JP4468149B2 - 電動式のパーキングブレーキ操作装置 - Google Patents

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Description

本発明は自動車などの車両のパーキングブレーキをモータ駆動によって操作する電動式のパーキングブレーキ操作装置に関する。
特表2001−513179号公報 特開平8−295210号公報 特開2004−161063号公報
特許文献1には、図11に示すような、車両用の駐車ブレーキ100が開示されている。この駐車ブレーキ100は、外周に歯車101が形成され、内周にスプラインハブが形成されると共に、軸方向に移動しないように、かつ、回転自在に支持される構成部材102と、その構成部材の内周のスプラインハブと噛み合い、軸方向に移動自在に設けられる中空のスプライン103と、そのスプラインの内周に形成される雌ネジと螺合する雄ネジ部材(スピンドル)104とを備えている。スプライン103の一端には第1ブレーキケーブル105が係止され、雄ネジ部材104の一端には第2ブレーキケーブル106が係止されている。そして構成部材102の外周の歯車101はモータMによって駆動され、モータが一方向に回転すると、スプライン103の雌ネジと雄ネジ部材104とが相対的に螺進して左右のブレーキケーブル105、106同士が引き合う。それにより左右のブレーキがかかる。
他方、モータMが逆方向に回転すると、スプライン103の雌ネジと雄ネジ部材104が前記とは逆周りに相対的に回転し、左右のブレーキケーブル105、106同士が引き合う張力を弱める。それによりブレーキが解除される。スプライン103と雄ネジ部材104とからなるテレスコピック装置は、構成部材102に対して軸方向移動自在であるので、左右のブレーキには同一の力が加わる。このように特許文献1の駐車ブレーキは、モータによってパーキングブレーキをかけたり解除したりすることができ、左右のブレーキ力を均等にすることができる。
特許文献2には、図12に示すような、モータMと、そのモータの回転によってギヤ110を介して回転駆動される軸111とを備えた自動車の駐車用制動装置が開示されている。軸111の左右には、それぞれ右ネジ112と左ネジ113が形成され、それらのネジにナット部材114、115が螺合している。それらのナット部材には、それぞれブレーキケーブル105、106の一端が係止されている。
このものはモータMが一方向に回転すると、左右のナット部材114、115をそれぞれ中心側に移動させ、それにより左右のブレーキをかけることができる。モータMが逆方向に回転すると、左右のナット部材114、115が外側に移動する。それによりブレーキを解除することができる。
特許文献3には、図13に示すような、モータMによって回転駆動されるネジ軸116と、そのネジ軸と螺合するナット117と、そのナットに揺動自在に設けられるイコライザ118と、そのイコライザに連結される一対の引きケーブル119、120と、一方のケーブル119の向きを180度変換するためのプーリ121とを備えた電動パーキングブレーキ装置122が開示されている。
特許文献1の駐車ブレーキ100は、左右のブレーキケーブル105、106同士を互いに引っ張り合わせる構成にしているので、両者の張力を均等にすることができ、スペースも小さくて済む。しかしスプラインハブやスプラインを必要とするため、機構が複雑で、組立作業も繁雑である。他方、特許文献2の制動装置は、機構が比較的簡易であり、左右の操作量を均等にすることができる。しかし左右のブレーキ力を均等にすることは困難である。
また、特許文献3の電動パーキングブレーキ装置(図13参照)は、イコライザ118により左右のブレーキ力をある程度均等にすることができるが、片方だけプーリで方向転換しているので、いくらか操作力に差が生ずる。しかも左右のケーブル119、120の間隔が拡がるので、ハウジング123が大きくなり、広い取りつけスペースを要する。さらに2本のケーブル119、120に力が加わるとき、ハウジング123に大きいトルクが加わる。そのためハウジング123や取り付けネジなどの強度を高くする必要がある。
本発明は機構が簡単で、左右のブレーキ力をほぼ均等にすることができ、しかも左右のケーブルに力が加わったときでもハウジングなどに大きいトルクが生じないパーキングブレーキ装置を提供することを課題としている。
本発明の電動式のパーキングブレーキ操作装置(請求項1)は、モータによって往復駆動されるイコライザと、そのイコライザに連結される一対のブレーキ操作用のケーブルと、それらのケーブルの操作方向を略90度、互いに逆向きになるように方向転換するための一対の扇型のプーリとを備え、前記イコライザの回転中心がプーリの回転中心に対して傾斜しており、かつ、前記一対のプーリが、傾斜したイコライザに連結される一対のケーブルのずれに対応するように、軸方向に互いにずれて配列されていることを特徴としている。
このようなパーキングブレーキ操作装置においては、前記イコライザの回転中心がプーリの回転中心に対して30〜60度傾斜しているものが好ましい(請求項2)。さらに前記一対のプーリの一部が互いに重なるように配列され、エコライザから出てくる左のケーブルが右のプーリで右側に方向転換され、右のケーブルが左のプーリで左側に方向転換されるものが好ましい(請求項3)。
さらに前記一対のケーブルのそれぞれが、一端がイコライザに連結されると共に、他端が前記プーリに係止され、その近辺がプーリに巻かれている第1ケーブルと、一端がプーリに係止され、その一端の近辺がプーリの周囲で、前記第1ケーブルが巻かれている部位から軸方向にずれた部位に巻かれると共に、他端がブレーキ側に連結される第2ケーブルとからなり、第1ケーブルと第2ケーブルの巻かれる範囲が少なくとも一部で重なっているものが好ましい(請求項4)。
さらに、前記いずれのパーキングブレーキ操作装置においても、モータによって回転駆動されるスクリューシャフトと、そのスクリューシャフトと螺合するナット部材と、そのナット部材の外周に回動自在に設けられる前記イコライザと、前記ナット部材の回動を拘束し、軸方向の移動をガイドするガイド部材とを有し、そのガイド部材が前記イコライザの傾斜を維持しながらイコライザおよびナット部材のスクリューシャフト方向の往復移動をガイドするものが好ましい(請求項5)。
本発明の電動式パーキングブレーキ操作装置(請求項1)は、モータが一方向に回転すると、イコライザを一方向(たとえばケーブルを引く方向)に移動させる。そしてそのイコライザに連結されている一対のケーブルが方向転換部材によって方向転換され、互いに逆方向にある車輪のブレーキ側に作用し、ブレーキを作動させる。そのとき、イコライザの作用により、一対のケーブルの引き力が均等にされるので、一対のブレーキが均等に作用する。モータが逆方向に回転すると、イコライザが他方向(ケーブルを緩める方向)に移動し、一対のケーブルの操作力を同時に緩め、それぞれのブレーキを同時に解除する。
そして前記方向転換部材がプーリであるので、モータの回転により、あるいは一対のケーブルの操作力を均等にするためにケーブルが移動するとき、プーリが追従して回動する。それによりケーブルにはほとんど摩擦力が生じないので、ケーブルの耐久性が向上する。また、方向転換部材としてプーリを採用しているので、構成がシンプルで、スペースをとらず、全体の形状をコンパクトにすることができる。さらに前記イコライザの回転中心がプーリの回転中心に対して傾斜しているので、プーリ同士の間隔を狭くすることができ、一層配列スペースを節約できる。
さらに前記プーリが扇型の形態を呈しているので、開き角度を小さくでき、一層スペースを取らないように配列できる。
前記一対のケーブルのそれぞれが、一端がイコライザに連結されると共に、他端が前記プーリに係止され、その近辺がプーリに巻かれている第1ケーブルと、一端がプーリに係止され、その一端の近辺がプーリの周囲で、前記第1ケーブルが巻かれている部位から軸方向にずれた部位に巻かれると共に、他端がブレーキ側に連結される第2ケーブルとからなり、第1ケーブルと第2ケーブルの巻かれる範囲が少なくとも一部で重なっている場合(請求項4)は、ケーブルのプーリに沿う長さを短くすることができ、繰り返し屈曲される範囲を少なくすることができるので、ケーブルの耐久性を向上させることができる。
前記電動式パーキングブレーキ操作装置において、モータによって回転駆動されるスクリューシャフトと、そのスクリューシャフトと螺合するナット部材と、そのナット部材の外周に回動自在に設けられる前記イコライザと、前記ナット部材の回動を拘束し、軸方向の移動をガイドするガイド部材とを有し、そのガイド部材が前記イコライザの傾斜を維持しながらイコライザおよびナット部材のスクリューシャフト方向の往復移動をガイドするものである場合(請求項5)は、モータが一方向に回転すると、イコライザを一方向(たとえばケーブルを引く方向)に移動させる。そしてそのイコライザの移動に応じて一対のプーリが互いに逆方向(ケーブルを巻き取る方向)に回動する。それにより一対のケーブルが逆方向にある車輪のブレーキ側に作用し、ブレーキを作動させる。そのとき、イコライザとプーリの相互作用により、一対のケーブルの引き力が均等にされるので、一対のブレーキが均等に作用する。モータが逆方向に回転すると、イコライザが他方向(ケーブルを緩める方向)に移動し、それぞれのプーリがケーブルを送り出す方向に回動するので、一対のケーブルの操作力を同時に緩め、それぞれのブレーキを同時に解除する。
そしてこのパーキングブレーキ操作装置では、プーリによってケーブルの引き操作および緩め操作をするので、構成がシンプルで、スペースをとらず、全体の形状をコンパクトにすることができる。さらにプーリが扇型の形態を呈しているので、一層スペースを節約しうる。
つぎに図面を参照しながら本発明のパーキングブレーキ操作装置(以下、単に操作装置という)の実施の形態を説明する。図1は本発明の操作装置の一実施形態を示す平面図、図2はその操作装置の一部切り欠き正面図、図3は図1の減速機およびイコライザを詳細に示す断面図、図4は図3のIV-IV線断面図、図5は図1のイコライザの分解斜視図、図6は本発明の操作装置を用いたパーキングブレーキ装置の実施形態を示す要部平面図、図7は図1の操作装置の制御系統を示す配線図、図8aは本発明に関わるナット部材の他の実施形態を示す斜視図、図8bはそのナット部材を用いたイコライザの実施形態を示す断面図、図9は本発明の操作装置のを示す要部平面図、図10aおよび図10bはそれぞれ本発明の操作装置のさらに他の実施形態を示す要部平面図および要部正面図である。
図1および図2に示す操作装置10は、本体11とカバー(図2の符号12)とからなるハウジング13と、そのハウジングに取り付けられるモータMと、ハウジング13内に収容され、モータの回転を減速する減速機Gと、減速機の出力部に連結されるネジ−ナット機構(回転/直進変換機構)14と、そのネジ−ナット機構によって往復駆動されるイコライザ15と、そのイコライザによって往復駆動される連結ケーブル16a、16bと、それらの連結ケーブルによって往復回動される方向転換用の左右一対のプーリ17a、17bと、それらのプーリに連結される操作用コントロールケーブル18a、18bとを備えている。
図3に示すように、ハウジング13の本体11には、モータMを取り付けるための取り付け座21が設けられ、ネジ(図4の符号22)によってモータMが取付け座21に固定されている。減速機Gは本体11の端部と第2カバー19との間に収容されており、本体11と第2カバー19との間には、減速機のギヤを支持する第1軸23、第2軸24がモータMの出力軸25と平行に配置され、固定されている。さらにハウジング13には、ネジ−ナット機構14のスクリューシャフト26が回転自在に支持されている。スクリューシャフト26の回転中心はモータMの出力軸25と平行である。
減速機Gは、図3および図4に示すように、モータMの出力軸25に固定されているピニオン27と、第1軸23によって回転自在に支持され、ピニオン27と噛み合う第1ギヤ28と、前記第2軸24によって回転自在に支持され、第1ギヤ28と噛み合う第2ギヤ29と、スクリューシャフト26の外周に固定され、第2ギヤ29と噛み合う第3ギヤ30とからなる。第1ギヤ28はピニオン27と噛み合う大径ギヤ28aと、その大径ギヤと一体に回転する小径ギヤ28bとを備えている。第2ギヤ29は第1ギヤの小径ギヤ28bと噛み合う大径ギヤ29aと、その大径ギヤと一体に回転して第3ギヤ30と噛み合う小径ギヤ29bとを備えている。なお図4では、煩雑さを避けるために各ギヤは二重円で示している。
前記減速機Gでは、モータMの回転は、ピニオン27から第1ギヤの大径ギヤ28aへ伝達されるとき、第1ギヤの小径ギヤ28bから第2ギヤの大径ギヤ29aに伝達されるとき、第2ギヤの小径ギヤ29bから第3ギヤ30に伝達されるときにそれぞれ減速され、全体として3段減速の作用が奏される。ギヤ比がたとえばそれぞれ1/3であれば、全体の減速比は1/27となる。
前記ネジ−ナット機構14のナット部分は図2で示すように斜めになっているので、図3では図2の矢印III-III線方向から見た状態で示している。このネジ−ナット機構14は、前述のスクリューシャフト26と、そのスクリューシャフト26に形成された雄ネジと螺合するナット部材32と、そのナット部材32の回転を拘束するためのガイド部材(図2の符号32c)とを備えている。スクリューシャフト26の一端近辺はブッシュ26aを介してハウジング13の本体11によって回転自在に、かつ、軸方向に移動しないように支持されており、その端部には前述のように第3ギヤ30が固定されている。スクリューシャフト26の他端はブッシュ26bを介してハウジング13の本体11に回転自在に支持されている。
ナット部材32は図5に示すように、合成樹脂製の円柱状の本体32aと、その本体内にインサート成形により固定された金属製の角柱状のナット32bとからなる。ナット部材32の上下の端部は、イコライザ15の回転支持部15aによって回動自在に抱持され、それによってイコライザ15を揺動自在に支持している。イコライザ15は、金属板を折り曲げないし絞り成形した部品であり、この実施形態では、2個の有底円筒を向かい合わせにした回動支持部15aと、その左右両側に突出するアーム部15bとからなる。
アーム部15bは、上板33および下板34の2枚の金属板が向かい合わせに配置された形態であり、上下の2枚の金属板同士は襠部35でつながっている。そのため、1枚の金属板から絞り、曲げ、打ち抜き加工などによって成形することができる。上板33および下板34には、連結ケーブル16a、16bのケーブルエンド36を回動自在に支持するための貫通孔37が形成されており、下板34の貫通孔37はケーブル挿入用のスリット38で外部と連通している。イコライザ15の回転支持部15aの上端面および下端面は前述のガイド部材32cによってガイドされるように平坦にしている。
図1に示すように、前記左右のプーリ17aは、150度程度に拡がる扇形を呈しており、円弧状の外周には、連結ケーブル16a、16bおよび操作用のコントロールケーブルの内索45と係合するガイド溝(図2の符号40)が形成されている。さらに円弧状の外周の中央部には、連結ケーブル16a、16bのケーブルエンド36および内索45のケーブルエンド45aを係止するための係止穴39が形成されている。
図2に示すように、それぞれのプーリ17a、17bはハウジング13の本体11に固定された支持軸41、42によって回転自在に支持されている。それらの支持軸41、42は、イコライザ15の傾斜に合わせて、左側の支持軸41が右側の支持軸42より短くされている。それによりプーリ17a、17bは軸方向に互いにずれており、イコライザ15の回転中心C1は図2の方向から見たとき、プーリの回転中心C2、C3に対して傾斜している。傾斜角度は30〜60度、とくに略45度程度が好ましい。
前記操作用コントロールケーブル18a、18bは、可撓性を有する導管44と、その導管内に摺動自在に収容される前述の内索45とからなる公知のものである。導管44は断面角形の金属線を密に螺旋状に巻いた鎧層とその外周に設けられる合成樹脂製の被覆とからなる。内面に合成樹脂製のチューブ状のライナが設けられる場合もある。内索45は金属素線を撚り合わせたものであり、この実施形態ではその外周に合成樹脂製のコートを設けている。
導管44の端部には筒状のケーシングキャップ46がカシメなどで固定され、そのケーシングキャップに設けられているフランジ部がハウジング13の本体11の側壁47に固定されている。内索45の一端は前述のようにプーリ16a、16bの係止穴39により係止されている。この実施形態ではコントロールケーブル18a、18bは引き力を伝達するプルコントロールケーブルを採用している。ただし用途によってはプッシュプルコントロールケーブルであってもよい。
図1に示す操作装置10では、ハウジング13の本体11は、プーリ17a、17bの円弧状の部分に合わせて左右一対の円弧状の壁48を有し、それらの壁48同士を連結する連結壁49によってスクリューシャフト26の端部を回転自在に支持している。しかし円弧状の壁48を設けずに、通常の矩形状ないし矩形を連結した箱状に構成することもできる。
上記のように構成される操作装置10は、図6に示すように、2本の操作用のコントロールケーブル18a、18bの他端側を自動車のパーキングブレーキ50に連結し、モータMをスイッチ(図7の符号SW)およびコントローラを介して電源に連結して用いる。そして図1において、モータMが一方向に回転すると、減速機Gによって減速され、第3ギヤ30が回転し、スクリューシャフト26も一緒に回転する。そしてスクリューシャフト26と螺合しているナット部材32は、図2のガイド部材32cによって回転が拘束されているので、軸方向に、たとえば矢印P1方向に移動し、左右の連結ケーブル16a、16bを引っ張る。
それにより左の扇状のプーリ17aが反時計方向に、右の扇状のプーリ17bが時計方向に同時に、ほぼ同じ角度だけ回動し、操作用コントロールケーブル18a、18bの内索45を同時に矢印P1方向に引き操作する。それにより自動車のパーキングブレーキ50が作動する。そのとき、左右の内索45の張力が不均一であっても、イコライザ15がいくらか回動してその差を吸収するので、左右のブレーキ力が均等になる。
なおネジ−ナット機構14では、スクリューシャフト26が一回転するときにナット部材32がネジの1ピッチ分(1リード分)移動するので、この機構でも減速作用が奏される。また、図2において、イコライザ15が揺動するとき、アーム部15bの端部がいくらか上下に、すなわちプーリ17a、17bの回転中心方向に移動するが、その移動量はわずかである。そのため連結ケーブル16a、16bがプーリ17a、17bのガイド溝から脱落することはない。ただしガイド溝を深くしてテーパ面をつけるなど、ケーブルの角度が変わった場合でもケーブルをガイド溝に巻き取りやすいようにする工夫、ならびに脱落防止の工夫をしてもよい。
モータMが逆方向に回転すると、スクリューシャフト26が逆方向に回転し、ナット部材32が矢印P2方向に移動する。それにより左右の連結ケーブル16a、16bの引っ張り力が弱められ、操作用コントロールケーブル18a、18bの内索45の張力も緩められる。それにより自動車のブレーキのリターンスプリングの付勢力により、内索45が矢印P2方向に移動し、左の扇状のプーリ17aが反時計方向に、右の扇状のプーリ17bが時計方向に、それぞれ回動する。それによりブレーキ操作が解除される。
前記モータMは、たとえば3相のコイル相を備えたDCブラシレスモータが用いられる。図7に示す回路では、モータMのロータとそのロータと対向する固定要素(たとえばモータハウジングなど)との間に、コイル相の磁極を反転励磁させるための位置検出用センサSe1〜3が設けられる。そのようなセンサとしては、ロータに設けられる3個の検出用磁石とモータハウジングに設けられるホールICセンサ(ホール効果素子センサ)との組み合わせが好適である。検出用磁石に代えて、コイルCo1〜3と作用する駆動用の磁石を用いることもできる。そのほうが構成が簡単である。3個のホールICセンサのほか、光センサなど、他のセンサを用いることもできる。それらのセンサの出力はコンパレータなどの増幅回路52、コイルの磁極を反転させる転流回路53などを備えたモータドライバ54に送られる。
前記操作装置10では、たとえば前記センサのパルス出力をケーブル操作位置検出回路55に送り、パルス数をカウントし、ケーブル位置を示す信号に換算する。得られたケーブル位置信号は、基本的にケーブルによる操作対象の位置信号として、マイクロプロセッサ56に送られ、ブレーキのON/OFF操作などのための操作スイッチSW、各種のインターロック信号に基づいてモータMの正転、停止、逆転の制御、回転数の制御信号を作成し、モータドライバ54を介してモータMを回転/停止させる。また、内索の永久伸びの補償、ブレーキ用摩擦部材の摩耗などによるケーブル基準位置の変化は、毎回あるいは数回のブレーキ操作のたびに演算され、記憶され、適切なブレーキ操作のために用いることができる。
上記のケーブル駆動装置10では、モータMが1回転すると、減速機Gでたとえば1/27に減速されてスクリューシャフト26が1/27回転する。それによりネジの1ピッチの1/27だけ内索45を操作する。そして第2ギヤ29に検出用磁石をたとえば10個設け、ハウジングの第2カバー19にそれらの磁石を検知するホールIC素子を設けるとすると、モータ1回転当たり、パルスが10/9パルス発生する。しかしモータMに内蔵されている励磁センサをカウントすると、モータMの1回転で3パルスとしても、3/10×9で2.7倍の分解能となる。
つぎに図6を参照して前記ケーブル駆動装置を備えた電動ブレーキ装置の実施形態を説明する。この電動ブレーキ装置60は、前述の操作装置10と、その操作装置の操作用コントロールケーブル17a、17bの他端側に連結されるブレーキ50とからなる。ブレーキ50は、ブレーキドラム64と、そのブレーキドラムに取り付けられるブレーキシュー65と、ブレーキドラム64を戻し方向(矢印R方向)に付勢するリターンスプリング66と、内索45によって作動するパーキングレバー67とを備えた公知のものである。
この電動ブレーキ装置60は、通常の状態ではリターンスプリング66の付勢力でブレーキドラム64が矢印R方向に回動してブレーキ解除の状態になっている。そして運転者が図7のスイッチSWを入れると操作装置10のモータMが一方向に回転し、前述のように左右の内索45が引っ張られる。それによりパーキングレバー67がブレーキ作動方向(矢印K)に回動してブレーキがかかる。このブレーキ作用のときは、前述のケーブル操作位置検出回路55であらかじめ記憶されているデータと比較して停止信号が出され、モータが停止する。
運転者がブレーキを解除する場合は、スイッチ(図7の符号SW)の操作によりモータMを逆方向に回転させ、ナット部材32を送り出す。それにより左右の内索45はブレーキ50のリターンスプリング66の付勢力により引き戻される。モータMを停止させるタイミングでは、ブレーキが充分に掛かっている状態で、しかも内索45などに弛みが生じない状態である必要がある。前述のようにケーブル駆動装置10のモータMの制御は高精度であるので、ブレーキ操作は適切に行われ、摩擦部材の無駄な摩耗が抑制されると共に、内索45の弛みや張り過ぎに基づく損耗が抑制される。
上記のような電動ブレーキ装置60は、パーキングブレーキの操作に用いられる。ただし緊急時にサービスブレーキに代わる非常用ブレーキとして操作できるようにしておくのが好ましい。前記実施形態ではモータMとして3相のモータを用いているが、3相以上の励磁形式のモータも使用しうる。また、本発明のケーブル操作装置は、ブレーキ操作のほか、種々のケーブルを押し引きするリニアクチュエータとして種々の用途などにも使用することもできる。ケーブルを押し引きして用いる場合は、プッシュプルケーブルが用いられる。
図8aおよび図8bは前述のナット部材32にグリース溜まり76を設ける場合を示している。グリース溜まり76は上面側に開口しており、その前後に突出する突出部77に雌ネジ78を形成している。ナット部材32は図2に示すように、イコライザ15を介してガイド部材32cによって一定の角度を維持するように拘束されているので、その上面側に開口するグリース溜まり76を設けてもグリースは流れない。さらにグリース溜まり76の開口はイコライザ15の回転支持部15aによって塞がれているので、グリースが保護される。
グリースは半固形でもよく、流動体であってもよい。上記のようにグリース溜まり76を設けることにより、グリース給油の間隔を大幅に延ばすことができる。そのため、ガイド部材32cによって囲まれているナット部材32へのグリース給油が楽になる。
図1の操作装置10では、減速機Gの回転をスクリューシャフト26に伝達し、その回転をナット部材32の直進運動に変換しているが、逆にすることもできる。たとえば図3の第3ギヤ30に雌ネジを形成し、あるいは筒状の雌ネジ部材を設け、その雌ネジにスクリューシャフトを螺合させると共に、回転を拘束するガイドを設け、そのスクリューシャフトにイコライザ15を回動自在に連結することもできる。その場合も図1の操作装置と実質的に同一の作用効果を奏する。本発明におけるネジ−ナット機構は、そのようなものも含む。
図1の操作装置10では、イコライザ15を斜めにしているので、左右のプーリ17a、17bの軸心間の距離が狭くなり、平面的なスペースを小さくすることができる。ただし上下方向の寸法が大きくなる。図9に示す操作装置80では、イコライザ15の回転中心C1をプーリ17a、17bの回転中心C2、C3と平行にしている。このようにすると、左右のプーリ17a、17bを同一平面上に配列することができるので、操作装置80の上下の寸法を小さくすることができる。
また、図1の操作装置10では、イコライザ15とプーリ17a、17bとを連結ケーブル16a、16bで連結しているので、連結ケーブルや内索45の繰り返し屈曲が小さい角度で済む利点がある。しかし図9の操作装置80のように、操作用コントロールケーブルの内索45、45を直接イコライザ15に連結することもできる。その場合は組み立て作業が簡単になる。また、内索45をイコライザ15に連結する場合は、プーリ17a、17bに代えて、ケーブルを摺動自在にガイドして方向転換する円弧状の摺動ガイドを採用することもできる。さらに連結ケーブル16a、16bに代えて、リンクによってイコライザ15とプーリ17a、17bとを連結することもできる。
図1に示す操作装置10では、左の連結ケーブル16aを左のプーリ17aで左方向に延びるように方向転換し、右の連結ケーブル16bを右のプーリ17bで右方向に延びるように方向転換している。しかし図10aに示す操作装置81のように、左右のプーリ17a、17bを上下に配列すると共に、左の連結ケーブル16aを右のプーリ17bで右方向に延びるように方向転換し、右の連結ケーブル16bを左のプーリ17aで左に延びるように掛け回すこともできる。それにより操作装置81のハウジングのプーリを収容する部位の横幅を小さくすることができる。
さらに図10bに示すように、プーリ17a、17bに、連結ケーブル16a、16bが係合するガイド溝40aと操作用コントロールケーブルの内索45が係合するガイド溝40bとを並列的に形成することもできる。その場合はプーリ17a、17bの開き角度を小さくすることができるので、さらにプーリを収容する部位の横幅を小さくすることができる。なお、充分にスペースがある場合は、扇状ではなく、円板状のプーリを用いることもできる。
本発明の操作装置の一実施形態を示す平面図である。 その操作装置の一部切り欠き正面図である。 図1の減速機およびイコライザを詳細に示す断面図である。 図3のIV-IV線断面図である。 図1のイコライザの分解斜視図である。 本発明の操作装置を用いたパーキングブレーキ装置の実施形態を示す要部平面図である。 図1の操作装置の制御系統を示す配線図である。 図8aは本発明に関わるナット部材の他の実施形態を示す斜視図、図8bはそのナット部材を用いたイコライザの実施形態を示す断面図である。 本発明の操作装置のを示す要部平面図である。 図10aおよび図10bはそれぞれ本発明の操作装置のさらに他の実施形態を示す要部平面図および要部正面図である。 従来のパーキングブレーキ装置の一例を示す斜視図である。 従来のパーキングブレーキ装置の他の例を示す断面図である。 従来のパーキングブレーキ装置の他の例を示す平面図である。
符号の説明
10 操作装置
11 本体
12 カバー
13 ハウジング
G 減速機
14 ネジ−ナット機構
15 イコライザ
15a 回転支持部
15b アーム部
16a、16b 連結ケーブル
17a、17b プーリ
18a、18b 操作用コントロールケーブル
19 第2カバー
21 取り付け座
22 ネジ
M モータ
23 第1軸
24 第2軸
25 出力軸
26 スクリューシャフト
26a、26b ブッシュ
27 ピニオン
28 第1ギヤ
28a 大径ギヤ
28b 小径ギヤ
29 第2ギヤ
29a 大径ギヤ
29b 小径ギヤ
30 第3ギヤ
32 ナット部材
32a 本体
32b ナット
32c ガイド部材
33 上板
34 下板
35 襠部
36 ケーブルエンド
37 貫通孔
38 スリット
39 係止穴
40 ガイド溝
41、42 支持軸
C1 イコライザの回転中心
C2、C3 プーリの回転中心
44 導管
45 内索
45a ケーブルエンド
46 ケーシングキャップ
47 側壁
48 円弧状の壁
49 連結壁
50 パーキングブレーキ
Se1〜3 センサ
Co1〜3 コイル
52 増幅回路
53 転流回路
54 モータドライバ
55 ケーブル操作位置検出回路
56 マイクロプロセッサ
SW スイッチ
60 電動ブレーキ装置
64 ブレーキドラム
65 ブレーキシュー
66 リターンスプリング
67 パーキングレバー
76 グリース溜まり
77 突出部
78 雌ネジ
80 操作装置
81 操作装置
40a ガイド溝
40b ガイド溝

Claims (5)

  1. モータによって往復駆動されるイコライザと、そのイコライザに連結される一対のブレーキ操作用のケーブルと、それらのケーブルの操作方向を略90度、互いに逆向きになるように方向転換するための一対の扇型のプーリとを備え
    前記イコライザの回転中心がプーリの回転中心に対して傾斜しており、かつ、前記一対のプーリが、傾斜したイコライザに連結される一対のケーブルのずれに対応するように、軸方向に互いにずれて配列されている、
    電動式のパーキングブレーキ操作装置。
  2. 前記イコライザの回転中心がプーリの回転中心に対して30〜60度傾斜している請求項1記載の電動式のパーキングブレーキ操作装置。
  3. 前記一対のプーリの一部が互いに重なるように配列され、エコライザから出てくる左のケーブルが右のプーリで右側に方向転換され、右のケーブルが左のプーリで左側に方向転換される請求項1または2記載の電動式のパーキングブレーキ操作装置。
  4. 前記一対のケーブルのそれぞれが、
    一端がイコライザに連結されると共に、他端が前記プーリに係止され、その近辺がプーリに巻かれている第1ケーブルと、
    一端がプーリに係止され、その一端の近辺がプーリの周囲で、前記第1ケーブルが巻かれている部位から軸方向にずれた部位に巻かれると共に、他端がブレーキ側に連結される第2ケーブルとからなり、
    第1ケーブルと第2ケーブルの巻かれる範囲が少なくとも一部で重なっている、
    請求項1、または3記載の電動式のパーキングブレーキ操作装置。
  5. モータによって回転駆動されるスクリューシャフトと、
    そのスクリューシャフトと螺合するナット部材と、
    そのナット部材の外周に回動自在に設けられる前記イコライザと、
    前記ナット部材の回動を拘束し、軸方向の移動をガイドするガイド部材とを有し、そのガイド部材が前記イコライザの傾斜を維持しながらイコライザおよびナット部材のスクリューシャフト方向の往復移動をガイドする請求項1〜4のいずれかに記載の電動式のパーキングブレーキ操作装置。
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