金具,18:外筒金具,20:本体ゴム弾性体,34:フランジ状部,48:嵌着筒部,50:プレート部,62:ストッパ側長辺部,64:ストッパ金具,66:竪板部,68:重ね合わせ凹部,70:底部,72:内側竪板部,74:当接部,76:緩衝ゴム,80:ホルダ部,86:固定板,92:上板,94:下板,95:竪板

Claims (5)

  1. 内筒部材とその外周側に離隔位置する外筒部材が本体ゴム弾性体で連結された筒型ゴムマウントに対して該外筒部材に固定的に取り付けられて、該筒型ゴムマウントによって連結される防振連結部材のうちの一方に対して該外筒部材を固定する外筒側ブラケットであって、
    前記筒型ゴムマウントの前記外筒部材が圧入固定される圧入筒部と該圧入筒部から外周面上に広がるプレート部とが一体的に設けられた外筒側ブラケット金具を備えており、該外筒側ブラケット金具の外周縁部には該圧入筒部の径方向線に対して直交する方向に直線的に延びる当接端縁部が形成されていると共に、該外筒側ブラケット金具の該当接端縁部側にストッパ金具が溶着されており、該ストッパ金具には該外筒側ブラケット金具の該当接端縁部から該圧入筒部の軸方向に延び出す竪板部が形成されていると共に、該竪板部の幅方向中央部分では該竪板部の延出端縁部がL字状に曲げられて該圧入筒部に重ね合わされ、且つ該竪板部の幅方向両側部分では該竪板部の延出端縁部がU字状に曲げられて該プレート部に重ね合わされており、かかるストッパ金具の幅方向中央部分によって、他部材への当接により前記筒型ゴムマウントにおける前記内筒部材と該外筒部材の相対的変位量を制限するストッパ機構が構成されるようになっていることを特徴とする筒型ゴムマウント用のストッパ付外筒側ブラケット。
  2. 前記外筒側ブラケット金具において、前記プレート部と前記圧入筒部が互いに別部材で形成されて該圧入筒部の軸方向中間部分の外周面に該プレート部が溶着されていると共に、前記ストッパ金具が該プレート部の前記当接端縁部から軸方向両側に向かって延び出して形成されている請求項1に記載のストッパ付外筒側ブラケット。
  3. 前記外筒側ブラケット金具において前記ストッパ金具が前記プレート部の前記当接端縁部から軸方向両側に向かって延び出して形成されており、その一方の延出端縁部において幅方向中央部分における前記L字状の曲げ部と幅方向両側部分における前記U字状の曲げ部が形成されていると共に、その他方の延出端縁部において前記筒型ゴムマウントの前記外筒部材の開口端縁部に形成されるフランジ状部が重ね合わされる外筒受部が構成されている請求項1又は2に記載のストッパ付外筒側ブラケット。
  4. 前記外筒側ブラケット金具には、少なくとも前記ストッパ金具の前記竪板部の表面に対して緩衝ゴムが設けられている請求項1乃至3の何れか一項に記載のストッパ付外筒側ブラケット。
  5. 内筒部材とその外周側に離隔位置する外筒部材が本体ゴム弾性体で連結された筒型ゴムマウントが差し入れられることにより該筒型ゴムマウントの該内筒部材の軸方向両側に位置せしめられる一対の支持板部を有すると共に、かかる一対の支持板部を外周端縁部間において相互に連結する連結板部を有する溝形のマウント装着部と、該筒型ゴムマウントによって連結される防振連結部材のうちの他方に対して固定せしめられる固定部とを、一体的に備えており、該マウント装着部に差し入れられる該筒型ゴムマウントの該内筒部材を該防振連結部材に対して固定する内筒側ブラケットを用い、
    請求項1乃至4の何れか一項に記載の外筒側ブラケットと該内筒側ブラケットを組み合わせて採用して、該外筒側ブラケットにおける前記竪板部とL字状に曲げられた前記延出端縁部とを、該内筒側ブラケットにおける該マウント装着部の該連結板部と該支持板部とに対して、該筒型ゴムマウントの軸直角方向と軸方向で所定距離を隔てて対向位置せしめると共に、それら各対向面間に緩衝ゴムを配設することにより、該筒型ゴムマウントにおける軸直角方向および軸方向のストッパ機構を構成したことを特徴とする筒型ゴムマウント用ブラケット。
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